VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県社会人選手権準決勝 対 KMEW伊賀FC

平成24年4月18日(日)三重県選手権準決勝
対戦相手 KMEW伊賀FC
場所   鈴鹿スポーツガーデン第3G

先週から今日の試合まで,なんか満たされなかったみなさん,こんばんは。
現在,身も心もお腹いっぱいのナカニシです。

本日は,「三重県社会人選手権の準決勝」KMEW伊賀FCと対戦。
2-1の薄氷の勝利だった鈴鹿と異なり,KMEWは前試合を4-0で勝利しており,過去の対戦実績,現在の勢い,鈴鹿を止めるという気合,どれをとっても強敵間違いなしのチームです。

いつも通り,早めに会場入りするナカニシ。
もうひとつの準決勝,SWAT対伊勢YAMATOが,6-2(くらい?)でYAMATOの圧勝で終わり,さあ次はウチの番。

前試合,選手の背中を押す力が足りなかった。
サポーターがここで選手を盛り上げなくては!!!

叫ぶぞ!飛ぶぞ!
1戦入魂。この試合にサポーターの全てを出し切ろう!!

いくぜ!
勝負だ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 23北川慶・22伊藤竜二
MF 11伊藤駿祐・3村田雅則・10曽根祐一・8矢野純平
DF 17安真也・4原祥太郎・5榊親平・28中川宏太郎
GK 1本多隆悟

前試合と異なり,比較的ゆっくりとした立ち上がり。
両チームともにゆっくりと回す。
慌てずにペースを作る鈴鹿

悪くない。
攻め急ぐ必要はない。
自分たちのサッカーを。

前試合,出場停止だった「ファイヤーボール」矢野純平(8)!
うっぷんを晴らすかのような,火の玉のような熱い熱いプレイ。
競合い,走り合い,矢野は誰にも負けないぜ!
(こっちサイドで見にくいが)チャンスが生まれた時は,必ず矢野が絡んでいる。

ボランチに下がり,ゲームを作る「ゲームメーカー」曽根祐一(10)。
1枚後ろで良く見えているせいか,前回よりもサイドに綺麗に散らすパスが出ている。
的を絞らせず,中盤が込み合わない。

駿祐(11),矢野(8),竜二(22)が良く動いている。
リズムも良い。
この3人がリズム良く動いたら・・・絶対につかまらないぜ!

中盤でかき回しているので,相手は的が絞りにくい。
そこだ!!
サイドバック,安真也(17)が長い距離を走る。
歩幅は小さく,ドリブルも小刻み。小さな弾丸のようだ!
いけーーーーーーー!

前半16分。
安真也(17)が持ち込み,左サイドからネットをぶち抜く!快感だぜ!

ゴーーーーーーール!!1-0


しかし,すぐ中盤にエアポケットのような空間が。
左に流され中へ。あーー。無念。すぐに取り返され。1-1。

得点の後,すぐに失点するのは良くないが,反省は後回しだ。
立って闘え!3倍返しで取り返してこい!

サポーター!ここが勝負どころだ!
胸を張れ!選手を鼓舞しろ!
背中をぐいぐい押してやろうぜ!

前試合の委縮した雰囲気はなく,選手たちはゴールを目指して前を向いている。
点を取るために,チャレンジとファイトを繰り返している。
テクニックにおぼれていない。シンプルに。勝負して。
同点に追い付かれたけど,鈴鹿の出来は悪くない。
いける!

伊藤駿祐(11)は前線で本当によく動いている。
駿祐を見て3年目になるが,毎年違った印象を受ける。
プレイの幅が広がっているのを感じる。
駿祐は進化している。今年の駿祐も最高だぜ!

最終ラインを統括する「神の子」榊親平(5)
グリーンのヘアバンドがカッコいい。
統括と言う名にふさわしく,試合の全てが見えている。
カバーリングの上手さは,全知全能の力すら感じる。

前試合でミスが目立った本多隆吾(1)。
ゴールマウスをしっかりと守る。
良い声が出ている。ゴールキーパーは孤独なポジションだが,声はみんなとともに。
本多!自分の流した汗を信じろ!

試合は鈴鹿ペースで進む。
ダラダラした感じはない。
選手たちの目は前を向いている。

前半31分。
曽根祐一(10)から,超高精度のパス。
右サイドで折り返すのは矢野純平(8)!
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

北川・・・
決めろ・・・

ゴーーーーーーール!!2-1


や~~の~~。矢野!ナイス折り返し。
Nカメラマンのレンズは確実にとらえていたよ。素晴らしい折り返しだった。

北川。ナイスシュート。
頭から良く突っ込んだ。
北川は泥臭くて良い。綺麗じゃなくて良い。
ハンターのようにゴールを狙え!

前半34分。
またもや「ファイヤーボール」矢野(8)の突破。
中へ預けて,伊藤駿祐(11)
もう相手のマークがずれている。
駿祐が流す・・・そこにいたのは村田雅則(3)
村田のミドルシュート!ズドン!

ゴーーーーーーール!!3-1


この試合ボランチに入った村田雅則(3)。
曽根との連携がずれることがあり,一瞬ヒヤッとする場面もあるが,徐々に修正して,中盤を完全に支配している。
何より村田は,足元が上手い。
良いぞ村田!

「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)
矢野,駿祐との連携で,とにかく相手に的を絞らせていない。
パスを安易に回すのではなく,前に前の意識が積極的なプレイを生んでいる。
竜二持ち味,竜二の上手さ,竜二の得意なところ,自分の土俵でプレイしている感じがする。
竜二・・・良いよ良いよ。

前半35分。
またもまたもまたも,矢野純平(8)が起点となって攻め込む。
中へ折り返し,曽根,駿祐,北川・・・ごちゃごちゃした最後に回ってきたのは伊藤竜二(22)
振りぬいたシュートは易々とゴールネットを揺らす。
うおーーーー。

ゴーーーーーーール!!4-1


相手は,安(17)のサイドの突破と,矢野(8)の抜け出しについてこれない。
中での勝負も北川(23),竜二(22),を捕まえ切れていない。

そして前半37分。
中を厚くした相手のポジショニングを見た駿祐(11)が,ロングシュートを放つ!
綺麗な放物線を描き,右のキーパーの手をすり抜け,サイドネットに突き刺さるシュート。
なんてもの見せてくれるんだ!

ゴーーーーーーール!!5-1


すげぇ駿祐!

ここで前半終了。

サポーターチラシを配布して回る。
なんと!試合前にも1人声をかけてもらい,ハーフタイムでも何人かの方が,ともに応援してくれることを申し出てくれる。
本当にうれしい。ありがとうございます。
ふつつかな総帥ですが,良いサポーターズクラブにしたいと思いますので,よろしくお願いします。

さあ行くぜ!
後半開始。
(OUT)9中村豪 ⇔ (IN)23北川慶
(OUT)1本多隆吾 ⇔ (IN)13座間亮太

今日の鈴鹿は一味違う。
前を向いて,自分のプレイができている。
ごちゃごちゃとパスをまわしていない。
時には縦で単純に勝負しても良いじゃないか。

縦?
縦と言えば!
サイドバックの中川宏太郎(28)
ディフェンス能力もメキメキ向上してきた。
メチャメチャ頑張っている。
理屈は要らない。前が空いたら走れ!

駿祐(11)が良いタメを作って中川を走らせている。
あえて中に入り,中川の走るコースを開けている。
フェイント?オフサイド?関係ないね!
中川!突っ走れ!

後半5分。
右で中川が走れば,左は安(17)が走る。
曽根(10)がタメたボールを,走る安にソフトなパス。
ドンピシャ!
そして中に。
中に走ってくるのは,矢野純平(8)

ゴーーーーーーール!!6-1


安は今季の新入団だけど,ファイティングスピリットが半端じゃない。
体は小さいけど,負けん気の強さは,まさにファイター。
ガンバレ「ファイター」安真也(17)

後半12分。
(OUT)10曽根祐一 ⇔ (IN)15大久保龍太
(OUT)5榊親平 ⇔ (IN)6木下謙一

後半12分で選手交代。
今年のFC鈴鹿は選手層が厚い。
控え選手が出場しても,戦力が落ちた感は全くない。

大量得点で緩みがちになる選手を,大久保龍太(15)がビシッと引き締める。
大久保の激が良く聞こえる。
大久保の指示が良く聞こえる。
大久保!

最終ラインの原祥太郎(4)。
前試合はボランチだったが,この試合ではCB。
体の強さと,足元の正確さは秀逸。
ディフェンスラインでのパス回しでも全く不安はない。
祥太郎は上手いな~。

「ファイター」安真也(17)は1枚上がって,木下がサイドバックに入っている。
安と木下の連携も良く,タメて出し,追い抜いて出し,良い感じで息が合っている。
木下が入ったことで,さらに安が元気になっている。
ディフェンスでのやり取りや,間の取り方はやはり上手い。
「レフトサイドマスター」木下謙一(6)に死角なし!

後半24分
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)25関大輔

エースキラー」関が入る。
中盤の締めどころで,関の存在は大きい。
相手の反撃はことごとく潰す。

後半24分。
中川(28)の独走!
フェイント不要。走って追いついたら勝ちだ!
クロスのコースがない為,関(25)に預ける。
流れてきた駿祐(11)に。
駿祐から竜二(22)に。
最後に決めるのは!
「ストライカー」中村豪
この位置でもらったら絶対に決める!

ゴーーーーーーール!!7-1


サポーターからのコールに,アシストした竜二(22)を称える中村。

後半26分。
駿祐(11)がボールキープ。
またもまたも,走ってくるのは中川宏太郎!
走れ!コータロー!
中川のクロスを決めたのは!
「ストライカー」中村豪

ゴーーーーーーール!!8-1


選手全員が持ち味をいかんなく発揮し,サポーターは熱狂し,ナカニシはノドを潰し,

ここで試合終了。

両チームの選手のみなさん,お疲れ様でした。

先日の試合の不足分を補うような,お腹いっぱいの勝利でした。
バンザイは,優勝した後に。

サポーターの新勝利の歌がグラウンドに初お目見え。
(ふるさとの曲で)
未来に向かい進もう
勝利信じ闘おう
笑顔も涙も我らとともに
鈴鹿の誇りランポーレ

さあ,この試合のvictorycross賞は???
攻撃の起点となり,良いところで良い仕事をした伊藤駿祐(11)は良かった。
サイドを切り割き,先制点をあげた安真也(17)も素晴らしかった。
相手守備陣をキリキリ舞いさせた伊藤竜二(22)も良かった。

誰にしようか迷いましたが,前試合と雰囲気を変え,前に向かう意識を引き出したのは,矢野純平選手(8)のプレイだったと思います。
攻撃には必ず絡んでいました。
見事!流石!ビューティフル!
この試合のvictorycross賞は,「ファイヤーボール」矢野純平選手(8)にしたいと思います。
矢野!
決勝も頼むぞ!

さあ,次は三重県社会人最強の相手,伊勢YAMATO。

選手を信じよう。
選手が必ず勝利をもたらしてくれる。

みんなでバンザイしよう。

さあいこうぜ!

ではまた。