VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第1節 対 長良クラブ

FC鈴鹿ランポーレを愛するみなさんこんばんは。

サポーターには新年が2度来るといわれています。
最初は,ふつうのお正月。
そしてもうひとつの新年は,リーグの開幕です。



今日は東海社会人1部リーグの開幕戦。
対戦相手は,今年度から東海2部より昇格してきた長良クラブ
昇格組は勢いがあって侮れない。
上等だ!
FC鈴鹿はいつだって挑戦者だ!

13時からのホンダFCの試合。16時からのFC鈴鹿の試合。
今日が待ちきれないナカニシの会場入りは11時。

早すぎるかなーと思って会場に行くと,すでに鈴鹿サポーターがウロウロしている。
レイジェンド滋賀のサポーターさんも来場し,開幕を祝ってくれる。
みなさんあけましておめでとうございます。

会場ではスタジアムグルメが盛りだくさん。
その中から,コスモスさんのパンと,おふくろさん弁当の「ランポーレ応援弁当」を買って,スタジアムへ。
鈴鹿サポーターの仲間たちと(みんな応援弁当食べてた),お弁当を食べながら開幕の時間を待つ。

じっとしていられない。
緊張が高まる。

ホンダ戦が終了(0-0だったらしい)
すぐさま横断幕の設置に走る。
レイジェンドサポーターの力も借りて,無事に全ての横断幕と旗を設置。

白子高校吹奏楽部の演奏。
コパンドールさんのダンス。

始まるぞ。始まるぞ!!!

鈴鹿市の大森副市長の挨拶。

エスコートキッズと共に選手入場。

始まるぞ。新年が始まるぞ。

いくぜ!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・11パブロ
MF 16鈴木雄太・24小澤司・14久保拓也・9大村亮平
DF 6藤田大道・23山之内優貴・5榊親平・3村田雅則
GK 1水谷允俊

開始直後から中盤のプレスが効いている。
今までの練習試合でここまで中盤のプレスが聞いてただろうか?
中盤,前線,ディフェンスラインが連動して相手を封鎖し,ボールを奪いに行っている。
生き物のように相手のプレイを締め付けている感じ。

その中心で輝きを放つ久保拓也(14)。
テクニシャンでいろんなプレイができるだけに,昨年までは少し綺麗すぎるサッカーだったと思う(ごめんなさい。ナカニシの主観です)。
今年の久保は・・・何倍にも成長してるぜ!
中盤で体を張り,周りに声を出してプレスをかけ,前線とディフェンスを間違いなくつないでいる。
泥臭く,汗をかき,ボールのない所でもずっと動いている。
効いている。久保のプレイが効いている。
試合を通じて,久保の集中が切れることはなかった。見事!

中盤の主導権を早い時間帯で奪い,支配率も鈴鹿優位。
だけど,長いボールが入ると,一気に攻めに転じてくる長良クラブ

新加入の山之内優貴(23)。
センターバックで榊とペアを組む。
足もとの上手さ,ヘディングの高さ,そして競り合い。
全てにおいてハイレベルなのだが,なんかまだ完全にチームの中で呼吸が合わない感じがする。
榊との連携も最初はなんか変な感じだったが・・・さすが山之内
試合が進むにつれて,違和感なくプレイを始める。
OKOK山之内
大丈夫。大丈夫。

中盤を支配し,セカンドボールにも反応しているので,鈴鹿のシュートが目立ち始める。
特にシュートチャンスをたくさん作ったのは,これまた新加入のパブロ(11)。
一歩一歩が力強く,前線に出たボールに対する反応も速い。
まずワンタッチ目で確実に自分のボールにするので,そこからの展開も期待ができる。
長良クラブのディフェンスはパブロの突破に苦心している。
パブロのシュート。
そしてパブロからの展開のシュート。
何本ものシュートが放たれるが,ゴールを割ることができない。

前半9分。
右サイドを突破(パブロか大村だと思う)。
中への折り返し。
一発では合わないが,さらに波状攻撃。
体を反転し,窮屈な姿勢からシュートが放たれる。
誰だ?
鈴鹿のファーストゴールは誰だ?
ゴールネットを揺らすのは「ギラギラした北野」北野純也(10)!!!

ゴーーーーーーーーール!!1-0。


会場が沸き立つ。
視界が揺れる。
よっしゃ。さすが北野だ!!!

押せ押せムードの鈴鹿
しかし,長良クラブも崩れることはなく,しっかりと守っている。

右のサイドハーフをポジションにしている大村亮平(9)。
だけど,どこにでも姿を現し,どこにていも人を魅了するようなプレイをする。
一生懸命。そしてそれがファンタジック。
なんかナカニシの周りにも大村選手のファンが多い。
大村がミドルシュートを放つ。
惜しくもゴールの枠をとらえることはできなかったが,大村から得点の匂いが止まらない

試合は6対4で鈴鹿ペース。
中盤でスペースをつぶす久保と,ディフェンスラインからも良く試合が見えている山之内が攻撃をシャットアウトしている。

となるとサイドバックは積極的に攻撃に参加。
特に右サイドが活発になる。

「ライトサイドキング(右の王)」村田雅則(3)。
大村がボールをおさめてタメが作れるので,村田の飛びだすタイミングが生まれている。
しかし,縦+縦ではなく,中・外・中・外のバリエーションが豊富。
その「外」の役目を村田が担っている。
駆け上がってクロスだけではなく,多彩な攻めを右サイドで見せている。
そして,村田も超絶素晴らしいミドルシュートが相手ゴールを脅かす(入ったと思った)。
サイドでしっかり試合を組み立てている。だけど,狙える時はバンバンミドルレンジからシュートを打っている。

カニシの感覚では,前半のシュートは2ケタいっているように思う。
パブロ,大村,北野,小澤が攻めまくっている。
早い段階で追加点を取れば,中盤とディフェンスがしっかりしているので,試合が決まるかもしれない。
早く追加点を。

左サイドの鈴木雄太(16)。
大村を起点とした右からの攻めが多いため,雄太自身がなかなか自分で抜け出してという場面を作りきれない。
そのためサイドだけでなく,中に流れながら,前線を支えセカンドボールを奪いに行っている。
長良クラブはディフェンスラインが低く(この試合あまりオフサイドが無かった)雄太のスピードを生かすプレイは,最終ラインで窮屈になってしまう。
そのため,派手さはないものの,攻守にわたってみんなを支えるようなプレイ。
雄太。ナカニシは見てるぞ。
雄太のプレイを全部見てるぞ!

モヤモヤとした時間が過ぎる。

鈴鹿は攻めている。
シュートも打っている。
パスも回っている。
だけど点が取れない。

ここで前半終了。


ハーフタイムにも白子高校吹奏楽部が演奏してくれる。さらにダンスも!
気合入れていくぜ。

でも,嫌な感じがする。
このまま危ない場面が無く,あっさり終わるとは思えない。
早く追加点を。


後半開始。

鈴鹿の選手の意気は高い。
運動量も全く落ちず,気合の入りも良い。

前半から凄いプレイを連発していた新加入の小澤司(24)。
昨年まで水戸ホーリーホックにいたバリバリJリーガーのプレイは凄まじい。
ボランチに入っていたので,パス中心だがこれはやはり見事としか言いようがない。
パスの通すところが本当に針の穴を通すようなところ。
そして,プレイはとても献身的で集中も切れない。
後半開始早々には右サイドからのクロスを,ヘディングであわやゴールのシーンを作る。
これは良い選手だ。鈴鹿の宝がまたひとつ増えたぞ!

鈴鹿は攻撃の手を緩めない。
選手たちは泥臭く,汗をかき,しつこく頑張っている。
選手達の頑張りにサポーターが答えなくてどうする!
点が取れない?
そんな時に流れを持ってくるのはサポーターだ!

みんなで力を届けよう。
選手たちの想いにこたえよう。
サポーターは選手と共に闘っていることを誇りに思おう。

さあ胸を張って闘おうぜ!

後半25分
(OUT)11パブロ ⇔ (IN)15大久保龍太

大久保がセンターバックに入り,山之内ボランチへ。
小澤がトップ下に入った様子。

大久保が入るとやはりなんか安心する鈴鹿サポーター。
しかしなんと,ここで最大のピンチが。

前がかりになっていた鈴鹿のサイドの裏を長良クラブが突破する。
たまらずサイドに引きずり出される大久保。そこから思い切ったシュート。
さらにこぼれ球が相手の足元に,まずい!!!

鈴鹿のゴールを守るのは水谷允俊(1)
東海リーグ屈指のゴールキーパーながら,昨年は控えキーパーの位置だった。
今シーズンも柴田の控えの立場が続いたが・・・。
この大ピンチに水谷のスーパーセーブ!
さらに2次攻撃に対しても,すぐに立ち上がり反応している。
見事な反応。
素晴らしい集中力。
水谷。ナイスプレイ。素晴らしい!

この試合最大のピンチをしのいだ鈴鹿
ここでやられていたら試合の流れがガラッと変わっていただろう。
やはり,早く追加点を取りたい。

後半27分。
トップ下に入り,よりゴールの位置に近い所でプレイができるようになった小澤司(24)。
その小澤がドリブルで仕掛ける。
足に吸いつくようなドリブルというのはこれか!
スピードもありながらの滑らかなドリブルに対して,長良クラブペナルティエリア内でファウル。そしてPK。
蹴るのは小澤司(24)。
会場中が緊張する。サポーターが祈る。
ピリピリした空気の中で小澤の蹴ったボールは,フワリとした緩いシュート。

ゴーーーーーーーーール!!2-0。


恐るべし小澤司
なんて選手だ!!!

2点が入り,少し余裕が出てきたかと思いきや,鈴鹿はまだまだ前へ前へ。
貪欲に得点を狙っていく。
中盤を制圧しているものの,前がかりのプレイの時は,カウンターがやはり怖い。
縦に長く,またはロングスルーパスを狙う長良クラブ
・・・しかし,悪いな,そこには榊がいるんだよ。
「神の子」榊親平(5)。
裏に抜けてくるボールや,スルーパスへの対応は,やはり群を抜いて上手く,そして早い。
榊の目には全て見えている。
危ない!
と思った時は榊が何とかしてくれる。
榊,今シーズンも頼むぞ!!!

押せ押せムードの鈴鹿
ここで小澤監督はさらなる刺客を送り込む。

後半31分
(OUT)16鈴木雄太 ⇔ (IN)26堂園勝弘

攻守にバランスを取っていた雄太を下げる。
そしてドリブルで仕掛けるのを得意としている堂園が投入。
さらに得点を狙いに行くらしい。

ドリブルがキレキレな堂園。
疲れの出てくる時間帯に,堂園のドリブル攻撃はきついだろう。

そして,左サイドには,さらに走り続ける選手が。
サイドバックの藤田大道(6)。
名古屋グランパスとの練習試合ではセンターバックをやっていた。
カニシの第一印象は,ディフェンスとしてのテクニックがとても高いと思った。
ディフェンス面での心配は全くない。
藤田のディフェンスを破れる選手はそうそういない。
しかし,この試合,ナカニシは新たな藤田のプレイを垣間見ることになる。
左サイドを鋭く突破する藤田。
縦に鋭いだけではなく,中を良く見て臨機応変に攻撃に変化をもたらしている。
ドリブルでの駆け上がりを見ているだけで,気持ちの強い選手と分かるようなプレイ。
藤田のプレイは幅が広い。
これは,またもや良い選手だぞ!!

後半35分。

堂園が突破口を開く。
藤田が外を上がってくる。
長良クラブのディフェンスが藤田につられて一瞬遅れる。
シュートを弾かれるものの,そこに詰めてきているのは久保拓也(14)。

この試合,最初から最後まで良く中盤を支えていた。
何本もシュートを打って,バーに当たったり,枠に行かなかったり。
サポーターはみんな久保のゴールを待ってたぞ!
打て!!!

ゴーーーーーーーーール!!3-0。


久保。良く決めた。
ナイスゴール!!!

試合も最終盤。
両チームの選手達の足も止まってきた。

しかし!
まだまだボールを追う選手の姿が。
まだまだゴールに満たされないギラギラした男の背中が。
北野純也は,まだ満たされていない。
点を取るため,ディフェンスにプレッシャーをかけ,パスを求め,ゴールを狙う。
昨年の地域決勝。最後の最後までゴールを狙って走り続けたのは北野だった。
今年の開幕戦。北野はやっぱり最後の最後まで走り続けている。
北野,ガンバレ!

後半41分
(OUT)9大村亮平 ⇔ (IN)4近藤和哉

攻撃のタクトをふるい続けた大村が交代。
スタンドからも温かい拍手が降り注ぐ。

そして,ナカニシ期待の近藤和哉がピッチの中へ。
少ない時間ながらも,一生懸命にプレイ。
和哉。東海リーグはまだ続くぞ。
今日は少ししか出られなかったけど,次は絶対決めてやれ!!

そしてここで試合終了。

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,ありがとうございました。
お疲れ様でした。

会場にお越しいただいた全てのみなさん,ありがとうございました。
またぜひご来場ください。
スポンサーや協会の方たち,そしてスタジアムグルメを提供いただいたみなさん,チームを支えていただいている全てのみなさん,ありがとうございました。

たくさんの人が開幕戦を支えてくれました。
試合を盛り上げてくださった,ワイエムプラスのみなさん。
いつも見事なダンスで鼓舞してくれる,コパンドールのみなさん。
生演奏での選手入場は気合入ったと思います,白子高校吹奏楽部のみなさん。
水戸からお越しいただいたサポーターの方。
富山から柴田選手の弾幕を送ってくれたサポーターの方。
いつもお世話になっている,レイジェンド滋賀サポーターのみなさん。
選手の親御さんにもたくさん会いました。
議員さんやいろんな関係者の方と会いました。

みなさんありがとうございました。
今後ともFC鈴鹿ランポーレをよろしくお願いします。

開幕戦の難しさは,これまで見てきたのでよくわかります。
力を出し切れずに引き分けになったシーズンもたくさんあります。
この試合,選手や小澤監督にも大きなプレッシャーがかかっていたと思います。
本当言うと,もっと点がほしかったけど,3-0の結果にナカニシはとても良い気分です。

今シーズン初の歓喜の万歳!
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そして,な,なんと中日新聞さんが号外を発行してくれました。
すげー,こんなの初めて見た。
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さて,この試合のvictorycross賞ですが,こういう試合は悩みます。
良い試合というのはみんないいプレイをしているので。
見事なプレイを見せた小澤選手。
中盤を支配しまくった久保選手。
攻撃のリズムを作った大村選手。
みんな良かった。素晴らしかった。

だけど,開幕戦のvictorycross賞は,ファーストゴールを決めた北野純也選手に贈りたいと思います。
キャプテンとして,得点王として,誰よりもプレッシャーを感じていたと思います。
自分がやらなければという気持ちもあったと思います。
そんな中でのファーストゴールはやはり大きな価値があると思います。
北野純也選手。
また,次の試合もよろしくお願いします。

北野選手のファーストゴールを予想された方には,また次のホーム戦以降にナカニシからプレゼントを贈らせていただきます。
お楽しみにお待ちください。

2015のシーズンが始まりました。
この試合が終わった瞬間から,次の試合が始まります。
開幕戦を勝ったからといって浮かれている場合ではありません。

だけど,今日は良い気分で余韻に浸りたいです。

勝ったぞーーーーーー!!!
カニシは良い夢を見ます。

ではまた。