VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

全国社会人選手権東海予選決定戦 対 マルヤス工業

全国社会人選手権東海地域大会2日目。
今日勝てばCブロックの東海代表として,全国の舞台に立つことができる。
鈴鹿から全国へ。上に行こうぜFC鈴鹿

対戦相手は,強豪矢崎バレンテを下して勝ち上がったマルヤス工業
矢崎バレンテは東海1部リーグの首位争いをしているチームで,相当強いはずだが,2-0
で快勝したらしい。
某組織のH氏によると,試合内容として見てもマルヤスの完勝だったそうだ。
マルヤスはカテゴリー的には格上だけど,どっちみちJへ上がっていく時には蹴散らさねば
ならないチームのひとつ。

やったれや!

今日のスターティングメンバー
FW 9中村・15石本
MF 7久保田・19横山・14内田・8山本
DF 17木下・26森本・6榊・4大久保
GK 1日向
イメージ 1


村田は昨日の怪我で出場できない。
代わりに新加入の森本が昨日に引き続き出場する。
腰を痛めて昨日はスタンドで観戦していたチョンもベンチ入り。ジョーカーとして出てくる
か?

試合開始。
マルヤスはセンターフォワードの10番。右サイドの17番,センターバックの2人が飛び
抜けて大きい。
また,10番の周りにシャドーストライカー的に動くテクニシャンの8番が。
開始早々,押し込まれるFC鈴鹿

「ハイタワー」森本が体を張って空中戦を支配する。
ポストプレイから走りこんでくる2列目の選手を「キャプテン」大久保が絶妙のフォローで
危なげなくクリア。

マルヤスのサイド攻撃も熾烈を極める。
特に左サイドの17番は大きくて早い。
自分よりも頭ひとつ大きな相手に,一歩も引かない木下。

今までFC鈴鹿よりも大きな相手とあたったことは何度かあるが,今までの相手と違うのは,
寄りの速さとアタリの強さ。つまりマルヤスは,よく動き,よくあたる。

前半17分。
ペナルティエリアから少し離れた位置でFKを獲得。
キッカーは「スピードハンター(音速の狩人)」木下謙一!背番号17番。
ペナルティエリア内には「ハイタワー」森本が待つ。
逆サイドには流れてくるボールを待つ「エース」久保田。
少し下がったところに,セカンドボールを狙う「(ニックネーム考え中)」内田。

どこに蹴る?木下!

助走から木下が狙ったのは・・・・ゴール右隅!!!この距離で直接か!!!
しかし,壁でコースが限られていたのでキーパーが反応する。
が!!!無回転の低い弾道のシュートは少しホップし,キーパーの手をすり抜け・・・
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!
なんとビューティフルなFK。木下見事!

狂乱のサポーター席。
コールもめちゃめちゃ,太鼓も鐘も乱打。
かくいうナカニシも右手を突き上げ絶叫。

サポーター席にアピールする木下。よしっ!ナイスゴール!

一進一退の攻防。
お互いディフェンスラインが硬く,なかなか突破することができない。
マルヤス,鈴鹿ともにロングフィードが正確。左右に振り分けグラウンドを大きく使ってい
るのがよく分かる。
ディフェンス陣の間に入ってくる相手FWに対して榊がナイスフォローを見せる。
サイドの攻防が激しくなかなか駆け上がれないが,ルックアップし広い視野でディフェンス
ラインをフォローする榊。

攻撃陣もなかなか大変。
中村はスルーパスを狙い左右に流れるが,パスの出所のチェックが速く,良いボールが供給
されない。
また「ジャックナイフ」石本も,1枚目を切り裂いても2枚3枚とフォローが入る硬いディ
フェンスラインにてこずっている。

お互い決定機を作れないまま,前半終了。

ベンチに帰る選手の消耗がよく分かる。
今日の試合はなかなかハード。

円陣を組んで「キャプテン」大久保の一喝で後半スタート。
ボールの支配率は,ほぼ互角。
ディフェンスラインはお互い硬いので,セカンドボールの処理で形勢が一気に傾く。
鈴鹿の誇る内田,山本のボランチ2枚看板はいつにもまして獅子奮迅の活躍。
内田も山本も勇気あるプレイで,大きな選手に臆することなく体を寄せていく。

後半7分。
ラインから出たと思われるボールをキャッチした木下のプレイが,ハンドをとられる。
ゴール右からの危険な位置での相手FK。全選手が戻りディフェンス。
サポーターからも大声援が。

ディーフェンス,ドドドン
ディーフェンス,ドドドン
ディーフェンス,ドドドン
(守りきるまで続く)

高く大きい選手が多いマルヤスに対して,セットプレイは怖い。
キーパー「守護神」日向から指示が飛ぶ。
なんとか,危ういところでクリア。

膠着した状態で頼りになるのは「エース」久保田翔!
カウンターで攻撃に出たときに真っ先に前線へ走る。
吸い付くようなトラップから,相手DFの数が揃わないのを見て中へ進入。
シュートコースを探すが打てない→フェイント→打てない→バックパス→山本のミドルシュ
ート。惜しくも枠の外へ。
マルヤスDFはシュートコースを潰すのもうまく,戻りも早い。
テクニシャンの久保田に対して単純に飛び込んでこないので,ドリブルで抜きにくそう。

今日も横山は元気印!
右サイドを支配していたかと思うと,ボランチのフォローに回り,カウンター時には
自陣のゴールから相手ゴールまで全力ダッシュ
ハードなゲームに相応しい良い動きをしている。

後半23分。監督が動く。
OUT石本(15)⇒IN大柳(5)

なかなか点が入らないので,逃げ切りを狙う守りの体勢か?
「闘将」大柳が守備的MFに入り,バイタルエリアの相手を潰す。
大柳の投入でさらに硬くなるディフェンスライン。

中村がワントップで前線に残り,必殺のスルーパスを待つ。
しかし,相手DFのアタリも相当強く,東海リーグで数々のゴールを奪った「ストライカー」
中村ですら自由に走らせてくれない。

後半30分。
(ちなみにこの試合は40分ハーフ)
OUT中村(9)⇒INチョン・クアンシク(11)

「韓国の猛犬」チョンを投入。
中盤の攻防が激しく前線のサポートは望めないため,少ない攻撃機会をチョンの突破にかける。

後半35分。
OUT横山(19)⇒INユ・ビョンフン(22)
昨日今日とグラウンド狭しと走り回った横山が交代。
ボランチにユ・ビョンフンを投入。

これで攻撃はチョンと久保田に。
実質4-4-1-1のフォーメーションで逃げ切りを計る。

守れFC鈴鹿
ロスタイムは1分。
残りわずか。

最後のチャントはvictory crossの唯一の(ちゃんと歌える)応援ソング「アレアレの歌」
アレアレア鈴鹿
アレアレア鈴鹿
アレアレア
アレアレア
アレアレア鈴鹿

あと少しで全国に手が届く・・・
うまく歌えないナカニシ・・・

そして終了のホイッスル!

よっしゃーーーーーーー。
よくやったーーーーーーー。

(しばし呆然)

昨日,保留になっているバンザイ三唱。
バンザーーイ,バンザーーーイ,バンザーーーーイ。
声の出ないナカニシ・・・

こんな田舎の鈴鹿から,全国大会へ行く・・・。FC鈴鹿最高!胸を張って全国へ行こうぜ!

スタンドからキャプテン大久保に声をかける。
下を向いて,一人で歩いていってしまう大久保。
今日の試合を振り返っているのか,高ぶる気持ちを抑えているのか。
キャプテン,ホントにお疲れさん。

さて,今日のvictory cross賞は・・・
無失点で抑えたディフェンス陣は100点満点。
中盤の競り合いで一歩も引かなかったボランチも100点満点。
キーパー日向,よく守った100点満点。
選手全員100点満点。
でも,ナカニシ的に今日101点の選手が!
値千金のゴールを奪い,自分より頭ひとつ大きい選手と互角以上に渡り合い。
2日間にわたりフル出場で,なお運動量がまったく落ちなかった,背番号17番「スピードハ
ンター」木下謙一選手にあげたいと思います。

選手のみなさん,おめでとうございます。
スタッフのみなさん,おめでとうございます。
サポーターのみなさん,おめでとうございます。
そして,こんな素晴らしいチームが鈴鹿にあることを心から感謝します。

サポーター・・・やめられまへんな~!

さて,言い忘れましたが,来週は東海リーグ再開。
7月12日は名古屋クラブをホームで迎え撃ちます。
もう,無敗で突っ走っちゃえ!!!