VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

全社予選1回戦 対 静岡ガス

平成23年7月2日(土)全国社会人選手権予選
対戦相手 静岡ガスサッカー部
場所   鈴鹿市スポーツガーデンメイン
観客   約150人

朝から諸々の用事をすませ,スポーツガーデンへ。
もうダメだ。
もう我慢できない。
試合はまだか。
カニシのテンションは試合2時間前にMAXを振りきっている。

相手はカテゴリーで言えば格下。
だけど,サポーターはどんな試合でも全力を尽くす。
1試合に全てを出し切る。

会場には,「のぼり旗」と「青緑フラッグ」が初お目見え。
この試合は中立開催だけど,ホーム感をグイグイ増していく。
いろんな方から,ご厚意をいただきました。
ありがとうございます。

さあ始まるぞ。そして勝つぞーーーーーー。

行くぜ!!!

本日のスターティングメンバー(以後敬称略)
FW 8矢野純平・24天野裕太・28中川宏太郎
MF 7久保田翔・11伊藤駿祐・22伊藤竜ニ
DF 2丸山勝之・5榊親平・6蒲原直樹・25関大輔
GK 21水谷允俊

前試合のスタメンを5人変えてきた。そしてポジションも少しいじっている。
次戦を見据えてのターンオーバーだけど,控え選手にとってはでかいチャンス!
ガンガン行け!

試合開始。

やはり超攻撃的布陣なので中盤が緩い。
でも,プレッシャーもそれほどないので,良い位置で前を向ける。
選手にも気合が入っているが,パスのタイミングが合わず,リズムが作れない。

ジリジリしながら時間が過ぎる。
攻撃の中心は,右サイドの関大輔(25)のオーバーラップ。
右から徐々に崩していく。
そこに,1枚引いている駿祐(11)がからみ,変幻自在の竜二(22)が飛び出す。
気温はウナギのぼり。
灼熱のピッチで関がアップダウンを繰り返す。

前半33分。
右をゴリゴリ攻め込んだ後に中へ折り返す。
押し込むのは・・・待ってました!・・・本当に待ってました!!!
く・ぼ・た・翔!!!

ゴーーーーーーール!!1-0!!


久保田のゴールで先制。
まだまだ狙っていこう。
勝負していこう。

右で起点となる関。
相手も右に注意を奪われているが・・・
左で虎視眈々と狙っているのは・・・「レッドホット」矢野純平(8)
サイドチェンジを軽々と自分のものし,決定的な場面を作る。
サイドバックに入る丸山勝之(2)は,底上げとセカンドボールの奪取中心のプレイ。
スピード勝負でクロスを狙うには少しスピードが足りない。

前半35分。
矢野が中盤でキープ。
前線をよく見て・・・放ったスルーパスはドンピシャのタイミングで走る中川宏太郎(28)の足元へ。
決めろ!!中川!!!

ゴーーーーーーール!!2-0!!


矢野の超絶パスには寒気すら感じた。
まさにスパッと切りさくパス。
そして中川!良く決めた。

鈴鹿の中盤は,伊藤駿祐(11)が良い感じでまわしている。
東海リーグほどプレッシャーがきつくないので,前を向いてプレイができている。
今日の駿祐は,派手さはないが確実なプレイ。
ナイスプレイ!

静岡ガスに対して,超攻撃的布陣をしているので,センターバックが矢面にさらされる時がある。
しかし,鈴鹿センターバックには,覚醒した「神の子」榊親平(5)がドンと控えている。
ルーズボールを危なげなく処理し,サイドを起点にボールを回していく。
セーフティーで安定したプレイ。

GK水谷允俊(21)も危ない場面はほとんど無い。
崩されていないので,相手のシュートが枠の中には飛んできていない。
でも,こんな時こそ怖いぞ。気をつけろ!

ここで前半終了。

スタンドはコンクリートの照り返して,とんでもなく暑い。
選手たちも消耗していることだろう。
勝ってるけどサポーターは満足してないぞ!
攻めろ!勝負しろ!点取ってこい!
疲れたら全力で元気を届けよう。
サポーターのできることを出し切ろう。

後半開始。
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)13木下謙一
(OUT)5榊親平  ⇔ (IN)3村田雅則
(OUT)11伊藤駿祐 ⇔ (IN)33高木成太

なんと監督自らが出場。
村田がセンターバックに入り,木下が中盤へ。

後半開始早々,バタバタする鈴鹿
ゲームが作れていないため,パスが合わない。
何度かオフサイドに引っ掛かる天野。

後半10分。
相手のセットプレイのボールがこぼれて,ポツンとフリーの選手の足元へ。
鈴鹿の選手の足が一瞬止まり,シュートを打たれる。2-1。

しかーし,これからこれから。
取り返せ。
倍にして返してやれ。

後半から入った,木下謙一(13)
サイドバックではなくて中盤でプレイ。
ファイティングスピリッツは鈴鹿で一番。
とにかく熱く,とにかく諦めない。
さすが!木下謙一!
相手の中盤を止めまくる木下。
木下のカットからショートカウンターで久保田翔につながる。

後半30分。
木下(13)のカット!!
走る久保田翔(7)
久保田のワンフェイク。
コースが空いた!
久保田のパスに飛び込むのは・・・中川宏太郎!!!!

ゴーーーーーーール!!3-1!!


起爆剤の木下。
疲れていながらも選手たちは攻める。
爆発しろ!

高木成太(33)も攻撃の起点となり,前線にパスを送る。
スピードと運動量は出ていないものの,体の使い方やパスのタイミングはやはり上手い。
ボールが渡るときちんとチャンスを作ってくる。

大けがからこの試合で復帰した久保田翔(7)
前半は試合カンを取り戻せていないためか,ギクシャクしたプレイだった。
そして後半。
来たよ。
これだよ。
久保田翔が帰ってきた!

後半34分。
高木(33)からのパスを折り返す中川(28)
そのショートパスを,柔らかいトラップで受け取ったのは,久保田翔!!
ゴール前の混戦をものともせずにシュートを放つ。

ゴーーーーーーール!!4-1!!


まだまだ100%ではないけど,柔らかいタッチと独特のリズム,そして常に半歩早いプレイは久保田の持ち味。
おかえり,クボショウ。
シーズン後半を頼んだぜ!
イメージ 1

後半から入った村田雅則(3)は,超堅実にプレイ。
確実にボールを跳ね返し,危ないところは一つもない。
素晴らしい。

この試合,ターンオーバーのためか,簡単に言うと中盤の選手がいない。
その中盤の不在を何とかするのが,蒲原直樹(6)。
パスセンスは鈴鹿で随一。
特にこの試合のサイドへのロングパスは良いボールが出ていた。
派手にシュートを決める選手ではないが,決定的な一刺しのパスを出せる。
蒲原。試合を決めてこい!

前半から前線で動き回っていた中川宏太郎(28)と天野裕太(24)。
プレッシャーもかけていた。
ハイボールも競っていた。
ルーパスに走っていた。
中川と天野のプレイを,ナカニシはずっと見ていた。
2人は一生懸命頑張っていた。
しかしファイトが足りない。
もっと行っていい。もっと勝負しても良い。もっと自信持っていい。
後半,灼熱のピッチで足が止まる。

中川!
天野!
それで全部出し切ったのか。
まだ行けるだろ!
まだ走れるだろ!
疲れたならば,中川のために,天野のために声援を送ろう。
2人のあと一歩が出るために,力を込めて応援しよう。

後半36分。
久保田翔の単独突破。
もう相手はついてこれない。
ここでパス・・・というとこで久保田はワンテンポペースを変える。
雑にプレイしない。攻め急がない。相手に合わせない。
これがクボショウ。
エッていうところで・・・決定的なパス。

長距離を走った中川。
良く走った中川。

ゴーーーーーーール!!5-1!!


中川は3得点でハットトリック
よっしゃ。

さて,この試合。
ゴール時には,(二等兵より昇格した)ナカニシの後輩Sくんが,FC鈴鹿フラッグを持って走りました。
彼曰く「インターバルが欲しいです・・・」
Sくん,頑張って走れ!
子どもたちが君の走るのを待ってるぞ。

この試合で中盤に入る伊藤竜ニ(22)
いつもはプレッシャーがきついため,セカンドボールや潰しあいに忙殺され,なかなか自分のプレイができない。
後半,相手のプレッシャーが甘くなる。
竜二の超絶テクニックが,ファンタジーの花を咲かす!!

後半37分。
竜二にボールが入る。
周りが止まって見える。
スルスルっと抜け出す竜二。なんだこりゃ!

ゴーーーーーーール!!6-1!!


夢のようにシュートが入った。
素晴らしい。
明日も頼んだぜ竜二!

最後の最後の最後・・・
誰もが顔をしかめている。
暑い・・・ボーっとする。

前線で常に動き続けた天野裕太(24)
オフサイドにかかって良い受け方ができず,プレイの出来としては100点ではなかったかもしれない。
でも,ナカニシは見てたぞ。
ゴールラインを割りそうなボールを全力で追いかけたのを見てたぞ。
何度も何度も自分にボールを要求しているのを見てたぞ。
良く走った。
良く頑張った。
天野にとっては,さらに飛躍するきっかけになる試合かもしれない。
ガンバレ!天野。

後半ロスタイム。
中盤からのパスを全力で追いかける天野(24)
良いところでしっかりとキープ。
きっちり中に折り返し。
中で受け取るのは伊藤竜二(22)
竜二がゴチャゴチャッとフェイント・・・相手はボールを見失う。
スッと流したところに,久保田翔!

ゴーーーーーーール!!7-1!!


久保田翔も復活のハットトリック
ここで試合終了。

点数的には爆勝。
なにはともあれ,次を勝ってなんぼのこの試合。
勝利のバンザイはお預け。
明日勝ったら(絶対勝つけど),ナカニシは肩の骨が抜けるまでバンザイする。
(先生はめてくださいね)

内容的には選手を相当数入れ替えていたため,大味な試合だったと思います。
だけど,控えの選手にとってこの試合は大チャンスでした。
みんな一生懸命頑張りました。

と,言うことでこの試合のvictorycross賞は・・・
後半から出たにもかかわらず素晴らしい存在感だった木下謙一選手。
底から何度も良いボールを供給した蒲原直樹選手。
ファンタジー?ミラクル?ファンタスティック?伊藤竜二選手。

またもや悩むナカニシ・・・

この試合,彼の出来は,はっきり言って良くなかった。
だけど走った。良く走った。
次も頑張れの意味も込めて,中川宏太郎選手(28)に贈りたいと思います。
ガンバレ中川。
何度でもナカニシは言うぞ。
ガンバレ中川。
イメージ 2


さあ,次に勝てば(勝つけど)全国に行ける。

明日の相手はFC刈谷

絶対に勝つ。

今夜,寝る瞬間まで心の中で言い続ける。「絶対に勝つ!」
夢の中でも,朝起きてからも言い続ける「絶対に勝つ!」

試合後にとある選手がナカニシに言いました。
「岐阜に連れて行きます」

当然だ!

絶対に勝つ!

最高の笑顔の選手を見たい。

思いっきり勝利の雄たけびを上げよう。

絶対に勝つ!!