VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第27節 対 FCティアモ枚方

みなさんこんばんは。

 

Nカメラマンのパソコンが壊れたため,今日のブログに使う写真はサポーターの仲間からもらったものです。

みなさん,写真のご協力ありがとうございます。

 

そして,Nカメラマンはカズのゴール時に,全力で走っていたので一枚も撮れていないことを申し添えておきます。

 

さあ,ブログを書き始めます。

自分が何を書くのか,ナカニシ自身も楽しみです。

 

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試合当日の朝。

 

試合の日は,目覚ましのアラームは不要。

寝てるのか,起きているのか分からない状態で朝を迎える。

 

今シーズンのJリーグ昇格は無い。

今シーズンの降格も無い。

だけど,選手が全力で戦う試合は,一歩一歩が未来へ続いていく。

 

無駄な試合なんてない。

だから,いつもどおり全力で応援する。

今ここにある試合は,唯一無二の試合。

 

今日の対戦相手は,FCティアモ枚方(以下,枚方と書きます)

鈴鹿は不思議と枚方に相性が良いが,かといって圧倒しているわけではない。

ギリギリ危ない試合を,綱渡りのように勝利して来た。

 

特に強力なフォワードを擁する枚方攻撃陣は要注意。

 

枚方の会場に鈴鹿サポーターが集まる。

横断幕の掲出を行い,会場入り。

 

今回の応援する場所はスタンドではなく,平場の陸上競技場の外周。

人がすれ違うのがやっとの狭い場所。

大人が立っても,逆側のゴール前はほとんど見えない。

鈴鹿を応援しに来た子どもたちは,より見難いだろう。

 

だけど,応援することに何の違いも無い。

熱い応援が選手の背中を押すことに何の変りもない。

絶対に勝つ!

絶対に勝つ!

絶対に勝つ!

 

ゴールキーパー練習前に,岩脇力哉(23)と石井綾(1)が真っすぐに鈴鹿サポーターのところへ来てくれる。

選手のアップ前にも,ゲームキャプテン中村健人(17)は選手達を連れて,ぐるっと回ってサポーターのところへ来てくれる。

 

嬉しい。

ちょっとグッとくる。

うちの選手達は,鈴鹿サポーターがこのスタジアムの中でどこにいるのか,ちゃんと分かってくれている。

 

ならば,サポーターはどうする!

試合に集中だ!

全力の上の全力で応援するぞ!!!

 

行くぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

 

OMF 33藤島樹騎也・19三宅海斗・17中村健人

DMF 6上田駿斗・30和田篤紀・27日根野達海・40松木駿之介

DF 3今井那生・4平出涼・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

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試合開始。

 

鈴鹿はいつも通り3-4-3-0で入った。

枚方はたぶん4-4-2。

枚方フォワードは,高くて強くて速い強烈なフォワード。

 

試合は両チームががっぷりと組み合う展開。

枚方は中盤を飛ばして,前線に放り込んでくる。

強力フォワードが競り合って,そのこぼれたセカンドボールを狙う感じの展開。

 

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

押し寄せる枚方攻撃陣のハイハイプレッシャーの中で,俊貴がドカンと踏ん張っている。

高さでは上を行かれているが,競り合いでなんとか自由にさせていない。

さすが俊貴。鬼より怖い。

2列目からの抜け出しに対しても,体を張ってゴールを守る。

しかし,枚方の裏へ裏への攻撃に対して,鈴鹿は徐々にディフェンスラインが低くなってきた。

俊貴から中盤へのパスも狙われ始めた。

危ない場面も,何度か迎える。

それでも俊貴がディフェンスラインにいる限り簡単にはやらせない。

俊貴。頼むぞ。

 

前半6分。

枚方の攻撃からトントンとパスを回されシュートを打たれる。

動きながらの攻撃は,やはり捕まえにくい。

枚方のシュートはゴールポスト直撃!

しかし,ゴールキーパー岩脇力哉(23)は完璧に反応していた。

もし,ゴールに入るシュートだったら,力哉の手が当たっていたと思う。

大丈夫。

大丈夫。

危なかったけど入らなかった。

切り替えて!

前を向いて!

 

枚方の裏へのロングボールに対して,鈴鹿がバタバタしている。

少しずつディフェンスラインが下がったため,中盤でスペースができてしまい,セカンドボールを奪えなくなってきた。

中盤の良い場所でボールを持たれたら,スルーパス一発でやられる可能性もある。

 

鈴鹿ボランチ,『鈴鹿の未来』,日根野達海(27)

この試合の前半を耐えきったのは,日根野の献身的なプレイによるところが大きい。

攻撃参加も抜群な日根野だが,この試合では流れを見て中盤の底を支え続けていた。

どれだけ枚方の突撃を喰らっても,日根野バイタルエリアを空けなかったことが,決定的な場面を防いでいた。

球際が激しくフィジカルが強い枚方に対して,特に気持ちの強さを前面出す“男”日根野達海。

中盤の仲間の競り合いに対して,枚方は球際の激しさとフィジカルで押してくる。

中盤でもみあいになることも多い。

そこをすかさずカバーに入る日根野

カバーリングの範囲と視野が広い!

強い!日根野強い!

粘る!日根野粘る!

日根野の今シーズンの成長は,心から素晴らしいと思う。

当然のことのように鈴鹿の中心にいるべき選手になった。

カニシは日根野鈴鹿の中盤を任せられることを誇りに思う。

頼むぞ!

 

前半の半ば近くになり,押され続ける鈴鹿

ボール支配率は,3対7で枚方優位。

しかし,枚方をガッチリ受け止めて,最後の最後で通していない。

 

上空は鈴鹿の向かい風。

少し流れているので,ロングボールがサイドに向けて出て行ってしまう。

 

鈴鹿はディフェンスから中盤へのクサビのパスを狙われている。

特に,和田篤紀(30),日根野達海(27)の鈴鹿のかじ取りをする2人へのパスへのアプローチが激しい。

枚方は中盤で奪えば,そのまま前線で得点機を作る。

 

ゴールキーパーの,岩脇「ファイヤー」力哉(23)

前半の枚方の攻撃を何度も防いでいる。

前半半ばの枚方カウンターからの直撃弾を飛び出して体で止める。

凄い!凄いことをサラッとする!

枚方の裏への走りは,ディフェンスとゴールキーパーの息が合わないと止められない。

GOとSTOPの判断が一瞬でも遅れればやられるくらいの綱渡りのディフェンス。

そして,前半の終盤には,ゴール目の前の絶好の位置で枚方フリーキックを与えてしまう。

ピンチ!

しかし,力哉はピンチの時こそ何かを起こしてくれる。

枚方フリーキックはまたもやゴールポスト直撃!

力哉の炎のオーラがゴールを守った!

サポーターの場所から一番近い位置にいるのが力哉。

その背中が頼もしく見える。

「気炎万丈」(意気込みが他を圧倒するほど盛んであること)

まさにファイヤー。

力哉。

ガマンの時間だ。

頼むぞ!!!

 

右のインサイドハーフ,「スピードスター」,藤島樹騎也(33)

カニシは,このチームで一番ドリブルがキレているのは樹騎也だと思う。

独特のリズム,緩急,ターン,切れ味,全てにおいてメッシと同じくらいだと思う(ナカニシ調べ)。

長い怪我に悩まされた。もっと前でプレイしたかった。

樹騎也が怪我をしている間に,鈴鹿のフォーメーションは3-4-2-1に変化していた。

このトップ下の2人に樹騎也が入ったら・・・とナカニシは何度も思った。

そのドリブルでザクザクと相手ディフェンスを切り裂くに違いない。

その樹騎也がスタメン出場。

そのキレのあるドリブルで仕掛けたいのだが,この試合の前半の鈴鹿はディフェンス中心。

樹騎也は待ってディフェンスをするのが得意な選手じゃない。

ディフェンシブな役割の中で,一気に前線に飛び出す時を狙う。

しかし,後方からのパスの出し手と樹騎也のタイミングが少し合わない。

鈴鹿の選手たちは樹騎也の力を知っているため,樹騎也の左サイドにパスを出すが,良い形でタイミングが合わない。

また,左サイドに張っている分,中の三宅海斗(19),中村健人(17)との距離ができてしまい,攻撃時に孤立してしまう。

どうも樹騎也の良い所が出ていなくて,ナカニシはやきもきしてしまう。

樹騎也。もっとドンドン主張して良い。

もっと自由にプレイして良い。

樹騎也のドリブルを止められる人間なんていない(ナカニシ調べ)。

大丈夫。

行け!

GOだ!

 

前半の終盤に入る。

鈴鹿はディフェンスラインが下げられてしまい,セカンドボールが奪えない。

枚方ボランチのポジショニングが効いていて,鈴鹿の中盤へのプレッシャーが激しい。

 

鈴鹿攻撃陣はカウンター1本槍で,波状攻撃につなげられていない。

サイドを攻略しても,ロングクロスの一発で淡白に終わってしまう。

 

右のインサイドハーフ,「鈴鹿のケンティー」,中村健人(17)

なんか攻撃のチャンスが少なく,バランスの悪い前半。

健人はそのことをよく分かっている。

自分でボールを確保し,相手からキープしつつ,仲間の上りを待ったり,セカンドボールが奪えないと見ると,グッと中に寄せて行ったり,いろいろな事で試合の流れを変えようとしている。

選手に動きの無い攻撃は,枚方の厚いディフェンスを突破できない。

ボールも人も動かして,枚方のゴールに迫りたい。

健人は体を張ってボールを確保し,三宅海斗(19),藤島樹騎也(33)の強力な攻撃陣を動かして枚方のディフェンスを攻略する。

健人が枚方攻略の方程式を解くまで,もう少しだ。

 

ボランチの,「鈴鹿の王子様」,和田篤紀(30)

カニシの篤紀への信頼は厚い。

センスは抜群。抜群というより篤紀がセンスのようなものだ。

篤紀のプレイから,前半何度も鈴鹿のカウンターを発動させた。

体でガツガツぶつかるというより,相手のボールを引っかけるような守備をする。

篤紀はセンスなので,唸るほど上手い。

中盤のパスコースを切って,後のディフェンスの的を絞り,日根野(27)と共に何とか鈴鹿の中盤で枚方の攻撃を持ちこたえている。

そして,前半の終盤には,鈴鹿の攻撃のこぼれ球を思い切りよくミドルシュート

惜しくも枚方にブロックされたが,篤紀らしいプレイに,ナカニシ的には大盛り上がりだった。

枚方の激しいタックルで痛める場面もあるが,何とか立ち上がってプレイを続行する。

がんばれ!篤紀!

 

一進一退。

どちらも良い形を作っている。

スコアレスが不思議なくらいの前半が終わる。

 

ここで前半終了。

 

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前半は鈴鹿が押されていた。

ゴールキーパー岩脇力哉(23)のファインセーブが無ければ,3点取られていたかもしれない。

だけど,入らなかったシュートを怖がっても仕方がない。

鈴鹿は圧倒的に後半勝負のチーム。

押されていながらも前半0対0という結果は悪くない。

大丈夫。大丈夫。

 

鈴鹿のサポーターエリアでは,対面のサイドのゴール前は,ほとんど見えない。

厳密に言うと,見えるのだけど,遠近感が全く分からない。

座っていたり,子どもだともっと見えない。

それほど見難い場所にもかかわらず,60人以上の鈴鹿サポーターが集まってくれた。

ありがたい。

選手達に想いは届いていると思う。

 

海口が呼ばれた。

彦太,よっしゃ!

試合の流れを変えるぞ!

 

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HT

(OUT)33藤島樹騎也 ⇔ (IN)8海口彦太

 

後半開始。

 

鈴鹿のワントップ,「ネコ好きの天才」,三宅海斗(19)

海斗のプレイの素晴らしさは,もう言葉では表せない。

どうしても言葉で説明が必要であれば,どこかの居酒屋でナカニシの話を4時間くらい聞いてもらうしかない。

何が言いたいかと言うと,それほど今日の海斗も素晴らしかったということ。

枚方はフィジカル高さ共に,鈴鹿を圧倒していて,鈴鹿の選手は球際で潰されたり,止められたりする場面が多かった。

その中で,海斗はフィジカルなど関係ないかのように,楽々とボールをコントロールした。

海斗を捕獲するのは簡単じゃない。捕まえられなければ,激しいフィジカルなんて関係ない。

海斗の周りに,中村健人(17),海口彦太(8)が押し出してくる。

海斗を中心に攻撃陣が枚方ゴールに迫る。

そして・・・

 

後半6分。

中盤で海口彦太(8)がボールを奪い,すぐさま前線の三宅海斗(19)にスルーパス

一瞬,枚方ディフェンスが早いか?と思ったが,海斗の加速装置が先に作動する。

迷わず打つ!

ゴーーーーーーール!!!1-0

 

サポーターに向かって少し走ってくる海斗。

おいでおいで!

でも,やっぱり来ない海斗。

健人とハイタッチして,グラウンドに戻る。

ナイスゴール!

 

試合の流れが鈴鹿に来た。

選手達の動きも良く,ボールも人も動く状態へ。

 

枚方はサイドからは攻めてこない。

鈴鹿の5人の守備が効いている。

そのため,枚方の攻撃は前半同様,ディフェンスの裏へ落とすパスからの展開とセカンドボール狙い。

 

前半と違うのは,海口彦太(8)が入ったからだと思う。

右のインサイドハーフ,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

後半の鈴鹿の得点機には,ほとんど彦太が絡んでいる。

前半の鈴鹿のディフェンシブな状態は,鈴鹿ボランチに対して,枚方の中盤が押し込んで来たためだと思う。

ところが後半は,逆に枚方ボランチに対して彦太(8)が強烈に圧力をかけ始めた。

この彦太の存在感で,試合の流れが変わる。

枚方は中盤を上手く使えず,彦太が拾いまくるのでセカンドボールも拾いきれなくなってきた。

そこに,和田篤紀(30),日根野達海(27)が動き始める。

彦太は試合の流れを左右するような,大きな選手となった。

攻守に渡って,存在感がデカい。

彦太!ナイス!頼むぞ!

 

枚方は4-4-2の形。

ボランチがディフェンスラインに落ちてこないので,常に4バック。

鈴鹿が左右にサイドチェンジすると,4バックがスライドして片方に寄せられてしまい,逆サイドに大きなスペースができる。

 

左サイドウイングバック,「ドラゴンヘッド」上田駿斗(6)
鈴鹿は溜めてから,左へ大きく展開。

この上田駿斗(6)への展開が,後半の大きな攻撃パターンだった。

天真爛漫で自由なプレイがとてもナイスな駿斗が,ノリノリで左サイドを駆け上がる。

イケイケの駿斗。ドリブルのリズムも抜群。

駿斗から中へ折り返し。そして自分自身もシュートを狙う。

駿斗が枚方陣内にボールを運び,そこから和田篤紀(30),中村健人(17)らが絡んでいく。

後半の攻撃を前に引っ張ったのは,間違いなく上田駿斗(6)!

ワクワクするようなプレイ。

駿斗!

ドンドン行こうぜ!

 

後半は鈴鹿かいくらか攻めていると言っても,支配率はやはり枚方優位。

後方からのロングボールが鈴鹿ディフェンスラインに放り込まれ,強力なフォワードがボールを受ける。

 

鈴鹿センターバックの真ん中,「カバーリンガー」,平出涼(4)

この試合のディフェンスのポイントは,枚方の強力フォワードを抑えられるかどうかだった。

強いフォワードに対して,フィジカルでガンガン当たっても,ファウルを取られたり,逆に強い力で押し返されたりすることになってしまう。

平出は,同じセンターバックの中村俊貴(20)の後ろで,こぼれてくるボールをカバーしまくった。

カバーの中のカバー。

裏の中の裏。

徹底的に抑えた平出。

後半,中盤を自由にさせなくなった鈴鹿は,ディフェンスが安定した。

鈴鹿のディフェンスラインがいつものように高く保たれる。

ディフェンスラインが高いと,裏のスペースが大きくなる。

それでも平出は抜かりが無い。

平出。良いぞ!ナイス!

 

後半の半ばを過ぎる。

 

鈴鹿枚方の攻撃をディフェンスで止めて,ボランチで挟んでいる。

特に日根野(27)の戻りながらのディフェンスが効いていて,そこから左の上田駿斗(6)に展開されている。

 

後半の試合展開は,前述のように海口彦太(8)の影響が大きい。

その海口は積極的に攻撃に出る。

絶好の位置でシュートするものの,ボールはサイドネット!

惜しい!

中村健人(17)から三宅海斗(19)へループパス!

それを海斗がシュート!惜しくもバーを越える。

惜しい!

惜しいシュートに「あー」っとサポーターからため息が出るが,いやいやため息じゃない。

ため息は,良い流れを止めてしまう。

そこでシュートまで持っていった選手を拍手で讃えよう。

そして,「次,次!」と,次のプレイのために選手の背中を押そう!

 

そして・・・

 

後半34分。

左の上田駿斗(6)がまたも枚方陣内にボールを持ちこむ。

和田篤紀(30)から中村健人(17)へ!

中村健人のクロスボールは,枚方ゴールキーパーがパンチング!

枚方ゴールキーパーは,三宅海斗(19)と競り合っていたため,パンチングの飛距離が出ていない。

そのボールを海口彦太(8)が奪う。

落ち着いてシュート!来た!

ゴーーーーーーール!!!2-0

 

彦太のナイス,ナイス,ナイッスゴール!!!

よし!

 

後半35分。

(OUT)30和田篤紀 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

佐藤和馬(18)が右のウイングバック

松木駿之介(40)が右のインサイドハーフ

海口彦太(8)がボランチへ。

 

2点差の鈴鹿

それでもやることは変わらない。

 

センターバックの左,「我武者羅100%」,今井那生(3)

前節の奈良戦でも書いたが,前半の那生は,ナカニシの目から見て,ほんの少し元気が無いように見えていた。

声も出ている。プレイの迫力もある。ミスも無い。

それでも,なんか那生が大人しいように見える。

後半の終盤に入り,那生が左サイドを大きく駆け上がり,攻撃参加をし始めた。

上田駿斗(6)と共により一層深く左を攻略する。

型にはまらない那生のプレイが出始めた。

小さくまとまるより,ミスしても那生らしいプレイが見たい。

那生,ずっとスタメンで出れるようになって,それでも我武者羅にやっているか?

まだまだ成長しようぜ。

那生!やったろうぜ!

 

試合は最終盤に入った。

 

右のインサイドハーフ,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

ずっと右のウイングバックだった松木

実質,5バックで枚方の攻撃をしっかりと防いでいた。

空中戦も強く,球際も激しく頑張っていたが,やはり松木はもう一枚前が良いと思った。

後半の終盤に,佐藤和馬(18)が入って,松木が一枚前に出た。

水を得た魚のようにグイグイ出る松木

そうそう,この松木こそが,相手にとって一番怖い松木だ。

右から長躯して左までプレイの範囲を広げる。

ドリブルで突っ込む松木

これまでのうっ憤を晴らすかのようなプレイ。

松木,最後の最後までゴール狙おうぜ。

 

後半半ばから入った,「zumaica」,佐藤和馬(18)

ギリギリのバランスの中で,交代で入る選手はより難しい状態で入ることになる。

しかし,和馬ならば大丈夫。

サッカーIQが高い和馬ならば,しっかりと足りない所を埋めてくれる。

枚方のロングボールに対して,「和馬こんなにジャンプ力あるの?」ってくらいハイジャンプでクリアする和馬。高い。そして強い。さらに上手い。

和馬。みんなを勝って帰らせてくれ。頼む。

 

後半39分。

(OUT)19三宅海斗 ⇔ (IN)11三浦知良

 

鈴鹿コーナーキック時にカズ(11)が入る。

ゴールキーパー前で,陣取るカズ(11)

コーナーキックファーサイドへ。

中村俊貴(20)がヘディングで折り返す。

そのボールが枚方ディフェンスの手に当たりハンド。

キッカーはカズ(11)

会場が異様な雰囲気になる。

会場全員の目が,そしてネットで試合を見ているたくさんの人の目が一点に集中する。

軽い助走からシュート。

鈴鹿ベンチに駆け出すカズ(11)。

鈴鹿のカズの踊るカズダンスは,ぐちゃぐちゃになっていたのでよく覚えていない。

だけど,本当に良かった。

ゴーーーーーーール!!!3-0

 

カニシは,鈴鹿でプレイする選手を侮辱されるのは嫌だ。絶対に嫌だ。

鈴鹿で人生をかけてサッカーをしようとする選手。

鈴鹿で汗と血と涙を流して全力でプレイする選手。

その選手のためだけに,ナカニシは応援している。

うちの選手は客寄せパンダじゃないし,他チームの集客のための救世主でもない。

お約束で試合に出てる訳でもないし,観客へのサービスでプレイしている訳でもない。

彼らは鈴鹿でサッカーをする勇者であり,「我らの誇り,この街の夢」にほかならない。

サポーターとして,選手へのリスペクトは決して忘れてはならないと思っている。

ナイスゴール!カズ!

このゴールは記念のゴールじゃなくて,ただの通過点であると信じている。

 

残り時間はわずか。

鈴鹿の集中は切れない。

和馬(18)の声が聞こえる。

カズ(11)もスライディングで枚方の攻撃を止める。

 

AT4分

(OUT)17中村健人 ⇔ (IN)10橋本晃司

(OUT)40松木駿之介 ⇔ (IN)24川森有真

 

残り1プレイ。

枚方フリーキック

そのこぼれ球を思い切りよくシュートされる。

誰かに当たってコースが変わり,力哉の逆を突かれる。

失点。

3-1。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

カニシの予想以上にたくさんの鈴鹿サポーターが,アウェイ応援エリアに来てくれました。みなさんありがとうございました。

 

試合後に万歳しました。

この試合は昇格も降格も関係ない試合です。

だけど,ナカニシにとって,そしてここで応援した鈴鹿サポーターにとって最高の万歳でした。

選手のみなさん,ありがとうございます。

 

なんとなく会場に残って,しばらくサポーターと余韻を味わいたかったですが,試合後は会場のルール通りバス待ちをせずに速攻で帰りました。

帰路は(途中で草津SAに寄りました),最高の気分でした。

 

さて,本日のVictoryCross賞(ナカニシ的MVP)ですが,

この試合のMVPは,平出涼選手(4)に送りたいと思います。

試合を通して枚方の攻撃は怖かったです。

平出選手は,その危ない所を何度も救ってくれました。

ナイス!平出!

次もナイスなプレイをよろしくお願いします。

 

次の試合はホームゲームです。

まだ決定ではありませんが,声出し応援が出来そうな感じです。

 

もう,ずいぶん声を出していません。

鈴鹿サポーターのチャントを聞いたことの無い選手がほとんどです。

今週は,車の中で発声練習です。

 

今日は最高の気分で寝ます。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第28節 11月6日(日)13:00 対 ソニー仙台四日市中央緑地

JFL第29節 11月12日(土)13:00 対 FC大阪@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第30節 11月20日(日)13:00 対 神楽しまね@松江市営陸上競技場

 

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ティアモ枚方戦の注意事項

みなさんこんばんは。

 

今週末は枚方市陸上競技場(いつの間にか,たまゆら陸上競技場になっていたらしい)で,FCティアモ枚方戦が行われます。

その際の注意事項を事前にお知らせします。

 

すでに案内が枚方のホームページに出ていましたが,スタンドは全て「ティアモ枚方のサポーターエリア」です。

「誰でも座れるフリーエリア」や「混在可能のミックス席」でもありません。

ホーム側もアウェイ側もスタンドは全てティアモ枚方サポーター用とのことです。

 

鈴鹿の選手たちは,自分たちの後ろのスタンドを見ても鈴鹿サポーターはいません。

全てティアモ枚方のサポーターです。

どこに向いて挨拶するのか知りませんが,その点,良くご理解ください。

では,鈴鹿サポーターの場所は?と言うと・・・。

この絵の左側のグラウンドの端っこにある,緑色の「アウェイエリア」の部分です。

現地に行くと分かりますが,平場の通路みたいなところが鈴鹿の応援エリアです。

イスはありません。高さはありません。ピッチと同じ高さです。

 

以前に東海リーグの試合で何度かピッチレベルの試合をやったことがありますが,その時はピッチ真横のサイドでした。

カニシの経験上,ピッチと同じ高さのゴール裏観戦でこの距離だと,たぶんほとんど何やってるのか見えません。

さらに,スタンド席とこのアウェイエリアのチケット代は同額です。

 

今まで,何度も何度も「鈴鹿ポイントゲッターズの応援お願いします」と言ってきた自分がこんなことは言いたくありませんが,アウェイエリアでは試合が全然見えなくて,ガッカリする可能性が大です。

無駄にお金と時間を使って,応援のために来場する必要は無いと思います。

ご来場の際には十分ご注意いただき,各自でご判断ください。

 

また,前ブログでも書き組ましたが,三浦知良選手が出場するかしないかは,ナカニシは全く知りませんので,聞かないでください。

奈良クラブ戦同様,三浦知良選手が枚方の救世主になってくれるかもしれませんね。

 

 

さらに昨年,選手バスがバックで道路に出られず,鈴鹿サポーターで誘導していた場所ですが,今年は選手バス付近に集まらないように,枚方のホームぺージに注意書きが出ていました。

 

カニシの方から,アウェイエリアの鈴鹿サポーターには十分に伝えますので,鈴鹿サポーターはバスの出待ちには決して行かないようにします。

それでもバスの出待ちをしている場合は,鈴鹿サポーターではなく,枚方三浦知良選手ファンだと思いますので,こちらは全く関知しません。

カニシは試合後,サッサと撤収して帰らせていただきますので,申し訳ありませんが,枚方のスタッフでバス待ちの警備や,バス後方の誘導などをしてあげてください。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

JFL第28節 11月6日(日)13:00 対 ソニー仙台四日市中央緑地

JFL第29節 11月12日(土)13:00 対 FC大阪@三交スポーツの杜鈴鹿

 

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JFL第26節 対 奈良クラブ

みなさんこんばんは。

 

今シーズンになり,日本サッカー界の大レジェンド三浦知良選手(11)が鈴鹿に加入しました。

JFL界でも大注目ですので,アウェイながら対戦相手の選手である三浦知良選手を集客の目玉に使うところもたくさんあります。

 

カニシのところには,アウェイ戦の前に「カズさん出ますか?」というDMやメールがたくさん来ます。

また,会場でも「カズさん出ますか?」と知らない方に聞かれます。

今シーズン,何度言ったか分かりません。

「それは分からないです」

 

奈良クラブ戦でもたくさんの人に聞かれたので,同じことを言いました。

「それは分からないです」

 

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試合当日の朝。

 

相変わらず早起きし,早朝より奈良に向かう。

 

今日の対戦相手は奈良クラブ(以下,奈良と書きます)

今シーズン前期の試合では,0対4の惨敗だった。

この試合は,鈴鹿が百年構想を取り消された直後の試合で,何とかみんな元気になれるような試合をしようとした矢先のボロ負けだった。

 

また昨シーズンは,ミラ監督の最後の試合が奈良だった。

その試合に0対3でボロボロに敗れ,ミラ監督の解任となった。

 

鈴鹿の要所では奈良に惨敗している。

相性が悪いというか,奈良に良いイメージが無い。

 

奈良はJ昇格のため,勝ち点では昇格要件を満たしており,後は観客動員と言う状態らしい。

観客動員のため,いろいろ活動をしている様子。

観客動員は良いのだが,ちゃんと試合を応援できる状態なのか心配。

 

キックオフ3時間半前に奈良に到着。

既にスタンド裏には長蛇の列ができている。

スタジアム前方の道路も大渋滞が発生している。

 

予約してあった駐車場に止めて,徒歩でスタジアムへ。

いろいろ心配ではあるが,横断幕掲出の準備をする。

 

鈴鹿サポーターの仲間が集まって来たので,みんなで横断幕を掲出。

混雑が予想されるアウェイ側芝生席の入り口を避け,一番隅っこに鈴鹿サポーターが集まり,ここで応援することにする。

 

メインスタンドは超満員。コロナそっちのけで目いっぱい入っている。

芝生席もたくさん人が来るが,通路が無いため隙間が無いほど人が座っている。

フラッグは人に当たらないよう,一番端っこの手すりの位置に。

 

いやいや。

集中集中。

応援に集中。試合に集中。

 

選手達が入って来た。

 

奈良との再戦。勝つぞ!

 

行くぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

 

OMF 17中村健人・19三宅海斗・8海口彦太

DMF 6上田駿斗・30和田篤紀・27日根野達海・40松木駿之介

DF 3今井那生・4平出涼・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

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試合開始。

 

鈴鹿は3-4-3-0で入った。

奈良はたぶん4-3-3。

 

開始早々,奈良は鈴鹿の右サイドを押し込んでくる。

対するは,鈴鹿では初めてウイングバックにポジションを取る松木(40)。

 

右のウイングバック,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

松木のファイティングスピリッツに間違いはない。

ボールに喰らいつく闘志はディフェンス面でも発揮されている。

だが,奈良のサイドはフィジカルが強く,足が早く,テクニックもある。

奈良のサイドプレイヤー2人掛かりで,松木を引き剥がして突破していく。

この試合,鈴鹿では初の右ウイングバック松木は,少し間をおいて周りと合わせたかった。

しかし,最初に狙われたのが右サイド。

さらに,松木とディフェンスの右にいる中村俊貴(20)との連係も噛み合っていない。

松木が「待ち」の状態でディフェンスしている。

推進力のある松木に「待ち」のプレイは似合わない。

松木は前に前に出てこそ,その力が発揮される。

松木,右サイドの押し合いに負けるな!

逆に押し返せ!

 

奈良は鈴鹿の右サイドから攻める。

鈴鹿は,右サイドを守り,左サイドから攻める感じになる。

 

左のウイングバック,「ドラゴンヘッド」,上田駿斗(6)

この試合の前半,上田からの左の攻撃が特に良かった。

鈴鹿は縦にコンパクトで,サイドに広い。

たくさんの選手が横並びしているのではなく,横にスライドしながらピッチを広く使っている。

鈴鹿のワイドな攻守の切り替えにより,右を攻められれば左から攻める。

上田駿斗はドリブル良し,パス良し,ヘディング良しの,オールラウンドプレイヤー。

左サイドは開いている。

タッチライン沿いを縦にドリブルするのではなく,中に切れ込んで来るドリブル。

自分もシュートをバリバリに狙っている。

駿斗!

めちゃくちゃ伸び伸びプレイしてるやないか!

狙い続けろ。この試合を駿斗の力で決めてやれ!

 

鈴鹿は左の上田駿斗(6)からの攻撃が効いている。

左後方から,巻いて中に入るようなロングスルーパスが前線の三宅海斗(19)に通っている。

 

前半序盤の攻防は五分と五分。

しかし,次第に奈良のボール支配率が上がって来る。

奈良はフィジカルが強く,鈴鹿の中盤が突っかけてもなかなかボールを失わない。

逆にタックルを振りほどかれて,突破されることすらある。

強い。奈良はやっぱり強い。

 

鈴鹿の3バックの右,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

試合序盤は,なんかバタバタしている。

奈良が一気に右サイドを攻めてきたことと,松木(40)との連係不足が,俊貴のプレイを俊貴らしくないように見せている。

俊貴は超筋肉だけでなく,サイドバックができるほど足も速い。

ただ,松木とのマークの受け渡しなどでバタつき,何となく安定していない。

俊貴。

ミラ監督の時に負けた時も,今年負けた時も,俊貴がディフェンスラインにいたよな。

やり返すぞ。取り返すぞ。

ここを無失点に抑えるぞ!

 

奈良の激しいプレッシャー。

ファウルも多いが,その球際の強さに鈴鹿が押されている。

鈴鹿はボールを奪えない。

 

昨年の試合で奈良を見た時,ナカニシは「ミラ監督のサッカーに似ている」と思った。

奈良のスペイン人監督が,ミラ監督と完全に同じ戦術をとっているとは思えないが,何となくその作ろうとしているサッカーは似ているように感じた。

だがこの試合の前半は,ナカニシが昨年感じた,「スペイン人監督っぽさ」はほとんどない。

華麗なパス回しと言うより,現実的な強いサッカー。

鈴鹿のディフェンスを崩すというより,シンプルに前線で勝負するサッカー。

強い。奈良はJFLの上位にいて当然の強さ。

 

鈴鹿の攻撃の要は・・・

ワントップのような形で前線にいる,「ネコ好きの天才」,三宅海斗(19)

攻撃の中心を担う鈴鹿の海斗は,やはりもの凄いマークにあっている。

動きながらボールを受けるため,ワンタッチ目は良いのだが,2タッチ目で激しく削られている。

奈良も海斗のマークは厳しく,すぐに寄せている。

しかし,海斗には超高速の走りがある。

左サイドの上田駿斗(6)からのロングスルーパスに反応し,奈良陣内を深く切り裂く。

惜しくも奈良ディフェンスに防がれシュートまで行けないが,やはり海斗からは得点の匂いがする。

流石,海斗!

下がって,受けて,走って,シュートを打つ。

ただ,既に前半で何度か痛めて苦痛に顔をしかめている。

怪我が心配。

大丈夫?海斗大丈夫?

 

奈良に力で押されているが,鈴鹿はカットしてからのカウンターの展開が良い。

中村健人(17)から,和田篤紀(30)へパス。

和田篤紀(30)から,後方から爆走する海口彦太(8)にパス。

海口の良い飛び出し!

惜しくもシュートに持っていけなかったが,和田(30)からの海口(8)へのパスとか,ナカニシ的には凄くテンションが上がるプレイだった。

 

鈴鹿ボランチ,「鈴鹿の王子様」,和田篤紀(30)

前半の鈴鹿は,少し奈良に力で押されていた。

しかし,決定機は鈴鹿のほうが多かった。

そこに,その決定機の影に和田篤紀の操るカウンターが光っている。

復帰2戦目。まだ怪我明けで本調子ではない。

それでも抜群のボールさばきで,チーム内にリズムを作り,ダイレクトパスでスピードを上げて行く。

篤紀は,ラストパスの1つ前のパスを前線に供給していて,それが決定機を作り出している。

キレている。めちゃくちゃ良い。でも篤紀は万全のコンディションじゃない。それでも篤紀は素晴らしい。

ガツンと当たるディフェンスではなく,コースを切って相手にやりたいようにさせないディフェンス。実に篤紀らしい。

すすすーっと近づいて,サラッと足を伸ばす。

前半,鈴鹿の攻撃陣のタクトを振るったのは和田篤紀。

前線がアツキの指揮で動く。

和田篤紀にとって凄いプレイすら普通のプレイに見える。

ミラ監督の解任の時の0対3?今期前半戦の0対4?

その両方の試合に篤紀は出ていなかった。

篤紀。怪我で出られなくて悔しかったよな。

さあ,奈良から勝利を奪おうぜ!

 

前半の半ばを過ぎた。

試合は4対6で奈良の支配率が高い。

流石のパス回しで,ボールを失わないが,鈴鹿はキッチリ守っているので,奈良は攻めあぐねているように見える。

ただ,鈴鹿はディフェンスラインが高いので,DFとGKの間に上手くボールを入れられるとピンチになる。

 

前半半ば。鈴鹿陣内でのDFとGKの間に入れられた早いボールに,鈴鹿ゴールキーパー,岩脇力哉(23)が勇敢に飛び出す。

力哉はキッチリ体でブロックしたが,このボールはオフサイドだった。

鈴鹿のディフェンスラインは高い。

鈴鹿ゴールキーパーの飛び出しは早い。

そして,鈴鹿のディフェンスラインは整っていて,オフサイドをしっかり取れている。

 

鈴鹿は奪ってから早く攻めている。

前述のとおり,上田駿斗(6)がドリブルとパスの両方で攻撃のきっかけを作っている。

そして,自分自身で持ち込み,強烈なミドルシュート

奈良ゴールキーパーのファインセーブで得点ならなかったが,惜しかった!

 

鈴鹿は前半の終盤に入ると和田篤紀(30)の動きがさらにキレはじめ,中盤に良いリズムができている。

押されている・・・けど得点の匂いがする。

 

前半32分

鈴鹿は奈良陣内左サイドからフリーキックを得る。

キッカーは中村健人(17)

高く大きく蹴られたボールを,サイドいっぱいに張っていた中村俊貴(20)がヘディングで折り返す。

それをチョコンと足を伸ばしてコースを変えたのは・・・

業師!平出涼(4)!

ゴーーーーーーール!!!1-0

 

鈴鹿先制!

平出の技ありシュート!見事!

 

鈴鹿先制で,奈良は,よりシンプルに攻撃するようになってきた。

奈良は,試合開始からサイドを深く攻めてきていたが,前半の終盤は,アーリークロス気味に斜めにゴール前に放り込んでくるようになった。

フィジカルの強い奈良に対して,クリアボールが短いと波状攻撃を受けてしまう。

 

先制ゴールを決めた,ディフェンスの真ん中,「カバーリンガー」,平出涼(4)

自陣ゴールに向かって守る難しい展開。

それを,ディフェンスラインを整えてオフサイドをチラつかせながら奈良攻撃陣を完封する。

その攻防の駆け引きは平出が抜群に上手い。

特に,奈良の斜めに走る動きと,斜めに切り裂くスルーパスは,ディフェンスとして対応しにくいものだが,平出には良く見えている。

いいね。平出。

自分のゴールを守って勝利しようぜ!

 

支配率は奈良ではあるが,深く刺さっている鈴鹿の攻撃

両チーム気合のこもった一進一退の攻防。

 

前半の終盤。

和田篤紀(30)がまた攻撃を組み立てる。

右を駆け上がる松木駿之介(40)にぴったりのスルーパス

松木からの折り返しに対して,中村健人(17)がゴール前に飛び込む!

惜しい!!!

 

ただ,和田篤紀(30)からのパスが切れている。

篤紀が持つと,鈴鹿の攻撃にスイッチが入ったようになる。

(ナカニシが和田篤紀をめちゃくちゃほめているように見えますが,本当に凄かったのです。ひいきではありません。たぶん。)

 

右から和田篤紀(30)が組み立てる。

そして左からは上田駿斗(6)が三宅海斗にパスを通す!

凄い!大チャンス!

しかし,奈良ゴールキーパーのファインセーブに阻まれる。

奈良のゴールキーパーはかなり凄い。敵ながらあっぱれ。

前半の鈴鹿の決定機を4本は止めている。

逆に鈴鹿は決めきれなかったのが痛い。

 

右のインサイドハーフの,「疾走する若武者」,海口彦太(8)

前半序盤の奈良の右からの攻勢の際には,低く下がってディフェンス中心だった。

前半の終盤は,奈良はサイドと言うより,裏にクロスを放り込んでいる。

海口も松木同様,「待って」プレイするより,動いてプレイするほうが活性が上がる。

そして,何よりも前線近くで海口の早さと強さとディフェンス能力が,奈良の中盤にプレッシャーを掛ける。

海口のプレスから,ボランチの和田篤紀(30),日根野達海(27)がカバーしてボールを回収しカウンターにつなげる。

海口からのショートカウンターは,鈴鹿の得点パターンの1つだ。

前半の終盤には,知友王でボールを奪った和田篤紀(30)が,前線にドリブルで持ち上がる。

その右側を爆走して追い抜く海口!早い!

篤紀から海口へ。

海口のシュートは,またもや惜しくも相手ゴールキーパーに阻まれる。

惜しい!めちゃくちゃ惜しい!

それでもやはり,海口(8)と和田(30)の連携は極上。

さあ,海口!

奈良から借りを返してもらおうぜ!

 

鈴鹿は高い位置からプレスとショートカウンターを狙っている。

そして,エース三宅海斗(19)が自由に前線で走る。

対する奈良は,ボール支配率を確保し,ふところが広い。

体が強く,トラップの旨い奈良クラブからはなかなか球際でボールが奪えない。

 

前半の再終盤。

 

三宅海斗(19)が奈良ボールを奪って単騎独走!

奈良ゴールキーパーと1対1!

しかし,それでも奈良ゴールキーパーが神業で止める。

なんと!

 

ここまで決めきれないとはいつもの三宅海斗(19)らしくない。

本調子ではないのか?

大丈夫か?

 

ここで前半終了。

 

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芝生席の後ろでは,前半の終盤まで,芝生席に入れない人の長蛇の列が続いていた。

バック側芝生席入口は大混雑していて,スムーズな出入りができない。

メインスタンドは,立ち見がビッシリで通路も立ち見で塞いでいる様子。

芝生席後方のトイレもハーフタイムで長蛇の列。

 

これは,大変な人出だ。

 

サポーターの応援している芝生席の一番端は,鈴鹿ベンチに近いため,三浦知良選手(11)を見たい人が押し寄せて来た。

子どもが隙間に入ってきたため,フラッグを振るのも危ない。

 

バック側芝生席からは「カズ!カズ!」とたくさんの声が出ている。

コロナ感染防除のため,声出しは禁止のはずだが,普通にあっちこっちから三浦知良選手(11)の応援の声が聞こえる。

 

うーん。

 

いやいや。

集中集中。

試合に集中しなきゃ。

 

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HT

(OUT)30和田篤紀 ⇔ (IN)21山内健史

 

後半開始。

 

前半,たくさんのチャンスを作った和田篤紀(30)が交代。

まだ本調子ではないのかも。

 

そして,海口(8)がボランチに下がり,スピードのある山内(21)がインサイドハーフに入る。

 

同点に追いつくため,後半からさらに球際が激しくなる奈良。

これだけの観客の前で負けるのは何としても食い止めたいだろう。

奈良の激しいプレイで腰がひけたら,そこから崩される。

 

後半は序盤から耐える展開。

奈良は前半のようにサイドを抉るのではなく,早めにロングボールを放り込んでくる。

競り合いからのセカンドボール狙い。

そこでフィジカルの勝負をする自信があるのだろう。

 

鈴鹿は後半から入った,スピード自慢の山内健史(21)の突破を狙う。

右サイドを走りたい山内だが,鈴鹿が押し込まれているため,良いボールが裏に出ない。

後方からのロングパスは多少精度を欠いたとしても,裏に出さえすれば山内はスピードで勝負できるのだが・・・。

 

鈴鹿の攻撃は,早い段階で奈良のファウルで止められる。

ファウルが連発する。

イエローカードも。

 

そして奈良ゴール前でのファウルを蹴るのは,「鈴鹿のケンティ」,中村健人(17)

後半は特に激しいプレスが集中し,健人がボールを持って「間」を作ることができなかった。

でも健人には正確無比のセットプレイがある。

しかし,ファウル,コーナーキック,ゴール前のフリーキック,なかなか点につながらない。

奈良は,ゴールキーパーを中心に高くて競り合いに強く,鈴鹿のセットプレイを防ぎ続ける。

後半は防戦中心の鈴鹿

健人も,前線からのパスコースのカットや,下がりながらのディフェンスで守備に戻っている。

健人,攻撃の基点は健人からだ!

攻める形を作らないと,ずっと攻撃され続けることになる。

健人!守りに入らず,ゴールを狙え!

 

後半13分。

奈良のアーリークロス

鈴鹿のゴール前で競り合い,平出(4)が交錯して倒される。

平出が倒されている間に,こぼれたボールを打たれて失点。

1-1

 

大丈夫。

崩されたわけではない。

次のプレイに集中。

 

失点は後半の早い時間。

大観衆の中で奈良はさらに追加点を狙う。

 

防戦一方の鈴鹿を支えているのは,ボランチの「鈴鹿の未来」,日根野達海(27)

カニシは忘れもしない,昨年のアウェイ奈良戦。

それが日根野JFLデビュー戦だった(はず)。

ミラ監督最後の試合で出場した日根野のプレイを見た衝撃を今も覚えている。

この試合,前半は和田篤紀(30)の後ろを支えていた日根野

後半はボランチの海口と共に,何とか鈴鹿の中盤を支えている。

フィジカルも球際も強い日根野

それでも奈良は簡単にはボールを奪わせてくれない。

ディフェンス主体のプレイだったため,普段ほど攻撃参加はできなかった。

しかし,これだけ押されても決定的な崩され方をしてないのは日根野の踏ん張りだと思う。

失点はしたが日根野がいる事で,その後も鈴鹿の中盤が持ち堪えている。

日根野鈴鹿の時間帯が来るまで耐えてくれ!

 

鈴鹿はディフェンス主体と言いながらも,フレキシブルに動いていて,止まって守っているわけではない。

押さえるところは抑えているので,やられている感じも無い。

しかし,後半はカウンターで攻め込むことがなかなかできていない。

 

頼みの山内(21)のスピードも,奈良の激しいアタリに潰されてしまう。

 

徐々に下がっていく鈴鹿

前線のスペースが大きくなり,攻撃が単発になっていく。

 

センターバックの左,「我武者羅120%」,今井那生(3)

攻勢の奈良。守る鈴鹿

それでも鈴鹿は崩れない。

前期の鈴鹿とは違う。

奈良の再三の斜めに放り込まれるアーリークロスに対して,フィジカル抜群の奈良攻撃陣が飛ぶ。

しかし,ピンチの時こそナイキは頼りになる。

カニシは,ここぞのピンチの時にナイキがやられたところを見たことがない。

絶対に対空戦で負けない。相手を飲んで絶対にやられない。

体を張った攻防。

本来の那生は要所での攻撃参加もあるが,この試合では上がれていない。しっかりと守っている。

昨年の奈良戦で,ナイキはディフェンスラインでパスミスをして失点した。

今年の奈良戦で,サポーターの前に来た時,下を向いて顔を上げられなかった。

あの時のナイキと,今のナイキは違う!

ナイキ!笑って帰ろえぜ!

 

後半25分

(OUT)19三宅海斗 ⇔ (IN)39ヴィニシウス

 

ショーカーのようなリズムを持つヴィニシウスが入る。

ヴィニ!頼む!

 

ゴールキーパーの,岩脇「ファイヤー」力哉(23)

奈良のDFとGKの間へ入れてくるアーリークロスに対し,行く行かないをはっきりしてる力哉。

周りへの良い指示。良い判断。思い切った時の早い動き。

失点はしたものの,それ以外のプレイに安定感がある。

後半半ばに,意表をついた奈良のシュートがバーに直撃するが、それでも23はしっかりと反応していた(バーに当たらなかったら力哉の手が跳ね返していた)。

もう点はやらない。

勝つために!

力哉頼むぞ!

 

後半30分。

(OUT)4平出涼 ⇔ (IN)11三浦知良

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)7中里崇宏

 

三浦知良選手の登場に,大歓声と大喜びの奈良の観客のみなさん。

スタジアムの各所から「カズー!カズー!」と応援の声が聞こえる。

 

鈴鹿は4-4-2にフォーメーションを変える。

 

後半44分。

(OUT)17中村健人 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

奈良の猛攻を防ぎ試合終了。

 

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試合後に選手がスタジアムを挨拶して回りました。

三浦知良選手が近くで見られたため,スタジアムは奈良の観客の大歓声で大盛り上がりでした。

横断幕を片付けて芝生席を出ると,選手バスは奈良の観客に囲まれていました。

 

カニシはサッサと撤収しました。

現地で応援された鈴鹿サポーターのみなさん,お疲れさまでした。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

JFL第28節 11月6日(日)13:00 対 ソニー仙台四日市中央緑地

JFL第29節 11月12日(土)13:00 対 FC大阪@三交スポーツの杜鈴鹿

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第25節 対 MIOびわこ滋賀

みなさんこんばんは。

 

みなさんは,「ゴラッソ」と言う言葉を知っていますか?

スペイン語で「凄いゴール」と言う意味らしいです。

 

では質問です。

みなさんは,「ゴラッソ」を見たことがありますか?

 

カニシは今日見ました。目の前で。

 

「凄いゴール」と言う言葉では表現が不足しています。

「ものっっっ凄いスーパーーーゴーーール」くらいです。

 

さあ,ブログを書き始めましょうか。

 

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試合当日の朝。

5時に目が覚める。

(たぶん)歳のせいではなく,緊張と不安と期待で目が覚める。

 

珍しく夢を見ていた。

選手達と同じバスに乗って,試合に向かう夢だった。

 

今日の対戦相手は,MIOびわこ滋賀(以下,MIOと書きます)

前期は勝利したが,JFLに長く在籍する古豪。

順位より数段上の力を持っている。

前期は勝利したが,必ず鈴鹿を研究して巻き返してくる。

 

久ぶりの鈴鹿開催。

たくさんお客さんも入るだろう。

その中でなんとしても勝利したい。

勝利と言う言葉がプレッシャーに感じる。

選手達はプレッシャーを感じながら楽しくサッカーをする。

それが,サッカー選手と言うものなのだとしたら,その選手のプレッシャーを少しでも和らげられるような応援をしたいと思う。

 

会場に入っていろいろ準備をする。

汗をかきながら作業をするが,実はもう頭の中は試合で一杯。

横断幕を掲出する。

JFL初年度の最初の試合もMIO戦だった。

その時と比べて横断幕の数は倍以上になった。

横断幕を張るだけ張って,俺たちのホームに選手を迎える。

 

選手のアップが始まる。

カニシの緊張と気持ちの昂ぶりは最高潮になる。

ただただ,ただただ,選手たちを心の底から応援するのみ。

 

さあ,みんな。

大丈夫だ。

 

行くぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

 

OMF 17中村健人・19三宅海斗・40松木駿之介

DMF 6上田駿斗・30和田篤紀・27日根野達海・29坂本広大

DF 3今井那生・4平出涼・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

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鈴鹿は3-4-3-0の形。

位置的に1トップに三宅海斗(19)がいるが,ディフェンスラインまで下がってくることもあるので,厳密にはワントップでは無いと思う。

MIOは4-4-2のダブルボランチ

 

試合開始から鈴鹿の右からの攻撃が効いている。

 

右を突破した坂本広大(29)が,中に精度の高いボールを折り返し。

三宅海斗(19)がつないで,松木駿之介(40)へ。

流れるような前線の選手のパス回しから,飛び込んできたのは和田篤紀(30)!

アツキ来た!!!

惜しくもシュートはゴール右にそれるが,そこに飛び込んで来る和田篤紀(30)のプレイにナカニシは涙しそうになる。

 

この試合でボランチに入る,「鈴鹿の王子」,和田篤紀(30)

昨年怪我をして,半年間は練習にも参加できなかった。

みんながワイワイしている時に,練習の輪にも入れない篤紀。

カニシが練習を見に行くと,篤紀はグラウンドの周りをずっと歩いていた。

代われるものなら代わってあげたい。

神に愛されたようなプレイのできる和田篤紀が,ボールを蹴ることもできないなんて。

今シーズンが始まっても,練習に参加するのは夏が過ぎてからだった。

徐々に強いキックができるようになってきた。

徐々に笑顔が戻って来た。

そして,今日いきなりの先発スタメン。

少し不安もあった。篤紀はあの時の和田篤紀なのか?

1年半以上,公式戦に出ていない・・・。

その篤紀がグラウンドを悠々と動き回る。

相手のパスコースを切るいつもの動き。

ワンタッチで試合のリズムを変える緩急のパス。

競り合いの強さと,行く時に行く激しいプレイ。

良いぞ,良いぞ篤紀。それだその篤紀だ!

しかし,まだまだチームとして見た場合,試合勘が合わない場面がある。

特に,パスを出したいときに出せていない。

受け手と出し手が,息が合わない感じがする。

それでも篤紀は良いプレイをしている。

篤紀が帰って来た!

でも,まだまだ十分じゃない。

まだまだ良くなるぞ!

 

試合は五分と五分のぶつかり合い。

気合の入っているMIOは,かなり激しく当たって来る。

MIOも勝利のために必死のタックル。

特に,ボランチから試合の指揮を執る日根野達海(27)は,相当削られている。

MIOは鈴鹿の中盤を潰して,サイドに展開しようとしている。

 

センターバックの左,「我武者羅120%」,今井那生(3)

前々節でレッドカードを受けたため,国立ではプレイできなかった。

そのうっぷんを晴らすかのように,那生のプレイがとてもキレている。

前後左右に大きく動いているのに,全く穴が無いディフェンス。

とにかく動きが早い上に,運動量も抜群。

MIOのサイドからのクロスボールにも高さで圧倒し,危ない場面を作っていない。

さらに,MIOのファウルからのフリーキックでは,前線に上がりヘディングで決める気満々のジャンプをしている。

MIOゴールキーパーと何度か接触してファウルを取られているが,あれは正当な競り合いだと思う。那生,全然気にしなくていい。

今シーズンの活躍で,堂々たる鈴鹿のスタメンディフェンダーになった。

いつ見てもグングン成長している。

成長著しい那生を見るのは嬉しいけど,なぜかちょっと寂しい。

だけど,昔も今も勝利に向かって我武者羅なところは変わらない。

那生。この試合絶対に勝つぞ!

 

MIOは4ディフェンス4ミッドフィルダーが2列になりコンパクトに守っている。

そのため,大きくサイドチェンジすると,鈴鹿ウイングバックがフリーで上がることができる。

MIOは中は4人4人が2列になっているので,鈴鹿はなかなかクサビのパスが通せない。

鈴鹿はディフェンスラインで回して,サイドから攻める。

 

右サイドのウイングバック,「カットイン」,坂本広大(29)

試合開始直後の単独突破など,この試合序盤の右サイドの攻勢は広大の走りから生まれていた。

前方の松木駿之介(40)はサイドバックを引き付けて中に入りつつ,広大の直進方向を空けていた。

右サイドを走りまくる広大。

しかし・・・MIOにファウルを受けた後,走り出したところで異常発生。

広大の足が肉離れを起こした様子。

なんと!ここで交代か?

直ぐに「×」が出る。

 

前半17分。

(OUT)29坂本広大 ⇔ (IN)21山内健史

 

山内がスクランブル発進。

山内が前に出て,松木駿之介(40)が右のウイングバックに入った様子。

 

鈴鹿は坂本広大(29)の予期せぬトラブルで,少しバランスを崩した。

バタバタっとMIOに押し込まれる展開。

MIOは変わらずサイドから攻めてくる。

 

センターバックの右,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

MIOはサイドから攻めてくるが,右の俊貴(20)と松木駿之介(40)との距離感がバタバタっとした。

鈴鹿はある意味サイドから攻められるため,松木は高い位置を取っている。

しかし,そこから奪われると,右サイドの数的不利が出てしまう。

右のセンターバックの中村俊貴がディフェンスに行くが,早いMIOのサイドプレイヤーをなかなか捕まえきれていない。

カニシの思う俊貴のプレイより,なんか少し重たいような気がする。

足の速いはずの俊貴の動きが重い。

どうした俊貴。

ガンバレ俊貴!

 

MIOのボランチが硬いため,鈴鹿はクサビのパスが入らない。

ボール回しはできているが,回させてもらっているだけで攻撃につながらない。

後で回して,コースを探るが,そこでカットされてMIOに反撃を喰らう場面が見られる。

なんかリズムが悪くなった。

 

対するMIOは4人4人のコンパクトな布陣で,割とディフェンスラインが低い。

そのため,鈴鹿はパスを回せはするが,裏へ抜けるような形を作れない。

 

坂本広大の怪我で急遽出場した,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

左のインサイドハーフに入ったが,山内の最大の持ち味である超スピードで裏を狙うプレイができていない。

斜めに走り,ボールを欲しがっているが,MIOのマークが山内を補足している。

山内の良さは,前へ前へに進む時にこそ出てくる。

守りに入る試合では良さが出ない。

しかし,徐々に上田駿斗(6)が後ろから押し上げて来た。

山内が走るのを狙っている。

山内。もう少し我慢だ。

必ず走る場面が来る。

山内。ガンバレ!

 

鈴鹿は押し上げが少なく,前線の単騎突入でチャンスを作る。

特に松木駿之介(40)のアグレッシブな突破は,あわやPK獲得か?と思うようなチャンスだった。

 

また,前半の半ばには,三宅海斗(19)から日根野達海(27)に渡り,日根野ミドルシュートを放つ場面があった。

引いて守るMIOに対して,ミドルシュートを打つのはとても良いと思う。

・・・まさかこのシュートが後半の・・・

 

鈴鹿は攻めるが単発。

しかしMIOも攻めあぐねている。

 

前半40分。

MIOのカウンターをなんとかクリア。

しかし,MIOが拾って,中にフワッとしたクロスボール。

フワッとしたボールに対して,何となく「見て」しまう。選手もサポーターも。

そのフワッとしたボールに中村俊貴がヘディングでクリアしようとするが,それを競り合いながらMIOのフォワードに頭で触られる。

ヘディングシュートは,スパッとした当たりではなかったが,ゴールキーパー岩脇力哉(23)の手に当たってゴールの中に。

失点。0-1。

 

なんか,あれよあれよの間に,フワッと失点してしまった。

やられた!

と言うより,あれ?入っちゃったの?っていう感じの失点。

これが一番良くない。良くないパターンの失点。

試合中にフワッとすることはたまにあるのだが,それが失点につながるのは良くない。

 

試合の雰囲気を変えなくては!

でも,サポーターは声を出すことができない。

なんとか立て直してくれ!

 

思ったより暑い試合となった。

鈴鹿よりもMIOの動きが良い。

良く走り,良く動く。

 

鈴鹿は展開が小さくなっている。

ボランチ日根野達海(27)と和田篤紀(30)。

公式戦では初めてのペアだと思う。

互いに視野が広く,個々のプレイに問題は無いが,マークの受け渡しなどで連携の中でのスペースができてしまっている。

 

そして前半44分。

MIOがサイドから中へ折り返し。

バイタルエリアにフリーの選手が残っている。

MIOの中盤からのミドルシュート

これが決まって0-2。

これもなんかフワッとした感じの失点。

 

なんと言うことだ。

なんかフワッとした途端に連続失点とは。

 

それでもサポーターは声を出せない。

そんな時,控えメンバーでアップをしていた佐藤和馬(18)が大きな声で仲間を鼓舞する。

和馬!良い声だ!

仲間を救う声だ。

 

そして,前半AT。

三宅海斗(19)が前線で粘ってコーナーキック獲得。

キッカーは中村健人(17)。

一度はMIOディフェンスに跳ね返されるが,再び中村健人(17)から中へ折り返し。

三宅海斗(19)が競り合って,今井那生(3)へ。

今井那生から,「シュートを打て!」と言うメッセージのこもったパスを受けたのは,上田駿斗(6)!

駿斗の豪快なシュートがMIOゴールを突き破る。

ゴーーーーーーール!!!1-2

 

大きい。この1点は大きいぞ駿斗!

ナイスゴール!!!

(ナカニシはスタンドの端っこで総帥旗(2009年に初めて作った鈴鹿の旗)を持っていたのだが,駿斗の得点で振るのをすっかり忘れていた)。

 

ここで前半終了。

 

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前半が終わり,ベンチに戻る選手たちをじっと見る。

和田篤紀(30)がかなり疲れている。

やはり1年以上試合に出てなくて,いきなりスタメンは厳しいか?

 

ハーフタイムにアップする選手たちもじっと見る。

1人少ない。

これは後半開始から選手交代がある様子。

 

鈴鹿は決して良い形を作れていない。

全体がフワッとして,ボールウォッチャーになる時間帯がある。

そんな中で,1点返せたのは大きい。

 

ここでしっかりと試合に食い込める選手が入れば,まだまだ分からない。

 

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HT

(OUT)30和田篤紀 ⇔ (IN)8海口彦太

 

後半開始。

海口がボランチに入り,鈴鹿は4-2-3-1にフォーメーションを変更。

さあ,海口頼むぞ!

 

相変わらずMIOの寄せとアタリが激しい。

しかし・・・

後半から入ったボランチの「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

後半の試合は海口が作ったと言っても過言ではない。

なかなか奪えなかったセカンドボールを,海口がバリバリにアクションしていく。

攻守に渡って影響力を出しまくる海口。強い。そして早い。

ディフェンスしながら身を翻せば,攻守が入れ替わって鈴鹿のチャンスが生まれている。

海口は,なんか型にはまらないほうが生き生きして良い。

ボランチを共に組む日根野達海(27)は,視野もプレイエリアも広く,海口の動きを遮らないので,海口が自由に動いている。

海口が入って,MIOの中盤にスペースができて来た。

前半に通らなかったクサビのパスを通す穴が生まれた。

良いぞ良いぞ。

叫べ海口彦太!

 

サイドバックの,「赤い彗星」,上田駿斗(6)

後半に入り,少しMIOに疲れが見える。ただ,駿斗は元気いっぱい。

駿斗の赤いスパイクがシャアザクのようにスタンドから良く見えている

4バックとなって上田駿斗はさらに高い位置にポジションを取り,MIOのサイドを圧倒していく。

4バックの左のほうが駿斗の周りにスペースがあり,動きやすいように見える。

より周りにスペースのあるほうが,駿斗のスピードが乗るので攻撃参加が活性化する。

後半から海口彦太(8)が入り,縦横無尽に走り始めた。

徐々に試合のペースが早くなり,パスもダッシュも早くなってきた。

コンパクトでジメジメした潰し合いより,広いスペースを走り回るほうが駿斗には似合っている。

駿斗!GO!

赤い彗星を輝かせろ!

 

試合の流れは鈴鹿ペース。

ギアが変わったかのようにパスも人もスピードが上がっている。

 

サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

前半は坂本広大の怪我で,ウイングバックをしていたが,松木の良さが余り出せなかった。

しかし,後半はサイドハーフ。そして,中盤の海口(8)は松木のプレイを良く知っている。

松木が縦に走りまくる!

後方からはサイドバックの俊貴(20)が押し上げる。

松木の自慢の推進力が出て来た。

後半の序盤,松木の突破から中に折り返し。

中村健人(17)のシュートは,MIOゴールキーパーに阻まれたが,本当に惜しかった。

テンポの速い試合。

攻守の切り替えが早くなる。

その中で,両チーム共に少しずつスペースができて来た。

松木の時間だ!

松木,MIOディフェンスを食い千切れ!

 

試合は鈴鹿ペース。

中盤の海口彦太(8)と日根野達海(27)が効いている。

相手のペースに合わせず,こちらのペースに引きずり込んだ感じ。

攻守の切り替えを早くし,ディフェンスからの攻勢時に手数をかけずに前に出している。

右からは松木駿之介(40)。左からは山内健史(21)が快足を飛ばしてMIOゴールに迫る。

 

対するMIOは,変わらずサイドから中に放り込んでくる。

競り合いに強いため,1人と競り合ってもそのこぼれ球を回収されると厳しい。

 

センターバックの,「カバーリンガー」,平出涼(4)

鈴鹿ディフェンスは4バックで並んでいるはずだが,危ない時は,必ず平出が一人で引いて守っている。

MIOのフォワードはフィジカルも強いがスピードもある。

高さだけでなく,裏へ抜ける走りに対しても平出がよく見ている。

後半から4バックとなり,今井那生(3)とセンターバックを組んでいるが,那生はちょいちょいオーパラップするので,カウンターを受けることもある。

それでもしっかりディフェンス。

当たり前のようなクリア。そのための駆け引き。

ナイス平出!

 

MIO陣内で試合をする時間帯が増えている。

MIOは自陣に引いて守っているため,コンパクトでラストパスのスぺースが無い。

 

そんな中でも,右の松木(40)と左の山内(21)は,より一層攻勢を強める。

左を単独突破した山内健史(21)が,ファーサイドへ絶妙クロス。

オーバーラップした中村俊貴(20)がボレーで合わせるがゴールならず。

 

鈴鹿はサイドから攻めれている。

しかし,言い換えればサイドからしか攻めれていない。

MIOはボランチが硬く,中盤を自由にさせてくれない。

 

鈴鹿の攻勢。

こんな時にはカウンターが怖い。

鈴鹿ゴール前の混戦から,ボールがこぼれてMIOの目の前に転がる。危ない!

 

不測の事態すら万全の飛び出しを見せるのは,

鈴鹿ゴールキーパー,岩脇「ファイヤー」力哉(23)

後半は攻められる場面が少なかったが,それでも大ピンチがあった。

岩脇の集中は全く切れていない。

MIOの突破からのシュートを神速の速さで飛び出して押さえる。

万全!

完璧!

さすが力哉!

力哉。追いつき追い越すから,絶対に追加点はやれない。

頼むぞ!

 

ボランチの,「鈴鹿の未来」,日根野達海(27)

鈴鹿の中盤になくてはならない選手になった日根野達海。

この試合でも,削り削られの激しい中盤の攻防を日根野が制している。

足元の技術だけでなく,気持ちの強さが抜群。

後半からはセカンドボールに対して海口が積極的に寄せているため,日根野はそのカバーに入ることが多い。

でも・・・狙ってるよな!日根野

後半17分。

MIOのクリアボールをカットした日根野

かなり距離があるが,思い切ってミドルシュートを放つ。

カニシは目の前で見たが,打った瞬間,枠をオーバーしたと思った。

そのシュートのボールが意思を持ったかのようにドライブして,バーに直撃する。

MIOゴールキーパーも意表を突かれてセービングのタイミングがズレたため,ゴールキーパーの背中に当たってゴール。

凄いミドルシュートを見た。

弾道がレインボーの軌跡を描いてもおかしくない。

これぞ「ゴラッソ!」だ!

ゴーーーーーーール!!!2-2。

 

日根野のすんごいゴールが炸裂!

 

イケイケムードの鈴鹿だが,MIOは選手交代で疲れて来たところの活性化を図る。

そして,以前鈴鹿に所属していた小口大司選手も出場。

小口選手の怖さを鈴鹿サポーターは良く知っている。

そのスピードとフィジカル。何よりもゴールを奪うという強い気持ち。

後半の疲れてきた場面での投入は恐怖。

 

試合は鈴鹿が押している。

左から上田駿斗(6)がファウルを受けながらも突破!大チャンス!

しかし,審判は流さずに試合を止める。

不可解。

駿斗はゴール一直線だった。

それを流さず止める。

不可解。

 

いやいや,試合に集中。

ここ!ここ!

 

トップ下の,「鈴鹿のケンティー」,中村健人(17)

前半と異なり,後半はMIO陣内にスペースができて来た。

中盤で海口,日根野が奪って,すぐに中村健人に預ける。

健人は左右に流れて,盟友,三宅海斗(19)への決定的なパスを狙う。

健人が狙っているのがヒシヒシと伝わってくる。

健人!

あと1点頼む。

逆転してくれ。

後半の飲水タイム。

三浦知良(11)が健人にアドバイスしている。

 

MIOの右サイドに入った小口大司選手が攻撃を活性化している。

それを止めるのは,鈴鹿センターバック,今井那生(3)

那生と小口選手が激しく激突する。

小口選手のファウルとなったが,相変わらずの闘争心はここで止めておきたい。

ファウルから立ち上がり,小口選手のお尻をポンポンと叩く今井那生(3)

2人はなかなか試合に出られなかった。

悔しい想いを共にして汗を流した仲間。

だからこそ那生。小口を絶対に行かせるな!

 

鈴鹿のワントップ,「ネコ好きの天才」,三宅海斗(19)

ずっと鈴鹿の前線を支えてきた海斗。

得点王の動きにふさわしいキレのあるプレイをしている。

しかし,その分,削られることも多く,たくさんのファウルで止められている。

後半は,MIO陣内にスペースができたため,中村健人からのパスが通り始めた。

海斗の周りから得点の匂いがしてくる。

さあ,海斗。頼むぞ。

 

後半34分。

フリーキックの折り返しを三宅海斗(19)がピタリと収める。

ペナルティエリア外周に沿ってドリブル。

シュートを狙う。狙う。狙う。狙う!

そして,針の穴のようなスペースを見つけた!海斗シュート!

ゴーーーーーーール!!!3-2

 

猛烈なターンからのシュートなのに,腰が回り切っていて強烈なシュートだった。

素晴らしい!

三宅海斗(19)はやっぱり素晴らしい。

しかし,ゴールを決めた海斗は交代のしぐさ。

グラウンドで座り込んでしまう。

削られた際に,どこか痛くした様子。

大丈夫か?

 

後半36分

(OUT)19三宅海斗 ⇔ (IN)39ヴィニシウス

 

ここでヴィニシウスが入る。

三宅海斗(19)とは全く違うタイプのヴィニシウス(39)。

これは抑えにくいぞ。

 

逆転しても鈴鹿は守りに入らない。

 

右を駆け抜けた海口彦太(8)が中にクロスボール。

それを,松木駿之介(40)がオーバーヘッドでシュート!

やっぱり海口彦太(8)と松木駿之介(40)の連携は良い。

 

さらに,ヴィニシウス(39)が太い棍棒でぶん殴るような攻撃を見せる。

スピードとテクニックの海斗(19)と異なり,ヴィニシウス(39)はパワーとリズムでMIOのディフェンスを攻略する。

 

左サイドの上田駿斗(6)が,またもサイドを突破し,ヴィニシウスにクロスボール。

ドンピシャのタイミングだったが,MIOのゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。惜しい!

 

試合は五分と五分の戦い。

鈴鹿は崩されていないが,選手交代をしたMIOの選手はみんな良い動きをしている。

 

後半44分。

(OUT)17中村健人 ⇔ (IN)11三浦知良

(OUT)21山内健史 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

ここで2人のカズが入る。

カズ,和馬,頼むぞ。

この試合,ここまで来たんだ勝たせてくれ。

 

和馬(18)が上手く時間を使う。

ヴィニシウス(39)がコーナヘー付近でボールをキープし,そのままゴールに迫る。

フリーキックの際に審判に話しかける時も時間を使う。

1秒でも。

 

MIOの激しい攻撃。

密集の中から和馬が大きく蹴り出す。

 

ここで試合終了。

 

よっしゃーーーーー!

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの観客の方に足を運んでいただきました。

みなさんの前で勝利できて最高です。

 

そして,マッチスポンサーをしていただき500円券をいただいたJADA三重さん。

いつもありがとうございます。本当に感謝します。

カニシも衝突体験させていただきました。5キロでも相当な衝撃でした。

今後とも,このチームをよろしくお願いいたします。

 

ハーフタイムに演舞していただいた四季舞さんにも感謝します。

ありがとうございました。

 

MIOサポーターさんからお土産もいただきました。

また鹿児島全社に行ってきたサポーターからもお土産いただきました。

ありがとうございます。

縁起の良い勝ち菓子として,みんなでいただきました。

 

そして,ナカニシはしっかり佐藤和馬カズテラをゲットしました。

田中観月堂さん,選手とのコラボレーションありがとうございます。

明日,しろと一緒に美味しくいただきます。

 

試合後に選手がサポーターのところへ来てくれました。

カニシは,和田篤紀選手の横断幕を掲げていました。

和田選手は少しだけニコッとしてました。

篤紀,おかえりなさい。まだまだ頑張って,また次の出番を楽しみにしています。

ガンバレ!和田篤紀!

 

さて,この試合のナカニシ的MVP,VictoryCross賞は・・・。

ゴラッソの意味がわからなかったら,あのシュートを見るべし!

今日のMVPは日根野達海選手(27)に送りたいと思います。

日根野!ナイスゴール!

またミドルシュートをぶちかますのを楽しみにしています。

 

残り試合が少なくなってきました。

どこで,どこと対戦しようとも,サポーターのやることは一緒です。

 

次!次だ!

次の試合に向けてファイヤー!

そして・・・

今夜は良い夢を見ます。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第26節 10月23日(日)13:00 対 奈良クラブ@ロートフィールド奈良

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

JFL第28節 11月6日(日)13:00 対 ソニー仙台四日市中央緑地

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

全国社会人サッカー選手権と,声出し応援について

みなさんこんばんは。

 

今週末は久しぶりのホーム鈴鹿での試合です。

やはりホームと言うのは良いですね。

 

前節のクリアソン新宿戦の後の選手コメントでは,松木駿之介選手(40),佐藤和馬選手(18),岩脇力哉選手(23)の全員が「ホーム鈴鹿」と言うことを言ってくれていました。

選手達から「ホーム鈴鹿」と言ってもらえるのが,とても嬉しいです。

 

カニシもサポーターして,ホームの雰囲気と言うのを全力で作っていきたいと思っています。

 

ホーム鈴鹿での勝利をめざして,みなさんのご協力をお願いいたします。

 

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今週末から鹿児島県で全国社会人サッカー選手権大会(全社)が開催されます。

 

10月15日から19日までの5連戦です。過酷・・・過酷過ぎる・・・

 

JFL以下の大会としては最大の全国トーナメントで,上位チームには地域チャンピオンズリーグの出場権が与えられます。

ちなみに,鈴鹿は2016年の愛媛全社で準優勝,2017年の福井全社で優勝しています。

(歴史に名を残していてちょっと嬉しい。)

その全社に元鈴鹿の選手達が出場します。

※もし,洩れていたらこっそり教えてください。こっそり直します。

 

北海道十勝スカイアース (北海道) 堀河俊大選手

 

BTOPサンクくりやま (北海道) 佐藤隼選手,川里光太郎選手

 

VONDS市原FC (関東/千葉県) キローラン木鈴選手,北脇健慈選手

 

岳南Fモスペリオ (東海/静岡県) 望月陽介選手

 

Cento Cuore HARIMA (関西/兵庫県) 藤田浩平選手

 

FC徳島 (四国/徳島県) 出岡大輝選手

 

ヴェロスクロノス都農 (九州/宮崎県) 藤田大道選手

 

ジェイリースFC (九州/大分県) 佐藤昂洋選手

 

 

鈴鹿で汗を流した選手たちを,ナカニシはずっと応援しています。

みんな頑張ってください。

 

そして,各チームを応援するサポーターのみなさんも気合を入れていることでしょう。

5連戦と言う過酷なトーナメントを勝ち抜くには,選手,スタッフ,関係者,サポーターの力の結集が必要です(経験者は語る)。

みなさんのご健闘を祈ります。

 

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さて,先日よりJFLでの声出し応援一部解禁のニュースが出ています。

・・・が,しかし・・・鈴鹿の試合は,まだ声出しが解禁されていません。

 

鈴鹿サポーターとして,どうしても焦ったり,ヤキモキしたりしてしまいます。

この件に関しては,現在,チームの方でいろいろ調整をしていただいているようです。

 

早く声を出したいという気持ちは,ナカニシには十分過ぎるほど分かっています。

今は少しお待ちください。

 

そしていつでも声が出せるよう,1人で運転している車の中などで,発声練習を始めておいてください。

 

声出しが解禁されたら,1声目から全力で叫ぶぞ!

ものの見事にノドを潰せ!

溢れるパワーをガンガン送れ!

鈴鹿サポーター!

鈴鹿を愛する者たち!

その時が来るまで・・・しっかり準備頼むぜ!

 

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毎日公式のHPで写真が出ています。

スタッフのみなさんありがとうございます。

カニシはそのアップしていただいた写真を拡大したりして,よーく見ています。

選手達は順調にトレーニングを積み上げているようです。

よしよし。

大丈夫大丈夫。

 

さあ,次の試合が近づいてきた。

みんな良い準備しよう。

しっかり気合を入れよう。

 

絶対に勝つ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第25節 10月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第26節 10月23日(日)13:00 対 奈良クラブ@ロートフィールド奈良

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

 

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JFL第24節 対 クリアソン新宿

みなさんこんばんは。

 

鈴鹿ポイントゲッターズのサポーターズクラブVictoryCrossは,2009年(平成21年)に,鈴鹿にチームができた時に作りました。

 

鈴鹿にJリーグを目指すサッカーチームができるよ」

 

サポーター活動をしたことが無かったナカニシに,こう言って教えてくれた人がいます。

この人は,暴れん坊だった若かりしナカニシに,公私にわたりご指導をいただいた師匠です。同じ会社なのですが,上司と言うより,先輩と言うより,師匠と言うのが一番しっくりきます。

ちなみに,VictoryCrossと言う名も,この師匠といっしょに考えました。

そして,今でも現在進行形で大変大変お世話になり続けています。

 

昔々のこのチームは,観客なんて全然いなくて,太鼓もチャントも横断幕もフラッグも全部「0」から手探りで始めていました。

Jを目指すと言っても,現実的には全然先が見えていない状況でした。

 

それでも,師匠とたくさん将来の夢を語り合いました。

師匠と語り合った夢のひとつが,国立競技場での試合でした。

国立競技場での試合,それは現実ではなく夢でした。

 

10月9日。

鈴鹿にいるはずの師匠と,国立のスタンドでバッタリ会いました。

(なんと,ナカニシを驚かすためにサプライズで来ていたらしい)

師匠。2人で語った夢が現実になりますよ。

 

そして・・・

三交の第3グラウンドでも,国立競技場でもナカニシは変わりません。

全身全霊全力で応援するだけです。

 

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試合前日に鈴鹿を出て東京に入る。

前日なのに緊張でノドの奥が詰まっている感じがする。

 

勝利への餓え。敗北の不安。

やっぱり眠れずに夜が開ける。

 

Nカメラマンを乗せて,早朝から国立競技場に入る。

まだ会場は準備の段階でほとんど人がいない。

寒い。思っていたより数段寒い。

 

国立競技場前のホープ軒と言うラーメン屋さんで朝ラーメンを食べる。

おそらく試合が終わるまで,ナカニシは物を食べられない。

(未だに緊張で吐き戻してしまうことがある)

早い段階で,暖かいものを食べて,コンディションを整える。

 

今日の対戦相手は,クリアソン新宿(以下,新宿と書きます)

鈴鹿でプレイしていた原広樹選手が過去に所属していたチーム。

 

昨年,激戦の関東リーグと地域CLを勝ちあがり,今年からJFLで戦っている。

不思議と順位は下位なのだが,前期にホームで対戦した際に,ナカニシの印象では上位にいてもおかしくない強いチームと感じた。

ホーム戦。国立開催。全てにおいて新宿のモチベーションはMAXだろう。

 

サポーターが集合する。

国立競技場に横断幕を掲出する。

広い。めちゃくちゃ広い。

横断幕掲出場所も十分に取れる。

 

入場時間となった。

大きな会場だけにいろいろな食い違いがあり・・・。

なかなか応援がし難い点もあって,サポーターの仲間には大変なご迷惑をかけた。

申し訳ない。

 

新宿の発表によれば,アウェイ席(ビジター)では立って応援できるはずが,ナカニシの後ろの方から「見えないので座ってください」と苦情が・・・。

やむを得ず,前半はコンコースの通路で見ることに。

 

集中,集中,集中。

 

鈴鹿ゴールキーパー陣が入って来た。

 

集中,集中,試合に集中。

 

さあ,俺たちの応援を胸を張って堂々とやろう。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

 

FW 19三宅海斗・39ヴィニシウス

MF 17中村健人・25前田柊・27日根野達海・40松木駿之介

DF 6上田駿斗・18佐藤和馬・4平出涼・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

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鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

新宿はおそらく3-4-2-1の形。

 

まず驚いたのはセンターバックの佐藤和馬(18)。

攻撃的な選手のはずが,CBで初スタメン。

この大舞台で予想外の采配。

しかし,知ってる人は知ってる。

最近の練習試合では,佐藤和馬がCBで凄く良いプレイをしていることを。

和馬!頼むぞ!

 

試合は,やや新宿ペースで始まる。

新宿はサイドを広くワイドに開いているので,大外に1人余ることが多い。

大きなサイドチェンジは無いが,一方向のサイドをグリグリと捻じ込んでくる。

 

サイドバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

右から前にも出ていきたい俊貴だが,新宿の前への圧力が強く,なかなか攻撃参加ができない。

左の上田駿斗(6)のプレイが研ぎ澄まされた日本刀のようならば,俊貴のプレイは,鬼の金棒を振り回すようなプレイ。

圧倒的な力でねじ伏せるディフェンスで,今日も右サイドをしっかり抑えている。

しかし,ウイングバックが1枚サイドに余る新宿のフォーメーションだと,俊貴がプレスに行っても,サイドに数的不利を作られ交わされてしまう。

サイドハーフ松木(40)も下りて来て,右サイドはディフェンス中心に。

松木が低めのポジションなので,俊貴が中に入り,5バックのような形になっている鈴鹿

鈴鹿は立ち上がりでバタつくことがある。

これだけの大きな会場。慣れないグラウンド。

俊貴。今は無理せずしっかりと守ろう。

 

少し前の雨の影響か?国立競技場の芝は少し滑る様子。

グラウンドも柔らかそうで,ヴィニシウスのシュートも足が滑って打ちきれなかった。

 

2トップの1人。フォワードの,ヴィニシウス(39)

ダンスを踊るような独特のステップで新宿ディフェンスに仕掛けていく。

カニシはヴィニシウスのプレイをもっとポストプレイヤー的かと思っていたが,この試合では,ドリブル中心でボールを運んでいる。

ヴィニのドリブルは,頭を下げて突っ込むドリブルではなく,頭を上げて相手の動きを見て変化させていくドリブル。

良い意味で「クセ」のあるヴィニシウス(39)と,もっと良い意味で「クセの強い」三宅海斗(19)の2トップは,トリッキーで凄く守り難いと思う。

前半の序盤には,中村健人(17)→三宅海斗(19)→日根野達海(27)→そしてヴィニシウスの連携で新宿ディフェンスラインを切り裂く。

ヴィニシウスが新宿GKに倒されたように見えたが・・・笛は無し。

倒されたように見えたけど・・・残念。

ただ,パススピードの緩急と,それに走り出すヴィニシウスとのタイミングがドンピシャだった。

今シーズン途中加入だが,ヴィニシウスはしっかりと連携ができてきている。

得点の匂いがプンプンしている。

ヴィニ。ゴール決めてやろうぜ!

 

鈴鹿はヴィニシウス(39)と三宅海斗(19)の走り出しが効果的に効いている。

鈴鹿のサイドは新宿のサイドに押されて,あまり展開できていない。

 

新宿はワントップの長身FWが活躍している。

ヘディングでも足元でも上手い新宿フォワードを,どう止めるのかが鈴鹿のポイント。

 

センターバックの左,「zumaica」,「雑草魂」佐藤和馬(18)。

フォワードの和馬がセンターバックをすることに対して,やはり彼の心中は穏やかじゃなかっただろう。

それでも和馬はスタメンを確保し,センターバックとして国立に乗り込んできた。

そして・・・非常に安定したプレイを見せる和馬。

効いている。バリバリに効いている。

もともとコーチングが上手いため,まわりとの連係が抜群。

サッカーIQが高く,連携や駆け引きも上手い。

前節の東京武蔵野戦の前半であったような,ディフェンスがボールウォッチャーになる様子は無い。

周りも使い,自分も安定している。左足のフィードも正確。

さらに,真横から写真を撮っていたNカメラマンによると,和馬は誰よりも早くラインを上げてボランチをフォローし,誰よりも早く後ろに戻ってディフェンスの裏をカバーしていたたらしい。

和馬1人で前後左右にナイスな影響力を出す。DFに司令塔がいるみたいな感覚。

実際に,和馬サイドの鈴鹿の左は前半の攻撃の基点となっていた。

和馬から,サイドバックの上田駿斗(6)へ。

さらに,前線へのクサビのパスも鋭く冴えわたっていた。

効いている。効いているぞ!和馬!

ただ,新宿には長身のFWが高さで狙っている。ここを抑えられるかが心配。

が!しかし!ディフェンスは身長じゃない。

ドイツに,ローター・マテウスという選手がいた。

攻撃的MFからDFまでプレイし,W杯5度出場の名選手。身長は174㎝

イタリアに,ファビオ・カンナバーロという選手がいた。

DFとして欧州最優秀選手に選ばれた偉大な選手。身長は175㎝

鈴鹿に,佐藤和馬という選手がプレイしている。

サポーターに愛され,鈴鹿を愛するナイスな選手。身長は174㎝。

和馬。鈴鹿の和馬の凄い所を見せてやろうぜ!

やったるぞ!オラー!

 

鈴鹿は押されているがやられてはいない。

サイドに展開されているが,そこから中には切れ込ませてはおらず,中では鈴鹿ディフェンスがしっかりと数的有利を作っている。

例え撃たれても,シュートコースを切っているので直撃弾は無い。

 

ボランチの,「勇往邁進」,前田柊(25)

新宿の中盤は真ん中でゲームを作るというより,サイドに展開してクロスボールからの跳ね返りのセカンドボールを狙うような感じ。

そこでセカンドボールを奪われると,一気に鈴鹿のディフェンスが押し込まれてしまう。

今日も前田がセカンドボールに寄せる。疾風の寄せからのボール奪取で攻撃につなげる。

中盤の潰し屋として,新宿の攻撃を潰しているが・・・。

前田柊はそれだけじゃない。

ボールを奪ったとたんに,スイッチが切り替わり,猛烈な飛び出し。

前田(25)→ヴィニシウス(39)→前田(25)とつないで,ゴール前でシュート!

惜しくもゴールならなかったが,前田の風のような攻撃参加が,新宿のディフェンスを揺さぶっている。

前田。今日も良い仕事してるぞ。

中盤の穴を埋めてくれ。

そしてゴールも狙え!

 

新宿はサイドから徹底的に攻めてくるが,鈴鹿は中で対応できている。

鈴鹿の攻撃は,中村健人(17)三宅海斗(19),ヴィニシウス(39)の3人が中心。

この3人ならば個人技で局面を打開できる。

 

サイドバックの,「自由の翼」,上田駿斗(6)

センターバック左に入っている佐藤和馬(18)から,良い形でボールを受けている。

前半半ばを過ぎて,駿斗の特徴である大胆な攻撃参加が出て来た。

鈴鹿の選手は試合中に良く走り良く動くが,ナカニシは駿斗が一番走っているんじゃないかと思っている。

そして駿斗は,やっぱり楽しそうにプレイしている時のほうが,良い結果に結びつくタイプ。

この大舞台国立競技場で,とても楽しそうにプレイしている。

前半の終盤に,素早いリスタートで,三宅海斗(19)がスルーパス

走り込んできたのは左のディフェンスラインにいるはずの上田駿斗(6)!なんと!

ペナルティエリアに侵入して,角度は無いものの超至近距離でシュートを放つ。

新宿GKの超ファインセーブで得点にはならなかったが,サイドバックフォワードのように「その位置」にいると言うのは,駿斗の最大の強みだと重う。

駿斗!

人の考えたポジションにこだわるな。

駿斗は駿斗らしいプレイが一番。

自由に羽ばたこうぜ。

 

鈴鹿はチーム全体が,ヴィニシウス(39),三宅海斗(19),松木駿之介(40)の飛び出しを待っている。

日根野(27),前田(25),健人(17),和馬(18),らが動き出しをよく見て,ちょうどの場所に落としている。

この試合では,特に新宿ディフェンス裏を狙うボールの精度が高かった。

そして,鈴鹿の裏を狙う動きながらのプレイに対して,新宿は捕まえるのに苦慮しているように見える。

 

そして,新宿のサイド攻撃に対して,鈴鹿サイドハーフが下りて来て対応している。

松木(40)のポジションが低めなので,右が落ちて5バックに。

その分,松木はゴールとの距離が遠くなり,攻撃参加の回数も減ってしまっていた。

 

試合はわずかに新宿優位。

そして新宿の攻撃の方法は,サイド中心で変わりがない。

ここで変化をつけられていたら危なかったかもしれない。

 

ボランチの,「鈴鹿の未来」,日根野達海(27)

大学を卒業して鈴鹿に来た若い日根野が,国立の舞台に立っているのが嬉しい。

怪我明けで,プレイを見ていても怪我の個所を気にしているように見えた。

それでも,日根野のプレイは素晴らしい。

この試合の時に前半は,新宿ディフェンスの裏へのパスが効いていた。

鈴鹿のディフェンスから中盤を経由し,前線へ。

そのパスの筋がきちんと通っていた。

リンクする日根野は,遅いパスから早いパス。早いパスから遅いパスへと,スピードを変化させ,新宿ディフェンスの「間」を外し,鈴鹿攻撃陣のタイミングを合わせていた。

見事。見事としか言いようがない見事。

そして,ディフェンス時には,新宿の攻撃を1歩遅らせれれば,鈴鹿はディフェンスの準備ができる。

その1歩を稼ぐためのディフェンスを,日根野(27)と前田(25)がしっかりしている。

なので,この試合,鈴鹿はボールをロストしても決定的なショートカウンターは受けていないかった。

日根野。良いよ良いよ。

この大舞台で,全く動じていない。

鈴鹿の中盤を頼むぜ。

 

センターバックの,「カバーリンガー」,平出涼(4)

前半は,どちらかと言うと新宿に押されている展開。

サイドから徹底的に攻める新宿に対して,クリアボールがコーナーキックとなることも多い。

コーナーキックは圧倒的に新宿のほうが多いと思う。

鈴鹿のディフェンスを統率し,最後の最後でシュートコースを切る平出。

平出はそんなに身長が高い訳では無いが,スタンドで見ているととても高く見える。

新宿のワントップの選手は身長も高く足元も上手い。

高さだけじゃなく,ここからのショートスルーパスが一番怖い。

全てを見切って,ディフェンスに全振りしている平出。

本当のフルバックとして,ゴールキーパーの前に陣取る。

鈴鹿は押されている。

それでも直撃弾はない。

それでもディフェンスラインを高く保てと指示している。

平出。頼むぞ。

 

前半の終盤。

サイドから中に入って来た「マエストロ」中村健人(17)

なんと!

ここで意表を突くループシュート

うわっ!

新宿ゴールキーパーが体を伸ばしてわずかに触り,ゴールならず。

惜しい!!!

 

さらに,三宅海斗(19)から,ヴィニシウス(39)へスルーパス

絶妙!

ヴィニシウスが独特の大股ステップで新宿ディフェンスを1人交わし,左サイドから右足で巻くシュート!

これも新宿ゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。

惜しい!!!!!

 

前半は新宿に押される場面もあったが,決して鈴鹿らしさが出せていなかった訳ではなかった。悪くない。立派に戦えている。

 

しかし,失点してしまう雰囲気もある。

今の攻撃に対しては,鈴鹿ディフェンスは対応できている。

ただ,新宿が選手交代でリズムを変えてきた時に,鈴鹿が対応できるかが問題。

やはり新宿は強い。

まだ,どうなるか全くわからない展開

 

ここで前半終了。

 

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凄い数のお客さんが入っている。

声出しはできないが,プレイごとに地響きのような人の歓声が聞こえている。

「ワー」というより,「ゴワンーーー」と言う波のような響く感じの音がする。

当然,新宿の攻撃チャンス時に歓声が大きい。

ただ,鈴鹿も負けてはいられない。

アウェイ側応援席から手拍子で選手たちの背中を押す。

 

ハーフタイムには,ナカニシは控え選手の動きを見ていることが多い。

しかし,このハーフタイムにはとんでもないことが起きていた。

 

JFL昇格の時のレジェンドである,

芦田成利(2016-2019),小西洋平(2016-2019),泉宗太郎(2016-2019),キローラン木鈴(2018-2020)

そして鈴鹿の初期のメンバーで2012年の地域決勝進出の土台を作った

中川宏太郎(2011-2012),西田健吾(2011)

※敬称略

 

たくさんの元所属選手が試合を見に来てくれていた。

(発見したのが彼らだけで,もっと来ていたのかもしれない)

みんな元気そうで何より。

 

早速見つかって,大量の鈴鹿サポーターに囲まれる元選手達。

チーム名が変わろうとも,株主が変わろうとも,スポンサーが変わろうとも,君たちが鈴鹿で血と汗を流したことをサポーターは絶対に覚えている。

そして,みんなの残した想いは全部サポーターが預かっている。

改めて,試合を見に来てくれてありがとう。

鈴鹿で戦った選手たちの前途に幸多きことを祈っています。

そして,キローラン木鈴選手!全社頑張ってください。

 

業務連絡

こそっと来て,こそっと帰ったと噂の恥ずかしがり屋の選手は,また,試合を見に来たら少しで良いのでサポーターに顔を見せてください。

 

コンコースでの立見は禁止とのことで,前半終わりに注意されていたので,後半開始前にアウェイ(ビジター応援席)の自席に戻る。

だけど,こちらでもナカニシの後ろに普通の家族連れの家族がいて(この席は立って良いはずなのだけど)後ろの子どもが見えないそうで立ち上がれない。

うーん。困った。

カニシは普段は試合中ずっと立ってるので変な感じがする。

 

いやいや。いやいや。

集中。集中。

そして,珍しく座って試合を応援。

 

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後半開始。

 

試合開始時に鈴鹿か変化してきた。

 

センターバックの,佐藤和馬(18)と平出涼(4)の位置が変わっている。

前半あまり攻め込めなかった右からの攻撃を活性化させるためか?

2トップの1人,ヴィニシウス(39)が左サイドハーフ

三宅海斗(19)がワントップ。中村健人(17)がトップ下の4-2-3-1へ変化。

これで,ヴィニシウス(39),三宅海斗(19),松木駿之介(40)が3本の矢となり,それを放つのが超一流の射手中村健人(17)と言う形となった。

 

後半開始から押し込む鈴鹿

ワントップで無限のスペースをもらった三宅海斗(19)が躍動する。

 

ワントップの「誰よりも自由」,「ネコ好きの天才」,三宅海斗(19)

ネコ好きの天才は,高校選手権以来の国立だと思う。

何となく高校生の時の海斗と,今の海斗は中身が変わっていないんじゃないかと思う。

海斗の根本はネコのような感じがする。その部分を上手に変えていけるタイプじゃない。

海斗は自分が気持ちよくやれるサッカーを探していたように思う。

それが鈴鹿だったのかどうなのかは,まだ分からない(でもそうであって欲しい)。

ただ,海斗の大活躍は,海斗の創造的な天才の部分を,ある意味自由にプレイさせたからこそ生まれていると思う。

そして,この試合の後半,その海斗をもっともよく知る選手である中村健人(17)から,バシバシ良いボールが出ている。

目をつぶっていても,健人から海斗へはパスが通る。たぶん。

後半,ドリブルでドンドン仕掛ける三宅海斗。

後半序盤には新宿ゴール前でフリーキックを獲得。

蹴るのは盟友,中村健人(17)。高校選手権伝説のフリーキッカー。

健人のフリーキックは惜しくも枠を捕らえられなかったが,健人と海斗が楽しそうに国立でプレイしていると思うと,ナカニシはなんか嬉しくなる。

海斗。楽しいことを自由に追い求めよう。

そして,サッカーで最高に楽しいのは,勝った時だ。

勝つぞ!海斗!

 

後半は鈴鹿ペースで試合が進む。

前半の2トップより,攻撃時にサイドハーフが上がる4-2-3-1のほうが攻撃の手数が多い。

そして,鈴鹿サイドハーフにはそれだけの運動量がある。

 

しかし,鈴鹿が攻めるということは新宿のカウンターのチャンスが増えるということ。

しかーし!

鈴鹿の中盤,日根野(27),前田(25)に穴は無い。

新宿のカウンターを,さらにカウンター返し。

松木駿之介(40)から,三宅海斗(19)にスルーパス

三宅海斗のシュートは,ほんのわずかにゴールを逸れる。

タイミング的にはゴールでもおかしくなかった。

惜しい!

 

サイドハーフ,「キャノンボール松木駿之介(40)

後半,鈴鹿の攻撃が活性化したのは,松木の位置が上がって来たからだと思う。

フトコロが広くボールを失わない松木は,タメを作れるので,まわりの攻撃参加が活性化する。さすが松木,影響力が大きい。

そして・・・

後半16分。

鈴鹿のボールが中村健人(17)に渡る。

新宿のディフェンスは,2人が三宅海斗(19)のマークに付く。

右から斜めに松木も中に入ってきている。

健人(17)の超々高精度のパスが松木(40)へ!

松木に新宿ディフェンスが引っ張られた途端に,胸で三宅海斗(19)に落とす!なんと!

三宅海斗が迷い無く左足を振り抜く!

それすら弾く新宿ゴールキーパー

そして・・・そこに・・・松木が詰めている。

最後の最後まで走り切った松木の前にボールは転がって来た。

走り続けた松木

止まらなかった松木

そんな選手の前に,ボールは必ず転がって来る。

1000回の無駄走りを続けた松木の前に,1001回目のボールが転がって来る。

走り続けて,戦い続けた松木だからこそ,それを決めることができる。

松木は慌てて蹴り込まない。

1/60秒の間。

松木は静かにゴールに蹴り込む!

ゴーーーーーーール!!!1-0

国立は歓声で揺れたと思うが,ナカニシの耳には何も聞えなかった。

よっしゃ。よっしゃと腕を振り続けて,やはり立ち上がらないとどうしようもなく,立てない自席を離れて階段を駆け上る。

コンコースで無言のガッツポーズ。

よっしゃ。松木!よっしゃーーー!

 

試合は鈴鹿がリード。

しかし,やることは変わらない。

守りに入ったら,前節にようにやられてしまう。

 

給水タイム後に選手交代。

 

後半23分。

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)29坂本広大

(OUT)39ヴィニシウス ⇔ (IN)21山内健史

 

ここで鈴鹿は3-4-2-1にフォーメーションを変更。

実質的には5-4-1。

そして,新宿のクロスボールに対応するため,高身長を中に並べる。

さらに,新宿と同じウイングを配置しサイドへの圧力を増す。

そして,前節,東京武蔵野戦と異なり,カウンターの切り札,三宅海斗(19)を残し,さらに「爆走少年」山内健史(21)を入れる。

 

ディフェンスしながら,十分に点を取れる形をとり,新宿の押し上げを最小限にとどめる。

 

代わってすぐの右のウイングバック,坂本広大(29)

スルスルスルっと上がって行って,あれよあれよの間にシュートに持ち込む。

出場直後だったため,広大は芝の状態が把握できておらず,芝に足を取られて滑ってしまう。

そうそう,ウイングバックが下がりっぱなしだと,ずっと押しこまれてしまう。

最大のディフェンスとは,ボールを支配し,攻めている状態だ。

 

守りに入るのは早い。

何か変えるのは早い。

新宿の圧力はさらに増している。

攻め続けろ。

 

交代で入った山内健史(21)が,期待通りの猛烈ダッシュで左サイドを深く進入する。

疲れの出てくる後半に,山内のスピードに付いて来られる選手はまずいない。

鈴鹿は裏へ裏へ丁寧に出している。

 

トップ下にいる,「テクニックモンスター」,中村健人(17)

守りに入りがちな場面ても,健人の目は前を見ている。

三宅海斗(19)のダッシュ,山内健史(21)の裏への抜け出し,松木駿之介(40)の爆走。

全て健人には見えている。

健人はテクニックだけなら,ひょっとしてもっと上手い人がいるかもしれない。

しかし,健人の視野の広さと,まわりを使うカンと言うのは,健人の特殊なスキルだと思う。

鈴鹿のチャンスには,ほぼ健人が絡んでいる。

カウンターを狙うには,決め手だけじゃなく,出し手も重要。

さあ健人。

勝負所だ。

しっかり決めてやろうぜ!

 

熾烈な戦い。

さらに体のぶつかり合いが激しくなってきた。

 

激しい接触の際,日根野達海(27)がイエローカード

日根野は怪我明けのため,すぐに交代となる。

 

後半31分。

(OUT)27日根野達海 ⇔ (IN)11三浦知良

 

カズの出場で湧き上がるスタジアム。

大喜びのホーム新宿のみなさん。

 

鈴鹿は守りに入らない。

山内健史(21)が「もっと走らせろ」とボールを欲しがっている。

三宅海斗(19)が「オレに出せと」と斜めに走る。

 

ディフェンス時の接触で前田柊(25)が負傷。

すぐに「×」が出る。

なんと,このタイミングで前田の離脱は厳しい。バランスが崩れてしまう。

日根野(27)も既に代わっているので,チームの中心であるボランチが2人とも交代してしまった。

前田。大丈夫か?

 

後半35分

(OUT)25前田柊 ⇔ (IN)7中里崇宏

(OUT)40松木駿之介 ⇔ (IN)13キムテウ

 

こんな時にものすごく頼りになる中里(7)が入る。

中里なら大丈夫。

しっかり試合に入ってバランスを取ってくれる。

そして,センターバックにキム(13)が入る。

新宿の攻撃はクロスボールからの中での競り合い。

それは試合序盤から終盤まで変わらなかった。

そこでのキムの投入。

高さ,強さ,競り合いならばキムの上を行く人類はなかなかいない。

キム。頼むぞ。

 

新宿は深く進入するのではなく,サイドからアーリークロス気味に斜めにボールを入れてくる。

鈴鹿ディフェンスとゴールキーパーの間の嫌な位置。

鈴鹿ディフェンスは自陣ゴールに向かっての守備をせねばならない。

 

鈴鹿ゴールキーパー,岩脇「ファイヤー」力哉(23)

サポーターから逆サイドに力哉の守る鈴鹿ゴールがある。

それでも力哉の炎の闘志を感じることができる。

吠える。力哉の雄たけびが国立にこだまする。

一瞬の気も抜けない時間帯。

それでも力哉は要所で水を飲む。

誰よりも熱い男。そして頭は誰よりもクール。

新宿のサイド攻撃から,力哉の飛び出しにくい位置に,早いボールがどんどん入って来る。

仲間の位置,シュートブロック,飛び込んでくる新宿の選手。

力哉には全部見えている。

俺が止めれば勝つ。

俺が止めなきゃ負ける。

力哉の土俵際の根性が爆発する。

カニシは祈るばかり。

力哉。頼む。勝とう。勝たせてくれ。

 

キム(13)の投入はバッチリ当たっている。

高さでとにかく大きく跳ね返す。

 

残り時間わずか。

鈴鹿は少し守りに入った。

中里(7)が中盤の底で,新宿を自由にさせていない。

 

鈴鹿は三宅海斗(19)が前線に残っている。

いつでもカウンターが発動する。

 

残り時間なし。

アディショナルタイム5分。

 

鈴鹿のディフェンスは整っているし,押し上げられている。

この時間帯に5人のディフェンスがそろってラインを上げてオフサイドを取っている。

ラインコントロールやるじゃん。

この「間」が一息つかせてくれる。

 

新宿が遠目からでもシュートを放つ。

しかし,シュートコースは切れている。枠には飛んでいない。

大丈夫。

 

コンコースで祈るナカニシ。

ヒザをついて,祈り続ける。頼む頼む。

右側では別のサポーターが手を握りしめて祈っている。

三浦監督がベンチ前で両手をグルグル回している。

みんな勝ちたい。

笑って帰りたい。

そしてそれは新宿の選手も同じ。

 

鈴鹿は新宿陣内でフリーキックを獲得。

キッカーは中里崇宏(7)

中里のキックは,遠いサイドで待つキムテウ(13)の頭に合わせる。

キムの大ジャンプでのヘディングシュート!高い!

しかし,惜しくも新宿ゴールキーパーにキャッチされる。

惜しいぞキム!

 

そして,5分経過。

審判がいつ笛を吹いてもおかしくない。

 

その時。

三宅海斗(19)からカウンター発動。

海斗から大きく逆サイドへ展開。

逆サイドにはドンピシャのタイミングで中村健人(17)が走っている。

新宿ディフェンスが3人寄せて来る。

中に走っているのはカズ(11)。

健人からのパスは,惜しくもカズに通らない。

 

鈴鹿は守り切るのではなく,最後まで狙い続けた。

前節とは違う。

俺たちはまた強くなった。

よし!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

国立競技場を会場として段取りいただいたクリアソン新宿のみなさん,この試合に関わった全てのみなさんに感謝します。

 

16,218人の観客はJFL記録らしいです。

そんな記録を国立競技場で達成できたことが嬉しいです。

そしてその記録的な試合に勝ったのは,鈴鹿ポイントゲッターズです。

 

試合後に選手がサポーターのところへ来てくれました。

岩脇力哉選手(23)が負傷した前田柊選手(25)をおんぶしてきました。

みんなでこの勝利を喜ぼうということだと思います。

力哉・・・惚れてまうやろ。

みんなで万歳しました(カメラマンも)。

最高の最高でした。

国立競技場で,「鈴鹿」と名を持つチームが戦ったのは,未確認ですが初めてなんじゃないかなと思います。

そんな中で,選手たちは立派に戦ってくれました。

彼らと共に戦い,彼らを応援することができて最高の気分です。

 

ハーフタイムにも書きましたが,たくさんの元鈴鹿の選手達が来てくれました。

サッカーが人と人とを繋いでくれます。

みんな元気そうで何よりです。

また会いましょう。そして君たちの前途に幸多きことを祈っています。

 

たくさん差し入れのお菓子をいただきました。

サポーターみんなで「勝ち菓子」を食べました。

ありがとうございました。

 

さて,この試合のナカニシ的MVP,VictoryCross賞は・・・。

東京からの帰路。約6時間考え続けました。

みんな良かった。みんな頑張った。

カニシは,それでもやっぱり得点を決めた松木駿之介選手(40)に送りたいと思います。

松木選手。ナイスシュート。

最高でした。

また次の試合も頼みます。

 

ブログ冒頭に書いたナカニシの師匠は,ナカニシの万歳する姿を見てから帰路についたそうです。

師匠。ひとつ夢がかないましたね。

また次の夢に向けて,明日からご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。

 

試合が終わって1日が経過しましたが,ナカニシはまだ嬉しいです。

嬉しさのあまり,松木の1/60秒ためるシュートを練習しています。

 

でも,次の試合は目の前です。

勝った試合も,負けた試合も,終わった後に考えることは同じです。

次!次だ!

次の試合に向けてファイヤー!

 

さあ行こうぜ,明日めざし。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第25節 10月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第26節 10月23日(日)13:00 対 奈良クラブ@ロートフィールド奈良

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

電気草刈り機と,三浦監督講演会と,東京行きのバス

みなさん,こんばんは。

 

坂本広大選手(29)のやっている「バイタルスペースジム」のインスタを見て,食べ物に気を付けているナカニシです。

でも,おススメおやつにあった,カカオ86%のチョコレートが苦過ぎで食べられません。

バイタルスペースジム | 筋トレ初心者様の為のパーソナルジム (@vitalspace.gym) • Instagram photos and videos

そして,今週末は試合が無いので,気持ちの持っていきようがなく,変な感じです。

 

ブログ冒頭に,忘れちゃいけないことを書きます。

 

鈴鹿ポイントゲッターズはたくさんの人に支えられています。

スポンサー,食事支援,選手の雇用,スクール,行政,そしてチームを応援してくれる全ての人が,このチームを支えてくれています。

 

サポーターとしてナカニシは,チームを支えていただいているみなさんへの感謝の気持ちを,絶対に忘れてはいけないと思っています。

 

みなさん,ありがとうございます。心より感謝しています。

試合が無い週のブログで,書くことが無いから書いてるんじゃないかと思われるかもしれませんが,本当に感謝しています。

 

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今週末は,何にもすることが無い虚無のナカニシは,スポンサーの林建材(プロマートハヤシ)さんのイベントに行ってきました。このイベント内では,三浦泰年監督の後援会が行われます。

よくよく考えると,このような講演会にはほとんど行ったことの無いナカニシでしたが,スポンサー様である林建材(プロマートハヤシ)さんがわざわざ開催していただいているのに,ガラガラだと申し訳なくて,いそいそと行ってきました。

 

現場に着くと・・・結構人が集まっています。

どうやら講演会の定員50名が,ぴっちぴちの満員のようです。

なんと!素晴らしい!

大盛況のようで良かった良かった。

 

講演会開始まで,店舗内を見て回りました。

実はナカニシは,つい最近,マキタの電気草刈り機を買っていました。

コレ

この草刈り機に使われているバッテリーは,ドライバーやのこぎり,車中泊用のランタンなどにも互換性があります。

ただ,鈴鹿市内のホームセンターには,マキタ製の電気工具の品ぞろえが少なく,実物を手に取ることができなかったのですが,なんと!プロマートハヤシさんには,山ほど並んでいます。

知らなかった・・・ここにこんなにいっぱい工具があるとは・・・。

 

さらに,ナカニシ家は築15年くらいなのですが,エコキュートの寿命が近づきつつあります。

プロマートハヤシさんでは,リフォームの相談も受け付けていますので,ここでエコキュートの見積もりの話もしてきました。

 

店員さんとの話の中では,

鈴鹿ポイントゲッターズのご縁で・・・」

と言うところを強調して話してきました。

 

スポンサー様に,「鈴鹿ポイントゲッターズのスポンサーをするといろんなご縁があるぞ!」と思っていただけると嬉しいです。

 

鈴鹿ポイントゲッターズのサポーターのみなさん,支援いただいているみなさん,もしも,何かを購入するとか,何かを選択する際には,ぜひ,スポンサー様のことも考慮して検討してもらえると嬉しいです。

 

これも,何かのご縁です。

ぜひ,よろしくお願いします。

 

ちなみに,フットダーツのところにも行ったのですが,到着した時には安藤駿選手(28)がやってました。

安藤選手から見たら「知らないおっさん」であるナカニシが,どう話しかけていいか分からなかったので,遠巻きに見てました。

講演会終わってからは,佐藤和馬選手(18)がいたので,普通に話しかけに行きました。

 

コロナ感染防除のため,練習や試合などでは全く選手に声をかけていません。

声出しもできず,何となく,選手のサポーターの間に距離ができてしまって,寂しい限りです。

なんとか来年は声出しして,取り返したいと思います。

 

講演会は,三浦泰年監督のちょっと良い話が聞けました。

監督の現役時代のプレイがビデオで少し流れましたが,えげつないタックルをしてました。

三浦監督,お疲れさまでした。

そして,林建材(プロマートハヤシ)の関係者のみなさん,このような場を作ってくださって,ありがとうございました。

カニシは,電動工具エコキュート買いますので,今後ともよろしくお願いします。

 

 

講演会後,最近選手が食事の支援などでお世話になっている「大戸屋」さんに行って,ご飯を食べようと思っていたのですが,ちょっと家庭の事情で今日は断念しました。

近日,大戸屋さんで選手のおすすめメニューを食べたいと思います。

 

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次戦の新宿戦では,久しぶりにツアーバスが出るそうです。

10月9日(日)国立競技場行き応援バス運行のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ

国立競技場で試合と言うのは,そんなに簡単にできるもんじゃありません。

アウェイではありますが,ぜひこの機会に,国立競技場に行って,鈴鹿ポイントゲッターズを応援してみませんか?

 

お申込みはこちらまで。

火曜日までですので,お早目に。

 

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土曜日に練習試合があって,火曜日も練習試合のようです。

 

後半戦に向けて,何かが変わるのかもしれません。

 

カニシは,和田篤紀選手(30)の復活する姿が見たいです。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第24節 10月9日(日)13:00 対 クリアソン新宿@国立競技場

JFL第25節 10月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第26節 10月23日(日)13:00 対 奈良クラブ@ロートフィールド奈良