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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

ミニ国体(国体予選) 対 静岡県代表

平成25年8月10日(土)ミニ国体(国体予選)
対戦相手 静岡県代表
場所   磐田市ゆめりあグラウンド

みなさんこんばんは。
灼熱のグラウンドで,熱戦を応援してきました。

今日はみんなが悔しい想いをしました。
しかし,必ず次は笑顔で笑いたいと思います。



鈴鹿を早めに出発。
途中,Nカメラマンを積み込んで一路,静岡県磐田市へ。
下りの対向車線は大渋滞。
上りはスイスイと・・・思いきやしっかり渋滞にはまって,予想より1時間遅れて到着。

静岡と言えば「さわやかハンバーグ」。
お店に行ってみると大行列。
後で聞いたら1時間半待ちだったらしい。

それをあきらめコンビニで軽く食料を調達し会場へ。くすん。

灼熱のグランドで,三重県サッカー協会の役員の方や三重県国体担当の方と話をし,新品の横断幕を預かる。
イメージ 1


会場は暑いというよりサウナのよう。
呼吸する空気すら熱い。
だくだくに汗をかきながら,この炎天下でプレイする選手を想う。

会場には,なんかえらい人がいっぱい座ってる。

みんなに見せつけてやれ!
俺たちがFC鈴鹿ランポーレだ!!!

いくぜ!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 23北川慶・9嶋田大二
MF 18大坪拓海・17工藤豪・8矢野純平・16蔭山拓
DF 22小場石朗・5榊親平・4原祥太郎・3村田雅則
GK 1種村繁輝
(国体の背番号は違いますが,分かりにくいのでいつもの背番号で表記します)
(フォーメーションは4-3-3かもしれないけど,配置が4-4-2っぽかったです)

試合開始。

少し動きの重い立ち上がり。
痛いほど暑い感覚は少し慣れないと動きにくそう。

ボールが動いてからリアクションしている感じ。
流れるように連動している感じはない。

リーグ戦ではなかなか出場機会を得られない大坪拓海(18)
国体の試合とはいえ,後半戦での出場に向けて結果を出したい。
しかし,なかなか仕掛けることができず,後ろ向き出のプレイが目立つ。
大坪!チャンスだぞ!
どんどんチャレンジだ!いけ!!

獅子王」原祥太郎(4)
センターバックの原のポジションが高い(最初ボランチかと思った)。
要所でドンドン飛び出し,百発百中で敵の攻撃に当たっている。
大きな展開も,前線へのフィードも上手く,中盤の守備が安定している。
昨年やっていたボランチっぽいポジションで,のびのびプレイする原祥太郎。

「神の子」榊親平(5)
祥太郎が高めのポジションを取っているので,後ろは榊がカバーしている。
祥太郎が簡単に抜かれることは無いので,前後で綺麗にプレスが掛かっている。
抜けた!と思ったところに榊が!
この試合でも存分にカバーリング能力の高さを見せつける。

センターバックが硬く,中盤にも影響力を出すため,三重ディフェンスに危ない個所は無い。
ボール支配率は静岡だが,三重が一方的にやられている感じは無い。

前半16分。
中盤でカットしたボールが北川慶(23)へ。
長い距離をドリブルで駆け上がる。上手い!
ボールをふところに収めて,3人のディフェンスを引きつけながらも体勢を崩さず,縦に突進。
そして・・・。

ゴーーーーーーール!!!1-0


サポーターに向かって「Tマーク」
やったぜ北川!!!
見てたぞ!最高のゴールをしっかり見てたぞ!

前線に張っている「ヒットマン」北川慶(23)
オールラウンドのフォワードだが,特に縦の動きは鋭く早い。
ゴール後のパフォーマンス「Tマーク」は,バルセロナネイマールがやっているらしく,仲間と歓喜を共にする時のサインらしい。
私,次から一緒にやります。

北川の抜け出しから静岡ディフェンスも裏を警戒している。
ラインは低めに,プレスはきつく,カバーを早く。
ディフェンスの際に1人目がコースを切って,2人目で確実に止めている。
組織的なディフェンスに,前線の選手は窮屈そうな感じに。

前半20分。
相手コーナーキックが遠いサイドへ。
折り返しを,また折り返し,混戦の中から失点。1-1。

流れの中では崩されていないのに,セットプレイからやられた。
悔しい!!!!

さあ,太鼓叩くぞ!!
チャントも歌うぞ!!
ピンチの時こそ元気をつけよう。

ボランチの「ファイヤーボール」矢野純平(8)
この試合,献身的なディフェンスだけでなく,セカンドボールも十分に競り勝っている。
ピッチ中央で矢野が攻撃を仕切り直す場面が多い。
とんでもないジャンプで空中戦まで制する。
純平!!ガンバレ!!

国体予選は35分ハーフ。あっという間に試合が進む。

状況は5分5分。
三重代表ディフェンス,静岡代表ディフェンスともに固く,攻撃陣が攻めあぐねている。

右に張っている蔭山拓也(16)
衝撃のスタメンデビューで2得点の後,少し大人しい。
プレイに絡んでいない時間が多く,アグレッシブにプレイできていない印象。
蔭山。膠着している時こそ,個人技でぶち抜いてやれ!

ここで前半終了。

水分補給するナカニシ。恐ろしく暑い。
太鼓を叩き続けていたら,手がビリビリして握力が弱くなってきた。
振り上げたバチが飛んでっちゃった時も。
ついでに太鼓のひもが切れて,チャントも滅茶苦茶。

いつも太鼓を叩いてチャントを考えてくれるコールリーダーの偉大さを感じる。
COSさん,いつもありがとうございます。

さあ,後半開始。

静岡代表はやはり静岡らしいサッカーをしてくる(ナカニシの主観)。
4パック2ボランチがきちんと配置され,どこでもキツキツのプレスがかかる。

「黒豹」嶋田大二(9)
ネコ科の動物のような,しなやかなドリブルが静岡ディフェンスに襲いかかる。
前線でボールを受けて,ターンして,前を向く。
この一連の動作が水平移動するようにスムーズにできる。
プレッシャーの中でも嶋田は嶋田らしさを失わない。そしてボールも失わない。
嶋田。良いよ良いよ。
ドンドン仕掛けて,ドンドン打っていこうぜ!

ボランチの工藤豪(17)
攻撃参加は少ないが,体格で勝る相手に躊躇することなく体を当てに行っている。
ごちゃごちゃの混戦でも勇敢に突っ込む。
工藤,絶対負けるな!

後半5分
(OUT)18大坪拓海 ⇔ (IN)11川崎谷輝

なかなか自分らしさを出し切れなかった大坪が交代。
イケイケドンドンの川崎谷の投入で,試合の局面は大きく変わる。

左に入った川崎谷。
少しずつ動きの落ちてきた静岡サイドバックに仕掛けまくる。
ゴリゴリ行くプレイに,何度も倒されるがそれでも川崎谷は突っ込んでいく。

川崎谷のプレイで左サイドが慌ただしくなってきた。
こぼれ玉を正確にビルドアップする小場石朗(22)
切り割くようなプレイは無いものの,落ち着いてしっかり周りの状況を見たプレイ。

小場石から原祥太郎へ。そして村田へ。

35度を超える気温。
選手たちは徐々に疲れてきた。
そんな中,グラウンド上の21人の選手が全て疲れ果てても,村田雅則(3)は走り続ける。
後半になってさらにギアの上がる村田。
前線に走り,裏へぬけだし,ボールを激しく要求する。
見ていて誇らしい。
俺たちの応援している選手はこんなに素晴らしい。
村田,ガンバレ!

三重のゴールを守るのは種村繁輝(1)
試合前から並々ならぬ気合が伝わっていた。
試合中に交代することが滅多にないゴールキーパーのチャンスは少ない。
国体とはいえ,自分自身をアピールするチャンス。
種村,結果出そうぜ。

後半半ばから,試合は三重ペースに。
川崎谷が入ってから,仕掛けが早い。
全員の動きも良い。

しかし・・・,静岡代表のディフェンスはコースを切ってくるので,シュートを打てない。
強引に打ってディフェンスの体に当たるシュートが何本も。
それでも仕掛ける川崎谷。

後半30分。
ペナルティエリア内でPK獲得!
静岡代表はこのプレイで1人退場。10人に。
蹴るのは北川慶(23)
リーグ戦で何本もPKを決めてきた北川にまかせる。

北川の蹴ったボールは・・・キーパーが山を張って跳んでいる!
ギリギリGKの手にあたり,ゴールならず。

そして後半終了。

試合は10分ハーフの延長戦へ。
選手交代は無し。

さあ,どっちにしても45分ハーフと同じ時間やることになった。

延長前半。
1人少ない静岡はカウンターにかけて守備重視に。

静岡ゴールに襲いかかる三重。
嶋田を中心に左右から攻め立てる。
サイドも上がる。
三重が前がかりに。

何度も得点のチャンスが。

三重のコーナーキック
一度弾かれたセカンドボールを仕切り直し・・・。

その時!静岡に奪われてしまう!

コーナーキックで上がっていたため,三重陣内には小場石のみ。
静岡は1名残っていたのと,そしてもう1人上がってきている。
1対2。数的不利。

小場石!!!!!!!!!

数的不利なため無理にアタリに行かず,時間を使わせようとする小場石。
しかし,静岡代表もカウンターのスピードを殺さない。

種村頼む!!!!

しかし,そのままゴールを割られてしまう。
無念。1-2。

しかし,まだまだ延長前半5分。残りは15分以上あるぞ!!!

川崎谷が仕掛ける。
祥太郎も上がる。
嶋田が突破する。

しかし,ゴールが遠い。

何とかこじ開けられないか?頼む!!

しかし,無情にもタイムアップ。

試合終了。

うなだれる選手たち。
選手にかける言葉が見つからない。

両チームの選手のみなさんお疲れ様でした。
スタッフのみなさん,運営の方たち,試合を見てくれた皆さん,サポーターの仲間たち,お疲れ様でした。

静岡県代表を応援に来ていた,藤枝MYFCのサポーターの方にもお会いしました。
お疲れ様でした。明日の試合も頑張ってください。

今日の試合,静岡県代表に一歩も引かぬ戦いを見せました。
正直なところ,勝てた試合だと思います。
前回の刈谷戦の時とは全く変わっていました。

だからこそ悔しい。

負けた試合です。
悪いところもありました。
修正すべき点もあるでしょう。

だけど,この暑さの中で走り続け,勝利を求め,応援してくれた全ての人を想う選手たちを,ナカニシは誇りに思います。

帰路,悔しくて仕方がありませんでした。

うなだれる選手たちに,はげましの言葉も,なぐさめの言葉もかけることができませんでした。

負けた悔しさは,勝利の笑顔でしかぬぐうことができません。

この悔しさを忘れない。

そしてその分強くなる。

「笑顔も涙も我らと共に」

この想いをこの選手たちと分かち合えることを,サポーターとして誇りに思います。

絶対に次は勝つ!!!!!!!!!!!!!!!

ではまた。