みなさんこんばんは。
小西とあんまり話をしていません。
ナカニシ自信がそれほど選手に話しに行かない事と,小西もそれほど前に前に出てこない人柄だからだと思います。
4年間もいたのに,グラウンド外で会った事も無ければ,一緒にごはんに行ったこともありません。
だけど,スタンドとグラウンドで濃密な4年間を過ごしました。
表現は変ですが,なんとなく・・・たくさん話をした感じがします。
実際,ナカニシには小西の思い出が山ほどあります。
小西洋平 背番号23→8
(コニシーヨウヘイ,コニシーヨウヘイ,ラララーコニシーヨウヘイ)
小西がチームに来た2016年は,本当にたくさんの新入団があったため,誰が誰だか良く分からない状態で始まりました。
そして,小西はなんとなく目立たない選手でしたので,ナカニシが認識するのは少し経ってからでした。
ごめん。
小西は中京大学サッカー部時代に,当時,東海リーグの鈴鹿と対戦していて,その時は右サイドバックの村田雅則選手を交わしてゴールを決めていました。
偶然,動画を撮っている人がいたため,ナカニシは何度もその動画を見ました。
村田を交わすとは・・・たいした選手だ!
プレイスタイルは独特です。
まず,試合に出ていても,四六時中目立つ選手ではなかったように思います。
ミスもしないし,強引な突破や,すんごいミドルシュートを打ちません。
だけど,目立たないな~と思った試合ほど,アッと言うような,とんでもない大仕事をやってくれます。
小西は,目立たない時間帯,つまりボールの無い所で,ずっとディフェンスと駆け引きをしているのだと思います。
そして,相手ディフェンスのスキを見つけた時・・・コニブルが始まります。
コニブルと言うのは,2018年に北原選手が名づけた小西のドリブルのことです。
あまりにも独特のドリブルなので,言葉で説明しにくいですが,
ナカニシの感じで言うと,スピードでもフェイントでもなく,後出しの「間」で抜いていくドリブルです。
なので,小西がダンスを踊るようにドリブルをすると,相手がフワッとなって抜けてしまいます。
あんなドリブルは,ナカニシは見たことがありません。
2016年と2017年は,1試合もフル出場していません。
途中から入るか,途中交代でした。
そのクセのあるプレイは,後半の切り札的な使われ方が多かったです。
実際に,2016年の地域CL1次ラウンドの,JFC.MIYAZAKI戦。
後半39分まで0-1で負けていました。
残り時間わずかで同点に追いつくものの,アディショナルタイムは残りわずか。
その時,途中交代で出た小西が,最後の最後で決定的なゴールをあげて勝利しました。
サポーターの大声援に対して,小西はめちゃくちゃ照れて,恥ずかしそうに笑っていました。
その試合の後のバンザイの写真は,とても綺麗な写真でした。
※カメラマンはゴールの瞬間を撮っていません
2017年も途中交代での出場が多かったです。
矢野純平選手または,吉田光選手の交代で入ることが多かったです。
天皇杯の長野パルセイロ戦では,後半から入りそのドリブルの凄さを発揮しました。
ナカニシはこの試合を見ていて,一番良かったのは小西だと思いました。
長野のディフェンスにも楔を打ち込みました。
しかし,この試合で怪我をして,長く治療に苦しみました。
2018年は小西の躍動の年です。
背番号を8番にして,ほとんどの試合に出場しました。
難敵,矢崎バレンテ戦では,堅く守る矢崎ディフェンスを進撃のコニブルが粉砕しました。
ボールを受けてから,4人を抜き去り,そしてゴール!!!
そのままサポーターに向かって走ってきました
サポーター大興奮でした。小西最高!!!
そして,ホーム刈谷戦。
激戦のまま試合は残り時間わずか。
相手ディフェンスから激しくプレッシャーを受けているため,リンタロウから浮き球のパスが出ました。難しいボール!
それに反応していたのは・・・小西洋平!!!
寄せてくる刈谷ディフェンスのプレッシャーの中で,強引に打ったシュートが決勝点となりました。
観客ドッカーーーン!!!!!
あの時のAGFの爆発は凄かった・・・
ナカニシは死ぬまであの時の瞬間を忘れません。
一番先に飛びついたのが,今,フロントでがんばっている岡田スタッフです。
そして,すんごいプレイをしたにもかかわらず,感情を表に出すのではなく,小西はニヤリと笑いました。
2019年は,やはりJFLのフィジカルに苦労しました。
止められない小西に対して,相手ディフェンスはボールではなく体を潰しにきました。
ドリブルの「間」が作れず,小西のカットインは何度も壁に阻まれました。
だけど,小西なら突破できるはずだ。
そうそう,小西は決定的なときに顔を出すぞ!!!
小西はアウェイ青森戦,ホーム流経大戦など,しっかりと得点を上げて存在感を発揮しました。
さすが小西!
JFLのアタリにも徐々に慣れてきて,さらに上のレベルのプレイに手が届きそうでした。
服部緑地は小西の実家の近くです。
その場所で,JFLのグラウンドで立派に堂々とプレイしました。
そのステップは,やはりサポーターをドキドキさせ,そのドリブルは鈴鹿の得点の切り札となっていました。
引退や退団の選手は,ファン感謝祭の前にほとんど発表されているようです。
たぶん,ファン感謝祭の時に,サポーターに退団の挨拶するためだと思います。
小西の引退発表がファン感謝祭の後と言うことは,かなり悩んだ末の結果なのだと思います。
ナカニシは,まだ小西のプレイを見たい。
まだまだ,先に進化があるような気がしてならない。
まだやって欲しい。まだコニブルが見たい。
でも,小西の決断は引退でした。
選手にイジられることがありました。
(ほとんどイジってるのは,岡田スタッフでした)
津組といわれている津に住んでいる選手たちは,みんな仲良しでした。
小西の笑顔は少し恥ずかしそうな「ニヤリ」です。
あんまりアピールしません。あまり前に出てきません。
でも,なんか,とても気持ちの良い選手でした。
サッカーは引退するそうです。次の道に進むそうです。
ナカニシは信じています。
また,進撃のコニブルが,彼の次の道を切り開くことを。
そして,めっちゃ良いところで感動のゴールを決めることを。
だって,俺たちの小西洋平ですから!!!
小西!元気でな!
君の前途が幸多きことを祈っています。
また会おうぜ!
必ず再会するさ。
それは,なぜか?
それは・・・そう情熱!
ではまた。
(お知らせ)
選手たちを応援する横断幕をたくさん預かっています。
作成していただいたみなさん,本当にありがとうございました。
これらの横断幕は,選手たちをきっと勇気づけた事だと思います。
退団した選手の横断幕は,下記の3通りの取り扱いとさせていただこうと思います。
①作成者の方に返送いたします。
②移籍したチームのサポーターに引き次ぎます。
③ナカニシが生きている限り保存します。
この3つのうちどれかです。
ナカニシが所有者の連絡先を知っている場合は,メールやDMなどで連絡させていただきますが,不明の場合は,お手数をおかけしますが,下記まで連絡ください。
↓
miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp
①の場合は,返送先の住所とお名前をお知らせください。
②の場合は,ナカニシが全力で次のチームにお届けしますが,外国や相手先に受け手が居ないなどの場合,③の保管とさせていただきます。
横断幕ありがとうございました。
大事に使わせていただきました。心より感謝いたします。