VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 マルヤス工業

平成23年9月25日(日)東海リーグ第13節
対戦相手 マルヤス工業
場所   石垣池公園グラウンド
観客   約400人

サッカーを愛するみなさん,ご機嫌いかがですか?

見事な秋晴れの空の下,少々風がきついものの,暑くもなく,(ヒザかけをすれば)寒くもなく,絶好のサッカー日和。

ホーム最終戦に気合の入るナカニシは,この日も開始3時間前に会場入り。
キッズサッカーを見ながら,応援の準備を進める。

最近,観客が徐々に増えてきているのを感じる。
一緒に声を出してくれる人も増えてきた。
良い風が鈴鹿に吹いている。

ホーム最終戦
悔いのない試合をしよう。

いくぜ!

(今日のスタメン,以後敬称略)
FW 22伊藤竜ニ・9中村豪・28中川宏太郎
MF 8矢野純平・19ファン・11伊藤駿祐
DF 3村田雅則・15大久保龍太・5榊親平・10曽根祐一
GK 21水谷允俊

試合開始。

静かに立ち上がり。
両チームともにあまりガツガツ接触していない。

ロングパスの攻防中心の鈴鹿
サイドで攻撃を組み立てながらも,縦には走ってこないマルヤス。

前半8分。
マルヤスがサイドに振ったところで,スライディングに行った榊親平(5)が負傷。
アウェイのマルヤス戦でvictorycross賞を獲得した守備の要,榊親平(5)
大丈夫か?

榊は手をテーピングしてフィールドに戻るが,なんかこのあたりからリズムが崩れ始める。

ディフェンスラインのパス回しが危なっかしい。
中盤のカバーがおらずスカスカ。
前線はロングパス1本で中川宏太郎(28)のスピード頼み。
全員がボールをもらってから次のプレイまでの判断が遅く,タマ際でマルヤスにプレッシャーを受けている。

どうした?
なんだ?なんだ?

選手たちが頑張っていることに対して,ナカニシはこれっぽっちも疑いを持っていないが・・・
プレイに集中できていない感じがする。
試合に入りきってない感じがする。

どうしたんだ?

中盤の壁であるファン(19)が効いているように見えない。
ポジショニングが悪く,壁になっていない。
マルヤスのパス回しは,確かにオープンスペースを上手く使っている。
そこをカバーすべき伊藤駿祐(11)が,マルヤスのプレッシャーにさらされ,後手後手に回っている。
矢野(8)も体を張っているが,マルヤスを捕まえ切れていない。
中盤の3人が連動せず,バラバラに動いているように見える。

バイタルエリアへの侵入をたびたび許すが,なんとかディフェンスがしのいでいる。
しかし,ディフェンスラインもかなり良くない。
セーフティーなプレイを欲張ってボールを失ったり,苦し紛れのパスが相手に渡ったり・・・
連携も悪い。

前半25分。
マルヤスのコーナーキックから誰か(?)が当たって失点。0-1。

はっきり言って,今季の試合のなかでも,かなり悪い立ち上がり。

駄目だ駄目だ!
こんな時こそ雰囲気を変えよう。
こんな時こそ流れを変えよう。

力の限り応援しよう。
落ち着け。大丈夫。このままで終わる鈴鹿じゃない!!!

前半は完全にマルヤスペース。
何本か直撃のシュートがあるが,GK水谷允俊(21)が死守する。
榊,大久保がコースを切っているので,正面で受けているように見えるが,あぶない危ない。
文字通り最後の砦となり味方の反撃を待つ水谷。

水谷!
大丈夫だ!
必ず鈴鹿に流れが来る。

前半終了。

カニシの感想としては,良く1点でしのいだと思う。

信じろ,信じろ,信じろ。

絶対このままじゃ終わらない。

信じろ,信じろ,信じろ。

サポーターが信じなくて誰が選手を信じる。

選手たちは絶対に何とかする。

その時のために力を送ろう。

さあ,行くぜ!

後半開始。

前半から攻撃を引っ張った中川宏太郎(28)
スピードでゴリゴリ突破する中川が,何度かチャンスを作る。
ヨーイドン!では絶対に負けないが,スピードを殺されると手づまりになる。
中川が攻め込むものの,バックのフォローが少ない。
イメージ 1

サイドバックの曽根祐一(10)は,積極的に駆け上がらずディフェンス中心。
オーバーラップの間が無いか?
ロングボールを供給するが,なかなか良いボールが入らない。

左の村田雅則(3)も今日はオーバーラップが控えめ。
中盤でのタメが無いので,ショートカウンターですぐに自陣が危なくなる。

中盤が支配されているため,両サイドバックが自由に動けず,サイド攻撃は個人技頼みになっていく。

左の伊藤竜二(22)
良くボールに絡んでいる。タッチも多い。
竜二のドリブルをマルヤスはなかなか捕まえ切れていない。
体で圧迫して止めに来るマルヤス。
強烈なプレッシャーが竜二にかかるが,ビルドアップが無く孤立している。

前線でボールを待つ中村豪(9)。
体格で勝るマルヤスDFにガッチリマークされており,シュートのチャンスが作れない。
中村に一瞬・・・,半瞬あれば・・・

少しずつ変わってきている。

サポーター,もっともっと行こう。
もう少し力を。もう少し気合を。

後半16分。
(OUT)15大久保龍太 ⇔ (IN)4原祥太郎
(OUT)9中村豪 ⇔ (IN)25関大輔

キャプテン大久保と,ストライカー中村を一気に変える。
なんと!

ファンがセンターバックに入り,祥太郎(4),関(25)のダブルボランチに。
矢野(8)がFWに上がり,駿祐(11)がトップ下。

さあ,この交代がどう出るのか?
みんなガンバレ!!

FWに上がった矢野純平(8)。
やはり,一瞬でギアを切り替える速さは素晴らしい。
矢野の加速は(冗談じゃなく)周りが止まって見える。
本来のポジションで水をえた魚のように動き回る矢野。

ボールが散るにしたがい,マルヤスの圧力が徐々に薄れていく。

ダブルボランチに入る関大輔(25)。
牙をむき獰猛に食らいつく関。
スペースと言うスペースを潰す。
コースと言うコースを切断する。
全ての相手にプレッシャーをかける。
関~!関~!
ガンバレ!

関が動き回る周りで,確実に相手を仕留める原祥太郎(4)
怪我からの復帰のため,動きはまだまだ重いが,やはり祥太郎はサッカーが上手い!
潰すところ,つなぐところ,押し上げるところ,フォローするところ,良く見えている。
祥太郎の押し上げて,竜二(22)の突破にも幅が出てきた。

関-祥太郎のダブルボランチで中盤の底が徐々に安定してきた。

センターバックでチームの指揮を執る榊親平(5)
この試合何度もナカニシは叫んだ。
「榊!頼む!」
榊がファンを上手く使いながら,ディフェンスラインを安定させていく。

村田も上がれるようになってきた。
曽根もビルドアップしてきた。

良いんじゃないかな~。

この試合,村田のコーナーキックが何度かチャンスを作ってきた。
村田のボールの高さ+スピードに,マルヤスGKは対応しきれていない。

後半24分。
右からのコーナーキック
キッカーはむろん村田!

ヘディングでそらしたボールをファーサイドで虎視眈々と狙っていたのは!
レッドホット!!!矢野純平(8)!
いけーーーーー!!

ゴーーーーーーーール!!!1-1!


走る鈴鹿フラッグ!
歓喜のスタンド!
いや!
まだだ!
逆転するぞ!

前半は守備と中盤の差し合いに忙殺され,走り回るものの,ほとんど仕事をさせてもらえなかった駿祐(11)。
ダブルボランチが安定して,トップ下で本来の力を出してきた。

中盤で果敢にスライディング。マルヤスからボールを奪う。
そのままドリブルで上がる駿祐。
矢野にパス。
矢野が胸で落とす。
走り続ける駿祐。
折り返しを思いっきりシュート!

ゴーーーーーーーール!!!2-1!


走れ!鈴鹿フラッグ!
歓喜のスタンド!

駿祐(11)の一連の流れが,ストップモーションのように美しかった。
イメージ 2

凄い!
ナイスシュート駿祐!

マルヤスも1部残留がかかっているため,気合入っている。
まだまだ押し戻してくる。

曽根,榊,ファン,村田の必死のディフェンス。
数多くのシュートをことごとく止める守護神水谷。
イメージ 3


後半41分。
グラウンドで倒れこむ竜二(22)。
大丈夫か?
(OUT)22伊藤竜ニ ⇔ (IN)6蒲原直樹

ロスタイム合わせて,残り5分。

蒲原!時間は短いけど,重要なところだぞ!
ガンバレ!

マルヤスの猛攻をしのぐ。
ガンバレ!もう少しだ。

秋空の下で「We are SUZUKA」を歌う。
鈴鹿で歌うのは今シーズンで今日が最後。

全てを歌で出し切れ!
選手とともに闘おう!

ここで試合終了。

選手のみなさん。お疲れ様でした。
マルヤス工業のみなさん,お疲れ様でした。
たくさんの観客が見に来てくれてうれしいです。
みなさんお疲れ様でした。

さあ,今日のvictorycross賞ですが・・・
今日は,何本ものシュートを受け止め続けた,鈴鹿の守護神 水谷允俊選手(21)にあげたいと思います。
シュートを止めただけでなく,身長で勝るマルヤス工業の高さに対しても,十分に対応していたと思います。
おめでとう。水谷選手。
次も頼みます。

次戦,FC刈谷戦が東海リーグ最終戦です。
10月2日(日)13時からグリーングラウンド刈谷で行われます。
もちろん,勝利して東海リーグ2位の座をいただきます。

今日の試合内容はかなり悪かったですが,なにはともあれ勝ちました。

サッカーって不思議なもので,良くても負けることがあるし,悪くても勝つ時があります。
いろいろあってそれがサッカーならば,今日は勝ったから素直に喜ぼうと思います。

多くの人が,試合を見に来てくれました。
多くの人が,勝ったから良い気分で帰路につきました。

内容のことは,選手と監督が考えるでしょう。

試合を振り返って思います。
みんな良く頑張った!

さあ,胸を張って次に挑もうぜ!
次の試合は始まっているぞ!

ではまた。