三重県選手権準決勝（天皇杯予選） 対 四日市大学

平成２４年８月１９日（日）三重県サッカー選手権（天皇杯予選）準決勝
対戦相手　四日市大学
場所　　　鈴鹿スポーツガーデンメイン

みなさんこんばんは。
少し眠って先ほどやっと動き出したナカニシです。疲れたぜ・・・。

久しぶりの試合に燃え上がるぜハート。
待ちきれなくて３時間前に会場入り。

サポーターの仲間たちも集合。
準備をしながらその時を待つ・・・。

時は来た！！いくぜ！！！

本日のスタメン（以後敬称略）
ＦＷ　１９ブルーノ・２３北川慶・８矢野純平・１１伊藤駿祐
ＭＦ　６木下謙一・１０曽根祐一
ＤＦ　１７安真也・５榊親平・４原祥太郎・２８中川宏太郎
ＧＫ　１本多隆悟

さあ試合開始。
ゆっくりとした立ち上がり，両チームともに出方を見ている。

四日市大学はパス回しが早く正確。選手の能力も高い。
だが，フィジカルとスピードでは鈴鹿に分がある。

どっちがどこからしかけるか？

鈴鹿の中盤からボールが動く。

ボールの行先は右！
「走れ走れコータロー」中川宏太郎（２８）が怪我から帰ってきた。お帰り，中川。
イケイケドンドンのプレイは全く変わっていない。
小細工不要。
次元の違うスピードでぶち抜け！

中川の前で，前線からプレッシャーをかける「ファイヤーボール」矢野純平（８）
気持ちを前面に出した熱いプレイに観客が湧く。
しかし，矢野の持ち味である，周りが一瞬止まって見えるような急加速が見られない。
国体の激闘で少し疲れ気味か？

右サイドの頑張りで，前半序盤に何度も右サイドでコーナーキックを得る。
中で競り合う選手を見ていると・・・なるほど。
競り合いの部分で，若干鈴鹿が優位に見える。
勝負に行こうぜ！

前半１５分。
右サイドからのＣＫ。
安真也（１７）が高精度のキック。
遠いサイドでブルーノが折り返し。
中でつないで・・・後ろにはたいて・・・「左番長」木下謙一（６）！！！！！！！！

木下の弾丸シュートが唸る。ズバーーーーーーン！

ゴーーーーーーーーーール！！１－０

ナイスゴール木下！
木下がサポーターにゴールをアピール。あかん，ナカニシもう泣きそう・・・。

いやいやいや，ここが危ない。
安心するな。始まったばかりだ。集中。声出せ。走れ。まだまだ。

中盤に君臨する「フィールドの監督」曽根祐一（１０）
曽根は真ん中が良く似合う。試合を通して良く走っている。
体を張って攻撃を食い止め，良く前線につないでいる。
さらに，右サイドバックの上がった後のフォローも。

ボランチの「左番長」木下謙一（６）。
曽根とダブルボランチを組んでいるが，攻守に顔を出し，スペースを潰す。
相手から見たら中盤に木下がいるのは嫌だろう。
それくらいしつこくボールに食らいつく木下。
さらに，左サイドバックの安が上がったフォローに走る。

曽根－木下の中盤で四日市大学の中盤をしっかり抑えている。

主導権は鈴鹿。しかしフィジカルに勝る分，逆にポロっポロっと雑になる時がある。
特に中盤のパス回しのミスは怖い。
攻守ともにバランス感覚が求められるボランチ。
ガンバレ！木下謙一！
ガンバレ！曽根祐一！

この試合，ナカニシがもの凄く感じたのは，前線からプレスに良く走っているということ。
矢野（８），北川（２３），駿祐（１１），のプレッシャーは素晴らしい。
特に，「ヒットマン」北川慶（２３）のチェイスは見ていて爽快。
前線からガンガンボールを奪いに行く。
ボールを取れなくても相手の次のパスを乱す。
パスが乱れなくても，コースを切って後ろの選手が守り易くなる。
もちろん，前線で体を張ってシュートを狙う。
北川の気持ちが入ったプレイに観客からも声援が。

トップ下の位置に入る伊藤駿祐（１１）。
大丈夫か？と言うくらいヒザにテーピングしている。
国体からの激闘で消耗している選手の１人。
しかーし，駿祐は走って走って走りまくる。
プレスをかけ高い位置でボールを奪うと，前線に良いボールを供給する。
いいねいいね。
イケイケ駿祐！！

サイドバックが頻繁に動いている。
タイミング的にバランスを崩して，裏を取られたりするが・・・
危険な場面。サイドの裏。オープンスペース。
そしてそこには「神の子」榊親平（５）がいる！
サイドバックの両選手はどちらかと言うと攻撃的。
持ち味を発揮するのは良いのだけど，前後のバランスが怖い。
そのバランスをとる榊。
榊のプレイを言葉では表現できない。
声を限りに叫ぶだけだ。榊～～～！！

前半，四日市大学はほとんどシュートを打てていない。
ど真ん中にヤツがいるからだ！
対人に滅法強い「ハードコア」原祥太郎（４）
前から来る攻撃はことごとく潰す。
今日はいつものボランチではなくセンターバックで出場。体の強さと，足元の上手さは格別。
ディフェンスでのパス回しにも余裕がある。
本多とのやり取りも安定。

「ゴール前の怪人」本多隆悟（１）
堂々としてきた。
声が良く出ている。
セーフティーに足元でさばき，ディフェンスとの連携も良い。
よしよし。本多。しっかりいこうぜ！

鈴鹿のペースで試合は進む。
惜しい場面が何度も。

ＣＢと競り合いで勝負できるので，クロスに対して中で勝負できている。
なんとか追加点が欲しい。

ここで前半終了。

スタンドを見るとお客さんがいつの間にか増えている。５００人くらいかな？
さらに，国体の時にお会いした，くノ一サポーターのみなさんも，駆けつけてくれた。
いろんな人の顔が見える。
みんなの想いがグラウンドに。
さあ，胸を張って闘おうぜ！

後半開始。
（ＯＵＴ）８矢野純平　⇔　（ＩＮ）２２伊藤竜二

鈴鹿の誇るファンタジスタ。伊藤竜二登場。いけ～。

と言っていた後半１分。
竜二（２２）のキープ，→中で駿祐（１１）がフォロー，→北川（２３）が走る。
流れるようなパス回し。
北川から狙いすましたクロスが中へ。
ファーサイドから走ってきたのは・・・「アトム」ブルーノ（１９）

ゴーーーーーーーーーール！！２－０

竜二，駿祐，北川のパス回しで完全に崩していた。そしてナイスシュート，ブルーノ！

サポーターに敬礼するブルーノ。選手がゴール後にアピールしてくれると嬉しい。

２点差は危ないぞ。
締めろ締めろ。集中集中。

岐阜からレンタル移籍してきたブルーノ（１９）。
最初，どんな選手か全く分からなかったけど，なんか妙な愛嬌がある。
足元の確かな技術は，流石Ｊリーガー。
ゴールを常に狙っている・・・が・・・自らゴールしたいらしくボールを持ちすぎる場面も。
それを分かってきた周りの選手が，上手くブルーノをストロングポイントで使っている。

後半１２分。
またもや北川（２３）が前線で基点となる。
駿祐（１１）がつなぎ，竜二（２２）が持ち込み・・・
最後に待っているのは「またもや」ブルーノ（１９）！！！

ゴーーーーーーーーーール！！３－０

崩しからのブルーノに四日市大学がついてこれない。
竜二，駿祐の連携も良い。

さあ，ドンドンいこうぜ！
３点入って四日市大学の動きが悪くなってきた。

たたみかける鈴鹿。しかし・・・決定機はあるものの，なかなか点にならない。

後半１７分。
（ＯＵＴ）６木下謙一　⇔　（ＩＮ）３村田雅則

村田！待ってたぜ！！
やっと村田のプレイが見られるぞ！！！

運動量があり，足元の技術がしっかりしている村田が，そのまま中盤に入る。
右サイドで竜二がキープすると，怒涛の駆け上がり！！
これだ！これこれ！村田――――――！

村田が入り中盤の不安は全くない。
攻め続ける鈴鹿。
だけどゴールが奪えない。

後半２５分。
（ＯＵＴ）１９ブルーノ　⇔　（ＩＮ）１８西村亮介

少し足を痛めたか？２得点のブルーノが交代。

攻撃を多彩に彩る西村が登場。
ドンドン良いボールが前線に出ている。

村田も走る。
曽根も出てくる。
榊もオーバーラップ。
後ろから後ろから選手が湧きだしてくる感じ。

そして，後半も終盤。みんなが少し疲れた時。
まだまだ走るぜ～～。
「ファイター」安真也（１７）はまだ走る！
四日市大学の選手をなぎ倒し，ゴールに肉薄する。
安。ファイトだ！ガンバレ！

後半４２分。
西村（１８）から竜二（２２）へ。
（逆サイドだったのと，たくさんの選手が絡んだので途中経過は不明）
流れるようなパス回しから・・・。
最後に打つのは「ワンダーショット」西村亮介！！

ゴーーーーーーーーーール！！４－０

西村見事！

そして試合終了。

両チームの選手のみなさん，試合を運営されているスタッフのみなさん，試合を見に来てくれた観客のみなさん，暑い中本当にお疲れ様でした。
サポーターの仲間たち，お疲れ様でした。来週勝負だぜ！

終わってみれば，終始相手を圧倒した試合でした。
選手たちは，気持ちを前面に出して，一生懸命プレイしていました。
観客，サポーターも盛り上がりました。

素晴らしかった。素晴らしい試合だった。
けど，ここを勝つのが目標じゃありません。
もっともっと上を目指していくために，今日の試合の課題をしっかり修正しましょう。

春，今年度のチームを初めて見た時より，ずっと強くなっています。
試合からいろんなことを学んで，悔しい想いを乗り越えて，今，チームは強くなってきました。
でも，もっともっと強くなる。

欲張ってすみません。
ナカニシはもっと上を目指したい。
だって，素晴らしい選手がいるんですから。
まだまだ強さの底が見えないこのチームの，最高の強さを見たい。

勝利の試合の後のバンザイは，来週優勝して三重県ナンバーワンになってからやりましょう。
victorycross賞も，来週まとめて決めます。

来週の日曜，対戦相手は四日市中央工業高校。
絶対に勝つ！！！
そしてそのために，全力の応援をする！！

喜ぶのはまだ早い（ナカニシだいぶ喜んだけど）

さあ，次勝つぞ！
絶対勝つぞ！！！！

ではまた。