VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県社会人選手権決勝 対 ISE YAMATO FC

平成24年4月22日(日)三重県選手権決勝
対戦相手 ISE YAMATO FC
場所   鈴鹿スポーツガーデン第1G

三重県社会人最強のサッカーチームのサポーターのみなさん,こんばんは。
三重県社会人最強のサッカーチームのサポーターズクラブvictorycross総帥のナカニシです。

強風,叩きつける雨,低温,ドロドロのグラウンド・・・
数々の悪条件の中,本日10時30分より「三重県社会人選手権決勝」が行われました。
対戦相手は,ISE YAMATO FC。

風?そんなもん関係あるか!
雨?そんなもん関係あるか!
俺たちは,勝つだけだ!!!
選手とともに!

いくぜ!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 11伊藤駿祐・8矢野純平・22伊藤竜二
MF 18西村亮介・4原祥太郎・10曽根祐一
DF 17安真也・2ラファエル・5榊親平・28中川宏太郎
GK 1本多隆悟

開始早々,水を得た魚のように積極的な鈴鹿
体の動きは良い。
声も良く出ている。
意思疎通も良い感じ。

3トップの3人の動きが変幻自在。

その3人の中で,伊藤駿祐(11)がバランスをとる良い動きをしている。
前後,左右,ファスト,スロー・・・
良く試合が見えている。良いボールをさばいている。
もーーー,いいじゃん,駿祐!

縦への突破が鋭い「ファイヤーボール!」矢野純平(8)
鈴鹿が雨で強い理由は,(ある意味)単純なサッカーでみんなの意思が一致するためだと思う。
前線の3人は,早くてうまい。
裏へ抜けたら,一気に行ける。
裏へ抜けるスピードの速さと,タックルに動じないフィジカルを持つ矢野は,再々相手ゴールを脅かす。
矢野!風は冷たいけど,熱いプレイ頼むよ!

鈴鹿で最もファンタジックなプレイを見せる「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)。
足元のテクニックにはいつも目を奪われる。
雨の中でテクニックが封じられると思いきや,竜二は土砂降りの矢崎戦で,4~5人をドリブルで抜いた実績あり。
矢野のループパスに反応して,ループシュートを狙うなど,シュートの意識は高い。
竜二!YAMATOの諸君に見せてやれ!

3人の選手が入れ替わり立ち替わり,YAMATOゴールを脅かす。

前線は活発なのだが,中盤はやはりYAMATOも絞ってくる。
鈴鹿が速攻でわっと上がった時に,プレスをかけてショートカウンターやセカンドボールを狙っている。
ゲームを組み立てるよりも,中盤のボール奪取から一発を狙う感じ。

中盤は激戦になっているが,が!

鬼の形相の男が立ちふさがる!!
「ハードコア!」原祥太郎(4)。
群がる相手をバッタバッタなぎたおす。
位置どりは常にど真ん中!
祥太郎のいるところがいつも台風の目!
試合が終わった時,最もユニフォームが汚れていたのが祥太郎だった。
祥太郎!汚れたユニフォームは勲章だぜ!

裏を狙う鈴鹿と,それに耐えてカウンターを狙うYAMATO。
鈴鹿は押しているように見えて,試合の主導権を握っているわけではない。
中盤の激戦区から少し左右で,ゲームを組み立てるのが,「ゲームメーカー」曽根祐一(10)
攻守に走る曽根からボールが出る。
前線へドンピシャのパスが出るが・・・相手ゴールキーパーが鋭い飛び出しでシュートまで持っていけない。

ジリジリとした時間が過ぎる。
前半の半ばを過ぎ,相手GKの果敢なプレイにシュートを阻まれ,波に乗れない鈴鹿
徐々に圧力を増すYAMATO。

左右からの早めのクロスに鈴鹿センターバックが対応できない場面も。
相手FWのドフリーヘディングシュートは,「ゴール前の怪人」GK本多隆悟(1)の手の中に。
ホッ。危ない危ない。

サイドバックの中川宏太郎(28)
練習試合のころから比べて,格段に動きが良くなっている。
後ろからの榊の指示にもきちんと反応している。
中川が裏を取られることはない!(先に追いつくから)
中川が気合で負けることはない!(根性あるから)
中川が諦めることはない!(サポーターが応援するから)
守備もしっかりしつつ,中川の持ち味はスピード勝負の駆け上がり。
走れ中川!止まった中川は中川じゃないぞ!

YAMATOのシュートは,左アーリークロスからのヘディングが2本。
鈴鹿はちょこちょこ打っているけど,決定的なシュートは無し。
シュートは少ないが,膠着しているわけではない。
攻守がめまぐるしく入れ替わるハードなゲーム。
YAMATOは強い!

前半終了間際。
この試合右のMFに入っている西村亮介(18)。
西村はテクニックもさることながら,懐が深いので,
「きちんと自分のボールにして,相手に取られず,顔を上げて味方を見て出す」
言葉で言うと簡単だけど,もの凄い難しいこれができる。
前線に飛び出すと,上手く体を使い,相手は足を出しても届かない。
と,思っていたらバックチャージでファウルをもらう。

あれ?主審がペナルティスポットを指している??(サポーターから見にくかった)
なんと!!PK!!
蹴るのはファウルをもらった西村。

ゴーーーーーーーール!!!1-0


前半のうちに貴重な先制点。
よっしゃー。

ここで前半終了。
ふと後ろを振り向くと,たくさんのお客さんが見に来てくれている。
ありがとうございます。

これだけの人が,バンザイするのを待ってるぞ!
絶対勝つ!

後半行くぞ!

後半開始。

サイドバックの安真也(17)
素晴らしい闘争心と,フィジカルの強さ。
激しい当たりにもかかわらず,ノーファールでしっかりと止める。
この試合,まだ安は守備重視。セーフティーにクリアしている。
ファイターの盾はほころびを見せていない。
ファイターの剣を抜くのは,もう少し先。

センターバックの「神の子」榊親平(5)
決して激しい声ではないが,冷静な指示が良く出ている。
榊の指示がディフェンスにいきわたっている。
祥太郎とのやり取りも見事。
サポート,フォローが抜群に上手く,ディフェンスラインのいてほしいところに必ずいる。
そして榊は対人で絶対に抜かれない。
頼むぞ榊!

同じくセンターバックのラファエル(2)。
榊よりも少し前目に位置する。フィジカルで跳ね返しているが,なんだかファウルが多い。
あれ?どうしたラファエル?

後半?分。
(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)9中村豪

鈴鹿の誇る「ストライカー」中村豪(9)
中村がピッチに立つということは,点を取るということ。
さあ,出たからには点取ってこい!GO!

後半?分
(OUT)18西村亮介 ⇔ (IN)6木下謙一

後半も半ばとなり,相手の一発が怖い。
「レフトサイドマスター」木下謙一(6)が入ったからには,左からのクロスは簡単には上がらない。
左サイドで勝手なことするな!
木下が許さんぞ!

木下が入り,安が1列上がる。
「ファイター」安の剣が抜かれる!攻めろ!
安のクロスはもの凄い高精度!
ドンピシャで中に合わせることができる。CKも良いボール蹴ってた。
左サイドをえぐり倒す安。
曽根(10)駿祐(11)も,からんできてパスの出しどころを増やす。
追い抜いたり,戻したり。
そして,安のバックには,怖い怖い左サイドの番人木下謙一(6)が!

後半?分。
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)23北川慶

4連覇を目指す鈴鹿に,時間稼ぎなんて小細工は要らない。
北川。なぎ倒せ!点取ってこい!
点取って,サポーターに胸を張れ!
「俺がとってきてやったぜ!」って。

後半残り10分を切った。

YAMATOの攻めも人数をかけてきている。
強引に中へ切れ込む場面も。
足元は滑るぞ。気をつけろ!

ピーーー。

審判の笛???。
鈴鹿ペナルティエリア内でラファエルがファウル(細かくは見えなかった)。
一瞬,呆然とする鈴鹿サポーター。
この時間帯。この天候。やばい。

ゴールを守るのは本多隆悟(1)

本多の手は冷えていないか?体は動くか?
頼む。本多!
目をそむけたい。だけど信じろ。本多を信じろ!

今まで公式戦でスタメンになったことなんかなかった。
いつもいつも控えだった。
ベンチに入れない時のほうが多かった。
いつもいつも体を痛めつけるような激しいトレーニングをしていた。
本多。知ってるぞ。
三重県選手権の初戦で納得いくプレイが出来なくて,みんなが帰った最後の最後までグラウンドをボーッと見ていた本多を知ってるぞ。
止めろ!男を見せろ!

・・・・・・・・・・・・・・

YAMATOのシュートはゴール左隅。
横っ跳びで体を伸ばす本多が見える!

本多―――――――!
言葉にならない。
泥水の中にナカニシの膝が砕ける。

良く止めた!
ナイスセーブ!

流れは一気に鈴鹿に。
安(17)が止まらない。
左サイドを奥深くまで突き進むが,3人の相手に阻まれる。
しかーし,そこをフォローに来る疾風の木下謙一(6)!

何本かつながって・・・
中で待っているのは!
決まってるでしょ!

3年の間,ナカニシが何度この言葉をつづったと思う?
中へ折り返したところにいるのは・・・もちろん!

「ストライカー」中村豪

トラップ,切り返し,そしてシュート!
一連の動きが芸術のようだ!

ゴーーーーーーーール!!!2-0


サポーターにガッツポーズを見せる中村豪
ナッカッムラゴウ!ナッカッムラゴウ!ナッカッムラゴウ!
中村の名前はサポーターの歓喜の叫びとなる!

しかーし,ここで緩めるな。
最後の最後まで闘い続けろ!

YAMATOの猛攻。
榊!絶対止めろ!

鈴鹿はもう一点を狙う。
北川のシュート。
ラファエルのシュート。

そして・・・
試合終了。

俺たちが!三重県ナンバーワン!社会人サッカーチームだ!
勝ったぞ~~~。

嬉しくて踊るナカニシ。
みんなに笑顔。

全力で戦った両チームを称えよう。
YAMATOは対戦相手の中で最強だった。

選手,監督,トレーナー,スタッフ,サポーター,観客,みんなみんなみんなみんな。
でっかいバンザイしようぜ!
バンザーーーイ!バンザーーーーイ!バンザーーーーイ!

みなさん,悪天候の中お疲れ様でした。
風邪などひかれないように,温かくしてお休みください。

この試合のvictorycross賞は???
本多隆悟(1)選手!
胸を張って受賞してくれ!
今日の本多のプレイを死ぬまでナカニシは忘れない。
今日の自分を越えるために,明日からまたガンバレ本多!

三重県ナンバーワン社会人チームになりました。
でも,ここは全国へ向かうための入口です。

もう次の試合の準備は始まっています。
次の試合は,東海リーグ開幕戦の5月13日(日)
この日までに,さらに鈴鹿は強くなる!

Jを目指して,走れ鈴鹿
さあJのつく場所へ,いこうぜ!

ではまた。

(注)
本日は強風と雨のため,Nカメラマンが写真を撮ることができませんでした。
また,ナカニシも試合中のメモや時間の計測ができていませんので,一部間違っているかもしれません。
申し訳ないですが,ご了承ください。
試合終了後に行われた,練習試合については,後日また。