VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第26節 対 Honda FC

みなさんこんばんは。

 

JFL3連覇中。

天皇杯ではJチームを倒しまくって台風の目。

現在,ブッチぎりの首位独走。

JFLで一番強いチームは?

それはHondaFCです(以下,ホンダと書きます)。

 

今日,鈴鹿はホンダに勝ちました。

(贔屓目ですが)まぐれではありません。

だから,鈴鹿がホンダより強いかといわれれば,まだまだだと思います。

そんなにナカニシは甘くありません(笑)。

だけど,ひとつだけ言えるのは,『鈴鹿の選手たちはJFLで立派に通用する!』

と言うことです。

 

 

 

試合の朝を迎える。

最近,雨模様の試合が多かったが,今日はほぼ快晴の朝。

昨夜から準備している荷物を,もう一度確認してAGFへ。

 

今日の対戦相手のホンダが強いのは身に染みて分かっている。

都田でのアウェイゲームでは,善戦したが敗戦。

そして大量失点の恐怖を感じた。

 

会場に到着し,ボランティアスタッフの仲間と共に,黙々と準備を進める。

今日は,稲生高校さんが手伝ってくれて,とても助かる。

ありがとうございます。

 

ホンダの優勝の可能性も有ることと,鈴鹿のホンダの方も来ていただいたためか,たくさんの人が試合を見に来てくれる。

ありがたい。良い試合をお見せしたい。

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試合前にはホンダサポーターとのエール?「全開ホンダ」交換。

ホンダのサポーターさんは,JFLを凄く楽しんでいて,素晴らしいと思う。

良い試合には良い応援がふさわしい。

 

試合前にサポーターに話をする。

 

俺たちは,

俺たちの応援を,

胸を張って,

堂々としよう!

それだけだ。

 

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 16小口大司・7リンタロウ

MF 13遠藤純輝・11泉宗太郎・19海口彦太・6藤田浩平

DF 34野口遼太・15中村俊貴・4キローラン木鈴・2原広樹

GK 23岩脇力哉

 

試合開始。

 

正直なところ,鈴鹿には怪我人が多い。

そんな中でチャンスがめぐってきた選手もいる。

準備?

試合に餓えたヤツらが準備してないわけないだろ!!!

 

ホンダも鈴鹿もフォーメーションは4-4-2

だけど,それぞれの動きと配置が違うため,鏡のように選手がはまっているかと言うとそういうわけではない。

試合序盤は,どちらかと言うと,鈴鹿は左から攻める。

ホンダはバランスよく中→外→中とパスをつなぐ。

 

試合は鈴鹿が押し込む展開から始まる。

鈴鹿が先手を取った大きな理由,それは・・・。

 

ボランチの,「若武者」,海口彦太(19)

前戦のソニー仙台戦でもスタメン出場したが,悔しい結果となった。

だけど,その時からナカニシは海口のキレが増しているように思えてならなかった。

王者ホンダ。アウェイではゴールも上げている。

海口が大物を喰らうには最高の舞台だ。

この試合,海口が中盤でチェックしまくる。

ひとつひとつの動きに無駄が無く,やることなすことキレキレの状態。

ホンダの中盤にプレスをかけてボールを奪い,そこから攻撃を組み立てる。

海口!目が光ってるぞ!ゾーンに入ったな!

そして海口はディフェンスだけでなく,ドリブルもシュートも行ける!

運動量はチームでナンバーワン。

動いた分だけボールに触れて,汗をかいた分だけチャンスを作る。

カッコイイ!

海口カッコいいぞ!

やったれ!!!

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前半早々のコーナーキック

キッカーは,なんと野口遼太 (34)

野口の悪魔の左足からリンタロウ(7)!

そしてこぼれたボールに中村俊貴(15)が反応する!

惜しい!

 

鈴鹿フォワード,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

現在JFL得点王。もちろんホンダのマークもキツイ。

鈴鹿は中盤でカットからのショートカウンターのリスクを軽減するため,前半序盤はよりロングボールが多い。

それで良い。リンタロウなら高さで十分勝負できる。

ヘディングで競合うリンタロウだが,ホンダディフェンスも堅く高く,きちんと落とせているわけではない。

しかし,今日のペアは獰猛に走り回る小口大司(16)

小口がこぼれたボールに走りこむので,ホンダディフェンスにプレッシャーがかかる。

そこを見逃していないリンタロウ。

クレバー!そして,クール!

リンタロウが「凛」と前線で張っている。

身にまとう雰囲気が良い。

これはやってくれるぞ!!!

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前半の序盤を過ぎて,ホンダが押し戻してきた。

ボールをトラップすること。そしてパスすること。

その基本技術が抜群にうまい。

トン,トン,トン,トン,ホンダはこのリズムではない。

トトトン,トトト,トン,こんな感じでパスが動く。

一瞬では遅れる。

見ていたら遅れる。

感じて動いてやっと間に合う。

ホンダを止めろ。

そのためには,「考えるな!感じろ!」

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

パスをつなぎ,人もボールも動き続けるホンダを止めるには,藤田が行くしかない。

ホンダの攻撃の半瞬先を読んで,そこ!で止める藤田。

たぶん,もの凄く高度に,もの凄く頭を使ってディフェンスしている。

一息は入れられない。互いに息を止めながらのラッシュ。

藤田の周りの選手が藤田に合わせてディフェンスする。

十分な連携。十分な指示。十分に戦えている。

この真剣の日本刀で切りあうような中盤は,試合の最後まで続いた。

藤田,良く持ちこたえた!

凄い!

マジ凄いぞ藤田!

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主導権の奪い合いでバチバチやっている試合。

攻守の切り替えも早く,そして互いにコンパクトの極み。

引いたらやられる。

ビビッたヤツから振り落とされるような試合。

なんだこれは?

なんかレベル高くないか?

ホンダに引っ張られてるせいか,鈴鹿の選手たちの動きも飛び切り良い。

 

センターハックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)

ホンダのフォワードは長身のフィジカルの強そうな選手と,スピードとテクニックの小柄な選手のペア。

空中戦で遅れを取る木鈴ではないが,スピードを活かしてオフサイドギリギリで裏へ走られるのが怖い。

そしてアウェイホンダ戦では,裏を取られて失点している。

しかし,前半の木鈴は裏への反応が抜群に良く,一歩遅れて出るようなことがない。

半瞬,本当にわずか少しだけ早く下がり,体を入れてクールにサイドにクリアする。

木鈴良いじゃないか。良いじゃないか。

なんかちょっと前から思ってた。

木鈴は前へのディフェンスだったけど,最近,後ろへのディフェンスが良くなっている。

前にも強く,後ろにも強い。

木鈴!頼むぞ!

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鈴鹿とホンダ。

主導権と攻守はめまぐるしく変わるが,お互い食い込めないので,コーナーキックは少ない。

膠着するとセットプレイが怖い。

そして,ついに前半ホンダのコーナーキックの場面。

 

ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(23)

ホンダのコーナーキックに対して,一直線にパンチングする。

パンチング?そんな優しいものじゃない。あれはゲンコツだ!

前試合で5失点した。ループシュートも決められた。

仙台からの帰路どんな想いだった?力哉?

キーパーを変えるかと思ったこの試合,監督は力哉を使ってきた。

力哉,分かってるよな。自分が何をすべきなのか?

取り戻せ!自分のプレイを取り戻せ!

この試合,力哉のプレイに一寸の迷いも無かった。

ゴールキーパーとディフェンスのパス交換?

いや,蹴る時は蹴れば良い。自分の判断に迷うな!それで大丈夫。

前戦の試合後に力哉がツイートした「サポーターの気持ちに応えるよ」

いやいや,俺たちは力哉のプレイに応えるぞ!

聞こえるか?力哉のチャントが!!!

力哉!パワーーー!!!

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試合は一進一退。

どちらにも得点のチャンスがある。

それをお互いにギリギリでしのぐ展開。

息苦しいような緊迫感を振り払うかのように声を上げる。

 

スタメンでフォワードに入る,「駒沢魂」,小口大司(16)

前半序盤の鈴鹿は,センターのリンタロウをターゲットにしつつ,サイドの裏を積極的に狙っていた。

左は遠藤純輝(13)右は泉宗太郎(11)。

そして,その両方に小口が粘っこく,しつこく絡んでいく。

小口は動きながらボールを受けることも上手く,スピードも早い。

良いアクセントになりつつ,自らシュートも放つ。

そして,特筆すべきは,小口!ヘディング強い!

前半序盤はリンタロウがターゲットになっていたが,徐々に小口もヘディングで競合いつつ,リンタロウ(7),純輝(13)に上手く落としている。

オールマイティ。オールラウンダー。オールオーケー。

それでいてボールに餓えた狂犬のようにグラウンドを走り回る。

小口,ボールに喰らいつけ。

頭?足?いやその口でボールにかぶりつけ!

GO!チャンスを掴め!

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試合は緊張感が有る。

1点も入っていないが,もの凄く内容が濃く感じる。

なので膠着していると言う感じではない。

両チームの圧力が凄い。

中盤がバリバリにやりあっているため,カットされれば一気にやられる。

そのため,鈴鹿もホンダも自陣そばのミスを避けるため,早め早めに展開して相手陣内でプレイをしたがる。

その押し合い。その掴み合い。

 

サイドバックの,「鬼神金剛」,原広樹(2)

出場機会が少ない中で,ついに俺たちのヒロキが出てきた。

この試合,野口(34),木鈴(4),中村(15),原(2),ディフェンスラインの全員が地域CLを乗り越えてきた猛者だ。

鬼神の心を持つヒロキに対するナカニシの信頼は厚い。

ヒロキがタダで通す訳が無い。そう,訳が無い。

ハートは煮えたぎっているはずなのに,ヒロキのプレイは非常に冷静。

焦らず,引かず,そして迷わず。

試合に出られない間に,ヒロキがどうやって過ごしてきたか良く分かる。

ヒロキはずっと,自分の長い牙を磨きながら戦っていたに違いない。

前半はリスクを管理しつつ攻撃は抑え気味。

でも,その目が鬼の目になっていることは間違いない。

ディフェンス時は中に絞ってタイトにコンパクトに。

良い。安定している。

ヒロキ,相手はJFL最強のチームだ。

上等だろ!

相手にするには最高だろ!

頼むぞ!!!

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試合はピリピリしたまま進む。

 

ここで前半終了。

 

 

ハーフタイムには,鈴鹿のレジェンド中のレジェンド,榊親平元選手が岡田明久元選手(今はスタッフ)とトークショーを行う。

カニシは後ろで班長と横断幕を持って立つ。

 

榊選手は11年間,鈴鹿でプレイした。

そして,今,鈴鹿で働いている。

嬉しいことだ。とても嬉しいことだ。

榊。今日のマッチスポンサーの第一不動産販売さんで,家買っちゃいな!!!

 

榊くん,岡田スタッフ,そして第一不動産販売さん,ありがとうございました。

 

試合は0対0。

しかし,1点入ればバタバタっと点が入る可能性も感じる。

何か起きるかわからない。

 

ただ,唯一分かっているのは,鈴鹿はがっぷり四つの試合で,ホンダに負けていないということ。

良く戦えている。

良く集中している。

 

 

後半開始。

 

サイドハーフでスタメン出場した,「疾風怒濤」,泉宗太郎(11)

泉も出場機会が少なかったが,この大一番で出てきた。

鈴鹿はサイドの裏を狙っている。

泉の泉たる,プレイを見せる舞台は整った。

後半早々に,右の裏へロングボールが出る。

ホンダのディフェンスが体を入れてゴールキックに逃げようとする。

「!」それは泉の得意な土俵だ!

体を少しだけ入れて足でボールに触り,体を回転しながらボールを奪いゴールに向かう泉。

速さだけじゃなく,その強さ。これぞ泉宗太郎。

絶好のチャンスを作り出し角度の無いところからシュートを放つが,ホンダゴールキーパーに阻まれる。

そして,泉はその肉体をフルに活かして,どっしりとした良いディフェンスをする。

サイドバックのヒロキ(2)と泉(11)。

何度も何度も前後でペアを組んでいる。

マークの受け渡し,ディフェンスのやり取り。贔屓目に見なくても完璧だ。

良いぞ!泉!ドンドン行こうぜ!

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後半からよりホンダの支配率が増してきた。

4対6でホンダがボールを保持している。

しかし,鈴鹿の4ディフェンス,4ミッドフィールダーのディフェンスはコンパクトで,ホンダですら崩すことが出来ていない。

中盤の海口(19)の運動量は変わらず多く,ホンダのパススピードが遅くなると,バクッと体を入れて強引にでもボールを奪いカウンターへ。

 

パスをまわすホンダ。

虎視眈々とカウンターを狙う鈴鹿

そんな感じで時間が進む。

 

サイドハーフ,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

鈴鹿のカウンターには,たいたい純輝が一枚噛んでいる。

そのスピードと足元の確かな技術は,カウンターの申し子と言っても過言ではない。

前半も,後方の野口から巻いて裏へ落ちるパスが良く出ていて,純輝の侵入から中でリンタロウ(7),小口(16)が狙っていた。

足を止めるよりも,動きながら受けたい純輝。

そうすれば,よりそのスピードを行かせる。

そして・・・

 

後半14分

ゴールキーパーの力哉(23)から大きなキック!!!

前線で小口(16)が体をめいっぱい伸ばして,ヘディングで競り勝つ。

落としたところには,リンタロウ(7)

リンタロウ(7)から浮き球のパスがホンダディフェンスの裏へ。

その時点で,すでに純輝はトップスピードで走っている。

ボールを受けてドリブルする純輝。

ホンダディフェンスが体を寄せるが,純輝はビクともせずに跳ね返す。

ゴールキーパーも飛び出している。

そのゴールキーパーも抜いて無人のゴールへ!

見事!

ゴーーーーーーール!!!1-0

爆発するスタンド。

狂乱の鈴鹿サポーター!

先制したぞ。ホンダから点取ったぞ!

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純輝の見事なカウンターからのゴール。

力哉→小口→リンタロウ→純輝

全てほぼダイレクト。仲間を信じて足を動かし続けた結果!

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純輝のハートマークも光り輝く。

もう一度言おう!

見事!

 

締めろ!

ここ締めろ!

ホンダが来るぞ。

 

センターバックの,「ザ・ウォール」,中村俊貴(15)

ディフェンスの要として,別人のように落ち着いている俊貴。

良く見えている。良く走っている。

後半開始早々には,岩脇が抜かれてゴールに入る寸前のボールを,ギリギリ頭でクリアした。

木鈴と共に,前後に目を光らせつつ,シンプルなプレイを続けている。

ホンダは,スライドするように動いて,それに引っ張られた選手のスペースを使う。

そのため,空いたスペースを誰かがカバーしなくてはならない。

そのカバーが遅れれば,一気にゴール前に攻め込まれてしまう。

ホンダのパスで動いた穴を,中盤とディフェンスラインがコミュニケーションをとってよく埋めている。

良い連携だ。穴が見つからない。

俊貴,壁を作れ。

今の俊貴の壁は,絶対に越えられない。

俊貴,パワー送るぜ!

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1点を取ったものの,それはまったく十分な点差ではない。

ホンダのパスまわしがスピードアップし,なかなか的を絞りにくくなった。

支配率はホンダ。鈴鹿は苦しい展開へ。

 

セットプレイ,フリーキックも徐々に増えている。

これまで鈴鹿は,セットプレイで何度も失点してきた。

でも,この試合の集中は凄まじい。

徹底的に先に触り,鬼シンプルにクリアする。

チームの意思統一がされているのが分かる。

良いぞ!!!

 

支配率はホンダだが,鈴鹿はディフェンス一辺倒ではない。

相手ディフェンスの裏を狙いつつ,サイドの攻防を丁寧にしている。

前半は控えめだった右の原広樹(2)が前に出てきた。

そして,泉(11)の仕掛けも鋭い。

 

鈴鹿の右左が狙っているのがわかるため,ホンダも全開で鈴鹿を攻めることが出来ない。

鈴鹿のカウンターは,いつでも発射準備が出来ている。

 

後半27分

(OUT)16小口大司 ⇔ (IN)9藤沢ネット

後半29分

(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)14田路大樹

後半31分

(OUT)11泉宗太郎 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

後半の終盤に入るタイミングで,立て続けに交代する。

ホンダも同様に選手交代を行っている。

さあ,やったるぞ!!!

 

ネット,田路,和馬が入ったが,鈴鹿のやることは変わらない。

速く攻めて,しっかり守る。

そして,田路は速く,ネットと和馬はディフェンスも上手い。

 

後半32分

鈴鹿の右サイドからのコーナーキック

蹴るのは藤田浩平(6)

いったんクリアされたボールを,少し下がり目で狙っていたのは,海口彦太(19)!

海口がダイレクトでミドルシュートを放つ。

ホンダディフェンスに当たり,こぼれたボールを再び海口が拾う。

海口が鋭くシュートを放つかと思いきや,フワッとしたボールをファーサイド(遠いサイド)へ。

ネットを越えて,さらに奥に走りこむのは・・・野口遼太(34)!!!

野口がダイレクトシュート!

ゴーーーーーーール!!!2-0

キターーー!!!

どわーーー!!!

雪崩を打つスタンド。

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ダイレクトで浮き球をゴールに入れた野口もアッパレ!

そして,最奥に走りこむ野口に合わせた海口のパスも見事!

 

2点をリードし,残りは約15分。

この15分を守りきらねばならない。

ここまできたら,サポーターの念力でもなんでも良いからパワーを選手に与えたい。

鈴鹿サポーター!!!

声を出し続けよう。

気持ちを伝え続けよう。

何かが起きる。

何かが起きるはずだ。

 

鈴鹿はディフェンス一辺倒ではない。

たぶん,本格的に守りに入ったら,ホンダにやられる。

攻撃を続けることが一番のディフェンスだ。

そして,今,前線にネットがいる。

 

前線のネットが基点となり,リンタロウ(7)へ。

惜しくもサイドネットだが,ネットとリンタロウのコンビで,ホンダゴールに迫る。

そうすると,ディフェンスは上がれないし,中盤も残らざるを得ない。

 

田路(14)もスピードで裏を狙いつつ,体を張ってディフェンスしている。

小柄だが体感が強いのか?田路もしっかりと踏ん張れる選手だ。

体を当てて,距離を詰めれば,次の瞬間には海口(19)がフォローに寄ってくる。

ここの距離感も良い。

 

サイドバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

その悪魔とも例えられる左足で,2点目をもぎ取った。

そして,試合は終盤へ。

鈴鹿の選手のディフェンスの集中は途切れない。

その中で,仲間に声を出し,もう一度ディフェンスを整える野口。

ホンダの猛攻の中で,(ナカニシの覚えでは)鈴鹿は落ち着いてオフサイドに2度引っ掛けた。

ディフェンスラインの連携も非常に良い。

野口,頼む。

もう少し頼む。

 

ホンダはやはりスライドしながら,鈴鹿のディフェンスを引き剥がす。

サイドの田路,和馬が良いディフェンスをしている。

 

サッカーIQが高く,どんな場面でも自分の役割をしっかりこなせる佐藤和馬(18)

この場面で出てきたのは心強い。

ホンダの猛攻の中で,クサビのパスを入れさせないコースカットが冴えている。

背中に目が有るように,ホンダの選手の動きに合わせてコースを切っている。

良いぞ和馬。

 

前半からずっと緊張感が続く試合。

前述したが,真剣の日本刀で対峙するような試合。

がっぷり四つ。

凄い試合になってきた。

 

鈴鹿の左サイドを崩され,中へ。

一瞬のスキを突きシュートを打たれる。

しかし,ゴールキーパーの岩脇力哉(23)がわずかに触り,バーに跳ね返される。

そのボールを詰めに来るホンダの選手より早く,原広樹がボールをクリアする。

危ない。

やられていた。

力哉と原広樹のスーパープレイだ!!!

 

試合の最終盤。

ホンダの猛攻が火を吹くように熱い。

 

後半43分。

左サイドに人を集中し,突破を図るホンダ。

鈴鹿も中に絞ってコンパクトに守る。

そこから中へ。そして左へサイドチェンジ。

鈴鹿の右サイドの奥にホンダの攻撃陣がひとり余っている。

そこから中へ折り返しを決められ失点。

2-1

 

流石。

スライドしながら,鈴鹿のマークのズレを的確に付いてきた。

やられた。

 

失点後,フィールドに選手たちが集る。

大丈夫だ。

良いタイミングで集った。

浮き足立つな。

何も間違っちゃいない。

 

AT4分。

 

ATに失点したこともあった。たくさん。

だけど,今,選手たちは落ち着いている。

 

鈴鹿のディフェンスはずっとコンパクトを保っている。

ベンチから岡山コーチが何度もコンパクトと言っている。

ホンダに動くスペースを与えないほど,きっちりとした距離感でコンパクトに。

ガマンの時間。

祈るサポーター。

 

そして試合終了。

 

歓喜のスタンド。

カニシは,また知らないおじさんと抱き合って喜ぶ。

いろんな人とハイタッチ。

あーーー良かった。

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

 

この試合のマッチスポンサーをしていただき,試合後には試合説明会の会場も提供していただいた第一不動産販売さん,ありがとうございました。

今後とも,鈴鹿アンリミテッドをよろしくお願いします。

また,第一不動産販売さんで働いているバイオレットアイリスの塩田選手もキックインセレモニーなど応援してくれました

ありがとうございます。

バイオレットアイリスさんもがんばってください。

 

榊親平さん,ナカニシの中で,永遠のレジェンドです。

また,ぜひ試合に来てください。ナカニシはテンション上がります。

仕事もがんばってくださいね。

 

たくさんの人が応援してくれました。

お菓子もいただきました。ホンダサポーターさんからもお土産いただきました。

みなさん,ありがとうございました。

 

この試合のVictoryCross賞ですが,

悩みに悩んだのですが(本当に悩んだ)

海口彦太選手(19)にしたいと思います。

この試合の中盤を自由にさせなかったのは,海口選手の献身的な運動量に有ると思います。

彦太!良くがんばった!

ナイスプレイ!

次も頼みます。

 

試合が終わって,選手たちがサポーターに挨拶に来ました。

みんなでバンザイしました。

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ゴールキーパーの力哉が吼えていました。

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スタンドでハイタッチをしました。

選手たちが笑顔でした。

みんな笑顔でした。

めでたし。めでたし。

 

 

しかーし!

リーグ戦はまだ続きます。

ひとつでも上の順位でJFL初年度を終えましょう。

鈴鹿の選手たちは立派にJFLで戦えています。

 

勝った試合の後こそ,次の試合に向けて良い準備をしましょう。

 

今夜だけ,浮かれきったナカニシは最高の夢を見ます。

 

と言うことで。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第27節 11月10日(日)13:00 ヴィアティン三重 @東員陸上競技場(東員町)

JFL第28節 11月17日(日)13:00 FC今治 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市

JFL第29節 11月24日(日)13:00 奈良クラブ @AGF陸上競技場(鈴鹿市

 

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。