VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

天皇杯1回戦 対 浜松大学

平成24年9月1日(日)天皇杯1回戦
対戦相手 浜松大学(以下浜大)
場所   鈴鹿スポーツガーデンメイン
観客 (有料試合)419人

みなさんこんばんは。
もう何も言うことはありません。
試合内容を全てつづります。

いつもどおり3時間前には会場入り。
横断幕を張り,なんやかんや(?)あって,いつもの応援場所にスタンバイする。
カニシも,仲間のサポーターも,気合十分。

さあ,いくぜ!!!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 19ブルーノ・23北川慶・8矢野純平
MF 3村田雅則・15大久保龍太・11伊藤駿祐
DF 17安真也・5榊親平・4原祥太郎・28中川宏太郎
GK 1本多隆悟

試合開始。

浜大はやはり細かいパス回しが多い。
大きく大きくピッチを使いたい鈴鹿

サイド攻撃を狙うのは「走れ走れコータロー」中川宏太郎(28)。
右サイドを駆け上がるが,どちらかと言うとバランス重視。
前試合に比べて,守備に気を使う時間が多い。
前線のブルーノ(19)との連携でサイドの突破を狙うが無理はしない。

浜大は前半目立ったサイド攻撃をしてこない。
いったんサイドに振ってもすぐに中に折り返し,細かいパスで中央突破を狙う。
確かにパスは正確で早い。

浜大のパスを寸断するのは,ボランチに入っている「ハードワーカー」村田雅則(3)。
パスコースを潰し,競合い,スペースを埋める。
前半から最後まで走って走って走って走る。
村田!!!!
ガンバレ。

村田の活躍で浜大のパスのリズムが上がらない。
ダイレクト,もしくはワンタッチでリズム良くつなぎたいが,村田のヨセが早い為,どうしても上手くつながらない。

村田がリズムを崩し,ボールを奪い取るのは・・・
「闘志天翔」大久保龍太(15)
乱れたパスを確実に仕留めて前線につなぐ。
フィジカル,空中戦も抜群に強い。
さすが大久保!
顔つきが鬼になってきたぜ!
イメージ 1


大久保(15)と村田(3)のボランチが素晴らしく機能している。
センターバックの原祥太郎(4)-榊親平(5)との距離感も良い。
この4人の活躍で,浜大はなかなかシュートまで持っていけない。

よし,攻めていこうぜ!!!

前線の「ファイヤーボール」矢野純平(8)
火の玉のような猛烈な闘志がグラウンドに炸裂する。
矢野は浜大出身。
恩返しだ。成長した矢野を見せつけてやれ!!
前半,惜しいシュートを放つ場面も。

どちらかと言うと矢野は1枚下がって,縦に走るスペースを狙っている。
パンパンのトップで体を張るのは「ヒットマン」北川慶(23)
体ごと飛び込むよな熱いプレイで味方を鼓舞する。
北川も惜しい場面を作り出す。

前半半ば。
カニシの感じではこの試合への入り方は大変良い。

がむしゃらに追うのではなく(時にはそれも良いけど),きっちりプレスをかけている。
右を切り,左を潰し,・・・。
前線からアリジゴクのようにプレスをかけボールを奪取する。
飛び込んで一発で抜かれる場面はあまり見られない。
おおっ,なんか落ち着いている。

ボランチの村田と大久保で潰して,カウンターが鈴鹿の狙い。
トップ下の「ワイルドアットハート」伊藤駿祐(11)
前試合より攻撃の始まる地点が前目なので,ボランチから早めにボールをもらい前を向いている。
駿祐が前を向いたら一気にチャンスが広がる。
いいぞ駿祐!!!

駿祐からのボールを欲しがる「アトム」ブルーノ(19)
自由に動くので,前線を斜めに走り相手マークをずらす。
足元が強いので,慌てずにしっかりプレイできるブルーノ。
得点の匂いがぷんぷんする。

試合の展開は,6:4で鈴鹿ペース。
決定機は8:2で鈴鹿が多い。矢野と北川は惜しかった。
しかし,どちらも相手のミスがあれば1点入っちゃうような緊迫した試合。

ここで前半終了。

日差しが暑くなってきた。
試合は息を詰めるような緊迫した試合。
サポーターの力,見せてやろうぜ。
全力で応援しよう。

後半開始。

鈴鹿センターバックに入る「ハードコア」原祥太郎(4)
体をねじ込むように中央突破してくる浜大に対して,壁のように立ち塞がる。
当たりに強く,ボランチ,GKとの連携も良い。
潰しまくる祥太郎。
よしよし。いいぞいいぞ。

後半,浜大はショートパスではなく裏へ飛び出すシーンが増えてきた。
ギアを切り替え,縦に横に走ってマークをずらしてくる。
サイドバックの裏を狙われ,そこから人数をかけて攻め込んでくる。
鈴鹿の危ないシーンも。
しかーーーし,どんな時でも「神の子」榊親平(5)には全てが見えている。

危険な場所には必ず榊。
榊だぞ。榊だぞ。絶対抜かれるわけがない。
決して派手なプレイをしているわけではない。
当たり前のようにキッチリゴールを守る。
榊は素晴らしい。

左サイドの安真也(17)
どうも不安定なプレイが目立つ。
ミスからカットされ,裏を取られる場面もしばしば。
クロスの精度も良くない。
どうした安。

浜大は後半から左サイドの安の裏を狙っている。
榊(5),祥太郎(4)がカバーに釣り出されて・・・危ないが・・・
ボランチカバーリングが早い!

後半になっても運動量が全く落ちない村田雅則(3)
攻守に存在感アリアリ。
セカンドボールに真っ先に行く村田。
すげぇ村田。ブラボー村田。

鈴鹿の攻撃は駿祐(11)が司令塔となっている。
ブルーノ,北川,矢野が前線で動く。
この試合,守備がしっかりしているので,駿祐が守備にあまり時間を取られず,攻撃に絡んでくる場面が多い。
良いリズムで攻めているが,ちょっとしたタイミングのずれでオフサイド(?)になってしまう。
あわやの場面もあるのだが,惜しい。

後半12分。
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)18西村亮介

西村がトップに入るが,プレッシャーがきつくなかなか前を向かせてもらえない。
ボールが入ってもなかなか起点になれない西村。

試合は五分の展開。
サイドを攻める浜大。
前線を抜け出したい鈴鹿

息が詰まるような試合。
暑い。息苦しい。
徐々に選手の運動量が落ち,お互い1歩が出なくなる。
攻守の切り替え時についていけない時もある。

サポーーーーーターーーーーー。
ここが勝負どころだ。
選手が苦しい時こそ,心をこめて応援しよう。

後半28分。
(OUT)23北川慶 ⇔ (IN)7久保田翔

久保田が来たぞ。
クボショー。頼む。

足元の技術の高い久保田。
前線で見事に起点になる。
タメを作ったところを走ってくるのは,右サイドバック!中川宏太郎!!!!!
まだまだ中川は走るぜ!!!!

監督から指示が聞こえる。
トップの西村(18)と,トップ下の駿祐(11)のポジションチェンジ。
この指示で前を向いてプレイできるようになった西村の存在感が増していく。

試合終盤。
みんな辛そう。
こんな暑さの中,90分近く走っている。
汗が飛び散るのがスタンドからでも分かる。
ガンバレ。ガンバレ。
祈るように応援するナカニシ。

後半44分。
前線でプレスをかけてボールを奪う伊藤駿祐(11)
そのまま右サイドをドリブル。
一瞬中を見る。
切り返してパスコースを作る。
駿祐が中へパス。
イメージ 2


中で受けたのは・・・「ワンダーショット」西村亮介(18)
ここは・・・ニシムラゾーンだ!!!

目の前の相手DFが飛び込んでくる。
流れるような動きでボールを止め,左足で狙いすましたミドルシュート
西村にはボール1個分の隙間があれば十分。
優雅にパスするようにゴールに吸い込まれるボール。

なんという・・・。見事な・・・。

ゴーーーーーーール!!!1-0


あまりの興奮に階段を転げ落ちるナカニシ。
ひっくり返る。立ち上がる。西村がこっちに走ってくる。
背番号をアピール。
イメージ 3

うおーーーーーーー。
大歓声のサポーター。
ナイスゴール。西村。

いやいやいやいや!!!!
集中集中集中。

試合が終わるまで気を抜くな。

後半44分。
(OUT)19ブルーノ ⇔ (IN)6木下謙一
すぐさま木下を投入。

木下が出てきたから大丈夫。
木下はなんとかしてくれる。
木下。頼む。
祈るような時間。

最後の最後まで粘る選手たち。

ロスタイムも経過。残りはほんのわずか。その時・・・

ここまで完璧な守備を見せていたディフェンスラインの裏に浜大のパスが出る。
突っ込む浜大FW。
あっ。やばい。

そのボールに体を投げ出して勇敢に飛び込んだのは。
鈴鹿ゴールキーパー「ゴール前の怪人」本多隆悟(1)
相手と激しく激突しながらもボールを離さない本多。

ここで試合終了。

しかし,本多は立ち上がれない。
サポーターからの本多コール。
本多!本多!本多!本多!
何とか立ち上がって手を振る本多。ナイスプレイ。
俺たちのゴールを守ってくれてありがとう。

最高のバンザイが鈴鹿スポーツガーデンにこだまする。
鈴鹿の誇りだ。三重の誇りだ。俺たちの誇りだ。

両チームの選手のみなさんお疲れ様でした。
試合を運営されているスタッフのみなさん,ありがとうございました。
試合を見に来てくれた観客のみなさん,暑い中本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
この試合に駆けつけてくれた,レイジェンド滋賀のサポーターの方,ディアブロッサ奈良のサポーターの方,FC岐阜のサポーターの方,伊賀くノ一のサポーターの方,みなさん本当にありがとうございました。
胸を張って来週ジュビロ磐田と対戦してきます。

さて,この試合が終わってからずっとvictorycross賞を考えてきました。
良い試合と言うのは,みんな良いので良い試合なんです。悩みました。

西村亮介選手(18)のワンダーショットはしびれた。
伊藤駿祐選手(11)のプレイも涙出てくるほど素晴らしかった。
大久保龍太選手(15)の闘志も見事だった。
みんなみんな良かった。

ブログ書きながら試合を振り返って決めました。
「ハードワーカー」村田雅則選手(3)を今日のvictorycross賞にしたいと思います。
村田。良く走った。良く頑張った。素晴らしかった。
ジュビロ戦も頼むぜ!
イメージ 4


次の試合は,天皇杯2回戦。
ヤマハスタジアムでJ1の「ジュビロ磐田」と対戦します。

書きたいことはまだまだあるのですが,今夜はここまでにします。

最後に。

ナイスゲーム!最高だ!

ではまた。