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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

全社1回戦 対 レイジェンド滋賀FC

平成26年9月27日(土)全社1回戦
対戦相手 レイジェンド滋賀FC(以下,レイジェンドと書きます)
場所 和歌山県桃源郷グラウンド
(Nカメラマン欠席のため写真はありません)

土曜日が運動会だったため桃源郷グラウンドに来ることができなかった少年よ。こんばんはナカニシです。
大丈夫ですよ。鈴鹿はちゃんと勝ちました。

現在,ナカニシはビジネスホテルの一室でノートパソコンを打っています。
先ほどまで,サポーターの仲間たちと勝利の祝杯をあげていました。
みんながとびきりの笑顔で選手たちのプレイを称えていました。

今から何時間かかるかわかりませんが,こうして試合を振り返りブログを書くのはとても楽しいです。
だれにも邪魔されない,総帥の特権です(笑)



さあ決戦の日!!

自宅を6時30分に出発したブラックパール号は,和歌山桃源郷グラウンドへ向う。
吠えたいほど気持は昂ぶっている。
早く試合をしたい。
全国の人たちに鈴鹿の選手のプレイを見せたい。

会場到着。
仲間のサポーターが待っている。
さあ,みんな全力で応援しようぜ!

レイジェンド滋賀サポーターのみなさんと健闘を誓う。
良い応援をしましょう。
そして最高の試合をしましょう。

さあ全国だ。
しかーし,なにも恐れることはない。
俺たちはここにいるぞ。

いくぜ!
本日のスタメン(以後,敬称略)
FW 10北野純也・16井上皓紀
MF 8久保拓也・4原祥太郎・28徳地俊彦・11青島誉
DF 18大村亮平・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1蜂巣良哉

試合開始。

選手たちの動きに硬さはない。
変な気負いもなく落ち着いている。
今までの全国の試合の中で一番落ち着いている。

右サイドの久保拓也(8)。
積極的なプレイが光っている。
相手との競り合いに,強引に頭から割り込み貪欲にボールを奪う。
おおっ!!
前線でのプレスに対して勝負を仕掛ける。
右サイドで3人を抜いて中へ折り返すスーパープレイも飛び出す。
おおっ,クボタク良いじゃないか。
それや,それそれ。
全国の舞台で臆することはない。
やりたおせ!

レイジェンドは鈴鹿のサイドの深い所で勝負をしてくる。
ボールの展開も大きく,スペースを確実についてくるパス回しはかなり厳しい。
これは厳しい闘いになるぞ。

「ライトサイドキング」村田正則(3)
サイドをえぐってくる相手の選手に対して,安易に飛び込まず,ファウルをせず,押し込ませず,確実にストップしている。
カニシが叫ぶ「村田!」
村田は大丈夫だ。
村田は何とかする。
テクニシャンは攻撃の選手だけじゃない。
村田のディフェンスは最高にテクニカルでファンタジスタだ!

サイド攻撃の活発なレイジェンドに対して,鈴鹿のサイドが引いてしまうと,さらに嵩にかかって攻め立てられる恐れがある。
引きすぎてはいけない。
突出し過ぎてもいけない。

微妙なサイドの攻防に対して,センターバックの榊と大久保は動かない。
サイドは任せて中で勝負だ。

「鬼の大久保」大久保龍太(15)
大舞台にとても落ち着いている。
クールにそしてハードに。
サイドを攻略してくるレイジェンドに対して,相手に合わせて釣りだされず,中の競り合いで確実にはじき返す。
よく見えている。
そして恐ろしいほど強い肉体!

鈴鹿の中心」ボランチの原祥太郎(4)。
サイドの攻防が多いため,激しい中盤の攻防は少ないものの,数的優位を作るレイジェンドに対して,的確にサイドのフォローをしにいっている。
ボールを奪うだけが守備じゃない。
相手の攻撃を中に入れないように蓋をし,サイドに押し込んで潰している。
前半,我慢の時間。
焦ることはない。
祥太郎のポジションはまだ真ん中あたり。

ロングパスでサイドを深くえぐるレイジェンド。
そして鈴鹿も,久保と青島がサイドを削る。

両サイドの攻防が激化。
攻めてくる相手に対して,引いたらやられる。
お互い前に出る。ディフェンスだけど守備だけじゃない。
サイドの攻守が目まぐるしく入れ替わる試合。

スタメンで出場している井上皓紀。
カニシはガンガン応援している。
チャンスをつかめ。
悔いを残すな。
井上,ゴールを決めてやれ!

前半終盤近く。
左サイドの大村(18)が攻め上がる。
縦に走りだした大村が,中へと切り込みボランチの位置へ。
そこから出るパスは氷の刃のように鋭い!!!

うおっ!
大村のパスが左に流れる北野(10)へ。
(現時点で)東海リーグ得点王の北野がサイドに流れる。
レイジェンドディフェンスが引き寄せられる。

北野からズバリ!
中の井上へ。

レイジェンドディフェンスが一瞬早く触ったため,ゴールは決まらないが,良い感じで北野と井上が絡んでいる。

「デンジャーゾーン」北野純也(10)。
北野,全国の舞台で暴れてやれ!
激しい闘争心のあまり中央に単騎突入もある北野だが,この試合ではサイドに流れてチャンスメイクをしているように見える。
レイジェンドは当然北野をマーク。
そりゃ,ほっとくわけにはいかない。
マークを釣りだして,サイドの北野から,井上,そして久保へ。
なんかいつもより北野に余裕があるように見える。
なぜかわからない。
北野のプレイが楽しそうだ。

試合の流れは五分五分。
しかし,鈴鹿は北野からのチャンスメイクで何度かレイジェンドゴールに迫っている。

なんとか先に点が欲しい。
膠着してくると,レイジェンドのサイド攻撃が怖い。

ここで前半終了。



全国の舞台でサポーター間の交流。
各地域の物産を持ち寄り・・・簡単に言うとお国自慢をする。

山のように集まるお菓子。
赤福,松坂牛のお菓子,まごの店のお菓子,巨大おにぎりせんぺい,鈴鹿抹茶ラングドシャ,ほかにもたくさんたくさん。

鈴鹿と三重を代表してきたんだ。
後半戦も激しくやるぞ!



後半開始。

レイジェンドはサイド攻撃に重点を置く。
鈴鹿もサイド中心。
しかし,微妙な均衡の中で,頭ひとつ抜け出してきた選手が!
「サイドワインダー」青島誉(11)。
全国の舞台でも青島は青島のプレイをする。
青島は青島であって,周りに流されない青島は最高だ。
左サイドに開き,確実にボールをキープする。
攻め急がない。なんならボールを止めて一呼吸待つ。
そして相手が寄せてきたときには一瞬で抜いてしまう。
憎いほどにしびれるプレイ。
左サイドの青島が,レイジェンドとのサイドの攻防にくさびを打ち込んだ。

さあ,どんどんいこうぜ!

青島の後ろからジリジリと狙っているのは「エルマタドール」大村亮平(18)。
スパッと切れるようなプレイじゃない。
とてつもなく足が速いわけじゃない。
ジリジリとそして確実に大村は陣を広げている。
競り合い,パス回しに間違いはない。
カウンターを食らうようなパスミスもない。
前線で光り輝く青島を,影から確実に押し上げている。
カニシは大村のプレイが大好きだ。
大村。ガンバレ。
見てるぞ。
じーーーっと見てるぞ。

後半15分。中盤で徳地がボールを持つ。
前を向く徳地(28)。
サイドに選手を配置していたレイジェンドのプレッシャーが弱い。

その時!!!!!
前線の北野(10)と井上(16)がお互いに斜めに走りだす。
まさにクロスするかのように。

うわっ!

急激なポジションチェンジでレイジェンドマークが外れる。
徳地は北野へパス。
しかし,レイジェンドディフェンスも北野に追いすがる。

誰もが北野が打つと思った。
北野のファーストチョイスは絶対にシュートだ。

しかし,ワンフェイクの後,右に流す。
そこに走りこむのは,イ・ノ・ウ・エ!!!!

ゴーーーーーーール!!! 1-0


よっしゃ!!!
ナイスゴールだ井上!!
よく走ってた。

そして北野もナイスパス。

後半16分。
(OUT)8久保拓也 ⇔ (IN)30鈴木雄太

9月下旬とはいえ日差しは厳しい。
選手たちのスタミナの消耗も激しい。

このタイミングでハードワーカーの雄太が入る。
雄太。さあ出し切ろうぜ!

青島が左で試合を作り始めた。
キープする時間帯が増え,ボールの支配率はいつしか6対4で鈴鹿優位。
しかし,レイジェンドはスピードがあるフレッシュな選手を交代し,鈴鹿陣内に襲いかかる。

まだわからない。
レイジェンドの攻め手は激しい。
まだまだ試合はどちらに転ぶか分からない。

ボランチの徳地俊彦(28)。
中盤のバランスをとりつつ,前線へのパスの供給は正確無比。
後半は特に前を向いてプレイできている。
両チームともにサイドが厚く,徳地へのプレッシャーが少ない。
左右にボールを散らして,主導権を奪い取る。
徳地のゲームメイクでさらに鈴鹿の攻撃が光りだす。

途中出場の鈴木雄太(30)。
右サイドを攻守にわたって走り回り,チャンスを作り出す。
雄太の後ろからは,村田が確実に押し上げてきている。
前には井上が流れる。
中で受けるのは青島。
選手がよく動いている。
パスコースがたくさんできて,相手のチェックの前にボールが動く。

後半26分。
左の青島がボールを受ける。
ドリブルか?
それとも止めて味方の上がりを待つか?
何をする????
その時,鋭く放たれたのは必殺のパス!!!!

ドンピシャで飛び出したのは北野純也(10)。

なんかこの試合は周りを活かすプレイが見られた北野。
でもな,北野!
やっぱりゴール決めたいだろ!

ゴール斜め方向。
北野の得意の場所。それは危険地帯だ!

ゴーーーーーーーール!!2-0


素晴らしいゴールだ!
ナイスシュート北野!!

点差は2点。

しかし,レイジェンドの攻撃は予断を許さない。
まだ鋭い。まだ激しい。

鈴鹿の上がったサイドの裏。
右サイドに侵入を許す。ヤバイ!
レイジェンド中への折り返し。これもヤバイ!

ど真ん中から撃たれたシュート。
入ったと思った瞬間・・・。
(ナカニシはやられたと思った)
蜂巣がキャ------ッチ!!

「スパイダー」蜂巣良哉(1)。
キャッチングが上手く思い切りも良い。
セットプレイ度の安定感は抜群。
この試合の絶対絶命のピンチも救ってくれた。

ナイスキャッチ!蜂巣!

後半31分。
(OUT)16井上皓紀 ⇔ (IN)38ハン・グル

新入団のハングルが入る。
鈴鹿の選手の中でもずば抜けて長身。
カニシは初めてプレイを見るけど,ハングルを活かす攻撃ができるか?

試合は刻一刻と過ぎていく。

後半終盤は両チームともロングパスが増えてきた。
少し疲れたか?

鈴鹿の裏に放り込まれるロングパス。
そこはダメだよ。「神の子」の場所だから。

「神の子」榊親平(5)。
千葉の全社,東京の全社,そして和歌山の全社。
榊,いろいろ辛かったよな。
この試合最後までやりきろうぜ!
きっちり勝利しようぜ!
榊がいる限り,鈴鹿のゴールは大丈夫だ!

そして。

試合終了。

よっしゃ!
全社初戦勝利だ!

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
レイジェンドサポーターのみなさん,お疲れ様でした。
グラウンドの向かいからレイジェンドサポーターの声がよく聞こえました。
公式戦で対戦できて,嬉しかったし楽しかったです。

レイジェンドは強かったです。
でも後で聞いたら怪我人続出で,なかなかベストメンバーが組めないそうです。

鈴鹿も怪我だけは怖いです。
選手のみなさん,もしも怪我したらちゃんと良いお医者さんに行ってくださいね。

試合後に,レイジェンドの木下選手と西村選手が挨拶に来てくれました。
木下選手。西村選手,ガンバレ--!!!

和歌山の地にたくさんの鈴鹿サポーターが集まってくれました。
そして会場に来られないサポーターは,和歌山に念を送ってくれました。
サポーターの気持は,選手たちにも届いたことでしょう。
サポーターの仲間たち,ありがとうございました。お疲れ様でした。



試合終了後に,デッツオーラ島根とアルテリーヴォ和歌山の試合がありました。
試合は延長までもつれましたが,1対2で和歌山が勝ちました。

島根には過去に鈴鹿に在籍していた,望月陽介選手,空山浩輝選手,矢野純平選手が所属しています。
島根のサポーターのみなさんにご了解をいただき,3選手のコールをさせていただきました。
みんなガンバレーーーー。

明日は全社2回戦です。
クラブ・ドラゴンズというチームと戦います。

全国の舞台。
ここで選手たちとともに闘えることを誇りに思います。

さあ明日もやったろうぜ!!!

そして勝つ!!!

ではまた。