VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第3節 対 藤枝市役所

平成26年5月25日(日)東海社会人リーグ第3節
対戦相手 藤枝市役所(以下,藤枝と書きます)
場所   四日市中央緑地公園グラウンド

みなさんこんばんは。
勝利のカレーを食べて帰宅したナカニシです。

本日は東海リーグ3戦目。
試合前の鈴鹿は,1勝1敗。
上に行くにも下に落ちるのもどっちもありうる正念場。

ハッキリ言って,矢崎バレンテとの試合はやられた感がある。

しかーし!
FC鈴鹿は必ず先週よりも強くなっている!

試合開始3時間前。
四日市中央緑地公園のグラウンドに集まるサポーター一同。

東海2部リーグのマインドハウス戦を観戦。
共催とのウワサも聞いていたので,何かセレモニーなんかあるのかなと思ったが,特別な変わったことはしていない模様。

マインドハウスは1-0で快勝。おめでとうございます。

さあ,次は俺達の番だ!

いくぜ!!!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・22伊藤竜二
MF 28徳地俊彦・30鈴木雄太・8久保拓也・4原祥太郎
DF 18大村亮平・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1蜂巣良哉

試合開始。

カニシの最初の感覚。
試合への入りは悪くない。
玉際は厳しく行っているし,プレスの寄りも早い。

対する藤枝市役所。
カニシが思うに東海リーグで一番組織的なサッカーをするチーム。
個の力を全面に出す鈴鹿にとって,正直なところ相性が悪い。

この試合もキッチリ4-4-2のフォーメーション。
選手間の距離は一定に保たれ,オープンスペースは少なく,そのためポールへのチェックが早い。

シーズン初先発でボランチに入っている徳地俊彦(28)
足元の技術もあり,良いパスを出せるのだが,藤枝の早いチェックに戸惑っている。
中盤の削り合いに巻き込まれてしまい,なかなか落ち着いてゲームを組み立てられない。

藤枝の攻撃は変幻自在。
中央からもサイドからも,鈴鹿のミスしたところをグリグリと広げてくる。

ゲームの中心にいるのは,キャプテン原祥太郎(4)。
懐が深くどっしりとしたプレイは,やはり鈴鹿の中心にふさわしい。
前面からの攻撃を体を張って受け止め,素早くパスを出している。
特にこの試合の祥太郎は,サイドに早め早めに散らしている。
藤枝が寄せてくる前に,ボールを動かし人を動かすか。

中盤の差し合いは,祥太郎がいる鈴鹿優位。
最初,5分5分の保持率が徐々に鈴鹿に傾きだす。

鈴鹿の攻撃の指揮を執るのは,怪我から復帰した「魔術師」鈴木雄太(30)。
子供たちから「鈴木コーチガンバレ!」と声がかかる。
鈴木の良さは何よりターンの早いこと,すぐに前を向いてプレイをするため,鈴木が持てば,前線の選手が活性化する。
守備にも献身的に戻っているし,セカンドボールにも積極的に絡んでいる。
なんか見えないところでいろいろやっている感じがする。
なるほど,魔術師。良いじゃないか。

試合は鈴鹿ペースとはいえないまでも,鈴鹿が失点される感じは無い。

ディフェンスにドンと構えるのは大久保龍太(15)。
空中戦の強さ,1対1の強さ,激しい気迫。
強い気持ちを具現化したような選手。
この試合も激しいプレイをしているが・・・。
未だ,ナカニシには物足りない。
鬼の大久保が目覚めるまであとわずか。
大久保,鬼になれ!

大久保(15)-榊(5)-祥太郎(4)
2012年のリーグ優勝時のトライアングルは簡単には崩れない。
藤枝の攻撃をことごとくはじき返す。

サイドハーフとして,サポーターの目の前でプレイする久保拓也(8)。
どうにも気持ちが優しすぎるように思えてならない。
マチュアとはいえ,チャンスを掴めなければ1年間試合に出ることすらできない厳しい世界。
もっと貪欲に。もっとずるく。もっと激しく。
しかし,以前までのプレイとは違い,この試合の久保は徐々に自分のプレイを見せ始めてきた。
シュートを狙い,1対1で勝負を仕掛ける。
そうだクボタク。
自分が最高の選手であることを,みんなに見せつけろ!
上を目指す選手が,こんなところで遠慮してどうする!
イメージ 1


藤枝にやられる感じはしない。
かと言って,鈴鹿の得点チャンスも少ない。
やはり,組織で守るチームを流れから崩すのは難しい。

「ミラクルドラゴン」「ドリブルキング」伊藤竜二(22)を表す言葉は数多い。
組織で守る藤枝に対し,真っ向勝負で個の突破ができるのは・・・。
俺達の誇り,伊藤竜二だ!

前半43分。
左サイドを駆け上がる大村亮平(18)。
すかさず鈴木(30)がフォロー。
基点となり,一瞬,味方がマークを外すの待つ。
止まった試合が急に動く。
走ってきたのは伊藤竜二(22)。絶妙のパス。
ゴールラインぎりぎりを抜け出してくる竜二。
倒れこみながらも,目は味方を見ている!!!
マイナス方向へショートパス。

そこに走り込んだのは,キタ!徳地俊彦(28)!!!

ゴーーーーーーーール!!!1-0


ナイスシュート!徳地!
ナイスアシスト!竜二!

前半終了。

点差はわずかに1点。
まだまだ,この試合は何かが起こる。
サポーターも気合入れていこう。

最後の最後に選手の力になるのは,みんなの応援だ!

四日市の会場なのにたくさんの観客が来てくれている。
子どももたくさん。
コールリーダー後半も頼んだぜ!
イメージ 2

さあ,みんなで勝とうぜ!

後半開始。

鈴鹿の左サイドバックは大村亮平(18)。
サイドバックの経験があるかどうかは分からないが,自分で動いて,スペースを潰せる選手なので,サイドと言う位置になんか戸惑っている感じがする。
テクニックは申し分なし,前線のバックアップも上手い。
だが,オーバーラップの後の後ろのスペースは藤枝に狙われている。

後半1分。
右に流れていく相手選手を,大村が追う。
大久保がコールとの中間位置に入る。
切り返しからクロス。大久保の足が届かない・・・しかし!そこにはすでに榊がカバーに入っている!

榊の弾いたボールは不運にも相手に渡り,シュートを打たれてしまう。
1-1。

振り出しに戻っただけだ!
取り返せ!

雰囲気の悪い時こそ,サポーターが全力で歌おう。
失点を悔やむのではなく,次のプレイに前向きに入れるように。
流れが悪い?
そんな時こそサポーターの出番じゃないか。

さあ行くぞ!

同点となり,藤枝もさらに攻勢を増す。
ここにきて支配率はまたも5分5分。

鈴木,久保,竜二,北野はポジションチェンジを繰り返している。
藤枝ディフェンスの穴が空いたところを狙い,祥太郎や徳地からパスが出る。
良いパスが出ているのだが・・・この試合,鈴鹿も藤枝もオフサイドが多い。

両チームともにディフェンスラインが高く,コンパクト。
自ずと中盤が窮屈になり,中盤での削り合いから直接裏へロングボールが出ている。

鈴鹿の誇るディフェンダー「神の子」榊親平(5)。
身体能力の高さだけでなく,危機察知能力と,読み,ゲームの流れを見て頭脳的に的確なカバーに入っている。
藤枝がシュートを打とうとしても,必ずそこに榊はいる。絶対。
榊,ライン保ち続けろ。
我慢比べだ。
藤枝に負けるな。

ディフェンスの裏に出てくるスルーパスに対して,積極的に出ているのはリーグ戦初スタメンのゴールキーパー蜂巣良哉(1)。
荒れた芝にもかかわらず,バックパスされたボールをしっかりと蹴れている。
フィールドプレイヤーがもう1人いるような,安定したプレイ。
足元に不安は無い。
ハイポールもしっかりキャッチしている。
蜂巣。頼むぞ!
イメージ 3


対する藤枝もディフェンスラインが高い。
鈴鹿でプレイしていた杉山選手がセンターバックに入っており,裏への対応もしっかりしている。

後半も半ばとなり,藤枝も鈴鹿も交代カードを切ってくる。

後半20分
(OUT)30鈴木雄太 ⇔ (IN)11青島誉

攻撃を引っ張ってきた鈴木が交代。
やはり怪我明けでフルタイムは無理か?

代わって入るのはドリブルを得意とする青島。
1人で局面を変えられる青島。
サポーターからも声が出る。
「青島,全部ぶち抜け!」

鈴木が交代し,前線で基点を作り組み立てていくのではなく,大きなサイドチェンジから,サイドに展開するようになった。

「ライトサイドキング」村田雅則(3)
右サイドの王様は,後半半ばを過ぎてもフルスロットルで走り回る。
ディフェンスとディフェンスの間を狙う藤枝に対し,見事にディフェンスしたかと思うと,次の瞬間はサイドを駆け上がっている。
相変わらず,村田のプレイは熱い。

後半も半ばを過ぎ,両チームとも決定機を作り出せないまま時間が過ぎていく。
そして両チームとも徐々に疲れてきた。
攻守の切り替えが遅くなり,攻めた後のカウンターで守備に戻る足が重くなる。

さあ,疲れてきた時こそサポーターの力が試されるぞ!
選手たちがあと一歩早く出るように。
最後の最後に背中を押してあげられるように。

前線。鈴鹿フォワード北野純也(10)。
なかなかリーグ戦で得点を上げられなかった。
誰よりも点を取りたい選手。
誰よりも点に餓えている選手。
プレイスタイルは単純明快。
ゴールを目指すのみ!

後半27分。
ドリブルで相手ディフェンスを引きずりながら,ペナルティエリアに侵入する北野。
たまらず藤枝が後ろからファウル。
執念の強引な突破がPKをもたらした。

蹴るのは北野。
シーンとするサポーター。

軽いステップからボールはゴールに吸い込まれる。

ゴーーーーーーーール!!!2-1


ここで勝ち越し。
北野。もっともっと得点を奪え!
北野。たくさんシュートを打て!

後半29分。
(OUT)18大村亮平 ⇔ (IN)7笠井大輝

大村に代わり,笠井が中盤に入る。

この春からの練習試合で猛烈にアピールしていた笠井。
怪我の影響で試合に出ることができなかったが,ついに治って帰ってきた。
笠井。思う存分プレイせよ!

試合は最終盤。藤枝の猛攻をしのぐ鈴鹿

しかし守りには入っていない。
竜二,青島,北野はカウンターで敵陣を狙っている。
そして笠井は中盤でボールを奪うとすぐに前を狙っている。

攻められているものの,押されている感じはしない。

残りわずか。

後半42分。
(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)9近藤和哉

藤枝の攻撃は激しさを増す。
特にサイドは攻撃が激しく,何度か危ない場面も。

ハイボールのクロスを蜂巣が落ち着いて処理する。
この試合の蜂巣の安定感は見事。たぶんノーミスだと思う。

原祥太郎がグッと出てくる。強い!!
魂のこもったクリア!
味方を鼓舞する!

絶対。大丈夫だ。

最後の最後まで歌おう!

ここで試合終了。

ふーーー。
試合が終わって腰が砕けたナカニシ。
いやー,しんどい試合だった。

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,四日市の地に集う全てのみなさん。
お疲れ様でした。ありがとうございました。

勝利の万歳三唱がコンビナートの街に響きました。
めでたし。

さて,勝利の試合恒例のvictorycross賞ですが・・・。
攻撃のリズムを作った鈴木選手(30)は素晴らしかった。
リーグ戦初スタメンながら,しっかりとゴールを守った蜂巣選手(1)も素晴らしかった。
決して内容は完勝では無かった・・・が。

この試合のvictorycross賞は,ボランチの原祥太郎選手(4)に送りたいと思います。
派手なプレイをするのではなく,縁の下の力持ちのように,しっかりとチームを支えてくれました。
最後の最後に見せたディフェンスは,やはり祥太郎ここにありを感じさせてくれました。
接戦をものにした殊勲だと思います。

鈴鹿の中心に祥太郎は良く似合う。

ハラショー,次の試合もガンバレ!!!!
イメージ 4


先週の矢崎戦の敗戦の後,選手たちは前を向いてトレーニングできたのだと思います。
試合開始から委縮している感じや,硬い感じはありませんでした。
1試合1試合鈴鹿は強くなります。

この試合もまだまだ出し切れているとは思いません。
次の試合が楽しみです。



話は変わりますが・・・,
試合後,いつものサポーターは何をするわけでもなくダラダラと残っていました。
(勝利の後は,余韻?を楽しむのでなかなか会場から離れたくないのです)

そして,なんとなくそんな話になり(なんとなく流れで),勝利の祝賀会をしてきました。
たぶん,鈴鹿サポーターが試合後に祝賀会をするのは初だと思います。

四日市のカレー屋さんで,美味しくカレーを食べました。
カレーも美味しかったし,みんなで試合を振り返るのも楽しかったです。
お付き合いいただいたサポーターのみなさん,ありがとうございました。



夜が明けたら,次の試合が始まります。

さあ,胸を張って闘おうぜ!

ではまた。