VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

天皇杯三重県予選 対 三重中京大学

冒頭,まずお詫びをせねばなりません。

本日,三重中京大学との一戦でFC鈴鹿は公式戦初敗北をしました。
試合終了後,選手がサポーターに一礼するとき,ナカニシは顔を上げることができませんで
した。拍手もできませんでした。
90分間,一生懸命頑張りぬいた選手に対して,声をかけることも,励ますこともできず,
呆然としていました。
決して選手に怒っていたわけではありません。
猛烈な悔しさと,自分の慢心への怒りとで,メガホンを投げそうになっていました。

12番目の選手として,サポーターとして,あってはならないことだと思います。
選手のみなさん,最後の最後で応援しなくて本当に申し訳ない。
今日の敗戦の理由の一部分は,サポーターの応援不足だと思います。
次は死力を尽くして応援する!
2週間かけて気合を入れなおす!
victory crossはどんな時もFC鈴鹿と共にいるぜ!

ここまで書くのに1時間・・・

試合レビューを書くのはしんどいけど,試合を見に来れなかったサポーターのためにナカニ
シ的感想を書きます。

本日のスターティングメンバー
FW 15石本  9中村
MF 7久保田 8山本 14内田 19横山
DF 17木下 4大久保 26森本 3村田
GK 1日向

18時過ぎに試合開始。
開始早々,バタバタするディフェンスライン。
相変わらず立ち上がりが悪いFC鈴鹿
三重中京大学には,東海リーグの選手ほど大きい選手はいないが,よく走り,戦術的に選手
の意思が統一されているように見える。申し合わせのように約束事ができている感じ。
2列目の走り出し,ボールを受けるタイミングなど,なかなかいい動きを見せる。

前半5分。
相手ゴール前でのフリーキック。相手の壁は5人ほど。
内田,木下,大久保が3人でなにやら話している。サインプレイか?
蹴るのは・・・木下!!!
キターーーーー!ゴーーール!1-0。
ボールはゴールに向かって一直線。まさにズドンというFK。
三重県社会人選手権決勝のマルヤス工業戦の再現のような素晴らしいゴール。

しかし,試合はまだこれから。

「エース」久保田の突破から良いシュートがゴール左へ外れる。

次第にペースをつかみつつある良い流れの中で,前半12分。
絶対に自由にさせちゃいけないバイタルエリアで一瞬の隙が・・・。
相手のシュートは自陣のゴールへ。1-1。
密集地帯だったため,GK日向もシュートコースが見えず反応できなかった。
開幕戦の芙蓉クラブの失点と全く同じ位置での失点。
ボランチとディフェンスラインの連携,マークの受け渡しが悪い。
良い流れを断ち切られた感じで,残念な失点。

前半20分。
「ジャックナイフ」石本が抜け出し,惜しいシュートを放つが,攻撃は単発で終わる。

前半終了。

いつか逆転するはず,と思い込んでいたサポーター。
今になって思うと,逆転は信じるものであって,思い込むものではない。

後半開始。
「ソフトタッチ」村田のオーバーラップから鋭いクロスが中へ。
飛び込む「ストライカー」中村。しかし,中村しか中で待っていなかったため,センターバ
ック2人にびっしりマークされている。
中村の後ろを狙えれば・・・。
セカンドボールの奪取にもっと意識が高ければ・・・。

後半10分。
前線で相手にプレッシャーをかけ続ける「ダイナモ」横山が,最前線で果敢にスライディン
グ。いつもの横山のプレイなのだが,なぜか今日は違って見える。どうした横山?

後半15分。
「ジャックナイフ」が鋭さを増す。膠着状態を個人技で打開する!
石本の単独ドリブルから左足一閃!!!
ゴーーーーール!!2-1。
ハイタッチをするため走り回るナカニシ。
サポーターからは「大」石本コール。

しかし,なかなか流れを作れない攻撃陣。
受け手がマークを外せず,スペースを作れないためないため,パスの出しどころが無く山本
が困っているのが見ていて分かる。
内田も攻守に動き回るが,パスが通らず魔術のようなテクニックも披露する機会が無い。
パスの出し手と,受け手の連携が悪いように思う。
ルーパスが出ても走りこんでいない場面もしばしば。
FC鈴鹿の選手は個人技が高く,各自の技量で何とかしてしまう感じがあるが,チーム自体
が連動している感じはあまりない。
サイドから崩しても中で待つ人に合わない。セカンドボールのフォローがいない。おとりに
なって動くことや,動いてスペースを作ってもパスが来ない。
戦術的な意思統一がイマイチの感じがする。

後半20分。
局面の打開のためには個人技で抜け出さざるを得ない。
業を煮やした中村が単独突破を試みるが,相手センターバック2枚ががっちりブロック。

そして試合は三重中京大ペースに・・・

三重中京大は,最初は後列からロングボールを放り込んでいたのだが,「タワーハッカー
森本の圧倒的な壁を越えることができない。
そのため後半からは,いったん司令塔の位置でタメを作り,徹底的にディフェンスとディフェ
ンスの間を狙ってくる。
ハーフタイムで指示が出たか?

人数もかけてきており,大久保,森本のセンターバックが直接あたれば硬いと判断し,セカン
ドボールで勝負してくる。

波状攻撃を受けるFC鈴鹿
相手選手のポジションチェンジに「キャプテン」大久保の指示か飛ぶ。

後半25分。
ついにマークを外され失点。2-2。

後半30分。
OUT中村(9)⇒INチョン・カンシク(11)

局面打開のためにやはり頼りになるのは「韓国の猛犬」チョン・カンシク。
頼むぜ。チョン!

後半35分。
試合は三重中京大学ペース。
セットプレイからさらに失点。2-3。

後半40分。
OUT森本(26)⇒INユン・チャンヒ(23)

韓国人コンビを投入するものの,前述のとおりパスが出てこない。
安全にキープしようとする三重中京大学に対して,無理にボールを取りに行ってカードをも
らう場面も。

サポーターのFC鈴鹿コールも届かず,2-3で敗戦。

公式戦初の敗戦。
個の力は決して負けていなかった。
しかし,休み明けの試合で,組織の力,連携,意思の疎通が良くなかった。

今日の試合について,審判のジャッジを批判しても仕方が無いですが,レッドカードを受け
たチョン選手が怒りのあまり取った行動は,サポーターとして非常に残念です。
FC鈴鹿は草サッカーチームではありません。
Jリーグを目指すチームとして,選手もJリーガーを目指しているはずです。
子どもたちに夢を与える職業であるJリーガーは,いつも子どもの手本になって欲しいと思
います。

失点のときのゴールが目に焼きついて離れません。
いろんな意味で,修正すべき点があったと思います。
次の試合は9月6日。東海リーグ再開。対戦相手は中京FC。

どうするFC鈴鹿
今日のこの悔しさは,勝利でしか晴らせないぜ!

サポーターは全力でがんばる!約束する!
次,頼む,勝って!