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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

全社予選決定戦 対 FC刈谷

平成23年7月3日(日)全国社会人選手権予選
対戦相手 FC刈谷
場所   鈴鹿市スポーツガーデンメイン
観客   約200人

試合終了後から・・・
何もする気が起こらない・・・
煮えたぎる悔しさと・・・
心に穴が開いたような悲しさを感じながら・・・
次の勝利のため・・・
次の試合で笑うため・・・

今日の試合を振り返ろう。



起床。
ほとんど寝られなかったナカニシ。
ずっと考え続ける。
絶対に勝つ。
絶対に勝つ。

3時間前に会場到着。
せっせと準備する。
気持ちが抑えられない。

さあ,胸を張って闘おうぜ!

行くぜ!!!

本日のスターティングメンバー(以後敬称略)
FW 8矢野純平・9中村豪・22伊藤竜ニ
MF 3村田雅則・11伊藤駿祐・25関大輔
DF 13木下謙一・5榊親平・15大久保龍太・10曽根祐一
GK 21水谷允俊

試合開始。

前半2分。
鈴鹿の右サイドを突破され,FKを与えてしまう。
一度は防ぐものの押し込まれて失点。0-1。

出会いがしらの1点だ。すぐに修正しろ!!
くよくよするな。気にするな大丈夫。
自分たちのサッカーをしよう。

前半は静かに進んでいく。
両チームともに,仕掛けが少ない。
鈴鹿の攻撃も消極的にすら見える。

大久保龍太(15)と榊親平(5)のセンターバックは,ほころびを見せない。
GKの水谷允俊(21)とともに,しっかりとボールをクリアしている。

しかし,ディフェンスラインはともかく全員の動きが悪い。
重くてだるそう。
ノロっとした動きや,走るべきところに走っていなかったりする。

どうした!!!
なにやってんだ!!!

攻撃の起点が定まらない。
村田雅則(3)と関大輔(25)は,セカンドボールに良く食らいついている。
中盤の支配率は五分。
決して刈谷の好きにさせていない。

しかし,取ってからの攻撃が遅く,サイドバックの攻撃参加も全く効いていない。
カウンターが途切れたり,攻め込んでも人がいなかったり,チグハグな状態が続く。

サイドバックの曽根祐一(10)。
声は出ているが,運動量が少なくパスミスも多い。
ここ一番の試合で,ゲームを仕切ってほしい曽根の調子が悪い。

左サイドパックの木下謙一(13)。
関(25)とのコンビネーションで駆け上がりを狙うが,どうも動きが疲れている。
また,刈谷の攻撃はキッチリとサイドから攻めてくるので,攻撃参加よりも守備に忙殺されてしまう。

ディフェンスラインが,釘づけになっているため,底からの組み立てが弱い。

前線で元気があるのは矢野純平(8)
閉そく感からロングボール主体で攻撃が作られているが,ヘディングの競り合いでは絶対的に強い。
また,走り出したら刈谷の選手には止められないので,なんとか矢野に良いボールを供給したい。
しかし,下からの底上げが弱く,なかなか自分のプレイができていない。

刈谷は安定した守備を敷いている。
もともと,ディフェンスは強かったので,決まりごともしっかりしており,確かに硬い。

ここで前半終了。

戻ってくる選手の顔が暗い。

攻められないわけではない。
守れていないわけではない。
競り負けているわけではない。

何か疲れている。
何か動きがのろい。

サポーターの力を出すところだ!!!
選手に元気を!
選手に力を!

後半開始。

前線の動きが徐々に良くなってくる。
昨日もベストメンバーで戦っていた刈谷の足が止まり始めた。
ここが勝負所!
行くぜ!!

少し下がって中盤でボールを受ける伊藤駿祐(11)
ディフェンスから前線へ。
プレッシャーが甘いと前を向いてプレイできる。
さらに後半は徐々に前線に飛び出し始める。
サイドチェンジのタイミングもバッチリ。
少しずつ支配力を増す鈴鹿

伊藤竜ニもキレるプレイで突破を狙う。
受けてから運べるので,確実にリンクが可能。

駿祐!竜二!いけいけ!!

しかし,鈴鹿のパスワークはとにかく精度が低い。
足元に入りすぎたり,届かなかったり。
意思の疎通が良くなく,パスの出し手と受け手のコンタクトが良くない。
せっかく攻めたのに,パスをミスして逆にカウンターという場面も・・・
もっと見ろ。
もっと正確に。
勝負の玉は最後の1回で十分だ。

後半15分。
CKのこぼれ球を,駿祐(11)が左に流れて突破。
中への折り返しを中村豪(9)が後ろにそらす。
そこにいるのは・・・矢野純平(8)。だけどゴールを背負っている・・・
矢野は・・・なんとオーバーヘッドキック!!!

ゴーーーーーーール!!!1-1


良く決めた矢野!!!
爆発するサポーター。
駆け回るフラッグ。
乱打される太鼓。

さあ,反撃の糸口が見つかったぞ。
どんどん行こうぜ。

サポーターの声も熱を帯びる。
もうひと頑張り。
もうひと走り。

カニシは昨日のダメージを引きずってしまい,声が出ない。
高い音がひっくり返ってしまう。
くっそーーー。今なのに。今声出さなきゃいけないのに。
ひとフレーズだけでも,一言だけでも選手に届けよう。
サポーターがついているぞ

鈴鹿のパスがカットされるのが目立つ。
パスミスもあるけど,読まれている感じ。
また,パススピードも遅いため,カットされやすい。
パスコースが少ないことも原因。コースを絞られている。
もちろんパスの出し手もまずい。
だけど,受け手も動いていない。
マークを外し切れていない。

暑いけど動け。
無理言っているのは十分承知。だけど動け!!!!

後半15分
荒々しく攻める鈴鹿の時間が続くが,一瞬のカウンター。
鈴鹿の右サイドをやられる。
刈谷の中への折り返し。
中で待っている選手が,かろうじて頭に当てたボールが・・・
ループシュートとなってゴールに入ってしまう。1-2。

まだまだまだまだこれからだ。

時間はたっぷりあるぞ。
旗振りのSくん(今日の結果で二等兵に降格)は,まだまだ走れるぞ!

行こうぜ。行こうぜ。

サポーターは祈り続ける。
サポーターは選手を信じ続ける。

鈴鹿のストライカ中村豪(9)。
全世界でナカニシがもっとも信用する点取り屋。
センターをガッチリ固めた刈谷に対してマークを外すためファーサイドで待っている。
しかし・・・合わない。
ポストプレイで味方を生かす動きをするが,2列目が上手く機能していない。
どのタイミングでも良い。中村に1秒あれば・・・

後半20分。
(OUT)25関大輔 ⇔ (IN)7久保田翔

鈴鹿は打って出る。
中盤の関(25)を下げ久保田翔(7)を投入。

エース久保田!!!!
ここだろ!!
見せ場だぞ!!!
声にならない声で,久保田の名前を叫び続ける。
頼む。頼む。

攻める鈴鹿
ジリジリと時間を稼ぐ刈谷
刈谷は完全に守る体勢。
ディフェンスラインは低く,走るスペースは限られている。

後半30分。
(OUT)13木下謙一 ⇔ (IN)28中川宏太郎

3バックにしてパワープレイ。
中川。
頼む。頼む。
何とかしてくれ。

時間は過ぎていく。

突破する中川。
パスを出す久保田。
シュートを打つ村田。

・・・・
試合終了。

ぐったりする選手たち。
疲労で立っていられないナカニシ。
信じられない。負けたのか?


今,この瞬間も煮えたぎるほど悔しい。
鈴鹿スポーツガーデンのメインで,相手チームの勝利の歓声を聞かされるのは,何よりも辛い。

選手のみなさん。
カニシの中では,今日の試合をほめることはできないけど,暑い中本当におつかれさま。

観戦に来ていただいた方々,暑い中お疲れ様でした。
今日もたくさんの人に「のぼり旗」のご寄付をいただきました。
みんなの想いを今後も会場に飾りたいと思います。
きちんと管理しますので,今後ともよろしくお願いします。
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ではまた。