VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

2021 JFL第9節 対 MIOびわこ滋賀

みなさんこんばんは。

 

今日,MIOびわこ滋賀(以下,MIOと書きます)と,JFLのリーグ戦がありました。

カニシはずっと仕事をしていたので,結果を知ったのは17時過ぎです。

チームのTwitterを遡って見ました。

 

2対3で敗戦。

それも試合終了間際に逆転負け。

Twitterで見る限り,後半の鈴鹿の選手交代のタイミングで失点しています。

監督の采配がどうだったか知りませんが,後半の選手交代直後に失点しているならば,上手くいっていないのだと思います。

 

無念でなりません。

その場にいられなかったことが悔やまれてなりません。

 

その敗戦の場で選手たちは下を向いていたでしょう。

しばらくベンチから立ち上がれない選手もいたでしょう。

カニシはその場で,選手たちに声ひとつかけてあげられませんでした。

奥歯が砕けるほどのパワーを送ることも出来ませんでした。

 

今もまだ震えるほどの無念を噛み締めています。

 

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試合はJFLの配信がされていますので,こちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Cwo-tU8Nsk0

カニシしばらくはこの動画を見ません。

単純に悔しいからです。

なので,ブログに詳細は書けません。ごめんなさい。

 

 

第23回JFL第9節 vs MIOびわこ滋賀

2021年5月16日(日)13:00キックオフ

会場:東近江市布引運動公園

 

MIOびわこ滋賀 3-2 鈴鹿ポイントゲッターズ

前半1‐1

後半2‐1

 

【スターティングメンバー】

FW 7エフライン・リンタロウ・11遠藤純輝

MF 19田村翔太・8海口彦太・6西村仁志・15菊島卓

DF 34野口遼太・17佐藤昂洋・20中村俊貴・13蓮沼翔太

GK 1月成大輝

 

リザーブ

GK 池末知史

DF 川里光太郎、今井那生  

MF 和田篤紀、佐藤和馬

FW 川森有真

 

【得点】

前半39分 失点

前半45+1分 野口遼太

後半17分 エフライン・リンタロウ

後半24分 失点

後半41分 失点

 

【交代】

後半21分 7エフライン・リンタロウ→24川森有真

後半22分 15菊島卓→10和田篤紀

後半34分 17佐藤昂洋→3川里光太郎

後半40分 8海口彦太→9藤沢ネット

 

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雨の中の試合でしたが,両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

雨の中で横断幕を掲出し,最後まで応援してくれたサポーターの仲間たち,ありがとう。

 

MIOびわこ滋賀には,昨年まで鈴鹿にいた小口大司選手が所属しています。

今日の試合でも先発出場していました。

小口選手と鈴鹿のディフェンスとのマッチアップを見たかったのですが残念です。

小口選手頑張ってください。また,鈴鹿での試合の際に会いましょう。

 

 

今日の敗戦で,選手たちは肩を落として帰ってきたことでしょう。

そして,同じくらいサポーターも足取の重い帰路だったと思います。

 

2年前のJFL開幕戦でも惜しいところで0対1の負けでした。

その負けた後にサポーターに挨拶に来た選手たちの姿です。

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今のサポーターは,フラッグもないし,声も出せないし,席から立ち上がることすらできません。

だけど,こんな負けた時こそ,選手に元気がない時こそ,サポーターとして元気に応援をしたいと思います。

 

今日は悔しさに身を焦がしましょう。

でも明日からは,次の試合に勝つために全力を尽くしましょう。

次の鈴鹿は今日より強いはずです。

 

選手のみなさん,お疲れ様でした。

サポーターのみなさん,お疲れさまでした。

 

今日はMIOに負けました。

それは鈴鹿が弱いからです。

選手,監督,スタッフ,サポーター,全部が弱いから負けました。

 

くっそーーーーーーー!!!悔しい!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

天皇杯1回戦 5月23日(日)13:00 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第10節 5月29日(土)13:00 対 Honda FC @AGF陸上競技

JFL第11節 6月5日(土)13:00 対 松江シティ@県立浜山公園陸上

JFL第12節 6月13日(日)15:00 対 ヴェルスパ大分@三交スポーツの杜鈴鹿

おきん餅と強い気持ち

みなさんこんにちは。

 

昨日,10年以上の付き合いになるナイスガイから「おきん餅」というのをもらいました。

三重県というのは街道が多いので,割と「〇〇餅」と言うのが多いです。

赤福餅,へんば餅,さわ餅,安永餅,二軒茶屋餅,小原木,などなどは有名なのですが,「おきん餅」というのは初めて知りました。

 

熊野古道?の方面のお餅みたいですが,めちゃくちゃ美味しかったです(本当)。

(写真を撮ろうとしてたら,妻ノリコが落書きしてきました)。

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いただいた方,届けてくれた方,ありがとう。美味しくいただきました。

 

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明日はMIOびわこ滋賀との一戦です。

前回のブログにも書きましたが,ナカニシは仕事で行けません。

今現在,大変モヤモヤした状態なので,特にネタも無いのにブログを書いています。

 

これまで,無観客以外でナカニシが試合を見られなかったのは,娘の運動会と重なった矢崎バレンテ戦と,愛媛全社の決勝くらいです(たぶん)。

なので,公開の練習試合も含めて,ほとんどの試合をこの目で見ているはずです。

 

そして,昨夜から,ずっとずっと,自分が行けなかった愛媛全社の決勝戦の事が頭をよぎっていました。

 

miracle-fcsuzuka.hatenablog.com

2016年の愛媛全社決勝。

平日水曜開催で,どうしても仕事で帰らねばなりませんでした。

2位以上を確保し,すでに地域CLの権利を持っていた鈴鹿は,決勝で大幅にメンバーを変えました。しかし,選手たちは5連戦で消耗しきっているにもかかわらず,それでも自分を出してくれと当時の小澤監督に言ったそうです。

 

三菱水島との激戦を,ナカニシはお昼休みにTwitterで見ました。

先制され,0-1から後半終了間際に柿本健太選手のゴールで同点。1-1。

延長前半にリードを許すものの,延長後半ATに北野純也のゴールで同点。2-2。

しかし,鈴鹿PK戦で敗退しました。

 

この時,会場で腱鞘炎になるほどシャッターを押し続けたNカメラマンは,ずっと涙が止まらなかったそうです。

※Nカメラマンは,カメラマンをしながらボランティアをしているのではなく,サポーターがボランティアでカメラマンをしています。

 

この試合をネットで見ながら,

頭が爆発するくらい(例えの話)苦しかったことを思い出します。

血の涙を流すくらい(例えの話)その場にいない自分が悔しくてなりませんでした。

 

明日,ナカニシは仕事です。

仕事中は,スマートフォンで試合を追うことはできません。

もちろん,仕事は仕事でちゃんとしますが「強い気持ち」は,必ず滋賀の地に飛ばします。

 

みんながんばれ!

そして,その場にいるサポーターの仲間たち。

会場に行けないサポーターの分も,選手たちにパワーを届けてください。

選手たちを頼みます。

なにとぞ,彼らをよろしくお願いします。

 

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そして昨日,また新入団選手が発表されました。

 

橋本晃司(ハシモトコウジ) MF

身長/体重 177cm/68kg

 

橋本選手,よろしくお願いします。

共に戦い,Jに行きましょう。

  

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明日はMIOびわこ滋賀戦です。

 

試合には行けませんが,やはり前日は胸がいっぱいで緊張します。

 

さあ。

 

勝つぞ!!!

  

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第9節 5月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@東近江布引

天皇杯1回戦 5月23日or23日 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第10節 5月29日(土)13:00 対 Honda FC @AGF陸上競技

JFL第11節 6月5日(土)13:00 対 松江シティ@県立浜山公園陸上

第26回三重県サッカー選手権決勝 対 FC.ISE-SHIMA

みなさんこんばんは。

 

三重県最強のサッカーチームを知っていますか?

その答えは,ブログの最後に。

 

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三重県サッカー選手権決勝の朝。

そして,ナカニシは本日はお仕事(本当)。

 

朝5時には目覚める。

緊張して試合の日はいつも早い。

 

今日の対戦相手は,FC.ISE-SHIMA(以下,伊勢志摩と書きます)。

準決勝でヴィアティン三重に勝利し,決勝にコマを進めてきた。

 

鈴鹿JFL。伊勢志摩は東海リーグ。

カテゴリーは鈴鹿が上だが,ナカニシはサッカーでカテゴリーを意識したことは無い。

11人対11人。同条件でやる以上,何が起きてもおかしくは無い。

そして,サッカーはある意味,とても難しいスポーツだと思う。

流れや,勢い,偶然,ミス,雰囲気。

目に見えない何かで,試合の流れは刻々と変わる。

目に見えない何かという点で,サポーターという存在も少しだけ意味があるのだと思う。

 

カニシは(本当に本当)仕事なので,試合をずっと見ていることはできない。

だけど,NHK放送は三重県?周辺しか流れないので,先ほど,帰宅してからテレビを見てブログを書きたいと思う。

 

頑張った選手を称えるためにブログを書くのはとても楽しい。

 

さあ!

 いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7エフライン・リンタロウ・14北野純也

MF 33平墳迅・19田村翔太・8海口彦太・6西村仁志

DF 2原広樹・17佐藤昂洋・20中村俊貴・26今井那生

GK 23岩脇力哉

 

鈴鹿のフォーメーションは完全に4-4-2。

前試合のスタメンと7人を変えてきている。

ただ,戦力が落ちた感じは無い。

鈴鹿の選手層は厚い。逆にワクワクする。

 

伊勢志摩は,たぶん4-2-3-1

テレビなので視点が高く,フォーメーションがよく分かる。

伊勢志摩の中盤は確かにぶ厚い。

 

前半の序盤。鈴鹿は伊勢志摩の圧力で後手後手に回っている。

 

この試合で左サイドバックに入っている,「鬼神金剛」,原広樹(2)

カニシは広樹の左サイドバックを(たぶん)始めて見た。と思う。

最初,いつもと逆なので心配していたが,広樹の落ち着いた堂々たるプレイは,左サイドでも全く変わっていなかった。

伊勢志摩は縦に早くボールを入れてくる。

おのずとディフェンスは自陣ゴールに戻りながらの難しい守備になるが,体で押し負けず,走り負けせず,気持ちで負けない広樹は,全く裏をやらせていない。

そして,攻撃時には,左サイドから右足に持ち替えて,中で待つ北野(14)に高精度ピンポイントクロス!

前半序盤の,北野のヘディングでの折り返しは,次に合わなかったが,広樹のクロスの精度はとても冴えていた。

伊勢志摩は試合を通してスピードで鈴鹿の裏を狙ったが,広樹は並走しつつも伊勢志摩攻撃陣を自由にさせず,最後まで持ちこたえ続けた。

広樹!ナイス!

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伊勢志摩はかなり飛ばしているように見える。

この一戦にかける意気込みで,相当気合が入っているのだろう。

それに比べると,鈴鹿はまだそこまでギアが上がっていない感じがする。

ディフェンスラインでボールを回して,リスクの少ないリンタロウへ放り込んでいる感じ。

そのため,試合は伊勢志摩ペースに。

 

伊勢志摩は,大きなサイドチェンジをするというより,縦に早くクサビのパスを入れてくる。

縦に早く入れて,タッチ数を少なく,攻撃陣がシュートを狙う。

シンプルで,少人数だけど,シュートまでの意思が統一されていて,一つ一つのプレイが怖い。

また,中盤を厚くしているので,セカンドボールに早くアクションするのは伊勢志摩。

崩されてはいないものの,いつ失点してもおかしくない時間が続く。

 

しかーし。

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

最終ラインに陣を張るディフェンスの総隊長中村俊貴(20)。

同じくセンターバックの昂洋(17)とお互いの裏をカバーしあっていて,相手を抜け出させていない。

前節では,川里(3)と昂洋(17)のペアでお互いの裏をカバーするディフェンスをしていたが,俊貴(20)と昂洋(17)も同じくらいうまくカバーしあっている。

また,中盤が押されてきているので,自身がポジションを上げ,中盤の競り合いにも加わっている。

最終ラインの俊貴が一歩前に出るのは勇気がいる。

そりゃ,一歩下がるほうが安心なように見える。

だけど,俊貴は前に出る。もしも抜かれたら大ピンチになる?

だけど,ビビる俊貴じゃない。根性も図太くなった。

止めりゃいい。そして俊貴は止める。

俊貴。キャプテンマークが似合うぜ。

頼む。勝つぞ!

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前半の半ば。

ロングパスでサイドから攻める鈴鹿

クサビの早いパスで手数を少なく攻める伊勢志摩。

お互い決定的な場面は無いものの,

カニシの目には,若干,伊勢志摩が優位に見える。

 

鈴鹿の中盤を支え続ける,「バランサー」,西村仁志(6)

伊勢志摩は4-5-1だが,サイドハーフがそれほどサイドに張り付いていないため,中盤の人数が多い。

鈴鹿はサイドをワイドに使うため,左の平墳(33)右の田村(19)が割とサイドに張っている。

そのため,特に前半は西村(6)と海口(8)のボランチがかなり辛そうな状態。

ファーストアクションを起こす海口のカバーに入るのが普段の西村の動きだが,今日は海口が交わされ,西村が最初に当たりに行っている。

その後ろからも伊勢志摩が押してくるので,相当大変な西村。

1週間で3連戦の3戦目。ここまでフル出場。

さすがの西村(6)も疲れが見えていて,特に前半は体が重くキレがない。

いつもなら引っ掛けられるボールも,一歩が出ずに先を行かれてしまう。

厳しい。厳しいけどがんばれ西村。

疲れてるのはよく分かる。

何もしてあげられないけど,がんばれ西村。

みんなを支えてくれ。頼む。 

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鈴鹿は中盤がやられているので,サイドに大きなボールを入れている。

前半の序盤は,なかなか形にならなかったが,徐々にいい形を作り始めてきた。

コーナーキックも獲得しはじめる。

 

前半の半ばの鈴鹿コーナーキック

右から蹴るのは西村仁志(6)

ファーサイドに流れたボールを,中村俊貴折り返すが,跳ね返されてルーズボールに。

そのルーズボールをヘッドで叩き込んだのが,今井那生(26)

上空から落ちてくるボールを,その場のジャンプでヘッド強振。

ビシッとしたヘディングシュートだが,伊勢志摩ゴールキーパーに阻まれる。

上手い。確かに伊勢志摩のゴールキーパーは上手いし,反応が鋭い。

 

フォワードの,「餓狼」,北野純也(14)

北野がスタメンで出てきた。

リンタロウとの距離感と,タイミングがまだまだだが,サイドからのパスに対して,見事なトラップでボールを懐に入れる。

振り向きざまにシュートを放つが,残念ながら枠をとらえられない。

カニシが思うに,北野の持ち味は,ワントラップしてシュートという一連の流れと,シュートコントロールだと思う。

どれだけ混戦の中でも,どれだけマークされていても,2回タッチすればシュートを放つ。

ゴールだけを見ている北野が良い。

北野,点とってくれ。

カニシは待ってるぜ。

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前半の終盤。

試合は五分の状態に。

ただ,ナカニシの目にはまだ鈴鹿のギアが上がっているようには見えない。

海口(8),西村(6)の中盤を支える選手たちの動きが重く感じる。

 

鈴鹿の攻撃は両サイドハーフから。

 

サイドハーフの,「スピードスター」,田村翔太(19)

鈴鹿のサイド攻撃を攻守において支える田村。

大きく張ってボールを受けたと思ったら,中でボールを受けて今井那生(26)のオーバーラップを使う。

田村のプレイは変幻自在。そして献身的。

走り始めたら,そのスピードは止められない。

田村から何本もクロスが中に入る。

しかし,伊勢志摩のセンターバックは高くて上手いため,一発で合わせられない。

リンタロウが呼んでいる。北野が欲しがっている。

一騎当千フォワードが中で待つ。

田村,ドンドン放り込め。

リンと北野がなんとかするから。

そして,逆サイドには平墳が狙う。

前半の終盤,鈴鹿の攻撃はタムショー中心。

高校時代,田村はここスポーツガーデンで何度もプレイしていると思う。

田村。ここから全国に出ようぜ。

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サイドハーフの,「疾風迅雷」,平墳迅(33)

スピード,高さ,テクニックをハイレベルで常備する平墳だが,この試合の前半はディフェンス面で活躍している。

腰を落として相手を通さないプレイで,伊勢志摩のスピードを潰し,後方の味方を助けている。

伊勢志摩は,縦に早くパスを入れてくる。

攻撃のスピードも速いが,それでも平墳は追いついてプレスをかけ続ける。

前半の苦しい時間帯に,献身的なプレイでチームを支えてくれた。

平墳,地味なプレイだけどビッグプレイだ。

チャンスは来るぞ。

ガンバレ!

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徐々に鈴鹿は伊勢志摩陣内でのプレイが増えてきた。

しかし,伊勢志摩の攻撃陣は足が速く,カウンターが上手い。

 

センターバックの俊貴(20)と昂洋(17)の間は狭くて抜けられない。

そのため,センターバックの昂洋(17)と,左サイドバックの原広樹(2)の間にスルーパスを通してくる。

しかーし!

うちの原広樹(2)がそんな簡単に通すわけがない。

スピードで振り切られることなく,ガッチリ並走してシュートを打たせない。

ナイス!広樹!

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイム。

 

前半の鈴鹿は決していい出来ではなかった。

ゲームを作れないので,サイドに大きいパスで展開するしかなかった。

カウンターを狙うにもボールを奪う場所が低くて,攻守の切り替えのスピードが上がらなかった。

やはり,中盤の西村(6)と海口(8)が疲れている。

チームの色を作ることができる選手なので,ふたりとも交代するわけにはいかない。

声が出せれば・・・現場にいられれば・・・

もっともっと選手たちにパワーを届けられるのに。

 

伊勢志摩は,それほどディフェンスラインが高くないが,コンパクトにまとまっているのは,中盤が厚いためだと思う。

ただ,その分,最後の最後で人数が足りず,フィニッシュで鈴鹿ディフェンスを振り切れていない。

後半から2列目がどんどん飛び出してくると,より危なくなってしまう。

それを抑えるためにも,鈴鹿は攻めて攻めて伊勢志摩陣内でプレイしたい。

 

攻撃こそ守備。

守備こそ攻撃。

 

さあ,後半行くぞ!

 

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後半開始。

 

サイドバックの原広樹(2)が果敢に突入してフリーキックを獲得。

「左の爆弾」平墳(33)と,「右のカミソリ」田村翔太(19)がキッカーに入る。

田村がまたいで,平墳がドカンと蹴るが,ゴールならず。

コーナーキックを獲得するが,それもゴールに結びつかない。

 

ミラ監督の動きが早い。

後半10分。

(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)34野口遼太

(OUT)33平墳迅 ⇔ (IN)15菊島卓

(OUT)14北野純也 ⇔ (IN)11遠藤純輝

 

フォーメーションは4-4-2で変わらず。

菊島卓(15)が右サイドハーフとなり,田村翔太(19)が右サイドハーフとなった様子。

 

フォワードの「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

リンタロウがポストプレイで渡す連携の良い選手が交代で入った。

リンタロウが動いてマークをずらし,純輝(11),菊島(15)がバイタルエリアに進入してくる。

同じように,周りの動きでリンタロウもマークのズレを狙えるようになる。

選手交代でガラッと攻撃の色が変わった。

ロングボールを入れるというより,フォワードへの足元へのパスが増えた。

リンタロウにクサビのパスが入る。

周りはもう走り出している。

鈴鹿の攻撃の基点が前に移動する。

リンタロウ!狙え!

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後半の選手交代で,いきなり度肝を抜いたのは遠藤純輝(11)の走り。

走り出しとパスの出し手の意思がぴったりで,オフサイドギリギリをトップスピードで駆け抜ける。

鈴鹿の前への推進力の源は純輝(11)。

純輝!いいぞーーーーー!!!

 

センターバックの,「スカイハイ」,佐藤昂洋(17)

鈴鹿の中盤が辛いので,伊勢志摩の攻撃を早く抑えるため,前へ前へのディフェンスをしている。

後半の半ば,前に出てクリアするため伊勢志摩の選手と激しい接触がある。

それでも昂洋は前で勝負し続ける。

優しい顔をした童顔の好青年。

たけど,引いて守るタイプのディフェンダーじゃない。

昂洋のディフェンスはまさに,迎撃ビクトリー。前に出て一撃で仕留める。

ディフェンス間でのパス回しにも,何の不安もない。

昂洋。なんか一皮むけた気がする。

もう,昂洋mark2なんじゃないか?

一段階上の昂洋を,存分に発揮しようぜ。

この試合,無失点だ!

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後半23分。

鈴鹿が左サイドでコーナーキックを獲得。

キッカーは,遠藤純輝(11)

前半は西村(6)が蹴っていたが,純輝が蹴る。

詳細は内緒だけど,西村(6)と純輝(11)の弾道は全然違う。

 

純輝の蹴ったコーナーキックは中で競り合い,再び右からのコーナーキックに。

 

キッカーはまた変更。田村翔太(19)。

西村(6)と純輝(11)の弾道も違うけど,田村翔太(19)のキック弾道も違う。

鈴鹿は多様なボールでコーナーキックに変化を出している。

 

田村翔太のキック。

中で選手たちが競り合う・・・ナカニシの目に見えるより先に音が響いた。

ドッガーーン!(サッカーボールを思いっきりバットで殴ったような音)

その音を鳴らしたのは・・・我武者羅100%!イマイ-ナ・イ・キ!!!!!

那生の超強力ヘディングシュート炸裂!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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カニシも思わず声が出る。

オラーーーーー!ナイキーーー!

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セットプレイ直前に,テレビの解説の人が,鈴鹿の身長の高い選手を何人か言っていた。その中に那生の名は無かった。

でも,ナカニシは知ってる。

今井那生(26)はセットプレイにめちゃくちゃ強い。

特にコーナーキックは,練習で何度も良い形で決めている。

見たか!

これが鈴鹿の赤丸急上昇の那生や!

 

右サイトバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

三重県選手権準決勝の四日市大学戦では,センターバックで出場し,あまり良いプレイができなかった。

サッカー選手の悔しさは,他人が慰めても,元気づけても,ぬぐえるものじゃない。

自分で,そのプレイを塗り替えて,自分を取り戻すしか方法がない。

カニシは,那生が試合に出るのを待っていた。応援できるのを待っていた。

我武者羅は,今日何パーセントなのだろう?期待と不安が入り混じる。

前半から鈴鹿は危ない場面が続いた。

でも,テレビ画面からは,那生の声が良く聞こえた。

良い声が出ている。なんの遠慮もない勝利のために集中した声だ。

後半は菊島(15)が,サイドでボールを受けるようになり,那生のポジションも上がってきた。

だけど,ディフェンス時にはしっかりと戻って隙を作らない。

攻守の切り替えもちゃんとできている。

そんな中での見事な先制ゴール。

那生!ナイスゴールだ。

だけど,無失点じゃないとディフェンスとして満足できないだろ?

守り切れ!絶対にやらすな!

100%を出し切れ!

絶対に1対1で抜かれるな!

 

しかし,1対0になってから,伊勢志摩の攻撃が鋭くなってきた。

サイドに大きく展開するのではなく,一点集中で人数をかけて,サイドをショートスルーパスで切り崩してくる。

 

ゴールキーパーの,「男梅」,岩脇力哉(23)

後半の終盤,伊勢志摩攻撃陣が,ついに鈴鹿のディフェンスラインをスルーパスで抜けて来る。

力哉のスパッと切れるような飛び出し!

時には仁王立ちのようなブロック!

一切の迷い無く,相手と激突することに一寸の恐怖もなく,力哉が飛び出す。

鈴鹿に危ないシーンはあるが,ナカニシは念力を出すための奥歯を噛み締めていない。

力哉なら止める。力哉なら絶対に止める。念力出さなくても大丈夫。

再三の伊勢志摩のコーナーキックも,ジャンプして最大到達点でキャッチしている。

力哉のゴールキーパースクールの生徒たち。

良いコーチに教わってるね。

これが君たちのコーチ,男!岩脇力哉だ。

最高のゴールキーパーだ!

力哉は,なかなかスタメンで試合に出られていなかった。

だけど,この試合,ディフェンス間のパス回し,セットプレイ時のキャッチ,全てにおいて力哉の試合勘に狂いは無かった。

それは,力哉が試合に出る時のために,常に試合に出ているつもりで準備していたからだと思う。

力哉。ナイス!

良いプレイだった。お手本のような見事なゴールキーパーだ!

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後半30分

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)29坂本広大

後半34分

(OUT)7エフライン・リンタロウ ⇔ (IN)25出岡大輝

 

ミラ監督に守る想定は無い。

鈴鹿は点を取りに行く。

 

純輝(11)と菊島(15)の推進力で,鈴鹿は前に前にプレイし始めてきた。

やはり,前に前にとなると,鈴鹿は活性化し始める。

そして,前半動きが重かったが,息を吹き返したヤツがいる。

 

ボランチの,「ネクスバンディエラ」「鈴鹿の若大将」,海口彦太(8)

和田篤紀(10)を怪我で欠くため,3連戦で疲れ切っている鈴鹿ボランチ

カニシの目で見ても,海口(8)と西村(6)は体が重そうだった。

前半は,伊勢志摩の中盤に半歩先を行かれ,パスコースを潰せず,効果的なボールカットができなかった。

今日の気温は25度を超えている。

後半の終盤,伊勢志摩の中盤も少し疲れが出てきた。コンパクトな中盤にスペースが出てきた。

鈴鹿は前に前に進み始めた。

海口が疲れた体を,何とかもう一歩動かす。

海口!!!!!ガンバレ!!!

 

後半39分。

右サイドで純輝(11)と,菊島(15)が伊勢志摩ディフェンスにプレスをかける。

寄せが早い!

伊勢志摩のパスが少しだけ浮く。

そこを見逃さずに飛び込んできたのは,海口彦太(8)!

キターーーーー!

海口がボールをカットするが,伊勢志摩ディフェンスとゴールキーパーが態勢を整える。

(海口は目?雰囲気?何か?でフェイントを入れている)

ゴールキーパーの逆を突いて,ゴールにパスするような正確なコントロールショット!

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唸るナカニシ。うーん。見事!

ゴーーーーーーール!!!2-0

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ナイスゴール海口!見事としか言いようがない。

辛い時間帯に追加点って完璧。

そして,この試合終わったらオフだと思うから,ゆっくり休んでください。

海口,マジで体を休めてください。お願いします。

 

試合は2対0に。

しかし,ミラ監督のGOサインは出続けている様子。

 

途中交代の,坂本広大(29)が,縦に縦に強いところを見せる。

これか!これが広大の強いところか!

なるほどパワフル。なるほどストロング。

 

後半41分。

またも,鈴鹿の右サイド。

菊島(15)から,押し上げてきた西村(6)へ。

西村から,遠藤純輝(11)へ。

純輝がダイレクトでふわりと浮かす。

なんと!ダイレクトループシュート

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伊勢志摩のゴールキーパーも体を伸ばすが,届かない!

ゴーーーーーーール!!!3-0

 

純輝の見事過ぎるゴール。

さすが。さすがやってくれるぜハートのエース。

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やはり伊勢志摩にも疲れが出てきた。

鈴鹿は前に前に突き進むので,疲れていても勢いがある。

特に,交代で入った出岡(25),坂本(29)は,ガツガツ行っている。

 

残り時間わずか。

右からパスを受けた純輝(11)が,左に流す。

左の坂本広大(29)がカットインからの流れるようなシュート!

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ボールは,右のポストに当たってから左のポストに当たり,惜しくもゴールならず。

カニシもテレビで何度も確認したけど,

入っているようにも見えるけど,入ってないようにも見える。

公式にはゴールじゃないけど,ナカニシの中ではゴールにしておこう。

なんかこのプレイは,広大が良くなる切っ掛けになるような気がする。

広大!ナイスゴール!

この試合の広大のプレイはとても面白かった。

もっともっと持ち味を出していいんじゃないか?

もっともっとやれるんじゃないか?

 

鈴鹿は最後まで得点を取りに行き,守りに入らなかった。

それでも,ディフェンス陣にスキは無く,無失点で抑えることができた。

 

ここで試合終了。

 

よっしゃ!

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合運営をしていただいた,三重県サッカー協会のみなさん,ご協力いただいたサッカーチームのみなさん,ありがとうございました。

 

もう一度書きますが,サッカーの強い弱いにカテゴリーは関係ありません。

2つのチームが全力を尽くして戦って,「今日は」,鈴鹿が勝利したということです。

前半も後半も「もしもアレを決められていたら」と思える危ないシーンがいくつもありました。伊勢志摩さんは強かったです。

鈴鹿の選手は,勝って浮かれている場合ではありません。

三重県代表として次の試合に勝つために,課題を修正し,連携を強化し,より強いチームになってください。

勝って兜の緒はしっかり締めましょう。

 

この試合は,無観客試合の上,厳戒態勢で行われました。

そのため,選手は18人までと制限され,スタッフも最少人数,他は大会関係者しか会場内に入れませんでした。

カニシは事前に許可を得て,フロントに横断幕を預け,掲出してもらいました。

(伊勢志摩サポーターさんにも情報共有しました)

前述のとおり,スタッフも最少人数しか会場内に入れなかったため,全ての横断幕を原祥太郎スタッフが一人で張ってくれました。

カニシが,「全部は大変なので,小断幕だけにしようかな・・・」と言ったのですが,彼は,「みなさんのお気持ちですので,全部張りましょう」と言ってくれて,ペットボトルの重りも含めて,全て張ってくれました。

原祥太郎スタッフ,ありがとうございました。

鈴鹿の選手たちが,「あっ,いつもの横断幕だ」と思ってもらえて,少しでもリラックス出来ていたら,とても嬉しいです。

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さて,この決勝戦のナカニシが勝手に選ぶVictoryCross賞(MVP)ですが,

だーれーにしよーうかーなー。

じゃじゃん!

この試合のVictoryCross賞は,「ハートのエース」遠藤純輝選手(11)です。

途中交代でしたが,その前への推進力には,ナカニシほとほと感服しました。

素晴らしかった。

遠藤選手,次の試合もよろしくお願いします。

ハートは何個でも喜んでいただきます。

純輝,最高!

 

この試合は地上波での放送でしたので,沢山の人がテレビ放送を見てくれたと思います。でも,三重県付近しか放送されていないので,見られなかった人もいると思います。

カニシは自宅のブルーレイでこの試合を録画していますのでコピーが可能です。

しかし,コピー回数制限がありますので,欲しい人全員というわけにはいきません。

なので,選手と選手のご家族のみにコピーさせていただきます。

 

選手,もしくは選手のご家族で,今日の試合の録画が欲しい方がいらっしゃいましたら,ナカニシのメールまでご連絡ください。

なお,NHKのサブチャンネルは画質が悪いので,基本的にブルーレイでコピーさせていただくつもりです。DVDをご希望の場合はメールにその旨をご記入ください。

ご希望の選手,または選手のご家族の方は,こちらまでメールください。

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

応募多数の場合,先着順とさせていただきますので,ご容赦ください。

 

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さて,ブログ冒頭の問題です。

三重県最強のサッカーチームは?」と聞かれたら,なんて答えますか?

 さあ,鈴鹿サポーターのみなさん。胸を張って堂々と答えましょう。

 

せーのー。

「それは鈴鹿ポイントゲッターズだ!!!」

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第9節 5月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@東近江布引

天皇杯1回戦 5月23日or23日 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第10節 5月29日(土)13:00 対 Honda FC @AGF陸上競技

JFL第11節 6月5日(土)13:00 対 松江シティ@県立浜山公園陸上

 

(お知らせ)

5月16日の試合は,ナカニシのお仕事の都合で参戦できません。

MIOさんとの試合,どうしても現地でも見たかった。

仕事中ですが,心はずっと最大級の「念」を送っています。

鈴鹿サポーターの仲間たち,応援よろしくお願いします。

YouTubeと決勝戦とサンキュー

みなさんこんばんは。

 

4月末から歯が痛かったのは先日のブログにも書いたのですが,昨日,ズバッと抜いてきました。

これで,試合中に念力が存分に出せます。

実際に歯が痛かった連休中は,1敗1分けなので,応援の力が足りなかったナカニシが悪いのだと思います。

 

しかし,歯医者さんからは,「こんなに噛み締めるならば,他の歯も悪くなるといけないので,マウスピース作りますか?」

と言われていて,次の診察までに,ちょっと迷ってるナカニシです。

 

座って応援してるだけなのに,マウスピースしてるって,変な人じゃないでしょうか?

 

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さて,コロナ禍による緊急事態宣言や,緊急警戒宣言や,蔓延防止とかで,ナカニシは連休中も,近所のスーパーと試合以外は,ほぼ外出しませんでした。

では,何をやってたかというと,庭で畑仕事をして,YouTubeを見ていました。

 

YouTube

鈴鹿YouTubeと言えば?

佐藤和馬選手(18)と,坂本広大選手(29)です。

 

◇佐藤和馬選手のYouTube

「zumaica-サッカーで町を元気に-佐藤和馬チャンネル」

https://www.youtube.com/channel/UCxxXG7gkfAICf3_7U4wzhEA/videos

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◇坂本広大選手のYouTube

「坂本広大channelチャンネル」

https://www.youtube.com/channel/UCFSo2-a0p2QzYv-bLUighuQ

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この両者のYouTubeですが,絶対に見たほうが良いです。

選手たちの素顔の中の素顔が見られます。

 

また先日は,坂本広大選手の勤務先である「ドリームファームスズカ」さんに協力していただき,子どもたちと「どろんこサッカー」をやったそうです。

なんと素晴らしいことでしょう・・・。

この「どろんこサッカー」については,またYouTubeにアップされるそうなので,お楽しみにしてください。

 

もう一度書きましょう。

 

彼らのYouTubeは必見です。マジです。

チャンネル登録と,「いいね」や「コメント」よろしくお願いします。

 

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そして今週末は,三重県サッカー選手権決勝です。

しかし,このようなコロナの状況ですので,無観客試合となってしまいました。

カニシは,大人しくテレビで観戦することにします。

 

カニシの覚えでは,鈴鹿三重県サッカー選手権を6度制し,天皇杯本戦に進んでいます(未確認だけど,たぶんそう)。

 

≪優勝した年≫

平成23年 (決勝戦の対戦相手 四日市大学

平成24年 (決勝戦の対戦相手 四日市中央工業高校)

平成28年 (決勝戦の対戦相手 ヴィアティン三重

平成29年 (決勝戦の対戦相手 ヴィアティン三重

平成30年 (決勝戦の対戦相手 ヴィアティン三重

令和2年 (決勝戦の対戦相手 ヴィアティン三重

 

特に最近は,決勝戦で毎年ヴィアティン三重と対戦してきました。

今年の決勝戦の対戦相手は,準決勝でヴィアティン三重をPKで破った,FC.ISE-SHIMA(以下,伊勢志摩と書きます)です。

 

伊勢志摩とは東海リーグで激闘を繰り広げてきましたが,ナカニシの一番印象に残っている試合は,2019年のプレシーズンマッチで負けた試合です。

この試合の伊勢志摩の選手の前へ前への気迫のプレイは,よく覚えています。

 

その伊勢志摩と決勝で戦えるのはとても楽しみなのですが・・・,

本当は現地で応援したかったです・・・。残念。

 

ヴィアティン三重を破り勢いに乗る伊勢志摩と,鈴鹿はどんな試合をするのか?

ミラ監督の采配は?

怪我人続出の中でのスタメンは?

 

鈴鹿は絶対に勝ちます。

鈴鹿の選手たちはやってくれます。

カニシは信じています。

無観客試合ですので,サポーターとしてルールを守り,家で念を送りましょう。

 

勝つぞ!!!

 

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三重県最強の座をこの手にするため,バッキバキに気合の入っているナカニシですが,そんなこんなの間に,新入団選手が発表されました。

 

阪田 章裕(サカタ アキヒロ)DF

身長/体重 178cm/72kg

 

Jリーグ出場200試合を越える大ベテランです。

公式ホームページに写真が載っていましたが,坊主でヒゲです。

 

カニシにとって,坊主でヒゲのディフェンダーと言えば大久保龍太選手なのですが,阪田選手も,負けず劣らずなかなかの怖い顔をしてます。プレイを見るのが楽しみです。

 

阪田選手。鈴鹿でその経験とパワーを存分に活かしてください。

Jリーグ昇格に向けて頑張ってください。よろしくお願いします。

 

そして鈴鹿の選手たち。負けんなよ!ポジション取られんなよ!

 

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最後に。 

三重国体への選抜選手が9名発表されました。

これからセレクションがあって,正式には何人かが決まると思います。

せっかくの三重国体ですので,おそらく,ヴィアティン三重さん等の県内の各チームからも何人かが選ばれて,ドリームチームができるんじゃないかと思います。

他のチームから誰が選ばれるのか楽しみです。

選手のみなさん,オール三重で三重国体を盛り上げていきましょう。

くれぐれも怪我に気を付けて,頑張ってください。

 

 

日曜は,良い天気になるようです。

良い試合をしましょう。

 

そして,勝つのは俺たちだ!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

三重県サッカー選手権決勝 5月9日(日)13:05 対 FC.ISE-SHIMA@三交スポーツの杜鈴鹿メイン(無観客)

JFL第9節 5月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@東近江布引

JFL第10節 5月29日(土)13:00 対 Honda FC @AGF陸上競技

2021 JFL第8節 対 FCマルヤス岡崎

みなさんこんばんは。

 

私事ではありますが,先週から奥歯が大変痛くて,歯医者さんに行ったところ,「奥歯を噛み締め過ぎてませんか?」と言われました。

カニシは,鈴鹿のピンチの時やチャンスの時には,奥歯だけでなく足の指先まで,全身にフルパワーを入れて念力を出しているのですが,その時に歯を食いしばるので,奥歯の根元が炎症を起こしているようです。

念力が出るか出ないかは不明ですが,そろそろ,ちょっとだけ目から念力らしきものが出てもいい気がしてます。

 

そんなこんなで,試合中も奥歯が痛くて仕方なかったのですが,今日の試合では一度も念力を使うことはありませんでした。

そんな試合展開ではなかったためです。

 

明日,歯医者さんの予約なので,次の試合では念力が出せるはずです。

 

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試合の朝。

予報は雨。

 

前述のとおり,歯が痛くてよく眠れない。

ロキソニンを飲んでも,あんまり効かないので,早くに起き出して準備をする。

あまりに早くてやることが無いので,3月の心臓の入院中に覚えた座禅をしたりする。

 

今日の対戦相手は,FCマルヤス岡崎(以下,マルヤスと書きます)

JFLに昇格してから,天皇杯も含めて全敗。

鈴鹿が特に苦手としているチームだが,実はどこを苦手としているかよく分からない。

負けた試合でも,十分に勝負はできている。

でも,試合が終わったら負けている。そんな対戦相手。

嫌な予感がプンプンする。

 

会場到着。

 

小雨の降る中で,ボランティアスタッフの仲間たちと黙々と準備を進める。

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スタジアムグルメもないし,コロナだし,雨だし。

残念ながら来場者は少ない。

 

でも,この場所に集まってくれた全てのみなさんに感謝。

鈴鹿の試合を見るために,この場所に来てくれた。

 

準備はできた。

腹は座った。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 15菊島卓

MF 11遠藤純輝・19田村翔太・8海口彦太・16斎藤翔太・6西村仁志

DF 34野口遼太・3川里光太郎・17佐藤昂洋・13蓮沼翔太

GK 30池末知史

 

鈴鹿のフォーメーションは4-1-4-1

今期初スタメンの斎藤翔太インサイドハーフに入る。

 

マルヤスは,たぶん3-5-2

3バックと2トップの選手が特に大きくて厚みがある。

 

試合開始。

 

立ち上がりは五分の展開。

中盤の選手たちも良く動いている。

しかし,5分経過すると違和感が出てくる。

今日の鈴鹿は相手のボールを引っかけられない。

 

インサイドハーフの,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

カニシの海口への評価は絶大。

特にトップ下での海口の存在感は,もう大好きと言って間違いない。

その海口の動きが良くない。なんか重い。

マルヤスの中盤に対し,海口の早いアクションでプレッシャーをかけたいが,ナカニシのイメージより少し遅い。

ボールが出てから,「あっ」と気が付いて向かう感じ。

いつもだと,「えっそこに海口が出てくるの?」ぐらい突然バッと距離を詰めてくるのだけど,今日は一歩遅れている。

そのため,マルヤスにパスをつながれて展開されている。

連戦での疲れが出ているのか?

一番走って,一番激戦区で頑張ってきた海口。

前半の早い段階で,動きが良くない。

声を出したい。

海口の背中を押したい。

ガンバレ!

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鈴鹿は早い選手を前線に3人並べている。

田村(19),菊島(18),遠藤(11)。

3人とも一騎当千の選手達ばかりだ。

 

この3人を活かすためには,裏へスルーパスを出すか,サイドの奥に落とすかが狙いだと思う。

もちろん,中盤の高い位置でボールを奪い,ショートカウンターで狙えば最高にチャンスとなる。

そのため,インサイドハーフにテクニシャンの斎藤翔太(16)を入れてきたと思う。

たぶん。

 

鈴鹿は,刈谷戦,青森戦で,見事にショートカウンターで裏を取って点を決めてきた。

しかし・・・今日はそれが出ない。

 

ワントップの,「ゴールゲッター」,菊島卓(15)

馬王と称されるほどの爆走が持ち味だが,この試合で菊島が裏を取れたシーンはほぼ無かった。

実際,この試合では鈴鹿オフサイドは「0」だと思う。それほど裏にボールが出ていない。

では,菊島はというと,後方からのロングボールに対して,ヘディングで競り合う場面が多い。

マルヤスのセンターバックは,大きくて高くて固い。

その壁のようなセンターバックと体をぶつけて競り合うが,分が悪い。

左右に流れながら,裏に欲しがっている。

菊島が走りたがっているのは,スタンドから見ていてよく分かる。

だけど出てこない。

ディフェンスやゴールキーパーからのボールはロングボールのハイボール

菊島の良いところが出ない。

苦しい展開。 

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マルヤスと鈴鹿の中盤は,五分と五分でやりあっている。

アンカーの,「神風」,西村仁志(6)が,ガッチリ体を張っている。

インサイドハーフが交わされて,一気に西村がストッパーとして当たりに行っている。

センターバックの2人との連携も良く,佐藤昂洋(17)が前に出て,ヘディングで迎撃したりしている。

セカンドボールなどを奪い,西村がボールを持つが,パスコースが無く,後ろに戻す場面が多い。

西村から,海口(8),斎藤(16)へのパスが全く出ていない。

マルヤスの中盤に,周りをぐるっと囲まれている感じ。

西村も,やり難そうにしている。

ボールを展開できず,モヤモヤする展開。

西村,ちょっと我慢してくれ。

とりあえず前半耐えてくれ。

 

AGF陸上競技場の芝は,残念ながらJFLのグラウンドの中で一番コンディションが悪いと思う。

チームから施設側にお願いしているが,予算的にすぐに手が付けられない様子。

そのコンディションが悪いグラウンドが,さらに雨で濡れている。

デコボコのグラウンドでグラウンダーのパスが小さくバウンドし,ボール扱いに細心の注意が必要。

 

カニシのイメージだけど,鈴鹿は雨の試合に強い。

特に,大雨でドリブルもできないほどのコンディションだと負けた覚えがない。

雨でピッチコンディションが悪いと,中盤を飛ばして,シンプルに前へ前へのサッカーが強いためだと思う。

ところがこの試合,鈴鹿は前へ前へのサッカーではない。

足もとが悪いのに,ディフェンスラインでパスを回し,中盤でショートパスを繋ごうとして,奪われる展開が続く。

前へ前へのサッカーをしているのはマルヤスのほう。

鈴鹿はボールコントロールのため,半歩引いてトラップをしようとして,トラップ際を狙われている。

いつもよりたくさんパスカットされている。

そして,パスカットからのマルヤスの攻撃がキツイ。

 

センターバックの,「男前の先輩」,川里光太郎(3)

マルヤスの攻撃を良く防いでいる。

前半のマルヤスは,鈴鹿の右サイドからアーリークロス気味のボールを放り込んでくる。

大きくて高いマルヤスのフォワードがヘディングで合わせてくる。

なんとか体をぶつけて,万全のシュートは打たせていない。

しかしギリギリ。

ピンポイントで合わせられたら,万事休す。

川里。何とか頼む。守ってくれ。

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鈴鹿の左サイドバック,「最強の左」,野口遼太(34)

3-5-2のマルヤスは,サイドにワイドに開いてくるため,野口のマークの更に外に選手が余っていることがある。

サイドハーフの田村(19)が戻りフォローするが,サイドの攻防ではマルヤスに押し込まれている。

押し込まれている分,マルヤスのサイドの裏を取りたいが,鈴鹿は攻守の切り替えに時間がかかってしまい,マルヤスが万全の態勢でディフェンス出来てしまう。

今日はなぜか,遠藤純輝(11)が右で,田村翔太(19)が左たったのだが,タメの作れる純輝が前にいたほうが野口には合っている気がする。ナカニシは。

野口が裏を狙っているのは分かる。

だけど,ディフェンスラインからは前線が遠い。

野口がんばれ!

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鈴鹿は中盤で全然ボールを引っ掛けられていない。

なので,マルヤスに攻め込まれて,ディフェンスで奪ってから攻撃のターンになる。

そのため,攻撃までに時間がかかる。

マルヤスはディフェンス時にサイドハーフが引いて5バックになるので,万全のディフェンス体制になってから鈴鹿の攻撃を受けている。

鈴鹿は攻守の切り替えが遅い。

早く攻撃しようとすると,ロングパスだが,鈴鹿の前線には高さで勝負できるフォワードがいない。

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)

純輝ならば状況は十分に分かっている。

そして,自分が推進力にならなきゃいけないことも分かっている。

再三,ドリブルで仕掛ける純輝。

純輝(11),田村(19),菊島(15)のフォワードは,良いピッチコンディションならば,四次元の連携を見せてくれるのだが,今日は特にドリブルがしにくい。

ハーフタイムにサポーター同士で話をしたが,このグラウンドコンディションで一番影響を受けていたのは,純輝だったんじゃないかと思う。

前線には,リンタロウもネットも入っていない。

一旦預ける場所が無いので自分で突入。そんな場面が続く。

田村(19)からのスルーパスでマルヤスゴールに迫るが,前半はその場面以外ほとんどゴールに迫れなかった。

純輝。鈴鹿市にはこんなグラウンドしかなくてすまん。

近々,スタジアム作るみたいだから,なんとか頑張ってくれ。

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試合はマルヤスのペース。

前に前に出るマルヤスは,混戦の中からも前にボールを運んでいる。

対する鈴鹿は,パスコースが無く,ディフェンスラインでのボール回しと,サイドで細かい攻防をするに止まる。

鈴鹿は選手全員が,どうしていいのか迷いながらプレイしている感じ。

どうした?

へいへい!どうした?

 

インサイドハーフの,斎藤翔太(16)

今期初スタメン。絶好のチャンスをもらった。

カニシは斎藤のプレイを練習の時からよく見ている。

その視野の広さと,「止める蹴る」の技術の高さはチームでもトップクラス。

怪我で苦しんだ時期も長く,それだけにチャンスをつかんで欲しい。

しかし・・・この試合では斎藤がパスのネットワークに上手く入れない。

マルヤスは球際が激しいが,その激しさに押されてしまっている。

また,ディフェンス時にも,コースを切り切れず,相手のパスを引っかけられない。

こんなもんじゃないのに。

斎藤翔太は,こんなんじゃないのに。

十分に力を発揮できない斎藤翔太

斎藤翔太!まだまだこんなもんじゃない所を見せてくれ!

ガンバレ! 

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マルヤスのクロスからのヘディングで何本かシュートを打たれている。

ディフェンスが体を寄せているので,威力は無く失点はしていないが,コースが悪ければやられているプレイだった。

 

カニシは前半の終盤。

「とりあえず,試合を立て直すために前半は無失点なら十分。」

と,普段はあり得ない消極的なことまで考えていた。

全試合,前のめりで勝つために戦っているナカニシが,

こんなことを考えることは前代未聞。

そんな風に考えていた自分にびっくりした。

 

・・・それほどまでに・・・今日の鈴鹿の調子は悪かった・・・

 

前半終了。

 

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ハーフタイム。

寒い。

雨に濡れた上に,風も出ている。

 

ベンチメンバーの動きも良い。

たぶん,ごっそり変えてくるだろう。

 

たぶん,この試合はミラ監督のゲームプラン通りではない。

なので選手たちの迷いも見えてしまう。

 

だけど,ゲームプランが崩れるというのは,良くあることだ。

相手だってゲームプランは練っているだろうし,鈴鹿の良いところを消すために作戦を立てている。

 

じゃあ,それがダメな時に,次の手をどう打てるのか?

そのフレキシブルさと,それに選手が付いていけるかが大切なんじゃないかと思う。

 

グラウンダーのボールコントロールは難しい。

ハイボールの競り合い。

マルヤスのフィジカル勝負。

鈴鹿の中盤は疲れが出ている。

 

さあ,どう変えてくるか?

 

みんな頑張ろうぜ。

 

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後半開始。

 

後半が始まっても,若干マルヤスが押し気味で試合が進む。

 

鈴鹿の右サイトバック,「右のダンディズム」,蓮沼翔太(13)

前半は右からドンドン攻められて防戦一方だった蓮沼。

蓮沼もボールコントロールに苦しむが,それでも安定してボールをさばいている。

後半は,蓮沼が少しポジションを上げてきた。

前方の遠藤純輝(11)との距離を詰めて,クロスボールを狙う。

しかし,マルヤスは5バックで守るため,なかなか突破できない。

カニシが思うに,鈴鹿のサイド攻撃はなかなか強い。

だけど,今日はフォワードにターゲットがいない。

なんかチグハグしている感じがぬぐえない。

蓮沼,試合の流れはどこかで必ず変わる。

頼む。もうちょっと持ちこたえてくれ。

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マルヤスは重厚に攻める。

鈴鹿の攻撃は単発。

どうにもペースが上がらない。

 

後半10分

(OUT)16斎藤翔太 ⇔ (IN)33平墳迅

 

平墳(33)が左サイドハーフに入り,田村翔太(19)がインサイドハーフに入った。

 

単発ながらも何とか攻撃の形を作れるのは,田村翔太(19)が粘っているため。

左サイトハーフからインサイドハーフに入った,「スピードスター」,田村翔太(19)

前半から自分でもらうだけでなく,かなり中に絞ってボール奪取もしていた。

もらうだけでなく,自分からも攻撃を始められるのが田村翔太の強み。

そして,後半はインサイドハーフに入ったため,より全体に影響を出せるようになった。

後半,田村(19),純輝(11),平墳(33)でマルヤスゴール前に運ぶが,フィニッシュに行けない。

鈴鹿の攻撃はスピード感が無く,カウンターでないため,マルヤスの守備は十分に準備して迎え撃たれている感じがする。

それでも,攻撃を組み立てて,再三ゴールに迫るタムショー。

タムショー!ガンバレ!

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両チーム共に決定機が無いまま時間が過ぎる。

 

ふと気が付く。

鈴鹿はシュート打ってないんじゃないか?

 

後半21分

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)9藤沢ネット

 

海口(8)がボランチに入り,鈴鹿は4-4-2になる。

 

この交代により,鈴鹿はターゲットが前線にできたため,

ボールを放り込んで⇒競り合って⇒セカンドボールを受けるという流れができてきた。

裏を狙うスルーパスはマルヤスも警戒している。

ネットとリンタロウに理屈はいらない。

2人で押し通るのみ。

 

しかし,中盤の分は相変わらず悪い。

鈴鹿がボールコントロールする瞬間に寄せてくるので,トラップ際でやられている。

マルヤスも選手を交代し,スビードのある選手が入ってきた。

鈴鹿のゴールに迫る。

 

ゴールキーパーの,「ハードパンチャー」,池末智史(30)

何本もヘディングで合わせられているが,正面で押さえられている。

また,ピッチコンディションが悪いにも関わらず,センターバックとのボール回しも頻繁にあるが,ミスなく確実に蹴り出している。

しかし,上空は東から西に強い風が出ている。

そのため,池末のキックが流れてしまい,タッチラインを割るのが残念。

また,純輝(11)や平墳(33)がサイドでカウンターのボールを欲しがっているが,キャッチの直後にマルヤス攻撃陣にカウンターのキックを止められてしまっている。

池末からズバッとキックで攻撃を始めたい。

池末!ガンバレ! 

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交代で入った平墳迅(33)が,疾風のダッシュでマルヤスにプレッシャーをかける。

この試合,平墳ほどのスピードでプレッシャーをかける場面はなかなか無かった。

平墳!ナイスラン!

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両チーム共に決定機がないまま時間が過ぎていく。

 

カニシの隣で見ていた親子連れが,「今日はあかんなー」と言っている。

確かに,そうなのかもしれない。

だけど悔しい。

選手たちの力はこんなもんじゃないのに。

 

後半36分

(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)2坂本広大

 

ミラ監督は,試合終盤に坂本広大を入れることが多い。

なのだが,坂本に何を求めているのか実はナカニシにはよく分からない。

ディフェンスなのか?突進からのカットインなのか?

坂本!この試合の流れを変えてくれ!

 

最後までマルヤスの攻撃で危ない場面が続く。

 

センターバックの,「スカイハイ」,佐藤昂洋(17)

大きくて高いマルヤスのフォワードとガリガリ削り合った昂洋。

空中戦でやられなかったのは昂洋の頑張りだと思う。

後半の選手交代でスビードのある選手も入ったが,昂洋(17)と川里(3)はお互いが互いの裏をケアしていて,最後まで裏を取らせなかった。

ナイスディフェンス!

後半の半ばからは,ディフェンスからのフィードにターゲットができたため,徐々に形になり始めた。

昂洋。ポジジョンを確保するのは自分次第だ。

遠慮するな。

その場所は自分のもんだと自信をもって言えばいい。

ガンバレ!負けるな!

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試合は膠着している。

 

試合終了間際には,副審のオフサイドの判定を,ディフェンスラインが見えない位置にいる主審が流して,そのうえで鈴鹿ボールのスローインなのに,マルヤスから始めるという,お粗末なジャッジがあった。

(でもナカニシは審判に文句は言わない。たぶん。)

 

動いている選手たちを見ると,疲れているのがよく分かる。

気を使いながらのボールタッチ。

ゲームプラン通りいかなかった時の修正。

 

選手,監督共に,この試合で得た課題,修正点は多い。

 

和田,和馬,北野らのベテランはこの試合をどう見たのか?

 

那生,日根野,キム,紀藤らの若手はこの試合をどう見たのか?

 

そして試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

雨天にもかかわらず,たくさんのボランティアスタッフの方がお手伝いをしてくれました。

また,ジュニアユースの少年たちも,みんな頑張って準備や撤収をしてくれました。

みなさん,ありがとうございました。お疲れさまでした。

 

開幕戦でレーシングカーと一緒に登場した,レーサーの鈴木七瀬さんが,この試合に来場してくださり,ご丁寧に挨拶に来てくれました。

モータースポーツのまち鈴鹿で,サッカーとレーサーがつながっているって素晴らしいことですね。

鈴木七瀬さん,頑張ってください。応援してます。

 

カニシは,クレイジーなほど鈴鹿ポイントゲッターズを愛しています。

なのでこんなことは言いたくないのですが,今日の試合は良くなかったです。

 

今シーズン,鈴鹿が敗れたFC大阪戦やいわきFC戦のように,フィジカルで押しまくられて「やられた!」と言う試合内容ではなかったと思います。

言葉では,なんと言って良いか分かりませんが,とにかく噛み合ってなかった感じがします。

そして,それを最後まで修正しきれませんでした。

 

選手たちが全力を尽くしているのは間違いありません。

うちの選手たちは,勝利のためにみんな頑張る選手ばかりです。

なので,余計に悔しいです。

もっとできる選手たちが,力を出し切れずに終わった試合でした。

カニシは悔しいです。

 

2016年,2017年に嫌というほど経験しました。

サッカーというのは計算ができない,とても難しいスポーツです。

目に見えない何かがあって,それが勝敗を左右します。

 

今日の引き分けで,満足している選手はいないと思います。

じゃあどうするの?

 

次に向けて,修正しましょう。

それは,今回試合に出た選手たちだけではありません。

試合に出られなかった選手も,

監督も,

コーチも,

チーム全体で修正しましょう。

 

 

次は絶対に勝つ!

そしてみんなで爆笑する!

 

まずは,風邪をひかないように体調を整えて。

疲れている選手は体を十分休めて。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

三重県サッカー選手権決勝 5月9日(日)13:05 対 FC.ISE-SHIMA@三交スポーツの杜鈴鹿メイン

JFL第9節 5月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@東近江布引

JFL第10節 5月29日(土)13:00 対 Honda FC @AGF陸上競技

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。

2021 JFL第7節 対 いわきFC

みなさんこんにちは。

 

本日,いわきFCとの試合がアウェイでありました。

コロナの影響で日本全国が大変な中で,アウェイ席が廃止となりました。

カニシの職場でも,県外移動が制限されたため,ネット配信を見ながら応援していました。

鈴鹿がJリーグ昇格をするためには,全体の4位以内で,かつ,J3ライセンスを持つチームの中で2位以内に入らねばなりません。

今後,鈴鹿がライセンスを申請するのか?それが承認されるのか?

それはともかくとして,何よりも勝たなければどっちみち昇格できません。

いわきとの上位対決。

カニシは現地で応援したかった。

選手たちと,笑顔も涙も共にしたかった。

 

試合終了の時。何もできなかった自分に対してイライラしていました。

声を出したい。

潰れて枯れるまで,応援したい。

 

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試合会場に行けなくても,試合の日は早起きしてしまう。

何もすることが無いのにうろうろする。

 

今日の対戦相手は,いわきFC(以下,いわきと書きます)

いわきと言えば,地域リーグのころから強いと評判だった。

カニシの目から見ると,施設面,資金面,チームの強さ,などいろいろな面で素晴らしいチーム。

強い。めっちゃくちゃ強い。

 

10時には自宅でユニフォームに着替え,戦闘態勢に入る。

何もすることはできない。

祈って,念を送って,祈って,また祈って。

 

時間が来た。

選手たちを信じろ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 9藤沢ネット

MF 11遠藤純輝・19田村翔太・8海口彦太・15菊島卓・6西村仁志

DF 34野口遼太・3川里光太郎・17佐藤昂洋・13蓮沼翔太

GK 30池末知史

 

鈴鹿のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンは高知と同じ。

いわきは,たぶん4-4-2

 

試合内容については,JFLの配信をご覧ください。

こちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=raq-l3EsyqM

 

前半から一方的に押しまくられる鈴鹿

鈴鹿といわきの攻撃回数は,3対7くらい。

鈴鹿ティフェンス陣は,しっかりと受けて,最後の最後で崩されていない感じがする。

なので,それほど危ない場面になっていない。

(危ないのは池末が足一本で止めた)

 

いわきは,ボールの球際が非常に強い。

そのため,中盤でごちゃごちゃすると,いわきの選手が抜け出してくる場面が多い。

要所要所で,いわきの選手はポストプレイのようにボールを懐に入れてタメつくる。

体が強いだけでなく,体の使い方が上手い。

そのため,セカンドボールの奪い合いで,鈴鹿が押されている。

 

この試合,いわきは鈴鹿の中盤へ強いプレッシャーをかけてきた。

そのため,鈴鹿はパス回しよりも,前線のネットに放り込むしかなく,攻撃が単発になっている。

対照的にいわきは,鈴鹿陣内でのセカンドボールの奪い合いで,鈴鹿を抑えているため,ずっといわきの攻撃のターンが続いているように感じる。

  

鈴鹿は,押されてもディフェンス陣は後ろへ引かず,高い位置を取っている。

そのため,センターバックが前に出てディフェンス出来ている。

しかし,ペースは完全にいわき。

JFL初年度のアウェイのホンダロック戦の時くらい何もさせてもらえない。

 

これは・・・。

ヤバイ・・・。 

 

前半35分。

鈴鹿が左のサイドからのコーナーキック

蹴るのは西村仁志(6)

西村のキックの弾道は,センターで体を張るネットの所へ。

ネットが踏ん張っている。

ネット放送の画面の外から飛び込んできたのは,佐藤昂洋(17)!

コウヨウヘッド!

ゴーーーーーーール!!!1-0

 

なんと!鈴鹿先制。

さんざん押されていたが,セットプレイ一発で流れを変える。

コウヨウヘッドの後,鈴鹿の攻撃がつながり始め,いわきゴールに迫る。

 

しかし,いわきのディフェンスも固い。

 

前半終了。

 

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ハーフタイムも祈るナカニシ。

頼む。厳しい試合だけど,みんな頑張ってくれ。

 

何度も食いしばった奥歯が痛い。

カニシの奥歯ぐらい砕けても良い。

みんなが笑っていわきから帰ってこれますように。

 

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後半開始。

 

後半開始直後は,五分の展開。

しかし,徐々にいわきのフィジカルが鈴鹿を追い詰めていく。

 

鈴鹿のディフェンスは川里を中心に崩れていない。

ただ,ギリギリの攻防戦のため,タックルで痛めるのは鈴鹿の選手が多い。

当たりの激しさでも,いわきが押しているように見える。

 

いわきは後半からサイドを中心に攻めるようになった。

鈴鹿サイドバックが絞って,サイドハーフが下がる。

そのため,より一層,前線の密度が薄くなり,ネットが孤立している。

鈴鹿の攻撃のターンが始まらない。

 

後半20分

(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ

(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

試合の流れを変えるため,和馬とリンが入る。

頼む。リンタロウ,和馬。流れを変えてくれ。

 

試合は変わらず,いわきペース。

特に左サイドからクロスを放り込んでくるので,ディフェンスが左に寄っている。

鈴鹿はリンタロウが走るので,一発カウンターを狙いたいが,ゴールキーパーの池末から,リンタロウへの一閃が出ない。

いわきは,リンタロウにマークを絞れるため,十分に余裕をもって対応している。

鈴鹿の攻撃は単調にならざるを得ず,まだ変化が出せない。

 

後半27分。

いわきのコーナーキックの,こぼれたボールを狭いところを通されて失点。

1-1

 

いわきは,フィジカルだけでなく,止める蹴るの技術も高く,サイドをショートパスで抜いてくる。

サイドに張ると,「サイド」と「センター」の中間にフォローの選手が必ず走ってスルーパスをもらうので,練習している攻撃なのだろう。

 

鈴鹿はどうだ?

練習してきたことが出来ているか?

 

後半28分

(OUT)17佐藤昂洋 ⇔ (IN)20中村俊貴

 

残り15分。

防戦一方だが,ギリギリ崩れていない鈴鹿

鈴鹿の攻撃のターンは無い。全て潰されている。

失点するな。

持ちこたえろ。

 

後半38分

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)14北野純也

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)29坂本広大

 

残り5分。

 

後半41分。

左からのクロスボールを頭で合わせられて失点。

1-2

 

反撃及ばず,試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

コロナの状況下で,試合運営を行うのは大変だと思います。いわきのスタッフのみなさん,お疲れさまでした。

 

 

FC大阪戦の敗戦,いわきFC戦の敗戦。

フィジカル,球際,出足の早さ,中盤の主導権争いなど,鈴鹿が負ける試合は,何となく似ている気がします。

しかし,もう選手も監督もスタッフも,今日の試合の修正と,次の試合の必勝を考えていることでしょう。

 

敗戦は取り返せません。

だけど,次の試合に勝つための準備はできます。

 

言いたくはありませんが,

いわきは鈴鹿より強かった。

だから鈴鹿が負けた。

それが全てです。

今は。

 

みなさん,お気をつけて帰路についてください。

そしてゆっくり休んで,5月5日の試合に向き合いましょう。

 

次はホームAGFです。

声を出せませんが,その場で気持ちを込めます。

こんな時こそ,鈴鹿が一丸となって,次の戦いを迎えましょう。

 

最後に一言。

俺たちはこんなもんじゃない。

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ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第8節 5月5日(水・祝)13:00 対 FCマルヤス岡崎@AGF陸上競技

三重県サッカー選手権決勝 5月9日(日)13:05 対 FC.ISE-SHIMA@三交スポーツの杜鈴鹿メイン

JFL第9節 5月16日(日)13:00 対 MIOびわこ滋賀@東近江布引

2021 JFL第6節 対 高知ユナイテッドSC

みなさんこんばんは。

 

まず,日本全国,そして三重県内でも拡大しているコロナ禍に対して,最前線で戦う医療従事者の皆様に,感謝を申し上げたいと思います。

みなさん,ありがとうございます。

カニシは,鈴鹿サポーターとして,感染防除のルールを守り,少しでも拡大しないよう全力を尽くしたいと思います。

そして声を出して応援し,チャントを歌い,選手を大声で讃えられるような,かけがえのないごく普通の日常が戻って来ることを,心より願っています。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

今週も試合の朝。

日曜日じゃなく,土曜日なのでなんか変な感じがする。

 

カニシは寝つきも寝起きも大変良いのだけど,ずいぶん前から,試合前日の夜は,興奮して眠れない。

そして,だいたい悪いことを考えてしまう。

「いや大丈夫。選手を信じろ」

1万回ほど頭の中でループしたころに,わずかにウトウトして目が覚める。

 

あまりに眠れず,体調が悪くてとんこつラーメンを食べられない。

(注:勝利の試合前にとんこつラーメンを食べてたので,ゲンをかついでいる)

どうしても食欲が無く,早めに会場入りする。

 

今日の対戦相手は,高知ユナイテッドSC(以下,高知と書きます)。

昨年はアウェイのみで対戦。リモート観戦したが,何とかギリギリで蓮沼(13)のゴールで同点に持ち込んだ。

内容的には負けていたかもしれない。

スピードとテクニック。そして今シーズンは良い補強もしたらしい。

 

嫌な予感がよぎる。

 

ボランティアスタッフの仲間たちと,黙々と準備をする。

みんな頭の中は試合で一杯になっているのだろう。

 

会場設営終了。

スタンドにお客さんが入る。

 

さあ。

腹をくくれ。

サポーターが選手たちの勝利を信じなくてどうする。

大丈夫だ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 9藤沢ネット

MF 11遠藤純輝・19田村翔太・8海口彦太・15菊島卓・6西村仁志

DF 34野口遼太・3川里光太郎・17佐藤昂洋・13蓮沼翔太

GK 30池末知史

 

試合開始。

 

鈴鹿のフォーメーションは,(たぶん)4-1-4-1

そして,今シーズン初の藤沢ネット(9)ワントップ!

試合展開の想像がつかない。

 

試合開始直後はお互い五分の展開。

高知のフォーメーションは(たぶん)4-1-2-3っぽい。

互いにサイドを使い,主導権を得ようとしている。

 

サイドバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

怪我から復帰した前週の三重県サッカー選手権準決勝では,キックの精度があまり良くなくて,ナカニシの知っている最強の左のノグさんらしくなかった。

この試合では,野口特有の「左で巻きながら相手ディフェンスの裏へ落とすパス」が出ている。

前方のサイドハーフ遠藤純輝(11)とのコンビネーションも抜群。

左サイドのかなり高い位置を取り,中にも縦にも広角にパスを出すので,野口の位置で前線基地ができている。

引いて引いて守り切れる試合なんてない。前に前に押し出さねば。

試合序盤の主導権争い。

野口が先手を取って押し上げてきた。

左サイドが高知陣内に食い込む。

純輝(11)のタメに対して,裏へダッシュで抜ける。

野口,良いやん。切れてるやん。

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左サイドから鈴鹿が押し出してきたため,若干鈴鹿ペース。

残念ながら,ナカニシが知る限り,JFLで最もコンディションの悪い芝であるAGFのグラウンドは大変デコボコしていて,転がるボールが小さく跳ねるため,細かいパスを受けにくい。

その為,両チーム共に小さなパスの連続ではなく,大きなボールを前線に放り込んでいる。

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)

ネットがボールをキープし純輝へ。野口から裏へ走る純輝へ。タムショーから純輝へ。

いたるところで純輝がボールを受けている。

左だけでなく中に切れ込みシュートを狙う。

また,右まで流れてボールを拾い,一人を交わしてシュートを放つ。

このシュートの時は,トラップした時から自分でシュートを打つ気でいたと思う。

なんか今日の純輝はゴールに餓えている感じがムンムンする。

そして,純輝が鈴鹿の前への推進力を生むことに疑いは無い。

前半の鈴鹿の攻撃は,見ていてとても楽しかった。

次から次に飛び出すプレイが珠玉の極み。

その珠玉のプレイを数多く生んだのは,遠藤純輝(11)

純輝,頼むぜ!

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グラウンド状態が悪い中で,鈴鹿の攻撃陣が躍動している。

ワントップのネットの周りを,左に遠藤純輝(11),右に菊島卓(15),右後ろから海口彦太(8),左後ろには田村翔太(19)。

まさに,ネットを中心としたN-BOX(ネットボックス)。

 

鈴鹿のワントップ,「重戦車」「優しい鉄人」,藤沢ネット(9)

この試合の大きな流れを作ったのは,間違いなくワントップのネットだった。

何しろ強力。どうみてもグラウンド内で最強。

たぶん人類ではノーファウルでは止められない。

前線でネットがボールを受けるため,N-BOXの周りの選手の活きが良い。

ロングボールを懐に入れてキープする。

そうでなくても,競り合うので高知のクリアが短くなり,インサイドハーフの海口(8)や田村(19)が拾ってつなげる。

ネット始まりで,鈴鹿の攻撃が多彩になる。

また,高知ディフェンスはネットへの縦一本を警戒するので,鈴鹿はサイドやバイタルエリアでの数的優位が作り出せている。

そりゃそうだ。ネットをノーマークにはできない。

空中戦,ポストプレイ,前線からのディフェンス。

ネットがダンプカーのように,グラウンドを動き回る。

そのプレッシャーで,2列目がパスカットを狙う。

ワントップのネットというのは,実はあまり見たことが無かった。

これは凄い!

これは止められん!

大声でAGFの空に叫びたい。

ネットが最強だ!!!!!

この試合を見た人は思うんじゃないか?

鈴鹿はリンタロウだけじゃなくて,ネットもいるのか!ヤベェな。

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高知の前線はそれほど身長が高くない。

だけど,セットプレイ時は,ディフェンスの大きな選手が上がってくるので,相当な迫力がある。

また,セットプレイのキッカーも良いところへ落としている。

前半を見ただけで十分に感じる。なるほど,高知のセットプレイは怖いぞ。

 

ゴールキーパーの,「ハードパンチャー」,池末智史(30)

前半の半ばの高知のフリーキック

飛び出すにはちょっと遠いか?と思ったが,相当距離を飛び出して最高到達点でキャッチする。

良く出た池末!ナイスキー!

この試合のセットプレイでは,池末はパンチングではなくキャッチが多かった。

鈴鹿の前線は活発に動いているので,キャッチからのカウンターで得点を狙いたい。

池末,アシスト狙っていこうぜ!

そして,高知のセットプレイは要注意だ。

なんかめちゃくちゃ練習している感じがする。

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鈴鹿のアンカーの位置にいるのは,「バランサー」,西村仁志(6)

N-BOXを後ろで支えるのは,試合のバランスを整えている西村仁志。

ベンチからも,「ヒトシ,バランス!」と声が出ている。

攻撃陣が高知陣内に深く攻め入っている時,西村は一歩後ろでバランスをとっている。

前線が詰まった時も,後ろでパスコースを開けて逃げ道を作っている。

西村の戦術眼はかなり素晴らしい。

アンカーだけど,ごついディフェンダーのようなアンカーではない。

ハードな部分や,高さの勝負では,センターバックの佐藤昂洋(17)や川里光太郎(3)が前に出てきてカバーしている。

つまり,西村とセンターバックの2人の距離感がとても良く,お互いをフォローしている感じ。

最後の最後まで,西村は中盤のスペースを空けなかった。

縁の下の力持ちなのかもしれない。黒子役なのかもしれない。

だけど,西村のプレイはとても輝いている。

今日も100点!

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高知はディフェンス時にアンカーがディフェンスに取り込まれて5バックになる。

そして,中盤が2人落ちてくる。

そのため,4バック4ミッドフィルダーのような4人4人のラインにはならない。

感じ的には5-2-3みたいな形。

サイドチェンジをするために,鈴鹿はボールを回すが,ほぼ5バックの高知はサイドにスペースが無い。

その分,中盤の海口(8)田村(19)のインサイドハーフが先に動いて試合を組み立てる。

 

インサイドハーフ,「若き司令塔」「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

なっ,やっぱり海口はトップ下のほうが良い。ナカニシはそう思う。

ボールへのアクションが早く,足元がしっかりしていて,体が強い海口がトップ下にいることで,鈴鹿の攻撃の起点が確実に前にシフトしている。

前半のショートカウンターやセカンドボール奪取は,本当に見事だった。

そして,海口は自分自身も単騎で得点を上げられるだけの力を持っている。

ネットの走りから,後ろにヒール!

走ってくるのは海口彦太!

ギリギリで高知ディフェンスが触ったのでゴールならなかったが,超高速で飛び出すのは海口らしいプレイだった。

そして,後方からの鋭いパスに対して,ボールの勢いを利用したままのターン!

田村翔太(19)とのゴール前でのワンツー!

海口のプレイは全てが美しい。

海口,ガンバレ!

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試合は鈴鹿ペース。

押している。

押せ押せに押している。

だけど,高知はセンターバックが上手くて固い。

鈴鹿は良いところまで行っても,シュートが決まらない。

 

1点欲しい。

攻めてる時間帯に1点欲しい。

 

そして!

後半26分。

後方からのロングフィードに対して,ネットが競り合う。

クリアボールが短くなり,再びゴールを背にしたネットへ。

ネットがポストプレイで振り向きざまに左へスルーパス

出た!!ナイスパスだ!

ピンピンのピンポイントで走り込んできたのは・・・

男の中の男!

最強の左!

我らがノグさん!

野口の左足が火を噴く!

ゴーーーーーーール!!!1-0 

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ここしかない所へ糸を引くようなシュート。完璧!完璧だ!

そして,ベンチへ走ってくるノグさん。

先日子供が生まれた岩脇力哉(23)に,チームみんなでゆりかごパフォーマンス。

岩脇選手おめでとう。

良いパパになってね。

 

そしてこのゴールの時,高知がすぐにリスタートしないように,海口彦太(8)がボールを持ったまま,ゆーっくりとセンターサークルに戻っていた。

そういうのナカニシは見逃さないぜ!海口ナイス!

 

野口の素晴らしいゴールで鈴鹿が先制。

しかし,選手たちに寸分の緩みもない。

鈴鹿ペースとはいえ,高知はいつでも点を取れそうな危険な感じの攻撃陣がいる。

良い形で渡れば,あっという間に逆転されるのは目に見えている。

 

センターバックの,「スカイハイ」,佐藤昂洋(17)

開幕戦の時の昂洋は,あれ本当に昂洋だったのか?

と,思うほどのスキのないディフェンス。

開幕戦の昂洋が10点だとすると,今の昂洋は3万点くらい(ナカニシ調べ)。

シンプル。無理しない。セーフティ。その動きか全て自信に満ちて堂々としている。

アンカーの西村のフォローのため,前に出てのディフェンスが多い。

精度を求めてトラップすると,高知攻撃陣が球際に飛び込んでくるため,昂洋はシンプルに頭で弾き返す。

この試合の鈴鹿の2列目は,海口(8)と田村(19)でとても良い形を作っている。

そこへ届くような低空ヘッドでのクリア。

鈴鹿先制後もロングボールを放り込まれる展開となるが,空中だけでなく,自陣ゴールに向いた状態のディフェンスでも,昂洋に揺るぎは無かった。

昂洋!ナイス!

なんかレベル上がったんじゃないか?

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カニシがこの試合で,一番「おおーっ」となった選手,それは・・・

インサイドハーフ,「スピードスター」,田村翔太(19)

青森,三重県選手権,そしてこの試合,試合ごとに素晴らしさが倍増している。

仲間のサポーターと話していてたが,「なんかイメージが違った」と言っていた(とても良い意味で)。

実のところ,ナカニシの周りでも高校選手権時の田村翔太のイメージが強い。

なので,鈴鹿に来たときは,キレキレのフォワード職人の印象だった。

しかし,本物の田村翔太は,試合の流れが良く見えていて,攻撃も守備もとても献身的

なプレイで,そのうえ思ってた3倍は足が速い。

ただ速いだけでなく,最高速に達するまでが早い感じ。

細身だけど獰猛。ベビーフェイスだけど激しい。

この試合でも,セカンドボールに競り合っていたと思いきや,ネットのスルーパスに飛び出して,ゴールキーパーと1対1の場面を作り出している。

試合終了後にも仲間のサポーターが言っていた「タムショーのトラップを見るだけで来たかいがある」(本当)。

あかん。誉め言葉しか出てこない。

田村翔太。次も頼むぜ!そして絶対怪我するな! 

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鈴鹿の選手の動きが良い。

サイドバックの蓮沼(13)が,中でボールを奪い,左サイドからクロス。

そのクロスボールに菊島(15)が頭で飛び込むがゴールならず。

それにしても,選手たちの躍動感が半端ない。

 

見ていてとても楽しい試合。

何が出てくるのかワクワクする。

 

ここで前半終了。

 

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いつも通り,控え選手たちの動きを見る。

 

シュートのキレ。体の動き具合。集中。

素人のナカニシには分からないが,なんか良い感じに見える。

特にシュートを抑えてきっちり枠に行っている感じがする。

 

しかし,この試合は後半,特に緊迫してくるだろう。

ネットを中心としたN-BOXがめちゃくちゃ機能しているが,良かっただけに全体的に攻撃陣が前半から飛ばしているため,前線の選手たちは最後までスタミナが持たないと思う。

 

その時,どう交代するか?

ゲームの流れを変えないまま,どこをどう変えるか?

 

鈴鹿は交代選手も豊富で,全員が一騎当千のつわもの。

だけど,サッカーの試合には流れがある。

力のある選手でも,流れをつかめないと良いプレイができない。

 

1点差の緊迫した状況。

この緊張感を持ちつつ,追加点を狙う。

 

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後半開始。

 

いきなり高知にやられる鈴鹿

 

左サイドをワイドに使われ,中への折り返しをフリーでヘディングされる。

ゴールキーパーの池末(30)の正面で万事休すだが,やられていてもおかしくない場面だった。

後半の高知の攻撃は,ロングボールを裏に入れるだけでなく,サイドに人数をかけて突破をしてくるようになった。よりワイドに展開してくる。

 

ベンチから声が出ている。

ミラ監督,高宮GKコーチ,小澤コーチ,小澤司コーチ,そしてベンチの選手たち。

鈴鹿はベンチから本当によく声が出る。

 

サイドハーフの,「馬王」,菊島卓(15)

前半同様,ネットからの攻撃で菊島も高知ディフェンスの裏を狙っている。

中から海口(8)がフォローに入ってくる。

後ろから蓮沼(13)がカバーに入る。

菊島は前半より一層,中で勝負ができるようになる。

キク!ゴール狙え!

菊島のプレイから,ペナルティエリアちょっと外の絶妙の位置でフリーキック獲得。

惜しくもゴールならないが,後半の序盤は菊島かチャンスを作っている。

良いぞ菊島!

鈴鹿の菊は,年中咲くぜ! 

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試合の支配率は五分と五分。

前半よりも高知の攻撃はサイドを狙ってくる。

両チーム共に,攻守の切り替えが早く,カウンターをカウンターで返すような展開に。

 

後半の時間が経つにつれて,鈴鹿の前線とディフェンスとの間隔が開いてきた。

この間隔を埋めるため,前線が引いたら鈴鹿の攻撃の良い部分が無くなる。

ディフェンスが押し上げ過ぎれば,裏を狙われる。

楽をできる試合なんてない。

攻守の切り替えを,選手自身が動いて運動量で埋めるしかない。

 

みんながんばれ。

足を止めたほうが,やられるぞ。

 

前半と異なり,後半は圧迫感のある試合展開に。

選手たちの疲れが見え始めた。

 

後半20分

(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

ネットに代わり,佐藤和馬が入る。

そして和馬のワントップ。

カニシは和馬のワントップを始めて見た。たぶん。

てっきり和馬はサイドハーフに入って,菊島(15),田村(19)の2トップになると思った。

 

ところが・・・和馬のワントップがかなり効いている。

もともと,サッカー知能の高く,ディフェンスも上手い和馬が,前線からコースを切ってプレッシャーをかける。

ネットが剛のフォワードだとすると,和馬は柔のフォワード。

ネットとタイプが違うだけに,ある意味,チェンジオブペースとなる。

そして,和馬は相手にとっては,やらしいタイプの選手。

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高知ディフェンスが,下りてきたアンカーにパスを出す。

全体に疲れの見える時間帯。これを狙っていた選手がいる。

ダッシュで間を詰めて,ボールをカットしたのは海口彦太(8)!

そのうえ,そのカットは前線の和馬へのナイスパスとなる。

 

高知ディフェンス3人に囲まれながら,和馬がシュート。

そう。ここは和馬ゾーンだ!

(ナカニシが和馬ゾーンと言ったら,そこは和馬ゾーンです)

落ち着いて,狙いすましたシュートは,ゴールキーパーの手も届かず,ゴール左隅にそっと入る。

ゴーーーーーーール!!!2-0。

声を出せないけど,「おおーっ」とスタンドがどよめく。

絶妙のナイスシュート!

そして,控え選手の方に走ってくる和馬。

そこにはNカメラマンがいたのだけど,夢中で押した写真がピンボケとなっている。

でも,その時の興奮が伝わる良い写真。

Nカメラマン。その意気や良し!

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交代してすぐに結果を出した,「zumaica」「雑草魂」佐藤和馬(18)

残り時間,ずっと高知ゴールに迫り続け,高知のビルドアップを押しとどめた。

和馬,さすがだぜ!

 

後半半ばのウォーターブレイク。

その時に,佐藤昂洋(17)が水かけて足を冷やしている。

どうした?

怪我か?

 

後半26分

(OUT)17佐藤昂洋 ⇔ (IN)20中村俊貴

(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)29坂本広大

 

後半は特に右サイドの攻撃が多い。

サイドバックの,「右のダンディズム」,蓮沼翔太(13)

この試合の蓮沼も,シレっとダンディなのだが,やってる役割は多い。

アンカーの西村のサイドのスペースを蓮沼が出て,何度か埋めている。

もともとボランチだった蓮沼だけあって,中盤のプレイに不安は無い。

と言っても,後半は,菊島と海口がサイドをえぐるため,そのビルドアップで後ろを支えている。

後半2点リード。この時間帯。

そこでニクイほど冷静なプレイをする蓮沼。

ハス。頼む。勝たせてくれ。

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試合は後半の終盤へ。残り約15分。

 

鈴鹿のどこからか声が出ている。

「終わらせ方だぞ!」

いや,まだちょっと早い。

15分あれば2失点する恐れはある。

今,引いたら押し込まれる。

まだまだ。

せっかくここまで来た試合。

変えちゃダメだ。

 

高知が押し込み始めた。

鈴鹿が少し引いた感じ。

坂本広大(29)も,得意のドリブルでアピールする前に,サイドの守備に走っている。

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センターバックの,「男前の先輩」,川里光太郎(3)

キャプテンの川里が,選手たちに声をかけている。

試合は最終盤に入り少しバタバタし始めた。これを整える川里。

ディフェンスにとっては,無失点というのは当然考えている。

しかし,それで固くなったり,試合の流れが崩れたりしたら,一気にひっくり返される。

ベテランの川里が,最終ラインを整える。

川里。頼む。

勝利を。

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高知はサイドを削りながら,ロングスローも放つ。

セットプレイが特に怖い感じがするので,これも練習している得点パターンの一つなのだろう。

 

前線の和馬がプレッシャーをかけ,高知のディフェンスを抑えている。

ただ,インサイドハーフは下がり始めているので,鈴鹿の攻撃は単発になっている。

流れが少し変わっている。

 

後半38分。

左サイドから高知のコーナーキック

フワリとしたボールは

鈴鹿の一枚目を越えて,その後ろに落ちる。

あれほど出れていたゴールキーパーの池末(30)が出てこれない。押さえられたか?

高知が飛び込んで至近距離からのヘディング。

やられた。

失点。2-1

 

前節の大阪戦と,ほぼ同じ形でのセットプレイからの失点。

一枚目を越えられて,その後ろでヘディングを合わせられる。

ゴールキーパーが出られない。

ミラ監督の声がグラウンドに響く。

スペイン語は分からないけど,何となく怒っているのがわかる。

 

1点取られたが,ここで下を向いてちゃ勝てない。

声は出せないけど,気持ちを込めて勝利を祈る。

 

後半43分

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)14北野純也

 

最後に体を張れる北野が入った。

北野。頼むぞ。

 

鈴鹿は落ち着いている。

大丈夫。

 

最後の最後まで高知の展開にはさせずに試合を締める。

 

よし!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合運営に協力いただいたボランティアスタッフのみなさん,ジュニアユースのみなさん,ありがとうございました。

また,プレゼントを提供いただいた山田バーグさん,ありがとうございます。

カニシも欲しかったです。

 

実は,ボランティアスタッフは,試合後にすぐ片付けに行っていたのですが,山田バーグさんのプレゼントと,最後の監督・選手インタビューまで聞くことにして,みんな残りました。

ミラ監督が水にぬれたり,和馬選手がハッピーバースディ歌ったり,とても楽しく過ごしました。

この試合に関わった全てのみなさん,ありがとうございました。

 

さて,この試合のVictoryCross賞ですが・・・。

カニシは4時間ほど悩んだのですが・・・,

「スピードスター」,田村翔太選手(19)に送りたいと思います。

田村選手,素晴らしいプレイでした。

次節も勝利のために頑張ってください。

 

最後に失点したのは残念でしたが,怪我人が多い中で,きっちり勝利を挙げることができて,ナカニシは嬉しいです。

鈴鹿の失点は,(たぶん)ほとんどセットプレイからだと思います。

たぶん,鈴鹿の弱点として他チームも研究していると思います。

ならば,それを修正しましょう。

鈴鹿ポイントゲッターズはまだまだ強くなれます。強くなります。

 

勝利のジンクスは,とんこつラーメンではなさそうです。

今日,ナカニシはスタジアムグルメでからあけを食べました。

これかも・・・。

 

次節は,5月1日のいわき戦です。

ところが,ナカニシは職場のストップで,県外のアウェイに行けなくなりました。

新幹線の切符,もう買ってたのに・・・。

 

試合を見られないというのは,脳天から血が噴き出すほど辛いです。

だけど,コロナでこんな状況ですので我慢します。

 

選手のみなさん,遠征頑張ってください。

リモートですが,全力で応援しています。

絶対に勝ちましょう!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第7節 5月1日(土)13:00 対 いわきFCいわきグリーンフィールド

JFL第8節 5月5日(水・祝)13:00 対 FCマルヤス岡崎@AGF陸上競技

三重県サッカー選手権決勝 5月9日(日)13:05 対 FC.ISE-SHIMA@三交スポーツの杜鈴鹿メイン

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。