VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第9節 対 トヨタ蹴球団

みなさんこんにちは。
活動休止期間を終えて,スタンドに帰ってきたナカニシです。

7月21日。試合開始1時間前に,サポーターの仲間たちが集まってくれました。
休んでいる間にあったこと,今後の応援について,サポーターとしてどうすべきなのか,いろいろな話をしました。
すみません。言いたいことが多すぎて上手く話せませんでした。
嬉しいことに,サポーターの仲間が迎え入れてくれました。
お帰りなさいって言われて,グッときました。

カニシ,微力ながら今まで以上に頑張っていきますので,みなさん,よろしくお願いいたします。

今日に限らずナカニシは試合の日には,3時間ほど前からスタンドにいます。
次の試合でも,試合の後でも,どなたとでもお話ししたいと思っています。
遠慮なく声をかけてください。

さあさあ,試合当日の話。

やはり眠れぬ夜が明け,朝早くから応援道具のチェック。
まちきれずに試合開始4時間前に会場到着。

俺たちの聖地,鈴鹿スポーツガーデンメイングラウンド!!!
帰ってきたぞ!!!
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サポーターズミーティングも終わった。
(ナカニシの東京土産もみんなに配布,アニバーサリーのチーズケーキや,他にもたくさんいただきました。ありがとうございます。物産展ですね)

相手はトヨタ蹴球団
隙がなく,安定して,強い。
誰もが認めるバリバリの強敵。

しかーーーーし!!!俺たちは勝つ!!!

試合前の久しぶりの感覚。
思い残すことは何もない。

いくぜ!!!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 16蔭山拓也・23北川慶・9嶋田大二
MF 17工藤豪・8矢野純平・7北森陽介
DF 22小場石朗・4原祥太郎・5榊親平・3村田雅則
GK 30松上大毅

試合開始。

試合への入り方は良い。
気負い過ぎの様子もなく,体も動いている。
パススピードも速く,リズムも悪くない。

中盤の工藤豪(17)
カニシが春に見た時は,サイドハーフサイドバックだった。
積極的に縦にしかけないプレイは,何か迷いがあるようだった。
しかし今,中盤を自由に動く工藤の動きに迷いはない。
さあ,ドンドンいけ工藤!走って走って走りまくれ!!!
足が止まったら,背中押すぞ!!

今シーズン開幕前の怪我で出場機会の無かった蔭山拓也(16)
しかし,試合開始から動きの硬い蔭山。
前線でポジショニングしているのに,どうにも自信なさげ。
軽くはたいたり,セーフティーにつないだり,チャレンジに乏しい。
どうした蔭山!お前のプレイをみんなに魅せてやれ!

試合序盤。
鈴鹿のディフェンスは固く,中盤は良く動いている。
鈴鹿のパスはつながるし,縦にも早い。
しかし・・・蹴球団は慌てていない。

攻撃の枚数を増やすため,右サイドを積極的に上がる村田雅則(3)
怒涛のダッシュ蹴球団ディフェンスが揺さぶられる。
村田の右,右,右・・・そして鮮やかにサイドチェンジ!
左で待っているのは嶋田大二!

前半16分。
嶋田のドリブルが唸りをあげる。
独特のリズムと,半瞬ずれるドリブルは・・・止めれるもんなら止めてみろ!!
ペナルティエリアに侵入する嶋田に対し,蹴球団はやむなくファウル。
PKゲット!!

蹴るのは「ヒットマン」北川慶(23)
落ち着いて振り抜く。ゴールネットが揺れる!

ゴーーーーーーール!!!1-0

歓喜のスタンド。

いやいや,いやいや,ここが危ないぞ!
カニシの横にいるサポーターの少年が声をあげる。
「ここ気をつけろーーーーー」

前半17分
蹴球団コーナーキック
左サイドから上がったボールは,逆サイドから頭で折り返され,押し込まれてしまう。
先制の後,すぐに取り返された。1-1の同点。

この悪い空気を断ち切れ!
ここからだ,まだまだ始まったばかりだ!

鈴鹿の中盤に炎が上がる。
焼けるように熱いプレイでチームを引っ張るのは「炎の男」矢野純平(8)
中盤のスペースと言うスペースを潰し,前線に飛び出したかと思うと,ディフェンスラインで相手FWと競合っている。
矢野の攻守の切り替えの速さが,チーム全体の活気を生む。
純平!

蹴球団は積極的に攻めてこない。
4-4-2をしっかり形作り,ゾーンで選手を押し潰してくる。
攻撃時には一気に走るが,カウンターのチャンスが無い時は,なるべく運動量をあげないようにしている。
なるほど後半勝負か?

鈴鹿の攻撃に無くてはならない北森陽介(7)
セレクションの時からナカニシが注目していた選手。とにかく上手い。
前を向いた時に出すパスは一気に相手ゴールを脅かす。
セカンドボールに対するポジショニングも良く,ミドルシュートを打てる位置にボールを拾っている。
いいぞ北森。狙ってけ!

左サイドの小場石朗(22)
尖がった鋭さよりも,クールにクレバーに。
ビルドアップしつつ,左サイドの主導権を得る。
蹴球団センターバックは堅い。
サイドから攻めるため,この試合はサイドチェンジが多い。
左で基点となる小場石。

前半30分。
鈴鹿は大きく左右に展開。
またもや右から左へ・・・そして中へ。
蹴球団の密度の薄い部分に突っ込んでくるのは,嶋田大二(9)!!!!!
絶妙のタイミング!ぶち抜け!!

ゴーーーーーーール!!!2-1

嶋田見事!

前半38分
試合開始から,元気の無かった蔭山(16)
徐々に蔭山らしさが出てきた。
良い位置で絶妙のボールコントロール
身のこなしが・・・なんと美しい。
落ち着いてシュート。

ゴーーーーーーール!!!3-1

蔭山。ナイスシュート。

ここで前半終了。

昨年度鈴鹿フェスティバル大賞のダンスチーム「コパンドール」さんたちが,応援に来てくれた。
ありがとうございます。

この暑さはキツイ。
サウナに入り続けているようで,呼吸する空気すら熱い。
45分間。一瞬も集中を切らさないというのは本当に辛いと思う。
選手が辛い時こそ,サポーターの力が試されている。
みんなで選手を支えていこうぜ。

後半開始。

「神の子」榊親平(5)。
カウンター主体で波のように一気に攻めてくる蹴球団に対して,ラインを高く保ち,中盤にも影響力を出している。
それでいて,裏を取られることは無い。
なぜか?それは榊だから。

昨年度victorycross大賞受賞者,原祥太郎(4)
鈴鹿の壁となって相手の攻撃を撥ね返している。
この試合,カウンターを狙いガッチリ守ってくる蹴球団に対して,何度もオーバーラップで攻め込んでいる。
中盤の押し上げも効いている。
祥太郎。蹴球団はフィジカル強いぞ。押し戻せ!

鈴鹿センターフォワード
ヒットマン」北川慶(23)
前傾姿勢でドリルのように突撃するドリブルは,破壊力抜群。
昨年に比べ,得点だけでなくプレスも積極的にかけている。
蹴球団ディフェンスが北川をきっちり押さえようとしているのが良く分かる。

2点差なのに蹴球団に焦りはない。
前線でプレスもかけず,無理にせめては来ない。
ポジショニングをキチンとして,鈴鹿のミスを待っている。

後半12分。
(OUT)9嶋田大二⇔ (IN)11川崎谷輝

後半17分。
鈴鹿の右からの攻撃。北川慶(23)が右に開く
元気いっぱいの川崎谷(11)のもとへ。
蹴球団ディフェンスがコースを塞ぐ。

川崎谷が折り返し,後ろで待つのは北森陽介(7)。
北森がさらに左に流す。
そこに走ってきたのは・・・。またもや蔭山拓也(16)
フリー!!

ゴーーーーーーール!!!4-1

トントントンとリズム良くつないでゴール。
綺麗に崩せて,そして見事に決めた!

点差は3点。
でもあと30分近く試合は残っている。安心できない。

暑さで疲れてきた。試合は膠着していく。
前半から飛ばした分,鈴鹿の選手の運動量が落ちてきた。
蹴球団は,淡々と同じペースで試合を運ぶ。

後半も半ばを過ぎ,鈴鹿のロングキックが目立ってきた。

後半24分。
鈴鹿陣内でのフリーキック
蹴球団が良いボールを入れる。
GK松上が飛び出す。しかし,手が届かない。
4-2。

後半25分。
(OUT)4原祥太郎⇔ (IN)6澤井信宏

祥太郎が交代。
少し怪我したか?
澤井が中盤に入りポジションも少し移動。
上手く修正してくれ。

蹴球団が押し込んで来るが,鈴鹿のディフェンスは崩されていない。
しかし・・・。

後半33分。
またもやフリーキック
これを決められ失点。
4-3。

鈴鹿の守護神,松上大毅(30)
セットプレイの失点とはいえ,ゴールキーパーだけのせいではない。
しかし,松上のプレイは何かおかしかった。
クールさを失っている?
飛び出してボールに触れない?
どうした松上?
失点した時こそ自分を取り戻せ!

後半残り15分。

選手たちは疲れてきた。
蹴球団は追い上げムード。

サポーーーーーターーーーー!!!!!
ここが勝負どころだ。
ここで選手に元気を届けなくてどうする。
全力で応援するぞ。

この暑い中,ここまで頑張った選手たちに勝利を。

蹴球団の攻撃が続く。
クロスバー直撃の危ない場面。

選手が必死でプレイする。
サポーターも全力で応援。

頼む。頼む。あと少し。あと少し。

ここで試合終了。

よっしゃーーーーーーー!!!!勝った!!!

カニシにとって久しぶりの勝利のバンザイ。

ドン,ドン,ドンドンドドドドドト,バンザーイ,バンザーーイ,バンザーーーーイ!!

この暑い中,全力で闘った両チームの選手,スタッフ,試合にかかわった全てのみなさん,お疲れ様でした。
一緒に応援していただいた,コパンドールのみなさん,ありがとうございました。鈴鹿フェスティバル頑張ってください。
一緒に応援してくれて,最後はゴミまで拾ってくれた日生学園のみなさん,ありがとうございました。また一緒に応援しましょう。
ブラウリッツ秋田のサポーターの方,北森選手の横断幕を預かりました。ナカニシが責任を持って管理いたします。北森選手頑張ってますよ。
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そして,サポーターの仲間たち。何度言っても言い足りません。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

今シーズンはずっとCOSさんにお願いしていたvictorycross賞ですが,この試合からナカニシの方で,またさせていただくことになりました。

カニシが勝手に選ぶ,この試合のMVPです。
2人の選手で悩みました。
先制点のきっかけとなる見事なドリブル,そして2点目。嶋田大二選手(9)は素晴らしいプレイだった。
そして,初出場で2得点。怪我から復活した蔭山拓也選手(16)も素晴らしかった。

・・・悩みましたが・・・。この試合のvictorycross賞は,蔭山拓也選手(16)に送りたいと思います。
蔭山選手。復活おめでとうございます。
次の試合が,本当の勝負です。
中断期間のトレーニングを頑張って,さらに素晴らしいプレイを見せてください。

皆さんのおかげで,元気に復活することができました。
これからも30倍の勢いで頑張ります。

さあ,みんなで行こうぜ!
忘れ物をしてきた場所に。

ではまた。
(追伸)更新遅くなってすみませんでした。