VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

全社三重県予選準決勝 対 TSV1973四日市

みなさんこんばんは。

季節の変わり目ですので,寒かったり,暑かったりしてますね。
そして今日は,なんか花粉が飛んでいたそうです。
そして花粉症のみなさん,辛い中で応援していただきありがとうございます。
明日も,花粉症に負けずに,応援頑張りましょう。



金曜の夜,仕事が終わった瞬間,体から噴出する闘気!
オラオラオラオラ!!!
さあさあさあさあ,鈴鹿アンリミテッドタイムが始まるぞ!!!

と考えながら,一発でぐっすり眠る。
翌朝は,早朝から用事で津まで車を走らせる。
とんぼ返りに三交鈴鹿に戻り,試合の準備をする。

仲間たちが集る。
観客がイスを出している。
選手たちの動きがあわただしくなる。

ラジオ体操。
リラックス。リラックス。

今日の対戦相手は,TSV1973四日市(以下,四日市と書きます)
鈴鹿がランポーレの頃から,毎年のように熱戦を繰り広げてきた。
間違いなく強豪。

JFLへの道が平坦じゃない事は,鈴鹿サポーターなら誰だって知っている。
厳しい道?
厳しい道だからこそ,共に進むのがサポーターだろ?

いくぜ!!!
今,ここにあるサッカーに,全力を。
(ナカニシはこのタイミングで必ず「ブルーノ=2012在籍の選手」のマネをします)
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本日のスタメン(以後敬称略)
FW 26パブロ・18近藤和哉
MF 8小西洋平・21北原毅之・6藤田浩平・11泉宗太郎
DF 34野口遼太 ・5榊親平・3藤井竜・13藏川洋平
GK 23岡田明久

試合開始。

今日の三交スポーツの杜鈴鹿は,なかなかの強風が吹いている。
前半,鈴鹿は向かい風。
ただ,風邪は舞っているので,ロングボールの目測を誤りやすい。
そんな中で,風を切り裂くロングフィードが野口の左足から放たれる。

サイドハーフロングフィードを納めるのは・・・
「情熱烈風」泉宗太郎(11)。
カニシが見た中で,今年の泉は特に特に縦に強い。
スピードだけで無く,言葉で表現するならやはり「強い」としか言いようが無い。
泉の「強い」を表現するなら,相手を呑んでいる感じがするということかもしれない。
果敢に縦に仕掛け,遠近のパスで四日市を揺さぶる。
そしてこの試合全般にかけて,四日市の中盤のプレスからのカウンターに対して,サイドの泉が中に絞って,良いディフェンスをしていた。
なんか泉~,進化してんじゃないの。
頼むぜ!
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サイドハーフロングフィードを納めるのは・・・
「ドリブルマスター」小西洋平(8)
今シーズン最初から,やりまくっている小西。
大学を出て,鈴鹿に来た1年目のようなムラは無くなった。
トラップの上手さと,懐の広さで,たいしてフェイントもしていないのに,後出しのタイミングだけで相手を抜いている。
前半,何度もチャンスを演出した。
試合前にNカメラマンと話をした。
今シーズンの小西のプレイには「ある特徴」があるらしい。
そしてそれが凄く上手くフィットしていて,とても期待できるらしい。
小西,ナカニシは知ってたぞ!小西はめちゃくちゃできる選手だ!!!


試合前半は,
ロングフィードで両サイドハーフを走らせる鈴鹿
前に早くショートカウンターを狙う四日市
支配率はわずかに鈴鹿優位。
しかし,四日市のカウンターは常に恐怖。
そして少しずつ,試合は膠着状態に。

センターバックに入る「飛竜乗雲」藤井竜(3)。
四日市フォワードに,ディフェンスラインでのパス回しを狙われてたが,藤井は不注意なプレイは絶対にしない。
シンプルなクリアが多く,目立つようなプレイをするわけではない。
あくまでシンプル。絶対的にセーフティ。
そしてそのマシンのような徹底したプレイは,恐ろしさすら感じさせる。
この試合,いや,いつも同様。藤井に乱れ無し!!!
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サイドハーフが積極的に攻撃しているため,鈴鹿ボールのコーナーキックが増えている。
この試合,キッカーの堀河,小澤が出場していないため,コーナーキックは藤田が蹴っている。
藤田のコーナーキックの精度も,堀河小澤に負けないくらい高精度。
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藤田のコーナーキックから何度も決定機が・・・。
和哉(18)のヘディングシュート!
パブロ(26)のヘディングシュート!
藤井(3)のヘディングでの折り返し!
野口(34)のヘディングシュート!
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タイミングは合っているのだが,四日市も全力で体をぶつけてきて,なかなかゴールを許してくれない。

四日市のディフェンスはとても硬い。
鈴鹿の攻撃は悪くない。
前戦の四日市大よりもよりキレたプレイをしている。
だが,サイドからのパスを中で決めきれない。

フォワードの「重爆撃機」近藤和哉(18)。
この試合の前半,鈴鹿のサイド攻撃はある程度食い込めている。
しかし,中への折り返しに精度を欠き,また,四日市もスペースを埋めた硬いディフェンスを敷いているため,鈴鹿のシュートはほとんど無い。
和哉もパブロとポジションを前後左右に振りながら,マークを外そうとしている。
四日市はパスの出しどころと,受け手のワンタッチ目にキッチリとプレッシャーをかけていて,和哉のマークも外れていない。
でも,この時ナカニシは本当に思っていた・・・。
なんか和哉の動きが軽い?
なんか和哉の動きに無理に力が入っていない?
なんか和哉・・・調子良いんじゃないか?

そしてもう一人のフォワードは「ロケットシューター」パブロ(26)。
懐にボールを入れて,相手のディフェンスをこじ開けるタイプのドリブルができる。
シュートの破壊力もあり,まさにロケットシューター。
この試合では,後ろからのロングボールに対して,良く走り,良くキープしている。
カニシが最近見た中で,一番走っているパブロだった。
サイドで,中で,斜めに,そして・・・。

前半35分。
後方からのロングフィードに走るパブロ。
四日市のディフェンスが一瞬早くボールに追いつくが,パブロが体を入れて奪い返す。
ゴリゴリッとドリブルして(とてもパブロらしい)
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中へ折り返し・・・。
決めろよ!和哉!!!
落ち着いて決めたのは,近藤和哉!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0


パブロの,パブロらしい,パブロによる見事なアシスト。
そして,決めるべき時に,しっかり決めるのが点取り屋!ナイス!和哉!

ここで前半終了。



ハーフタイムにアップしている選手達を見る。
みんな調子は良さそうだ。

前半を見た限り,鈴鹿が攻めて四日市が守る形になっている。
しかし,四日市のカウンターがちらちらと見えてきており,何が起きるか全然分からない。

次の1点をどちらが取るか???

さあ,しっかり後半も応援しよう!!!



後半開始。

後半開始早々に感じる。
四日市が攻勢に出てきた。

基点を高くし,全体的にビルドアップしているように見える。
鈴鹿サイドハーフが突出していたため,サイドバックが1枚になる場面が出ている。
中-外-中でサイドを攻められる。

サイドバックの「永遠の若手」藏川洋平(13)
前半から鈴鹿は攻勢だっただけに,四日市のチェンジオプペースに対応できないと,バラバラっとなってしまう。
藏川がディフェンスのボール回しに入り,少し間をおいて試合をコントロールしている。
そして,前半よりもサイドハーフの泉との距離を縮め,攻撃もディフェンスも組織に巻き込んでプレイしている。
(※上手く説明できないけど,藏さんが組織的になんかやっていたのは感じました)
そして,攻撃に出るときには,平均台一本分の幅程度のスペースをドリブルで駆け抜けてくる。
そこを抜けてくるか!
カニシも唸る。さすが藏さん。
明日は一緒にバンザイしましょう。
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攻めに転じている四日市は,鈴鹿ディフェンスと鈴鹿ゴールキーパーの間にボールを通してくる。
ディフェンスにとっては,自陣に向かってディフェンスせねばならず,後ろから相手も突っ込んでくるため,とてもやりにくい。

しかーーーーーし!!!
今日の試合のセンターバックには,俺たちの榊がいるんだよ。
「神の子」榊親平(5)
榊のディフェンスの凄さは,なかなか言葉では表現できないが,たとえて言うと,北斗の拳ラオウが野口で,トキが榊・・・,と思う。いや違うかな?
特に裏のスペースや,スルーパス対応,2列目の抜け出しが,抜群に良く見えており,「神の子」と言われるニックネームにウソは無い。
四日市のスルーパスに対して,体を入れてゴールキックに持っていく榊のプレイが後半よく見られる。
最終ライン。一歩間違えば失点。
でも大丈夫。榊は楽しそうにサッカーしているよ。
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前半14分
(OUT)18近藤和哉  ⇔ (IN)9藤沢ネット
(OUT)8小西洋平  ⇔ (IN)10堀河俊大

サポーターと遠いサイドでも,岡田の声が良く聞こえる。
ゴールキーパーの岡田明久(23)
試合開始時。
岡田がグラウンドに入るためサポーターの横を通った。
横顔がチラッと見える。
なんて顔してるんだ!なんて集中した顔をしているんだ!
試合にかける意気込みは相当なものだろう。それがビリビリ伝わってくるような岡田の声。
岡田。言ってたチャント作ったぞ。
どうだ?この歌を持って千葉まで忘れ物取りに行こうぜ。
「オーオッオッー オカダアキヒサ オーオッオッー オカダアキヒサ
さあ行け**俺たちと共に戦え さあ行け**俺たちと共に越えろあの時を」
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堀河が交代で入ったことで,後半の流れが変わる。
後半の序盤からの四日市の攻勢で,鈴鹿は少しバタバタしていたが,いっぺんに落ち着いた。
キャプテン堀河は,やはりそれだけ凄い選手だと実感する。
なんかピシッとした感じになった。

そして堀河が入り大きく鼓動を打つのは。
センターハーフ鈴鹿の心臓」藤田浩平(6)。
前半からずっと少し低めの位置にいた。
飛び出す回数も少なく,どちらかというと抑え目のプレイ。
その藤田が,前戦に飛び出し始める。ミドルも打っちゃう。
藤田が動いた事により,泉がスペースを見つけてシュートを打つ。
堀河が中に入ってパスをさばく。
藤田の動きで,2Dが3Dになったようにすら感じる。
サポーターの声のトーンが上がる。
さあ行こうぜ!
藤田が行こうぜって言ってるよ!

サイドバックの「最強の左」野口遼太 (34)。
試合前にスタメンが出たとき,サポーターで話をした。
「のぐさん,左だったらめっちゃ攻撃に来るよね」
そして後半,左サイドハーフに堀河が入ったため,変な失い方をしてカウンターは無い。
野口が,上がれる準備ができた。
前半は後方からのロングフィード。そして後半は自らシュートを打ちにポジションを上げる。
しかし,四日市は野口のミドルを打つスペースを開けない。
チャンスをうかがう野口。
完全に狙っている野口。

後半の半ばを過ぎ。
鈴鹿の支配率が上がってきた。
四日市ゴールまで再三攻め込む。

藤田(6)のシュートはバー直撃。
泉(11)のシュートもポストに嫌われる。
堀河(10)のシュートは浮いてしまう。

鈴鹿の攻めは悪くない。
悪くないけど得点が入らない。

鈴鹿が攻勢に出ているということは,四日市もカウンターを狙ってくるという事。

しかし,ボランチのヤツが自由にさせていない。
「振り返ればヤツがいる」北原毅之(21)。
特に後半,相手の攻勢の時には必ず北原がファーストチェックに行っている。
恐ろしいほどの寄せ方。たとえて言うなら,肉食獣が狩りをしているような感じ。
ボランチなので,前後左右と合わさなければならない。
新加入の北原のポテンシャルは感じていたが,この試合でとうとう一皮向けて,連携が整った感じがする。
前戦からのコースのカットと,後方のディフェンスの準備,それを全部把握して,自分のプレイに繋げている。
なるほど,これが北原か。
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後半から入っている「優しい鉄人」藤沢ネット(9)。
カニシはネットが前を向いてプレイするのが好き。
ポストプレイも良いけど,それだけではやはり捕まってしまう。
フォワードはゴールを目指してなんぼ。
今日のネットは,積極的に自分で仕掛けている。
あれ?なんかいつものネットと違うぞ?
パブロとの受け渡しの息も合っていて,なんかトントントンとゴール前まで行きそう。

そして・・・

後半39分。
左サイドからドリブルを始めたネット。
パブロが前に走る。
相手のディフェンスが釣られる中,ネットは中へドリブルで切れ込み,シュート!!!
キターーーーー!!!

ゴーーーーーーール!!!2-0


ナイスシュートネット!!!
そしてサポーターに,背番号をアピールする。
これはちょっと嬉しい。
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そして試合終了。



両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,試合を運営していただいた県サッカー協会のみなさん,お疲れさまでした。ありがとうございました。

前回の四日市大戦では,5―0でしたが内容は良くありませんでした。
この試合は2-0でしたが,内容は悪くなかったと思います。
ただ,決めなくてはならないところを外し過ぎていたのは大きな課題です。

トーナメント戦ですが,今日のvictorycross賞は・・・
(この賞はナカニシが勝手に決めるMVPです)
ボランチの「振り返ればヤツがいる」北原毅之選手(21)です。
北原の本当の姿を見た気がします。
試合後のサポーターの会話の中でも,再三,北原の話しが出ました。
ナイス北原。
今後ともがんばってください。

明日は,FC.ISE-SHIMAさんと,今期2度目の対戦です。
前回は,スコアレスドローでPK戦になりました。

厳しい戦いになる事は十分承知です。
だからこそ,サポーターが応援する意味があります。

鈴鹿の選手たちと共に戦える事が,無性に嬉しいです。

明日もナカニシは元気に歌います。

ではまた。

(次戦= 全国社会人サッカー選手権大会 三重予選決勝 )
日時: 4 月29日(日) 11:00キックオフ
対戦: FC.ISE―SHIMA
場所:  三交スポーツの杜鈴鹿 第3グラウンド

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