VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第9節 対 常葉大学浜松キャンパスFC

みなさんこんばんは。

試合前日,ほぼ寝れずに夜を明かしたナカニシは,帰宅後に落ちるように眠ってしまいました。
ホームゲームなのに,ブログの更新が遅くて面目ないです。



試合当日,吹奏楽部の娘を送ってから試合会場入り。
試合開始3時間前に,すでに仲間のサポーターが数人。
みんな気合が入っている。

本日は,イベント盛りだくさん。
受付にも浴衣姿のスタッフが。

カニシもユニフォームの上から甚平を着る。
スタンドを盛り上げたい。
観客の方が,また来たいと思えるような場所にしたい。

グランスピアーとベルディのPK対決。
チアリーダーの「Sperkle gem」のダンス。
スズランガールズも元気いっぱい。

みんなが会場を盛り上げてくれる。
ありがとうございます。

対戦相手は常葉大学浜松キャンパスFC(以下,常葉浜松と書きます)
前期に勝利したものの,なかなかの強敵で苦戦した。

さあ,主役の登場だ。
胸を張って闘おうぜ。

いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・4近藤和哉
MF 16鈴木雄太・7保﨑淳・23山之内優貴・25矢野純平
DF 9大村亮平・6藤田大道・5榊親平・3村田雅則
GK 13柴田大地

試合開始。

試合前半序盤は,わずかに鈴鹿ペース。

常葉浜松は3バックか?
その分,中盤が厚く前線との連携もいい
サイドに少しスペースができている。
しかし,中は固い。

サイドバックの大村亮平(9)。
縦に縦にというより,サイドで試合全体を見てゲームを作っている。
割と高い位置で試合に影響力を出す大村。
大村から近藤へのズバッとしたパスで,前線が活性化する。
人を使ったプレイから,自分自身のストロングポイントで勝負したい大村。
大村のストロングポイント?それは内緒。
大村の眼は虎視眈々と狙っている。
イメージ 1


前半の序盤。
鈴鹿の攻撃の中心は大村(9)のいる左サイド。

サイドハーフ鈴木雄太(16)。
大村とのコンビで決定的な場面を作り出したいが,どうしてもそこまでのプレイにならない。
決定的な場面を作るためには,最後の最後で思い切ったプレイが必要となる。
雄太がどれだけ素晴らしいプレーヤーかナカニシはよーーーく知っている。
野生馬のような自由奔放で荒々しいプレイが雄太の持ち味だと思う。
ホーム石垣池。
委縮したかのように動きが鈍い雄太。
一生懸命プレイしてる。だけど,体が重い?ように見える?
どうした雄太?
ガンバレ雄太!

前半13分。
左サイドからの常葉浜松のフリーキック
ボールの弾道は弧を描いて直接ゴールへ。
常葉浜松の選手がボールに突っ込む。
少し弾道が変わり,そのままゴールへ・・・。

しかし,超反応を見せる「ジャイアン」柴田大地(13)が右手一本のスーパーセーブ。
どわ!!!
危ない!!!
そして柴田スーパーナイス!!!

徐々に鈴鹿のプレイがおかしくなってくる。

慌てなくてもいいところをバタバタする。
パスの精度が悪く,コース自体が少しずつずれているので,足元につんのめったり,後ろにもどらねばならなかったり,受け手がすぐに次のプレイに移れない。
パスのミスはずいぶん多いのでは。。

自分でミスする。
そして自分でミスを恐れている?
修正できず。
負のスパイラルが始まる。

これまで良い内容の試合はアウェイで多かった。
そして,ホーム石垣池では良い内容の試合が少なく,いつもこんな感じの変な具合になってしまう。

不思議???

選手たちが手を抜いているわけじゃない。
全力で一生懸命やっている。
それはナカニシが保証する。

だけど・・・なんでこんな風になっちゃうんだ?

前半17分。
鈴鹿左サイドを常葉浜松が突破。
カウンター?
鈴鹿の守備の人数が足りていない。
左サイドからのグラウンダーのクロスか中へ。
少しコースを外れたクロス。
鈴鹿ディフェンスが見送る!!!なに!!!

「もしも」のプレイを信じて,後ろから詰めろていた常葉浜松の選手がシュート。
無残にもボールはゴールの中に。

0-1。

マークの受け渡し。
ボールの処理の意思統一。
バラバラだった。

鈴鹿のゴールを守る「ジャイアン」柴田大地(13)。
この試合,先制点を取っても常葉浜松は守りに入らない。
しかし,鈴鹿はどんどん前がかりになるので,カウンターが何本も鈴鹿ゴールを脅かす。
ゴール前から柴田の声が聞こえる。
柴田の「檄」が聞こえる。
なんとか変えようと声を出し続ける柴田の姿が見える。
イメージ 2

柴田だけに任せてはサポーターの名折れだ。

試合の雰囲気を変えよう。
選手を落ち着かせよう。
闘う気持ちを奮い立たせよう。

カニシの声で足りるなら,ノドなんか何べんだって潰してやる。
選手が辛い時間帯こそ,みんなの気持ちをグラウンドへ。

グラウンド最終ラインに陣取る「神の子」榊親平(5)
カバーリングと危機察知能力は,ここに書くまでもなく最高。
しかし,今シーズン榊のプレイは少しずつレベルアップ?変化?している。
失点の後,ボランチの保﨑(7)がポジジョンを上げている。
そのため手薄となる中盤を,押し引きしながら榊が見事に支えている。
今まではラインの後ろを見ていた榊。
しかし,最近はラインの前にも影響力を増している。
なるほど。榊。そこが崩れるとマズイ。
頼むぞ。

「ライトサイドキング」村田雅則(3)。
派手ではないものの,しっかりしたテクニックを持つ村田。
カニシは知っている。村田のプレイに間違いはない。
攻守にわたって頑張っているが,どうもこの試合,村田のプレイが熱くなってこない。
一生懸命なのは分かる。
100点のプレイをしているのも分かる。
だけど,120点を狙っているプレイではない。
なんだか不完全燃焼。
なんだか体が重い。
どうした村田?

サイドハーフの「ファルコン」矢野純平(25)。
鈴鹿に元気が無い時,純平がプレイで奮い立たせてくれた。
前に向かって闘えていないとき,純平が自らの体を使って前に進んでくれた。
どうもピリッとしないこの試合。ナカニシは純平を見ていた。
純平から何かが始まるんじゃないか?
常葉浜松陣内に深く切れ込む純平(25)。
しかし,常葉浜松の3パックは中が固く,純平の突進も跳ね返されてしまう。

ボランチの「荒ぶる魂」保﨑淳(7)
ディフェンシブな位置ではなく,ほぼ中央に位置し,サイドや前線にフレキシブルに動いている。
常葉浜松の中盤が保﨑を気にしているのがわかる。保﨑には特にチェックが早い。
ロングレンジ,ミドルレンジのパスは超高精度で見事なのだが,一番出したい北野(10),近藤(4)へのキラーパスが出せない。
自ら持ち込みミドルシュートで狙う場面も。
動きながら突破口を探す保﨑。
イメージ 3


常葉浜松は先制の後も攻めに来ている。
前線に4人,5人を掛けて波状攻撃に出ることも。

鈴鹿と常葉浜松の支配率は,6対4でわずかに鈴鹿有利。
しかし,攻め込んできた時の深さは常葉浜松のほうが上か。

前線で体を張る「爆撃機」近藤和哉(4)
ヘディングでよく競り合っている。
必ず体をぶつけてボールを奪いに行っている。
前線でボールを納め,味方のフォローを待つが,その後が流れるようにパスが回らない。
パスの出し手も受け手も精度を欠いている。
それでも黙々と自分のプレイを続ける和哉。
必ず時は来る。
必ずゴールネットをぶち破るようなシュートを放つ時が来る。
イメージ 4


前半39分
(OUT)25矢野純平 ⇔ (IN)11パブロ
(OUT)16鈴木雄太 ⇔ (IN)22臼井祥

ほとんどフォワードの選手をサイドハーフで投入。
小澤監督が前半で選手を交代させるのも珍しいが,2枚同時というのは初の事だと思う。
なんとしても点を取るという小澤監督の意思の表れか。

臼井,パプロ。ガンバレ!

出場して積極的なプレイを見せる臼井。
テクニックもあり足も速い。
言葉では言いにくいけど,臼井にはなんか不思議なクセがあり,相手のタイミングを狂わせる。
ガンガンいっている。
サポーターからも歓声が上がる。
良いぞ良いぞ。
臼井。チャンスをつかめ。
イメージ 5


なんとか前半で1点とりたい。
しかし,常葉浜松も鋭く攻めてくる。
鈴鹿サイドでのコーナーキックも多い。
イメージ 6


点差は1点。
だけど,漠然とした不安感。

不安要素を振り払え。
コールリーダーの太鼓に力が入る。
サポーターの声がナカニシの耳に聞こえる。

ここで前半終了。

試合開始前と同じく,チアリーダーの「Sperkle gem」のみなさんがダンスで応援してくれる。
たくさんの子どもがFC鈴鹿ランポーレを応援してくれる。

そして,新入団が決まった3選手の挨拶。
温井選手
北脇選手
柿本選手
こちらこそ,よろしくお願いします。

ベンチで柴田選手がチームに檄を飛ばしている。
「もっと闘わなくちゃダメだ!」

その声を聞いてナカニシの胸も熱くなる。
よっしゃ,サポーターももっと闘うぞ!!
もっともっと闘うぞ!!

さあ,胸を張って闘おうぜ!

後半開始。

一気に攻勢に出る鈴鹿
北野(10),和哉(4),パプロ(11)がゴール前まで攻め上がる。
ルーパスを出す保﨑(7)。
裏を狙う臼井(22)。

前線で5人が攻めている。

そして,中盤にいるのは山之内優貴(23)。
サイドハーフ2人を2人ともフォワードの選手に変えたのだから,さすがにバランスは崩れる。
5人ともほとんど前線にいるので,スタンドから見ると4-1-5のフォーメーションに見える。
しかし,中盤で踏みとどまる山之内
アンカーの位置で常葉浜松の攻撃を防ぐ。
周りに味方が少ない。
パスコースは限られている。山之内らしくなくパスカットされることも。
苦難のプレイ。
我慢のプレイ。
ここを支えろ。山之内

試合は鈴鹿が押している。
しかし,前線に人数をかけすぎているせいか,セカンドボールが拾えきれていない。
セカンドボールを山之内(23)が拾いに行くが,そこを抜かれると一気に鈴鹿ディフェンスが危なくなる。
鈴鹿も常葉浜松も単発の攻め。
どちらも得点の入る感じはしない。

しかし。

後半11分。
常葉浜松のカウンター。
鈴鹿の左サイドを突破。
常葉浜松は攻撃の人数をかけてきている。
全員の走りだしが早い。
中で合わせられて失点。

0-2。

常葉浜松の左サイドの崩しでは,ボールと人が良く動いていた。

鈴鹿も一生懸命走っている。
だけど,人とボールが動いていないように見える。

鈴鹿のパスは足元に出ている。
信じて走れ。
足を止めるな。
そこにパスが出てくることを信じて走れ。

2点を取っても常葉浜松に完全守備の様子は見えない。
カウンター時にはしっかり走って前線で数的優位を作っている。

対する鈴鹿は,後半開始時に飛ばした分,後半半ばには,少し疲れてきている。
守備と攻撃が分断され,攻守ともに単発の状態。

バランスは悪い。
だけどそれも承知の上。
なんとか点を取ってペースを握りたい。

センターバックの「スーパーコンピューター」藤田大道(6)
鈴鹿が攻めてるとは言え,逆に守勢に回れば危ない。
大きなスペースを榊(5)と藤田(6)で埋めている感じ。
相手が攻めてきた時も,時間を使わせて,山之内らの帰りを待ちたいところだが,常葉浜松の攻めは鋭く早い。
先に先にポジションに入り,攻撃の芽を摘む藤田。
何でも無いようにディフェンスするけど,かなり大変そう。
藤田,ガンバレ!!!!

前半途中から入っているパブロ(11)。
何度もチャンスがあるがゴールに結びつかない。
フォワードの選手として鈴鹿に来た。
しかし,なかなか結果が出せない。
焦る気持ちもあるだろう。
保﨑からのドンピシャクロスを決めきれないパプロ。
残念。
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後半25分
(OUT)22臼井祥 ⇔ (IN)28小澤司

前半途中から入り,良く動いていたのだけど臼井が後退。
そして登場するのは,ついについに,復活の小澤司

開幕戦での大怪我から約2カ月。
右足にはグルグルのテーピングが巻かれているが,小澤監督は小澤に賭けたのだろう。
小澤。鈴鹿のピンチを救ってくれ。

しかし・・・

後半30分。
左サイドから常葉浜松に侵入される。
中へ楔の折り返し。
ここで鈴鹿ディフェンスがまさか!振り切られる。
なんということだ!!!

0-3

鈴鹿はここまで5試合で失点は5。
1試合で2点以上の失点を奪われたことはない。
攻撃偏重で,バランスを崩しているのか?

残り約15分。
点差は3点。
失点の後,倒れこむ選手。

早く立ち上がれ。なにやってんだ!!!
試合は終わってないじゃないか!!!
まだナカニシは全然あきらめてないぞ!!!

まだまだチャントを歌うぞ。
選手と一緒になってサポーターが沈んでどうする。
こんな時こそ,力づけてやろう。
こんな時こそ,応援が必要じゃないか。

後半途中出場の小澤司(28)。
カニシが待ち焦がれていた選手の復帰。
しかし,右足は完全ではないようで,意識しながら左足を主に使っている。
小澤がトップ下に入り,鈴鹿は4-4-2のダイヤモンド型に。
目に見えて試合の流れが変わる。
小澤がやっているのは凄いドリブルでもなく,凄いシュートでもない。
きちんとトラップして,きちんと前につないでいるだけ。
カニシも驚いた。1人の選手が入るだけで,ここまで試合が変わるのか。
小澤。早く完調して,グラウンドを暴れまわってくれ。
小澤のプレイをじっくりと見たい!
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ここまでなかなか決定機を作り出せなかった北野純也(10)。
誰より走っていたし,誰よりも頑張っていた。
試合の重みをぎっしりと背負っているだろう。
しかし,フォワードは点取ってなんぼ。
残り15分。
まだまだギラついていこうぜ。
イメージ 9


後半35分。
後ろからのスルーパスに対して,ディフェンスラインと平行に走り,ドンピシャで抜け出した北野。
常葉浜松ゴールキーパーと1対1になり,ズドンと一撃!

ゴーーーーーーーール!!!1-3


そして,5分後。
後半40分。

左サイドを強引に突破。
そして強引に打つ。
自らがシュートを打つという強い意志。

目を見開いて,膜に焼き付けるがいい。
これが北野だ!!!

ゴーーーーーーーール!!!2-3


「ギラギラした北野」の連続2ゴールで勢いに乗る鈴鹿
(カメラマンが興奮しているので2ゴールの写真は無し)

残りは5分。

イケイケムードに選手たちも興奮している。
スタンドからも声援が飛ぶ。
審判のジャッジに過剰反応。

その時。
三代目コールリーダーがチャントを歌い始める。
俺たちがすべきなのは,この暑い中,最後の最後まで走り続けられるように,選手を応援することだ。

長く続くFC鈴鹿コール。
時間はAT(ロスタイム)に
残り時間は4分。

何度も時計を見る。
カニシの時計で,ロスタイムが3分20秒経過。

ゴール前,絶好の位置でフリーキックを獲得。
蹴るのは,保﨑か?山之内か?

保﨑と山之内はボールのところで一言二言話をしている。
保﨑が蹴るようだ。

残り時間はない。
ゴールキーパーの柴田大地も常葉浜松ゴール前に上がってくる。

決めろ。

保﨑の蹴ったボールは柔らかく遠いサイドの山之内(23)に。
山之内がボレーで折り返す。
折り返したボールは,狙い澄ましたかのように・・・。

ヘディングを放つのは,キターーーーー!!!村田雅則(3)!!!!!
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いったんはディフェンスに阻まれるものの,体で押し込み文句なしのゴール。

ゴーーーーーーーール!!!3-3


そしてここで試合終了。

心底疲れた・・・。

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,ありがとうございました。お疲れ様でした。

会場を盛り上げてくれた,グランスピアーさん,ベルディさん,ありがとうございました。
クイズでウソ教えてごめんなさい。
これから暑い時期ですが,頑張ってくださいね。

かわいいダンスで応援してくれた「Sperkle gem」のみなさん,ありがとうございました。
すずフェス出るんですかね?
もしそうだったら応援に行きます。

浴衣・甚平デーのため「お嬢様聖水」を提供していただいた株式会社リバランドさん,ありがとうございました。
カニシは甚平持参で行ったので,おいしくいただきました。
もしよろしければ,法人会員などご検討ください。

たくさんのイベントとたくさんの人たちが,この試合を作ってくれました。
舞台裏を支えてくださった全てのみなさんに感謝申し上げます。



ラスト15分で3点を奪って引き分けるという試合は,気分的には勝ったような気になります。
確かに,勝ち点0で終わらずに,勝ち点1をもぎ取ったのはとても大きいです。
だけど,ナカニシはそれを手放しで喜べません。

試合の勝ち負けは,絶対ということはできません。
だけど,この試合の前半の内容はとても悪かった。
カニシが見た中でもワーストの悪さでした。



だけど,ナカニシが思っていることは,それ以上のことを何倍も選手たちは考えていると思います。
カニシは鈴鹿の選手たちを信じています。
悪かった部分を修正し,さらに強いチームになることを,ものすごく信じています。

FC鈴鹿ランポーレは,未完成のチームです。
まだまだ荒削りで磨かれていない,伸びしろの大きなチームです。

この試合は終わりました。
暑い中,選手たちは疲れたことでしょう。
ゆっくり休んで体調を整えてください。

週末からは東日本大会のため,北海道の北見まで行きます。
この大会で,新入団選手も含め,チームとしてさらに成長してきてください。

全世界に向かって吠えよう。
FC鈴鹿ランポーレはまだまだ強くなる。

どんな時でも,俺たちはここで声援を送り続ける。




ではまた。