VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第11節 対 Chukyo univFC

平成26年9月7日(日)東海リーグ第11節
対戦相手 Chukyo univFC(以下,CUFCと書きます)
場所   伊勢フットボールヴィレッジ

みなさんこんばんは。
メジャーリーガーのイチローは朝ご飯にカレーを食べているらしいです。
と,言うことを今日知ったナカニシです。

本日はホームだけど伊勢開催。
伊勢ヤマトFCと共同開催?なのかな?

対戦相手は現在リーグ3位のCUFC。
こちらは現在1位のFC鈴鹿
その勝ち点差はわずか。

激戦必至。

大学生はドンドン成長する。
前回の対戦とは別のチームと考えたほうがいい。
夏の大学生は要注意。



総帥一行が会場到着。

コールリーダーが最高潮の気合で待っている。
よし!
全力でコール頼むぞ!

サポーターも集まりだし,観客もたくさん来てくれた。

俺たちのいるところがホームグラウンドだ。
いつもの雰囲気を作り出せ!

いくぜ!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・22伊藤竜二
MF 11青島誉・4原祥太郎・28徳地俊彦・8久保拓也
DF 18大村亮平・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1蜂巣良哉

試合開始。

CUFCはフィジカルでゴリ押ししてくるわけではない。
組織的かつスピーディー。
ボール奪取から前線への展開が早い。

「神の子」榊親平(5)
CUFCの中盤から出てくるカウンターのスルーパスを慎重に処理している。
しかし,ディフェンスの間を抜けて,裏に出てくるパスの走り合いでヒヤリとする場面も。
先日の藤枝市役所戦から榊のプレイがなんかおかしい。
裏へ抜けて走り合い?
榊なら誰よりも先に察知して,先に相手のコースに体を入れているはずなのに。
プレイは悪くない。
ミスをしているわけではない。
しかし榊?
榊はこんなもんじゃないだろ!
イメージ 1


前半の鈴鹿の攻撃を引っ張るのは「サイドワインダー」青島誉(11)。
左サイドでキッチリ基点を作り,ボールを保持して味方の動きを待つ。
北野が前に。
竜二が斜めに。
大村が追い抜く。
逆サイドに久保。
青島が攻撃のタクトを振るう。
どこに出す青島?
そして青島には必殺のドリブルも。
左サイドをガンガン行く青島。

CUFCは守りから入って鋭くカウンターで中央から。
鈴鹿は左の青島から突破口を探す。

グラウンドの芝が滑るのか,両チームの選手が足を取られることが多い。
どうもやり難そう。

ボール支配率は6対4で鈴鹿
しかし,得点の雰囲気は五分五分。
攻めている時ほど何か不安な感じがする。

鈴鹿の中心」原祥太郎(4)
祥太郎が中心にドンといるとやはり安心感がある。
セカンドボールの奪い合い,最初のチェック,1対1。
中盤での存在感はやはり際だっている。
しかし,この試合,やはりカウンターを警戒してかディフェンスが徐々に低くなっていく。
そしてそれに伴い祥太郎のポジジョンも下がっていく。
鈴鹿の中心が低い位置にいるため,どうも攻守の切り替えが遅れて守勢に回っている感じがする。
試合は序盤。
慌てなくて良い。
まずは相手の様子を見ながら。
イメージ 2


CUFCも鈴鹿も,失点とカウンターとミスを警戒。
人数をつぎ込み相手陣内で波状攻撃とは行かず,攻撃は単発に。

右サイドの久保拓也(8)。
中盤が少し低いため,サイドと言うより中に入ってきてボランチとFWを繋いでいる。
もちろん位置的にハイプレッシャー。
しかし,受けてからのルックアップと球離れが早く,良い感じで村田(3)や竜二(22)に渡している。
派手なプレイではないけど,地味にゲームを作る。
そしてボールを奪われたらしつこく粘る。
久保。
今は我慢だ。
チャンスは来るぞ。

単発の攻撃とはいえ,前線に深く蹴り入れられるボールを,後ろ向きに処理するのはなかなか大変。
ディフェンスとゴールキーパーの連携も重要。
ミスしたら・・・一気に行かれる。

「闘将」大久保龍太(15)。
競合い,そして正面から相手を止めることに関しては(おそらく)東海でナンバーワン。
しかし,DFとGKの間に長いボールが入れられるのを,自陣のゴールに向かって処理するのは大変そう。
大学生と走力勝負。
何度も何度も同じような攻めが続く。
蜂巣(1)との連携で,セーフティーに処理するが,何か見ていて嫌な感じがする。
榊がフォローに回っていない?
なんか大久保と榊の連携がズレている?ように思う。
なんだ?
なんか変だ?
イメージ 3


CUFCの決定的なシュートは1本か2本。
危ないながらもコースは切っているので直撃ではない。

鈴鹿の決定的なシュートは・・・ナカニシが見る限り0本。
シュートは打っている。
しかし,入る感じは無い。

支配率は勝っている。
たぶん鈴鹿の方が技術的には上手い。

CUFCのサッカーは早く鋭い。
ジリジリと効いてくる。

ここで前半終了。



おかしな感じ。
なんだかんだ言っても失点する感じは無い。
支配率は鈴鹿なのだし,後半に入り,(後半に強い)鈴鹿はいくつか決定機を作り出すだろう。
北野が1試合完全に押さえこまれるとは考えにくい。

しかし・・・漠然と感じる不安感。

カニシが全幅の信頼を置くはずのディフェンスがおかしい。

集中を欠いている?

鈴鹿ディフェンス陣に限って,そんなことは無いはず。

しかし,なんだこの変な感じは。



後半開始。

(OUT)8久保拓也 ⇔ (IN)30鈴木雄太

前半から声を張り上げていた「スパイダー」蜂巣良哉(1)。
セットプレイ時のハイボールのキャッチなど,見事なプレイ。
しかし,GKの蜂巣が目立つのは本当はマズイ。

カニシが初めて見るほど蜂巣が大声を上げている。
セルフジャッジでボールを見送ってしまった時にも蜂巣が吼える。
みんなしっかりしろ。
何やってるんだ。
イメージ 4


サポーター!!!
変な感じは俺たちがぬぐい去ろう。
歌おう。俺たちの歌を。
叫ぼう。自慢の選手の名を。
手を叩こう。それが鈴鹿のリズムとなる。

後半4分。

後ろからのロングボールに鋭く反応したのは,北野純也(10)。
左サイド中寄りを切り込み,相手のプレスより一瞬早くシュートを打つ!

ゴーーーーーーール!!!1-0


攻めあぐねていたのがウソのように,一瞬の出来事。
そしてあっさりと得点を上げる北野。

「デンジャーゾーン」北野純也(10)
攻撃の塊のようなFW。
北野はシュートを打つ!
それがグラウンドに北野がいる理由。
北野。
ナイスゴール!
イメージ 5


後半6分。
左サイドを駆け抜ける青島にボールが通る。
北野の得点とほぼ同じ位置。左サイド少し中寄りを突破。

極上のワントラップ。
相手から半身ずらす。
青島にはそれで十分!!

ゴーーーーーーール!!!2-0


青島のシュートはいつ見ても見事。
イメージ 6


後半から右サイドハーフに入った鈴木雄太(30)。
献身的なプレイと積極的なチェックは,とても気合が入っている。
しかし,途中出場のせいか,ポジショニングに迷いがあり,試合に入り切れていない感じがする。
ハイプレッシャーの中でボールを失うと一気にカウンターが押し寄せる。
周りの選手から指示の声が出る。
「雄太!!!」
雄太の動き次第で試合の流れが変わるぞ!
雄太。
ガンバレ!!!
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「超ボランチ」徳地俊彦(28)
前半より少し位置を上げ,攻撃参加をしている。
前線の選手が止められた時,風のように後ろからフォローするのはいつも徳地。
下がりながらの守備も上手く,CUFCのカウンターを遅らせている。
ボールを持っていない時の徳地を見てくれ!
徳地は凄いよ。
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2点を取って鈴鹿ペースかと思いきや,なんか押され始めている。
じわじわとCUFCの運動量が目に見えてきた。

しかーーーし!!!
鈴鹿の選手の足は止まらない。
サポーターが背中を押すぞ!!

鈴鹿の中央とサイドの間から攻撃を仕掛けるCUFC。
村田(3)と大久保(15)の間。

「ライトサイドキング(右の王)」村田雅則(3)
村田は右サイドだけを見ているわけじゃない。
中の守備にも気を配り,中盤にも圧力をかけ,そして前線にも影響力を及ぼす。
右サイドに突入するCUFC。
そこには村田がいる。
カニシは叫ぶ
「どんな時でも村田のところは大丈夫だ!!!」
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攻めるCUFC。
グッと押し上げてきているので,セカンドボールに先に寄せられている。
鈴鹿は大きく蹴りだすものの,前線でおさまらず,すぐに押し戻されてしまう。

2点勝っている。
しかし不安はぬぐえない。

鈴鹿の前線に張る「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)。
変幻自在のプレイはCUFCに的を絞らせない。
手品のように竜二の足元から消えたボールは,いつの間にか相手を置き去りにしている。
ボールを見失った相手からファウルも受ける。
竜二。大丈夫か???怪我は無いか???
カニシは心配でたまらない。
ボールを良いところまで運ぶ。
しかし,そこからシュートまで持っていけない。
あと少しなのに。
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後半も終盤に差し掛かる。

全くあきらめず攻勢を強めるCUFC。
鈴鹿の前線は少し疲れが見える。
前線のプレスが少なくなったので,攻められている感が強い。

中盤の祥太郎(4)は全く揺るがない。
鈴鹿の中盤に乱れが無いため,鈴鹿のディフェンスとゴールキーパーの間にロングボールを入れてくるCUFC。

大久保の頭の上を越すボール。

ペナルティエリアをはるか離れたところに飛び出してくるのは,蜂巣良哉(1)。

おおっ!!!!

思い切ったプレイ。
迷いの無い判断。
蜂巣!ワンダフルだ!

鈴鹿は押されながらも防戦一方ではない。

「エルマタドール」大村亮平(18)。
サイドバックだけど,大村のプレイの方向は自由自在。
縦だけでなく,中にもグーーーンと伸びてくる。
春先の連携を探り探りしていた時のプレイじゃない。
大村が伸び伸びプレイしている。
CUFCの選手を華麗に交わして,レーザー光線のような綺麗な弾道のミドルシュートを放つ。
大村。
良いぞ良いぞ。
打て打て!
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試合終了間際。

後半42分。
裏へぬけてくるCUFC。
鈴鹿ディフェンスに一瞬の「間」ができる。
なんだ???
大久保が寄せていく。
蜂巣が前に出る。

CUFCの選手とゴチャゴチャッとしたと思ったら,ボールはゴールの方向へこぼれる。
大久保がゴールからかき出すが,一瞬遅くゴールラインを割る。

遠いサイドなので良く分からないけど失点。
2-1。

残り時間はわずか。

勢いづくCUFC。
押せ押せで攻めてくる。

嫌な空気が流れる。
セーフティーに。
大きく蹴って。

後半ロスタイム。

グラウンドの誰もが。
観客の誰もが。
サポーターの全てが。

このまま2-1でしっかり守りきって,と思っていただろう。

その時!
この男はもう1点を狙っていた!

鈴鹿ディフェンスの大きくクリアしたボールにダッシュで反応した「デンジャーゾーン」北野純也(10)。
ここでこのスピードで寄せるか!

ボールを持つ。前を向く。
シュート体勢に入っている北野。
早い!なんだと!!!!

ゴーーーーーーール!!!3-1


このタイミングでダメ押しの1点。
素晴らしい!!!

そして・・・

試合終了。

なんだか3-1とは思えないほどのギリギリの勝利。
特に,この試合はディフェンスが良くなかった。
疲れが溜まっているのか?
調子が悪いのか?

快勝とはいえないけど・・・,とは言っても勝利は嬉しい。

蒸し暑い中,最後まで1点を取るために闘った両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
ホームなのに遠路はるばる応援に来ていただいたみなさん,ありがとうございました。
カニシと写真を撮っていただいた方,今後も応援がんばります。ありがとうございました。
サポーターの仲間たち。いつもあれがとう。お疲れ様でした。

この試合のvictorycross賞ですが・・・。
2得点の北野選手(10)と,前線を蹂躙した竜二選手(22),青島選手(11)は素晴らしかった。
だけど,ナカニシがこの試合のvictorycross賞に選びたいのは,GKの蜂巣良哉選手です(1)。

ハイボールのキャッチング。
果敢な飛び出し。
コースを読んで直撃のシュートもキッチリ防いだところ。
そして何より,良い声が出ていた。

蜂巣。
とても良かった。
次の試合も頼みます。
イメージ 12


リーグ終盤に大きな勝利だと思います。
しかし,まだまだ鈴鹿の全てが出た試合とは思えない。
そして,まだまだ伸びシロを使いきったとは思えない。

FC鈴鹿はまだまだ強くなれる。
リーグ戦の残りは4試合。

優勝なんて考えるのはまだ早い。

目の前の1試合。
目の前のワンプレイ。
それらの積み上げの結果は,ほっといてもついてくる。

次戦は,9月14日(日)14:00キックオフ。
石垣池グラウンドで岐阜セカンドと対戦します。

そしてその翌日。

次次戦,9月15日(月・祝)14:00キックオフ。
中京大学グラウンドで名古屋クラブと対戦します。

この2連戦が山場です。

サポーターは12番目の選手として共に闘おう。

全力で応援するぞ!

俺たちの想いは必ず選手に届いている。


共にいこうぜ。


ではまた。