VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

鈴鹿に風巻き起こせ。泉宗太郎。

みなさんこんばんは。

 

最近頻繁に,退団選手や引退選手のブログを更新しているように見えると思いますが,発表の後,荒れて乱れた心が少し落ち着いてから,コツコツと書き始めました。

選手たちのことを想いながら書くので,少しずつしか進みません。

本当に申し訳ないのですが,ファン感謝祭のときは選手に面と向かって感謝を伝える勇気がありませんでした。

 

鈴鹿アンリミテッドのファンクラブは以前,「SUZUKAZE」(鈴風)と言う名前でした。

そして,鈴鹿サポーターの大事な言葉の一つが「疾風に勁草を知る」です。

じゃあ,鈴鹿に風を巻き起こす選手を知っていますか?

カニシは知っています。

最高の男です。

 

 

 

泉宗太郎 背番号11

(イズミーソウタロー鈴鹿に風巻き起こせー)

 

泉宗太郎。

その名は「名前」と言うだけでなく,ある意味,鈴鹿サポーターの「祈りの言葉」のようでした。

泉が流れを変えてくれる。

泉がなんとかしてくれる。

あと残りわずかでも,泉の突破で1点あるぞ!

 

泉の姿を見ながら,最後の1秒まで勝利を信じて応援しました。

だって,泉自身が最後の一瞬まで,勝利のために前に前に進み続けたからです。

 

2016シーズンに鈴鹿に来ました。

 

この年は,小澤監督がシーズン最初から選手を集め始めたので(前年の就任は急だった),一気に選手層が厚くなりました。

この年は,北野選手と小澤司のホットラインがバンバン点を取りましたが,堀河,泉,伊藤竜二などの攻撃的ミッドフィルダーの活躍も目覚しいものがありました。

 

カニシが泉を始めて見たのは,たぶん第三グラウンドの練習場だと思います。

たぶん・・・と言うのは申し訳ないのですが,たくさん一気に選手が入って来たので,一人ひとりが分からない状態でした。

しかし,横浜から来たと言う青年は,アッと言う間に鈴鹿サポーターの心をわしづかみにしました。

プレイも魅力でした。そしてその人間性は神のようでした。

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泉はスタメンを確保し,サイドハーフの位置を定位置としました。

(2016年は左も右もやってた)

そのプレイは,スピードと鋼のフィジカルに守られたボールを奪われない懐の広さにあります。

泉のドリブルは簡単には取られませんでした。

だから泉に渡ったボールを相手に奪われてカウンターと言う場面は,そうそうありませんでした。

泉を止めるにはファウルしかなく,そのファウルですら弾き飛ばしました。

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ゴールライン際の攻防で,体を入れるディフェンスからボールをかっさらうのを,何度も見ました。ギリギリまで諦めない泉の得意なプレイでした。

 

泉が上がってくれば,何かが起きるとサポーターが沸きました。

 

そして前述のとおり,泉は自分に厳しいのに,サポーターにはめちゃくちゃ優しい選手でした。

その笑顔にメロメロになったサポーターはわんさと居ます。

女性も,男性も,子どもも,大人も。そしてナカニシも。

 

普段は,自分に厳しく,練習から体を痛めつけるような激しいトレーニングをしていました。

決して大柄な選手ではありません。

その分を補うため,ギリギリまで練習を続けました。

 

2016シーズンが終わった後,肩?の手術をしました。

それほどまでに悪化していた肩をかばいながら,プレイをしていたのです。

 

2017シーズンはリハビリでほとんど出られませんでした。

出たのはたった2試合です。

でも,泉が鋼の肉体を取り戻すことを信じていました。

カニシは練習を見ていたからです。

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そして,2018年。

泉は,途中交代はあるものの,1年間の全32試合全てに出場しました。

いやー,凄かった。

コンディションの整った泉は,鈴鹿のサイドを蹂躙しました。

文字通り手の付けられないほどのパワーでした。

そして,昇格の瞬間,グラウンドで大きく叫びました。

泉宗太郎の雄たけび・・・市原ゼットエーに響きました。 

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2019年。

練習に練習を重ねてきた泉にとって,ミラ監督の指導はどうだったのか分かりません。

ただ,出場機会は激減しました。

監督の采配もあったでしょう,そして攻撃的ミッドフィルダーが多かったことも影響しているかもしれません。

それでも出場すれば,必ず泉は全力満点のプレイを見せてくれました。

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90分でも5分でも,泉が魂を燃やす事に変わりはありませでした。

その姿は,4年間共に戦ったナカニシにとって,いつも熱いものが込み上げるような気持ちになりました。 

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泉の退団は悲しいです。

心に大きな穴が開いた気がします。

なんか来年になって第3グラウンドに行ったら,自然に泉がいそうな気がします。

カニシにはまだ泉が鈴鹿にいなくなる実感がありません。

海沿いの堤防を車で走っていたら,ジョギング中の泉に会えるような気がします。

お気に入りのトンカツ屋さん(和とん)に,ニコッと笑って座っているかもしれません。

練習が終わっても,ひとりで走っているかもしれません。

 

カニシは辛いです。

だけど,泉の顔は・・・やっぱり笑っているでしょう。

どれだけ辛くても,サポーターの前で笑顔を絶やすような選手ではありませんでした。

 

泉宗太郎,鈴鹿に風を巻き起こした男!

 

今後の人生,何が立ち塞がっても風のように突破するでしょう。

間違いない!

それこそが泉宗太郎。

ガンバレ泉!

前途に幸あれ!

 

泉,また絶対会おう。

その時は,ナカニシも笑顔で迎えたいです。

 

 

ではまた。

 

 

(お知らせ)

選手たちを応援する横断幕をたくさん預かっています。

作成していただいたみなさん,本当にありがとうございました。

これらの横断幕は,選手たちをきっと勇気づけた事だと思います。

 

退団した選手の横断幕は,下記の3通りの取り扱いとさせていただこうと思います。

①作成者の方に返送いたします。

②移籍したチームのサポーターに引き次ぎます。

③ナカニシが生きている限り保存します。

この3つのうちどれかです。

 

カニシが所有者の連絡先を知っている場合は,メールやDMなどで連絡させていただきますが,不明の場合は,お手数をおかけしますが,下記まで連絡ください。

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

 

①の場合は,返送先の住所とお名前をお知らせください。

②の場合は,ナカニシが全力で次のチームにお届けしますが,外国や相手先に受け手が居ないなどの場合,③の保管とさせていただきます。

 

横断幕ありがとうございました。

大事に使わせていただきました。心より感謝いたします。