VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第6節 対 マインドハウス四日市

やっと来たぜ日曜日。

さて,本日はマインドハウス四日市との三重ダービー第二章。
第一章の伊勢ペルソナ戦は勝利をゲットしているので,是非ともこの試合は勝っておきたい
(いつも勝ちたいけど)。
ここのところのジメジメした天気とはうって変わって,快晴猛暑の中,試合を迎える。

今日のサポーターは40人ほど。少しずつ増えてきている。ありがたいことです。
隣のグラウンドで試合をしていた小学生たちも観戦に来ている。
みんなで一緒に応援しようゼ!

スターティングメンバー
FW 9中村・15石本
MF 7久保田・19横山・14内田・8山本
DF 17木下・6榊・3村田・4大久保
GK 1日向

前節と同じスタメン。
前回の三重県社会人選手権決勝のマインドハウス戦で,得点を挙げた背番号9番,中村に期待。
マインドハウスは,試合前に監督から檄が飛んでいる。
現在,リーグ1勝4敗。8チーム中7位の状況を打破するために,現在1位のFC鈴鹿に勝っ
て弾みをつけたいところだろう。

試合開始。
FC鈴鹿はそんなに背の高い選手がいないので,いつも思うのだが,相手チームが大きく見える。
特にセンターバックはでかい。
お互いサイドにボールを回して,2列目からのビルドアップを狙う。
サイドバックは上がり目に位置しているので,サイドにうまくボールが回れば裏を取れてチャン
スとなる。
さて,どちらがペースを握るか・・・

この試合も前線への決定的なラストパスを狙う内田。
内田は2列目からの飛び出し,サイドへの展開,また自らサイドを駆け上がる八面六臂の活躍。
運動量,技量ともに十分の本当にいい選手だ。

前半6分。
外と見せかけて内田のパスが中村へ。ズバリ!
しかし,四日市のヨセが早い!
コースを潰された「ストライカー」中村のシュートは枠の外へ。残~念。

前半10分。
FC鈴鹿の魔のゾーン。DFとボランチの間でシュートを打たれる。ヤバイ!
日向のウルトラマンセーブ!まさに「守護神」

今年2度目の対戦となるマインドハウスは,やはり研究してきているのか,サイドをしつこく潰し
てくる。
なかなか縦に走り出せない横山と久保田。
裏を狙う榊と木下もリアクションプレイが中心で,ペースを握らせてもらえない。

しかーし,FC鈴鹿はサイドが駄目なら中から行くぜ!

前半22分。
中からサイドに流れながら中村がポストプレイ。
中村(ポストプレイ)⇒内田(2列目から走りこんで)⇒榊(シュート)!惜しい!ホント惜しい!
外から中ではなく,中から外への動きでチャンスを作る。

さらに前半29分。
「ジャックナイフ」石本が相手ディフェンスラインを切り裂き単独中央突破!
プレッシャーで十分な体勢でシートが打てず残念。
前線からのプレスや裏を取る動きで,走り回る石本。
しかし,前線のプレスでショルダーチャージ(肩と肩で!)してイエローカードをもらう。
審判そりゃおかしいよ???
石本,気にせず切り裂きまくれ!

中盤の潰しあいも活発。内田も前線で一呼吸置けない。
横山もフォローに中に入ってくる。
灼熱の人工芝の上で「ダイナモ」横山の動きは相変わらずキレが良く素晴らしい。

ジリジリする時間が過ぎて前半終了。

太陽は人工芝のグラウンドを照らし,陽炎が立っている。
サポーターも頑張らねば!

サポーターの持ち歌は
「アレアレの歌」と「FC鈴鹿コール」と「オレオレの歌」
カニシの新曲「フォルツァの歌」は未完成。
持ち歌が少ない・・・
ちなみに,『アレ』というのはフランス語で『行け!』という意味らしい。

さて,後半開始。
後半開始直後,中盤に人をかけてくるマインドハウス
押し込まれるFC鈴鹿
キャプテン「薩摩隼人」大久保と「ソフトタッチ」村田が,決死のクリア。
前線で相手FWが詰めてきて,クリアコースを潰してくるため,クリアボールが相手スロー
インになりがち。なかなかサイドDFにボールを生かしてつなげられない。

数少ないチャンス到来,サイドの木下にフリーでボールが渡る。
木下からの組み立ては,何が起きるかワクワクする。
中盤を経由して「エース」久保田へ。
久保田の単独突破!2人のDFをヒョイヒョイ抜いて・・・
逆サイドから横山がダッシュ!中では中村がマークを振り切る!石本は久保田のフォロー!
残念ながら相手センターバックがフォローしてコーナーキックへ。
惜しい攻めだったけど,木下,久保田の左からの攻撃は,シャープでクールでビューティフル。
サポーターも沸き立つ。

同じくチャンスと見るや,横山もサイドを突破。
サイドは固められているので中へ。相手DFとボランチの間へ切れ込む。しかし,コースが無く
てシュートを打てない。どこへ出す?
横山を追い抜く榊の動き!うまい!応援している小学生にお手本のようなサイドアタック!
中であわせられなかったけど,横山,榊の右からの攻撃は,ハードでホットでワンダフル。
盛り上がるサポーター。

後半の劣勢を挽回するために,大久保,村田も機を見て前線へ。
一進一退の攻防の中,両チームとも決定的なチャンスを作れず,ペースも単調になる。

後半17分。監督が動く。
OUT横山(19)⇒INチョン(11)
後半の疲れの出る時間帯で,「韓国の猛犬」チョンを投入。
これは相手には嫌な選手交代だと思う。
横山を下げてチョンを入れるところを見ると,監督はドローは全く眼中になし。
勝ちに行く気満々の指示が飛ぶ。よっしゃ!いけいけ!

しかし,両者一歩も譲らない展開。
FC鈴鹿にチャンスがあるのと同じくらい,マインドハウスにもチャンス生まれる。

プレッシャーのきつい中盤で立ちふさがる山本。
DFラインの少し前の,バイタルエリアを完全に封鎖。体の大きな相手に一歩も引かず,抑え続け
る。ナカニシの感じでは,ミドルシュートはほとんど打たれなかったはず。

木下が上がったところにカウンター。裏を狙われて左サイドにきれいにボールが回るが,木下の戻
りは・・・超速い!
強引にスライディングでカバーする。気迫が伝わってくる。
いいぜ木下!やったれやったれ!

後半投入されたチョンは前試合出場機会が無かったので,放たれた矢のように猛烈に走り回る。
しかし,中盤の潰しあいで,良いパスが前線に入らない。
スピードと猛烈なフィジカルを併せ持つチョンは,言うなれば軽自動車がグラウンドにいるような
感じ。
正当な競り合いでも,相手は派手に吹っ飛ぶ。
今回の審判はショルダーチャージでも相手が転ぶと,ファウルをとるので(?)いきなりイエロー
カードをもらうチョン。あーあー。審判そりゃ無いよ。

ここでまた監督が動く。
OUT石本(15)⇒INユン(23)
中盤が押し込まれている中での,前線の交代。
数少ないチャンスを,「韓国のテクニシャン」ユンの個人技にかけるか?

後半40分。
チョンがダッシュした先にいたDFにぶつかって2枚目のイエローカード
決して悪意のあるプレイではなく,スピードを止めきれなかっただけなのだが,無念の退場。
いやー,それは厳しすぎるよ審判・・・ホントに。

押し込まれるシーンが続く。
前線に人を投入するマインドハウス
誰が放ったか分からないけど,相手選手の弾丸シュートが!!!
やられたか?
その時「守護神」日向が超反応!左手で弾いたボールはゴール前でふわりと浮く!
まだ生きてる。ヤバイ!
それをクリアしたのは,頼りになる男「エース」久保田!
ナイスフォロー!

防戦一方のFC鈴鹿
しかし,常に得点を狙う姿勢を見せる。
一人少ないので前線に人数をかけれないが,一瞬のカウンターを狙う!

中盤でボールを受けたユンから右に流れた内田へ。
ポジションチェンジで相手DFの内田へのマークが遅れる。
内田が中へクロス。DFの間をすり抜け,まさに糸を引くようなピンポイントクロスが中村へ。
中村ジャンプ!
決めろー。ストライカー!
あと,5センチクロスが低かったらジャストミートしていたのだが,惜しくもヘディングしたボ
ールはゴールならず。

試合終了。
結果,スコアレスドロー
残念だけど,恒例のバンザイならず。


以下,ナカニシの私見なのでご容赦を。
今回の試合の課題は,連携,組織力だと思います。
選手の個々の力は相手チームに劣っているとは考えられず,技量・体力ともにこちらが勝っている
ように感じました。
しかし,単純なパスミス,意思の疎通の点で,もったいないプレイが随所にありました。
また,2列目からの追い越す動きや,逆サイドの動きに対しても連携が悪く,出せるときに出せな
い事も散見されました。
味方選手のプレイスタイルを知ること,チーム全体の意思の疎通,ちょっと古いですがアイコンタ
クト,もっと古いですが声をたくさん出すこと,この辺りに改善の余地があるように思いました。

まだまだ未成熟なチームなのかもしれません。
その分,もっともっと成長できるはず!まだまだ強くなれるはず!
FC鈴鹿がもっと強くなるために,0-0の試合は必要だったのかもしれません(心の底から残念
ですが・・・)。

選手のみなさん,スタッフのみなさん,サポーターのみなさん,それと選手のご家族の方,暑い中
お疲れ様でした。
victory crossの応援もFC鈴鹿と同様,どんどん進化していきたいと思うので,次の試合目指して
頑張りましょう!

よしっ!
0-0の試合の緊迫感は十分堪能したので,もういいです。
次はやっぱり勝とう!

日曜日が待ち遠しい・・・
ではまた。