VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

ぶらり中国ドライブパス

みなさんこんばんは。

 

チームの公式HPのアンリミクイズやってますか?

カニシは自慢ではないですが,結構正解しています。

このクイズで集めたポイントは,現金換算で選手たちにプレゼントできるので,たくさん溜めて,たくさん選手にプレゼントしたいと思います。

それにしても,月成選手の「IDゴールキーパー」という“ID”ってどういう意味なんでしょう?

 

 

 

松江シティ戦に向かう方にお知らせです。

 

どうやら高速道路のお得な利用方法が有るようです。

班長に教えてもらいました。ありがとう。)

↓↓↓↓↓

https://www.michitabi.com/roundtour/chugoku2019/

 

名づけて!(名づいてるけど)

「ぶらり中国ドライブパス」

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カニシの場合に置き換えて,使い方を簡単に言いますと,

鈴鹿から高速にすぐに乗らずに,

甲賀土山」で乗って,松江のあたり(中国地方ならどこでも良い)で下りる。

帰りは,松江の付近で乗って(中国地方ならどこでも良い),「甲賀土山」で下りる。

 

それだけです。

休日乗り放題で,8500円になるようです。

日帰りでも普通に行くより安くなると思います。たぶん。

申し込みはネットから(藤沢ネットではない),楽々にできます。

ETCカード番号とメールアドレスがあればOKです。

詳細は上記のホームページアドレスをご覧ください。

2日間,中国地方を観光するならば,相当良い割引だと思います。

 

と,言うナカニシは,家庭の事情で松江は,弾丸日帰りツアーとなります。

早朝4時に出発し,深夜12時ごろの帰宅です。

 

当日は少し台風の影響も出ていそうです。

道中の道路状況も心配です。

 

鈴鹿アンリミテッドを愛するみなさん,くれっぐれも安全運転で。

遠征は,安全に帰宅するまでが遠征です。

 

 

 

流経大戦の勝利はとても嬉しかったのですが,もう気合が次に向いています。

 

勝利すると,選手たちが本当に良い顔で笑います。

 

カニシは選手と共に戦い,選手と共に笑いたい!

 

だから勝利します。

 

必ず勝つ!!!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第21節 対 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎

みなさん,こんばんは。

 

この部分を書いている時点で,夜23時の東京にいます。

カニシは今,東京の空の下,スマートフォンでブログを書き始めました。

今夜は東京に後泊して,月曜にゆっくりと鈴鹿に帰ります。

 

疲れてるので,早く寝ようとしたのですが,選手たちを称える言葉が脳内から出まくっていて,全然眠れません。

帰宅後にブログを完成させてアップしますが,これから思うままにブログの下書きをしたいと思います。

 

 

 

試合当日の朝。

 

早朝から鈴鹿を出る。

東京ではマラソンが行われており,どうやら交通規制があるらしい。

でも,早め早めの行程で,楽々と首都高速を抜ける。

 

今日の対戦相手は流経大ドラゴンズ龍ヶ崎(以下,流経大と書きます)。

前期は1対1の引き分け。

現時点の順位は鈴鹿のひとつ下の17位。勝ち点差は「2」しか離れていない。

つまり今日負ければ,鈴鹿は完全に降格圏に入る。

残留争いの直接のライバルとの対戦。

 

息を止めるような緊張感の中,たつのこフィールドに到着。

会場に着くと,関東圏のVictoryCrossの仲間たちが勢ぞろいしている。

みんな口々に言う。

「こんな時こそ力を結集して戦おう!」

ありがたい。感謝。

 

鈴鹿からも続々とサポーターが集まる。

その数,約50人。

 

鈴鹿では,パブリックツイーティング会場の和とんさんから,サポーターが応援してくれている。

そして,全国津々浦々の鈴鹿アンリミテッドサポーターが,会場に念を送ってくれる。

会場に来られなくても,試合を見られなくても,想いは試合会場に届いているはず。

会場に集ったサポーターが絶対に届けよう!

 

選手たちのバスが到着する。

選手の方でこのブログを見てる人にお伝えさせてください。

鈴鹿サポーターはバス入りの時,選手に声をかけたくて仕方がないのだけど,試合前の集中を邪魔したくなくて,だいたい少し離れて遠巻きに見てる。

遠くから「頑張れー」とか言うので,ちょっと変だと思うけど,どうして良いかわからないので,ごめんなさい。

おいおい,バス入りの対応も慣れてくると思う。

 

横断幕を張る。

AGFと同じだけ。

見えてるか?

俺たちのメッセージが見えてるか?

 

場所は関東。

関東を中心とする全国から,サポーターの仲間たちが集まってくれた。

必勝の気持ち。

高まる緊張。

 

そうだ。

この狂うほどの圧迫感は・・・地域CLの時のようだ・・・

 

試合前にサポーターに言う。

こんな時こそ,焦らずに。慌てずに。

選手たちのやりやすい雰囲気を作ろう。

大丈夫。

いつもと同じで大丈夫。

時は来た!

応援に心を込めろ!

 

いくぜ!!!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 9藤沢ネット・25和田篤紀・10堀河俊大・6藤田浩平・13遠藤純輝・

DF 29宮本和輝・34野口遼太・4キローラン木鈴・27田中貴大

GK 30セルヒオ・アレナス

 

試合開始。

 

両チーム共に落ち着いた立ち上がり。

共に負けは最悪なので,リスクをしっかりとった攻撃をしている。

中盤でパスミスをしないように。

ディフェンスラインでミスしないように。

足元へのパス中心の堅い攻撃から。

 

センターバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

前試合は欠場している。

コンディションが万全ではなさそうで,ナカニシの見る限り,いつもの左足のキレが無い。

それでも強い。それでも怖い。それでも野口は頼りになる。

野口はやはり鈴鹿の大きな太い柱だと,つくづく感じる。

自らのプレイだけでなく,周りの距離感を調整して,流経大のスルーパスを切る。

おや?いつも以上に声がよく出ている。

いつも以上に裏への走りが見えている。

いいぞ!いいぞ!

野口,頼むぞ!!!

 

声を出せ!連携をどうにかするには,声を出すのが一番だ。

声を出してプレイに悪いことなんて,ひとつもない。

必ず何かが変わるぞ!

 

そしていきなり。

 

前半5分。

遠藤の獲得した左からのフリーキック

蹴るのは堀河俊大(10)

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堀河の蹴ったボールは,一度頂点に達してから急激に落ちてくる!

線で合わせるのではなく,点で合わせる堀河特有のボールの軌道!!!

蹴った瞬間,ナカニシの声が出る「うわっっっ」なんて良いところに蹴るんだ!!!

ファーサイド(遠い方のサイド)へ放物線が描かれる。

流経大ディフェンスの頭を越えて,狙う地点へ。

 

そこには,野口が飛び込んでキターーーーー!!!

野口の頭!

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ゴーーーーーーール!!!1-0

野口の魂のナイスゴール!

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堀河の超弾道も見事!

素晴らしいセットプレイからのゴールだ!

 

しかし試合は始まったばかり。

サポーターも興奮をすぐに抑えて,次のプレイに集中する。

 

左のフォワード?サイドハーフの,「優しい鉄人」,藤沢ネット(9)

本来ならばパンパンのフォワードだけど,今日は左サイドにいる。

ネットのプレイは献身的でパワフル。ディフェンス面でも一生懸命に頑張っている。

そして,一旦ボールを奪えば,盟友リンタロウへズバリのスルーパス

ネットからのボールを受けて流経大陣内に切り込んだリンタロウが,堀河に折り返し,あわやの場面を作る。

またネットは,逆サイドの遠藤(13)へ超ロングパスでサイドチェンジし,こちらからも攻撃の起点を作る。

ネット自身は,ゴールを狙いたいだろう。

だけど,前半は攻撃の起点となる少し抑えた我慢のプレイ。

ネットー!

ガンバレー!

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スタンドでは感じないが,上空はかなり風が吹いているようだ。

メインのノボリが,かなりはためいている。

実際に鈴鹿の選手は向かい風になるため,試合序盤は,思ったよりもボールが伸びて,空中戦の落下位置を見誤る場面がある。

 

そして,前半10分。

流経大のロングボールが鈴鹿ディフェンスの頭を越える。

キローラン木鈴(4)がフォローに入るが,流経大は一瞬の間にドリブルにスピードを出し,鈴鹿ペナルティエリアに侵入。木鈴も激しく行けない。

しかし,木鈴はプレッシャーをかけ続け,シュートコースをギリギリまで限定する!

流経大の選手がシュート!

ゴールキーパーのアレナス(30)は,シュートコースを体で塞ぎ,シュートを体に当てて弾き返す・・・が!

ディフェンスに戻るため走っていた鈴鹿の選手にあたり,ボールはゴールの中に。

無念の同点オウンゴール

確かに裏を取られたけど,対応は出来ていた。

オウンゴールとは不運。

1-1

 

サポーターの声が上がる。

こんなもんじゃ無いぞ!

まだまだ始まったばかりだ!

俺たちは声を出すぞ!

 

前半の序盤を終わり,試合は五分五分。

流経大はどちらかと言うと,サイドを広く使わず,少し中に切れ込んできて,バイタルエリアからのシュートや,一瞬のショートスルーパスを狙う。

基本的な技術がうまく,鈴鹿のマークがズレるまで攻め急がないので,流経大にボールを渡すと,しばらくボールを奪えず流経大の支配するところとなる。

 

対する鈴鹿は,ネット(9),リンタロウ(7),遠藤(13)の前線の選手と,トップ下の堀河が効いていて,ボールを奪うと問答無用で一気に相手ゴールに向かう。

今日の鈴鹿はディフェンスラインのパス回しは皆無。

縦に早く!

シュートまでもって行く勝負が多い!

 

セントラルミッドフィルダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

この試合で特筆すべきは,選手たちの鬼気迫るほどの気迫。

プレイを見ていくうちによく分かる。

普通にプレイしているが,みんなが「あと半歩」粘って足を伸ばしている。

一人二人ではなく,選手全員が最後まで諦めずに,半歩伸ばしている。

良い!この半歩が徐々に差になるぞ!

これは練習でなんかあったな!

そして,この選手たちの変化は,藤田が何かを変えた可能性が高い(あくまでナカニシの推測)

この試合では,トップ下の堀河(10)だけでなく,本来ボランチの位置にいる和田篤紀(25)もかなり高い位置を取り,2列目から飛び出している。

鈴鹿が前に人数をかけている分,流経大の早いカウンターが怖いが,ことごとく藤田が立ち塞がり,相手に時間を使わせて,守備への切り替えのバランスを取っている。

動脈である攻撃。

静脈である守備。

どちらも藤田の手中にあり。

藤田,勝つぞ!!!

みんなに勝利を!

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前半の進むにつれ,試合は鈴鹿ペースに。

流経大はボールの保持がうまいので,支配率は高いが攻撃は鈴鹿のノド元に届かない。

対する鈴鹿は,早い縦へのボールを供給。

リンタロウ(7)のヘディングでの落としから,堀河(10),和田(25),遠藤(13)がよく受けている。

一見,パスを綺麗にまわしているわけではないので,大雑把で単純だが,今,流経大にはこの攻撃が効いている。

ドンドンやっていこう。

 

鈴鹿の選手たちは,みんなボールを奪われまいと体で勝負している。

そのため,流経大が寄せてきても,ガッチリ体を入れるため,ホールは奪われず,もし失ってもファウルを獲得している。

 

フリーキックとなれば,今日の堀河(10)キレている。

フリーキックの弾道が,ことごとく良いところへ入る。

直接相手ゴールキーパーに直接取られたり,全員をオーバーして外に出たりが無く,必ず中で競り合えるところに落としている。

堀河見事!

 

サイドハーフ,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

前半の半ば過ぎると,少し流経大が引いてきた?かな?

相手が引いたため,リスクを配慮した遠藤のポジションが少し上がり,前に前に仕掛けるようになってきた。

後ろからサイドバック田中貴大(27)もゴリゴリ来るので,右のサイドを深く深くえぐっている。

前を向いて勝負をする遠藤は,なかなか止められない。

スピードだけでは無く,相手を交わすスキルも高い遠藤。

サイドから仕掛けて仕掛けて,得点にはならなくても,コーナーキック

コーナーキックは名手堀河。

良い形で鈴鹿は攻めている。

遠藤!抜いたらゴール頼むぞ!

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カニシは,たつのこフィールドに初めて来たのだが,やはり大雨の影響で,グラウンドコンディションは良くない。

デコボコな上に,土がかなりの水を含んでいるため,土がゆるく足を滑らせる選手もいる。

ちょっとしたことで,バランスが崩れる。

足元に注意!

 

ゴールキーパーの,セルヒオ・アレナス(30)

足元が悪いせいか?キックの精度が定まらない。

また,高く蹴り上げると,上空の風に押し戻され,届いて欲しいリンタロウまで届かない。

キック自体は良くなかったが,その分,セービングでチームを救う。

流経大のセットプレイ時にはギリギリのところでボールに反応し,得点を許さず!

アレナス!

もう点をやっちゃダメだ!

この調子ならば,必ず後半得点のチャンスがあるぞ!

それまでしっかりゴールを守ってくれ!

 

試合は一進一退。

わずかに鈴鹿が押している。

 

流経大バイタルエリアから思い切りよくシュートを打ってくる。

鈴鹿はサイドから何度もチャンスを作る。

ただ,両チーム共に,良く走っているので,どれだけ攻めてもマークは外れておらず,十分な崩しはできていない。

 

鈴鹿サポーターの声が,次から次へと湧き上がる。

大きな声というか,いろんな人の声が混ざった太い声。

それは地面から湧き出るマグマのように,腹の底に響いてくる。

 

大丈夫だ!

この想いは,選手に届いているはずだ!

 

ここで前半終了。

 

 

 

控え選手のアップの様子を見る。

 

鈴鹿は右サイドの遠藤(13)と田中(27)から攻撃を仕掛けているが,左のネット(9)と宮本(29)のサイドは,そのバランスを取るためか,そこまで攻勢に出ていない。

そして,左から行けば左一辺倒。右から行けば右で最後まで行ききる。

大きなサイドチェンジが,あまり決まっていない。

ここをどう修正するか?

 

今日の試合は17時からなため,とても涼しい。

しかし,鈴鹿の選手はあまり慣れていない照明の下での試合なので,ハイボールの目測など,不安要素もある。

 

流経大は流石に大学サッカーの超名門校だけあり,個々の能力と基本技術はかなりのモノ。

それだけに鈴鹿のミスは致命的となりかねない。

 

緊迫感。

圧迫感。

1つのミスの怖さ。

まさに地域CLと同じだ!

 

 

 

後半開始。

 

後半開始早々,我慢の藤沢ネット(9)が,左から少し中に入り,右足でバズーカをぶっ放す!!!

キャプテン翼で言えば,タイガーショットのような猛烈な弾道のシュート。

枠に行けば確実にゴールだったが,わずかにそれる。

ネットが狙ってるぞ!

そうさ,ネットは勝利にもゴールにも飢えている!

 

サポーターにもっとパワーをくれ!と煽るネット!

了解だ!

どんだけでも歌ってやるぜ!

 

流経大は前半よりも,さらに少し引いた?ような気がする。

鈴鹿の陣形が少し前に寄った。

そして,流経大鈴鹿が前に出た分,中盤を飛ばして,ロングボールを放り込み,鈴鹿が跳ね返したそのセカンドボールを奪いにくる。

 

センターバックの,「不暁不屈」,キローラン木鈴(4)

木鈴も,他の選手同様,この試合に対する闘志は半端じゃない。

その長い足はより一層伸びて,半歩先のボールにもアタックする。

そして後半のロングボールに対しても,無双無敵のヘディングで迎撃。

飛距離も出ており,木鈴のヘッドを堀河(10)が受けて攻撃につなげる場面も。

良い!

木鈴強い!

(こんなに強い木鈴なのに,試合後にナカニシが,「強かったですね」って言ったら全然まだまだですと言ってました)

いや,木鈴良いよ!

自分の強さを信じてる木鈴だよ!

鈴鹿への攻撃は根元から薙ぎ払え!

木鈴!

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後半の序盤も派手な展開はなく,両チームともに前半と同様のペース。

鈴鹿は前半から,とてもシンプルなサッカーをしている。

今シーズン一番シンプルかもしれない。

ゴールキーパーとディフェンスでちょこまか回さず,早めに前に。ゴールキックも同様。

ディフェンスも,バックパスは極力少なく,小細工なしでセーフティに。

前に出せば,リンタロウ,ネット,遠藤が強く,セカンドボールへも堀河,和田がきっちり確保する。

おそらくグラウンド状況が悪いので,そうしているのだろうが,そのシンプルさが,今の鈴鹿の変な迷いを断ち切っているようにすら見える。

 

結果論になってしまうけども。

今日の試合では,縦に速いシンプルなサッカーがとても効果的で良かったと思う。

 

流経大鈴鹿からボールをカットすると,早く細かいパス回しで,鈴鹿に攻め込む。

やはり基礎技術が高く,次から次からフリーの選手が生まれてくる感じがする。

 

中盤に玉座を据える,「バッドボーイ」,和田篤紀(25)。

華麗で繊細なボールさばきをする和田が,髪の毛を逆だてるほどに,激しく!厳しく!美しく!セカンドボールに寄せている。

こんな和田はあまり見たことないほど,どんどん寄せて,ガンガン奪っている。

流経大のショートパスを見事に引っ掛ける和田。

不思議と和田には次のパスが見えるかのように,そこに足を伸ばしている。

そして,ボランチながら,かなりの距離を走り,積極的に攻撃参加している。

特にシュートの意識が高く,セカンドボールを積極的に狙う。

こりゃ,和田かなり気合入れてるぞ!

ポジショニングはトップ下の堀河に近い,だけど守備時は藤田のとこまで戻ってる。

よく走る。曲芸のように,ボールを操る。

凄いぜ和田篤紀!

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後半は両チームともにハイボールを放り込む数が多い。

パスまわしからカットされてショートカウンターよりも,リスクが少ないからだと思う。

 

ただ,鈴鹿にはリンタロウがいる。

リンタロウの落としに反応する選手たちもいるね。

 

センターフォワードの,「ER7」,エフラインリンタロウ。

今日は,ほぼ3トップで,さらに後ろに堀河(10)がいるので,悪い時の鈴鹿のような,リンタロウが孤軍奮闘という感じはない。

周りもよく動くので,ポストプレイのフォローも早い。

左右ともに早いクロスが入ってくるので,前半からリンタロウは何本もゴール前で自らゴールを狙ってきた。

カニシは本当に試合中に思っていた(本当)。

今日リンタロウ,点取るぞ!やりそうだぞ!

そして・・・

 

後半17分。

和田から田中貴大(27)へ展開。

中で待つのは,遠藤(13),堀河(10),リンタロウ(7)

田中は,早いボールを低空で放り込む!!!

中で受けたのは,走り込んだ和田篤紀!

和田の走りながらのシュートは,相手ゴールキーパーが体で弾く!

そこを詰めていたのが,リンタロウ!!!

今そこにいるべき時に,そこにいる!

それが点取り屋!

 ゴーーーーーーール!2-1

 サポーターに向かってダッシュするリンタロウ!

最高だ!こっちに来たぞ!最高のフォワードが!

ネットと胸ドン。

サポーターもそれを真似するが,歓喜の渦でうまく胸ドンできない。

ナイスゴール!

良い展開だった。

 

いやいや,まだたっぷり時間は残っている。

そしてATも。

試合は続くぞ。

まだまだ何が起きるか分からんぞ!

鈴鹿サポーターの声が上がる。

ここからだ,ここから勝負だ!

 

サイドバックの,「アップサイドダウン」,田中貴大(27)

リンタロウへの見事なアシストだけでなく,特に後半は,田中がサイドを蹂躙している。

左のネット同様,遠藤も中に切り込んで仕掛けに出るため,流経大サイドバックが中に絞らざるを得ず,田中の前方に大きなスペースができている。

今日の鈴鹿の選手は,そこを見逃す訳が無い。

和田,堀河,藤田,そして野口のロングフィード

それを追う田中。

再三のチャンスを作り出すが,流経大の体を投げ出すようなディフェンスでゴールならず。

でも,田中のリズムはとても良い。

得点の臭いが伝わってくるぞ!!!

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4連敗で誰よりも悔しい思いをしたのは,プレイしてる選手たちだ。

みんながみんなの想いを共有している。みんな悔しかった。

試合後,ナカニシが耳にしたのは,ベンチにも入ってなかった海口彦太が,本当に一生懸命にみんなのサポートをしていたらしい。

もちろん,ゴールキーパーを支える高宮大輔も。

監督も,コーチも,スタッフも。

みんなみんな悔しかった。

 

この試合勝とうぜ!

最後まで絶対に抜くな!

走って走って走り倒せ!

 

みんなの想いが,ひしひしと感じる試合になった。

内容?今日は内容の日じゃない。

地域CLの感じ,それは何が何でも勝たねばならない日だ,

 

鈴鹿リードだが,慌てていない。

野口の声,藤田の声,みんなの声がよくきこえる。

良い声が出てるぞ。

 

サイドバックの,「BE.COOOL」,宮本和輝(29)

この試合の鈴鹿のサイド攻撃は,太くて重い左と,切れてて早い右のコントラストだった。

左の宮本。右は田中。

後半は,サイドのネットが中に絞るため,宮本も徐々にポジジョンを上げてきた。

宮本の良さは速さとか切れ味ではなく,うまさと確実性。

パスミスや判断ミスが無く,的確に積み上げていく。長い距離を走るオーバーラップもそれほどしないが,走るときはバーンと走る。

残り時間は,まだ半分以上。

逆転負けや,ATでの失点を繰り返してきた鈴鹿は,ただでさえ選手たちに焦りが出てしまう。

しかし,宮本に変化はない。

クール。冷静。そして的確に。

よく見えているので,楔のパス。リンタロウ(7)へズバリと入れてくる早くて高精度のパス。

カニシのイメージでは左サイドバックは尖った曲者が多かった。

宮本は,今までナカニシが見たクセの強い左サイドバックとちょっと違う。

安定感と冷静さ。

よし!行こうぜ!

宮本和輝ってステキだぜ!

 

鈴鹿の攻勢は衰えない。

変わらずコーナーキックはチャンスになってるし,元気な遠藤(13)は仕掛けている。

グラウンドの温度は高くないので,選手の足も止まらない。

 

後半31分。

(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

体を張ってボールをキープし続け,削られ足を痛めたネットが交代。

サイドハーフに佐藤和馬が入る。

サッカーIQの高い和馬ならば,この難しい時間もフィットするはず!

カニシは叫ぶ!

「和馬!頼む!」

 

トップ下で体を張り続けている,「疾風勁草」,堀河俊大(10)

この試合で,流経大から見て,一番厄介だったのは堀河だと思う。

ボールがトラップ1発で懐に収まり,ターンが早く,ボールを失わない。

それほどの超テクニシャンでありながら,この試合では泥にまみれるように倒れながらも足を伸ばし,体をぶつけてボールを奪いに行く。

カニシも,ここまで激しく気迫のこもる堀河のプレイはあまり記憶にない。

それほどまでの勝利への飢餓を感じる。

流経大の3人に囲まれてなおボールをキープし,ファウルを受けて激昂する堀河。

こんな堀河を初めて見た。

 

鈴鹿をJFLに昇格させたキャプテンは堀河だ。

その堀河が,降格の危機に何もしないわけが無い。

このチームを支えてきた最強の勁草として。

堀河が,残り時間も敢然と立ち向かう。

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後半38分

(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)16小口大司

 

元気印の小口が入る。

ダッシュダッシュダッシュで,流経大をかき乱す。

小口残りわずかだ!ずっと走り続けろ!!!

 

しかし,流経大の攻撃は,まだまだ尖っている。

鈴鹿の左を攻略し,クロスに頭から飛び込んでくる。

タイミング的にはやられてるが,何とかアレナスがキャッチ。

 

残りわずか。

選手たちにも疲れが見える。

サポーターの声が悲鳴のようだ。

 

リンタロウも足が痙攣し始めた。

 

後半44分

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)26チョン・サネ

 

足を痛めたリンタロウを下げて,小口がワントップに入る。

 

残りはAT

 

この段階で勝利を確信している鈴鹿サポーターは誰もいない。

 

いや,ここからだ!

 

ここから負けちゃダメだ!

 

野口が,「ここからだぞ!!!」と厳しい声で言う。

 

和馬が体を張ってサイドで時間を使う。

 

和田がフォロー。

 

小口が走る。

 

サネがパスカット。

 

慌てない。

 

木鈴も,野口も慌てない。

 

そして,藤田もよく見えている。

 

頼む!もう少しだ!もう祈るしかない!

 

ここで試合終了

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの人が,たくさんの鈴鹿アンリミテッドを愛する人たちが,茨城県の龍ヶ崎まで来てくれました。ありがとうございました。

 

たくさんお土産もいただきました。

選手の親御さんからも差し入れいただきました。

みなさん,ありがとうございます。

サポーターみんなで美味しくいただきました。

久しぶりの勝ち菓子です。

縁起物です。食べた人は病気にならないそうです(都市伝説)。

 

パブリックツイーティング会場を貸していただいた和とんさん,ありがとうございました。

そして,仲間たちの気持ちはテレビを通じて龍ヶ崎まで届いていました。

みんなありがとうございました。

 

被災した千葉のボランティアで大変なのに,VONDS市原の藤井竜選手と北原毅之選手が観戦に来てくれました。

藤井選手,北原選手,ありがとうございました。地域CLもがんばってください。

 

 

試合が終わって,勝利のバンザイをしました。

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アレアレッオー,鈴鹿アレーの歌を歌いました。

鈴鹿の空は今日も微笑むも歌いました。

点を取ったノグさんが踊ってました,リンタロウはもっとラテンのリズムかと思ったら,なんか不思議なダンスでした。

みんなみんな楽しそうでした。

 

それにしても,みんなが勝利に慣れてないので,勝利後の段取りがバタバタでした。

和馬と岡さん任せですみません。

 

その時,ナカニシはプーさんのぬいぐるみを着ていました。

なぜ,プーさんの気ぐるみを着ていたかと言うと,話すと長いのですが・・・

 

カニシもいい歳なので,ジンクスなんて無いってことは,よーく分かってます。

そんな迷信のようなものが試合に影響があるとは本当に思ってません。

だけど,勝った試合の時に食べたものや,勝った試合で着てた服,やった行動など,試合前には気になったりします。

敗戦が続き,もう,勝利のジンクスも品切れでした。

選手たちは全力でこの試合を勝とうとしてるのは,藤田浩平選手らのツイッターでも良くわかりました。

だからこそ,何かしたい!

カニシも何かで自分の決意を表したい!

その背水の陣が,プーさんの着ぐるみです。

もう一度書きますが,分かってます。そんなもの,試合の勝敗には何にもならないってことは。

だけど,この着ぐるみを持ってくことで,勝利を信じてるって事を,自分の中で確かめたかった?のかな?

たぶん,連敗が苦しくて,ギリギリまで追いこまれてた?,もう頭がちょっと混乱していたのかな?

良く分かりませんが,そんなことで,プーさんの着ぐるみを着てました。

 

 

 

さて,長らくお待たせしました。

VictoryCross賞の時間です。

この試合のナカニシの選ぶMVPは,堀河俊大選手(10)です。

炎のような気迫!すげぇ!まじ凄かった堀河。

大ケガから復帰で,ナカニシは正直,今シーズンにトップコンディションになるのは間に合わないかと思ってました。

でも,来たよ堀河は。

ピンチの時に来たよ。

流石だよ,俺たちの疾風勁草は。

堀河!やっぱカッコいいわ!

次の試合も頼みます。

 

 

 

たくさんの応援,たくさんのパワー,たくさんの念,

ありがとうございました!

 

と言うか!

いやいや,まだまだ,全然まだだ!!!

まだ終わってないぞ!!!

 

次だ!

今日の勝ち点にもっと大きな意味を持たせるためにも,次勝たなきゃ!

次は松江シティ。

 

みんな緩めちゃダメだ!

しっかりと休んで,今日の半歩粘るサッカーをしようよ。

 

頼むぜ!

 

松江に勝つぞーーーーーーー!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

 

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

信じて戦うぜ!

みなさんこんばんは。

 

まず,千葉県の台風の影響で。停電・断水などの被害を受けられた方に,謹んでお見舞い申し上げます。

そして,千葉のVONS市原には,以前鈴鹿にいた,藤井竜選手,北原毅之選手,藤田大道選手が所属しています。

SNSなどで,彼らの被災地での活躍を拝見しています。

くれぐれも自らの安全を第一に,こんな大変な時こそ,地域のサッカーチームの一員として,みんなで助け合って頑張ってください。

遠方で,何もすることができませんが,君たちの活躍を応援しています。

藤井!北原!藤田大道!がんばれ!!!

 

 

 

さて,鈴鹿アンリミテッドは怒涛の4連敗中です。

逆転負け・・・。アディショナルタイムの失点・・・。全然歯が立たずに敗戦・・・。

いろんな形で負けています。

「ブーイングや厳しい言葉で選手を鼓舞しないのですか?」

「中西さんぬるくないですか?」

こんなことを直接言われた事もありますし,ナカニシの所にメールをいただいた方もいます。

 

再三,何度も書きますが,ナカニシは鈴鹿の選手を信じています。

言葉だけじゃなく,もう多少クレイジーなほど,本気の本気で信じています。

だから,うちの選手たちが全力で勝利を目指していることを信じています。

人生をかけてサッカーをし,死に物狂いで戦った選手たちに対して,不満や侮辱する言葉をナカニシは絶対に言いません。

 

今,この時,選手たちが次の勝利のため頑張っていることを知っています。

体を動かす練習だけじゃなくて,24時間,身を焦がすほどの勝利への飢えがあることも知っています。

 

「チームのために走ってさ,声掛けあったら,そんなに簡単には負けないチームだよ。」

 

サポーターは無力だけど,何もできないわけじゃない。

次の試合,サポーターが会場で良い雰囲気を作りたいと思います。

ラジオ体操して,なんだあれ?と思われながら,リラックスしましょう。

ボールボーイの熱中症にも注意しましょう。

鈴鹿の空が微笑む事を信じて歌いましょう。

選手たちが乗ってプレイできる雰囲気を作れるように。

選手たちが少しでも前に向いて走れるように。

大丈夫!

鈴鹿の選手を信じろ!

リラーックス。

心を整えて試合に挑みましょう。

 

 

 

その鈴鹿の誇る選手の一人,佐藤和馬がやってくれました。

チームのスタッフとしても,営業としても働いている佐藤和馬選手(18)が,こんなスンゲェものを作ってくれました。

和馬!!!ワレやってくれたな!!!ずごいやん!!!

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そして,ここに乗ってるお店が,アレもコレも有名な良いお店ばっかりですやん。

マジ卍やん(←意味わからんけど)。

※ナカニシが,うさんくさい関西弁を使っているのは,佐藤和馬へのオマージュ?

リスペクト?です。

 

この地図ですが,試合会場や,アンリミのフットサル場(グリーンタウン)で配布されています。

「アンリミのスポンサーになったら,お客さん増えたんちゃう?」

って言ってもらえるように,みなさんお店のチョイスの際には,ぜひご参考にしてください。

また,アウェイで鈴鹿に見えられるサポーターの方にも,是非ご活用して欲しいと思います。

カニシが見たところ,みんなみんな鈴鹿で名のある良いお店です。

みなさん,ぜひお越しください。

和馬!いろいろ,あれこれ,グッジョブ!

次の試合,ゴール頼むぜ!!!

 

 

 

そして,スクールのスタッフもがんばっていますよ。

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鈴鹿アンリミテッドの育成が,今年もU-15体験練習会を実施いたします。

かっこいい動画なんか作っちゃってます。


鈴鹿アンリミテッドU-15 2019 プロモーションビデオ

きちんとした指導を受けた子供たちは,みんなメチャクチャに上手くなります。

子どもの成長するスピードは早いです。

お子さんの同じ時間を使うならば,密度の濃い良い練習を受けさせてあげてください。

 

ちなみに体験の詳細は下記のホームページアドレスを参照ください。

 https://suzuka-un.co.jp/news/27997/

お問い合わせはお気軽に。

電話 080-5115-3808 (近藤U15監督)← 優しい監督です。

メール info@suzuka-un.co.jp

※体験練習に参加希望の方は、上記担当者まで、事前にご連絡をお願い致します。

  

 

 

「アレアレッオー,スズカアレー」

 この歌を龍ヶ崎で歌いましょう。

 思いっきり歌ってやりましょう。

 

ではまた。

 

(追記)

◇次戦も,パブリックツイーティングPTを行います。

 場所:とんかつの和とん(鈴鹿市中江島町

 時間:9月15日17時より

 PTに関しては,ツイッターで情報発信していますので,ご確認ください。

 Victory Cross.PT実行委員会 「 @VictoryCrossPT1 」

 

(今後の試合)

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第20節 対 ラインメール青森

みなさんこんばんは。

 

試合終了後から片付けをしてましたが,あまりに体調が悪く,座り込んでしまいました。と言うか,自分が座っているのか,立っているのか,しゃがんでいるのか分からなくなりました。

たぶん熱中症です。そして「またまたまたまた」負けたので全然元気が出ませんでした。

体を引きずるように道具をしまって,水とポカリスエットをガブガブ飲んで,今からブログを書きます。

4連敗して,のんきなブログは書けません。

カニシは体調も最悪で,またまたまたまた負けて,水飲みすぎでお腹も痛くて,大変イライラしています。

 

 

 

試合の朝が来る。

宮崎でホンダロックにコテンパンに負けて,1週間ずっと苦い思いをしていた。

鈴鹿アンリミテットはどうなってるんだ?

ちゃんと戦えるのか?

スペイン流にこだわる意味があるのか?っていうかこだわってるのか?

形のない焦りと怒りが交互にのしかかってくる。

 

選手を信じるしかない。

俺たちの選手を信じるしかない。

焦っちゃダメだ。

リラックス。大丈夫。大丈夫・・・。

 

今日の対戦相手はラインメール青森(以下,青森と書きます)

アウェイで勝利しているものの,内容は薄氷の勝利だった。

カニシのイメージとしては,フィジカルよりもスピードとテクニックのチーム。

あくまでナカニシのイメージだが,今治や東京武蔵野に似ている。

 

7時過ぎには会場に行く。

「疾風勁草」を張るための土台を作る。

横断幕,ノボリ,テント,そのほかたくさんの準備。

 

汗が滝のように落ちる。

全身がベタベタに濡れている。

選手たちも厳しい試合になるだろう。

だけど,俺たちも頑張るぞ!

 

準備終了後,試合前に水泳棟のトイレの前の日陰で,30分ほどジッとする。

キツイ。

すでに体が思うように動かない。

 

試合1時間前。

いつものラジオ体操。いつもの鈴鹿の空。いつもの選手コール。

いつものように。リラックス。

 

この時を!

待ったぞ!

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いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 18佐藤和馬・25和田篤紀・28小澤司・6藤田浩平・13遠藤純輝

DF 29宮本一輝・4キローラン木鈴・3高野次郎・27田中貴大

GK 30セルヒオ・アレナス

 

試合開始。

 

試合開始から落ち着いたペースで進む。

鈴鹿に焦りはない。青森も自分のペースを作ろうとする。

 

ボランチの「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

青森との中盤での差し合いで,一歩も引かずに立ちふさがっている。

和田篤紀特有の,相手のパスが引っ掛かるようなディフェンスが機能していて,和田のパスカットからのショートカウンターが何度かある。

同じ中盤の藤田(6)と前後の関係になっていて,決して引きすぎないよう高い位置でのポジション取りをしている。

時には左に流れてクロスを上げる和田。

うん!フレキシブルで良い。

前半は和田(25)からの小澤(28)で再三のチャンスを作った。

良いよ良いよ。和田篤紀良いよー。

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久しぶりのスタメン,「皇帝」,小澤司(28)

小澤,ナカニシは待ってたよ。小澤の出場を。

前半何度も何度も何度も,「上手っ」って声が出た。

そのダイレクトワンタッチパス,そのトラップ,そのターン。

随所に小澤にしかできないプレイを散りばめる。

鈴鹿の攻撃のリズムを作る小澤。

リンタロウの落としも,一発で自分ものにしている。

ショートカウンターからの攻撃の指揮も見事の一言。

なんでこんなに凄いプレイするのに,出てこなかったんだ?よくわからん!

青森のカウンターに対するディフェンスも的確で,時間を作って,後方の準備を待つ。

攻守とも良い。

小澤,めちゃくちゃ待ってたぜ!頼むよー。

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試合は五分五分の展開。

ただし,どちらも決定的な場面はない。

その証拠に,前半は,ほぼコーナーキックが無かった。

両チームとも,サイドを攻めているが,深くえぐるまでは行っていない。

 

サイドハーフの,「雑草魂」,佐藤和馬(18)。

運動量とその熱いプレイで青森のディフェンスラインにプレッシャーをかけている。

和田篤紀(25),小澤司(28)ともに,高い位置を取っているので,そこからの連携で和馬は中に入ったり,外を走ったり,マークが付けないほど,動き倒している。

和馬は十分にフィジカルも強いため,カウンター時にも青森へのプレッシャーに負けず,ボールを運べている。

良いぞ和馬!

 

そして,前半16分。

カウンターから佐藤和馬(18)

小澤(28),リンタロウ(7),純輝(14),後ろから和田(25)。

一気にみんなが走りだす。周りが良い動きだ。

和馬の選択肢はリンタロウへの裏へのパス。さすが和馬!絶妙に通る!

リンタロウから,中へ折り返し。

小澤がニアで相手を釣る。

右から走ってきた,遠藤純輝がマークを外して,遠いサイドに飛び込んでくる。

スピードそのままに,ダイレクトボレーシュート!!!

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ゴーーーーーーール!!!1-0

遠藤純輝がスタンドにハート!

ハートのエース見参!!!

 

前半先制点を奪った鈴鹿

ここまでの試合展開は悪くない。というか良い。

攻撃のタクトを振る小澤の存在感で,攻撃のリズムが格段に良くなっている。

そしてディフェンスは?

次郎が吼えてるぞ!

 

センターバックの,「モンスター」,高野次郎(3)

カニシの見た感じだけど,どうもこれまで次郎のコンディションが上がっていなかった。

どうも,心身ともに上がってなかった気がする。

本当は,もっとにぎやかで,もっと元気な次郎のはずが,なんか大人しい。

ところが,この試合サポーターが試合前にチャントを歌っていると,次郎が下から

「勝つぞ!!!」とサポーターに言ってくる。

今シーズン初めてのこと。今日の次郎は一味違うぞ。

同じセンターバックの木鈴(4)との位置関係が良く,木鈴が迎撃に行くと次郎がカバー,次郎が前に出ると木鈴がカバーと,連携も良い。

青森は,中央突破のスルーパスと,サイドから大きなトップに放り込む2つの攻撃をしてくる。

十分に余裕を持ち,十分な形でディフェンスする次郎。

欲を出さない。

セーフティーに。職人のように。

次郎,良いぞ!!!

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鈴鹿のディフェンスが安定している。

そして,カウンターも喰らっていない。

その理由としては,両サイドハーフがしっかりと戻ってディフェンスのケアをしている。

そして,両サイドハーフが下がっても,前線に小澤が残るので,カウンター時には,サイドハーフの上がるタメを作ることができる。

今日の鈴鹿は,4-2-3-1だが,ディフェンス時は4-4-1-1の形。

悪くない。

良いじゃないか。

 

前半の半ば。

給水タイムがある。

暑い。湿気と暑さで汗が大量に出ている。

選手たちも厳しいだろうが,給水の際にしっかりと選手間で話し合っている。

 

サイドバックに入る,「Be.COOL」,宮本和輝(29)

たぶん,今治戦以来の出場。

カニシはまだまだ宮本の本当の力が分からない。まだ出し切っていない感じがする。

その宮本。ボールを受けるとスルスルっと上がってゴーヘル近くまで進出する。

それも,なんかサラサラーっとクールにドリブルしていく。

足元の技術も確かで,たぶんほぼノーミスで試合を戦いぬいた。

そして,何が印象深いかと言うと,とにかくクールに落ち着いている。

相手のプレッシャーや,ヨセにも全く動じず,しっかりとしたディフェンス。

前方の和馬がイケイケなので,その後ろを支えてビルドアップ中心。

なるほど。凄まじく安定している。

ステキな宮本に間違いなし!!!

 

鈴鹿の攻勢が続いている。

あいてのディフェンスの乱れを見逃さず,ペナルティエリア内で,佐藤和馬(18)がシュートを放つ。

惜しい!!!和馬惜しい!!!

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

先制点をあげた後も,青森ディフェンスにぐいぐい差し込んでいっている。

遠藤のプレイで凄く良いのは,「自分が行く感」がバリバリに出ていること。

これが出ているため,青森はマークを付けてスペースを作らずにヨセて行くしかない。

しかし,遠藤にヨセていれば,その分スペースができるので,そこを小澤に使われてしまう。

遠藤がプレイに絡んでいない時,それは遠藤が他を活かすために自分のマークを引き連れて離れている。

遠藤の位置に活路あり。

さあ行こうぜ!

 

前半の終盤も鈴鹿ペース。

田中貴大が,思いきったミドルシュートを放つ。

それも良い。それがあることを見せておけば,また隙ができる。

 

残りわずか。

前半は1-0で終わらせる指示が出ているためか,アレナスが時間を使う。

 

ここで前半終了。

 

 

 

控えのメンバーのコールをする。

暑い。

この暑さだと,控えの投入が勝敗を左右するかもしれない。

控えのアップを見ながら,心をこめて選手の名を叫ぶ。

 

ホンダロック戦と比べると,フィジカルで球際を失っていない分,良い勝負ができている。

そんな中で先制したことは大きい。

お互い,完全な支配はできておらず,得点した場面以外で崩しきったところはない。

ロースコアの試合と思う。

追加点。それだ。それを取れば少し見えてくる。

 

 

 

後半開始。

 

後半開始直後から,青森が優勢に進める。

前半は五分五分だった支配率が,後半は4対6で青森に。

しかし,鈴鹿はがっちり守る。

 

センターバックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)

次郎と同じく,青森の攻撃を文字どおり体ではじき返している。強い!木鈴強い!

こんな感じの木鈴は強い。前半,前からの攻撃は無双無敵。そして空中戦にも強い。

しかし,青森は後半からボール支配率をあげ,サイドから速い攻撃をしてきた。

サイドから長いクロスではなく,ゴールとサイドの間に1人入ってきて,ペナルティエリア内で勝負してくる。

嫌な位置に飛び込んでくる青森。

それをノーファウルでヨセていく木鈴。

バイタルエリアペナルティエリアの少し外のあたり)にも2列目から飛び込んでくるが,そこにもカバーに行く木鈴。

良いぞ。良いぞ木鈴。

頼む。無失点を頼む。

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ワントップの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

ポストプレイも,ヘディングでの落としも,後方の小澤が拾いまくっているため,その後の攻撃時に活きたプレイができている。

振り向きざまのシュートや,クロスへの反応など,得点の匂いがしている。

これはリンタロウ良いんじゃないか?

後半早々には,遠藤(13)からのクサビのパスを,ペナルティエリア内でお手本のようなポストプレイから,走りこんだ和田篤紀(25)に合わせて,あわや!の場面を作った。

リンタロウ良いぞ!!!

 

しかし,一瞬の隙を突かれる。

 

後半13分。

左サイドを侵入されるが,細かくパスを繋がれて,マークがずれる。

一度は跳ね返すものの,体をヨセきれずゴール前でシュートを打たれる。

1-1

後半から青森が流れを持って行っていたが,その中からの失点。

そして青森はリスタートを急ぐ!

今の鈴鹿なら,もっと点が取れるということか!

くそっ,なんてことだ!

 

時間はまだまだある。

取り返せ!!!

 

後半の青森のサイドを使う攻撃は,鈴鹿の攻撃によく似ている。

テクニシャンがクサビを入れたり,ショートパスでちょこちょこっと抜けてきたり。

鈴鹿のディフェンスも対応している。

青森は,サイドから後ろを経由して逆サイド。

こんな所も鈴鹿に似ている。

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

試合の流れは藤田が良く分かっている。

そして,今,ピッチ上で何が起きているかも。

それほど藤田のサッカー頭脳は秀逸極まりなし。

今,失点したということだけでなく,青森の流れということが良く分かっているだろう。

その藤田が右サイドを使い始める。

右サイドには,両足を使える田中貴大(27)。そして攻撃力の高い遠藤純輝(13)

そこに藤田は活路を見出す。

遠藤の弾丸ミドルシュート!!!

青森のゴールキーパーのファインセーブで得点にはならなかったが,このあたりから鈴鹿は目に見えて運動量が落ち始める。

攻守に渡る藤田の負担はさらに増大する。

藤田,頼む。踏ん張ってくれ。

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後半の半ばを過ぎる。

青森は交代を入れて活性化。

さらに支配率を増す。

そんな中で,ガクッと鈴鹿の選手の運動量が落ちた。

カニシの周りで見ている人たちも,足が止まったと言っていた。

誰が見ても明らかなほど,動きが止まる。

暑い。確かに暑い。

だけど,条件は青森も同じ。

だめだ,今,運動量を落としちゃダメだ。

 

サポーターの応援に力が入る。

カニシのノドは,いつものようにヒーヒー言っているが,それでも声を出す。

振り絞れ!!!

 

ゴールキーパーの,セルヒオ・アレナス(30)

後方でディフェンスからのパスを受けているが,どうにも前線へのフィードの精度が悪い。

支配率を青森に持っていかれている後半は,このフィードの精度が特に気になって仕方がない。

鈴鹿の運動量は落ちている。そのため正確に1トップのリンタロウに当てたいところだが,弾道・精度共にリンタロウに合っていない。

そして,前回の出場時と同様,ゴールキック時のディフェンスへのパスの精度が悪いため,周りから「大きく蹴れ」と指示が出でいる。

スペイン風のポゼッションのためにシーズン途中に呼んだんじゃないのか?

アレナス,もう少しキックの精度をあげてくれ!

 

後半23分の給水まで,鈴鹿に選手交代は無し。

ここまで足が止まっていて,選手交代しない?

 

給水終了後,やっと選手交代。

後半25分

(OUT)28小澤司 ⇔ (IN)9藤沢ネット

 

ここで攻撃のキーマンである小澤を代えてネット。

もうスペイン風のポゼッションサッカーどころではなく,前線に放り込んで勝負する力任せのサッカーになるのか?

それはそれで良いが,ミラ監督はそんな風なチーム作りをしてきたのか?

 

後半28分。

(OUT)25和田篤紀 ⇔ (IN)19海口彦太

 

またまた,攻撃にアクセントをつけられる和田を交代。

徹底的にネットとリンタロウに放り込むか?

 

鈴鹿の足は止まっている。

確かに暑い。だけど青森はさらに走っている。

カニシが記憶に無いほど,鈴鹿は走れていない。

いつの間に鈴鹿はこんなに走れなくなったんだ?

一番走れているのが,新加入の田中貴大とはどういうことだ?

 

青森の攻勢が続く。

後半32分

鈴鹿コーナーキックから,青森がカウンター。

明らかに青森のほうがスピードが早く,走っている人数も多い。

左から右サイドにサイドチェンジ。

右奥に青森攻撃陣が侵入。

次郎がチェックに行くが、振り切られて中へ折り返し。

裏を走った相手についていけず,ヘディングで合わせられる。

ディフェンスもアレナスも触れず動けないが,タカヒロだけは反応している。

バーに当たってゴールに入る直前のボールに,タカヒロが飛びついてクリアしようとするが,クリアしきれずゴールの中に。

1-2

 

後半33分。

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)10堀河俊大

 

自ら切り込む和馬ではなく,精度の高いボールを蹴る堀河を入れる。

 

右サイトバックの田中貴大(27)

この試合の後半,ずっと変わらず動き続けたタカヒロ

その動き,その運動量,縦も中も,右足も左足も,とても良い。

しかし,後半は周りが動かず,パスコースが少ないことと,みんなの足が止まっているため,攻撃にスピード感が出ない。

そんな中で,激しくアップダウンし,ボールを求め続けるタカヒロ

田中貴大,すまん。

もう突破口は右だ。

頼む。タカヒロ鈴鹿を救ってくれ。

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鈴鹿の足は止まっている。

暑い。暑い。

熱中症のためか,木鈴の足が痙攣をおこす。

青森のスピードに振り回されると,木鈴の足がもたない。

藤田(6)がセンターバックに入り,木鈴はフォワードの位置でパワープレイを狙う。

 

鈴鹿は攻撃のリズムを作ることができる小澤(28),和馬(18),和田(25)を全て交代している。

そのため,ネット(9)とリンタロウ(7)と木鈴(4)にポンポン放り込むと思いきや,サイドでパスを回していて,なかなか中に入れてこない。

なんだ?

なぜ,ボールを放り込まない?

これは選手が戸惑っているんじゃないか?

 

鈴鹿の攻撃にリズムは生まれない。

 

ネット(9)がボールを懐に入れても,周りに出せずそこで止まる。

海口(19)は縦に走ってボールを要求するが,パスが出てこない。

堀河(10)のクロスも中ではじき返される。

 

時間が過ぎる。

 

青森に焦りはない。

鈴鹿は青森を焦らすほどの攻撃ができない。

 

悔しい。

なんてことだ。

こんなに選手ががんばっているのに,全然上手く行っていない。

 

手のひらに爪が食い込む。

血がにじむほど悔しい・・・。

 

試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

特に,ボランティアスタッフのみなさん,今日は特に少数だったこともあり,かなりの負担をかけてしまいました。

そんな中で手伝ってくれて,ありがとうございました。

みなさん体は疲れていると思うので,ゆっくり休んで体調を整えてください。

カニシ自身,今も体調が最悪です(機嫌も最悪です)

 

お土産などもたくさんいただきました。ありがとうございます。

最後,配る時には朦朧としていたので,誰から何をもらったかもご紹介できませんでした。

申し訳ありません。

 

たくさんの人,たくさんの子供たちが応援に来てくれました。

そんな中で,結果を出せず,みんなを笑顔に出来ず,本当に悔しいです。

帽子のひさしから,汗がポタポタたれました。

それを見ながら,下を向いて歩きました。

 

JFLも後半戦になり,各チームの連携も上がり,それぞれのチームが前半戦の時より強くなっているように感じます。

そして,鈴鹿がどんなサッカーをするのかも,どんな形で失点しているのかも,良く研究されていると思います。

それでは,鈴鹿はどうかと言うと,後半戦のほうが弱くなっているんじゃないかと,今,ナカニシは思わざるを得ません。

 

連携面はアップしていますか?

選手たちのコンディションは上がっていますか?

体力がついて走れるようになっていますか?

ミラ監督の戦術は熟成されてきましたか?

 

いや,ナカニシにはそうは見えません。

こんなことを言いたくはないですが,どうしてもそうは見えないんです。

 

チーム内部の事や,選手起用や,戦術などにサポーターは口を出せません。

だから,選手たちに祈るしかないです。

選手たちを信じるしかないです。

何とかここから立て直してください。

 

そりゃ,意見の相違とかあるだろうし,言いたいことは山ほど有るかもしれないけど,今はそんな状態ではありません。

何がどうなろうと,やるしかないんです。

 

次の2戦はJFLの降格争いをするチーム(流経大・松江)との2連戦となります。

チームの状況は良くありません。

4連敗で選手たちも元気がありません。

 

では,そんな時,サポーターは何をすべきでしょうか?

 

カニシは,こんながけっぷちの時こそ!こんな時だからこそ!選手を勇気づける歌を歌いたいと思います。

次の流経大ドラゴンズ戦でも,選手たちが前向きに戦えるように,元気に明るく応援歌を歌います。

サポーターは,それしかできないから。

だけど,それはサポーターにしかできません。

 

この歌がふさわしい時です。

「さあ行こうぜ明日目指し,何度でもくじけても。

さあ行こうぜ夢目指し,歩みを止めずに」

 

やるしかない!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

  

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

花は紅,柳は緑

みなさん,こんばんは。

 

昨日の大雨は大丈夫でしたか?

選手たちは大丈夫だったようで,元気に練習してたのでご安心ください。

ちなみに,タイトルの「花は紅,柳は緑」と言うのは,中国の昔の詩人の言葉で,ナカニシが割りと好きな言葉です。

意味は・・・深くてよく分かりませんが,「なんとかなるさ」って意味です。たぶん。

 

 

 

さて,前試合のホンダロック戦でボロボロに敗戦し,かなりのダメージを受けていたナカニシですが,佐藤和馬選手がツイッターに書いた,「#アンリミ一丸」の一言で,ぴっちり立ち上がりました。

 

シャキーーーン!!!

 

やはり,サポーターが元気になるきっかけは,選手が与えてくれるように思います。

カニシは,ほぼ100%そうです。

彼らは,「我らの誇り,この街の夢」です。

 

そんなことで,元気に立ち上がったのですが,試合までまだ時間はあります。

試合開始の笛と共に,ドカンと元気を出すためにも,試合以外の部分では心を整えていきたいと思います。

 

まあ,しろの寝顔でも見ながら心を整えて。

雷が鳴っても,グーグーグー

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次の試合はJFLの20試合目です。

30試合のうちの1試合に変わりはありません。1/30です。

ここで負けたら終わりのトーナメントではありませんし,地域CLでもありません。

 

カニシは試合前にサポーターに良く言います。

「応援で選手たちを焦らせちゃいけない」

 

大丈夫です。

サポーターが掲げる「疾風ニ勁草ヲ知ル」と言う意味を,鈴鹿の選手たちは良く知っています。 

 

俺たちは選手を信じて,いつも通りの応援を,いつものように一生懸命やりましょう。

 

ラジオ体操もしましょう。選手たちもリラックスしてくれます。

 

鈴鹿の空も歌いましょう。選手たちはその声を聞いてホッとするかもしれません。

 

選手たちの名を高らかに叫びましょう。ここが俺たちのホームタウンです。

 

大丈夫。

OKOK。

ごはん食べて,仕事して,良く寝て,そして試合です。

 

 

 

そうやって,ナカニシが心を整えている間に,また熱くなっちゃうような情報が飛び込んできました。

ツイッターより抜粋させていただきました。

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s-fieldさん(ダブルスターパートナーのスパイラルネット鈴鹿さん?)が,なんと!なんと!車をくれたようです。

日産デイズです。きゃっほーーー!!!

 

なんか他のチームで,車を寄贈とかのニュースがあって,ちょっとうらやましいなーとか,こっそり思ってましたが,鈴鹿にもこんな日が来るとは・・・。

昔は軽のトラック一台だったのに・・・

 

サポーターの身ながら,私,心より感謝いたします。

運転するチームのみなさん,くれぐれも安全運転で,長く使わせていただきましょう。

この日産デイズを見たら,その日は良いこと有るという都市伝説を広めていきましょう。

 

日曜日が楽しみだ。

 

マイチームの試合が有るぞ!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第19節 対 ホンダロックSC

みなさん,こんばんは。

 

土曜日の12時ごろ帰宅し,それから遅くまで起きてました。

日曜日は6時に起きて,ブログを書き始めましたが,完成しませんでした。

月曜日に仕事に行って,今に至ります。

ずっとずっと,ずっーーーーっと,土曜日の試合と選手たちのことを考えていました。

カニシが前を向いて立ち上がったのは,やはり選手の一言でした。

 

 

 

 

土曜の朝4時30分に出陣。

セントレアから鹿児島空港へ。

もちろんユニフォームを着て,スポンサー様をかざしながら威風堂々と宮崎に乗り込む。

 

今日の対戦相手は,ホンダロックSC(以下,ロックと書きます)

前期は0対0で引き分け。

ただ,圧倒的に鈴鹿が押されていた中での引き分けだった。

カニシのJFL1順目の試合で「強い!」と思った対戦相手ランキングでは,FC今治の次がロックだった。

それほど強い。

それは良く分かっている。

だけど,鈴鹿もこのチームで半年戦ってきて,いろいろな点で強くなっているはず。

 

試合会場には,鈴鹿サポーターがたくさん来ている。

現地合流もあわせると,20名近く着陣したようだ。

ありがたい。

ここはもうAGFだ。

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試合前のボルテージが上がる。

さあ行こうぜ,明日めざし。

 

いくぜ!!!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・18佐藤和馬

MF 13遠藤純輝・25和田篤紀・6藤田浩平・10堀河俊大

DF 27中村貴大・34野口遼太・4キローラン木鈴・2原広樹

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

久々のスタメンに戻ってきた,右サイドバックの原広樹(2)

共に苦難を乗越えた原広樹にナカニシの信頼は厚い。

普段は大人しい好青年だが,闘志むき出しのプレイで右サイドは自由にさせない。

しかし,前半4分にイエローカードを受けてしまう。

ロックはとにかく選手全員の体格が良く,ラグビーの選手のような肉体をしている。

そして,そのストロングポイントを十分に,存分に,使ってくる。

『ノーファウル』の正当なタックルで体勢を崩されたところに,何とか足を伸ばして食い下がろうとすると,そこでファウルとなる。

開始早々のイエローカードはあったが,その後は苦しいながらも,ロックに喰らい付く原広樹。

いきなり苦しい。

だけどがんばれ。

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前期の試合でミラ監督も十分に分かっていたと思うが,ロックのフィジカルはとても強い。

カニシの感じでは,JFLで一番体が強い。

その上,試合開始直前まで降っていた雨で,ボールは少し滑り,グラウンドはところどころデコボコしている。

球ぎわの受けどころで,強力なプレッシャーを受ける鈴鹿

 

この試合では2トップのフォワードの位置に入る佐藤和馬(18)

カニシは最初トップ下かと思っていたが,リンタロウと平行なくらい前に出ていた。

リンタロウのヘディングに対しても激しく競合ってくるため,ヘッドの落しも精度は上がらない。

それでも,和馬はリンタロウのそばでボールを受けて,前を向いて積極的にいこうとする。

前半の序盤,ロックディフェンスの裏に抜け出し,決定的な場面を作るが,シュートが強振できずゴールを奪えない。

この試合,前半10分の,この和馬のシュートが流れの中で一番ロックのゴールに近づいたプレイだった。

和馬!がんばれ!

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前半序盤から苦しい立ち上がり。

鈴鹿の選手のトラップが乱れて,そこを奪われるシーンが目立つ。

最初の受けどころでプレッシャーを掛けられていて,一発で自分の懐に入れられず,そこを奪われる。

セカンドボールの奪い合いでも,ロックに持っていかれる。

 

前半12分。

鈴鹿が押し込まれて,左サイドからのコーナーキック

鈴鹿がクリアしきれずファーサイドに流れたボールを,ほぼフリーで頭で折り返されて,ヘディングで決められる。

鈴鹿の選手は十分に競合うことも出来ず,ボールに触れることも無かった。

0-1

 

どうにも,対戦相手に対応するサッカーではなく,今までのポゼッション(支配率)重視のサッカーをしている。

しかし,スペイン風の?細かいパスを回せばまわすほどリズムが悪くなっている。

グラウンドの悪さと,ロックのタックルで受け手にミスが出てボールを失い,毎回毎回ショートカウンターを受けている。

 

センターバックの左は,野口遼太(34)

小さなパスまわしでは,ロックのヨセと球ぎわが強いため,スペースを使って大きく展開したいところ。

野口にはその展開するだけの高精度のキックがある。

しかし,野口のロングキックを警戒するかのように,ロックは野口のコースをふさぎ,逆サイドに張っている。

試合前にサポーターの仲間がポツリと言った。

ロックは鈴鹿を凄く研究しているんじゃないか?

体を張ってロックの攻撃を弾き返す野口。

ピンと張った一本の糸のような緊張感と危機感。

野口頼む!

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確かにフィジカルではロックに分がある。

そして,徐々に目だってきた運動量もロックのほうが上だと思う。

ロックはディフェンスラインがかなり高く(ビックリするほど高い),中盤の支配率も勝っている。

鈴鹿の突破口はどこだ?

サイドを使いたい。

スピードで裏を狙いたい。

 

サイドハーフの遠藤純輝(13)

左サイドからにスピードを使って裏を狙いたい。

純輝の動きから,そのパスを欲しがっているのが良く分かる。

ただ,純輝が前で勝負できるようなボールが出てこない。本当に出てこない。

ロックのビルドアップから,鈴鹿の中盤が押し下げられ,鈴鹿は全体的に下がってしまっている。

守備の時間が長く,攻撃の切り替えが遅れている。

純輝のカウンターを・・・。

そこを突破口にしたいが,純輝のスピードはなかなか活かされない。

まだ始まったばかりだ。

純輝,ガマンだ。

 

ゴールキーパーの月成大輝(1)

グラウンドコンディションはそれほど良くないが,後方でしっかりとディフェンスを支えている。

やはり月成,素晴らしいゴールキーパーだ。

しかし,ゴールキックなどの際に,ポゼッションを上げるためか,センターバックにショートパスを送る。

木鈴や野口まではパスを渡されてくれるが,ディフェンダーが受けた途端に,ロックの前線がプレッシャーを掛けに来る。

月成がショートパス→木鈴が受ける→ロックがコースを切りながら寄せてくる→木鈴がコースを限定された状態でロングキック→競り合いからロックに奪われる。と言う流れが多い。

たぶん,このゴールキーパーのキックも流れも研究されている。

途中,ショートパスを使わず(使ってもディフェンダーがロングキックしてるなら同じ),自らの判断でレーザービームと言われるほどの超精度のキックを放つ月成。

カウンターで和田篤紀にわたり,おおっ!と言う場面もあった。

ポゼッション?なんだそれ?

月成がんばれ!

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 時間があっと間に過ぎていく。

鈴鹿は攻められない。

ロックは落ち着いている。

球ぎわの競合いで,ロックが優位に立っている。

なので,ロックは鈴鹿のトラップミスを待つだけで,カウンターになる。

 

球ぎわにノーファウルのタックルで当たられて,倒れる鈴鹿の選手。

倒れながらも足を伸ばして,何とか食い下がろうとする場面がこの試合,特に多い。

もう一度書くけど,ロックのフィジカルが強いことは,ナカニシですら覚えていた。

ミラ監督は覚えていたか?

その対策は出来ていたか?

 

前半28分。

競り合いの中から,鈴鹿ディフェンスラインの裏にロックの選手が抜け出す。

強引にこじ開けて,ひとりで突破に出るが,カバーに入った野口が体を寄せていく。

しかし,そのタックルをものともせず,倒れずにロックは突進。

野口は倒れながらも足を出すが届かず,最後まで突破され,月成との1対1を決められる。

このプレイで野口にもイエローカード

0-2

 

セントラルミッドフィルダーの,藤田浩平(6)

スタンドに聞こえるほどの大きな声を出している。

藤田には十分に分かっている。

ただ,防戦一方で,競り合いの中でセカンドボールを奪われまくっている状態では,藤田の中盤での仕事が多すぎて,攻撃を指揮することが出来ない。

一歩下がりながら,ゲームを作ろうと苦心している。

藤田の心中を思うと,ナカニシの胸が苦しい。

藤田,頼む。

チームを救ってくれ。

 

ロックの攻撃はシンプルに的確に。

セットプレイにも自信があるらしく,サイドから攻めたときはコーナーキックで終わるようなゲームコントロールをする余裕すらある。

ファウルでセーフだったが,前半にもう1回コーナーキックからネットを揺らされている。

攻撃も鋭いというより,太く厚い攻撃で,ミス無く鈴鹿のゴール前を脅かす。

 

対する鈴鹿の攻撃は,試合開始からずっと同じ。

ディフェンスラインでボールを回して,ロングキック。

リンタロウにロングボールを当てて,周りで拾って攻撃につなげたい。

 

センターフォワードの,エフライン・リンタロウ(7)

この試合で鈴鹿は,リンタロウにロングボールを当てて,周りが拾って攻撃につなげることを狙っている。

しかし,リンタロウとて,空中戦で全勝できるわけではなく,また,セカンドボールの奪取もロックが上回っているように感じる。

この試合,リンタロウがロックのゴールに前に向かってプレイする時間があまり無かった。

ずっと,後ろ向いてポストプレイをしていた感じがする。

リンタロウ。

こめん。ガマンしてくれ。 f:id:miracle_fcsuzuka:20190902225348j:plain

 

鈴鹿はサイドからスピードを使って攻撃したいが,それも徹底できない。

中盤のつなぎが無く,リンタロウにロングボール1本やり。

それにもかかわらず,ゴールキーパーとディフェンス間はポゼッション重視のパス回し。

なんかチグハグしている。

すまないけど,ナカニシですら前半に得点の匂いは感じ無かった。

スペイン風?

ポゼッション重視?

連携面は?

これが半年間経過したチームのサッカーか?

 

鈴鹿は毎年毎年スロースターターだった。

でも,夏を越えるあたりから連携が整って,ドンドン強くなっていた。

たぶん,他のJFLチームは夏を越えて強くなっている。

鈴鹿は強くなっているのか?

連携は整ってきたのか?

毎回毎回,ミラ監督のコメントでは「修正点を改善し・・・」と書いてある。

鈴鹿は前半戦の修正点や課題をクリアしているのか?

 

ここで前半終了。

 

 

 

消耗した選手たちが下を向きながらベンチに帰ってくる。

サポーターが声を張り上げる。

何とか,何とか後半の巻き返しを。

 

 

 

後半開始

 

右サイドの堀河(10)と,左サイドの純輝(13)が入れ替わっている。

やはり効果的にもっとサイドを使わないと,突破口が開けない。

 

サイドバック田中貴大(27)

新加入で前試合からスタメンに入っているが,左右どちらもいけるらしく,プレイの幅が広い。

左右使えるということは,縦にも中にも入ってプレイできるので,この試合でも攻撃時はスペースを使い,守備時には数的不利のところにカバーに入っている。

後半も運動量でロックに押されてきたが,田中の運動量は落ちていない。

前線とのアップダウンも積極的に行っている。

しかし,攻撃参加をしても縦に早く抜け出せず,ロックのディフェンスの網にかかってしまう。

でも,何度も続けよう。

1点取れば流れが変わるかも知れないから。

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後半は左に入る,堀河俊大(10)

名手,堀河ですらロックのプレッシャーの中でボールをトラップするのに苦心している。

また,前線へのパスも通らず,中盤でのパスをまわすものの,ロックのディフェンスは引き剥がされない。

後半からは,田中を使いながら,攻撃の位置口を探るが,難しい。

堀河,まだ時間はあるぞ。諦めちゃだめだ。

頼む,何か変えなきゃ。

堀河は後半13分に,スーパーフリーキックを放つ。

惜しくも,わずかに,バー直撃だったが,さすが堀河!!!

怪我から明けて,セットプレイの精度も上がってきたぞ!

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後半も前半とほぼ同じ展開。

鈴鹿はリンタロウに当ててなんとかしたい。

ロックは,少しペースを落としたものの,鈴鹿同様フォワードにハイボールを当てて,セカンドボールの奪取で勝負してくる。

引き続き,ロックのフィジカル的なプレッシャーは重く鈴鹿にのしかかっている。

 

ロックのハイボールでの攻撃を迎撃する,センターバックキローラン木鈴(4)。

ノーファウルのタックル1発でやられる場面で,木鈴は本当に良く踏ん張っている。

試合展開は良くないが,木鈴のプレイは本当に良かった。

ハイボールに関しても,競り合いを制して,飛距離の出るクリアをしている。

木鈴,3点目はダメだ。

もうしばらく踏ん張ってくれ。

 

ロックはペースを落として,腰をすえてディフェンスしている。

しかし,ディフェンスラインは変わらずかなり高いので,中盤もコンパクトに選手が密集しており,鈴鹿は中盤のいい場所を使えていない。

 

鈴鹿はパスの本数こそ多いが,ディフェンスラインをまわしているだけで,縦に鋭いボールを入れられていない。

 

後半17分。

(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)26全山海

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)16小口大司

 

藤田(6)が中盤からセンターバックに入り,田中(27)が右へ。野口(34)が左へ。

 

一気に2人を変える。

前試合もそうだった。

そうでもしないと変わる感じがしない。

そんな試合が鈴鹿は続いている。

 

ボランチの和田篤紀(25)

華麗なプレイを見せてくれる和田だが,この試合では倒れながらのプレイが目立つ。

強力なロックのフィジカルに一番当たっていたのは和田かもしれない。

セカンドボールの奪い合いで,ロックと競合うが,藤田がセンターバックに下がってからは,特に数的不利を作られている。

途中から入ったサネはポジショニングなどの連携が整っておらず,動き回っているが,ロックの攻撃を引っ掛けられていない。

その分,中盤で和田が踏ん張るが,そのことにより,さらに前線と中盤の距離が開いている。

辛いプレイを強いられる和田。

流れはいつかこっちに向いてくるぞ。

それを信じてがんばれ。

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後半の半ばを過ぎても,試合展開は変わらない。

なんと言ってもフィジカルが優位でありながら,ロックの運動量が勝っている。

その状態で,攻め急がず落ち着いてディフェンスしているのだから,とても堅い。

鈴鹿は攻め込んでもいないので,シュートを打てないというより,シュートを打てるところまでも行っていない。

 

あまりにもチャンスの無い試合展開。

鈴鹿はパス回しをずっとしているが,勝負に行く前に,ロックの網にかかってカウンターを受ける。

 

本当に無意識に,ナカニシの声が止まっている。

ボーっと,試合を見てしまっている。

その感じは,サポーター全体に広がっている。

 

コールリーダーのマルカスくんが,「もっと声を出そう!」と言う。

普段元気に絶え間なく応援を続ける鈴鹿サポーターにとって,コールリーダーが,そんなことを言う事自体,珍しい事だ。

それほど,無意識に声が出ていなかった。

 

すまん。コールリーダー。

俺たちがしっかりせねば!

 

途中交代で入った小口大司(16)

その頭から火の中に突っ込むようなプレイでロックディフェンスに食い込んでいく。

鈴鹿に在籍している他のフォワードとはタイプが異なり,とにかくガムシャラに前に前に向かう。

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ボランチに入ったチョンサネ(26)。

サネは中盤でボールを奪いに走るが,そのポイントが定まらず,セカンドボールにアタックできていない。

和田との距離感も不十分で,藤田がセンターバックに下がった分,ぽっかりとバイタルエリアにスペースがあるように見える。

 

後半29分。

(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)14田路大樹

 

後半も終盤。

ロックは落ち着いている。

リスクの少ない少人数のカウンターでは走ってくるし,セットプレイでは圧力をかけてくるが,それ以外では中盤の支配率とセカンドボールの奪取をしっかりとやって,全く慌てていない。

時間稼ぎもせず,淡々と粛々と試合の経過を待つ。

 

後半に入った田路大樹(14)。

久しぶりの出場にマックスの馬力で応える。

スピードと前への推進力で,ロックディフェンスに突入する。

この試合,ナカニシは田路のプレイが一番良かった。

自分の欲しいスペースに明確にボールを要求し,スピードで勝負する。

単純だけど,自分の持つ力に迷いが無い。

田路!それだ!

それもっと出していこうぜ!

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ギラギラした刃物のような田路(14)と,泥にまみれても這ってでも前に進む小口(16)。

出場機会があまり無かった2人が,自分の力をアピールするようにロックのディフェンスに噛み付き始めた。

 

ベンチからコーチが叫ぶ。

「1点取ったらわからんぞ!」

 

サポーターも叫ぶ。

まず1点。

それで流れを変えよう。

 

田路も小口も,戦術度外視。

何よりも悔いなく,自分の力を出し尽くそうとするようなプレイ。

それがとても良い!

 

後半の最終盤。

サイドバックの田中(27)と野口(34)がついにロックディフェンスを突破しはじめた!!!

野口の低空ハイスピードクロスに,堀河(10)が体ごと飛び込む!!!

ロックディフェンスと絡み合いながらゴールならず。

田中(27)もリンタロウに向けて,良いクロスを入れている。

 

少し引き始めたロックのディフェンスライン。

ついにスペースがうまれつつある中盤で,セカンドボールを和田(25)が拾い始めた。

コントロールミドルシュートもゴールならず。

 

ロックは動じていない。

淡々,粛々と時間の経過を待つ。

 

悔しい。なんてことだ。

 

ここで試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの人が,宮崎県の串間市まで来てくれました。ありがとうございました。

そして,いつもお土産ありがとうございます。

現地でみんなに配りました。勝ち菓子にならずすみませんでした。

 

また,鈴鹿ではブロッケンでパブリックツイーティング(PT)を行いました。

ご参加いただいたみなさん,ありがとうございました。

良いニュースを伝えられなくてすみません。

 

カニシは,こんなことブログに書きたくありません。

でも,力負けと言われても仕方の無いほどの完敗でした。

 

中断期間をはさんでも,特にディフェンス面で変化は見られず,逆に試合ごとのディフェンスの選手交代が頻繁で安定していません。

つまり,3連敗8失点と言う結果はアンラッキーではありません。

この結果がそのままチームの状況だと思います。

 

直近の3試合とも試合を見ていて,どの試合も同じ印象です。

試合の流れも。

最後の終わり方も。

ミラ監督が審判に文句言ってるのも。

試合後に下を向いてこっちに歩いてくる選手たちの姿も。

 

もう選手たちが「すみません」と謝る姿を見たくないけど・・・。

そんな時,ナカニシはどんな顔をして,どんな声をかけていいのか,分かりません。

 

 

選手たちの力が負けているとは思っていません。

鈴鹿の選手たちの力をナカニシは信じています。

選手たちの力が通用しない訳がない!!!

ただ,今の状況では,その力を試合で発揮できないのが無念です。

 

そして,力を試合で発揮できないのは「なぜ?」なのかを考える時に来ています。

もう,変えていかなきゃならない。

ダメなものはダメ。

あかんものはあかん。

 

ダメなところは変えていこう!

チーム内でケンカしてでも直していこう!

それは,苦難の道だけど,もう絶対にやるしかない。

 

鈴鹿サポーターには大事な横断幕があります。

「疾風ニ勁草ヲ知ル」

この横断幕と共に,辛い時期を乗越えてきました。

この言葉は,ナカニシの中で,軽く使える言葉ではありません。

それだけ辛かった時を乗越えた,誇りある言葉です。

 

この苦難の時に全力の応援をしてこそ,疾風勁草の言葉に偽り無しと言えます。

 

俺たちの応援を,胸を張って堂々としよう。

 

気負う必要はありません。

 

いつも通りの元気な全力応援です。

 

リラックス。

 

そう大丈夫。

 

カニシは全力全身全霊で応援しよう。いつものとおりね。

 

アンリミ一丸

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

  

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

どんな時も俺らはここに。そしてPT

みなさん,こんばんは。

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この写真が分かりますか?

以前にもブログに使ったことがあるので,「あっ!」と,すぐ分かった人もいると思います。

 

この写真は,2016年のホームで行われたFC刈谷戦で,0対3でボロボロに負けた後の選手たちの姿です。

この少し前に,東海リーグの優勝はFC刈谷に決定しており,鈴鹿は全社の勝負駆けにかけていました。この試合はその全社直前の大事な試合なのです。

そこで完敗でした。

 

選手だけでなく,サポーターもガックリしました。

カニシですら・・・肩を落としました。

 

そんな時,小澤司と北野純也選手が,選手たちを集めて話し始めました。

車座に座って話をする選手たち。

見えている背番号7番は原広樹です。背番号31番は岡田明久です。

矢野,藤井,野口,藤田,吉川,泉,渋谷,柿本,・・・。

 

暗くなるまでナカニシはフェンスの外からずっと見ていました。

選手たちが何を話しているかは聞こえていません。

だけど,何を話しているかは良く分かりました。

 

先日の試合。

5月に行われたアウェイ東京武蔵野シティ戦と,ほぼ同じ展開で4失点しました。

中断期間の前後のサッカーに,違いがあるようには見えませんでした。

何も変わってないんじゃないか?

ちゃんと修正できているのか?

カニシには良く分かりません。

 

そして。

試合後にスタンドでサポーターに言いました。

 

負けたら,鈴鹿アンリミテッドのサポーターをやめるのか?

負けたら,暑い中で一生懸命がんばった選手たちを嫌いになるのか?

 

いや違う!

カニシは違う!

絶対に違う!

 

選手入場の時,サポーターはみんなで歌っています。

「さあ行こうぜ,明日めざし,何度でも,くじけても」

「さあ行こうぜ,夢めざし,歩みを止めずに」

こんな歌を,クソ偉っそうに,スタンドから歌ってるのなら,

こんな時こそ,選手たちが辛い時こそ,サポーターのパワーをもっと選手に届けようぜ!!!

 

さて,

ブログの最初の写真の後,鈴鹿アンリミテッドは見事に復活しました。

全社と地域CLで,勝利を積み重ね,猛烈な快進撃を続けました。

その年,残念ながら昇格は出来ませんでしたが,強い強い鈴鹿アンリミテッドでした。

 

この写真をもう一度見てください。

この輪の中心にいるのは小澤司です。

カニシの最も信頼するプレーヤーの一人です。

そして今の鈴鹿には,藤田も,野口も,木鈴も,堀河も,月成も・・・(以下略)

必ず彼らがやってくれます。

 

大丈夫!

だから大丈夫!

サポーターにできるのは,共に戦う選手たちを,迷い無く信じ続ける事だけです。

大-丈-夫!

 

うちの選手たちは最高です。

そうやって信じるだけです。

 

 

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頭の中がスッキリしないので,思うがままにブログを書きました。

 

それはちょっと置いておいて。

 

少しお知らせです。

 

ホンダロック戦の行われる,8月31日の土曜日,「パブリックツイーティング(PT)」を行います。

簡単に言うと,みんなでお茶でも飲みながら,ツイッター実況を見て応援するという会です。

 

日時:8月31日キックオフの15時ごろから17時まで

場所:『ブロッケン』(鈴鹿市稲生町7346-1)

費用:自分の注文したものの飲食代金

 

なお,席の段取りのため,大まかに参加者を把握したいので,下記のナカニシのメールまで参加予定の方はメールをいただけますでしょうか。

もちろん,当日参加や,予定不調のドタキャンもかまいません。

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

 

普通のお茶会のようなものなので,大騒ぎはできません。

お店では,ナイスガイのハラショーの案内に従ってください

ゆるい会ですので,ご参加の際には,その旨ご了承ください。

また,もしもポケットWiFiなどの良い道具をお持ちの場合は,ぜひ利用させてください。

鈴鹿から宮崎串間へ,みんなでパワーを届けてください。

 

「どんな時も,俺らはここに」

 

宮崎で勝つ!!!!!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市