VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第8節 対 長良クラブ

みなさんこんばんは。

長良川の試合会場から帰宅したナカニシです。

実は先日の落雷のためか?ナカニシ自慢のハイスペックパソコンが壊れてしまいました。
そんなことで,妻ノリコの古いパソコンをひっぱり出してきてブログ作成中です。
(いくつかのキーがバカになっているので,ひらがなとローマ字打ちを切り替えて書いています)
いつもと勝手が違うので,読みにくい部分もあるかと思いますがご容赦のほどを。



6時に起床。
良い天気だ。

同行のコールリーダーを乗せ,一路,愛車ブラックパール号は長良川を目指す。
後期日程最初の対戦相手は,開幕戦の相手長良クラブ(以下,長良と書きます)。
前節の藤枝市役所戦は勝利したものの,あまり良い内容ではなかった鈴鹿
長良相手にどんなサッカーをするのか???

会場の岐阜フットボールセンターに到着。
仲間が集まりだす。
鈴鹿の旗が岐阜の地にたなびく。

さあ,胸を張って闘おうぜ!

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・11パブロ
MF 16鈴木雄太・7保﨑淳・23山之内優貴・25矢野純平
DF 9大村亮平・6藤田大道・5榊親平・3村田雅則
GK 13柴田大地

試合開始。

試合開始直後から攻勢に出る鈴鹿
縦へのパスが速い。

ボランチ山之内優貴(23)。
サポーターみんなが前節の怪我を心配していた。
山之内鈴鹿になくてはならない選手。怪我の影響は?
しかし,この試合も元気に出場し天下無双のプレイを見せている。
中盤の主導権争い,セカンドボールの奪取では山之内がやはり強い。
そしてこの試合,縦への速いパスを多用している。
前に早く,前に前に。
ガンバレ山之内!!!

右サイドの「ファルコン」矢野純平(25)。
純平のプレイを一言で言うなら「勇敢」。
ハヤブサのようなスピードと,体ごとぶつかっていく勇敢な魂は,サポーターの心を揺さぶらずにはいられない。
やはり,純平は良い。熱い。
相手ペナルティエリア内に炎のような突撃。ギリギリで止められるものの,こぼれたボールをパブロがシュート。
純平が長良ディフェンスに,ドリルのように穴を開けようとしているのがよく見える。
純平。どんどんいけ!
前のめりのサッカーが純平のサッカーだ!!!

この試合,久しぶりのスタメンで出ているパブロ(11)。
ここまでのリーグ戦でなかなか結果が出ていない。
焦る気持ちも良く分かる。
前線でボールが渡るが,なかなかゴールに結びつかない。
カニシが思うに・・・どうも,受けてからワンタッチ多く触っているように思える。その一瞬でシュートチャンスを失ってしまう。
フィジカルで勝る分,ポストプレイでも体を張るパブロ。
なんとか結果を出したい。
なんとか得点を決めてほしい。

前半14分。
左サイドからの攻撃。
パブロ(11)にボールが入る。
いったんキープし,粘って雄太(16)に預ける。
雄太が間髪いれずに中へ折り返し。

中で待つのは・・・北野でしょ!
切り返しでゴールキーパーとディフェンスをかわし,北野(10)がシュート!!!
イメージ 1

イメージ 2


ゴーーーーーーーール!!!1-0


北野の先制ゴール。
ゴールへ向かう意識が高く,前へ前へのプレイだった。

しかし・・・。

試合は開始直後からずっと鈴鹿ペース。
割合では7対3くらい。
球際の強さや,競合いでは鈴鹿にいくらか分があるように見える。
対する長良は,タックルなどの接触プレイより,パスコースを切るようなディフェンス。
前半の序盤は鈴鹿の効果的な攻撃が何度か見られたが,徐々に長良が態勢を立て直す。

そして,前半の半ばを過ぎたころ,支配率は鈴鹿なのに・・・長良の戦術にはまっていく。

支配率は鈴鹿
パスもきれいにまわっている。
きれいにまわる???
パスをまわさせられているのでは???

パスコースが無く,ボランチとディフェンス間でのパス交換が増える。
長良は追いかけてこない。そして無理に突っ込んでこない。
パスコースを切り,ミスを見つけ,パスカットからの速攻を狙っている。

ボールは長良陣内をまわっている。
ラストパスをフォワードに入れたいが,がっちり守っていて突破口がない。

サイドバック「ライトサイドキング」村田雅則(3)。
この試合,両サイド共にサイドバックの攻撃参加が頻繁に行われている。
長良はサイドに多くの人数を配置しておらず,サイドも鈴鹿がほぼ支配している。
ボランチの保﨑からサイドにボールが供給される。
積極果敢にクロスを上げる村田。
中へ切れ込み,高く,低く,遠く,近く,
いろんなボールを入れてゆさぶりをかけている村田。
しかし,何度もクロスを上げるが長良のディフェンスは中がガチガチに固い。

試合は完全に鈴鹿へペースなのだけど,ものすごく嫌な感じ。

攻めているけど点が入らない。
ボールは持っているけど,相手はそのミスを狙っているのがよく分かる。
サイドバックが上がるにつれて,センターバックの榊(5)と藤田(6)の間隔が開いてきた。実質2バックのようなフォーメーション。

センターバックの「スーパーコンピューター」藤田大道(6)。
藤田のプレイは冷静沈着で間違いがない。
しかし,サイドバックが上がりきった後,センターバックの藤田と榊の守備する範囲があまりにも広くなっている。
ゴールキーパーの柴田からも声が出ている「カウンターに気をつけろ」
どんな時でも確実にディフェンスをする藤田。
なんという精度。なんというスピード。
この試合の前半,長良の打ったシュートは前半終了間際の1本だけだったと思う(公式記録がどうなっているのかは分かりません)。
それはなぜか?
藤田がいるからさ。
イメージ 3


「荒ぶる魂」保﨑淳(7)。
ボランチにポジションをとっているが,フレキシブルにいろんなところに動いている。
サイドに流れてクロスを入れたり,最終ラインに下がってボールを回したり。
大きなサイドチェンジや,ピンポイントのロングパスはやはり見事としか言いようがない。
しかし,保﨑をもってしてもガチガチに守っている長良のディフェンスを崩すのは容易ではない。
パスの出しどころがなく,バックパスが増える。
イメージ 4


ゲームの展開や形を作っているのは保﨑(7)だと思う。
その保﨑がディフェンスライン付近まで下がり,サイドに大きく展開している。
選手たちは,パスの出しどころがないと,後ろの保﨑に戻すので,なかなか前に進んでいるように見えない。
そして全体のスピードがだんだん遅くなっていく。
長良は当たってこない。じりじりとパスコースを読み,パスカットからの「一気」を狙っている。

やはり保﨑はうまい。ゲームを作る技術もパスの精度も1級品だと思う。
鈴鹿の選手たちがパスコースに困った時に,保﨑に戻すのも良く分かる。
だけど,それが同じペースとなって同じリズムとなり,同じ攻めを繰り返しているように見える。

いやな感じの膠着状態。
鈴鹿は両サイドバックも,そして時にはセンターバックでさえも攻撃参加し,突破口を見出そうとするが,それでも試合が動かない。

攻めているのは完全に鈴鹿
長良は防戦一方のように見えるが,気持ちは折れていない。一発を狙っている。

サポーターから声が出る。
コールリーダーの太鼓がリズムを紡ぎ出す。

リズムが悪いなら,サポーターの声で変えていこう。
前を向けないなら,サポーターの気持ちを選手に届けよう。
GO!

ここで前半終了。



カニシはハーフタイムでアップしている選手たちを見る。
みんなで闘わねば大きな勝利はつかめない。
前半途中,ベンチにいる大久保が,タッチラインから出たボールを誰よりも早く走って取りに行っていた。
ベンチの選手たちがフィールドの選手に掛ける声が聞こえた。
柴田のアップを手伝う水谷。
給水用の水を準備する選手。

みんなで闘おう。
カニシはみんなを応援してるぞ。

近藤和哉(4)が呼ばれる。
和哉,フォワードのやることはひとつだ。
相手のゴールにボールを叩き込んでこい!!!



後半開始
(OUT)11パブロ ⇔ (IN)4近藤和哉

前半,鈴鹿が攻めあぐねたのにはもうひとつ理由がある。
この日は,強い風が向かい風であたっていたため。
後半は鈴鹿にとって追い風となる。
鈴鹿には何人も良いミドルシュートを打てる選手がいる。

サイドハーフ鈴木雄太(16)。
攻守ともにバランスの取れた選手であるだけに,チームのために我慢するプレイが多い。
リスクよりもセーフティーに。ミスを少なく。チームのバランスを考え。
もちろんそれは良いことなのだろうけど,どうも雄太のプレイに元気が無いように思える。
もっと荒馬のような,ワイルドな雄太のプレイが見たい。
その雄太が後半開始直後,パッチリ目の覚めるようなミドルシュートを放つ。
良いじゃないか雄太。
サッカーを楽しもう。
ガンガン行こうぜ。自分の持ち味を出していこう!!!
イメージ 5


サイドバックの大村良平(9)。
この試合は相手が引いて守っているため,両サイドバックが高い位置をとっている。
カニシは思っていた。
この高い位置で大村がプレイして何も起きないわけがない。
純粋にサイドバックではなく,ゲームを作り,コントロールし,前線に直接影響力を発するのが大村の持ち味。
この位置からなら,前線に良いパスが出せる。
狙え!大村!!!

後半3分。
大村からのアーリークロス気味のクロスが入る。
きれいな放物線を描いたボールは,遠いサイドの北野の頭に。ドンピシャ!
打つか?!

少し態勢を変えた北野は,頭で中へ折り返す。
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落下点に入ってくるのは,「爆撃機」ボンバー近藤和哉(4)。
和哉のシュート!!!
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入れ!

ゴーーーーーーーール!!!2-0


欲しくて欲しくて仕方のなかった値千金の追加点は,後半途中交代で入って4分後。近藤和哉が得点。

見事なクロスを上げた大村は,さらにドカンとミドルシュートも狙う。
(大村のミドルシュートもえぐいくらい超強力)

試合は一気に鈴鹿ペースに。
長良も2点取られては攻めに出ざるを得ず,前線にスペースができ始める。
支配率は7対3で変わらず。
しかし,前半とは異なり,鈴鹿のパスは流れるように動き始める。

選手たちが前を向いてプレイをし始めた。

後半から入った「爆撃機」近藤和哉(4)
体幹が強いためか?相手に押されても押し負けることが無い。
がっちりと自分のボールにして,味方のプレイを支えている。
和哉が入って,純平(25),雄太(16),山之内(23)のプレイも変わってきた。
この試合,後半徐々に相手ディフェンスにスペースができてきたため,さらに縦への抜け出しや,ワンツーでのディフェンスの裏も狙う。
試合の流れを変える。
良い選手だ。
和哉は最高だ。

2点を取ったものの鈴鹿が守りに入る感じはない。
長良も点を取るために,前線の動きが活発になっている。
前半,温存したのはどっちだ?

サイドバックが上がっているため,長良にサイドの裏に走られることが多い。
クロス?と思いきや,サイドから直接ゴールを狙うシュート!!
見ている観客も,プレイしている選手たちもクロスを上げると思っていただけに,一瞬,逆を突かれる。
「危ない!!」
しかし,ひとりだけ超反応した選手が!!!
鈴鹿のグレートゴールキーパー(SGGK)」柴田大地(13)。
柴田の手がボールをゴールから弾き出す。
素晴らしい・・・。
この試合,確かに相手のシュートは少なかった。
しかし,セットプレイや,速攻からのシュートからゴールを守るのは決して簡単なプレイではなかった。
ゴールキーパーのプレイは得点のように記録が残るわけじゃない。
だけど,ナカニシは記憶しているぞ。柴田のプレイを全部記憶しておく!
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柴田とともに最後の最後で鈴鹿のディフェンスを支える「神の子」榊親平(5)。
この試合では,スペースがあると自らドリブルで攻め上がり,ゴールを脅かすプレイまで見せている。
ドリブルもうまい。パスも良いのを出す。しかし,榊の真骨頂は恐ろしいまでの危機察知能力。
(地味に見えるけど)きっちり体を入れて相手を封じ込めるディフェンス。
榊が体を入れてゴールラインを越える。
何度も見てきた。何度も助けられた。
榊,頼むぞ!
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後半の半ば。
天気は良い。
少し選手たちも疲れてきたか?

長良のディフェンスの出足が鈍くなっている。
少しヨセて来るのが遅くなってきたか?

「ギラギラした北野」北野純也(10)。
昨年,何度も何度もサポーターを興奮のるつぼに叩き込んだ北野のプレイが大人しい。
エゴイスティックなまでのシュートへの独占欲。
恐ろしいまでのゴールへの餓え。
自分が決めてやるという絶対的な自信。
キャプテンになってチームプレイを意識しているためか?
ミスを恐れているためか?
カニシはギラギラした北野が見たい。

後半20分。
ペナルティエリアの外,ゴールまで約20メートル地点。
北野がボールを持つ。
和哉が前線にいる。
しかし北野は・・・。

コースが見えたらシュートを打つ!
持ってからシュートまでが早い!
おおっ!!

ゴーーーーーーーール!!!3-0


自分が決めるという確固たる意志を見せてもらったぜ。
北野。見事。

そして,その後もギラキラしてゴールに迫る北野。
今までとは違う・・・去年の北野の雰囲気を感じる。
ほんのわずかのズレで入らなかったヘディングシュートも!
北野。フォワードは結果だ。得点だ。
いけいけドンドンで行こうぜ!!

後半22分。
(OUT)16鈴木雄太 ⇔ (IN)26堂園勝弘

攻守に奮闘した雄太が下がる。
より攻撃的で自分から勝負を仕掛けられる堂園が入る。

入ったすぐは,試合にすっと入れない堂園(26)。
ポジショニングを迷い,プレイに遠慮が見える。
しかーーーーし!!!
5分後にはドリブルでガンガン勝負をかける堂園の姿が。
ドリブルの切れ味はカミソリのごとく。
ワンタッチ目で相手をかわし,ツータッチ目で次のプレイに移っている。
これは・・・凄い上手いじゃないか。
サポーターからも堂園の応援の声が飛ぶ。
堂園,勝負だ!自分のプレイを見せつけてやれ!
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後半35分。
(OUT)25矢野純平 ⇔ (IN)22臼井祥

後半の終盤は8対2で鈴鹿のペース。
長良を圧倒し始めた。

近藤和哉(4)が止まらない。
山之内優貴(23)が攻撃参加してくる。
村田雅則(3)がフォワードの位置でヘディングを競り合っている。
北野純也(10)がシュートを放つ。
保﨑淳(7)の強烈なミドルシュート

もう1点ほしい。
もう1点。もう1点。

コールリーダーが「WE ARE SUZUKA」のチャントを選択する。

WE ARE SUZUKA!

ここで試合終了。



両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,ありがとうございました。
風でテントが倒れたり大変そうでしたが,運営ありがとうございました。お疲れ様でした。

遠路岐阜までたくさんのサポーターが駆けつけてくれました。
アウェイにこんなに来てくれるなんて本当にうれしいです。
今シーズン,徐々にですが応援してくれる人が増えているのを感じます。
他にも東海帝王ジュニア氏はじめ,たくさんの方が見に来てくれました。ありがとうございました。

最後に,サポーターの仲間たち,いつもありがとう。お疲れ様でした。

帰路,サポーターの仲間たちとラーメンを食べに行きました。
勝利の後の食事はとてもおいしいです。
待っている間に試合の話をしました。
選手を称える言葉が尽きませんでした。

この試合のvictorycross賞ですが・・・。

今シーズンなんか元気が無かった北野純也選手(10)が,久しぶりにギラギラした感じを見せてくれました。
2得点1アシストと,今日の全ての得点に絡む活躍はさすがです。
北野純也選手(10)おめでとうございます。
次の試合もよろしく頼みます。
まぶしいくらいギラギラしていきましょう。
イメージ 11


勝利したものの,この試合の内容は100点満点には程遠いと思います。
バンザイの時に選手の顔を見ればわかります。結果はともかく内容には満足していないでしょう。

だけど,ナカニシは選手たちのことを信じています。
次の試合までに,今日の試合の修正点を直し,さらに強いチームになっていることでしょう。
鈴鹿の選手たちは日々強くなっていきます。

いっつもナカニシは言っています。
「そんな選手たちを応援できてサポーターとして幸せです」

もう次の試合は始まっているぞ!!

今日の試合に勝って浮かれている場合じゃないぞ!

気合い入れていけ!


だけど,今夜はゆっくり休んでください。

ではまた。