VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第8節(5戦目) 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

見事にノドが潰れて声が出ないナカニシです。
素晴らしい試合を全身全霊で応援できるというのは,サポーターの誉れ!
カニシのノド,ナイス!



闘いの朝が来る。
対戦相手はヴイアティン三重(以下,ヴイアティンと書きます)

がんばっていれば,いつか報われる。
持ち続ければ,夢はかなう。
そんなのは幻想だ。
勝たねばならない試合。
負けられない一戦。
全力で応援した試合。
何度も何度も負けてきた。
けれど,それがどうした?
さあ,昨日までのアンリミテッドを超えろ。
それこそがアンリミテッドだ!


桑名の会場に入りサポーターの仲間達と横断幕を設置する。
緊張でノドの奥に何かが詰まっているように苦しい。

会場では出店がたくさん出ていて,イベントもたくさんやっている。
素晴らしい運営に感心。

しかし,ナカニシの心はすでにグラウンドへ。
選手の動きを見つめる。

胸を張れ!!
俺たちが鈴鹿アンリミテッドFCだ!!!!

いくぜ!!!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也
MF 11泉宗太郎・28小澤司・25矢野純平・2大村亮平・8渋谷亮
DF 6藤田大道・30野口遼太・21藤井竜・3村田雅則
GK 17月成大輝

試合開始。

晴天の人工芝。
プレイに支障は無い。
しかし,昨日までの雨の影響か?人工芝が長いのか?
鈴鹿の選手がスリップする場面が多い。
少し心配。みんな気をつけろ。

開幕戦はヴイアティンの強力な左サイド攻撃に(鈴鹿の右サイド)に苦しめられた。
この試合,鈴鹿の右で待ち構えるのは,「不死鳥」矢野純平(25)。
前にも書いたけど,元ACミランガットゥーゾ選手のようなプレイ。
言い換えれば,以前鈴鹿に在籍していた横山和也選手のようなプレイ。
相手を執拗に追い回し,どこへ逃げても獰猛に喰らいつく。
一度抜かれても,また追いかけてきてプレスを続ける。
純平のプレイに終わりは無い。しつこく,粘り強く。
体を投げ出すような献身的なプレイ。
純平,右をやらすな!

しつこくプレスをかけまくる純平の後ろで,「ライトサイドキング=右の王」が狙っている。
サイドバックの村田雅則(3)。
クレバーな頭脳を持つ村田は,純平のプレスの向き判断して,確実に攻撃を止めている。
右サイドは村田の許可無しには通れない。
村田,良いじゃないか。
これだよ!やっぱりうちの村田は最高だぜ!

右サイドを自由にさせていない鈴鹿
ヴィアティンの攻撃は,徐々にアーリークロスのようなロングボールが多くなる。

ロングボールを迎撃する「飛竜」藤井竜(21)。
ヴィアティンのスピードのある攻撃にも完璧に対応している。
サポーターの仲間がつぶやく。
「藤井は完全にひと皮むけた。」
俺が止めるという強い心。
競り合いでは絶対に自分が勝つという自信。
自分がゴールを守らなくてはという責任感。
藤井のプレイを言葉にするなら,無敵としか言いようが無い。
ヴイアティンの攻撃をことごとく弾き返す藤井。
藤井,ひと皮むけて出てきたのは黄金の竜だぜ!
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試合は一進一退。
ボールの支配率も五分五分。
どちらもまだ決定機は無いが,より深く攻め込んでいるのは鈴鹿

前半9分。
左から鈴鹿ボールのコーナーキック
蹴るのは小澤司(28)。
遠いサイドに上がったボールは,逆サイドに流れてしまう。
クリアに向かうヴィアティンの選手にプレスをかけるのは藤田大道(6)
藤田の粘りからボールを奪取。
フォローに行っていたのは藤井竜(21)。
藤井のクロスボールは,クリアからラインを上げようとしていたヴィアティンのディフェンスの一瞬のスキを突く!
ピンポイントパスが・・・野口(34)の足元へ。

音が消えるような感覚。
息を飲む瞬間。
ワントラップして左足が振りぬかれる。
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ゴーーーーーーーーール!!!1-0


野口の見事なゴールで鈴鹿先制!

コーナーキックのこぼれ球を粘った藤田。
ピンピンのピンポイントパスを出した藤井。
そして落ち着いてしっかりと決めた野口。
みんなナイスプレイ!!
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前半序盤を過ぎ,試合は鈴鹿ペースに傾き始める。
鈴鹿のディフェンスは安定している。
そして,相手陣内でのキープの時間が長くなる。

この試合,ボランチに入っている「小さな魔術師」大村亮平(2)。
サイドバックでの出場が多いが,鈴鹿サポーターはみんな知っている。
大村は中盤も良い。
パス回しだけでなく,スキがあれば必殺のミドルシュートを放つ。これがまたエグイ。
引き続き右サイドを潰しまくる純平のこぼれたボールにすばやく反応し,スペースを埋め,そして逆サイドまで大きく使っている。
パスの精度,局面での落ち着いたプレイ,そしてグラウンドのオープンスペースが良く見えている。
前半,鈴鹿の攻撃は右で潰して左で攻める感じ。
そしてその組み立てをしているのは,大村亮平。
これが大村っていうプレイを見せ付けてやれ!
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鈴鹿のペースで試合は進んでいる。
6対4ぐらいで優勢。
ヴイアティンの攻撃はやはり迫力があり,一瞬たりとも気が抜けない。

鈴鹿の攻撃も負けちゃいられない。

鈴鹿のワントップでコールを狙う「餓狼」北野純也(10)。
北野を表現するのに「餓え」と言う言葉はとてもよく似合う。
ゴールゲッターとして貪欲かつエゴイスティック。
それで良い。北野はゴールに餓えていてこそ北野。
開幕戦でもゴールを奪った北野へのマークは当然厳しく,ヴィアティンのディフェンダーがすぐに体をぶつけてくる。
北野に一瞬,いやまばたきほどの時間があれば,ゴールを奪えるのだが・・・やはり研究されている。

前半19分。
またもや左から小澤のコーナーキック
遠いサイドボールが上がるが,藤井が倒される。そして審判の長い笛。
PK???

このPKを蹴るのは北野純也(10)。

シーンとする鈴鹿サポーター。
北野の集中を邪魔したくない。

みんな祈っている。
北野純也に祈っている。

大丈夫。
北野を信じろ。
俺たちの北野を信じろ。

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ゴーーーーーーーーール!!!2-0


さすが北野。
さすが北野。

よーーーーし!!

前半の得点となった小澤のコーナーキックは2本とも左から。

左サイドの攻撃の爆心地にいるのは,「ワイルドスピード」泉宗太郎(11)。
前にも中にも危険な速度で突進してくる泉。
そして突進だけではなく,中の小澤,後ろの藤田との連携で,ショートパスからゴリゴリ抜け出してくる。
泉がスピードに乗りながらプレイしだすと止まらないのだが,やはりヴィアティンディフェンスはフィジカルも強く,体を寄せながら泉の突進を止めている。
しかし,止められてもただでは終わらない。
コーナーキックでさらにチャンスを作る泉。
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前半の半ばまでに2点を取った鈴鹿
ヴィアティンに押し込まれる場面もあったが,試合運びはとても安定している。
ディフェンスは落ち着いていて,危ないシーンもセーフティーに対応している。

前半もう1点欲しい。
無理はしたくない。
このまま前半をきちんと終えたほうがいいのか?
無理をしてでももう1点を取りにいくか?

2点差だと,攻めるのか?守るのか?選手は迷うらしい。
そのため,2点差が一番か危ない点差とも言われる。

センターバックの「THEディフェンダー」野口遼太(34)。
ディフェンスラインでのボール回しで,わざとボールを止めて時間を使っている。
グラウンド全体にその自分の姿を見せる。
『大丈夫,無理しなくていい。』
野口の姿がフィールド全体への指示となる。
大丈夫。野口がそういうプレイをしている。
慌てなくていい。しっかりつないで,リスクのあるプレイは慎重に。
野口のプレイは,身震いするほどダンディ。
男野口。しびれるぜ!
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前半は鈴鹿優位に進む。

その立役者は「ライオンキング」小澤司(28)。
ヴィアティンの攻撃が始まる時,最初にディフェンスするのは?
鈴鹿の攻撃の時,最初にボールを触るのは?
それは常に小澤司(28)。
開幕戦は怪我で出場できなかった。
そして今日。小澤のプレイは抜群。
攻守に渡り,どこを見ていても小澤が絡んでくる。
どうやってもその素晴らしさを言葉で表せない。
ただ言えるのは・・・小澤。頼む!

前半は,鈴鹿優位のまま進む。
支配率は6対4。
攻め込む回数,シュート数ともたぶん鈴鹿のほうが多い。

悪くない。
いや,今シーズン一番の出来で前半終了。

ハーフタイムに控え選手の動きを見る。
みんな気合が入っている。
いつでも出られる雰囲気がムンムンしている。

榊,芦田,竜二,柿本,原,岡田,パブロ
みんな素晴らしい力を持っている。

暑くなってきた。
選手の消耗も激しい。
ここまで完璧な展開。
どう選手交代をするかも難しい。

グラウンドではイベントが行われている。
ヴィアティンさんのイベントの運営は素晴らしい。
ここにはみんなが集う楽しいサッカーの試合がある。

後半開始。
さあいこうぜ!
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鈴鹿の選手交代は無し。

ボランチの渋谷亮(8)。
前試合は吉川,堀河の控えだった。
この試合,吉川が出場停止,堀河が怪我のため出場できない。
カニシは土曜日からずっと思っていた「この試合のポイントは渋谷だ!」
渋谷がセカンドボールをチェックできるか?
渋谷が突破を止められるか?
渋谷が空いたスペースを潰せるか?
試合中,渋谷の顔がナカニシに見える。
目つきが違う!
試合に集中した渋谷の気迫が爆発する。
派手なことはできないかもしれない。
だけど,相手より半歩早くボールに触ることができる。
わずか半歩に全力を尽くせ!
ここに渋谷のサッカーがあるぞ!
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後半11分。
(OUT)25矢野純平 ⇔ (IN)24伊藤竜二

平成26年11月11日
地域決勝の最終戦。対戦相手はクラブドラゴンズ(流通経済大学)。
この日は竜二の誕生日だった。
その日から592日目。
ヒザの手術を経て,「サッカーの申し子」伊藤竜二が公式戦に帰ってきた。
カニシも声にならない。
竜二のチャントが響き渡る。
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さあいこうぜ竜二。
本当にサッカーがしたかったよな。

しかし,緊迫した試合。
そしてその後半。
竜二が入ったタイミングは,あまりにも難しい場面。

後半12分。
鈴鹿ゴールキーパー月成(17)のキックがミスキックとなり,ヴィアティンのフォワードに渡ってしまう。
ゴールキーパーと1対1。
これを決められてしまい。2-1に。

ミスからの失点。
これで試合はさらに難しくなってくる。

後半半ば。
両チームとも疲れているが,得点で勢いづいてきたヴィアティン。
ミスで失点したことで,少し元気が無い鈴鹿

コールリーダーが声を上げる。
辛い時間だからこそ,サポーターが応援しよう。
この時こそ,サポーターの力の見せ所だ!

力を込めろ。
俺たちの想いは,絶対に選手に届く。

後半から特にヴィアティンの球ぎわのアタリが厳しくなってきた。
鈴鹿の選手の何人か痛めている。
ジャッジも取ったり取らなかったり。
グラウンドは熱くなってきた。
その時・・・。

まだまだ冷静に。
確実に。間違いなく。
スーパーコンピューター」藤田大道(6)。
センターバックもできる藤田のプレイは,こんな劣勢の時ほど頼もしい。
ミスの無いクリア。
パスミスの無いボール回し。
疲れてるだろうけど,疲れを見せないアップダウン。
接戦のときこそ藤田は心強い。
藤田に間違いは無い。

後半21分。
(OUT)2大村亮平 ⇔ (IN)16柿本健太

この交代でボランチの大村が交代したため,4-4-2になり,小澤がボランチに下がった様子。
前線に北野,柿本のツートップを置いて攻撃的にしたわけではなく,小澤を下げて中盤の支配率と,展開の打開を狙うか?

試合はヴイアティンに押し込まれるものの,最後のフィニッシュには行かせず,支配率は5分と5分。

ディフェンスの藤井(21),野口(34)に揺るぎは無い。
攻撃の基点である小澤を下げたため,攻守の切り替えは若干遅くなったが,速攻よりも変な失い方をせず,確実にじっくりと攻めている感じに見える。

竜二(24)が前線でボールをキープしている。
試合が見えるプレーヤーだけに,途中出場の自分に何が求められているか良く分かっている。

試合は激しさを増す。
そして,時間は刻一刻と過ぎる。

鈴鹿のディフェンスは崩されていない。
しかし,ゴールキーパーとディフェンスの間に嫌な感じのボールが放り込まれる。
ヴィアティンはそこでの競り合いが強い。

ゴールキーパーの月成大輝(17)。
ハイボール処理を確実にしている。
体もろとも押し込んでくる相手に対して,ポロリともこぼしていない。
高くそしてガッチリと。
ディフェンスとの連携もよく,シュートを打たれても安定してキャッチできている。
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そして,試合終盤にビッグプレイが・・・。


ヴィアティンのセットプレイ?(興奮していてハッキリ覚えていません)
またもやゴールキーパーとディフェンスの間に落ちる。
いっせいに詰めるヴィアティン攻撃陣。
ごちゃごちゃとした鈴鹿ゴール前。
こぼれたボールが不運にも相手の足元へ。
ゴールまでの距離は約2メートル。
相手のシュート・・・やられた!
しかし,超反応でボールに手を伸ばしゴールを守ったのは月成大輝!
凄い!ビッグプレイだ!

そして残り時間をキッチリ守り。

試合終了。

よっしゃ!!!!
バンザイ!!!!
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激戦を戦った両チームの選手に心から感謝を。
選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れ様でした。
たくさんのイベントや出店など,とても素晴らしい運営でした。
ヴィアティン三重のみなさんお疲れ様でした。

会場には1000人を超える観客が来ていただいたようです。
鈴鹿の応援にもたくさんの人が来てくれました。
ありがとうございました。

試合後に,先日入籍を発表した大村選手におめでとうソングを歌いました。
大村選手ナイスプレイでした。末永くお幸せに。

ヴィアティン三重には,以前鈴鹿に在籍していた大野選手が所属しています。
大野選手にご挨拶しようと思っていたのですが,会場で見つけられませんでした。
コールもできなくてごめんなさい。
大野選手,がんばってくださいね。

また,この試合には昨年まで鈴鹿に在籍していた鈴木雄太選手も観戦に来てくれました。
久しぶりに会う鈴木選手は,引き締まった精悍な顔で,少し大人になった感じがしました。
鈴木選手,また月を見ながら応援します。がんばってください。

それと,レイジェンド滋賀のサポーターの方も,観戦に来てくれました。
(自然な感じで)断幕の設置+撤収をお手伝いいただきました。その上,陣中見舞いもいただきました。
レイジェンドのサポーターのみなさん,今日は本当にありがとうございました。また観戦に行きますね。



さて,本日のvictorycross賞ですが・・・,
サポーターで話をしていて,真っ先に名が挙がりました。
無双,無敵。
得点の基点となり,そして最後の最後まで崩されること無く守りぬいた・・・。
「飛竜」藤井竜選手(21)に贈りたいと思います。
ブログ前述のとおり,ひと皮向けた新しい藤井選手のプレイはとても頼もしいです。
藤井選手,まだまだ先は長いです。
コンディションを整えて,次の試合もよろしくお願いします。



大横断幕の寄付金をこの試合でもたくさんいただきました。
毎試合寄付をいただく方も見えます。
みなさんありがとうございます。感謝感謝です。
きちんとナカニシがお預かりさせていただきます。

大断幕は2枚目が完成しました。
10メートル6メートルの大断幕です。
次の試合にお披露目いたします。

その次の試合は,全国社会人選手権東海ブロック予選です。
この試合はトーナメントですので,勝利すれば2連戦となります。

日時 7月2日(土)11時30分キックオフ。
対戦相手 NK可児(岐阜3位)

日時 7月3日(日)11時キックオフ。 
対戦相手 矢崎バレンテ(静岡3位)とFC刈谷(愛知2位)の勝者。

会場は,両試合共に三交スポーツの杜鈴鹿鈴鹿スポーツガーデン)メイングラウンドです。


この2連戦に勝利すると,全国社会人選手権本戦に進出することなり,さらに上へ道が続きます。

先のことを考えるのではなく,まずは,土曜日の1戦をしっかり闘いたいと思いますので,みなさんの応援よろしくお願いします。



今夜はゆっくり眠ります。

ではまた。

(次戦=全国社会人選手権東海ブロック予選)
日時:7月2日(土)11:30キックオフ
会場:三交スポーツの杜鈴鹿鈴鹿スポーツガーデン)メイン
相手:NK可児