VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 中京大学

平成22年10月10日(日)東海リーグ
対戦相手 中京大学
場所   石垣池グラウンド
観客   約250人

ブログをごらんのみなさん。更新が遅れてすみません。
実はナカニシ,今日(10月11日)39回目の誕生日を迎えます。
で,今夜は家族で誕生パーティーをしていました。
(明日は仕事の前日なので1日前倒しで)

今のだから言えますが,そんなパーティーが控えたこの試合,ものすごく勝ちたい!
と,いう内々の話はおいといて・・・

東海リーグも残り2戦。
消化試合なんて1試合も無い。
来シーズンのために,1試合を全力で勝つ!!!!

対戦の中京大学は,この試合で4年生が引退するのかな?
士気も高く気合も入っている。
成績は低迷しているものの,決して侮れない相手。
しかーし,鈴鹿の試合に消化試合は無い。
全力で叩き潰すのみ。

いくぜ!

今日のスタメン(以後敬称略)
FW 9中村豪・30矢野純平
MF 8山本遼・27曽根祐一・5榊親平・38伊藤竜二
DF 2木下謙一・24原祥太郎・4森本一樹・3村田雅則
GK 13北井太陽

試合開始。

試合の入り方が良い。
声が良く出ている。

中盤を「神の子」榊親平(5)が支配。
要所に顔を出しながら,ディフェンスラインのフォローまでプレイは多彩。
セカンドボールへの対応も早い。
ゲームメーカー曽根との連携もよく,プレイにブレが無い。安定している。

「フィールドの監督」曽根祐一(27)からも良い声が出ている。
指示が的確で選手たちもそれに答えている。
ボール捌きとパスの精度ともに良いが,マルヤス戦ほど俯瞰で試合を見ている印象を受
けない。
しかし,ゲームを作るテクニックは一流。
チームの柱として形を作る。

前回のマルヤス戦でも良い存在感を出していた「マエストロ」山本遼(8)が,前線に
基点を作る。
山本にボールが入ると,前線が動き出す。
サイドの上がりを待つか・・・
ルーパスか・・・
自分で運ぶか・・・
前半山本が主にチョイスしたのは,サイドからの攻撃。

サイドバックの村田・木下を走らせる。

左の「雷神」木下謙一(2)。どうした?少し動きが重い。
前線へのオーバーラップがビシッと決まらない。木下らしい危険な香りがしない。
プレイの質は高く安定しているものの,なんか元気が無い。どうした?

右の「業師」村田雅則(3)は積極的に仕掛ける。
前線を追い越しクロスをあげる。
良いオーバーラップが何度かあるが・・・決定的なシーンが見られない。

クロスの精度もあるが,中のFWがマークを外しきれていないような気がする。
ファーで合わせるか,ニアで合わせるか,おとりになるか,明確なポジショニングが
されていない。なんか中の選手のポジションがかぶっている。

がっちりプレッシャーをかけて守る中京大学ディフェンスも褒めるべきかも。

中盤は支配している。
サイドは活発にクロスを上げる。
しかし,中で合わない場面が続く。

鈴鹿の壁」森本一樹(4)と原祥太郎(24)のディフェンスは機能している。
中京大学の長身FW(28)にぶつかっていく森本(4)
森本,絶対に負けるな!

足元を足の速い選手(24・31)が駆け抜ける。
祥太郎とフォローに入る榊が良く止めている。
祥太郎,絶対に通すな!

サイドバックの木下・村田のディフェンス面での動きもよく,榊もフォローが早い。

サイドハーフで出場している伊藤竜二(38)。
持ち前のスピードとキレを生かしたいが,中京ディフェンスに良い所を潰されている。
中の狭いところへゴチャッと持ち込むが,人間の壁に阻まれシュートが打てない。
もう少しスペースがあれば・・・

少しモソモソした感じの前半。
押しているけど・・・

前半42分。
見え隠れする暗雲を振り払ったのはやはり・・・GO!!
曽根のフリーキックのこぼれた玉を押し込んで・・・

ゴーーーーーーール!!1-0

スタンドから遠くてはっきり見えなかったけど,値千金の先制点。
「ストライカー」中村豪(9)は,怪我からの復帰後,2試合で2ゴール!
ゴールへの嗅覚というか,得点感覚というか,自分が点をとる!という意識が高いように思う。
ボールはそう思った人のところへ転がってくる。
ナイスゴール!!

前半終了。

ハーフタイム。
なぜか下を向く選手が多い。
気温はそれほど高くなく過ごし易い気候。
自分たちのサッカーができていないためか???

後半開始。

後半開始早々,中京大学が良い攻めを見せる。

バタつく鈴鹿ディフェンス。
相手の足を警戒したためか,ディフェンスラインが下がりだし,中盤にスペースができる。
バックパスの精度が悪く,苦し紛れのプレイが続く。
いかんいかん。

中盤の支配率が低下し,ディフェンダーに負担がのしかかる。
センターバックがつり出されるシーンも・・・
いかんいかん。

後半の入り方が良くない。
こんな時こそ,サポーターが元気付けよう。
俺たちの声よ届け!!!

後半12分。
OUT 38伊藤竜二  ⇒  IN 28伊藤駿祐

前半で良い所を発揮できなかった竜二に代わり駿祐が入る。
駿祐はフォワードに入り,矢野(30)が右サイドハーフに。

「火の玉ボーイ」矢野純平(30)は,前半持ち味が生かせなかった。
サイドハーフになってからスピードを生かしたプレイが生きはじめる。
前方にスペースがあったほうがプレイしやすそうに見える。
ドンドン仕掛ける矢野。
いいぞ~いけいけ!!

矢野,駿祐がスピードを生かし始めると,逆に鈴鹿の悪い癖が・・・
縦一本が多くなり,中盤でのタメが無くなる。
前線とディフェンスラインの間が開きすぎ,中盤が薄くなる。
中盤が薄い分,セカンドボールが奪えず,攻撃は単発に,守備はエンドレスに。

うーん。良くない。
うーん。ものすごく良くない。

プレッシャーのかかり続けるディフェンスライン。
森本!持ちこたえろ!
祥太郎!なんとかガンバレ!!

中京大学の攻撃時には,榊,曽根もディフェンスに戻り,数的に守備の選手は足りている
はずなのに,きれいにシュートまでもっていかれてしまう。
マークが甘い。1歩目が遅い。相手を捕まえきれていない。
鉄壁を誇る鈴鹿ディフェンスがバタバタしている。

ディフェンス陣を鼓舞し,最後の最後でゴールを守ったのは,「鉄の男」北井太陽(13)
(「鉄の男」はミシェル・プロドームにあやかりました)

北井のプレイはとにかくポジショニングが良く,正面でボールをセーフティーに受けている。
これは,偶然正面なのではなく,ディフェンス陣に指示を送り,コースを切った上で予測し
ている。素晴らしい!
バックパスへの対応や前線へのフィードなど,リズムをつかめないチームの中で,冷静に
確実に対処している。
いいぞ!太陽!

後半24分。
OUT 9中村豪  ⇒  IN 18安西大輝

後半も半ばを過ぎて,中村からタイプの違う安西を投入。

出場早々に右サイドを突破し,相手を振り切る安西。見事。
安西とゴールとの間には相手のゴールキーパーのみ。
中を見て・・・中に流して・・・ゴールならず・・・
安西,FWなら撃てーーーーーーーー。

安西は身体能力も高く技術も申し分ない。
もっともっと点を取れて良い選手だと思う。
しかし,怪我で試合から遠ざかっていたのと,公式戦でゴールをあげていないことから,
どうもプレイが消極的なように感じる。
言い方は悪いけど,臆病になっているように見える。

安西,期待している。
絶対に大丈夫。自信を持て。
そして撃て!

後半37分。
OUT 8山本遼  ⇒  IN 26石川龍

「突貫小僧」石川龍太(26)を投入。
石川のプレイに迷いは無い!
ボールを持ってドリブルで突き進むのみ。

石川,駿祐,安西のフレッシュな3人で,あわやという場面もあるが,前線とディフェンス
ラインの間はだらだらと延びている。

中京大学の最後の猛攻をしのぎきり,何とかタイムアップ。

試合終了。

決して内容は良くなかった。
攻撃陣も抑えられ,鉄壁のディフェンス陣もバタついた。
しかし,厳しい試合を勝利できたのは,選手の勝ちたいという気持ちだったように思う。
ミスは多かった。
だけど体を張った。

オッケー!
ナイスプレイ!
今日は勝ったことを喜ぼう。
明日は修正すべきを修正しよう。

まだまだ強くなれる。
次の試合,がっちり勝とう。

さて,この試合のvictory cross賞ですが・・・。
刈谷戦・芙蓉戦・マルヤス戦・中京大学戦。(ちなみに練習試合も)
公式戦を4試合無失点で抑えている,「鉄の男」北井太陽選手(背番号13)に送りたい
と思います。
派手なプレイをする選手ではないですが,確実に,的確に,冷静に守る姿は,サポーター
から見ていて本当に安心できます。
カウンター時のレーザービームのような前線へのフィード一発も素晴らしいです。
北井選手,次の試合も頼みます。
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サポーターズクラブvictory crossを立ち上げて,何とかかんとかやってきました。
試行錯誤の活動ですので,いろんな失敗もあり,探り探りの部分もあります。

はっきり言いましょう!
選手のみなさん。サポーターのみなさん。

「最後のバンザイの時,太鼓でリズムをとるって言ったのに,失敗してグダグダになって
すみませんでした」

次は,ばっちり合うように頑張ります!
あっ,次もバンザイするには勝たなきゃ!

選手のみなさん,ナカニシの誕生日に勝利のプレゼントありがとうございました。

ではまた。