みなさん、こんばんは。
前節のティアモ枚方戦では、試合前にセブンイレブンで勝った「冷凍白ぶどう」を食べて試合会場に入りました。
これは・・・と思ったのですが、今日は「冷凍白ぶどう」を食べていません。
どうやら、冷凍白ぶどうは勝利に関係なさそうです。
昨夜妻ノリコが、ナカニシ家の猫のしろの抜けたヒゲを勝利のお守りにくれました。
しろのヒゲ・・・
しろさん、次の試合もヒゲをお願いします。
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土曜日はちょっとしたお仕事で、何やらの講演会に出席していた。
とは言っても、頭の中は試合の事ばかり。
対戦相手は、FCマルヤス岡崎(以下、マルヤスと書きます)。
東海リーグの時代から、何度も何度も激戦を繰り広げてきた相手。
しかし、どちらかというと相性が悪く、鈴鹿は負け越していると思う。
元Hondaの監督の方がマルヤスの指揮を執るようになってから、さらに強くなった。
前半戦では2対2の引き分け。
何としても勝利したい。
・・・ということを考えていたら講演会が終わったので、帰宅して試合の準備をする。
横断幕を積み込みながら、選手たちのプレイを想像する。
日曜の朝。
早い時間に会場入りし、ノボリの設置などの準備を手伝う。
聖地石垣。
鈴鹿は15年間、この場所で一番多く戦ってきた。
たくさん負けた。たくさん勝った。
今日、また1試合がこの場所に記憶される。
勝利を!
試合直前。
小雨がぱらついている。
グラウンドの状態は良いのだが、水を含むと荒れてしまう。
何とかいいコンディションで選手にプレイしてもらいたい。
サポーターが集う。
勝利をつかむまで歌い続ける。
スタンドの下の控室から選手の激しい気迫がビンビン伝わってくる。
サポーターも選手に負けるな!
しっかり!
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10中村健人・7三宅海斗・28三好辰典
MF 14鈴木翔太・6小野寺亮太・16有馬和希・25藤山恭輔
DF 24山下宇一・5平出涼・2中村俊貴
GK 1阿波加俊太
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試合開始。
鈴鹿、マルヤス共に3-4-3のフォーメーション。
両チーム共にワイドに張って大きな展開をしたい。
しかし、同じフォーメーションで同じ狙いのため、サイドに1人余ることができず、やりたいことができていない展開。
共に、前後はコンパクトにまとまっているが、左右に広がり過ぎで中盤にスペースができている。
そして、ボールも人も良く動くため、パス回しで膠着することなく、互いにイケイケドンドンの展開となる。
試合開始直後から、得点可能なエリアまで攻め込む鈴鹿。
イケイケの突撃隊長、三好辰典(28)が前線に飛び出していく。
(この時点で最高速の三好は、90分後も変わらぬ最高速度だった=後述)
しかし、マルヤスも支配率を増して、鈴鹿陣内に深く攻め込む。
サイドから攻めるマルヤスは、前半から多くのコーナーキックを獲得している。
身長は少しマルヤスが高く見える。
コーナーキック時の鈴鹿の選手の集中は整っており、コーナーキックから危ない場面は無かった(コーナーキック以外ではあった)。
攻守の切り替えが早く、両チーム共に攻めまくっている前半。
なんか試合終了間際のような、息のつけない速い展開が続く。
少しでも浮き足立てば、いつゴールされてもおかしくない。
そんな時こそ、平出のディフェンスを統率する力が頼りになる。
周りがバタバタした中でも、平出のプレイは変わらない。
ゴールキーパーの前で、相手のシュートを徹底的に防ぐ。
マルヤスの前線は高く早く上手い。
空中戦で頭で落とされた場合でも、その落下位置には平出がフォローに入っている。
何気ないプレイがだいたいファインプレイ。
そして、この試合、平出は何度か攻撃参加していた。
突発的な数的有利で、マルヤスのディフェンスを揺さぶる。
ディフェンスだけじゃない。
平出は試合全体をコントロールする。
小野寺亮太(6)と三宅海斗(7)の流れるようなパス回しから、中村健人(10)へ。
健人がワンタッチで鈴木翔太(14)へ流す!
惜しくもシュートは打てなかったが、惜しい連携だった。
さらに、
有馬(16)からのパスを、健人(10)が中へダイレクトピンポイントクロス。
狙ったのは走りこんでくる山下宇一(24)!
山下の豪快タイピングヘッドは、惜しくもバー直撃!
健人のダイレクトパスが切れている。
ナカニシは何度も健人のパスを「居合切り」のようだと表現したが、やっぱりそう見える。
健人のパスが「ギラリ」と光った瞬間、日本刀の切っ先が相手ゴールのノド元に迫る。
ラストパスの存在感は、やはりチーム随一。
さらに、この試合ではよりゴールの近くでプレイしているため、自らもシュートを狙う。
右サイドを突破した三宅海斗(7)のクロスボールを中で狙うが、わずかに合わない。
展開の早い試合となった。
健人から目を離すな!
光った瞬間、決定的な場面を作り出すぞ!
健人!がんばれ!
密度の濃い試合となった。
両チームともに良く走り全力疾走。
早い縦への攻撃とカウンターの打ち合い。
両チームとも6対4で攻撃に振っている。
ディフェンス側が数的不利になることも多い。
ボランチの、「大先生」、有馬和希(16)
鈴鹿がボールを失った瞬間、有馬が間を詰めて時間を使わせている。
鈴鹿がボールを奪った瞬間、有馬が展開の采配を振るう。
有馬のスイッチの切替えが早いため、鈴鹿の展開は早く、攻守ともに後れを取っていない。
すんごい派手なことをしている訳じゃないが、有馬がパスコースを切り、セカンドボールを競り合い、中盤で相手を自由にしないことで、攻守のバランスが取れている。
マルヤスの中盤もテクニックがあり、なかなかボールを失わない。
それでも、有馬にブレは無い。
相手を飲むような堂々たるプレイ。
有馬は落ち着いている。万能の万全。
有馬。ガンバレ。
こんな時は、少しのミスが失点となる。
カウンターをカウンターで返し、全員がアップダウンをくり返す。
足を止めて、フワッとしたらやられる。
中村健人(10)が前方にいるため、タメが作れて前に出るタイミングがある。
鈴木翔太は左で攻撃の基点となるが、ウイングバックであるため、ディフェンスにも走らねばならず、ゴールまでの距離がちょっと遠い。
しかし、前節の枚方戦同様、ワイドに開いてサイドから1対1を仕掛け、シュートを狙っている。
しかし、前半はそれほどボールが回ってこない。
一撃必殺の鈴木翔太のプレイ。
しかし、マルヤスもワイドに開く鈴木翔太を警戒している。
翔太!
チャンスは来るぞ。
もう少し我慢だ。
前半の半ば。
接触で痛めているマルヤスの選手。
マルヤスの選手の治療のため審判の笛。
笛とほぼ同時に、鈴鹿のゴールキーパー阿波加(1)のパスをマルヤスが奪取。
しかし、審判は笛を吹いているので、そこでSTOP。
マルヤスは千載一遇のチャンスを潰されたと激しく抗議。
抗議は認められず、鈴鹿ボールで再開。
・・・しかし、なんとなくジャッジのブレで試合が荒れ始めた。
鈴鹿としては、やはり攻撃の中心である三宅海斗(7)へのマークが激しく、足元をこれでもかというほど削られている。
それでも前半の終盤。
マルヤスのセンターバック3人に挟まれながらもドリブルで突進する三宅海斗(7)
止まらない。止まらない。
マルヤスディフェンスは、カード覚悟でなんとか止める。
そのマルヤスのプレイでイエローカードが出るが、海斗のドリブルはそれくらいしないと止まらない。
前半終了間際。
藤山恭輔(25)からのパスで、鈴木翔太(14)が一気に爆走。
マルヤスゴール前まで攻め上がるが、ゴールならず。惜しい!
さらに、マルヤスゴールキーパーが飛び出しているのを見て、三好辰典(28)がロングシュートを放つが、マルヤスGKがなんとかクリアする。
走り出したのは鈴木翔太(14)。
鈴木翔太(14)が、さらにマルヤスディフェンスラインの裏へパス。
その裏に走りこんだのはも三宅海斗(7)
海斗のシュートは相手GKファインセーブ!惜しい!
両チームとも全力で攻め合う力の入った展開。
互いのディフェンスが踏ん張って、公式記録ではシュートこそ少なく見えるが、相当攻撃的にやり合った前半だつた。
少しのズレやミスで、3対3くらい点が入ってもおかしくなかった。
サポーターの仲間が言っている。
「あっという間の前半だった」
ここで前半終了。
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ハーフタイム。
「ShinyStar27」さんが、チアダンスをしてくれる。
見事なダンスをありがとうございます。
ベンチの選手たちがアップしている横で、ボールボーイの子どもたちがめくれた芝を踏んでくれている。
少しでも良い芝でプレイできるように。
みんなありがとう。
試合はいつ点が入ってもおかしくない展開。
全く膠着していない。
守備側がゴール前をガチガチに固めて、攻撃側が半円にパス回しするような場面はない。
良い試合になって来た。
しかし均衡は必ず崩れる。
その均衡を崩すのは誰だ?
ここは俺たちの聖地石垣。
サポーターの力を信じろ。
応援が何かの力になることを信じろ。
鈴鹿サポーター!やるぞ!!!
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後半開始。
鈴鹿は後半から4-2-3-1にフォーメーションをチェンジ。
共に3-4-3よりも、なんとなく噛み合わせが良くなった。
後半開始直後から、三宅海斗(7)が突っ込んでいく。
海斗のマルヤスGKへのプレッシャーで、何度もキックミスを誘発した。
海斗が、マルヤスのリズムを崩す。
そして、後半序盤、マルヤスの攻撃も激しい。
マルヤスに右サイドから攻め込まれ、中へ折り返し、ヤバイ!やられた!
しかし、左サイドバックの山下宇一(24)が、中を素早くカバーしてシュートブロック!
山下!ナイスだ!
鈴鹿は右からの攻撃が増えて来た。
その右を押し上げていくのは・・・
右サイドバッキク、「ブレードランナー」、藤山恭輔(25)
無尽蔵のスタミナは、後半になっても動きに全く疲れは見えない。
サイドで自由に動けなかった前節の枚方戦とは変わって、自ら動きながらのプレイがハマっている。
そして、試合後にサポーターが言ってたのだが、藤山恭輔は1対1の対人がめちゃめちゃ強い(これは以前からナカニシも力説してた)。
練習見学をすると分かるのだが、全体練習後の自主練で、恭輔は、三好辰典(28)や鈴木翔太(14)を相手に1対1をしてるのをよく見かける。
翔太と三好って、相当なテクニシャンでドリブルも上手いのだが、それに対して恭輔がだいたい勝っている(一見の価値あり)。
その藤山恭輔(28)がマルヤスとの1対1を制している。
絶対に1対1では抜かせない!
恭輔!良いぞ良いぞ!
めちゃくちゃ良いやん!
ガンバレ!走り切れ!
フォワードの、「kiikのマスター&ファンタジスタ」、三宅海斗(7)
後半序盤から海斗がドリブルで積極的に仕掛けていた。
マルヤスは3バックが3人とも海斗を押しつぶしにくるが、海斗はドリブルですり抜けようとする。海斗を止めるために、どうしてもマルヤスのファウルが増えていく。
鈴鹿の攻撃の中心は誰がどう見ても三宅海斗。
でも・・・身を削るような海斗のプレイは怪我が心配。
海斗!今日もやられたけど大丈夫か?
ナカニシはホントに心配。
後半16分。
さすが!鈴木翔太(14)が左サイドを突破してくる。
中へ早いパス!
三宅海斗がオトリになって、後ろで狙うのは三好辰典(28)!
しかし、三好のシュートはミートしない。
しかし、しかし、そのこぼれたボールを素早く拾って仕掛けたのは・・・小野寺亮太(6)!
小野寺の素晴らしい動きに、マルヤスもたまらずペナルティエリア内でファウル。
なんと!PK!
キッカーはもちろん、エース三宅海斗(7)
海斗
頼む。
頼む。
頼む。
軽く助走して、海斗の蹴ったボールはゴール右隅にズバッと突き刺さる!
ゴーーーーーーール!!!1-0
ゴール後にカメラマンになんかやってる4人。
(選手たちがインスタとかにアップすると思うので、それを見てください)
海斗のシュートもビシバシで凄かったけど、小野寺の飛び出しもエグイ。
とにかくナイスゴール!
大きな1点だ。
難しい試合。
いつ点を取られてもおかしくない。
そして、いつ追加点を取ってもおかしくない。
まだまだ時間はたっぷり残っている。
守りに入るとやられる。
炎の強い気持ちを持ち続けなくては。
サポーターがもっともっと選手たちに勇気を与えなければ!
後半20分
(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)21桑原海人
3たびフォーメーションが変わる。
3-4-2-1に変化。
フォワードの、「音速の貴公子」、三好辰典(28)。
前半からずっとマルヤスのディフェンスラインに仕掛けまくっていた三好。
三好が駆け引きを繰り返すので、マルヤスのディフェンスラインが少し乱れている。
スタンドから見ていて、マルヤスのラインがよく見える。
走りの勝負なら、音速の三好の方が早い。
マルヤスディフェンスは、三宅海斗(7)を気にするあまり、三好への対応が遅れることがある。
三好の動きがキレ続ける。相手からしたら、とても嫌な選手だ。
そして、三好の後ろからはジュリアナのメンバー、藤山恭輔(25)がフォローする。
互いに言いたいことを言いあえる仲間との練習。自分の主張、相手の意見。何度も繰り返されるサッカーの話。それで連携が上がらないわけがない。
三好のゴールへの突進は、まだまだ続く。
三好!ゴールを奪え!
取ったもんの勝ちだ!
決めたやつが偉い!
それがフォワードだ!
1点を追うマルヤスの攻勢が続く。
ゴール前でまた危ない場面!
センターバックの、山下宇一(24)
足元の上手いマルヤスに対して、鈴鹿はボールを奪えずに、鈴鹿陣内深くに攻め入られる場面も多い。
しかし、鈴鹿ディフェンスの奮起で、何度も危機を脱している。
山下は自分のポジションに固執するのではなく、自分の判断で素早くカバーに入る。
山下宇一(24)が這いつくばり、泥を噛みながら、それでも目はボールを追い、シュートブロックに体を投げ出す。
山下のプレイは、早く、鋭く、土ごと掘り返すような激しいシュートブロック。
山下の泥にまみれたディフェンスが、後半の鈴鹿を安定させる。
山下、山下が噛んでいる土は、あの夏の日に自分で運んだ土だ!
その土が山下のプレイを裏切る訳が無い!
鈴鹿にはたくさんの素晴らしい才能を持つ選手がいる。
花に例えば、サクラやヒマワリのような選手もいるけど、野に咲く花もちゃんと季節を告げるんだぜ!
なんか?よく分からんけど、山下ナイスプレイだ!
言いたいことが多すぎて、なんかなんて言っていいか分からないけど、頼むぞ!山下!
試合は五分と五分。
鈴鹿は、有馬(16)と小野寺(6)のボランチが中盤を支配している。
しかし、サイドはマルヤスが若干有利。
サイドから狙いすましたパスが入ると危ない。
プレッシャーを絶えず掛け続けないとやられる。
しかし。
後半29分。
どうも微妙だけど、ジャッジが言うんだから仕方ない。阿波加に託す!!!
PKのキッカーの前で両手を広げる阿波加。
でかい!阿波加がとてつもなく大きく大きく見える。
マルヤスのキッカーが蹴ったボールは、コースも威力もスピードも十分の弾丸シュート!
しかし、阿波加が右手一本で止める!
目は最後の最後までボールから離さない。
そこにシュートが来るのを知ってるかのように、阿波加がドンピシャでセーブ!
大歓声のスタンド!阿波加!
鈴鹿のゴールキーパー、「パーフェクトGK」、阿波加俊太(1)
マルヤスに行きかけた流れを止めたスーパーセーブ!さすが!
さすがだけど驚きはない。阿波加ならやってくれる。阿波加なら救ってくれると信じていた。
後半、鈴鹿のゴールは何度もマルヤスに攻め込まれた。
雨の影響もあり、足元も緩い。
それでも阿波加は万全の態勢で鈴鹿のゴールを守る!
阿波加!
失点無して勝つぞ!
右のウイングバックに入った、「鈴鹿のくっびー」、桑原海人(21)
後半からの出場だが、桑原特有の切れ味で抜くというより、押して押して押しまくるような、棍棒でぶん殴るような強い攻撃が効いている。
体幹が強く、ちょっとやそっとのアタリでは揺るがない。桑原はそのまま押し通る。
さらに、ダブルタッチでどんどん前進する。
中で待つ三宅海斗(7)へ早いクロスボール!
桑原のナイスボール!
しかし、海斗のユニフォームが引っ張られて倒れながらシュートを狙うが、ゴールに届かない。
桑原が鈴鹿の左サイドを活性化させる。
後半39分
(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)8前田柊
試合終盤。
やはり上手いマルヤス。
しっかり押し出して鈴鹿のゴールに迫る。
しかし、マルヤスディフェンスは後方からの危険なチャージでイエローカード。
2枚目なので退場。
1人少なくなったマルヤス。
しかし、逆にその分、割り切って思い切りのいい攻撃を仕掛けてくる。
センターバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)
ピンチの時こそ、ナカニシは俊貴に祈る。
長い付き合いだ。
共に苦難を乗り越えて来た。
俊貴がこれまで何度も俺たちを勝利に導いてくれた。
マルヤスの体当たりに対して、逆にショルダーチャージで吹き飛ばす俊貴。
強い!お父さん強い!
俊貴のプレイに迷いはない。
一手、一手をきっちり仕留める。
とにかく迷い無く前方に大きく蹴り出す。
今、必要なのは、小手先のテクニックじゃない。
この試合に勝つための最短距離を示す目印となるプレイだ!
俊貴!頼むぞ!
残り5分。
ATがあるので、だいたい残り10分。
サポーターの声は止まらない。
少しかすれているけど、途切れない。
マルヤスディフェンスの裏に抜け出した三宅海斗(7)の決定機を阻止して、またもやマルヤスにイエローカード!2枚目で退場。これでマルヤスは2人少ない。
ただ1点差。
何が起きてもおかしくない。
サポーターの声が大きくなる。
勝ちたい。
勝ちたい。
もう、引き分けじゃダメだ。
勝たせてくれ。
AT2分。
試合開始から三好辰典(28)が荒らしまくったマルヤスディフェンスライン。
徐々にラインが乱れているのがスタンドから見えていた。
駆け引きをしまくって90分。
仕掛け続けて90分。
走りつづけて90分。
三好は90分やり続けられる選手だ!
中盤のこぼれ球を藤山恭輔(28)が阿吽の呼吸でダイレクトで叩く!
三好にズバリと通る!
オフサイドは無い!
決めろ三好!
ゴーーーーーーール!!!2-0
吠える三好!
喜ぶ海斗!
ナイスゴールだ!
鈴鹿を愛する者がここに集う!
勝利をつかむまで歌い続ける!
サポーターのチャントは止まらない。
選手と共に最後まで戦おう。
この試合、天才の天才たるプレイを存分に発揮した選手がいた。
ボランチの、「プレイメーカー」、小野寺亮太(6)
攻守の要として大活躍した。1点目のPKを奪った。
小野寺の凄い所は、素晴らしいプレイをするだけじゃない。
凄いプレイをするだけではなく、パスコースを切ったり、競り合いで体を張ったり、前後に走り回ったり、献身的なプレイで仲間を救うことのできる選手と言うことだ。
すでに試合は90分を経過している。
それでも小野寺は走りつづける。
まだ分からない。
まだ勝利を掴んでいない。
AT5分
鈴鹿のペナルティエリア付近から、約50mを独走して藤山恭輔(25)が持ち上がる。
まだ走れるか?凄いぞ、うちの恭輔!
恭輔がマルヤス陣内深くに侵入して、小野寺へ!
なんと・・・・・
なんと・・・・・美しいシュートだ!
ヨーロッパのチャンピオンズリーグで見るようなスーパーゴールがゴールネットを揺らす。
ゴーーーーーーール!!!3-0。
小野寺のゴールを表せる言葉が無い。
ビューティフルゴール?
ワンダフルゴール?
とにかく素晴らしい。
ナイスゴール!
後半AT
(OUT)6小野寺亮太 ⇔ (IN)26縄靖也
(OUT)7三宅海斗 ⇔ (IN)19藤山雄生
(OUT)28三好辰典 ⇔ (IN)高見啓太
残り時間わずか。
それでも途中出場の選手たちは餓えている。
縄靖也(26)が基点となり、桑原海人(21)へつないだボール。
桑原から中に折り返し。
中央で藤山雄生(19)が受けてシュートを放つが、わずかにオフサイド。
惜しい!
サポーターの声は途切れない。
よし!!!
試合終了
サポーターと選手のバンザイの後、殊勲の阿波加選手が勝利の舞の代わりに「でんぐりがえり」してくれました。
みんな笑顔でした。ありがとうございます。
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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
試合会場の準備のために、たくさんの人が協力してくれています。
本当にありがとうございます。みなさんに感謝します。
前回AGFで試合をした沖縄戦では、芝がデコボコで選手たちのプレイに影響が出ました。
夏の暑い時期に、サポーターが砂を入れたり、スタッフが水を撒いてくれたり、少しずつ手入れをして、今日の試合を迎えました。
以前よりはずいぶん良くなったと思います。
みなさんありがとうございました。
FCマルヤス岡崎には、以前鈴鹿で共に戦った、西村仁志選手と藤島樹騎也選手が所属しています。2人ともAGFで元気なプレイが見られました。
西村選手、藤島選手、また会いましょう。今後ともがんばってください。
そして、なんとこの試合には、芦田成利選手が見に来てくれていました。
左利きのスピードスターとして、大活躍した偉大な選手です。
そして、そのスビートで泥棒を捕まえたりもしてました。
芦田選手、ご来場ありがとうございました。
芦田選手のこれからのチャレンジに幸多きことを祈ります。
ずっと応援してます。ガンバレ!
サポーターの選手を讃える話は尽きないのですが、その余韻を味わうために、試合の2次会をkiikカフェでやりました(ナカニシは申し訳ないですが不参加)。なんかスペシャルゲストも来て盛り上がったそうです。
その頃、ナカニシは濡れた横断幕を乾燥機にかけながら、試合の動画を見ていました。
結果を知っている試合を、もう一度ワクワクしながら見るのは最高です。
さて、この試合のナカニシ的MVPですが、阿波加選手と小野寺選手と山下選手と三好選手で悩みました・・・。
ナカニシが選ぶ今日の試合のMVPは!
山下宇一選手(24)です。
山下選手、ナイスプレイでした。見事!
山下選手の気迫や覚悟や根性を見せてもらいました。
また次の試合もビシッと鈴鹿のゴールを守ってください。
試合後、選手のサインをもらう子どもたちの列ができていました。
みんな笑顔でした。
選手たちも笑顔でした。
この街には鈴鹿ポイントゲッターズがあります。
そして、応援したくなるような良いヤツらがサッカーをしています。
そのことが楽しくて仕方がありません。
もう、深夜2時です。
ブログを書き始めて6時間が経過しました。
とても楽しい時間でした。
さあ、寝ます。
ヘトヘトで腰が痛いです。
でも、良い夢を見ます。たぶん。
ではまた。
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(今後の試合)
◇JFL第24節 10月8日13:00 対 ミネベアミツミFC@宮崎市民グラウンド
◇JFL第25節 10月22日 13:00 対 レイラック滋賀@四日市中央緑地競技場
◇JFL第26節 10月29日13:00 対 沖縄SV@沖縄市陸上競技場
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