VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県選手権決勝(天皇杯予選) 対 四日市中央工業高校

平成24年8月26日(日)三重県サッカー選手権(天皇杯予選)決勝
対戦相手 四日市中央工業高校(以下四中工)
場所   鈴鹿スポーツガーデンメイン

みなさんこんばんは。
三重県ナンバーワンチームになった割には,なんだか元気が無いナカニシです。
でも,このブログを書き終わった後には,キッチリ切り替えたいと思います。

三重県のナンバーワンを決める今日の試合。
待ちきれなくて,毎度毎度の3時間前に会場入り。
NHKの放送車も来ている。
スタッフの方がたもたくさんいる。

おおっ,盛り上がってきたね!!

本日の応援場所はバックの芝生ゾーン。
サポーターの仲間たちも集合。
横断幕もフラッグも準備OK!!

1番取りにいくぜ!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 19ブルーノ・23北川慶・8矢野純平
MF 6木下謙一・10曽根祐一・11伊藤駿祐
DF 17安真也・5榊親平・4原祥太郎・28中川宏太郎
GK 1本多隆悟

さあ試合開始。

四中工は,4-4-2がきっちり配置された組織的なチーム。
鈴鹿はどう崩すのか?

いきなり試合が動く。
前半6分。
四中工コーナーキックのカウンター。
ボールはブルーノ(19)へ。
なんと単独突破でGKと1対1!!
落ち着いてかわして・・・

ゴーーーーーーール!!!1-0


良く走ったブルーノ。
そして落ち着いていた。
見事!

幸先良く先制した鈴鹿
前半序盤,攻撃の中心は右サイドバックの中川宏太郎(28)
ボランチの曽根祐一(10)を中心に右サイドにロングボールが供給される。

走る中川。
そこに絡むブルーノ。
中で待つ矢野。
攻撃のテンポは悪くない。

前半19分。
右サイドで得たコーナーキック
遠いサイドの矢野純平(8)がダイビングヘッド!!

ゴーーーーーーール!!!2-0


空いたスペースに果敢に飛び込んだ矢野。
素晴らしい!!!

2点入った後,試合が膠着する。
四中工は先制されたにもかかわらず,4-4-2で引いて守っている。
そのゾーンを突破できない鈴鹿

ディフェンスラインでのパス回しが目立つ。
ディフェンスからボランチへ。
ゾーンでコンパクトに守る四中工。鈴鹿はその次が出ない。

前線までボールがつながると,矢野純平(8)とブルーノ(19)のコンビで良い形を作るのだが,なかなかゴールに結びつかない。

攻めない四中工。
攻められない鈴鹿
まさに膠着。

膠着した試合。
ガツガツ来ない相手。
相手に合わせてしまい,鈴鹿の選手の闘志が燃え上がらない。

上手くプレイしよう?
大人のサッカーしよう?
あれっ?
なんかおかしいぞ?

3トップの真ん中に入っている北川慶(23)
先日の四日市大学戦では前線からのプレッシングが効果的だった。
今日の試合,ゾーンで守る相手に対しなかなか自分のプレイをすることができない。
消えている時間が増えていく・・・。

引いて守っているので,四中工の攻撃は単発。
ただし,ショートカウンターからの一発は怖い。
センターバックの原祥太郎(4)と榊親平(5)。
最終ラインでパスを回すが,どうもピリッとしない。
一瞬のミスを狙っている四中工FWにあわやの場面も。

アンカーの位置にいる木下謙一(6)
窮屈なエリアでプレイしているが,バイタルエリアはきちんとフォローしている。
スペースもコースも上手く潰しているので,四中工の攻撃の第一波は確実に止めている。

徐々にカチンコチンの膠着へ。
熱いはずの鈴鹿のプレイがぬるくなっていく。

出しどころが無く縦に1本が増える。
フィジカルで何とかキープできる時もあるだけに,さらにそれに頼ってしまう。

縦1本に対して,きちんとディフェンスする四中工。
縦の放り込みに対して,四中工ディフェンスが慣れてきてリズムが出てくる。

前半36分。
(OUT)23北川慶 ⇔ (IN)9中村豪

前半でFWを交代。
なかなかボールに触れない北川にかわり,昨年この決勝戦で2ゴールした中村を投入。

試合はロングパス中心。
引いて守る相手に対して,もっともっと点を取ろうとして雑になっている?

ここで前半終了。

サポーターの顔がすぐれない。
2点リードしている。
危ないシーンも少ない。
だけど悪い時の鈴鹿を見ているような気がする。
なんかおかしい。
ハーフタイムで修正してくれ!

後半開始。
(OUT)18西村亮介 ⇔ (IN)6木下謙一

さらに攻撃的な西村を投入。
中盤のアンカーにいた木下が外れるのは心配・・・。
木下は精神的にもチームのアンカーなのだが・・・。

後半から入った西村。
ミドルシュートを放つなど積極的にゴールを狙う。
しかし・・・プレッシャーの中でなかなか足元にボールがおさまらない。
効果的な仕事ができない西村。

後半,四中工は4-4-2のフォーメーションを,そっくりそのまま前にずらしてきた。
2人のFWが鈴鹿ディフェンダーに迫る。
セカンドボールを4人のMFがプレスに行く。

プレッシャーを受けてとたんにバタつく鈴鹿
攻撃的と言われる鈴鹿だけど,しっかりしたディフェンスと,しっかりしたボランチがいて初めて攻撃的になれる。

パスの出所が抑えきれず,ディフェンスラインが何度も脅かされる。
あの榊親平(5)あの原祥太郎(4)ですら,ミスから危機を招く。

おいおい。どうしたんだ!
いつもと違うぞ!

後半20分。
(OUT)19ブルーノ ⇔ (IN)22伊藤竜二

竜二を前線に入れて前に起点を作る?
頼むぜ!竜二!!

後半も半分を過ぎたころから,試合のペースは完全に四中工。

交代した木下謙一(6)の穴が埋まらないため,中盤の良い場所を使われている。
いかん!!

中盤が薄くなったため,曽根に対するプレッシャーがきつい。
しっかりルックアップ出来ないため,さらにパスミスが増えていく。
そして,周りのもらう動きも悪い。
いかん!!

トップ下の伊藤駿祐(11)
どこにでも現れる自由自在のプレイが良いのだけど,なかなかプレイにキレが出てこない。
プレッシャーやパスコースを潰され,バスが通らなくなる。
自分自身も動くのだが,いろんなところが連動していない。

後半,鈴鹿は防戦一方。

そして,真夏の太陽は鈴鹿の選手の足を止める・・・。
相手のプレイを見てしまい棒立ちの選手も。

鉄壁を誇る鈴鹿のディフェンスラインが抜かれて,GKの本多隆悟(1)と1対1になることを許すとは・・・。
何とか防いだものの,バタバタ感はおさまらない。

思うように攻撃出来なくて選手は焦っている。

攻撃の起点となるべき両サイドバックのバランスが悪い。

左の安真也(17)。右の中川宏太郎(28)。
攻守のバランスが悪く,後半は裏をバンバン狙われてしまう。
また,中へのカバーリング,中盤へのフォローも遅い。

あの鈴鹿ディフェンス陣が,相手にドフリーでヘディングシュートを許すとは・・・(入らなかったけど)

攻撃は単調。
前半同様ロングパス一辺倒。

正直,やられっぱなしの鈴鹿

・・・・・・・・。

後半も終盤。

榊親平(5)が何とかしようともがいている。前線に上がり,左サイドで基点となる。

竜二から矢野へのスルーパス

中村の抜け出し。

何度か決定機はつくるものの・・・四中工ペースのまま試合は終了。

試合終了?

なんか喜びが爆発しない。
なんかおかしい。
あれ?あれ?

しかし,なにはともあれ三重県ナンバーワンのサッカーチームになりました。
両チームの選手のみなさん,試合を運営されているスタッフのみなさん,試合を見に来てくれた観客のみなさん,暑い中本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

勝ったものの試合内容は全く良くありませんでした。
カニシもなんか消化不良な気がしてなりません。

サポーターは笑顔も涙も選手とともにありたいと思っています。
今日,勝ったけど選手もサポーターも最高の笑顔ができませんでした。
勝ったから笑う。負けたから泣く。
そんなもんじゃないんです。
今日はどうしても笑えませんでした。
残念です。

次の試合は,天皇杯本戦。有料試合です。
対戦相手は,あのJFLの藤枝MYFCを破った「浜松大学(1軍)」です。
昨年天皇杯本戦で戦った「中京大学(1軍)」に勝るとも劣らないバリバリの強豪です。
このまま闘えばやられてしまうでしょう。

でも,選手たちは次の試合に向けて,今日悪かったところを必ず修正してくるはずです。
次の鈴鹿は今日の鈴鹿より絶対強い!
カニシは信じています。

さあ,勝ちは勝ちだ!!
切り替えて次に進もう!

切り替え切り替え切り替え!!!


そして!!
前回保留した,三重県サッカー選手権(天皇杯予選)のvictorycross賞は!!!
文句無し!!
「アトム」ブルーノ選手(19)に送りたいと思います。
岐阜からの途中レンタル移籍でどんなプレーヤーかわかりませんでしたが,この大会で良く分かりました。
高い技術と攻撃意識は流石Jリーガーです。
ブルーノ!!おめでとう!!
素晴らしいプレイでした!!!
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今日の試合は終わりました。
次の試合が大切です。

さあ!!!!
三重県代表として胸を張って闘おうぜ!!!!

YAMATOも四日市大学も四中工も。
みんなの分まで全国の舞台で暴れまくろうぜ!!!

次の試合が楽しみです。

ではまた。