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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 FC刈谷

平成23年10月2日(日)東海リーグ最終節
対戦相手 FC刈谷
場所   グリーングラウンド刈谷
観客   約360人

サッカーを愛するみなさん,ご機嫌いかがですか?

アウェイの試合の後は,帰路いろんなことを考えながら帰ります。
1人1人の選手の動きを細かいところまで思い出します。
アウェイの帰路・・・自分がサポーターなんだな~,と感じる瞬間です。

・・・・・

秋晴れの空の下,刈谷へGO!
鈴鹿から1時間で到着。
試合前に子どもサッカー教室みたいなイベントが行われている。
凄い人数。
鈴鹿もこれくらい少年少女が集まると良いな~。

サポーターが集まってきた。
横断幕の準備して,フラッグを組み立て,気合を入れて・・・

さあ・・・
いくぜ!

(今日のスタメン,以後敬称略)
FW 11伊藤駿祐・9中村豪・28中川宏太郎
MF 25関大輔・10曽根祐一・4原祥太郎
DF 13木下謙一・15大久保龍太・19ファン・3村田雅則
GK 21水谷允俊

怪我や累積で,かなり選手を入れ替えてきている。
しかし,左の王者木下謙一(13)が怪我から復帰。これは大きい。

試合開始。

静かに立ち上がり・・・とおもったら・・・。
前半2分。
遠いサイドなのでよく分からなかったけど,フリーキックから折り返したボールを刈谷に蹴りこまれて失点。0-1。

鈴鹿の選手の足が一瞬止まったように見えた。
出会いがしらの1点。
自分たちのペースを乱すな。
大丈夫。大丈夫。
落ち着け。落ち着け。

どうも安定を欠いている鈴鹿
刈谷の中盤は確かに上手いのだけど,それに対応できず振りまわされているように見える。
中盤の底がフリースペースになるシーンが多く,刈谷のボールになるとシュートまで持っていかれる。

ディフェンスも一生懸命守っているが,どうもしっくりいかない。

大久保(15)-ファン(19)のセンターバック
関(25)-祥太郎(4)のボランチの連携が悪い。

関と祥太郎が2人とも同じ方向に動いてしまい,スペースが逆にできてしまったりしている。
そこに走ってくる刈谷
曽根(10)や駿祐(11)がフォローに入るが,しばしばヤバイ場面が。

左に木下謙一(13)が帰ってきたことにより,鈴鹿の攻撃時の勢いは悪くない。
やはり木下と村田の両サイドバックで攻撃のリズムを作っていくと,チャンスが生まれる。
また,刈谷のサイド攻撃でセンターバックがつりだされても,木下ならば中のフォローも上手い。
サポーターから見て,もっとも遠いところにいる木下が目立って見える。
木下~。頼むぞ!

右の村田雅則(3)
精力的なアップダウンと,ノーファールできっちりと止めるテクニカルなディフェンスは,いつも通り素晴らしい。
鈴鹿は良いも悪いも波のあるチームなのだけど,村田のプレイはいつもハイレベルで安定している。
村田にまかせておけば間違いなし!!!
イメージ 1


木下,村田のビルドアップが効いているのは,サイドチェンジがきれいに決まっているため。
今日の鈴鹿のヘソの位置には曽根祐一(10)がいる。
ハイプレッシャーの中でボールをコントロールし,タメができている。
そしてサイドを上手く使う曽根。
曽根はやっぱりサイドより中が似合う。

曽根からサイドへボールが出て,木下,村田がビルドアップし,駿祐,中川が絡みつつ,中村がゴールを狙う。
鈴鹿のパターンは悪くない。
ロングパス一辺倒ではなく,きちんとつながっている。

しかし,ペースは刈谷
中盤の底がしっくりいかない鈴鹿

怪我からあけて,スタメン入りした原祥太郎(4)の動きが重い。
全力でプレイしているのは良く分かるのだが,一歩が遅く,先に刈谷に触られてしまっている。
どうした祥太郎!
祥太郎のプレイはまだまだこんなもんじゃないだろ!
マキシマムでいこうぜ!

右サイドからの折り返しを強引にシュートまで持っていく,鈴鹿のストライカ中村豪(9)。
磨きぬかれた日本刀のようなストライカー。
中村が点を取るのに3タッチは不要。1秒も必要ない。
常に狙ってろ!中村豪
必ずチャンスが来る。
ゴールを狙え!

刈谷の攻撃は小刻みで組織的。
ドカンと個人技で突破してくるわけではなく,きれいに回して鈴鹿のほころびを探す。
クロスを上げてくるのも,一発で狙っているわけではなく,必ずセカンドボールを狙っている。

大久保やファンがなんとか跳ね返して反撃を待つ。

鈴鹿の切り込み隊長と言えば中川宏太郎(28)
たぶん東海地区で最も足の速いサッカープレーヤー(Jリーグも含む)。
中川は速いだけでなく,ボールに対して超アグレッシブ。
獰猛にボールを追いかけ,決してあきらめない。

前半40分。
祥太郎(4)が中盤でボールをカット。
誰か(不明?)につないで,そこから左サイドから中へ流れて入ってきた中川へ。
相手DFは振りきっている。
GKが反応している。
中川!!!!!

一度刈谷GKに当たるが,角度のないところから落ち着いて流し込み・・・

ゴーーーーーーーーーール!!!1-1


歓喜鈴鹿サポーター。
ナイスゴール中川!
よッしゃー,前半で追いついたのは大きいぞ!

前半終了間際。

久しぶりのFWで出場。男!伊藤駿祐(11)が黙っちゃいない。
触れれば切れるような鋭い中央突破!
ほぼ抜け出していた駿祐を,刈谷DFはやむを得ずファール?
ん???
ファールじゃないの???
なんでなんで???

ここで前半終了。

試合内容は刈谷に押されているが,最後の最後で崩されていない。
攻撃も期待を抱かせるプレイが随所にある。

まだ気が抜けないけど,鈴鹿の雰囲気は悪くない。

さあ後半行こうぜ。

後半開始。

中盤のハイプレッシャーのなか,体を投げ出してボールを奪いに行くのは関大輔(25)。
関のプレイスタイルは「勇敢」。
恐れず飛び込んでいくことで,相手のプレイをかき乱し,攻撃を寸断する。
関!ガンバレ!
鈴鹿の中盤が押されているぞ!
押し戻せ!

後半15分。
この試合,不可解なジャッジが多々見られるのだけど,最も不可解なジャッジが。
中村豪(9)にレッドカード。
カニシはレフリーには常に敬意を払い試合に臨んでいるが,このレッドカードはひどい。
悪意のあるプレイでなく,危険なプレイでもなく,相手と偶然交錯しただけなのに・・・。

しかし判定は判定。鈴鹿は10人になってしまった。
残り時間は30分以上。
サポーターがすべきことは,足りなくなった力を選手に送ることだけ。
チームが辛い時,選手が困った時こそサポーターが応援しよう。

終戦を悔いなく終わらせてあげたい。
帰りのバスは笑って帰らせてあげたい。

選手のために頑張ろう。
ここがサポーターの見せどころだ!!

ディフェンスのファン(19)のプレイが鉄壁のように堅くなってきた。
後ろへは行かせないような鬼気迫るプレイ。
キャプテン大久保龍太(15)も,ギリギリのところでシュートコースを止める。
GK水谷允俊(21)は強風のなかでもキャッチングに不安はない。
ディフェンスが安定してきた。

シュート数では断然刈谷
だけど十分な体制では打たれていない。
体を寄せている。プレッシャーをかけている。コースを切っている。

村田,木下がサイドをケアする。
絶対に止めろ!
中村が退場したため,鈴鹿のフォーメーションは4-3-2。
2人となったFWは,伊藤駿祐(11)と中川宏太郎(28)

疲れてくる時間帯に,さらにギアを上げる2人。

刈谷のバックパスを全力で追いかける。
2人の執拗なプレッシャーで,何度かチャンスが生まれる。

1人少ないところを良く動いてカバーする駿祐(11)。
時にはサイドバックまで下がって守備をする。
切れ味鋭い駿祐だけど,時には泥臭く献身的な動きで見方をカバーする。
駿祐!
カニシは見てるぞ!
走りきれ!
イメージ 2


中盤の曽根祐一(10)はまだまだ元気。
体を使ってボールをキープし,懐を深くとる。
相手の飛び込みを交わして前を向く。
そしてチャンスが生まれている。
良いぞ曽根!
イメージ 3


後半35分。
(OUT)25関大輔 ⇔ (IN)17西田健

全力で中盤のスペースを埋めて走った関が交代。
代わって入るのは,春に大怪我をしてやっと復帰した西田健吾(17)

西田。サッカーしたかったよな。
西田。みんなのプレイ見て悔しかったよな。
西田!グラウンドに出たらヤルだけだぜ!

とにかく運動量の多い西田。
疲れてくる時間帯に,西田の動きは効いている。
西田!
残り時間ずっと走り続けろ!
大丈夫だ!西田なら大丈夫だ!
イメージ 4


鋭いタックルからボールを奪う西田。
西田のタックルはモーションが小さく鋭い。
そのまま右サイドを駆け上がる。速い!

中へ折り返すが・・・西田のスピードについてこれたのは・・・中川宏太郎!!!
決定的なチャンスたったが,相手GKのファインセーブで得点ならず。
惜~~~~しい!!
(ちょっとコケたナカニシ)

時間は徐々に過ぎていく。
攻めあぐねる刈谷と,手数が足りない鈴鹿

後半44分
(OUT)4原祥太郎 ⇔ (IN)6蒲原直樹

終了間際に蒲原(6)を投入。
テクニックの高い蒲原は,攻守ともにあぶないミスは犯さない。
蒲原!
時間は短いけど大事な時間をまかせたぜ!

そしてロスタイム。
ジリジリと時間が過ぎる。

水谷の大きなキック!

ここで試合終了。

両チームの選手のみなさん。(審判以外の)関係者の皆さん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
たくさんのサポーターが選手を応援してくれました。
みんなみんなありがとうございました。

試合は1対1で引き分け。
この結果,FC鈴鹿ランポーレの東海リーグ2位が決定。

来シーズンに向けて,2位であるということは大きな意味を持ちます。
スポンサー,知名度,注目度,そしてJFLまであと一歩という大きな意味。

首位MYFCに大きく離されての2位という結果を,本当は喜ぶわけにはいかないかもしれません。

でも,東海リーグの全ての試合を,選手たちは全力で頑張りました。

気の抜けた試合は1回もしませんでした。全てが熱い試合でした。

そんな選手たちをナカニシは誇りに思います。

そして,そんな選手たちを応援できるということを本当に幸せに思います。

WE ARE SUZUKA!

明日は今日より強くなる!

2011年の東海リーグが終了しました。

だけど・・・・

今シーズンは終わっていませんよ。

10月12日(水)19:00~。
天皇杯2回戦。対戦相手は名古屋グランパス

どんな試合であってもナカニシは叫ぶ。

勝つぞーーーーーーーーー!!

さあ,胸を張って闘おうぜ!

ではまた。