VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第13節 対 Chukyo univ FC

みなさんこんばんは。

先週のFC刈谷戦に敗れて,FC鈴鹿自力優勝はなくなりました。
しかし,JFLへの道は途絶えたわけではありません。
ほんの少しの優勝の可能性,そしてほんの少しの全社の結果の可能性。

どちらにしても,やることは決まっています。
目の前の一戦をしっかり勝つのみ!!!



試合の日は早起きする。
愛車ブラックパール号に荷物を積み込み,軽く食事を取り,ユニフォームを纏う。

いざ出陣!

だいたい試合開始の2時間前には会場に入る。
ピリピリした緊張感。
久しぶりの石垣池。
対戦相手はChukyo univ FC(中京大学,以下CFCと言います。)

プールの時期も終わり,野球場も使っていない様子。
これならば駐車場も足りるように思う。

サポーターが集結し始める。
横断幕を張り,配置につく。

チームはとても厳しい立場にいる。
選手たちも辛いだろう。

でも,そんな時こそサポーターが盛り上げていこう。
選手の背中をドンと押そう!!!

みんなの気持ちは必ず選手に届いている。

いくぜ!!!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・4近藤和哉
MF 25矢野純平・7保﨑淳・23山之内優貴・28小澤司
DF 24温井駿斗・6藤田大道・5榊親平・9大村亮平
GK 13柴田大地

試合開始。

鈴鹿の入りは良い・・・。
と思ったら,CFCの布陣がかなり引いている。
たぶん,5-4-1でフィールドプレーヤー9人が守る布陣。
攻撃は1人がぽつんと残っている。

CFCの中盤は,自陣のボランチの位置までは自由にさせてくれる。
なので,バックパスやディフェンスラインに対するプレッシャーはほぼ無く,鈴鹿は困ればバックパスすれば安全な状態。
ボール保持率は7対3で鈴鹿。いや,8対2かも。

「ライオンキング」小澤司(28)。
この試合の主導権争い。
相手は引いて守っている。
先に点が欲しい展開。
そんな時,鈴鹿で一番頼りになるのは小澤司で間違いない。
強弱をつけながら,CFC陣内に攻め込み,必殺のラストパスを狙う。
そして・・・。
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前半9分。
右からの攻撃にFWの近藤和哉(4)が鋭く飛び出す。
粘ってこぼれたボールに真っ先に飛び込むのは・・・小澤司(28)!!!
ゴールラインギリギリで折り返したボールに,さらに走りこむのは・・・矢野純平(25)!!!
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キターーーーーーー!!!
最後は北野純也(10)!!!!
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矢野の折り返しを北野が決めて,

ゴーーーーーーーーーーーーーーーール!!!1-0


近藤の抜け出し,
小澤の飛び出し,
矢野の折り返し,
北野のシュート。

良い流れで取った先制点。
よしよし!!!
これは行けるぞ!!!

先制されながらも,CFCは守備的な布陣を崩さない。
変わらず引いて守り,鈴鹿の守備陣に突っかけてくることもない。
これは明らかにCFCベンチから何らかの指示が出ている。
不気味な緊張感。

鈴鹿は追加点を狙い攻撃を続ける。
あと1点入れば,この試合は決まるように思う。
なんとか,前半でもう1点ほしい。

ボランチの保﨑淳(7)。
引いて守る相手に対し,サイドチェンジを使い大きな展開で相手のスキを狙う。
サイドへ蹴るボールがピタリとサイドプレーヤーに収まる。
フィードの精度はとても高い。
そして,相手のカウンターに備えて,最終ライン近くまで引いてきている。
保﨑の位置が鈴鹿の攻撃の起点となる。
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前線でターゲットとなる「爆撃機」近藤和哉(4)。
相変わらず,ボールを懐に入れてからのキープ力が高く,CFCディフェンスに対しても存在感があるが,近藤にズバッと縦パスが入らない。
周りは相手のディフェンスだらけで,孤立しているようなポジショニング。
動きながらボールをもらい,果敢にシュートを打つものの枠をとらえることができない。
この試合,FWはとても苦しそうだった。
スペースが少なく,とにかくごちゃごちゃしている。

鈴鹿はサイドチェンジとロングボールを多用している。
サイドチェンジは綺麗に決まっているが,相手のサイドバックの裏を狙っているわけではないので,サイドバックの縦への突破はあまり見られない。

CFCのディフェンスを攻めあぐねて遠巻きにパスを回している・・・。
そんな展開。

ディフェンスラインからパスが回り出し,
中盤にボールが渡り,
さて,そこから前に運べない。
うーん。

サイドハーフの「ファイティングファルコン」矢野純平(25)。
闘志むき出しの勇敢なプレイは,この試合でも変わらない。
鈴鹿はボールを回して,人も動いている。
CFCはドッシリ守っているような感じ。
そんな中,矢野のスピードと粘りでCFCの布陣を乱している。
矢野が乱したことで,スキが生まれそこから攻め込みたい鈴鹿
気持のこもったプレイは,味方にも伝わる(サポーターにも)。
矢野が右サイドを十二分に制圧している。
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鈴鹿の右サイドの攻撃が増えてきた。
矢野に手を焼くCFCは,クリアするのが精いっぱい。

右のサイドバックに入る大村亮平(9)。
相手のサイドバックは引いているので,かなり高い位置でプレイしている。
高い位置だが,ダッシュで追い抜いて駆け上がるのではなく,サイドでパスを狙うようなプレイ。
大村から中で待つ保﨑,山之内,小澤にパスがつながる。
しかし,鋭く勝負するようなプレイは見られない。
ボールは失わない。
だけど,なんか迫力がない。
どうした大村???
ドンドン行こうぜ!

徐々に鈴鹿の攻撃もペースダウン。
攻撃のリズムの強弱が一定になってきた。

ディフェンスから中盤へ。
鈴鹿ボランチまではボールはつながる。
そしてサイドにも展開できる。
だけど,ペナルティエリア内で勝負するプレイが見られない。

支配率も圧倒的に鈴鹿が高いので,コーナーキックフリーキックなどのセットプレイもたくさん取っている。
攻撃のリズムが良くない分,セットプレイで得点したいが,ここはCFCも全力で跳ね返してくる。

サイドバックの温井駿斗(24)。
こちらも右の大村と同様,高い位置をキープし攻撃の厚みを増している。
足も速く,サイドのプレイも安定しているが,まだまだ思い切った温井本来のプレイをしているとは思えない。
今のところは少し静かだけど,温井はなんかやってくれる感じがする。
温井,もっともっと行ってもいいぞ!
ベリーホットでいってやれ!
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CFCのサイドバックは上がってこないので,鈴鹿の両サイドバックが高い位置をずっと維持している。
温井,大村ともに攻撃的な選手であるため,やはり何より自分の力で追加点が欲しいのだろう。

センターバックの「スーパーコンピューター」藤田大道(6)
サイドが上がっているため,実質,榊との2バックのような感じで守っている。
高さもあり,足元も上手く,センターバックとして十分な資質を持つ藤田。
CFCの狙いはカウンター1本。
それ以外にないのだが,藤田と榊という,特に試合が良く見えるディフェンスには,なかなかカウンターは決まらない。
しかし,CFCはサイドバックの後ろのスペースを狙う。
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前半43分。
鈴鹿の左サイドの裏,温井の上がった裏にボールが放り込まれる。
CFCの選手が上がってくる。
鈴鹿のディフェンスが足りない。そしてCFCの攻撃のスピードが落ちない。
そのままのスピードで攻め込まれ,たったパス2本でシュートを打たれる。

やられた!
1-1

CFCとしたら,狙い通り過ぎるほど狙っていたカウンター。

前半のCFCのシュートはたぶん1本。
そしてそれがゴール。

完全にCFCの思う壺じゃないか。

くそっ!

ここで前半終了。

7対3で鈴鹿が攻めていた。
競り合い,空中戦,テクニック。
鈴鹿が劣っているとは思えない。

選手たちは全力でプレイしている。
しかし,単調な試合展開に巻き込まれ,相手の術中に完全にはまっている。

やりにくい。
バランスが悪い。
うーん。スッキリしない。

ハーフタイムで,選手たちは立て直すだろう。
小澤監督からも指示が出るだろう。
CFCが後半から何か勝負に出るんじゃないか?
相手に翻弄され,なんか危なっかしい。

後半開始。

ボランチの位置で攻守のバランスを取る山之内優貴(23)。
ペアを組む保﨑が縦横無尽に走るので,中盤のスペースを埋めながら,徐々にビルドアップしている。
3列目ではボールがキープできるのだが,鈴鹿の2列目,小澤司(28)にボールを入れるときは,激しくプレッシャーを受ける。
同点になり鈴鹿の選手は,みんなが前のめりになっている。
山之内が中盤でボールを失えば,またショートカウンターとなってしまう。
緊張した状態の中で,ボールを展開する山之内
中盤より前は削り合いの消耗戦。
孤軍で奮闘する山之内
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FC鈴鹿はさらに攻めている。
コーナーキックとなる場面も多い。
小澤,保﨑もミドルシュートを打ち始めた。
しかし,枠に飛ばずチャンスを作れない。

後半10分。
(OUT)4近藤和哉 ⇔ (IN)18北脇健慈

縦への突進を狙うためか?前に強い北脇が入る。

センターフォワードの北野純也(10)。
昨年,北野が点を取りまくっていた時は,受けてから打つまでがとにかく速かった。
最近は,受けてから数タッチしてシュートを打っているように思う。
昨年のアウェイCFC戦で,「えっ,そこからシュート?」みたいなとこから見事にゴールに叩き込んだシュートが印象深い。
守って守りまくるCFCに対し,強引にこじ開けようとする北野。
サイドに流れ,ボールをもらい,中へ切れ込むが,そこで止められてしまう。
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後半,CFCのフォーメーションは変わらないものの,少し前にも選手が出てくるようになってきた。
サイドの裏のスペースをしつこく狙ってくる。

センターバックの「神の子」榊親平(5)
裏へのボールのケアは榊の最も得意とするところ。
ピンチへの反応が早く1対1も強い。
前半の失点を繰り返さないよう,サイドバックのポジジョンを修正し,CFCの裏へのボールに対して素早くケアしている。
榊がサイドに行って中央に開いた穴は,保﨑,山之内が素早くふさぐ。
後半も鈴鹿ディフェンスに崩れはない。
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鈴鹿ゴールキーパージャイアン」柴田大地(13)。
この試合,FC鈴鹿がゴールまで攻め込まれるシーンは少ないが,1発のセットプレイや1発のカウンターが来れば,試合がひっくり返ってしまう。
集中を切らさず,最後の最後まで頼むぞ!柴田!
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後半20分。
(OUT)25矢野純平 ⇔ (IN)11パブロ

試合開始から攻守に渡って走りまくった矢野が交代。
攻撃の手数を増やすべく,パプロが入る。
なかなか結果が出せず,悩めるパプロがどんなプレイをするか!

後半半ばを過ぎてもCFCの戦術は変わらない。
このまま引き分け狙いなのかも。
じっと守りながら,カウンターの時を待っている。

山之内(23),保﨑(7)のポジションが上がってきた。
小澤(28)はもうポジションなど関係なしに前線を動いている。

小澤の惜しいヘディングシュート。
北脇のイノシシのような突進。
シュートを打ちそうで打たなかったパプロ。
前線へ飛び出し,そのまま狙う山之内

大村も温井も高いポジションを取り続けている。

鈴鹿の攻勢が続く。
しかし・・・ゴールまでが遠い。

後半32分。
(OUT)10北野純也 ⇔ (IN)30柿本健太

最後の選手交代。
出場するのは背が高い柿本。

残りは10分。

柿本!全部出しつくせ!

時間が過ぎる。
攻めまくっているのに点が取れない。
攻撃がワンパターンとなっている。
守っている相手を突き崩せない。

そして後半も残りわずか。

後半43分。

左サイドで小澤(28)がボールキープ。
後ろで待つ温井(24)に預ける。

温井から中へ。
中で待つ北脇は,相手ディフェンスの視界から一瞬消える。

北脇はダイレクトでボレーシュート!!!

ゴーーーーーーーーーーーーーーーール!!!2-1


ダイレクトでシュートを打った北脇ナイス!
(たぶんトラップしてたら入って無かった)

そして試合終了。

ふーーーーーーーーーー。


なにはともあれ,勝った!

秋空の下,久しぶりの石垣池でバンザイをしよう
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両チームの選手のみなさん,試合を運営していただいたスタッフのみなさん,お疲れさまでした。
審判のみなさん,今日は講習会だったのでしょうか?
今後とも,試合のジャッジよろしくお願いします。

この試合のハーフタイムには,鈴鹿の他のスポーツチームの方が来てくれました。
プロモトクロスライダーの小島庸平選手
MORIWAKI RACINGの高橋裕紀選手
Honda鈴鹿 硬式野球部の藤原逸平主将
HondaHeatの安藤マネージャー

みなさんより激励のメッセージをいただきました。
ありがとうございました。

連休ということもあって,試合会場には以前,FC鈴鹿に在籍していた選手たちの姿も見えました。
木下謙一選手,久保田翔選手,山本遼選手の3名と会いました。
みんな今は社会人として頑張ってるみたいです。
みなさん,ありがとうございました。
ぜひまた来てくださいね。



今日の試合は,正直言って,あまり良い内容では無かったと思います。
帰宅後,ずっとvictorycross賞を考えていたのですが,決めきれませんでした。
申し訳ありませんが,今回はvictorycross賞の該当者無しとさせていただきます。

FC鈴鹿の選手たちが,全力でプレイしたことについては,間違いありません。
全員が,勝利のために闘っていたことも,良く分かります。
では,この試合でFC鈴鹿の全ての力を出し尽くしたかと言われれば,なんかまだまだなような気がします。

まだまだ出来るはず・・・。

まだまだ強くなれるはず・・・。

明日から次の試合の準備が始まります。

次の対戦相手は,3位の藤枝市役所です。

現在,2位のFC鈴鹿としては,2位以上を確定するためにも,何としても勝たねばならない相手です。

しっかり準備して,しっかり勝利をつかみ取りましょう。



さあ,次も勝つぞ!!!!!

ではまた。