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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第14節 対 FC刈谷

平成24年9月22日(土)東海リーグ14節
対戦相手 FC刈谷(以下刈谷
場所   グリーングラウンド刈谷
観客   約380人

みなさんこんばんは。

熱戦を自分の中で何度も繰り返したナカニシです。
勝てる試合だっただけに,今は悔しい想いです。

今日の対戦相手はFC刈谷
過去にJFLに所属していたこともあり,東海リーグの中では強豪中の強豪。
前期と比べて調子を上げてきているらしい。

試合開始2時間前に会場入り。
サポーターの仲間たちと準備をしながらその時を待つ。

気負い過ぎるな。
どんな時でもサポーターがついてるぞ。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 7久保田翔・8矢野純平・2伊藤竜二
MF 3村田雅則・4原祥太郎・11伊藤駿祐
DF 25関大輔・5榊親平・15大久保龍太・28中川宏太郎
GK 1本多隆悟

最初から飛ばしてくる刈谷
前線に人数をかけて,左右に散らしてくる。
カニシの感じとしては,4トップくらいの幅広の攻撃。

試合序盤の刈谷の攻撃をがっちりストップするのは,「闘志天翔」大久保龍太(15)
鋭いタックルで刈谷攻撃陣からボールを奪取する。
体の使い方も抜群で,刈谷のFWは最後まで大久保を振り切れなかった。

鈴鹿の攻撃陣も負けてはいない。

前半5分。
ワイルドアットハート」自由に前線を泳ぐ伊藤駿祐(11)が突破口を作る。
駿祐は毎試合たくさん走っている。黙々と走る。勝利のために。最高のプレイのために。
鋭いプレスで刈谷DFからボールを奪う。
駿祐!!!!!!
誰よりも早く反応して,中に駆けこむのは矢野俊平(8)
駿祐から矢野へ・・・矢野が蹴り込む!

ゴーーーーーーーーール!!1-0!


前線からのプレッシングが効いていた。そしてきっちり決めた!
ナイス駿祐!
ナイス純平!
イメージ 1


さらに攻撃の枚数が増える刈谷
2列目からもニョキニョキ出てくる。

大きく左右に展開し,鈴鹿陣内に攻め込む。

しかーーーーし,刈谷の攻撃の枚数が増えても,鈴鹿ディフェンスに乱れはない。

ボランチで体を張る,「ハードコア」原祥太郎(4)。
岩のようなフィジカルの強さと,ハードなプレッシング。
そして周りが良く見えている。
2列目からの飛び出しも祥太郎がシャットアウト。

左サイドの「エースキラー」関大輔(25)。
切れ味鋭いオーバーラップがあるわけではないが,実に丁寧にプレイしている。
キッチリと守り,サイドをビルドアップする。
サイドの攻防が熾烈を極めるが,関は簡単には突破できない。

展開する刈谷。4パック2ボランチでしっかりと跳ね返す鈴鹿
ボール支配率では刈谷かもしれないが,ディフェンスは崩されていない。そして効果的なシュートは打たれていない。

前半17分。
鈴鹿のクリアボールが左サイドの刈谷にわたる。
そこから中にクロス。少し風がある。
回転し巻き込みながらフラフラッと上がったボールは,直接ゴールに入る。1-1。

気にするな。
崩されたシュートじゃない。
ここから取り返していけ。

前線から積極的にプレスをかけショートカウンターを狙う鈴鹿
サイドを中心に前線に人数をかけてくる刈谷

前半は攻める刈谷と,守る鈴鹿の闘い。

鈴鹿の守備のバランスを取っているのは「ハードワーカー」村田雅則(3)
運動量とフィジカル,そして足元のテクニック。
どれだけボールを支配されても,どれだけパスを回されても,ゴールされなきゃいい。
相手のパスコースを塞ぎながら,ここぞという時に体を張ってシュートをブロックする。
祥太郎(4)とのマークの受け渡しにも問題無い。
ガンバレ!村田!

攻められているけど,鈴鹿に焦りはない。
落ち着いている。
そしてその証拠に・・・
きたーーーーーー!カウンター一閃!!!!

前半44分。
鈴鹿陣内の右サイド。
中盤で奪ったボールが右のFW伊藤竜二(22)に。
中をうかがいながら一瞬ためる竜二。

なぜためるかって???
この男が来るからだ!!!!!

「走れ走れコータロー」中川宏太郎(28)
ディフェンス中心のプレイだった中川。
バランスを考えてポジショニングを調整していた中川。
だけど中川は走ってこそ中川!!!
さあ!走れーーーーー!

竜二から中川にパス。
中川にフェイントはいらない。
一瞬で刈谷ディフェンスをぶち抜く中川。早い!
中にフワリと折り返す。
ボールがこぼれる。
このボールをしっかりととらえてシュートしたのは「エーーーーース」久保田翔(7)!
イメージ 2

ゴーーーーーーーーール!!2-1!


サポーターにアピールする久保田。
(ファン心理としてはこの指先はナカニシに向けていると思いたい。でも,みんなそう思っている)
イメージ 3

よっしゃ!!!!

ここで前半終了。

刈谷は確かに強い。
でも,鈴鹿ディフェンスはしっかり止めている。そして攻撃陣も前線からのプレスで良い動きをしている。
後半の疲れてきた時間帯に,集中が切れないように。
心をこめて応援しよう。
鈴鹿の足は絶対に止まらない。

後半開始。

鈴鹿ディフェンスを攻めあぐねている刈谷
いろんな手段で鈴鹿のディフェンスを揺さぶるが・・・。

鈴鹿にはいるんだよ。「神の子」榊親平が!!!!
危機を察知する榊が,早め早めに危ないところに入っている。
「あっ」と思ったら榊がそこに。
オッケーーーーー!榊!良いよ良いよ。

後半が始まってから,徐々に刈谷の運動量が落ちてくる。
鈴鹿の攻撃回数が増える。

さあ,こっちの番だ!
いこうぜ!

鈴鹿の攻撃のリズムを作るのは「エース」久保田翔(7)
久保田が持って前を向くと(前を向くのが早い),矢野(8),竜二(22)が走り,駿祐(11)が飛び出し,そして久保田自身もシュートを狙う。
攻撃を組み立てる久保田。
キレが戻ってきている。
あの!あの!久保田翔が帰ってきたぜ!

後半,竜二にボールが渡るようになってきた。
「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)
相手の後ろからのプレッシャーに対して,半身ずらしてクルッと綺麗にターンする。
ターンの瞬間には相手は置き去りに。
舞っているかのような優美な動き。
今日の竜二はキレている。赤い髪が炎のようだ!!!
カニシの潰れかけた声だけど,全力で叫ぶ!「リュウジ------!!」
イメージ 4


後半半ば。
左サイドでプレスをかける久保田翔(7)。上手い。すり抜けた!
久保田のプレスの瞬間,もう走っている伊藤駿祐(11)。
マークは対応しきれていない。
久保田から駿祐に。
ワンフェイクの後,右に流す駿祐。
フリーで受けたのは矢野純平(8)!!!!
惜しくもゴールを奪うことはできなかったが,鈴鹿攻撃陣の動きは良い。

「ファイヤーボール」矢野純平(8)
矢野のプレイは熱い。本当に熱い。
気持ちを込めたプレイにサポーターからも大声援が沸き起こる。
竜二(22),久保田(7)との連携も良く,後半になっても衰えないスピードは,刈谷ディフェンスをきりきり舞いさせている。
先制点を取った後も,「鈴鹿の危ないFW」として刈谷の注意を引いている。

押せ押せムードの鈴鹿
ノドを潰しながらもサポーターの声援が上がってくる。

後半20分。
(OUT)7久保田翔 ⇔ (IN)17安真也

なんと!攻撃のキーマン久保田が交代。
安が投入。
ちょっと早いが守備固めか?
と思ったら,安は前線に入った様子。

後半も半ばを過ぎ,状況は五分五分。
鈴鹿刈谷もディフェンスが硬く手づまりに。

集中が切れた方が・・・。
ミスした方が・・・。
刈谷鈴鹿。そして五分。
バランスを欠いた方が危ない。

刈谷の球離れが早くなってきた。
早めのパスで早めにシュートを打っている。
ディフェンスの密集地帯で,刈谷に思い切りよくシュートを打たれる。
選手と選手の間を通ってくる見えにくいシュート。危ない!!

ゴール左隅への鋭い弾道のシュートに超反応を見せたのは・・・「ゴール前の怪人」本多隆悟(1)!!!!
カニシの位置からはっきり見えた。
地面と平行に跳ぶ本多!
スーパーセーブ!

本多は空中戦でも負けずにきっちりキャッチしている。
身長で分のある刈谷に対しても全く臆することなくプレイ。
本多!見事!

後半33分。
(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)23北川慶

少し足を痛めた竜二にかわり,北川が入る。
北川!!!!
全力出し切れ!!!

左右に流れてボールを受ける北川。
思い切ったミドルシュートも!!
惜しくもゴールならなかったが存在感を見せる。

後半36分。
(OUT)11伊藤駿祐 ⇔ (IN)6木下謙一

木下が出てくる。
サポーターから声が出る。
木下。頼む。

試合終盤。ペースをつかみにくい時間帯にもかかわらず,入ってすぐに中盤を支配する木下。さすが!

試合は互角。
お互い決め手を欠く。

鈴鹿の攻撃も単発だが,刈谷の攻撃も鈴鹿ゴールまで届かない。
攻守が入れ替わり,徐々に中盤にスペースが生まれてくる。

村田と木下が必死に中盤のスペースを埋める。
大久保が吼える。
祥太郎が弾き返す。

まだまだ。まだだ!!
カニシのノド!弱音を吐くな!
根性出して選手に力を届けろ!!!!

激闘はロスタイムに。

鈴鹿の左サイド。一瞬マークが遅れる。
右サイドに展開。
中川が寄せる。
本多が飛び出す。
刈谷の選手が押しこむ。
勢いはないが・・・無念。失点。2-2。

終わっちゃいないぞ,最後まで・・・最後まで・・・

ここで試合終了。

選手がサポーターに挨拶に来る。
勝てた試合。最後の最後の失点に選手たちの顔も暗い。

まだ終わっちゃいないぞ!
まだリーグ優勝をあきらめてはいないぞ!
下を向いてる暇はないぞ!
残り2試合。
全力で勝つ。

サポーーーーターーーーーーー!!
気合を入れ直そうぜ!
選手とともに闘おうぜ!
まだだ。まだだ。まだだ。

悔しい。
悔しい悔しい。

・・・・・・・・

激闘を戦った両チームの選手の健闘を称えたいと思います。
両チームの選手のみなさん,スタッフ,関係者,サポーター,観客,みなさんお疲れ様でした。

次戦は10月6日(土)15時から。
石垣池公園グラウンドでホーム最終戦となる矢崎バレンテ戦です。
矢崎バレンテは強いです。決して気の抜けない相手です。
先のことを考える前に,目の前の1試合,目の前のワンプレイに集中して,必ず勝利をつかみ取りましょう。

残り2試合。
大詰めです。

悔いは残したくない。
全力を出し切りたい。

勝つ!
勝つことに集中する!

ではまた。

(追伸)
カニシの試合観戦記は全て鈴鹿目線です。そのため,アウェイでも鈴鹿の得点を前にしています。また,右左に関しても全て鈴鹿から見ての右左です。