VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

FOOTBALL SAVES JAPAN(サッカーを愛する人に出来ること)

みなさんこんばんは。

 

今週の月曜日に試合があって,今週の土曜日に試合があります。

あっという間ですが,この間にチームが内容の濃い練習をしていると思うと(してるはず),ナカニシの血は沸騰寸前です。

 

 

 

それはさておき。

 

台風19号の被害により,全国のいろいろなところで被害が発生しました。

未だ,水の引かないところや,週末の雨の心配をされている方も多いと思います。

一日も早く,普段の生活に戻れるよう願っております。

 

サッカーのサポーターを始めてから,鈴鹿の選手たちに全国のいろいろな土地に連れて行ってもらいました。

災害などのニュースを見ると,

「あの土地には○○と言うチームがあって・・・」

「あそこのスタジアムは・・・」

「あの場所で○○を食べて・・・」

など,楽しかった事や悔しかったことと共に,それぞれの場所を思い出します。

 

こんな時に何か出来ないか・・・。

 

木曜の夜にサポーターの仲間から連絡がありました。

「ナカニシさん,募金しませんか?」

「ハイ!やりましょう!」

 

そういうことで,鈴鹿アンリミテッドサポーターで,災害支援の募金を募ります。

集った募金は,今のところ,日本赤十字を通して被災地に送るつもりですが,より身近に届けられる募金があれば,そちらを利用します。

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どのような形であれ,ナカニシが責任をもって,きちんとお金を管理し,全ての募金を1円残らず被災地に送ります。

 

10月19日以降のホーム戦で,

サポーター募金箱を準備します。

 

ご協力いただける方は,ご自分の出来る範囲で,無理なく募金してください。

 

みなさん,ご協力よろしくお願いします。

 

そして――――(溜めて・・・)――――勝つ!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

JFL第26節 11月3日(日)13:00 ホンダFC @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第23節 対 FCマルヤス岡崎

みなさんこんばんは。

 

今回の台風19号の被害にあわれたみなさんに,心よりお見舞い申し上げます。

少しでも早く,普段の日常を取り戻せる事を願っております。

 

さて,ナカニシは,ちょっとした体調不良で,試合終了後にブログを書き始められませんでした。

遠征で帰路についている時。

試合直後から仕事が有る時。

2016年の最終戦

これ以外で試合のブログをアップできなかったことは初めてです。

 

ブログを書ききらないと,どうにも頭の中が整理できないので,モヤモヤしたまま一日を過ごしました。

なぜ,モヤモヤしていたのか?

なんでてしょうね?

 

 

 

試合の朝が来る。

3連休の最終日。

とはいえ,前日,前々日と仕事をしていたので,体がギクシャクする。

 

今日の対戦相手は,FCマルヤス岡崎(以下,マルヤスと書きます)

前半戦のアウェイでは敗戦している。

内容的に良い試合をしていたが,鈴鹿ディフェンスの一瞬のスキを突いて失点。そして敗戦となった。

マルヤスとの初対戦は2009年。

チームが鈴鹿に出来てから最初の全社予選で勝利した試合からだ。

あの試合の,木下謙一のフリーキックは見事だった。

 

試合会場に到着する。

祝日と言っても月曜日。そして台風の後。

試合の運営もかなり縮小していて,スタジアムグルメや物販も今回は行わない。

 

サポーターの仲間たちと,いつものように会場設営をする。

人手が足りず,結構大変だが,時間内に完了。

みんな本当にありがとう。

 

試合時間が迫る。

久しぶりの試合に,ナカニシはピリピリきているか?

 

選手たちの顔が見える。

震えがくるほど全身に力が入る。

よっしゃー!!!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 13遠藤純輝・10堀河俊大・25和田篤紀・6藤田浩平・9藤沢ネット

DF 29宮本一輝・4キローラン木鈴・34野口遼太・27田中貴大

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

グラウンドには水溜りは無いが,相当芝が水を含んでおり,かなり重たい感じがしている。

ボールの転がるスピードも遅く,逆にパウンドは滑って伸びる。

 

鈴鹿はリンタロウ(7),ネット(9)の強くて高い攻撃陣に早く放り込んで前目に基点を作りたい。

マルヤスも試合開始早々からミドルシュートを放ち,早めにシュートを狙っている。

 

そろそろ試合が落ち着いてきた。

その時!

前半6分

宮本和輝(29)がアクシデントで交代。

宮本!大丈夫か?

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左利きの守備の専門家。宮本の試合開始直後の離脱。

これは・・・痛い。

 

前半8分。

(OUT)29宮本和輝 ⇔ (IN)19海口彦太

 

藤田浩平(6)がセンターバックに入り,海口(19)がボランチに。

野口(34)が左サイドに入る。

 

試合開始直後の交代。

嫌な予感。

不安。

心配。

 

そんな時,その嫌な雰囲気を吹き飛ばすのがエースだ!!!

 

前半9分。

センターバックの藤田からロングパスがマルヤス守備陣の裏へ。

ワンバウンドするボールとタイミングを合わせて,ディフェンスをクルッと回転しながら外すのは・・・遠藤純輝(13)

濡れた芝の上でも遠藤のドリブルが早い早い!!!

そのまま持ち込み,思いっきりシュート!!!

ボールはゴールキーパーの足の間を抜く!

ゴーーーーーーール!!!1-0

こんな時に,こんな場面で,決める遠藤カッコイイ!

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サイドハーフの「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

その類まれなるサッカーセンスとスピードは,雨の降るグラウンドでも全く陰る事は無い。

鈴鹿の選手交代で少し時間がかかった。

両チーム共に全体的に少し試合がフワッとなった。ホンのわずかだけど。

それを見逃さず,ゴールに突進した遠藤のプレイは見事。

ドリブル始めた時点で,シュートまでの絵が見えていた。

この試合,特に前半は遠藤のドリブル突破が再三あった。

前半のリンタロウへのフワッとしたピンポイントクロスも,得点にとても近づいたプレイだった。

遠藤。良いぞ!

ドンドン行こうぜ!

 

試合は5分と5分の戦い。

時間をかけて攻撃し,クロスで締める鈴鹿

手数は少なめで,早め早めにシュートを狙うマルヤス。

攻撃の機会はほほ同じ。

 

センターバックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)

マルヤスの玉離れが早いため,少しラインを上げて前目で迎撃している。

後ろには,藤田浩平(6)が完璧にカバーに入るため,木鈴の持ち味で有る攻撃的な守備をしている。

待って対応するディフェンスではなく,前に出て先に触るディフェンスへ。

ディフェンスが無理にバスでつなごうとすると,ミスが出かねないグラウンドコンディション。

木鈴は良く分かっている。

その分,極限までシンプルに。無駄なく。無理なく。

最近の木鈴のプレイはとても良い。

ディフェンスするマシンのように無感情にクリアする。

そこに,雑念や迷いは一切無い。

木鈴はゴールを守るガーディアンのようだ。

木鈴,今日も頼むぜ!!!

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ボランチだけど,どこにでもいる「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

カニシは和田のプレイに何度も「上手い!」って叫んだ。

テクニシャンにとってはやりにくいグラウンド。

だけど,マルヤスのボールを引っ掛ける事に関して,和田のプレイが特別良く光っている。

チョンと足を伸ばすだけで,少しだけボールを動かすだけで,ホンのわずかの差でボールは和田のものとなる。

魔法のようにさえ見えるその足の技。

海口(19)と中盤を支えるが,和田が少し前で攻撃を活性化する。

遠藤(13),堀河(10),和田(25),鈴鹿のテクニシャンが連携してつないだボールを,大砲ネット(9)が豪快に打ち込む。

マルヤスディフェンスの体を張ったガードで得点にならないが,鈴鹿の前線はとても良い動きをしている。

和田,雨降っててちょっと寒いけど,頼むぜ!

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一進一退。

ただ,両チーム共に相手のディフェンスライン深くに侵入していないので,両方ともコーナーキックは少ない。

中盤のハーフライン付近のファウルでのフリーキックのほうが多いくらい。

 

鈴鹿ゴールキーパー,「レーザービーム」,月成大輝(1)

雨の中で難しいキャッチをしっかりとやりきる月成。

試合が止まった時に,ベンチからゴールキーパーグローブの交換をしてもらっている。

それほど,ボールを扱うのが難しいのだろう。

しかし,鈴鹿ゴールキーパー陣の中でナンバーワン(とナカニシは思う)の足元の技術で,ディフェンスからのボールをしっかりとコントロールしている。

そして,月成のキックの精度は相変わらず素晴らしく,ちょうどリンタロウ(7)とネット(9)の頭を点で狙ってキックしている。

月成のゴールキーパー技術に不安は無い。

と言うか,ナカニシは月成のキックを見るのが大好き。

それそれ,その弾道は見事!

月成,頼むぞ!

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マルヤスは3-4-2-1

攻撃陣は3人が三角形で,特にワイドに開いているわけではない。

マルヤスの前線の3人は特別背が高いわけではないが,早くて足元に納めるのが上手い。

そして攻撃陣全体がフレキシブルに動くため,対人でのマークが難しい。

ディフェンスの3バックは全員が大きく堅く,フィジカルも相当良い。

このディフェンスの堅さが有るため,中盤も少し動いてポジションを空けても,ディフェンスで時間を稼ぐことが出来る。

4-4-2のような形ではマークがしにくいため,鈴鹿はゾーン?のような感じでマークを受け渡して守っている。

 

そして,このゾーン?のようなディフェンスは,昨年の鈴鹿が良くやっていた辛島さんのディフェンスに似ている。

 

ボールをまわすマルヤス。

鈴鹿は4ディフェンス4ミッドフィールダーを崩さず,深追いせずに待って守っている。

そして,パスが乱れると,ガブッと噛み付くようなディフェンス。

 

これは良い。

これは悪くないぞ。

 

しかし・・・。

 

前半23分。

右サイドを強引にこじ開けられてクロスを上げられる。

中で十分に対処しているが,大きくクリアできない。

セカンドボールをマルヤスの選手にミドル?ロングシュートを打たれる。

月成ならば,ペナルティエリア外のシュートは全部止める!!!

しかし,そのロングシュートは混戦の選手の中で,選手に当たりコースが大きく変化する。

無念!

1-1

 

時間はまだ有る。

攻守共に鈴鹿のプレイは悪くない。

いけるぞ!

ここからだ!!!

 

トップ下の,「疾風勁草」,堀河俊大(10)

同点後に,試合が徐々に膠着してきた。

ロングボールのやり取りを,ディフェンスが大きく返してという場面が続く。

そんな中で,堀河のところへズバッとボールが入らないが,堀河は攻撃だけの選手ではない。

一枚下がって,時にはボランチの和田篤紀(25)とポジジョンを変えるくらい戻ってディフェンスし,自らボールを得て攻撃の基点となっている。

堀河の強さは,その試合を見る目と,それを実現できるだけの基礎の基礎の上手さ。

堀河の凄さは試合会場に来れば分かる。

ボールをトラップするだけで「おおーっ」て唸るようなプレイをする。

雨?堀河にとってはステージに上がる時のスモークのようなもんだ!

堀河!

頼むぜ!

 

前半の終了間際。

 

和田(25),遠藤(13),堀河(10),リンタロウ(7),ネット(9)

それぞれが躍動して,マルヤスゴールに迫る。

特に遠藤が受け手としても,出し手としても良いプレイをして,鈴鹿を引っ張っている。

 

雨は霧雨のように続いている。

体が冷えて寒い。

こんな天候の中,日程も変更しているにもかかわらず,300人を越える観客が集ってくれた。

みんなで勝利を喜びたい。

選手たちの良い顔が見たい。

 

ここで前半終了。

 

 

 

ハーフタイムに控え選手の様子を見る。

自分のボールタッチを確認するように丁寧にボールを触る選手もいるし,思いっきり蹴りまくる選手もいる。

そして,小野祐輔(21)はいつも元気だ。

 

(この前半を見た限り)

カニシは攻守ともに悪くないと思った。

ただ,ひとつだけ変な感じがするのは,普段いるべき場所に藤田浩平(6)がいないという事。

その1点だけが言いようの無い不安となっている。

鈴鹿のディフェンスはその藤田が仕切っている。なら大丈夫だ。

追加点。

追加点が欲しい。

 

 

 

後半開始。

 

後半開始直後から,マルヤスが押し込んできた。

鈴鹿のディフェンスにプレッシャーをかけに,3人の攻撃陣が飛び込んでくる。

そのプレッシャーで,鈴鹿のディフェンスラインが少しずつ下がっていく。

 

サイドハーフの,「優しい鉄人」,藤沢ネット(9)

本来フォードのネットだが,めちゃくちゃ献身的にディフェンスをしている。

このネットの献身的な感じはナカニシ大好きなところ。

後半の押し込まれる場面でも,ネットは攻撃からしっかりと走って戻り,マルヤスの攻撃を遅らせている。

このわずかの時間でディフェンスが準備できてカウンターにならない。

後半,ネットはなかなか攻撃参加できなかった。

しかし,その分ディフェンスと仲間へのフォローで走りまくってた。

ネット,ちょっとガマンだ。

必ずチャンスは来るぞ!

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試合の支配率は,鈴鹿4,マルヤス6。

ただ,鈴鹿も攻める時間帯があるので,そこまでの差は出ていない。

 

サイドバック,「イナズマクロス」,田中貴大(27)

攻守ともに激しくアップダウンするタカヒロ

その運動量はチームナンバーワンかもしれない。

この試合でも,前半から飛ばしていたが,後半も疲れ知らずに飛ばしている。

しかし,タカヒロのクロスは,マルヤスのセンターバックに弾き返されており,なかなかリンタロウ(7),ネット(9)のツインタワーに届かない。

ならばと,中に切れ込み,左足で巻いて狙うタカヒロ

そう!この変化がタカヒロの凄いところ!

ナイス,ダブルフット!

タカヒロの左右の足はどちらもカミソリのようだ!

切り裂け!

やってしまえ!

GO!タカヒロ

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後半11分。

後半開始から前線からマルヤスがプレッシャーをかけ続けていた。

安全にパスをまわすため,鈴鹿のディフェンスラインは下がる。

しかし,攻撃も調子が良かったため,前線はそれほど下がらない。

そして中盤には大きなスペースができている。

月成(1)→木鈴(4)→タカヒロ(27)とまわったボール。

マルヤスの攻撃陣は,鈴鹿に大きく蹴られないよう縦を切ってきている。

コースを限定するのは前線からのディフェンスとして当然の事だ。

鈴鹿陣内でのボール回しにしては,マルヤスが人数をかけて寄せている。

見ていて危ない・・・

タカヒロ(27)から,海口(19)へ。

連携が合わず,マルヤスにカットされる。

そして,ドリブルで持ち込まれ失点。

1-2

 

確かにタカヒロパスミスだが,その前にこの状況に持ち込まれた自体が良くなかった。

鈴鹿はディフェンスが下がってしまっているが,全体的に戻っていなかった。

そのため,鈴鹿陣内にもかかわらず,マルヤスの数的優位だった。

パスコースも限定され,そこで狙われたパスミスだった。

 

宮本の交代により,センターバックに入っている「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

普段ならば,どんな時でも,鈴鹿の中心にいる藤田(6)は,鈴鹿の選手が困った時にカバーできるようにパスコースを開けて待っている。

そして相手に寄せられても,藤田は絶対にボールを失わない。

その安心して預けられる藤田が,鈴鹿の中心にいない。それが徐々に鈴鹿のバランスを崩していく。

藤田自身も良く分かっているだろう。だけどどうしようもない。

後半に入り,ディフェンスと前線の距離が徐々に離れていく事を。

中盤に大きなスペースができてくるが,それを埋められない事を。

タカヒロのミスは偶然ではない。

チーム全体がバランスを崩していたからだと思う。

後半,マルヤスは何度も鈴鹿ディフェンスにプレッシャーをかけてきた。

鈴鹿のパス回しは研究されている。

思いっきり狙われている。

しかし,藤田がどれだけ声を出しても修正しきれない。

藤田。何とか!何とか!

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時間が進むごとに鈴鹿のフォーメーションに空間が出来てくる。

前半,4ディフェンス-4ミッドフィルダーで美しく守っていたディフェンスは,今は前後に長く伸びている。

マルヤスは最初からずっと変わらず,3バックと4ミッドフィルダーで,ディフェンス重視。そして3人の攻撃陣が鈴鹿ディフェンスにプレッシャーをかけ続ける。

 

サイドバック,「最強の左」,野口遼太(34)

左の大将が,ぐんぐん勢いを増している。

前方の遠藤(13)が中にスライドしたため,野口の前に道ができた。

このスペースを使い,再三クロスボールを放り込む野口。

リンタロウの頭にピンポイントで合わせるものの,マルヤスディフェンスはプレッシャーを掛け続けているので,リンタロウがジャストミートできない。

それでも,野口が吼えるように前へ前へ進む。

熱い!

熱いぜ野口!!!

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後半の半ばを過ぎる。

 

マルヤスは守りつつも,カウンターで狙っている。

鈴鹿はマルヤスのディフェンスを崩せず,攻めあぐねている。

相変わらず,鈴鹿のバランスは良くない。

カニシの主観だけど,なんか凄く雑な形に見える。

 

フォワードの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

鈴鹿の得点王リンタロウが,羽をもがれたかのように沈黙している。

雨天,1点を追う展開,グラウンドコンディションが悪い。

この状態だと,鈴鹿はリンタロウ(7)とネット(9)にクロスを合わせて頭で得点を狙うという攻め方があるだろう。

しかし,それ一辺倒では,なかなか点が入らない。

後半に入り,マルヤスも鈴鹿の攻撃に慣れてきている感じすらある。

それでも,振り向きざまにシュートを放ったり,ネットとポジションチェンジしたり,サイドを駆け上がったり,いろいろな形で変化をつけて状況を打開しようとしているリンタロウ。

リンタロウ,苦しいけど少し我慢してくれ。

そろそろ選手交代で変化が付くだろうから。

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試合は刻々と時間が経過する。

滑るグラウンドでプレイを続ける鈴鹿の選手の疲労も目に見ええている。

鈴鹿ベンチは未だ動かず。

 

後半28分。

左サイドからのクロスに対して,体を寄せに行ったところファウル。

マルヤスにPK。

サポーターの祈りも届かず失点。

1-3。

 

後手,後手に回っている間に,選手が消耗している。

そんな中でのPKでの失点。

 

ボランチの,「若武者」,海口彦太(19)

後半から,ディフェンスラインと前線に大きなスペースができている。

そこを走って走って1人で埋めている。

そして,ディフェンスラインに落ちてボールを受けるが,そこをマルヤスに狙われている。

マルヤスの選手に比べると,体の細い海口。

そこをフィジカルでノーファウルのタックルで狙われている。

周りのフォローも距離が有る。

このピンチを何とか体を張ってギリギリで踏ん張る海口。

そして,攻撃参加時には海口の得意の弾丸ミドルシュートを放つ!!!

惜しくも外れて空を仰ぐが,海口。良いシュートだったぜ!

次はドカンと決めてやろう!!!

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後半34分。

(OUT)10堀河俊大 ⇔ (IN)28小澤司

(OUT)27田中貴大 ⇔ (IN)14田路大樹

 

残り10分まで交代せずに引っ張って,2枚変え。

そして,3バックにするらしい。

この状況は,本当に練習してるのか?

選手たちに戸惑いが有るんじゃないか?

 

残り約10分。

 

選手たちは一生懸命プレイし続けた。

それはナカニシが100パーセント保障する。

 

だけど,ナカニシは「?」な感じの試合だった。

鈴鹿の選手たちは十分に力を出し切れたのか?

 

ここで試合終了。

  

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

この日程変更に関して,たくさんの方にお世話になったことと思います。

無事に試合が出来ました。ありがとうございました。

また,三十三ファイナンシャルグループさんがマッチスポンサーをしていただきました。

ありがとうございました。勝利できなくてすみませんでした。

 

この試合でもたくさんお土産をもらいました。

大量の密輸カールもありがとうございます。

試合終了後にいただきました。みなさんに感謝いたします。

 

試合前のスタンドではサポーターの仲間に安産祈願を行いました。

サポーターの胎教をして,いつか鈴鹿サポーターを仕切ってほしいと思います。

 

 

この試合のナカニシのモヤモヤ感は,なんか出しきれてない感じがしたためです。

何度も頭の中で試合をやり直しましたが,宮本が交代せず,藤田がセンターバックでなかったら,ちょっと違ったのかもしれません。

 

勝負の世界にタラレバはありません。

だけど,中村俊貴,芦田成利,原広樹,高野次郎,小圷瑛士,高見力生斗,鈴鹿には良いディフェンスがいるのに・・・と,頭の中の端っこで思ってしまいます。

選手が個人技で戦っているだけでは勝てません。

チームとして戦わないと勝てません。

そんなことが頭の中をグルグルと回り続けています。

 

 

次の試合まで4日。

その4日で何かを変えてください。

 

大丈夫。うちの選手たちならできるさ。

頼むぜ!

 

カニシはサポーターとして,次の試合も全力で応援します。

 

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

JFL第26節 11月3日(日)13:00 ホンダFC @AGF陸上競技場(鈴鹿市

 

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでくだ

注意!試合日程変更

みなさんこんばんは。

 

「率先避難者たれ!」

と言う言葉を知っていますか?

これは大切な大事な防災用語です。

 

例えば,家にひとりでいるときに地震が起きたらどうしますか?

危険が迫っている時,ほとんどの人は様子を見ようとして動きません。

避難と言うのは,学校などの避難所に逃げる事だけではありません。

自分の身を守るために,安全な行動をとることが最初の避難です。

 

台風19号が近づいています。

歴史上最大とまで言われている大きく強い台風です。

このブログをご覧のみなさん,まずは,自分の身を守ってください。

命より大切なものはありません。

それを安全に守ることは,決して臆病な行為ではありません。

率先して避難してください。

あなたの行動が,周りの行動を起こすきっかけとなります。

 

選手のみなさんも,必ず安全に過ごしてください。絶対に!

 

 

 

さて,今週の土曜日に予定されていた試合日程の変更が発表されました。

 

(変更前)

JFL第23節 10月12日(土)13:00 FCマルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

(変更後)

JFL第23節

10月14日(月・祝)14:00 FCマルヤス岡崎

@AGF陸上競技場(鈴鹿市

 

マルヤス岡崎のみなさん,そしてマルヤス岡崎のサポーターのみなさん,台風とはいえ,こんなことになり申し訳ありません。

日程変更等でご迷惑をおかけしますが,なにとぞよろしくお願いいたします。

道中お気をつけてお越しください。

 

そして,この試合を楽しみにしていたのに,日程が変わり来られない方もいると思います。

カニシにできることは何もありませんが,せめて,いつも以上に熱く試合の雰囲気をブログに書きます。変なブログですが,ご覧いただければ嬉しいです。

ご来場いただく方も,台風やF1開催の影響で交通が乱れている可能性がありますので,十分に注意してご来場ください。

 

さらに,この日程変更で試合の準備や,段取りも大幅に狂うことが予想されます。

また,台風の影響でスタンドや芝などにも影響が出るかもしれません。

ボランティアスタッフに参加いただける方は,ご協力お願いします。

カニシも良い試合ができるよう,月曜日は微力ながらがんばります。

 

台風などで,いろいろ大変ですが,鈴鹿アンリミテッドの選手たちが汗を流して一生懸命戦うことは,何の変わりもありません。

だから,ナカニシは何にも惑わされず,いつも通り全力で応援します。

 

勝利してみんなで喜びましょう。

ホーム鈴鹿の地で。

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ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第23節 10月14日(月・祝)14:00 FCマルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

秋のイベントシーズン,パート3

みなさんこんばんは。

 

「寝ても覚めて,鈴鹿だけなのさ・・・」

って,チャントは今のナカニシのことです。

2週間,長い。もうダメだ。

アンリミ成分不足でバイクを盗んで走り出しそうだ・・・。

 

 

 

アンリミ不足のみなさんに,少しだけアンリミ成分の配布があります。

全部で4つ!!!

 

ひとつ!!!

「急に決まった練習試合」

日時:10月5日(土)9:20~

場所:三交鈴鹿第1G(奥のほうのグラウンドです)

対戦相手:FC. ISE SHIMA

 

伊勢志摩さん,練習試合ありがとうございます。

プレシーズンマッチで負けたことを良く覚えています。

練習試合なので内容重視ですが,ナカニシは勝つ気でいます。

よろしくお願いします。

  

 

ふたつ!!!

「ミラ監督の講演会と子供サッカー教室」

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日時:10月20日(日)

時間:13:00~15:00

(講演会13:00~13:40・サッカー教室14:00~15:00)

出演:ミラ監督、小澤通訳、セルヒオ選手 ほか

会場:鈴鹿医療科学大学 千代崎キャンパス

対象:小・中学生とその保護者

定員:40名

参加費:無料

事前予約制:鈴鹿市男女共同参画課まで。

TEL:059-381-3113・FAX:059-381-3119

Email:danjokyodosankaku@city.suzuka.lg.jp

 

結構良いイベントなのでぜひ来てくださいと,鈴鹿市の担当者が言っていました。

まだ,空きがありますので,よろしければ電話してみてください。

 

  

みっつ!!!

「第33回ふれあい広場鈴鹿

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日時:10月5日(土)10時~15時(選手は13時半~15時)

場所:ハンター隣 弁天山公園グラウンド

内容:ミニサッカー体験コーナー、試合告知チラシ配布

選手:田中選手、月成選手今

 

先日のブログでも書きましたが,簡単に言うと福祉のイベントです。

いろんなお店や展示やイベントが行われます。

お昼ごはんも食べられますので,こちらでぜひどうぞ。

 

 

 よっつ!!!

イオンモール鈴鹿にてヘルス&ビューティー特集」

日時:10月5日(土)13時~17時

場所:イオンモール鈴鹿 中央コート

出演:佐藤和馬選手・キローラン選手

参加:鈴鹿アンリミテッドFC・及びおおえのき接骨院・ヨガスタジオMUKTA

対象:自由参加

内容:

おおえのき接骨院 「子供の成長観察と姿勢矯正体験」

ヨガスタジオMUKTA 「脳波、体前屈、バランスチャレンジ」

鈴鹿アンリミテッドFC 「グループレッスン(ストレッチ&トレーニング)」

 

赤丸急上昇で売り出し中の,「雑草魂」佐藤和馬選手がグループレッスンをやってくれます。

カニシもぜひ参加したいと思っていますので,みなさんもぜひ。

佐藤和馬先生,ナカニシの右肩はまだ動きませんので,それ以外でお願いします。

 

  

さあ,ほとんどが明日のイベントなのに,今日の午後からドバドバッと出てきました。

焦らしてくれたな!鈴鹿のフロント!

さあさあ!みなさん!

お時間とご都合が許す限り,アンリミテッド成分の補充にご来場ください。

 

そして,ナカニシからのお願いです。

現地イベントではスタッフが常駐していますが,人手不足の可能性があります。

というか,このチームは絶対的に人手不足です。

なので,サポーターで協力可能な方は,現地でチラシ配布などのご協力をお願いしたいと思います。

イオン,弁天山公園,いずれもチラシ配布可能です。

サポーターの方,出来る範囲で結構ですので,チラシの配布よろしくお願いします。

 

ちなみにナカニシは,

 

三交第1グラウンド → ハンター弁天山公園 → イオンモール鈴鹿

 

このような行程で,アンリミテッドの選手たちをニコニコと見て歩きたいと思います。

選手たちの意外な一面などが見られるはずです。たぶん。

そしてクイズのヒントなども,選手から聞きだしてください。ナイショで。

 

みなさん,良い週末を。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

秋のイベントシーズン,パート2

みなさんこんばんは。

 

鬼のサポーターとして恐れられているナカニシですが,試合中は水しか飲みません。

選手たちも試合中は水なので,それをマネしています。

では,普段のナカニシは何を飲んでいるかと言うと,ほぼ100%ジャスミン茶です。

なので,試合の無い日のナカニシは,ほぼジャスミンです。

 

 

 

鈴鹿アンリミテッドに餓えているナカニシは,本日もいそいそと練習を見に行きました。

今日の練習会場は,三交スポーツの杜第4グラウンドです。

『あそこ,いつ使うんだろう?』

と思われている天然芝のグラウンド。それが秘密のベールに包まれた第4です。

 

三交スポーツの杜第3グラウンドは,10月から全面人工芝の張替え工事に入ります。

確か,あっち側の崖のほうにも,大きなフェンスが作られるはずです。

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今はこんな感じです。

これがどんな風に綺麗になるのか楽しみです。

しばらくはアンリミテッドの主練習場所,通称「ガーデン第3」はお休みです。

チームは,練習場所を探していますが,津,四日市,大羽根など,いろんな場所で練習になるので,選手たちも大変な事と思います。

みんな,しばらく辛抱してください。

そして,混む所も有るので,車の運転には十分注意してください。

 

今日の練習も,激しく,熱く,そして良く話す練習でした。

カニシは,見ていてとても楽しかったです。いや,ホントに楽しかった。

やっぱり天然芝のグラウンドでの練習は良いです。

足の負担や,ボールタッチの感覚も違うみたいに感じます。

 

練習後,帰路の途中でイチゴミルクタピオカドリンクを飲みました。

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そのため,今日は珍しく100%ジャスミンじゃないナカニシでした。
初タピオカだったのですが,タピオカって思っていたより大きい!

小さいブドウぐらいの大きさだったので,良く噛んで食べました。

  

その後,いったん帰宅し,お家の用事をしてから,鈴鹿市市民会館で行われている

障がい者の就労マルシェ2019

に行ってきました。

このイベントのラストを飾る,大抽選会に,エフライン・リンタロウ選手と藤沢ネット選手が登場するそうなのです。

それは見に行かねば!

 

司会のお姉さんの絶妙トークで,ネット選手もリンタロウ選手も,リラックスして良い感じのイベントでした。

抽選会には,イオンモール鈴鹿様の映画チケット,AGF様のコーヒー,鈴鹿のお茶,鈴鹿のあられ,鈴鹿のお菓子,鈴鹿のお米,などが出品されていました。

鈴鹿アンリミテッドからは,イヤーブック+ホームゲーム入場券+クリアファイルが出ていました。

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イベントといえば・・・。

鈴鹿にチームが出来た当初は・・・。

チームの名前は全く認知されておらず,「あれ誰?」みたいな感じで,選手に対する憧れやリスペクトもありませんでした。

その状況に,ナカニシは何度か悲しい思いをしました。

そして,選手たちにそんな思いをさせたくないと,今でもずっと思っています。

 

そして!しかし!

 

このイベントでは,

司会「アンリミテッドの試合のチケットが当たります!」

会場「おおー」

みたいな凄く好反応!

選手にサインや,握手を求める人たちがほとんどで,彼らをちゃんとサッカー選手としてリスペクトしてくれていました。

そして,ハグを求める人まで(ネットがどうぞって言ってた)。

カニシもしたことないのに!

当選の方の中には,ネットに「ゴールおめでとうございます」と声をかける人まで!

(VictoryCrossの仕込みではなく,ナカニシも知らない方だった)

嬉しい!ありがたい。

みんな鈴鹿アンリミテッドのことを知ってくれている!

ちなみに,鈴鹿市のマスコットキャラクターのベルディより,うちの選手のほうが人気でした。

 

藤沢ネット選手,エフライン・リンタロウ選手,イベントの参加お疲れさまでした。

就労マルシェにお声掛けいただいた方,ありがとうございます。

今後とも,鈴鹿の誇り「鈴鹿アンリミテッド」をよろしくお願いします。

 

 

そして,アンリミ公式HPでのアップはまだですが,鈴鹿市社会福祉協議会からはすでにチラシが出ているイベントもあります。

昨年に引き続きの参加となります。

ふれあい広場鈴鹿

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日時:10月5日(土)選手たちの登場時間は不明

場所:鈴鹿ハンターの横の弁天山公園

 

こちらでも,イベントに参加させていただけるようです。

主催者さん,ありがとうございます。

 

アンリミ不足で,体調不良のみなさん。

お時間ありましたら,ぜひイベントなどものぞきに行ってみてください。

選手たちの意外な一面が見られますよ。たぶん。

 

今週と来週のナカニシは,感情の起伏も無く,いたってクールに過ごします。

心を整えて。

深呼吸して。

爆発の時はまだ先です。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

秋のイベントシーズン

みなさんこんばんは。

 

もう金曜日の夜なのですが,まだ余韻が残ってるナカニシです。

最近の悩みは,南野陽子の「吐息でネット」のサビだけが,延々頭の中で続くことです。

本当は,サビというか,「といき~で~ネット!」って所しか分かりません。

あーーー楽しい!

 

 

 

さて,先日の松江戦の試合後,すぐに帰路についたナカニシは,興奮冷めやらぬまま朝起きて,とある所へ行きました。

 

それは・・・

チャッチャラー!(まだご機嫌)

 

鈴鹿商工会議所青年部鈴鹿YEG)主催の【おしごと体験ワールド2019】

ちょっと見難いですが,鈴鹿アンリミテッドの吉田取締役も,鈴鹿商工会議所青年部のメンバーなのです。

ちょっと見難いですが,見つけられますか?

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これは,子どもたちにお仕事を体験してもらうというイベントなのですが,さすが商工会議所青年部さん,規模と工夫が一味違う!

そして,見てるだけでも,相当面白そうな体験ばかり。

たくさんある中で,ナカニシが見ただけでも・・・

 

おすし屋さんの握りずし体験(本物)

消防車の体験(本物)

大型電気工事用スカイデッキ(本物)

ネイリスト体験(本物)

自動車の整備体験(本物)

ヘアメイク体験(本物)

保育士体験(本物)

そして,サッカー選手体験(本物中の本物)!!!

 

自分の街に誇りとなるサッカーチームが有るって素晴らしい。

たぶん,子ども達には分からないかもしれないけど,それって凄い事なんだよ。

 

鈴鹿市文化会館の周りは,歩行者天国となり,たくさんの人でにぎわいました。

そしてサッカー選手体験には,子どもの長蛇の列。

予約もいっぱいだったようです。

 

暑い中でがんばった選手たち。

小圷選手,田路選手,岩脇選手

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岩脇選手のリフティングからのボールを挟んで「命!」は絶品だったようです。

早速,少年がマネしてました。

カニシは途中から来たので,午前の部はあまり見られませんでした。ごめんね。

 

そのころ,隣のブースでは,キックターゲットも大盛り上がりでした。

無限に並び続ける子どもたち。これは終わりなき戦いなのか?

スタッフの岡田さんと,吉田さんがずーーーっとキックターゲットをしてました。

お二方とも,お疲れ様です。

 

そして,午後の部。

こちらは,高野選手,宮本選手,海口選手が来てくれました。

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なんと!宮本選手は前日の松江戦でフル出場してるのに・・・

と,ナカニシは体調を心配してましたが,子どもとのミニサッカーで元気にプレイして,頑張りすぎてレッドカードで退場しました。みんな爆笑。

宮本選手,本番でレッドカードは無しよ。

 

子どもたちのミニゲームの後,時間が空いたので,中学生や高校生?くらいの大きな少年たちと,高野選手や海口選手が1対1をやってました。

海口選手上手い!

高野選手ズルイ!

さすが!両者とも無敗でした。

 

カニシのサポーター心理では,イベントが有ると,

「盛り上がらなかったらどうしよう」

「誰も来なかったらどうしよう」

鈴鹿アンリミテッドって知ってもらってるかな?」

といろいろ心配してしまいます。

だけど,鈴鹿アンリミテッドを知っている人は着実に増えていますし,最近のイベントでは,寂しい感じになることはほとんどありません。

いままで,コツコツと地道にイベントをやってきた全ての選手に感謝です。

少しずつ少しずつみんなに知られて,少しずつ少しずつタネが芽吹きつつあります。

ホントに少しだけどね。

 

今回のイベントに関った選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れさまでした。

そして,イベントに参加させていただいた鈴鹿商工会議所青年部のみなさん,ありがとうございました。

今後とも,鈴鹿アンリミテッドをよろしくお願いします。

 

 

 

そして,今週末は「就労マルシェ」のイベントでリンタロウ選手と,ネット!選手が出るそうです。

日時:9月28日(土)登場はたぶん昼過ぎ。

場所:鈴鹿市市民会館

午前中は練習なので,たぶん昼以降だと思います(お楽しみ抽選会と思う)。

お時間の都合付く方は,見に来てください。

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公式戦は2週間空きます。

 

鈴鹿アンリミテッドの試合の無い週末は・・・とても寂しいです。

でも,この秋の中断期間を上手く利用して,選手のみなさんは,怪我を治して,疲れを癒して,しっかり後半戦を戦いましょう。

サポーターも,もちろん共に行きます。どこまでも。

 

ちなみにナカニシは,日曜日から茨城県に行ってきます。

お仕事で(涙)。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

JFL第22節 対 松江シティ

みなさんこんばんは。

 

このブログ書き出しにあたって,まず,最初に書かねばならない事があります。

メチャクチャに負けたホンダロック戦,そして怒涛の4連敗中のブログで,ナカニシはチームに対して厳しいことを書いています。

「全く修正されていない」「連携不足,練習不足」「足が先にとまった」「中断期間で何やってたんだ?」

などなどです。

 

本当は知ってました。

カニシが知らないはずがありません。

選手たちが修正しよう,改善しようと,一生懸命になっていることを。

毎日の練習では,時には口論になるほどの激しい練習をしていることを・・・。

 

だけど,勝負の世界です。

人生をかけてプレイする選手達に,敗戦の後,慰めの言葉や,同情の気持ちは書けませんでした。

勝負の世界で生きる彼らにとって過程を褒められるのは,結果が出た時です。

結果が出てないのに,過程を褒められるのは,選手達にとって本意ではないと思いました。

だから,2連勝でとりあえずかもしれないけど,結果が出てホッとしています。

そして,厳しいこと書いてごめんなさい。

 

そして,この2連戦を2連勝。松江戦は無失点と思いっきり結果を出した選手達に,ナカニシが言う言葉は,たったひとつだけです。

「ぷーさん,かわいかった?」

 

 

 

試合前日。

早くに布団に入るが,全く眠れずに時が過ぎる。

時計を見ると深夜2時を過ぎている。

それからフッと少し寝たようで,3時30分にセットした目ざましで飛び起きた。

 

目は冴えている。

4時に鈴鹿を出発。

途中のサービスエリアでサンドウィッチを少し食べる。

 

今日の対戦相手は,松江シティ(以下,松江と書きます)

鈴鹿とは,いわゆる昇格組の同期。

昨年の地域CLで鈴鹿は敗れている。

全社と共に地域3冠を達成するほどの力を持つチーム。

鈴鹿はホームで辛勝しているが,夏を越えて戦力をアップしているはずで,まったく油断はならない。

 

台風の影響を考えながらも,黙々と車を走らせる。

選手たちは前日に松江に入っている。

ならばナカニシはGOだ。ストップの選択肢は無い。

 

会場に到着すると,小雨と猛烈な強風。

会場入りのやたらと早い鈴鹿サポーターは,ほぼ集っている。

サポーターも集中している。よし!

 

横断幕を張る。

出せる限り全て出す。

ここがホームだ。

どんな時も,俺らはココにいるぞ。

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会場入りする。

松江のスタジアムは俗に言う国体スタジアム。

青森,奈良,と同じ形。

 

カニシは前試合で地域CLの感じで試合に挑んで,勝利したことを覚えている。

この試合でも,その感覚で試合に入りたい。

スタンドにいるとJFLの試合感覚になってしまう。

なので,スタンド裏で時間を潰して試合開始を待つ。

(たぶん,この感覚は分かりにくいと思いますが,試合前で緊張していたナカニシはそんなことを考えていました)

 

松江のスタンドの裏の木々を見ながら時間を過ごす。

風の強さに嫌な予感がする。

 

試合前にサポーターに話をする。

14位と16位の対決だ。

残留に向けて,どちらも絶対に勝利したい試合。

俺たちもどうしても勝ちたい!

だけど!リラ~ックス!

俺たちの選手を信じろ。

 

さあ!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 13遠藤純輝・10堀河俊大・25和田篤紀・6藤田浩平・9藤沢ネット

DF 29宮本一輝・4キローラン木鈴・34野口遼太・27田中貴大

GK 30セルヒオ・アレナス

 

試合開始。

 

グラウンドは相当水を含んでおり,芝の長さに隠れているものの,場所によっては1センチくらい水の層がある。

パスは止まることも,伸びることもあり,選手達のボールコントロールも慎重。

普通のテクニシャンにとっては致命的な最悪のグラウンドコンディション。

なら,超絶テクニシャンにとってはどうだ?

 

ボランチの,「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

鈴鹿屈指のテクニシャンでありながら,過去の試合を振り返っても和田は雨の試合でも問題なく活躍している。

この試合でも逆に積極的にボールに絡み,松江ゴールを狙う。

グラウンドはサイドに水が溜まり,中央は比較的水かついていない。

サイドから中にボールを運び,足場のいい所で思い切りよくミドルシュートを放つ和田篤紀。

凄い!

弾道は確実にサイドネットに向かって飛んでいたが,松江キーパーのファインセーブで得点ならず。

それにしても良いシュートだった。

鈴鹿の中盤で和田篤紀の縦横無尽の活躍。

それが前半の鈴鹿の攻撃のキーポイントだと思う。

和田!頼むぞ!

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試合は両チームともにグラウンドコンディションとの戦いから。

ゴール前で小さくパスをつなげられないので,ミドルシュートを枠に飛ばして,その跳ね返りを狙ったりする。

松江も思い切りよくミドルを打ってくる。

なんか起きそうで,守りにくい。

 

センターバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

あまりコンディションは良くなさそうだが,ここ一番で野口が出ないわけにはいかない。

それほど,ディフェンスリーダーとして鈴鹿の守備の要を担う。

この試合では,裏へのスルーパスが両チームともにほとんどない。水で止まってしまうためだ。

そのため,松江はミドルシュートか,サイドからのクロスで攻めてくる。

ゴールキーパーのアレナス(30)の弾いたボールを詰めるため殺到する松江の攻撃陣。

しかし,野口の反応が早い!

シュートコースを限定し,ゴール前の混戦でも大きくクリアして難を逃れる。

極限まで集中しているので,特にこぼれた球への反応が早く,4バック全てが,ピリッとした守備隊形を敷いている。

なんか整っている。

なんか連携良いように見える。

さすが野口。

やってきたな!

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前半の時間が経過するに従って,鈴鹿が押し込み,松江陣内でのプレイが多くなっていく。

鈴鹿は和田(25),藤田(6)の中盤がしっかりと松江を止めているため,そこから攻撃に移る速度も速い。

中盤から展開するるのは・・・左!

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

特にこの試合の前半の遠藤の突破は凄かった。

サイドはドボドボの水たまり,ドリブルするたびにボールは止まり,水しぶきが上がる。

その中でも,松江守備陣に勝負を仕掛けて,中で待つリンタロウとのコンビネーションでゴールを目指す。

前半?(時間未確認),中に切れ込んだ遠藤のパスを,リンタロウがポストプレイでワンツー!遠藤はペナルティエリア内で倒されるが笛は鳴らず。

本当に良いプレイだったが,松江が体を張ってゴールを守っている。

でも,遠藤の左サイドは,特に前半の攻撃がとても良かった。

遠藤。君は鈴鹿の希望。期待にこたえてくれ!

頼む!

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松江はたぶん3-4-2-1

ディフェンス時はサイドが下がるので,見た目は5バックになる。

松江の2人の攻撃的MFとワントップはそれほど下がらないので,鈴鹿の攻撃は2ボランチが最初に受ける形が多い。

両チームともに,パスが水たまりで予測できないため,リスクを管理して,ロングボールを放り込み,ディフェンスがワントップと競り合うことで,ヘディングのクリアが短くなったセカンドボールを狙う。

 

前述の松江のダブルボランチと,和田(25),藤田(6)がボールを奪い合う。

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

ボールを運ぶのが難しいグラウンドコンディションで,ロングボールを放り込むのは必然。

問題は,そのこぼれた球をどちらか拾うかで,試合の明暗が分かれる。

藤田の足下の技術は,ボールが足に引っ付くという表現が適切。

藤田の凄さはどんなボールでも自分のモノにしてしまうところ。

バウンドしてても,空中でも,水たまりで止まっても,わずかなタッチで次につなぐのが爆裂に上手い。

派手ではない。トリッキーでもない。

だけど藤田がしっかり動いていないと,鈴鹿は動かない。

まさに心臓。

まさに命の鼓動。

チームで唯一の全試合フルタイム出場している選手。

忘れてるといけないから,全世界に一言伝えさせてくれ!

2018シーズン。JFL昇格時の年間VictoryCross大賞の受賞者だぜ!

藤田。頼むぞ。

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試合は鈴鹿ペースで進む。

とにかく遠藤がゴリッゴリにボールを運ぶので,松江もそれに対応するかのようにサイドを厚くしている。

サイドは水しぶきが上がりながらも,数人の選手がボールを奪い合う。

 

トップ下の,「疾風勁草」,堀河俊大(10)

地域CLの刈谷戦でヒザを大怪我し,約半年プレイできなかった。

カニシは本当に申し訳ないけど,今シーズン,トップコンディションの堀河は見られないんじゃないかと思っていた。

流経大戦で,闘志むき出しの堀河を見た。そしてこの松江戦の終了後,ナカニシはいろんな人に言った。

「堀河凄いぞ,体,戻してきているぞ。来たぞ!!!」

それでもまだ堀河のトップコンディションじゃない。いや,もっと上がある。

この試合では,ロングボールが多用されている。

そのセカンドボールを和田(25)と藤田(6)が,何とか押さえ,それから堀河へ。

走る遠藤にスルーパス

ネットにクサビのパス!

リンタロウにふわりとディフェンスの頭を越えるパス!

多種多彩の形でラストパスを入れる堀河。

もちろん,相手のクリアボールに対しても,先に動いて体を寄せていく。

堀河。良いよ良いよ!

さすが堀河!

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松江のグラウンドでは,コーナーフラッグは風で揺れていない。

しかし,聖火台そばのボールの掲げられている旗は,千切れるほどに風にあおられている。

ピッチ上はそれほど吹いていない風が,上空はかなりの強風。

前半は鈴鹿が追い風で優位。

実際に,松江ディフェンスが,ボールをヘディングでクリアしようとして,頭上をオーバーする場面も見られる。

なるほど。これはやりにくい。

そして,後半は鈴鹿が風下だ。

なんとか前半で1点欲しい。

 

前半22分。

中盤の底でボールをキープした藤田(6)がズバリと縦にクサビのパスを入れる。

受けたのは和田篤紀(25)

キタ!

和田はボールの勢いを殺さずに,ボールを内巻きにターン!!!

その時点で寄せていた松江の選手2人を,そのターン一発で振りほどく。

上手い!

その時点で,すでにトップスピードで駆け上がってきているサイドバック田中貴大(27)

キターキター!!!

田中の精度十分のクロスが届くのは・・・

俺たちの重戦車,藤沢ネット!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0

ネットの,ランニングダイレクトボレーシュートで,鈴鹿先制!!!

よっしゃ!

ネットナイス!

タカヒロナイス!

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流経大戦では左サイドハーフだったが,この試合では右サイドハーフに入っている,「優しい鉄人」,藤沢ネット(9)

本来フォワードの選手だが,もともと献身的なディフェンスが上手い選手なので,しっかりサイドでディフェンスしている。

大きな体を相手とボールの間にスルッと入れて,後方の田中貴大(27)の上がりを待つ。

ディフェンス上手い。そして全体のために体を張ることができるナイスガイ!

そしてネットの恐ろしいところは,やはり攻撃面。

サイドからの攻撃に対して,中に入ってくると一気に得点の感覚が濃くなる。

ネットがゴール前に来るということは,インド象がゴール前に来るくらいの圧力があるので,そりゃ相手のディフェンスもプレッシャーを感じる。

なかなかJFLでゴールを奪えなかった。

でもネットが悪かったわけじゃない。

その献身的なプレイは,たくさんの得点のフォローをしたし,アシストもした。

でも,サポーターはネットに点を取ってほしかったんだよ。

ネット!

もう一回ナイスゴール!!!

この試合絶対に勝つぞ!

ネットとダンスするぞ!!!

 

前半の半ばでの得点。

鈴鹿サポーターで,この時間帯,この点で緩む者はいない。

逆にあちこちから,ここをしっかり!と声が出ている。

 

中盤の藤田(6)が,それが分からないわけがない。

トップ下の堀河(10)が,より激しく競り合ってボールをものにしようとする。

和田篤紀(25)が,早い段階で相手の攻撃を潰しに走る。

野口(34)が吠えている。

 

みんな分かっている。

ここが締めどころだ。

 

雨は霧のように細かくなってきた。

カニシは暖かい着替え?を持ってきたので,体が濡れるのは大丈夫だが,風が体を冷やす。

上空の風は台風のもので,やはり相当きつく吹いている。

 

前半は鈴鹿のロングボールが伸びていて,松江ディフェンスは少し気を使いながら落下点を慎重に見極めている。

それが分かっているので,鈴鹿はその目測誤りを狙ってドンドン前に出ていく。

 

センターフォワード,ワントップに君臨する,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

ロングパスで一気にリンタロウに届くボールが来ているが,ヘディングでの競り合いで松江と十分勝負できている。

そして,落としたところには必ず堀河(10)がフォローに入っているので,孤立することなく,波状攻撃で良いボールが入っている。

ボランチから一旦堀河に入り,クサビで受けて,和田(25)が突っ込むなど,ワン・ツー・スリーの動きの中心としてリンタロウは良い感じにプレイしている。

この試合ではロングボールが多用されているため,両チームともにディフェンスラインが低くなることがある。セカンドボールを奪えば,バイタルエリアにスペースがある。

相手ディフェンス前で,クサビのパスを受けるリンタロウ!

シュートまでもう一息。

行けるぞ,行けるぞ!

リンタロウ!点取ってくれ!

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試合は変わらず鈴鹿ペース。

サイドの攻防で先の先を取る遠藤純輝(13)

中盤でバリバリ動く和田篤紀(25)

トップ下の天才,堀河俊大(10)

先制の重戦車,藤沢ネット(9)

そしてゴールハンター,リンタロウ(7)

そうそうたる鈴鹿の攻撃陣が再々,松江ゴールに詰め寄る。

しかし,しかし,しかし,しかし,

松江のゴールは硬い。

もう1点。

このグラウンドコンディションならば,もう1点を取ればぐっと楽になれる。

 

その追加点が奪えず

 

前半終了。

 

 

 

控え選手のコーヘル終了後に,コンコースに向かうナカニシ。

寒い。

風の当たるところはとても寒い。

 

グラウンドコンディションが悪い中で,選手達は十分に戦えている。

しかし,この滑るグラウンドでプレイするのは思った以上に体力を消耗するだろうし,怪我なども怖い。

選手交代とそのタイミング。それと,その選手が試合に入れるかがポイントなのでは。

 

控え選手の動きをみる。

鈴鹿の選手は一騎当千,千軍万馬。

みんな途中出場でも100%出せるよう牙を研いでいる。

 

さあ行こうぜ!

 

 

後半開始。

 

後半の風は鈴鹿への向かい風。

時折,急に横風に変わることがある。

アレナス(30)がゴールキックの際に,ボールが風で動いて置き直さねばならないくらい風が強い。

 

後半開始は両チームともに互角の展開。

しかし,徐々に松江が押し込んでくる。

 

ネットや(9)遠藤(13)が,サイドから引きつつ守備をする,松江は中-外-中と上手く動きながらパスを回す。

 

松江はベンチから指示が出ているのか?思い切ったプレイで全体が意思統一している。

サイドと中で呼吸を合わせて,ミドルシュートを多めに打つ。

そしてロングボールは鈴鹿が向かい風。

鈴鹿からの飛ばないボールに対し,前に出つつ押し込んでくる。

 

サイドバックの,「BE.COOOL」,宮本和輝(29)

この試合では特に右サイドの田中貴大(27)の攻撃が目立っており,その分センターバックの木鈴(4)が右サイドの裏のケアに行くことが多い。

自然,野口もスライドし,宮本も中に絞ってくる。

センターバックもできる宮本に死角は無く,この試合で鈴鹿はサイドの裏を(たぶん)一度もやられなかった。

宮本の強さは,鋭さや切れ味ではなく,職人の様なコツコツとした地道なディフェンスだと思う。

1対1では決して抜かれず,相手のスピードを殺し,駆け引きでも負けてはいない。

相手にとってやりにくいディフェンス。それが鈴鹿のステキな宮本。

後半,松江が押し込んできた。

しかし,ナカニシの記憶では,この試合はディフェンスが深くえぐられた覚えが無い。

宮本完璧だ!!!

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鈴鹿陣内で松江の攻撃を受ける展開。

鈴鹿はカウンターで遠藤やリンタロウを走らせたいが,ロングボールは滑って長くなったり,水溜りで止まったりするので,上手くカウンターで走れない。

松江はロングボールも入れてくるので,鈴鹿はディフェンスラインも下がり,中盤も全体も引き始める。

逆に松江は強風の影響でロングパスで裏を取られにくいため,相当ディフェンスラインをあげている。

前半の鈴鹿の優位が,そのまま後半の不利になった。

鈴鹿は大きなクリアのはずが押し戻されて,自陣に戻ってくるような強風。

これはきつい。

これを残り45分か!

 

松江は積極的にミドルシュートを打ってくる。

もちろん,濡れたボールのキャッチを嫌い,ゴールキーパーが弾くのを見越して何人も飛び込んでくる。

枠にさえ飛べば何かが起きると,相当遠い位置からも狙ってくる。

そして,風に押されてそのシュートは脅威となる。

 

ゴールキーパーの,「ファインセーバー」,セルヒオ・アレナス(30)

この試合の始まるまで,アレナスがどんなプレーヤーなのか,ナカニシには,まだ全然わからなかった。

鈴鹿には,月成,佐藤,岩脇,高宮,それぞれいつ試合に出しても大丈夫な素晴らしいキーパー達がいる。

その中で,アレナスは何ができるのか?

後半は特に強風でキックの精度には苦心しているアレナス。

ボールを蹴るにも,セットしたボールが動くほどの強風。

鈴鹿が押し込まれている時だからこそ,ゴールキーパーからのキック一閃は狙いたいところ。

そして後半,アレナスが自らのプレイを存分に発揮する。

松江のミドルシュートに対して,超反応で徹底的に叩き返すアレナス。

セットプレイからのこぼれ球に対し,ペナルティエリアすぐ外から撃たれても反応している。なんという反応!

自分の定位置からシュートの軌道上まで到達するスピードが速く,引き絞ったゴムを弾くようにピン!と飛ぶ。

自らの飛ぶスピードを知っているためか,一瞬ボールを見て,跳ねるように飛ぶ。

ナイスセーブの連発。

そして,濡れたボールを嫌い,アレナスはほぼ全てキャッチせずに遠くまで弾いている。

サポーターの「あー」という声が,「おー」という声に変わる。

アレナス!全部止めてくれ。頼む。

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後半21分

(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)11泉宗太郎

 

ディフェンス時にイエローカードを受けていたネットが交代。

この大事な場面に,代わって入るのは,サポーターの信頼絶大の泉。

泉,頼むぞ。

鈴鹿の攻撃の時間を増やしてくれ。

 

サイドバックの,「イナズマクロス」,田中貴大(27)

前試合の流経大戦でも,ほぼアシストはタカヒロだった。

そして,この試合のアシストもタカヒロが記録。

長・短・速・遅,多彩なクロスを持つが,何よりもその精度は凄いとしか言いようがない。

後半の鈴鹿は防戦一方になっている。

大きなサイドチェンジも,風の影響でコントロールが定まらず,タカヒロも思い切ったオーバーラップがしにくい。

その分,サイドのディフェンスで気を吐くが,松江が人数をかけて攻めてくるので,かなり苦労している。

しかし,一度もスパッと抜かせてはおらず,最悪のカットインは留めている。

泉が入ったことで,サイドの縦の強さは十分となった。

自らの役割をしっかり認識して,オーバーラップを控え,セーフティファーストでバックアップする。

とても良い。押し引きと試合を見る目がとても良い。

タカヒロ。勝つぞ!

必ずだ!

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後半始まってすぐから,何かのたびに主審が時計を止めるしぐさをする。

こんなに頻繁に時計を止めるしぐさをする主審を見たのは初めて。

そして,スローイン時に遅延でイエローカードが出る。

そこまで試合は終盤では無い時点で。

 

いやいや,鈴鹿は1対0の試合で,こんな時間から守りに入ったりはしない。

試合終盤,そしてアディショナルタイムまでいつひっくり返されるかドキドキしている。

そして,松江にはそれだけの力がある。

 

後半は雨がほぼ止んだ。

松江のグラウンドは水はけが良く,グラウンドのサイドの一部を除いて,ほぼ水溜りは無くなっている。

松江のパス回しからのシュートが何本も鈴鹿ゴールを脅かす。

そう,ナカニシの松江のイメージはこれだ。

この連携の良いパスからの攻撃で,昨年,地域CLで敗戦した。

松江のリズムの良い攻撃は脅威。

なんとか止めろ!!!

 

鈴鹿サイドバックの守備がしっかりしており,ゴールライン上を中にえぐられることはない。

しかし,サイドハーフを止めても,一旦後ろに戻して,斜め後方からロングクロスは入れられてしまう。

 

センターバックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)

※ちなみにこの漢字は(フトウフクツ)と読みます。

グラウンドコンディションの悪い中でのロングボール。

そして後半の,ロングクロス。

どちらも木鈴最強伝説を証明することとなる。

空中戦での頂点が高く,到達時間も早い。

また,そのフィジカルで押しても引いてもバランスを崩さない。

強い。木鈴強し!ナカニシも唸る強さ。

そしてこの試合で,木鈴は徹底的にセーフティにディフェンスした。

クリアボールを有利にするため無理をしたり,ディフェンスラインでパス回しをすることはなく,迷わずあっさりとタッチラインを割る。

昨年の藤井竜選手のような,迷いの無い徹底的に冷酷なまでのディフェンス。

木鈴,ゾーンに入ったか?

木鈴のプレイは試合を通して徹底しており,その集中に切れ目は無かった。

木鈴!ナイスだ!!!

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後半30分

(OUT)25和田篤紀 ⇔ (IN)19海口彦太

 

前半から攻撃を活性化させ続けた和田が下がり,サポーターの期待値の高い海口が入る。

(たぶん)海口は右サイドに入り,堀河(10)がボランチに入った様子。

(たぶん)鈴鹿は4-4-2に変えていると思う。

 

松江も選手を交代して攻勢に出てくる。

カニシの知る松江らしさが出てきた。

松江上手い,そして強い!

 

鈴鹿は防戦一方だが,堀河(10)がボランチに入った。

カニシは堀河への信頼が高いので,ボランチの堀河はちょっと嬉しい。

ハードに当たる闘士のようなディフェンスではなく,堀河は危ないコースをきちんと切るディフェンスをする。

そのため,後半の松江のクサビのパスは堀河がコースを切っていた。

さすが!

 

途中から入った泉も,少しでも松江陣内でプレイできるよう攻撃の起点になろうとしている。

しかし,鈴鹿はディフェンスが引いているため,フォローが少なく,泉が孤軍の形になってしまう。

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鈴鹿が散発的に攻めるが,主導権は松江。

しかし,鈴鹿は崩れていない。

 

通してはダメな部分は,藤田(6)が目を光らせている。

野口,木鈴のセンターバックも集中がちょんちょんの針のようだ。

 

後半35分

(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)16小口大司

 

最後の切り札的に出場機会の増えている小口が入る。

カニシが叫ぶ!

小口!もう残りずっと走り続けろ!

 

野口(34)の声が良く聞こえる。

ボールが外に出るたびに藤田(6)が指示を出している。

サポーターの声が悲鳴のようになっている。

太鼓が途切れ,みんなの手拍子と声だけが響く。

カニシが知らず知らずのうちに手を握って祈っている。

 

何に祈る?

俺たちの選手達に決まっている!

 

小口が走って走って松江ゴールキーパーに襲いかかる。

ゴールキーパーのキックのコースを限定し,キックミスを誘いボールはタッチラインを割る。

小口!この一歩がビッグプレイになるぞ!

 

途中から入った海口(19)

なかなか出られない状況で,若武者にチャンスが回ってきた。

しかし,海口は全く焦っていない。

驚くほど,自分自分ではなく,チームプレイに徹する。

もっとパス出したいだろう。

もっと攻撃参加したいだろう。

もっとアピールしたいだろう。

だけど海口の選んだプレイは,徹底的に時間を使うプレイ。

 

クロスをあげずにコーナーキックのゾーンまでボールを持っていき,そこで体を張ってボールをキープする。

その献身的な姿があまりのカッコ良いので,ナカニシは試合終了後からずっとマネしてた。

試合後,サポーターが言う。海口見事!

 

試合時間は刻一刻と流れる。

両チームが激しい当たりを繰り返し,セットプレイも増えている。

しかし!

ディフェンス大将・野口。空中戦の覇者・木鈴はこの時間帯でも集中を切らさず,徹底的なセーフティプレイを続けている。

 

アディショナルタイムは4分。

長い。長いアディショナルタイムだ。

 

この時間!

サポーターが守り通せ!

鈴鹿サポーターの力を見せろ!

遠方からも選手に元気を届けてくれ!

勝とう。絶対勝とう。

 

祈るような時間。

走り続ける小口。

時間を使う海口。

倒されるがすぐに立ち上がる藤田。

泉もディフェンス頑張っている。

 

もう少し,もう少しで・・・。

 

試合終了。

 

笛の音の瞬間,爆発するスタンド。

涙なのか,歓声なのか,みんなが何を言っているのか分からない。

良かった。勝った。良かった。

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの人が,島根県の松江まで応援に来てくれました。

そして,もっとたくさんの人が,鈴鹿アンリミテッドを応援してくれました。

みなさん,ありがとうございました。

 

凄いたくさんのお土産をいただきました。

シャインマスカットもいただきました。

松江シティサポーターさんからも,ご当地のお菓子をいただきました。

全て,現地のサポーターでいただきました。

勝ち菓子と,勝ちシャインマスカットは最高でした。

お土産いただいたみなさん,ありがとうございました。

 

この試合には懐かしい顔が見られました。

2017シーズンまで鈴鹿に在籍していた大淺隼也選手です。

大淺選手は松江シティに移籍して,その後,退団して今も松江に住んでいるそうです。

試合後に鈴鹿時代の大淺チャントを歌いました。

(映画,蒲田行進曲のテーマ)

「ラーララーララララーラーララララ,オ・オ・ア・サ・シュンヤ~」

大淺選手,来てくれてありがとうございました。

これからのご活躍と,また会えることを楽しみにしています。

 

さて,この試合のMVP。

VictoryCross賞ですが・・・。チャッチャラー

サイドバック,「イナズマクロス田中貴大選手(27)に送りたいと思います。

献身的な走りと,ナイスアシストでした。

タカヒロ!ナイス!

次の試合もよろしくお願いします。

 

試合後に,選手たちがスタンドに向かった挨拶に来ました。

バンザイ三唱の後,スズカアレーの歌を歌いました。

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ネットが初ゴールを喜んでダンスしてくれました。

ネット最高!

残りの試合で,もっともっと点取るよ!!!

 

そして,ファインセーブのアレナスと,なんと!藤田キャプテンが踊ってくれました。

どんな時でも厳しい表情を崩さず,いつもいつも苦しそうだった藤田が踊りました。

誰よりも思い重圧と勝利へのプレッシャーを背負っていました。

スペイン人監督であるミラ監督とのコミュニケーションも大変だったでしょう。

連敗中で雰囲気が悪くなる選手達をまとめ,前向きに試合に挑むのも大変だったに違いありません。

その藤田浩平が楽しそうに笑って踊りました。

カニシは嬉しくて,藤田が笑ってくれて嬉しくて,ちょっと泣きそうでした(泣いていない)。

良かった。

勝てて良かった。

 

会場を出てから,ナカニシは暖かい服に着替えました。

それが偶然,くまのぷーさんでした。

また,こんなことして,と思うかもしれませんが,簡単に言うとゲン担ぎです。

それと,こんなものまで持ってきて,勝つことを信じたくて,勝ったときのことだけを考えたくて持ってきました。

でも,次からは持ってきません。

カニシがゲンを担ぐべきは,こんなことではないからです。

カニシが祈るのは,選手たちに対してです。

だから,踊るぷーさんはこれで見納めです。

 

ぷーさんは,まだ興奮の冷めないサポーターたちと一緒に,選手たちの乗るバスを見送りました。

アンリミテッドのバスの窓は,外から見えないように濃いスモークが張られています。

なので,乗車したら外からは選手たちが全く見えません。

バスに向かってサポーターが手を振りました。

「ありがとうー」「お疲れさまー」「最高ー」

そうしたら,バスの中からたくさんの星がきらめきました。

選手たちが,スマートフォンのライトをサポーターに振ってくれました。

たくさんの光が揺れてました。

 

全世界に言おう!

うちの選手最高!!!!!!!

 

 

 

鈴鹿はJFLのリーグ戦初の連勝です。

下位の残留争いの中で,この2試合の勝利はとても大きいです。

だけど,リーグ戦は残り8試合。鈴鹿アンリミテッドのJFL残留はまだ決まったわけではありません。

 

茨城国体開催で少しの中断期間に入ります。

選手達は怪我を治してください。

疲れを癒してください。

そして,次に向けてさらにトレーニングを積んでください。

 

来シーズンに向けて1つでも上の順位に食い込めるよう,サポーターもしっかり応援していきたいと思っています。

 

さあ行こうぜ,明日目指し。何度でも,くじけても。

さあ行こうぜ,夢めざし。歩みを止めずに。

次はAGFでラインダンスだ!!!

 

もう一回言っておきましょう。

うちの選手は最高です。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第24節 10月19日(土)13:00 ヴェルスパ大分 @三交スポーツの杜鈴鹿メイン(鈴鹿市)

JFL第25節 10月27日(日)13:00 ソニー仙台 @めぐみ野サッカー場(宮城県仙台市

 

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