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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第26節 対 奈良クラブ

みなさんこんばんは。

 

今日の試合終了後に,ナカニシはボランティアスタッフとして,会場の片づけをしていました。

試合後には,U15の練習?をしていたので,横目で見てました。

トップチームの選手であるキムテウコーチが指導していました。

 

キムテウ選手は,未だ試合に出ていません。

本人の心中も複雑だと思います。

焦りもあるでしょう。憤りもあるでしょう。

 

残念ながらチャンスは平等ではありません。でも,必ずあります。

そのチャンスを必ずつかむため,気持ちを強く持ち,己の牙を研ぎ続けねばなりません。

 

今,試合に出られない選手達。

サポーターはみんなを応援しています。

その為に,良い準備を続けてください。

試合に挑む気持ちを,忘れないでください。

 

人生を変えるのには,1試合あれば十分です。

今日,人生が変わった選手がいるとしたら・・・それは山内健史です。

 

山内。見事!

 

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久しぶりのAGFの試合。

相変わらず,試合前で緊張して本当に眠れずに夜が明ける。

※くれぐれもアレですが,本当のナカニシは緊張するタイプではありません。

 

7時。自宅を出陣。

Twitterで「出陣!」と書いて負けた試合があるので,もう書かない。

食欲が全く無いので,何も食べずに会場に入る。

 

今日の対戦相手は,奈良クラブ(以降,奈良と書きます)

前期の試合で,0対3でめちゃくちゃに負けた。

後から知ったのだけど,ミラ監督の進退がかかった試合だったらしい。

なんとしても勝ちたいという選手たちの気持ちが空回りしてしまい,ミスが多く,バランスを欠いた試合になってしまった。

そして,ナカニシ自身も自分を見失っていた。反省。

 

あの3失点を何としても取り返したい。

そしてチームが成長していることを,何とかして結果にしたい。

ずっと試合のことを考えながら準備を続ける。

 

試合会場に人が集まってきた。

久しぶりの光景だ。

 

サポーターの仲間が集まる。

大きな声は出せない。

だけど,全力の手拍子に想いを込める。

 

気温が上がってきた。

AGFの風が吹く。

 

さあ,準備は良いか?

この試合で取り返す!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 14北野純也・21山内健史

MF 4橋本晃司・25出岡大輝・6西村仁志・40松木駿之介

DF 18佐藤和馬・26今井那生・20中村俊貴・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

 

鈴鹿はたぶん中盤がひし形の4-4-2。

トップ下橋本(4)。2トップは山内(21)と北野(14)

 

奈良クラブは,4-2-3-1。または4-3-3。

と思った理由は,前線の真ん中にフォワードの選手が1人必ず残るため。

 

試合は,様子を見ながらロングボールで始まるが,徐々にパスサッカーの展開となる。

サイドに展開する鈴鹿

1トップの強力なフォワードを使う奈良。

 

最初っからブンブン飛ばすのは,フォワードの,「刃」,山内健史(21)

右に流れながら,松木(40)との連携で相手の裏を狙う山内。

ボールの受け方が極めて上手く,自分で斜めに動いてパスコースを作り出し,そこでボールを受けている。

足が止まらない。

仲間を信じて,動き続ける山内。

そして,松木もディフェンスの菊島も,山内の欲しいところにドンドン出していく。

一発で分かる。

山内がキレッキレ。触れば血が出るほどキレキレ。

この試合,とにかく山内のプレイが凄かった。

これまで試合に出られない時期も長かった。

少しずつ試合に出れるようになって,少しずつ結果を出してきた。

山内!

GOだ!

今日は息が続く限りGOだ!

やったるぞ!

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試合は中盤のチェックが早く,潰し合いの展開。

両チーム共に前に進めない。

中盤の攻防が続く。

 

中盤の,「カミソリの左」,出岡大輝(25)

おそらく左サイドハーフの出岡だが,かなり中に絞って,ボランチの西村をフォローしている。

この試合では,トップ下の橋本が縦横無尽に動くため,ポジションチェンジで出岡のポジションもコロコロ変わる。

それに対応しつつ,攻守に存在感を出す出岡。

前半は膠着状態で,中盤の潰し合いが続く。

その中で,出岡が考えたことはよく分かる。

切り崩すことができないならば,ミドルシュートで風穴を開けてやろう!

その脅威の左脚で,ミドルシュートを狙っている出岡。

しかし,奈良のディフェンスは,なかなかミドルを放つ「間」を与えてくれない。

前半の序盤には,右サイドを突破した菊島(15)からのクロスを,出岡がダイレクトボレーシュート

ゴールはならなかったものの,今日の出岡は攻撃的に行っている。

出岡!

ゴール決めてやろうぜ!

出岡の左の凄さを見せてくれ!

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ボール保持率は同じくらい。

セカンドボールの奪取率も同じくらい。

ただ,鈴鹿のほうが前線まで攻め込んでいる。

ということは,鈴鹿のほうが前方に伸びているので,コンパクトさでは奈良のほうが良い。

 

前半12分。

奈良からカウンターを受ける。

中盤がはっきりと西村(6)のワンボランチになると,その両サイドのスペースを使われる。

西村をフォローするため,センターバックが飛び出してくるが,それを交わされると数的不利となる。

鈴鹿サイドバックセンターバックの間に走られ,動きながら中につながれてしまう。

ゴールまで選手がいない。

ヤバイ!

絶対絶命!

奈良のシュートをスライディング止めたのは,センターバックの「鬼俊貴」中村俊貴(20)

そのこぼれたボールを,ゴール内でかき出したのも,「マッスルキングダム」中村俊貴(20)

凄い!ギリギリのディフェンス。

俊貴がいるところでは失点はない!

なぜか?それは俊貴だから!

俊貴,頼むぞ!

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鈴鹿は攻撃からディフェンスに転じた際に,少しフワッとしている。

言葉で説明しにくいのだけど,フワッと感がある。

西村のワンボランチは,サイドハーフの出岡(25)と松木(40)が絞ってカバーしている。

それでも,一瞬だけど中盤のチェックが遅く,一瞬だけど判断が遅く感じる。

何となく嫌な感じがする。

 

今井那生(26)が声を張り上げている。

「逃がすな!」

「ライン上げろ!」

那生。声もナイスプレイだ。

フワッとした部分を声で引き締めろ!

 

鈴鹿ボランチ,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

西村のプレイもずいぶん変わった。

これまではディフェンシブな選手という印象だったが,今の西村はボランチの名にふさわしいチームの舵取り役になっている。

この試合では,ほぼワンボランチだが,守備的にならず,ゲームメイクもしっかりできている。

特に,西村からのクサビのパスは,鈴鹿の攻撃のスイッチになっていて,このスイッチと共に,松木(40)や山内(21)がビュンビュン躍動している。

しかし,前半の中盤は,奈良に攻め込まれ,展開される場面も多く,攻守の切り替えが難しい試合になってきた。

それでも西村は,ゲームを作り続ける。

西村,いつもお疲れ様。

この試合も頼むぜ!

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サイドハーフの,「キャノンボール松木駿之介(40)

前半の鈴鹿の攻撃は,特に右サイドからやりまくっていた。

松木のゴリゴリドリブルで相手の足を止めてマークを引き付け,そこから裏に抜ける山内(21)が効いている。

さらに,松木がゴリゴリと進んでいる間も,後ろから大外を回って菊島(15)がフォローに行くため,攻撃が分厚くなっていた。

体幹が強く,簡単にボールを奪われない松木なので,カウンターを気にせずに,周りも上がることができる。

さらに松木は,ヘディングでも競り合いまくっていて,身長の高い奈良ディフェンスに万全の状態でヘディングをさせていない。

今日の松木はいつも以上に体をぶつけてプレイしている。

松木

今日も良いプレイだ!

奈良クラブのディフェンスをぶち破れ!

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サイドバックは,「馬王」,菊島卓(15)

フォワードの選手だけど,ナカニシはサイドバックの菊島も素晴らしいと思う。

なんてったって,足が速くて,体が強くて,ミスが無い。

この試合でも,安定したプレイを見せる菊島。

前線の山内(21),松木(40)が前に前に行くため,菊島はどちらかというとフォローに徹している。

そして,右サイドを攻略するということは・・・

右サイドからのスローインが増え・・・

菊島の人間発射台が火を噴く。

菊島のロングスローは,推定で50mくらい飛ぶので(ナカニシの計測),楽勝ゴール前に届けることができる。

前半のロングスローでは,中で待つ中村俊貴(20)にドンピシャで合わせた。

俊貴のヘディングシュートはゴールキーパー正面だったが,菊島のスローインは威力,飛距離共に最高だった。

それでいて,ササっと短いスローインの時もあるし・・・。

菊島。

攻守ともに頼むぞ!

やったろうぜ!

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前半35分

(OUT)25出岡大輝 ⇔ (IN)19田村翔太

 

前半から交代とは珍しい。

ただ,監督の狙いはわかる。

右だけでなく,左からも縦に攻めるぞという意思表示。

 

トップ下の,「名人」,橋本晃司(4)

ここ数試合,橋本は左サイドハーフをやっていた。

カニシの感想としては,どうも橋本の良さが全部出ていない気がしていた。

もっとできそうなのに・・・もっと試合に絡めそうなのに・・・。

そしてこの試合,トップ下で出場。

前線からのディフェンス,プレッシャー,そして,走る山内(21)へのバスなど,橋本が試合に絡んでいい形を作っている。

カニシがプレイを見て感服したティアモ戦の橋本に近い。

これこれ。これが名人の技。

走る田村。走る山内。

橋本からドンドン前に良いボールが出ている。

さすが!

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前半40分。

中盤の底の西村(6)から,橋本(4)に鋭いクサビのパスが出る。

スピードのあるパスを,

ダイレクトで!足に当たる角度すら完璧に!山内(21)の目の前に流す!

ギョエッ!なんというパスだ!

素早く反応し,奈良ディフェンスの裏に抜ける山内(21)

そう!山内は足が早いだけじゃない。その反応の速さも極み!

山内!

山内は中にパス!

山内と並走して走っていたのは・・・北野。北野純也!

難しいバウンドのパスを,北野がゴールに蹴り込む。

ゴーーーーーーール!!!1-0

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北野のゴール!

ベンチに走ってくる北野。

小澤司コーチと抱き合う。

(ナカニシには,この時の感情を文章で書くことができません。なのでノーコメントです)。

ナイスゴール北野!

ナイスアシスト山内!

ナイスパス橋本!

 

スタメンでフォワードに入る,「餓狼」,北野純也(14)

鈴鹿でのゴールは2016年の地域CL最終戦以来。

試合の始まりから,北野は奈良ディフェンスに対してずっとプレッシャーをかけ続けていた。その動きで中盤のコースを限定し,試合を優位に進めるための献身的なプレイ。

そして,山内(21)の裏へのスピードを活かすため,自分がターゲットになり,山内のスペースを空けていた。

献身的なチームプレイをする北野を見ながらも,それでもナカニシには分かっている。北野はフォワードとして一級品のエゴイストであることを。そして,とにかくゴールに餓えているということを。

チームが鈴鹿にできてから13年目。

歴代最高得点者は北野純也の68点。それが4年ぶりに更新されて69点になった。

(歴代2位はリンタロウの67点)

カニシは,北野のゴールがとても嬉しかったけど,たぶん北野は次の瞬間,もう次のゴールを取ることを考えているに違いない。

北野純也。北野純也。ゴール。ゴール。ゲットゴール。

北野純也にはゴールが良く似合う。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイムに,以前鈴鹿に所属していた藤本安之選手が来てくれる。

少しお話をさせていただく。

選手としては引退したが,新しい分野で頑張っている様子。

ガンバレ藤本!

 

アップする選手たちを見る。

カニシの感じでは,北野(14),橋本(4),山内(21)は前半飛ばしまくっていた。

後半の交代があると思う。

 

気温はかなり上がっている。

スタミナの消耗も激しい。

交代のタイミングが大事。

 

先制したものの,全くリードしている感じはない。

いつ点を取られてもおかしくない圧力を感じる。

 

しんどい時こそサポーターの出番じゃないか。

全力で応援しよう!

 

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後半開始。

 

前半同様,激しく競り合う両チーム。

 

この試合は,たぶんシュート数はそれほど多くないと思う。

中盤の差し合い,ディフェンスの潰し合いが激しく,両チーム共に決定的な場面は少なかった。

と言っても,ここまでビンビンに闘志がぶつかり合う試合はサポーターも力が入る。

 

後半,直ぐに感じたのは,鈴鹿の左サイドからの攻撃。

サイドバックの,「zumaica」,佐藤和馬(18)

たぶん初の左サイドバックでの公式戦だと思う。

でも,戦術理解度の高い和馬ならば・・・,と期待してしまう。

前半は,右からの攻撃が多かったため,バランスを考えて,それほど突出していなかった。

後半は,前方に流れる山内(21),裏に抜けたい田村(19),を後ろから支えつつ,自らもアーリークロスで中に絶妙なボールを送り込むなど,多彩な攻撃を作り出す和馬。

そして,今井那生(26)と共に良く声が出ている。

この声が,試合の流れを作ることもよく分かっている和馬。

さすが。

慣れないポジションに,ここまで対応するか和馬。

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1点を追いかける奈良の攻撃も激しさを増す。

ここまで見てきて,奈良の印象が少しナカニシの持っていた感じと違った。

今シーズン前期に対戦した時は,ミラ監督と奈良のスペイン人監督の戦術が良く似ていると感じた。

しかし,この試合での奈良は,何となくナカニシの思うスペインの感じが少ない。

ポゼッション重視のサッカーというより,縦に早くサイドに広く,遠近両用の攻撃をしてくる。

鈴鹿は攻撃的な布陣だが,支配率はほぼ互角。

奈良は強い。オールラウンドに強い。

ビビッて引いたらやられる感じがする。

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

試合ごとにぐんぐん成長している今井那生。

もう,シーズン開始時と比べたら,サッカー選手として3倍は成長している。

この試合後半のディフェンスのキーポイントは,ボランチの西村(6)の両脇のフォローだと思う。

後半も,西村の届かない範囲にズバリと飛び出し,スライディング一閃で仕留める那生。

思い切りが良く,迷いが無い。

自分のできるプレイがよく分かっていて,GOとSTOPの判断が早い。

それがイコール安定したプレイにつながっている。

アウェイ奈良戦では,自らのミスで失点をしてしまった。

だけど,もう,あの頃の那生じゃない。

那生!3倍成長した姿を,久しぶりのお客さんたちに見せてやろうぜ。

行くぞ!那生!

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鈴鹿は名人橋本(4)から前半同様,良いパスが出ている。

後半は,左の奥に放り込むと,山内(21)と田村(19)が走るので,左の奥に基点ができる。

この場所がホットスポットになっている。

それにしても,橋本のパスはエグイ。

 

再び,フォワードの,「カッティングエッジ」,山内健史(21)

後半の山内は,前半と逆の左に流れて,ディフェンスの裏を狙う。

競り合いながらも足元にボールを収めるので,山内の動きは奈良のディフェンス嫌だろう。

田村(19)との連携もとにかく良いので,左からチャンスがつづく。

サポーターの仲間がつぶやく。

「山内くん,凄いな」

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左サイドは,山内(21),田村(19),和馬(18)が支配している。

将棋で言うと,飛車と香車が3枚縦に並んでいるような状態。

止めても次から次に攻撃が続く。

 

サイドハーフの,「スピードスター」,田村翔太(19)

山内(21)と共に,後半の左サイドをかき回しまくった田村。

また,田村は攻守の切り替えが早く,相手ボールになった瞬間,氷の上を滑るように寄せてパスコースを切る。

タムショーの周りに得点の匂いがする。

なんか起きそうだ・・・

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そして,後半17分。

前に出てきた3倍成長している今井那生(26)。

那生からスピードの速いパスが,前線の田村翔太(19)へ。

なんと!

田村翔太(19)は,ルーレットで回転しながらヒールパスを流す。

なんちゅうパスやねん!

その奇跡のパスに,一番早く反応したのはやっぱり山内健史(21)

山内が一直線にゴールに迫る。

山内!自分や!自分でいけ!

北野が中を並走するため,奈良ディフェンスは1枚しか山内に行けない。

山内のシュート!

奈良ゴーキーパーがわずかに触ったため,バーに当たり跳ね返る。

予測したかのように,その位置で待っていたのは,橋本晃司(4)。

(漫画のジャイアントキリングで言うとジーノみたいな感じ)

橋本のダイレクトボレーシュートがネットを揺らす。

ゴーーーーーーール!!!

 

ナイスゴール橋本。

惜しかった山内。

そして,得点できなかった自分に憤り地面を叩く山内(21)

その悔しがる姿を見て,山内がもっと成長することを確信するナカニシであった。

 

さあ,2点差。

そして一番怖い2点差。

 

奈良は立て続けに選手を交代してくる。

そして,鈴鹿は守りに入る様子が一切ない。

サイドバックの和馬が良い形でゲームメイクしている。

 

試合時間は残り15分

ここで奈良は,とんでもなく大きい選手をトップに入れてくる。

藤沢ネット選手クラスの重戦車。

高さも厚みもある。

 

カニシはスタンドで祈る。

神に祈るのではない。中村俊貴に祈る。

止めてくれ。俊貴。頼む。

 

鈴鹿もすぐさま選手を交代。

後半31分

(OUT)14北野純也 ⇔ (IN)42ニウド

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身体能力が高く,高さもあるニウドをボランチに入れて,奈良の攻撃を止める。

 

奈良は,右も左もめいっぱい張って待っている。

サイドで1人余っているので,サイドで起点を作られる。

中で決められなくても,奈良ボールのコーナーキックが増えている。

 

ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(23)

右からのコーナーキックの場合,ゴールに巻くような弾道のボールが来る。

そして,コールキーパーが出てこれ無くすれば攻撃が優位になる。

肉の壁のような奈良の圧力に対して,それでも何とか前に出てボールを叩く力哉。

最後の最後で力哉が奮闘している。

力哉。ゴールを守ってくれ。

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後半35分。

右から奈良のコーナーキック

ゴールキーパーの力哉の周りは,奈良の選手にブロックされている。

そのブロックを引き剥がそうとする鈴鹿の選手たち。

奈良の選手のヘディングシュートを一度は弾くものの,バーに当たって跳ね返ったところを押し込まれて失点。

2-1。

 

監督が声を出している。

ここからだ!

 

その後も奈良の攻撃の時間が続く。

コーナーキックが何本も蹴り込まれるが,鈴鹿は岩脇を中心に全員が高い集中力で守る。

 

那生(26)が全力で奈良の190㎝90㎏の大きな選手を抑え込む。

俊貴が壁になり,奈良の攻撃を跳ね返す。

 

もう少しだ。

頑張れ。

 

ATは5分。

 

後半AT

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)8海口彦太

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)17佐藤昂洋

 

昂洋の高さと,海口のセカンドボールの奪取。

これで試合を締める!

 

ピンチが続く鈴鹿

監督が身振りで落ち着け,落ち着けと言っている。

高宮コーチも声を上げる。

 

サポーターも声を出したい。

何とかしたい。

 

防戦一方の鈴鹿だが,それでも山内(21)は,まだ走っている。

まだ,ここまで切れるプレイができるのか!山内!

攻勢の奈良のディフェンスのスキを突いて,突破を成功させたかに見えたが,奈良ディフェンスにファウルで止められる。

しかし,山内の得たファウルで,鈴鹿は少しだけ時間が使える。

この「間」で,鈴鹿のディフェンスの体制が整う。

ナイス!山内!

 

AT5分が経過。

最期のピンチは,奈良ボールのゴール前フリーキック

奈良はゴールキーパーまで上がってきている。

岩脇。力哉。頼む。

 

このピンチをしのいだ瞬間,主審の長い笛。

 

よっしゃ!!!!!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

奈良からもたくさんのサポーターが来ていただきました。

なんか久しぶりのAGFで良い気分でした。

 

とにかく・・・,とにかく・・・,勝って良かった。

 

前節の大分戦の際にいただいたお菓子は,ほとんど持ってきていました。

また,今日の試合会場でも沢山差し入れをいただきました。

みなさんありがとうございます。

いわゆる縁起のいい「勝ち菓子」ですね。

一緒に応援したサポーターのみんなで分けました。

美味しくいただきました。感謝いたします。

 

そして,この試合のナカニシが勝手に選ぶMVPですが・・・

今日のMVPは2得点に絡んだだけでなく,試合自体を引っ張った山内健史選手(21)にあげたいと思います。

凄かった。

山内のプレイは凄かった。

山内選手,素晴らしいプレイでした。

そして,この見事なプレイを,この試合だけで終わらせてはいけません。

次の試合も,ぜひ頑張ってください。

カニシは,次はゴールを期待しています。

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選手のみなさんお疲れさまでした。

今日試合も疲れたことと思います。

めっちゃ走りましたもんね。

ゆっくり休んで,次の試合の準備をしてください。

 

カニシは北野選手のゴールと,山内選手のドリブルと,田村選手のルーレットと,橋本選手の絶妙パスと・・・

今日の試合を思い浮かべながら,良い気分で寝ます。

 

よっしゃ!

勝ったぞ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第27節 10月24日(日)13:00 対 ソニー仙台@めぐみのAグラウンド

JFL第28節 10月30日(土)13:00 対 FC大阪@服部陸上競技

JFL第29節 11月3日(水・祝)13:00 対 ラインメール青森@AGF陸上競技

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