みなさんこんばんは。

岐阜から帰宅したナカニシです。
こうやって，いったん自宅に帰れるのは，とても助かります。
何よりリセットできて，明日に向けて切替ができるからです。
ビジネスホテルだと，ひとりでずっーと，ソワソワしてたかもしれません。

地域チャンピオンズリーグの朝，（以下，地域ＣＬと書きます）
今日の対戦相手は，九州リーグチャンピオンのＪ．ＦＣ　ＭＩＹＡＺＡＫＩ（以下，宮崎と書きます）
２年前の山梨で対戦しているが，ギリギリまで勝敗の分からないデットヒートの末，小西のゴールで勝利した事を良く覚えている。
強い。間違いなく強い。

ナカニシ自身，全社から地域ＣＬまで，どうにも心が落ち着かなかった。
平常心とか，心を整えるとか言ってても，「あの」地域ＣＬを戦うのが怖くてならない。
練習も見に行かず，イベントにも行かず，
何とか自分を切り替えられないかを模索する日々。

１人で車に乗り，試合会場に着く。

すでに前の試合は始まっている。
サッカーを見ることも辛い。
早く始まってくれ。

横断幕を貼る。
ありっだけ全部。

仲間が集ってくる。
大きなサポーターの声が聞こえてくる。

さあ，ここがホームだ！

いくぜ！！！

本日のスタメン（以後敬称略）
ＦＷ　９藤沢ネット・７リンタロウ
ＭＦ　１０堀河俊大・２１北原毅之・２５和田篤紀・１１泉宗太郎
ＤＦ　３４野口遼太・３藤井竜・４キローラン木鈴・１５中村俊貴
ＧＫ　１７月成大輝

試合開始。

地域ＣＬに対して，迷い，惑い，恐怖し，震えていたナカニシだが，前半開始直後に目が覚める。

左サイドバックの，「最強の左」，野口遼太（３４）
右サイドからこぼれてきたボールを，超弾道のミドルシュート！
その弾道のエグさにサポーターがざわめく。
笑うナカニシ（試合中にナカニシが声を上げて笑う事はまずない）。
見てみろ！野口はいつもの野口じゃないか。
緊張のかけらもなく，全くいつものとおり全力で戦う野口じゃないか。
大バカのナカニシの目が覚めるような見事な弾道だ！！！
変な迷いや恐怖が消える。さあ行こう！大丈夫だ。
この試合，野口は右サイドとのバランスを取るためか，それほど前に前にのプレイではなかった。
宮崎もサイドバックが強く，サイドの差し合いは時間の経過と共に激しくなっていく。
でも，大丈夫。
野口に不安無し！

開始１０分で試合は鈴鹿ペースに。
宮崎は小さいパスを素早く回す。
鈴鹿は中長距離のパスをフォワードに放り込む。

フォワードの，「優しい鉄人」，藤沢ネット（９）
宮崎のディフェンスは試合を通してかなり硬かった。
特に，センターバックに韓国の選手が２人いて，その２人はフィジカルがとても強く，当たりながらすり抜けようとするが，なかなか通ることができない。
鈴鹿は４－４－２で，フレキシブルにトップ下に選手が入ってくる。
そのため，いったんフォワードに当てて，次の組み立てが始まる。
ネットがたくましくボールをキープしている。
ドカンとタックルで相手を吹き飛ばし，サイドの泉，トップのリンタロウを活かしている。
いいぞ！ネット！
そこががんばりどころだ！

前半序盤は宮崎陣内でプレイすることが多い。
７対３で鈴鹿ペース。
宮崎は，中盤からパスが出るので，そこから組み立てようとするが，そこに居るのは北原毅之！

ボランチの，「ファイティングスイーパー」，北原毅之（２１）
同じボランチの和田が，自由自在にポジションをとるため，北原が中盤の底を支えている。
宮崎は細かくダイレクトのパスを回し，最後はショートスルーパスで一瞬裏を狙う。
これを止めるために，パスの出所を徹底的に潰しにいく北原。
スライディングし，這いつくばりながらも，ボールに足を伸ばす。
凄いファイトだ！
しかし，宮崎はフィジカルが強く，北原を押しのけてバイタルエリアに進入される場面が出てきている。
木鈴，藤井がコースを切るが，寄せられる前に何本かミドルシュートを打たれている。
北原！
踏ん張れ！

前半の半ばを過ぎる。

試合は鈴鹿が右サイドをゴリゴリと突破し，宮崎はそのクリアボールを中盤が受けてスルーパスを狙う展開。
宮崎はそれほど早いカウンターを放ってこない。

右サイドハーフの，「もう誰にも止められない」，泉宗太郎（１１）
この試合の前半は，泉の独壇場。
ドリブルで再三サイドからペナルティエリアに侵入し，宮崎ゴールを脅かす。
中村との連携も良く，泉の突破と，中村の突破が，強烈に相手サイドプレイヤーに２択をかけている。
リンタロウ，ネットにあわせるが，中でマークがしっかり付いているので，シュートを良い形で打てない。
でも，良いよ良いよ。泉。続けていこう！

泉と共に宮崎陣内を侵略しまくっているのが，「ザ・ロック」，右サイドバックの中村俊貴（１５）
筋肉の弾丸がフェイントもなく，緩急だけでグイグイと押し上げている。
泉を基点に，外から追い越し，中に切れ込み，変幻自在のいろんな形でサイドを攻略している。
そして，中村にはロングスローもある。
前半特に右サイドからのロングスローとコーナーキックが多かった。
それは，泉と中村がイケイケだったため。
良し！行こう！

前半２６分。
右サイドから中村のロングスロー！一閃！
中でごちゃごちゃっとする（遠くて良く分からなかった）
ネットがシュートを放つ（おそらく）
そのこぼれ球を狙っていたのは・・・堀河キャプテン！
冷静にシュート！

ゴーーーーーーール！！！１－０

怪我で全社に出られなかった堀河のゴール。
よっしゃ！！！（みんなに囲まれて良く見えないけど）

左サイドハーフの，「サムシングエルス」，キャプテン堀河俊大（１０）
右サイドの泉が，縦に縦にであるならば，堀河は丸を描くようにボールを支配し，周りを使っている。
後ろの野口，前のリンタロウ，縦に走るネット，逆サイドの泉。
堀河から円を描くようにボールが供給されている。
さすが堀河！試合が良く見えている。

試合は鈴鹿ペースだが，宮崎が少しずつ鈴鹿のディフェンスに慣れてきたように見える。
鈴鹿は宮崎陣内でのプレイが多いため，攻撃から守備への切り替えが少しずつ遅れてきた。
中盤で一瞬，間が空くようになっている。
中盤の北原，和田がコースを切るが，動きながらパスを受ける宮崎の選手が捕まえ切れていない。
藤井，木鈴がコースを切りに走るが，コースがなくてもお構い無しに，積極的なミドルシュートを放つ宮崎。

ゴールキーパーの，「レーザービーム」，月成大輝（１７）
キックの精度は鈴鹿でも１．２を争う選手。
月成のキャッチから，キックでカウンターも狙えるが，宮崎はそこまで上がってこないので，月成のレーザービームはあまり見られない。
前半も何本かミドルシュートを打たれ，ヒヤッとする場面もあるが，月成はしっかりとゴールを守っている。
控えの時間が長かった。ベンチにも入れなかった。
だけど月成のプレイは，ピンピンに研ぎ澄まされている。
無駄な時間なんて無い。その時のために，月成は牙を研ぎ続けていた。
月成！結構打たれてるぞ！
雨だからボールの処理に気をつけて。
頼むぞ！

前半３０分。
鈴鹿が攻め込み，和田が蹴ったボールが宮崎の選手の手に当たる。ＰＫ！！！
キッカーは，エフライン・リンタロウ（７）
リンタロウの蹴ったシュートは，宮崎ゴールキーパーの逆を突くが，残った足で弾かれてしまう。
切り替えろ！
ドンドン行こう！！！

前半の終盤。

宮崎が押し上げてくる。
やはり中盤を丁寧に作り，絶妙なパスを３トップに入れてくる。
宮崎の，このパスの精度が高いので怖い。

センターバックの，「飛竜乗雲」，藤井竜（３）
藤井はポジションの上げ下げを細かく行い，クサビのパスにはポジションを上げ，スルーパスにはポジジョンを下げている。
前半，藤井のテリトリーで危ない場面は無かった。
藤井をプレイを見るナカニシ。
今日の藤井もいつもの藤井だ。
いつもの藤井と言うことは，最高のプレイだ。

ここで前半終了。

ハーフタイムに疲れて座ってしまう。
やはり地域ＣＬは独特の息苦しい感じがある。
サポーターにできる事はそれを振り払うために応援する事だ。

前半，鈴鹿は圧倒的に攻めていた。
しかし，それを１点で押さえ込まれたのは，宮崎のディフェンスの上手さだと思う。
鈴鹿のディフェンスは，今のところ崩されていないが，この後の選手交代でどう変わってくるか？

さあ，俺たちの応援をしようぜ！

後半開始。

宮崎は最初４－３－３だと思うけど，途中から４－４－２に変更してきた。
鈴鹿のサイドからの攻撃を２人で止めにきたか？

フォワードの，「ＥＲ７」，エフライン・リンタロウ（７）
オールラウンダーのリンタロウ。
高さ，ドリブル，シュートを高レベルで発揮できる。
同じくフォワードのネットが，競合って潰れる所を，リンタロウが狙っている。
前半，再三のチャンスを決め切れなかった。
後半やったろうぜ！！！

前半同様，鈴鹿はサイドから激しく攻めている。
その分，コーナーキックがたくさん出ている。
ナカニシが普段見る東海リーグの試合よりも，ずっとコーナーキックが多い。

蹴るのは堀河俊大（１０）
堀河のコーナーといえば，それを狙っているのは・・・。

センターバックの，「コーナーキックに愛される男」，キローラン木鈴（４）
木鈴がヘディングで狙うが，宮崎のディフェンスもカチカチに硬い。
体と体がぶつかる音が聞こえるほど，激しい競り合いの中で，木鈴もゴールを上げる事ができない。
しかし，ディフェンスは完璧。
木鈴，良いよ良いよ。

後半は，５分の展開。
鈴鹿の右からの攻撃が少し落ち着いて，宮崎のボールをもたれる時間も出てきた。

後半１８分。
鈴鹿陣内深くまで押し込まれる展開。
鈴鹿のディフェンスラインギリギリから，ショートスルーパスに飛び出した宮崎攻撃陣。
半歩前に出て，近距離で月成と１対１に！
危ない！！！と思った時には，月成がもう飛び出している！！！早い！月成早い！

足に当てて，シュートを弾き返すが，そのセカンドボールの競合いでファウルを取られる。
それほどのファウルには見えなかったが，ジャッジは仕方が無い。

祈る鈴鹿サポーター。
月成。頼む，止めてくれ。
しかし，宮崎にＰＫを決められ，１－１の同点に。

鈴鹿サポーターの応援のボルテージが上がる。
その頃，ナカニシのノドはあっさり潰れちゃったので，長いチャントは切れ切れに歌う。

鈴鹿のボランチ，「イケメンの悪魔」，和田篤紀（２５）
中盤での差し合いで，忙殺されている和田と北原。
なかなか良い展開でゲームメイクができていない。
和田は，徐々にポジションを上げ，北原アンカーの和田トップ下くらいになっている。
和田は雨に強い。
雨でも滑ってもボールコントロールを失う事はない。
何度かミドルシュートを狙うが，宮崎がコースを切っている。
和田！ゲームを作ってくれ！