VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第6節 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

 

・・・

 

岩脇力哉選手(23)の退団で,頭の中が空っぽになり,ブログ書いてるどころではありませんでした。

遅くなってすみません。

こちらについては,また想いを整理して書きます。

 

このブログは,ほとんどの部分を試合当日に書いていました。

なので,その時のままの気持ちの文章です。

 

今になって読み返すと,なんかヴィアティン戦がずいぶん昔の事のような気がしています。

 

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試合前日。

 

雨の中の練習を見に行った。

怪我人が少しいる。具合が心配。

だけど,みんな元気。

 

試合前日は,普段ならピリピリしているはずのナカニシなのだが,不思議と心に余裕がある。

今の鈴鹿のサッカーならば,どことやっても十分に勝負できる。

大丈夫。彼らを信じて。

ただ,雨で荒れたグラウンドでの偶然のトラブルだけが怖い。

 

試合当日。

7時に家を出て,8時に会場に到着する。

まだまだ会場は準備中。

アウェイの横断幕掲出入口に行って,2時間そこで待つ。

 

今日の対戦相手は,ヴィアティン三重(以下,ヴィアティンと書きます)

巷では,三重ダービーと言われれているようだが,ナカニシのブログでは,ほとんど三重ダービーとは書いていない。

自分が落ち着くように,JFLの長いシーズンの1試合と考えている。

変に煽られたり,殺伐としたり,荒い試合になったりするのは望んでいない。

 

鈴鹿はヴィアティン戦のアウェイでの戦績が悪い。

カニシのイメージでは,東員のスタジアムで勝ったことが無いように思う。

昨年もアウェイでは,ボロボロに負けた。

ほぼ自前のスタジアムを持っているヴィアティンが,なぜ四日市でやることになったか分からない。

ただ,どこでどことやろうと,ナカニシのすることは変わらない。

 

横断幕を掲出する。

今日は掲出場所が狭いので,フラッグも一緒に立てる。

サポーターがたくさん集まって来た。

老若男女。赤ちゃんまで。

いろんな人が,鈴鹿を応援してくれる。

 

そして,なんと,ナカニシにサポーターというものを教えてくれた,盟友hosuさん(HN)がこの試合に参戦してくれた。

hosuさん,ありがとうございます。

 

サポーターはスタンドのアウェイサポーター席の仲間と一体となって応援するため,スタンド方向に寄った。

YouTubeでは見えなかったと思いますが,カメラの届かない所にたくさんいました)

 

準備はできた。大丈夫。

2009年に作成した,鈴鹿で最初のフラッグも出ている。

鈴鹿の選手を信じよう。

鈴鹿のサッカーを楽しもう。

みんなで一緒に戦おう。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 9山内健史

MF 14鈴木翔太・10中村健人・16有馬和希・6小野寺亮太・7三宅海斗

DF 21桑原海人・3キムテウ・5平出涼・13石川竣祐

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

鈴鹿は,4-2-3-1。

ヴィアティンは,4-4-2。

 

鈴鹿のスタートは,山内のワントップで始まった。

カニシは攻撃に特化した山内のプレイが見たい。

やはり山内は超攻撃型だ。

 

試合開始から鈴鹿のサッカーは変わらない。

パスを繋いで,3人目までが連動して,ボールも人も動くサッカー。

 

対するヴィアティンは,手数を少なく,斜めに走ってスピードで裏に抜ける動きを見せる。

試合開始直後には,オフサイドだったものの,ヴィアティンの攻撃で何度か危ない場面があった。

 

試合展開は,ボールを保持して支配力を増す鈴鹿と,パスカットからショートカウンターを狙うヴィアティンという展開へ。

 

鈴鹿ボランチ,「ゴールデンボーイ」,小野寺亮太(6)

小野寺の張り巡らせるパスのネットワークが,鈴鹿全体に広がっている。

今シーズンの鈴鹿の攻守の切替が早いのは,小野寺のオンオフが効いているためだと思う。

そしてこの試合,小野寺はいつもより少し下がり気味に試合を組み立てた。

ヴィアティンが,鈴鹿のディフェンスと中盤の間に割り込んでくるところを,きっちりと潰して,攻撃につなげる小野寺。

グラウンドは前日の雨で,かなりグチャグチャになっている。

そんな中でも,小野寺のテクニックに一片の陰りも無い。

センターバックの,キムテウ(3)と平出(5)とボランチの小野寺で三角形を作り,互いにフォローし合っている。

小野寺が試合を組み立てていることは,もう研究されていると思うが,少し下がり目なことと,球際を狙われる一手先でボールを離して,リズムよくパスをつないでいる。

上手い。そして危ない場面でも,いやらしいほど落ち着いている(褒めてる)。

小野寺。まずは中盤しっかりだ。

頼むぞ!!!

 

グラウンドはかなり滑っている。

両チーム共に,蹴ろうとして軸足が滑っている選手がいる。

水たまりは無いが,ピッチコンディションは悪く,ボールの転がるスピードは遅い。

さらに,風も強い。

鈴鹿の右サイドバックから,ヴィアティンの右サイドバック方向に対角線に吹いている。

ゴール裏の芝生席はそうでもないが,上空はかなり風が出ている様子。

 

試合開始直後は,裏を狙われてドキッとする場面もあったが,徐々に鈴鹿が押し返し始めた。

 

サイドハーフ,「リトルマジシャン」,鈴木翔太(14)

前半の序盤。中村健人(10)が右で基点を作り逆サイドに折り返し,左の桑原海人(21)が優しく落としたところに,鈴木翔太が飛び込んでシュート!

惜しくも10センチほどゴールの右に外れる。惜しい!鈴木翔太惜しい!

この試合も鈴木翔太の積極的な前への突破は,鈴鹿に前への推進力を与えていた。

前へ前へ。打つぞ撃つぞ。こんな選手が対戦相手にいたら嫌だ。

その相手にとって嫌な選手こそ鈴木翔太

前線の,三宅海斗(7),山内健史(9),鈴木翔太(14)は,かなりフレキシブルにポジションを変える。どこから誰が飛び出してくるか分からない。

もう,攻撃の宝石箱や!

いけ!翔太!

 

ワントップの山内健史(9)が,右の三宅海斗(7)と再三ポジションを変えている。

最終的には山内が右にいることが多い。

 

サイドハーフの,「ワンダーボーイ」,山内健史(9)

山内らの前線からの献身的な守備により,鈴鹿ボランチである程度ヴィアティンの攻撃を止められている。

そして,山内はディフェンスじゃない。走れ!攻めろ!

ボールを奪うと,一直線に前へ。

健人(10)や,海斗(7)や,鈴木翔太(14)が,山内の走りを狙っている。

ゴール前で,マークを振りほどいた山内のシュート!

惜しくも5㎝枠の外へ。ゴールならず。

山内!下向いちゃダメだ!

フォワードはどんな時だって,自分が決めるという刃の心を持たなきゃ。

決められなくても,悔しくても,今は「忍」だ。

フォワードは決めたら勝ちだ!

次,決めろ!

自分がゴールを決めるということを,自分自身で信じろ!

カニシは,山内がゴールを決めることを信じている。

大丈夫。

やり続けようぜ。山内。

 

支配率は鈴鹿優位。

小野寺(6),有馬(16)のボランチのリズムが良く,鈴鹿の攻撃が早く鋭い。

ヴィアティンは鈴鹿からボールを奪うため,かなり激しく当たって来る。

鈴鹿の左サイドの桑原海人(21)が,ヴィアティンの選手に激突されて,かなり痛めている。

 

鈴鹿はファウルを沢山受けているので,何本ものセットプレイを得ている。

ゴール目の前からの健人(10)のフリーキックは,これもゴール右にわずかに外れる。

惜しい!惜しすぎる!

 

ボランチの・・・いや,ボランチよりセンターハーフが似合う。

センターハーフの,「ベイビーフェイス」,有馬和希(16)

シーズンが始まり,1戦ごとに脅威の成長を見せる有馬。

この試合でも,有馬のボールタッチ数はものすごく多い。

同じ中盤の小野寺が真ん中にいるため,有馬自身は阿吽の呼吸で,前後左右に縦横無尽の動き。

どこを見ても,有馬が出で来る。そしてボールを失わない。

有馬はボランチだけどディフェンシブハーフじゃない。やっぱりセンターハーフが似合うと思う。

ヴィアティン選手の間に入って,サラッとクサビのパスを受けて,そのボールの勢いを殺さずに見事にターンする。相当なハイプレッシャーの中でもお構いなし。

有馬からすれば,練習時の「とりかご」をグラウンドでやっているかのようにすら見える。

ただ,そんな有馬もヴィアティンの激しいタックルを後方から受ける。

吹っ飛ばされて痛める有馬。

有馬。大丈夫か。

危ないから,早めにボールを離そう。

怪我に気をつけて。

 

鈴鹿は支配率を奪っている。

ヴィアティンは突破口を開くため,かなり荒いプレイになっている。

 

前半29分

両チーム合わせて1本目のコーナーキック

左からのキッカーは,有馬和希(16)

かなり向かい風なので,ボールに変化が付く。

有馬はどんなボールを入れてくるか?

 

有馬のボールは,ヴィアティンの選手の頭を越えてグッと落ちてくる。

そこへ飛び込んできたのは・・・有馬が大好きな石川竣祐(13)!

石川がゴーヘルに向かって飛び込む。

ゴーーーーーーール!!!1-0



石川のマークを外す飛び込みシュート。ナイス!

ヴィアティンの1人目の頭を越す絶妙のボールを蹴った有馬もナイス!

揉みくちゃになる石川(主に海斗に)。

よっしゃーーーーー!!!

 

サイドバックの,「インサイドアウトサイダー」,石川竣祐(13)

カニシはこの試合のポイントは,ヴィアティンの左サイドの上田駿斗選手と,鈴鹿の右サイド石川竣祐のマッチアップだと思っていた。

両者とも自由度が高いサイドバックなので,いざという時に一瞬の数的有利を作るための切り札になると思っていた。

カニシの心配はお構いなしに,いつも通り自由度の高い動きを見せる石川。

どれだけ上がっても,どこへ行っても,ディフェンス時にはちゃんと戻って右サイドを守っている。

相当な運動量。そして運動量だけでなく,動き方が的確で良い所を抑えている。

石川の守る右サイドは,この試合最後まで突破を許さなかった。

石川。良いよ良いよ。良い動きだよ。

ドンドン行こうぜ!

 

鈴鹿はかなり激しく当たられている。

特に,前線の三宅海斗(7)は,徹底的に潰されている。

激しく荒いだけでなく,目の前で選手が倒れてもリスタートする審判。

それはダメでしょ。

 

鈴鹿ゴールキーパー,「リベロキーパー」,平吹楽(30)

かなり風が強いが,ハイボールの処理などに不安は無い。

さらに,キックの精度だけでなく,飛距離も出せるので,平吹からロングボール一発で山内まで飛ばすことができる。

平吹のロングキックは,空中の風で舞うため,ヴィアティンディフェンスも落下点が見極めにくい。海斗(7)や山内(9)がそのルーズボールを狙っている。

この試合でも,平吹のスーパーパントキックは,ヴィアティンフォワードに邪魔されまくった。

サイドが走っているが,邪魔されて蹴れない。

それでもナイススローでしっかりとつないでいた。

オールラウンドに安定した落ち着いたプレイ。

ナイス!平吹!

鈴鹿のゴールを頼むぞ!

 

カニシは,グラウンドコンディションが悪いことと,鈴鹿よりヴィアティンの方が身長が高い選手が多いため,ヴィアティンはもっと高さで勝負してくるのかと思っていた。

しかし,前半最初のヴィアティンの攻撃はオフサイドでヒヤッとしたが,その後は,ほぼ止められていた。

 

前半の残り僅か。

ボールを奪った小野寺(6)から,三宅海斗(7)にスルーパス

ヴィアティンディフェンス3人を切り裂き,シュートを放つが,ヴィアティンゴールキーパーのファインセーブで得点ならず。

超惜しい!

 

前半で何本か決めきれなかったことに悔いが残る。

あれを決めていれば・・・。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

ハーフタイムショーでチアが踊っているが,ナカニシは,ずっと選手の練習を見ている。

みんな調子が良さそうだ。

特に,初ベンチの三好辰典(28)は,引き絞った弓のように,今にでも飛び出しそうなパワーを持っている。

 

前半は鈴鹿が支配していながらも,ボールを奪われたら何が起きてもおかしくない状況だった。

バランスはとれている。

鈴鹿のパスワークはまだまだいける。

1点リード。

ハーフタイムで交代というのは考えにくい。

 

アップしていたメンバーが下がる。

メンバー交代無し。

 

この試合がこのまま終わるとは思えない。

次の1点が重要だ。

 

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後半開始

 

後半開始早々。

三宅海斗(7)と,鈴木翔太(14)がヴィアティンを崩す。

右から走り込んだ山内健史(9)がシュート!

わずかにゴールの右に外れる。

またもや惜しい!

 

ドンドン行こう。

シュート打って悪いことなんてない。

前へ前へ。

 

フォワードの,「ネコ好きのファンタジスタ」,三宅海斗(7)

前半から相当削られている海斗。

マークを受けるのは仕方が無いが,無理な当たりで怪我をするのが怖い。

とにかく攻撃の基点となる海斗。

海斗から・・・。・・・海斗へ。

パスを受けるのも,パスを出すのも海斗(7)を経由する。

この試合でも調子は良さそうで,体のキレがエグイ状態。

ワンタッチで前を向き,鈴木翔太(14),山内健史(9),中村健人(10),らが連動する。

海斗。

カニシは海斗のゴールが見たいぜ。

GO!!!!!

 

試合は五分と五分の展開。

鈴鹿はボールを保持し,支配力を増しているが,ヴィアティンに奪われてからの展開が少しバタついている。

 

後半の序盤。

ヴィアティンに攻め込まれてからの,鈴鹿カウンター。

爆走する桑原海人(21)が独走でヴィアティンゴール前へ。

ところが後ろから引っ掛けられる。

ヴィアティンは,この桑原へのファウルでイエローカード3枚目。

後半に入り,ますます荒くなってきた。

 

サイドバックの,「鈴鹿のくっぴー」,桑原海人(21)

この試合で最も炎のプレイを見せたのは,桑原だと思う。

桑原はそれほど身長が高くないが,ハイボールに対して頑張って競り合い,相手を自由にしていない。

また,ボールに対しても貪欲に奪いに行っており,その熱いプレイに対して鈴鹿サポーターは何度も桑原の個人チャントを歌った。

裏を狙うプレイの多いヴィアティンに対して,桑原のダッシュで危ない場面を何度も切り抜けた。

くっぴー。熱いぜ。

山盛りのナイスプレイだ。

 

後半14分

(OUT)9山内健史 ⇔ (IN)18高見啓太

 

後半のヴィアティンの攻勢に対して,前線でキープできる高見を投入。

 

鈴鹿は中盤をコンパクトに整えている。

そのため,ヴィアティンは少ない手数で早めにシュートを放ってくる。

しかし,どれだけ意外なシュートを打っても,平出(5)の目はごまかせない。

 

センターバックの左,「賢者」,平出涼(5)

裏へ抜ける斜め走りを見せるヴィアティンに対して,ポジションを重視し過ぎ,位置取りに縛られると,逆にディフェンスに穴が開いてしまう。

センターバックの左だが,ポジションに縛られずフレキシブルな対応を見せる平出。

この試合は,いつも以上に,平出が左右のカバーに入ることが多い。平出の守備範囲はディフェンス全域に及ぶ。

後半の半ばになると,ヴィアティンの攻勢が強まるが,平出はシュートコースを完全に見切って潰している。

最後の砦である平出が,スライディングをするのはある意味危険なのだが,平出のスライディングを交わされたところを見たことが無い。まさに一撃必殺。

もしも,もしも,シュートコースを潰しきれなかったとしても,平出はコースを限定し,後のゴールキーパー平吹がコースを読めるようにしている。

平吹(30)と平出(5)の連携はとても良く,パスのやり取りにも不安は全くない。

平出。

ちょっと荒れて来たけど,何とか頼む。

鈴鹿のゴール前を頼む。

 

後半22分。

左サイドで桑原(21)が後ろからのタックルで倒される。

両チーム共にファウルと思って足が止まった(このセルフジャッジはいけない)。

ヴィアティンが素早くスローイン

キム(3)が頭で後ろにそらそうとしたが,上手くタッチできずかぶってしまう。

シュートを撃たれて失点。

1-1

 

なんか一瞬試合が止まった。

変な「間」があった。

その「間」をサポーターの応援で埋められなくて悔しい。

あの一瞬が・・・悔やんでも悔やみきない。

 

後半の半ばを過ぎて,攻守が目まぐるしく変わる展開に。

 

トップ下の,「キャプテン」中村健人(10)

支配率の高い鈴鹿が中盤を省略して,蹴り合いの前線での勝負になるとヴィアティンにペースを持っていかれてしまう。

鈴鹿の攻撃は早く早く。ヴィアティンの攻撃は遅らせることが大事。

焦らずに,自分たちのやりたいサッカーをしたい。

健人の前線からの守備で,小野寺(6)や有馬(16)がボール奪取に成功している。

そして攻撃時にも,なんだかんだ言って一番得点に絡むのは中村健人

健人から目を離すな。

なんかやるぞ!

突破口を作ってくれるぞ!

 

なんか荒れた試合になって来た。

ジャッジが安定せずに,イライラが募る。

いやいや,こんな時こそサポーターが頑張らねば。

サポーターが声を出して試合に集中せねば。

 

鈴鹿の前線も個人技で局面を打開しようとする。

鈴木翔太(14)が単独突破でヴィアティンゴールに肉薄する。

三宅海斗(7)が,ドリブルで3人を突破しようとする。

もう少し。もう少し。

 

高見(18)が起点となり,右サイドからの攻撃が良い鈴鹿

石川(13)が,かなりオーバーラップしているため,右のセンターバックのキム(3)が,右のカバーに引っ張り出されている。

試合終盤となり,両チーム共に少しずつ形が崩れて来た。

 

後半25分。

ボールを奪い合った海斗(7)とヴィアティンの選手が交錯してもつれあう。

ヴィアティンにファウルのジャッジ。

そして海斗にイエローカード。2枚目で退場。なんと!!!

ピッチ上が騒然としている。サポーターも騒然としている。

海斗のイエローカードは,1枚目も何だか分からなかった。

2枚目も詳細が分からない。

ただ,ジャッジは覆らない。

海斗。落ち着け。

君の気持ちは分かるけど,仲間に任せよう。

 

鈴鹿は10人になった。

そして,さらに試合は荒れていく。

 

カウンターで抜け出した石川(13)の後方から足がかかる。

もんどりうって倒れる石川。足を痛めたらしく立てない。

倒れる石川を残して,試合を止めずにノーファウルで試合続行。

一度は立ちあがった石川だが,やはり歩けず担架で運ばれる。

石川。ホントに大丈夫か?

 

後半36分

(OUT)13石川竣祐 ⇔ (IN)28三好辰典

 

三好がJFL初出場。

しかし,このタイミングでの初出場はキツイ。

三好。プレッシャーに負けるな!

三好らしくガンバレ!

 

センターバックの右,「無敵無双」,キムテウ(3)

1人少ない鈴鹿

ヴィアティンの猛攻にさらされるが,崩れることなくしっかりと守っている。

キム(3),平出(5),平吹(30)のディフェンスが崩れることなく機能しているので,鈴鹿は引いてばかりではなく,攻撃にも出ている。

そして,荒れた試合で増えているセットプレイにキムが前線に上がる。

サポーターはみんな知っている。

キムのヘッドがボンバーなことを。

キム!頼む!

サポーターの祈りが続く。

キム。ヘッド一撃で決めてやろうぜ。

 

1人少ない鈴鹿だが,守りには入らない。

中盤の小野寺(6)が上がって来て攻撃を組み立てる。

ヴィアティンの攻勢だが,鈴鹿もカウンターを狙っている。

秘密兵器,三好(28)は単騎で1点を取る力がある。

みんながんばれ。

 

ヴィアティンの意表を突いたシュートも,平吹(30)が右手一本でファインセーブ。

集中。集中。

 

桑原が体を入れてボールを保持するが,ラグビーのようなタックルで,後ろから突き飛ばされる。

どんだけ荒っぽい試合だ。

大丈夫か桑原。

 

後半41分。

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)19藤山雄生

(OUT)16有馬和希 ⇔ (IN)26縄靖也

(OUT)21桑原海人 ⇔ (IN)22兒玉澪王斗

 

平出(5)がキャプテンマークを巻く。

藤山雄生(19)の前線での存在感が光る。

 

兒玉澪王斗(22)のドリブルと隙を突くシュート!

 

三好辰典(28)のカウンタードリブル突破。

 

鈴鹿は10人だが,最後の最後まで勝利のために点を取りに行った。

みんなナイス!

 

ディフェンス面では,ヴィアティンのカウンターを,平吹が1対1で止める。

キム(3)も平出(5)も厳しい状況でもブレは無かった。

 

試合終盤に,縄が荒っぽい当たりで額を切って出血。

サポーターは最後の最後まで,声を出し続け,選手と共に戦った。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの人が,鈴鹿応援席で一緒に応援してくれました。

選手達にパワーが届いていたと思います。

みなさんありがとうございます。

 

試合後に田村翔太選手と上田駿斗選手が鈴鹿サポーターに挨拶に来てくれました。

ありがとうございます。

両選手共にスタメンで大活躍してました。

今後とも健闘を祈ります。頑張ってください。

 

この試合は,両チーム共に「勝てる試合」だったと思います。

鈴鹿は前半の決定機に決めておきたかった。

ヴィアティンは後半の数的有利で決めたかったことでしょう。

 

まだ対戦の機会はあります。

次は鈴鹿が勝利します。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

三重県選手権準決勝 4月23日 14:00 対 FC伊勢志摩@三交鈴鹿メイン

JFL第7節 4月30日 13:00 対 東京武蔵野ユナイテッド@三交鈴鹿メイン

◇4月23日の結果次第。三重県選手権決勝 5月7日13:05 @三交鈴鹿メイン

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