VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第30節 対 ラインメール青森

みなさん、こんばんは。

 

みなさん、試合後にくっぴーに言われた通り、美味しいお酒を飲んでいますか?

それとも、美味しいフルーツを食べてますか?

 

現在、ナカニシは今日の試合を振り返って、ニンマリしています。

ニンマリというのは、なかなか表現しにくい表情なので、文書で書けないのですが、サポーター忘年会の際に「ナカニシのニンマリ顔」をお見せします。

という、どうでもいいことをブログに書き始めるくらい、良い気分なのですが、まず最初に書くべきことがあります。

 

選手、スタッフ、スポンサー、関係者、協会、三重県鈴鹿市、支援していただいている全てのみなさん、今シーズンありがとうございました。

鈴鹿ポイントゲッターズに関わった全てのみなさんに、心からの感謝を申し上げます。

 

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終戦の朝。

 

どんなふうに寝ても、目覚ましより早く飛び起きる。

試合前に良い夢を見たことはない。

不安でいっぱいのまま、試合会場に向かう。

 

今日の対戦相手は、ラインメール青森(以下、青森と書きます)。

Jリーグ昇格の権利を持っていて、この試合に勝つと2位以内に入る可能性がある。

もちろん、もの凄いモチベーションで勝利を狙ってくるだろう。

 

試合会場で準備をする。

ひょっとすると、この試合で使うことが最後になる物もあるだろう。

選手ノボリやスポンサーノボリを丁寧に掲出する。

 

横断幕も掲出する。

沢山の横断幕が秋空に映える。

みんな今日も元気に戦おうぜ。

 

いじめ撲滅の運動を三重県のみなさんと行う。

チームが行政から認められていて、その活動に参加するというのは素晴らしいことだと思う。

カニシもいじめ撲滅のピンクの紙を高く上げる。

 

試合開始が近づく。

鈴鹿は5試合勝ち星が無い。

サポーターは5試合選手の笑顔を見ていない。

 

なんとか、

なんとか最後の最後は笑顔で終わりたい。

何としても勝ちたい。

 

やってやるぞ!

全力の応援ぶちかましてやるぞ!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 9山内健史・10中村健人

MF 14鈴木翔太・26縄靖也・6小野寺亮太人・18高見啓太

DF 21桑原海人・3キムテウ・2中村俊貴・27萩原大河

GK 1阿波加俊太

 

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試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2。

縦に早く、カウンターを狙う。

 

青森は3-4-3。

ワイドに開いてサイドから攻め込む。

 

試合開始直後から、青森は高さを活かして攻め込んでくる。

カニシの感じだと、青森はほとんどの選手が180㎝を越えているように見える。

高さでは、鈴鹿は分が悪い。

 

ゴールキーパーの、「パーフェクトGK」、阿波加俊太(1)

青森は両サイドから攻め込むだけでなく、かなりの飛距離のロングスローも放り込んでくる。

高さで分が悪い中で、鈴鹿は阿波加の飛び出しが頼みの綱。

果敢に飛び出し、手を伸ばす阿波加を、青森の選手が進路を妨害する。

それでも体を限界まで伸ばし、先にボールを触る阿波加。

前半の序盤、ロングスローからのヘディングシュートを、何とか弾き返す阿波加。

素晴らしいプレイで鈴鹿のゴールを守る。

さらに、四日市のグラウンドは、かなりデコボコでボールのコントロールがしにくい。

そんな中でも、バックパスに対しての阿波加のキックにミスは無かった。

誰が呼んだか、パーフェクトGK!

阿波加完璧。

 

青森はサイドハーフに背の大きな選手が張っている。

そして鈴鹿サイドバックは、右も左も小柄な選手。

 

サイドバックの、「アイ・オブ・ザ・タイガー」、萩原大河(27)。

初スタメンの萩原。

ただ、ガンバ大阪の練習試合の得点や、普段の練習を見ているサポーターからすると萩原の力に何の疑いも無い。

緊張で硬くもならず、スッと試合に入った。動きもとてもキレている。

青森はサイドに広く展開してくる。

萩原の守備範囲は広い。

それでも、GOとSTOPの切替が早く、止まった状態から最高速に達するまでが早い萩原は、その瞬間的なハイスピードで、青森のサイドプレイヤーを自由にさせていない。

そして、萩原の良さは超攻撃的なプレイ。

萩原が狙っている。

青森ゴールを狙っているぞ。

 

青森は左右にロングボールを展開してくる。

前半の序盤は特に、鈴鹿の右サイドへのロングボールが多かった。

 

センターバックの右、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)

サイドバックの萩原(27)が高さで不利なため、青森のロングキックの際には、俊貴(2)と萩原(27)がポジションチェンジしている。

さすが俊貴!サラッとカッコいいプレイをしてくる。

最高到達点も、そのフィジカルのぶつかり合いも、全く負けていない。

十分に溜めてジャンプした時には、青森の選手より頭一つ高く飛んでいる。

俊貴と高さで競り合うなら、(小さめの)クレーン車くらいは準備しないと勝つことはできない。

俊貴がディフェンスラインを見張っている。

危ない所は確実に潰す。

うちの俊貴に間違いなし!

 

鈴鹿フォワードの山内健史(9)が縦横無尽に動いてシュートを狙っている。

その山内の後ろで、シャドウのように中村健人(10)が狙っている。

 

鈴鹿は、蜂の一刺しを狙うような攻撃。

青森は、サイドから棍棒で殴るような攻撃。

 

ボランチの、「ミドルシューター」、縄靖也(26)

練習などを見ていても良く思うのだが、縄という選手はフィールド上の存在感が凄い。

攻守に渡り、どんな場面でも消えることなく、どこかでプレイに絡んでくる。

そういう意味で、ナカニシは縄のセンターバックよりボランチが見たかった。

この試合、青森はロングボールを放り込んでくる。

鈴鹿よりも高さに勝るため当然の戦術。

鈴鹿はディフェンスラインが迎撃するが、そのセカンドボールを奪われると、一気にピンチとなる。

縄はそのセカンドボールに対してのアクションが早く、競り合うというより、予測して先に動いて奪う感じでボール奪取をしている。

なるほど。上手い。派手なプレイじゃないけど、渋く上手いプレイの積み重ね。

この試合、青森に決定的な場面は作らせなかった。

縄が確実に中盤を支配していた。

ナイス!グッド!

縄、ミドルシュートぶち込んでやろうぜ!

 

鈴鹿は、青森の高さとの戦い。

ロングボール、サイドからのクロスボール、そしてロングスロー。

なんとか防いでいるが、支配率を上げることで、青森の攻撃回数を減らしたい。

 

サイドハーフの、「小旋風」、高見啓太(18)

カニシはいつも思うのだけど、高見のプレイは「曲者」で上手い。

押し引き。緩急。虚実。

高見ワールドに入ると、いつの間にか高見のペースに引き込まれてしまう。

ボールのタッチが上手く、高見を起点として、前線の山内(9)、健人(10)も動き出している。

さらに、今日の高見の後ろには、元気いっぱいではちきれんばかりのサイドバック萩原大河(27)が待っている。

萩原の突破を活かすために、タメを作る高見。

上手い。

なんか「間」の取り方が上手い。

高見。頼むぞ!

 

前半の半ばを過ぎて、試合は五分五分。

支配率もほぼ同じだと思う。

 

しかし、青森は高さで優位なため、セットプレイで問答無用の一撃を決めてくる可能性がある。

さらに、左右どちらも、かなりの飛距離のロングスローまで放り込んでくる。

青森は怖いチームだ。

 

センターバックの左、「無敵のキム」、キムテウ(3)。

久しぶりのスタメン出場だが、キムに硬さは見られない。

高さの勝負なら、キムの得意な舞台。

競り合おうが、先に体をぶつけようが、キムには関係ない。

キムの方が確実に強い。

セカンドボールが奪われないよう、ドカンとヘディングで大きく跳ね返す。

素晴らしい。対空戦でのキムは本物の無敵。

そして、グラウンド状況が悪いが、ディフェンス間でのパスにも不安は全く無かった。

この試合、キム(3)と俊貴(2)のセンターバックが本当に良く守った。

連係もバッチリ!

キム!頼むぞ!

 

四日市のグラウンドは、芝が完全に枯れている。

芝が根を張っていないため、スパイクのポイントが刺さらず、選手が足を滑らせることが多い。

前半は緊迫した試合。

何かひとつのミスや不運があれば、失点となる可能性が高い。

不運なトラブルを防ぐため、両チーム共に、ゴールキーパーから繋いだり、ディフェンス間のバックパスは少ない。

 

青森は徹底して高さ勝負。

サイドから中に放り込む。

青森ゴールキーパーからも大きなロングボール。

 

鈴鹿はパス+ゴーで、人もボールもよく動いている。

リスクを背負ってでも勝負に行っている。熱いプレイが続く。

鈴鹿は、たとえボールを失っても、周りからのフォローがしっかりしている。

 

両チームともに崩せていない。

両チームともに決定的なシュートは打てていない。

 

サイドバックの、「鈴鹿のくっぴー」、桑原海人(21)

球際の烈しさと、閃光の寄せで、青森のサイドを自由にしてはいない。

高さの勝負も、競り合いに怯むことなく、十分に競り合ってヘディングでコントロールさせていない。

桑原のプレイに、熱さを感じる。ただの熱さじゃない。激熱だ。

必死のプレイ。全力のプレイ。魂のこもったプレイ。

カニシは桑原の気持ちの入ったプレイが大好きだ!

桑原、みんなのハートに火をつけろ!

 

青森のセットプレイに対して、鈴鹿はよく集中している。

人任せにせず、先に触る。

ボールを目で追うだけではなく、自分の体が動く限り最大限まで触りに行く。

何本ものセットプレイやロングスローで、鈴鹿ゴールが脅かされるが、ボールに先に触るのは鈴鹿の選手だった。

みんな!ナイス!

 

あっという間に、前半の終盤

 

鈴鹿のカウンター!

萩原大河(27)がスーパーオーバーラップして、中に切れ込んでシュート!

上手い!惜しい!もう少し!

初スタメンの萩原が堂々と攻撃的なプレイで鈴鹿を引っ張る。

さらに、左サイドバックの桑原も、コーナーキックのこぼれ球を思い切りよく、ミドルシュートを放つ!

 

力の入る試合。

キムテウ(3)が激しいタックルでイエローカード

いやいや、気にするな。

キムの熱く激しいプレイは、今日の試合では絶対に必要だ。

球際は激しく行かないと、一気に雪崩れ込まれてしまう。

 

青森は左右から大きく放り込んでくる。

時にはサイドからの斜めのスルーパスも出してくる。

鈴鹿のディフェンスは前に前に出て迎撃しているが、裏は全く撮られていない。

中村俊貴(2)のラインコントロールと、ゴールキーパー阿波加俊太(1)のフォローが効いている。

 

さらに、右サイドバックの萩原大河(27)がイエローカード

試合はだんだんと激しさを増してきた。

 

青森はJ昇格の可能性がある。

そのためにも勝たなくてはならない。

 

鈴鹿は昇格も降格も関係ない。

だけど・・・選手たちの勝利への気迫は青森に全く負けていない。

素晴らしい。

鈴鹿は素晴らしいチームになった。

俺たちのチームだ!

俺たちの街のチームだ!

 

青森はロングスローをバンバン入れてくる。

しかし、中村俊貴(2)、キムテウ(3)、阿波加俊太(1)のゴール前のトライアングルが青森を自由にさせていない。

 

フォワードの、「キャプテン」中村健人(10)

健人の創造性溢れるプレイは、やはり前目のポジションで光り輝く。

健人はサッカーIQが最高に高い選手なので、ポジショニングやパスの受け方がとても良い。

しかし、健人が上手すぎて、パスを受け過ぎてしまい、健人が低い位置だと、健人に合わせて自然に基点が下がってしまっていた。

前節くらいから、健人が高い位置に固定されている。

前述のとおり、ポジショニングもパスの受けたか健人が、高い位置でパスを受ける。

健人に入った瞬間、ナカニシの心拍数が上がりワクワクする。

さらに、前線から青森ディフェンスやボランチに圧力をかけて、ボールを奪う。

とても良い。前目の健人もの凄くいい。

狙いは健人。

健人に渡れば何かが起きるぞ!

 

試合は五分五分の勝負。

ただ、青森の高さはずっと脅威。

キム(3)と萩原(27)がイエローカードをもらってしまったのが気になる。

 

前半終了。

 

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ハーフタイム。

 

いじめ撲滅のトークショーが行われている。

選手たちが一生懸命協力している。

観客、ファン、サポーター、青森のサポーターのみなさんも協力してくれている。

ありがとうございます。

三重県さん、これからもよろしくお願いします。

 

ただ・・・ナカニシの頭は試合の事で一杯。

 

どうしたら点が入るか?

どうしたら点を与えずに済むか?

 

まだ答えは無い。

まだイメージが見つからない。

 

この試合どうなるか・・・まったく分からない。

 

ただ、分かっているのは、こんな時こそサポーターは元気に応援したほうが良いということ。

 

さあ、もうノドが潰れても、来年3月まで試合は無い。

存分に潰してやろう!

 

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後半開始。

 

グラウンドに入って来る選手たちの背中に気合が入っている。

パワーが漲っている。

 

さあ行こうぜ!

 

ボランチの、「プレイメーカー」、小野寺亮太(6)

公式戦であまりペアを組んでいなかったが、小野寺と縄靖也(26)の連携に全く不安は無い。

縄も小野寺も、自在に動いて躍動しているが、中盤に穴はできていない。

セカンドボールのフォローも互いに早い。

そして後半、小野寺が少し前に押し出してきた。

小野寺が動けば、鈴鹿が動き出す。

鈴鹿の試合を見に来たら、まず小野寺を見よ!

攻守ともに、始まる時は小野寺から始まる。

 

後半10分

グラウンド中央、やや左からフリーキック

キッカーは、中村健人(10)

狙うのは逆サイドの深い位置にいる空中線最強のキムテウ(3)。

健人のキックは、ドンピシャでキムの頭に。

キムがヘディングで折り返し。

それを決めたのは・・・小野寺亮太!背番号6番!

ゴーーーーーーール!!!1-0

サポーターに向かって、左のエンブレムを握りしめながら走ってくる小野寺!

最高!

「小野寺最高」以外の言葉が無い。

小野寺最高!

小野寺最高!

小野寺最高!

 

そして・・・3分後・・・。

 

後半13分

中盤の混戦からボールがこぼれてくる。

素早く反応した山内健史(9)が、絶妙のスルーパス

走り出していたのは、左サイドの鈴木翔太(14)!

流れるようなドリブル。

清流のような動きの読めないフェイント。

シュートコースは狭い!

打て!

打て翔太!

鈴木翔太のニアサイドへの強烈なシュート!

青森のゴールキーパーが触るが、ボールの勢いが止まらずそのままゴールへ。

ゴーーーーーーール!!!2-0

ナイスシュート!

ナイス度胸!

ナイス翔太!

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

カニシは、その勝負を挑む姿勢がたまらなく好き。それが鈴木翔太

青森のサイドは攻撃のため高い位置を取る。

そのため、青森の3バックの左側と鈴木翔太がマッチアップになることが多い。

1対1なら迷わず勝負だ!

相手が人間である以上、鈴木翔太のドリブルのキレの方が上だ!

この試合の後半、鈴木翔太は左サイドからチャレンジし続けた。

そのため、青森の右からの攻撃の回数はかなり減った。

鈴木翔太の攻撃が、鈴鹿の左サイドの安定につながっている。

攻撃は最大の防御。

鈴木翔太

ガンバレーーー!

 

試合は鈴鹿が2点リードしている。

前節の高知戦と同じ。

ただ、高知戦よりも、選手たちは落ち着いている。

0対0の試合のような、ハングリーなプレイを続けている。

 

フォワードの、「ワンダーボーイ」、山内健史(9)

ディフェンスラインの裏に抜けることに関しては、山内は間違いなくチームナンバーワン。

絶妙なボールの受け方と、ルーズボールへの体の入れ方が上手い。

試合を通して、相手ディフェンスとの駆け引きを繰り返し、青森ディフェンスラインにプレッシャーを掛け続けた。

山内の仕掛けで、青森ディフェンスラインが下がることにより、鈴鹿の中盤が楽になる。

小柄な山内だが、その脚が唸れば、止められるヤツはいない。

山内。鈴鹿でたくさん走ったよな。

山内。ナカニシはいつも山内に走れって叫んでた。

山内。チームのためにサポーターのために走ってくれたよな。

山内。がんばれ!

サポーターは何もできないかも知れないけど、山内の背中を押せるような応援をしよう。

ヤマウチタケシ~ラララ~。

 

一進一退の攻防。

後半の終盤に入り、さらに青森の攻撃がシンプルになって来た。

青森はロングボールを放り込んで、前線で競り合う。

 

後半29分

青森のロングボールに対し、逆サイドのプレイヤーが走って来る。

ゴールキーパーの阿波加が飛び出し接触

ん?

PK?

本当に?

青森のペナルティキック

サポーターは阿波加に祈るが、決められて失点。

2-1。

 

その失点後。

鈴鹿はフィールドプレイヤーだけでなく、ゴールキーパーの阿波加も含めて、選手たち全員が円陣を組む。

何か話している。

いいぞ。落ち付いている。

いいぞ。大丈夫だ!

選手たちはこのピンチを必ず乗り越えられる。

 

1点を返した青森は、もう1点を狙って攻勢をかける。

ただ、鈴鹿は引き過ぎない。

山内が裏を狙い続けていて、青森のディフェンスラインを下げる。

そのディフェンスラインの下がったスペースで中村健人(10)が受ければ、チャンスが生まれる。

まだまた!

まだまだ鈴鹿は十分に戦えているぞ。

 

キムテウ(3)と、中村俊貴(2)のセンターバックが噛み合ってきた。

全く隙が無く、仁王像が2体いるような感じになってきた。

 

後半44分

(OUT)18高見啓太 ⇔ (IN)28三好辰典

三好。勝つぞ。頼む。

 

青森のロングスロー!

鈴鹿ゴール前に殺到する選手達。

青森はゴールキーパーも上がってきた。

それでも鈴鹿の集中は途切れない。

 

ジャッジが乱れて来た。

荒れそうになるサポーター(ナカニシを含む)を、ゴールリーダーが必死に抑えている。

サポーターが焦るな!

サポーターが選手を追い込むな!

鈴鹿サポーターはこんなもんか?

もっと絞り出せ!

選手が集大成を見せようとしてるんだ!

サポーターも応援の集大成を見せよう!

 

サポーターのボルテージが上がる。

カニシの周りからも、絶叫のように声がチャントを歌っている。

子どもたちも、おっさんも、女性も、高齢者も、みんながグラウンドにパワーを届けている。

 

試合終盤。

中村健人(10)がオフサイドギリギリから抜け出し山内健史(9)へ。

山内から中への折り返し。

ボランチの縄靖也(26)が上がってきて、胸トラップからのシュート!

惜しい!

 

副審がATを掲示。3分。

しかし、なぜか差し替えられて、ATはなんと!6分に変更。

不思議なことがあったもんだが、選手の集中は全く途切れない。

 

サポーターの声が響く。

 

AT2分経過

(OUT)26縄靖也 ⇔ (IN)15湯澤拓士

 

足を痙攣して縄が交代。

鈴鹿は3バックとなり、守りに入る。

 

AT5分経過

(OUT)27萩原大河 ⇔ (IN)13石川竣祐

 

走りまくった萩原も足を痛めて交代。

スクランブル発進の石川。頼むぞ!

 

ATは6分を経過した。

それでも終わらない。

 

そんな時。

山内健史(9)がゴールラインのギリギリをドリブルで抜け出し、シュートを放つ!

今、この場面で、恐ろしいほど切れるプレイを見せる山内!

 

終わってくれ。

早く終わってくれ。

サポーターの声が止まらない。

サポーターのチャントが延々と続く。

ベンチも総立ち!

控えメンバーも前に出てきた。

キム(3)が豪快に飛んでクリア!

 

何分たった?

まだか?

まだ終わらないのか?

 

青森は高さで放り込んでくる。問答無用の高さ勝負。

阿波加、頼むぞ!

 

そして・・・。

 

試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ありがとうございました。

たくさんの人が応援してくれました。みんなのおかげで勝てました。

ありがとうございました。

 

試合が終わって、笑顔の選手が帰ってきました。

みんなで万歳を3回やって、

「さあ行こうぜー」って歌いました。

最高でした。

それ以外の言葉では表現できません。

ただ、ただ、最高でした。

 

差し入れもたくさんいただきました。

縁起の良い「勝ち菓子」として、サポーターみんなに配りました。

ありがとうございました。

 

試合後にはシーズン終了のセレモニーが行われました。

三浦泰年監督の挨拶。

キャプテン中村健人選手の挨拶。

選手会長中村俊貴選手の挨拶。

新オーナーの挨拶がありました。

 

その後に、2023年間VictoryCross大賞の発表をしました。

今年の大賞は、小野寺亮太選手(6)です。

この件につきましては、長くなりますので、改めてブログに書きます。

 

終了セレモニーの後、急いで横断幕を片付けて、ノボリを撤去しました。

お手伝いいただいたサポーターのみなさん、ありがとうございました。

 

それから、選手を見送りました。

ビックリするほどたくさんの人が、寒い中、選手たちに会うために会場に残ってくれていました。

ありがたいです。

うちの選手たちを大事にしてくれて、本当にありがたいです。

我らの誇り、この街の夢です。

 

ブログの冒頭に書きましたが、改めてもう一度。

鈴鹿ポイントゲッターズに関わった全てのみなさんに、心からの感謝を申し上げます。

 

選手のみなさん、お疲れさまでしたね。

まずは体を休めて、怪我を治してください。

 

そして、君たちとまた鈴鹿で会えることを・・・ナカニシは待ってるぜ!

 

さあ行こうぜ、明日めざし。何度でも、くじけても。

さあ行こうぜ、夢めざし。歩みを、止めずに。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇未定

 

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