VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第18節 対 FC刈谷

みなさんこんばんは。

 

今日のナカニシを例えるならば・・・

サウナに入って,(水風呂に入らず)給水して,またサウナに入る・・・を5回くらい繰り返した感じです。

 

試合後に片づけをして,9時30分ごろに帰宅しすぐお風呂に入りました。

お風呂を出る時に,全身に水を浴びました。

身も心も,完全に整いました!

 

今からブログを書くと,だいたい4時間から5時間かかります。

完成は深夜になるでしょう。

 

カニシの最高に楽しい時間の始まりです。

イェイ!

 

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試合の日が来る。

4連休の最終日。

カニシは,3日間三浦新監督の練習を見学した。

正直なところ,不安が大きい。

ミラ監督の時とは全く違う指導と戦術。

選手たちは対応できるのか?

 

今日の対戦相手は,FC刈谷(以下,刈谷と書きます)

東海リーグ時代から,鈴鹿の最大のライバル。

何度も何度も負けた。

今シーズンは,今ところリーグ戦と天皇杯鈴鹿が2勝している。

しかし,刈谷も監督が交代し,意気が上がっている。

もともと実力のあるチームだけに,一寸の油断もならない。

 

じっとしていられないナカニシは,11時に現地に到着(試合は18時から)。

まだチームスタッフも来ていないので,あてもなく三交鈴鹿をうろうろして,汗だくになる。

 

スタッフが到着し,少しずつ準備を進める。

汗が帽子のつばからしたたり落ちる。

この暑さの中で戦う選手たちに,少しでもパワーを届けたい。

ノボリや横断幕のヒモを結ぶ手にも力が入る。

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選手たちの状態はどうだ?

戦えるのか?

迷いは無いか?

 

いや,サポーターこそ戦わなくては。

そう,サポーターこそ迷い無く応援せねば。

 

ガオーーーーーーー!!!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19田村翔太・7リンタロウ・15菊島卓

ポジション不明 4橋本晃司

MF 29坂本広大・8海口彦太・13蓮沼翔太

DF 39阪田章裕・36日根野達海・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

試合開始。

 

なんと鈴鹿は3-4-3のフォーメーション。

ただ,橋本はボランチではない?

3日間練習を見ていたナカニシもびっくり。マジ?

監督就任1週間で,この形をぶつけてくるのか?

※このフォーメーションは流動的に動きますが,それはこのブログでは書きません。ナカニシにもよく分からないからです。そのためポジションは適当です。

 

さあ,どんな戦いになるのか?

 

最初に一発ぶちかましたのは,

フォワードの「スピードスター」,田村翔太(19)

試合開始直後に,リンタロウがチョンと出したボールに,一気に抜け出すタムショー。

弾丸シュートは刈谷GKのファインセーブに阻まれるが,リンタロウとの連係も良く,動きにキレがある。

前半の田村は,とてもシンプルに裏に走っていて,前半だけでもかなり仕掛けていた。

そうそう。良い感じ。

自分のストロングポイントで勝負できていて,十分に刈谷ディフェンスに脅威を与えている。

やはり,相手ディフェンスにとって怖いフォワードであって欲しい。

前半の3トップは,全員が前へ前へと押し出す推進力と,相手ディフェンスへの圧力があった。

試合を通して,田村翔太はその力を存分に発揮し,ゴールを狙い続けた。

ナイス!タムショー!

最高だぜ!

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試合は,ほぼ互角。

ボールはわずかに鈴鹿がキープする時間が長いが,刈谷も良く走りプレッシャーをかけてくる。

鈴鹿ディフェンスのパス回しに,刈谷の複数の選手が一気に圧力をかける。

 

ディフェンスの,「鈴鹿の阪ちゃん」,阪田章裕(39)

ディフェンス間のボール回しに寄せる刈谷の攻撃陣に対し,実に落ち着いてボールをさばいている。

中村俊貴(20),蓮沼翔太(13),そしてディフェンス?アンカー?の日根野達海(36)らが,阪田からのパスを受けていて,互いの連携もいい。

刈谷の攻撃陣はフィジカルも高さもあるが,阪田は空中戦にも強いため,十分に対応している。

落ち着いた立ち上がり,慣れないフォーメーションだがバタバタし感じはない。

阪田が最終ラインを良く整えている。

阪ちゃん,頼むよ!

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左のMFっぽい位置にいる,坂本「カットイン」広大(29)

左サイドでボールを受けると,田村翔太(19)との連携で,縦にぶっちぎる。

縦に行くけど,広大はカットインするぜ!

カットインからのシュートは枠をとらえきれないが,こぼれ球を蓮沼がミドルシュート

坂本が試合序盤に良い駆け上がりを見せた。ナイス!良いよ良いよ!

しかし,刈谷の右サイドには,以前鈴鹿に所属していた田中貴大選手がいる。

この田中選手の前への圧力が凄い。さらにはロングスローも投げてくる。

鈴鹿の左サイドは,徐々にディフェンスの時間が長くなり,押し込まれる展開が続く。

坂本!ディフェンス面でも頑張れ!

田中貴大選手を止めろ!

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試合は徐々に鈴鹿ペースに。

しかし,ボールを奪われてからの刈谷のカウンターがグサッと刺さる。

早い段階で止めたいが,タイミングによっては1ボランチになる海口(8)が,刈谷のパスワークを止められない時がある。

 

前半8分。

左サイドからの刈谷の1本目のコーナーキック。キッカーは田中貴大選手。

一度は跳ね返すが,再び左サイドに。再び田中選手のクロスボール。

嫌なところに入れてくる。

中で競り合ったボールを頭で合わされて失点。

0-1

 

試合の序盤で失点したが,ベンチからも声が出ている(特に三浦監督)。

選手たちも話をして,次のプレイに備えている。

大丈夫。

俺たちはこんなことで崩れはしない!

サポーターも元気に手拍子するぞ!

 

鈴鹿のボールを保持する時間が増えてきた。

ただ,保持するだけでなくチャレンジしている。

鈴鹿のボール回しのテンポと質が,前節とは全く違う。

 

ポジション不明,橋本晃司(4)

先に書いておきましょう。この試合の橋本は凄かった!ナイス!

そして,川里が出場していなかったため,ゲームキャプテンをつとめる。

この素晴らしい橋本が,パス回しの中で強烈なアクセントをつけていく。

ワンタッチで世界が変わるほどのプレイ。

橋本から田村へ絶妙な角度のダイレクトパスがズバッと通る。

それを完璧なトラップで納める田村翔太(19)。そして走り込むリンタロウ(7)へ。

リンタロウのシュートは枠をとらえられないが,テンポの良い攻撃を橋本が紡ぎ出していた。

そして,この試合では,前線からのプレッシャーのため,全力疾走でボールを追う橋本を何度も見た。

橋本,良く走った。良く戦った。

ナイス!

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鈴鹿は良いプレイで刈谷陣内に攻め込んでいる。

得点の匂いもしている。

でも,最後の最後で,刈谷ディフェンスが硬い。

 

ワントップのような形で前線に残るのは,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)。

高さのあるリンタロウがいると,何となくハイボールで入れたくなるが,今日はリンタロウにハイボールではなく,足元にズバリとパスが入っている。

全選手がクサビで縦に早くボールを入れるのを狙っているように見える。

足元の技術も高く,ピタッと止めているリンタロウ。

周りで田村翔太(19),菊島卓(15),橋本晃司(4),が流動的に動き,リンタロウからのポストプレイを受ける。

リンタロウがワントップで孤立している感じはない。

前線からの追いかけるプレスも,リンタロウだけでなく,みんなが連動してワッと寄せている。

リンタロウも得点の匂いがするぞ。

リン!

出し切れ!

やり切れ!

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三交スポーツの杜メインは西日がきつく,まだまだ暑い。

鈴鹿の選手たちは,ナカニシの見た感じ,いつも以上に走っている。

そして,とても良く戦えていると思う。

しかし,ナカニシの不安は,慣れないフォーメーションによるマークのズレとミス。

 

ディフェンス?中盤?の「鈴鹿の未来」,日根野達海(36)

こちらも先に書いておこう。

日根野達海くん。君は最高でした。まだ伸びると思うとナカニシはワクワクが止まりません。

さて,そのナイスな日根野

このよく分からないフォーメーション?のカギになっていたのが日根野達海。

3バックのディフェンスであり,アンカーであり,ボランチだった。

どのポジションでも言えるが,日根野はとにかく視野が広く,ルックアップ(顔を上げて)してプレイしている。

相手にプレッシャーをかけられても,体半分ずらしてパスコースを作る「間」は見事。

大卒のルーキーのはずだが,落ち着いたベテランのようにボールを展開している。

前述したクサビのパスを最も得意とするのは,日根野なんじゃないかと思う。

顔を上げていて,視野が広いので,パスコースが良く見えている。

三浦監督のフォーメーションは,さらに次に展開する。

試合を通して,日根野はそのフォーメーションにバッチリ対応した。

サッカー頭脳も高い。

日根野。まだまだ先を目指そう。一緒にJに行こうぜ!

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鈴鹿の選手は良く走っているが,集中はキレていない。

ただ,マークの受け渡しや,中盤のスペースを突かれる場面が出てくる。

 

ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(1)

ディフェンス間の受け渡しや,パス回しも十分に対応している力哉。

そして,慣れないフォーメーションに対応するため,良く声が出ている。

「ナイス!」とかの仲間を勢いづける声も力哉から出ている。

さすが,男の中の男。

この試合,結果的には鈴鹿が勝利したが,危ない場面も多々あった。

前半の終盤,菊島(15)が後ろから来る相手に気づかず,緩いバックパスを出した際にも,力哉が体を張って何とか止めた(ホントに危なかった)。

力哉の集中がビンビン来る。

良い集中だ。この力哉からはそうそう点が取れないぞ。

 

前半の終盤。

田村翔太(19)が仕掛け続ける。

コーナーキック橋本晃司(4)が狙う。

リンタロウが(7)体を張る。

それでも刈谷は崩せない。

ディフェンスは固い。

 

前半アディショナルタイム

時間的にはラストプレイ。

左右に揺さぶり,蓮沼(13)が溜めて,日根野(36)がダイレクトで菊島(15)へ。

菊島(15)が走る走る走る。

刈谷ディフェンスが体を張って止めに行くが,菊島は倒れずに踏ん張る。

良い!

来た!

菊島から中で待つリンタロウ(7)へ

リンタロウが体を張って,ボールを後ろに流す。

マークを外して,走り込んできたのは・・・ハ・シ・モ・ト!

橋本晃司(4)だ!!!

ゴーーーーーーール!!!1-1

 

橋本が鈴鹿で初得点!ナイスシュート!

そして,菊島,ナイスナイスナイス

相手を引き付けて,後ろに流したリンタロウも見事過ぎる!

この1点はデカいぞ!

ナイス!

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイムには,鈴鹿フェスティバルが中止になったため,踊りの発表の場を失ったダンスチームのみなさんが踊ってくれる。

力強い演舞にスタンドからも自然に拍手が起きる。

 

この試合は三浦監督の初采配。

カニシの印象とは全く違う采配だった。

 

綿密に計算して,展開を考えて・・・ではない。たぶん。

フォーメーションも選手も,(ある意味)荒っぽく決めて,それに対応できるかできないか。

対応できれば勝利するし,できなければやられる。

なんとか対応するために,運動量と戦術理解をグイグイ求めている感じ。

 

前半は,最後までどんなフォーメーションなのが分からなかった。

たぶん,流動的に動きつつ,臨機応変に対応していたのだろう。

字で書けば簡単だが,なかなか大変。

 

しかし,前節と比べて,明らかに選手達の動きが良い。

そして,最後の最後まで自分の力を振り絞ろうとしていると思う。

サポーターとして応援したくなるような試合。

 

さあ行こうぜ!

勝利を目指して!

 

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後半開始。

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)24川森有真

(OUT)29坂本広大 ⇔ (IN)6西村仁志

 

なんという交代。

カニシもビックリ。

これでフォーメーションが変わった。

この選手がここに来るの?という驚きも。

・・・そして,このフォーメーションで選手達がより一層躍動する。

 

パスを回すのではなく,常に前に出すのを狙っている感じ。

海口(8)が前線に飛び出し,川森(24)が走り,田村(19)がドリブルする。

鈴鹿は1人目,2人目だけでなく,3人目も良く走っている。

そして,3人目として走っているのは,一人だけじゃない。

 

右のどこかにいる,「馬王」,菊島卓(15)

前半の最終盤に左サイドから見事なアシストをした菊島。

後半は右サイドから攻撃の起点を作りつつ,自らも正確なクロスボールを入れる。

菊島はパスアンドゴーが鋭いので,自らも抜け出すことができる。

後半の序盤は菊島の右が攻撃の激震地。

菊島のクロスボールが強烈なため,刈谷の4人のディフェンスが中に絞る。

鈴鹿がサイドを攻略し始める。

そして,なんと菊島はロングスローまで!めっちゃ飛ぶやん!

菊島!良いぞ! 

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後半の序盤。

鈴鹿の攻撃がえらいことになっている。

これぞ波状攻撃という攻撃が続く。

 

その原因は・・・

中盤の,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

後半から交代で入ったが,西村がセカンドボールをカバーしまくっている。

ここまで拾うかというほど拾いまくる西村。

ボールを奪われても,チェックが早く西村がすぐに潰してボールを奪う。

効いている。

西村最高に効いている。

日根野(36)と海口(8)との間も良く,中盤にスペースができなくなった。

さすが西村。

そして,西村の本当の姿であるセクシーフットボールがチラチラ見える。

前に前にボールを動かす西村。

自らも持ち上がり,鋭くパスを狙う。

キタ!この西村でた!

前線の選手も良く動いている。

良いぞ。良いぞ。西村。

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この時間帯に海口がイエローカードを受ける。

なんと,海口か累積で次節出場できないとは。

 

中盤の,「ネクスバンディエラ」「鈴鹿の若き司令塔」,海口彦太(8)

大卒一年目からミラ監督の下で成長した海口にとって,監督の交代は辛かっただろう。

だけど,ミラ監督と過ごした2年半の指導は決して無駄じゃない。

海口,それを存分に証明してやろうぜ。そして,さらに上のレベルを目指そうぜ。

前半は中盤をほぼ一人で支えていた海口。

良く走り,バッチリ戦えている。餓えている海口が少し戻ってきた。

そして後半。西村,日根野が中盤を抑えているため,少しポジションを上げてきた海口。

そうそう,海口は1.5列目のトップ下が良く似合う。

 

後半17分。

日根野(36),西村(6)が中盤でじっくりと組み立てる。

左サイドの蓮沼(13)が中にクロス。

一度は跳ね返すが,それを川森(24)が奪い音速のターン!

中で待つのは,橋本晃司(4)。

橋本がボールをそらす!

奥から突っ込んできたのは・・・海口彦太!

海口が体ごと突っ込む!

ゴーーーーーーール2-1

 

海口のゴールで逆転!

川森のターンからのクロスも良かった。

そして,橋本も効いてる。

ナイスゴール!

 

ベンチから三浦監督が叫んでいる(ずっと)。

落ち着け。とか。大丈夫とか。

 

まだ試合は十分に残っている。

逆転して,逆に浮足立ってちゃいけない。

 

刈谷がドンドン選手交代をする。

日が落ちて暑さは弱まったが,まだまだ暑さがスタミナを奪う。

選手交代も試合の行方を左右する。

 

点を取るために刈谷が押し込んでくる。

交代してフレッシュな選手が走り込む。

ギリギリで鈴鹿がクリア。

そのボールを橋本(4)が川森(24)に。

川森が潰されながらも,何とか後方の蓮沼(13)につなぐ。

 

ギリギリでクリアし,仲間がなんとかつないだ展開。

ここで蓮沼(13)は,ボールを持ったまま「間」を取る。

ディフェンスの,「ハスのダンディズム」,蓮沼翔太(13)

逆転した鈴鹿。追う立場から,追われる立場に。

どうしても勝利したいチームとしては,早く3点目を取って楽になりたい。

そして,刈谷は選手交代を行い猛然と突っ込んでくる。

そんな時に,ハスがボールをキープして,「間」を取る。

その姿を見て,ちょっと落ち着く選手達。少し一息入れる選手達。

ニクイ。ダンディだぜ蓮沼。

蓮沼がサイドから冷静に試合を組み立てる。

ハス。頼むぞ!

 

後半のウォーターブレイクが終わり,残り1/4。

ここからが正念場だ。

 

刈谷はパスを回しつつ早く攻めてくる。選手たちも良く動き,斜めに早く走る。

危ない!

ディフェンスの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(20)

試合後にサポーターの仲間たちが滅茶苦茶ほめてた。俊貴凄い。

「鬼俊貴」とまで言われる俊貴のプレイは,鬼の金棒でぶん殴るようなディフェンスをする。

対人の当たりに強く,球際で負けない。最強のディフェンス俊貴のプレイのイメージは,太く跳ね返すディフェンスだった。

ところが,この試合の終盤,刈谷が前に前に出てきた。

引いたらスペースができてやられてしまう。

前に出て,ディフェンスする俊貴。ズバッと切り裂くようなスライディング炸裂!

その鋭いプレイにスタンドが沸く。凄い!

このスライディングは1度だけではなく,その後も2度繰り出していた。

切れ味の鋭さにびっくり。

俊貴。ナイスマッスル!

最高のディフェンスだぜ!

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刈谷が押し込んでくるが,鈴鹿の攻撃の気持ちは折れていない。

日根野(36)が自らするするっと持ち込んで,思いっきりミドルシュートを放つ。

思いっきり過ぎて,枠に行かないが,その強い気持ちはとても良い。

 

なんとセンターバックの阪田(39)もオーバーラップして,ボールを求める。

鈴鹿はブレていない。

みんな戦っている。

 

そして,前線で躍動する,「褐色の稲妻」,川森有真(24)

献身的に前線で動き回る川森。

後半からの途中出場だが,最後には足が痙攣するくらい走っている。

決して大きな体ではないが,体を張って仲間を活かす動きをする。

川森のプレイは,献身的でひたむき。

川森。がんばれ。

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試合は佳境に入る。

刈谷が攻撃に手数をかける分,中盤のスペースが出てきた。

そこは海口(8)の縄張りだ!

海口(8)の高速の寄せからボールを奪い,田村翔太(19)へ。

田村のシュートはゴールバーに当たり,ゴールならず。

惜しい!

 

三浦監督の声が響く。

もう,ノドが潰れてるんじゃないか?

 

鈴鹿は攻撃の手を緩めない。

そして,守備もしているのだから,より選手は走っている。

 

刈谷もバタバタし始めた。

ゴールキーパーのキックミスで,橋本(4)の目の前にボールが転がる。

蹴り込めば一点・・・

しかし,なんとこのシュートがバーに当たる。

名人橋本がまさかのイージーミス。

 

いやいや,集中を切らすな。

このプレイをカバーするためにも,この試合勝たなきゃいけない。

ちゃんと勝利して,後から笑い話にしようぜ。

 

鈴鹿のディフェンスは集中が切れない。

俊貴(20)のマッスルが火を噴いている。

阪田(39)が声を出している。

岩脇(23)が齧り付くようにボールに喰らいつく。

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サポーターの手拍子が熱を持つ。

三浦監督が吠え続ける。もう何言ってるか分からない。

 

後半45分

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)35上田駿斗

 

ディフェンスの上田が入るが,フォーメーション的にどこに入るのか分からない。

5バックではなさそう。

 

交代してすぐのタイミングで,刈谷ロングフィードが入る。

中央の寄せが一瞬遅れ,ド真ん中からシュートを打たれる。ヤバイ!

が!しかし!

男,岩脇力哉は止める!

ナイスセーーーブ!

岩脇のスーパーセーブがチームを救う。

 

後半AT

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)14北野純也

 

大丈夫だ。

 

勝つぞ!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

津工業高校サッカー部のみなさんが,またお手伝いに来てくれました。

名古屋リゾート&スポーツ専門学校のみなさんも協力してくれました。

鈴フェスから来てくれたダンスチームのみなさんも力を与えてくれました。

ボランティアスタッフのみなさんは,今日も暑い中で一生懸命会場設営を手伝ってくれました。

この試合に関わった全てのみなさん,ありがとうございました。

 

そして,鈴鹿の夏のゲーフラ祭りにご協力いただいたみなさん,タオルマフラーを掲げてくれたみなさん,ありがとうございました。

選手たちにパワーを届けられたと思います。

ゲーフラや,タオルマフラーを掲げるのは,今後ともやっていきたいと思います。

みなさんのご協力,よろしくお願いします。

 

さて,この試合のナカニシ的MVP(旧VictoryCross賞)は・・・

先制ゴール。そして鈴鹿初ゴールの橋本晃司選手(4)に贈りたいと思います。

橋本選手,ナイスゴールでした。

そして,これからもたくさんゴール決めてください。

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汗をたくさんかいた一日でした。

今,深夜2時を過ぎました。

選手たちは疲れて寝いてる時間だと思います。

みんなお疲れさまでした。最高の勝利でした。

ちょっとの間,オフですね。

良い夢見ろよ!

 

カニシも今から寝るのが楽しみです。

今夜は浮かれて,良い夢を見ようと思います。 

 

おやすみなさい。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第19節 8月21日(土)15:00 対 ホンダロック宮崎市生目の杜運動公園

JFL第20節 8月29日(日)15:00 対 FCマルヤス岡崎@岡崎龍北スタジアム

JFL第21節 9月4日(土)15:00 対 MIOびわこ滋賀@AGF陸上競技

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。

鈴鹿の夏のゲーフラ大作戦

みなさんこんばんは。

 

オリンピックの開会式を最初から最後まで見ていて,(思ったより長かったので)ブログのアップが遅くなったナカニシです。

何となく見ていたら,最後まで見ちゃいました。

 

 

まずは,鈴鹿に新監督が来た話です。

みなさんすでに知ってると思いますが,三浦泰年監督が鈴鹿の指揮を執ることになりました。

さらに,ゼネラルマネージャー(GM)も兼任です。

三浦泰年監督。ようこそ鈴鹿へ。 

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カニシはサッカーの専門家じゃないし,評論家でもありません。

なので,戦術がどうとか,育成がどうとかは,本当はよく分かりません。

ただ,このチームができた時から,ナカニシが監督に望むのは,選手へのリスペクトです。

そりゃJを目指す中で,試合に出られない選手や,契約を更新できない選手も出てくるのは承知しています。悲しいけど厳しい世界なのは十分理解しています。

でもそこにいるのは,血と汗と涙を流し,人生をかけて日々サッカーに取り組むサッカー選手達に他なりません。

三浦監督。鈴鹿ポイントゲッターズとそこで戦う選手たちのことを,よろしくお願いします。

 

 

さて,そんなことでナカニシは,木曜日と金曜日の練習を見てきました。

カニシの主観ではありますが,三浦泰年監督の指導は,以前鈴鹿の監督をしていた小澤宏一元監督によく似ていると感じました。

というか,この二人はギラヴァンツ北九州で,監督(三浦泰年氏)とコーチ(小澤宏一氏)をやっていたので,似ているというか,たぶん三浦監督がオリジナルなのでしょう。

 

現時点で,スタメンは全く分かりません。

ただ,今まで控えだったメンバーが相当アピールしていて,そして良いプレイが連鎖的に連発している印象です。

暑い暑い日の練習でしたが,ナカニシは,とても活気のある練習だと思いました。

刈谷戦が楽しみです。

 

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そこで,今日はみなさんにお願いです。

 

日曜日の刈谷戦の選手たちを応援するために,ゲーフラを沢山掲げたいと思っています。

名付けて,

鈴鹿の夏のゲーフラ大作戦!」

 

ゲーフラというのは,小型のひとり用の手持ちフラッグです。

が!しかし!ゲーフラが無くても大丈夫です。

スケッチブックのカンペのようなものも大歓迎です。

さらに,それも無い場合は,タオルマフラーを掲げてもOK!

 

なんか楽しくスタンドの一体感を出すのが狙いですので,できましたら掲げてもらう方は,サポーターのいるホーム側に寄っていただき,グラウンドへメッセージを送ってください。

自分の想いを,メッセージやゲーフラ,タオマフを掲げてグラウンドに届けましょう。

 

当日のやることです(想定)

・選手の練習開始の挨拶の時に,みんなで掲げる。

・選手が入場する時に,みんなで掲げる。

・試合後の挨拶の時に,みんなで掲げる。

・誰でも参加大歓迎!

 

そして,注意事項です。

① ゲーフラやスケッチブックなどに,選手を侮辱する言葉や,差別的な言葉は決して書かないでください。

② タオルマフラーを掲げるのは違反ではありませんが,タオルマフラーを回す行為はコロナ感染防除のため禁止されています。タオルマフラーは回さないでください。

③ ソーシャルディスタンスを確保し,コロナ感染防除のルールを守ってください。

 

みなさん,お家にある画用紙にマジックで字を書いてもらっても十分です。

チームのタオルマフラーを掲げるのも,応援する気持ちは伝わります。

なんでも良いです。

選手にパワーを届けてください。

 

まだ,声を出す応援はできません。

ならば,今,できる事でなんとか選手たちに気持ちを伝えたいと思います。

みんながんばれ!

共に戦おう!

鈴鹿一丸!

 

みなさんのご協力,よろしくお願いします。

 

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練習を見ていると,体が熱くなって仕方がありません。

(たぶん,熱中症ではない)

 

カニシはずっとブログに書いてきました。

 

俺たちはこんなもんじゃない!

 

それを証明しようぜ!

やったろうぜ!

 

ではまた。

  

(今後の試合)

JFL第18節 7月25日(日)18:00 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第19節 8月21日(土)15:00 対 ホンダロック宮崎市生目の杜運動公園

JFL第20節 8月29日(日)15:00 対 FCマルヤス岡崎@岡崎龍北スタジアム

JFL第17節 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

 

以前の敗戦時に,「練習試合みたいだった」と書いた試合がありました。

残念ながら,今日の試合もそうでした。

 

ヴィアティン三重(以下,ヴィアティンと書きます)との試合は,ちまたで三重ダービーと言われています。

三重県内のサッカー関係者,スポンサーなどの注目度も高いと思いますが,鈴鹿ポイントゲッターズの完敗でした。

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書くことが無いので,今日のブログは省略版です。

試合内容については,YouTubeで出ているので,こちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=uJBKcpdtemg&t=3023s

 

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本日のスタメン(以後敬称略)

FW 24川森有真

MF 19田村翔太・4橋本晃司・6西村仁志・8海口彦太・15菊島卓

DF 13蓮沼翔太・35上田駿斗・39阪田章裕・20中村俊貴

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

試合開始からボールの保持率は圧倒的に鈴鹿

橋本(4)を中心に,ヴィアティンディフェンスを引き剥がしにかかる。

しかし,ヴィアティンは3-5-2を基本にして,ディフェンス時は両サイドが引いた5バックになるため,鈴鹿はヴィアティンを崩せない。

そして,鈴鹿は徐々に前への推進力を失っていく。

 

前半13分

スピードが上がらず,足を止めてパスを回す鈴鹿に対して,逆にカウンターでスピードの出るヴィアティン。

鈴鹿のディフェンス間のパス回しを一瞬迷った上田(35)からボールを奪い,そのままゴールキーパーと1対1を決められて失点。

0-1

あまりにもあっけない失点。

 

鈴鹿は引き続き,ボールを保持している。

海口(8),西村(6)はセカンドボールへの寄せも早く,失ってもすぐにマイボールにする。

 

前半20分。

楽しくパスを回していた鈴鹿だが,カウンターからマークが遅れる。

寄せが甘い!

フリーで豪快に蹴り込まれて失点。

0-2

ノープレッシャーでシュートを打たせてしまい,ゴールキーパー月成(1)も触れず,1点目同様,あっさり失点。

 

引き続き,それでもボールの保持率は鈴鹿

パスを回し続けるが,シュートまで全く行けない。

スピードの強弱が無く,勝負に出るようなプレイが見られない。

裏のスペースへのボールも,5バックのヴィアティンには通用せず,両サイドハーフの田村(19),菊島(15)は連動することができず,出番がない。

期待のワントップの川森(24)も,スピード,球際の競り合い,高さ,全てにおいて抑え込まれ,何もさせてもらえない。

 

センターバックの,阪田(39),上田(35)もセンターライン付近まで押し上げてくるが,クサビのパスは通らないため,サイドバックにパスを出し,そのままサイドに押し出されて潰される場面が続く。

 

トップ下の橋本(4)に渡ると,何かが起きそうな気がするが,状況を打開できず。

 

ここで前半終了。

 

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控え選手のアップを見るナカニシ。

 

この試合,2失点でリードされている状況だが,スタメンには全く元気がない。

みんな疲れ切って,下を向いてベンチに戻る。

ポジションの修正など,今,話をすることはあると思うのだが,そんな感じには見えない。

 

控え組のアップも元気がない。

声も出ていない。

みんな軽めに流している感じ。

 

なんだこれは?

 

なんだ?どうしたんだ?

 

鈴鹿は,こんな感じのチームだったか?

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始。

 

相変わらず,上手にパスを回す鈴鹿

 

しかし,前半同様,中を締められ,サイドに押し出されるため,クロスボールはおのずとロングボールになる。

しかし,ワントップにいる川森(24)らの鈴鹿攻撃陣は,それほど背の高くない選手ばかり。

ヴィアティンのディフェンスに易々とクリアされる。

 

ヴィアティンは,鈴鹿パスミスするのを,じっと待っている。

乱れた時に,全員が連動してガブッと噛みつく感じ。

オンとオフ,プレイの強弱がある。

 

鈴鹿は,サイドからサイドへ。

ディフェンスを経由してスムーズに回す。

危なくなったら再びディフェンスに戻す。

そこからどうやって点を取るんだ?

 

後半11分

ヴィアティンのカウンターからコーナーキックを与えてしまう。

それを,フリーで頭で合わされて失点。

0-3

 

後半18分

(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)29坂本広大

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ

(OUT)39阪田章裕 ⇔ (IN)26今井那生

 

一気に3人を交代。

そして,攻撃の起点となっていた橋本(4)が抜けたことで鈴鹿は完全にバランスを崩し,攻撃陣までボールが渡らなくなる。

サイドを走る坂本(29)もカットインでゴールに近づけない。

リンタロウ(7)がボールを受けるため,ディフェンスライン近くまで下りてくる。

 

より一層,ヴィアティンのゾーンを,半円で丁寧になぞるようなパス回しが続く。

パスミスからボールを失い,カウンターで危険な場面が続出する。

カウンター時のヴィアティンの動きは鋭く,鈴鹿ディフェンスは走り負けしている。

 

鈴鹿の選手たちは,足を止めてパスを回す。

相手に奪われないように。大事に大事にボールを回す。

時間が無いことを分かっているのか?

リンタロウに放り込まなくていいのか?

本当に3点を追うチームのプレイなのか?

 

後半40分

(OUT)6西村仁志 ⇔ (IN)25出岡大輝

 

試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

三重ダービー?ということでお客さんも多く,差し入れもたくさんいただきました。

みなさんありがとうございました。

 

 

後半22分ごろの給水タイムの際に,

メインスタンドのお客さんの一部が帰り始めるのが見えました。

鈴鹿側のお客さんです。

仕方がありません。最後まで見る価値は無いと思われたのでしょう。

残念で無念ですが,そんな試合でした。

カニシにはどうすることもできませんでした。

 

この試合,ボールの保持している時間は圧倒的に鈴鹿が長かったです。

鈴鹿はセカンドボールも奪えていましたし,中盤を自由にはさせていませんでした。

しかし,この試合のシュート数は,ヴィアティン17本に対して,鈴鹿は8本でした。

圧倒的にボールを保持していたのに,シュート数は倍の開きがあり,得点差は0対3です。

確かに数字が全てではありません。

ただ,ナカニシはこの試合を見ていて,数字通りの試合だと思いました。

頑張った選手には申し訳ないですが,0対5でもおかしくない試合でした。

 

前節も感じたのですが,選手たちに元気が無いです。

試合をする選手はもちろんのこと,アップする選手達にも元気が無いです。

なんかチームが一丸になっていない感じがします。

だから,今日負けたのは全員の責任です。

 

今は何もかも上手くいっていません。

選手たちも,しんどいでしょう・・・・・。

 

だからこそ!

選手達がしんどい時こそ!

盛り立て,励まし,叱咤激励し,共に涙し,支えていきたいと思っています。

みんなガンバレ!

下向かなくていい!

次の試合の事を考えよう!

勝つための努力をしよう!

こんな時こそチーム一丸となろう!

 

みんな暑い中,お疲れさまでした。

ゆっくり休んで,次こそ勝ちましょう。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第18節 7月25日(日)18:00 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第19節 8月21日(土)15:00 対 ホンダロック宮崎市生目の杜運動公園

JFL第20節 8月29日(日)15:00 対 FCマルヤス岡崎@岡崎龍北スタジアム

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。

JFL第16節 対 ティアモ枚方

みなさんこんばんは。

 

試合が終わった時,泣けて泣けて仕方がありませんでした。

 

いや?

終わった時だけじゃないかもしれません。

菊島の1点目から泣けてたような気もします。

那生が出た時にも涙が出た気がします。

3点目の時も,月成がキャッチした時も。

 

今日は勝ちました。

 

本当に嬉しいです。

 

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試合の朝が来る。

日曜日は7時半からナカニシの住む地区の公園掃除がある。

朝から1時間。草取りをして汗を流す。

9時ごろに公園掃除終了。

 

もう居ても立ってもいられない。

超絶早く会場入り。

でも,まだ試合の準備が始まっていないので,小澤司暫定監督の応援横断幕(紙製)をペイントして時間を過ごす。

「GO!小澤!」

 

こんな状態のチームを率いるのは大変だろう。

怪我人も多く,モチベーションも上がっていない。

そして,ミラ監督の存在は今の選手たちの中で相当に大きい。

 

でも,小澤なら何とかしてくれる。

皇帝と呼ばれ,2016年も2018年も共に戦った小澤司ならば。

 

そして,ナカニシは鈴鹿の選手たちがこんなもんじゃないことを良く知っている。

まだできるって。大丈夫やって。

落ち着いて。リラックスして。余裕をもって。

 

今日の対戦相手は,ティアモ枚方(以下,枚方と書きます)

現在リーグ3位。強い。相当に強い。

枚方とは福井全社で対戦していて,その時は勝利した。

しかし,その時の印象より,練習試合でコテンパンにやられた印象が強い。

元Jリーガーを中心に,個の能力が大変高いチームという印象。

 

ボランティアスタッフの準備が始まる。

こんな暑くて蒸し暑い中で協力してくれて,みなさんには感謝しかない。

 

試合前にサポーターの仲間と話す。

前節の奈良クラブ戦について。

そして,今,一番しんどいはずの選手たちを応援することについて。

サポーターがモメている場合じゃない。

試合に集中しよう。

みんなで!全力で!応援しよう!

そして笑おうよ。

 

時間が近づく。

期待と希望。少しの緊張。

 

勝つぞ!!!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19田村翔太・11遠藤純輝・15菊島卓

MF 4橋本晃司・6西村仁志・8海口彦太

DF 13蓮沼翔太・35上田駿斗・39阪田章裕・20中村俊貴

GK 1月成大輝

 

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試合開始。

 

鈴鹿のフォーメーションは4-3-3だけど,橋本がトップ下の4-2-3-1に近い。

サイドハーフは十分に枚方の攻撃に備えている。

 

枚方は4-4-2。

フォワードの2人が高く強く早い。

良いのが出れば一気にやられる感じがする。

 

鈴鹿奈良クラブ戦で試合開始から飛ばしまくった。

焦りと,イラだちを感じる試合開始だった。

でも,この試合,鈴鹿はとてもスムーズに試合に入る。

  

センターバックの,「さかちゃん」,阪田章裕(39)

落ち着いている大きな要素は,ディフェンスラインがバタついていないことだと思う。

阪田から良く声が出ていて,ラインコントロールも万全。

阪田を中心に,ボール回しにも引っかかりが無く,上田(35),俊貴(20),蓮沼(13)に余裕が出ている。

阪田のプレイは「味」があるプレイな気がする。

ひとつのプレイに意味があり,ひとつのパスにメッセージがこもる。

良い感じだ。

ディフェンスライン万全だ。

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サイドバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

俊貴の右サイドバックは,(たぶん)2018年の昇格の時以来だと思う。

練習でもあまりサイドバックをやっている感じはなかったが,小澤司暫定監督がズバリと起用してきた。

その俊貴の動きが良い。

もともと1対1に無類の強さを誇り,足も速く高さもある俊貴が,サイドバック枚方を食い止める。

そして,サイドからするするっとオーバーラップしてのクロスも秀逸。

前半の序盤で見せた,菊島(15)⇒遠藤(11)とつながった攻撃は素晴らしかった。

俊貴がポジションを上げる。

押し上げられた菊島(15)が裏を狙う。

良いぞ良いぞ。俊貴。完璧(韻を踏んでいる)

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前半の序盤は,鈴鹿が支配率で枚方を圧倒している。

特にサイドでの基点が上手く連動していて,右のサイドバック俊貴(20)と,左のサイドバック蓮沼(13)が高い位置を取っている。

 

しかし,枚方鈴鹿を研究している。

サイドバックの裏はねらい目の一つ。

 

前半14分。

枚方フォワードが斜めに俊貴(20)の裏に走る。

そこにドンピシャのパスが通される。

走り出しもパスも上手い。

中に折り返されて,ポストプレイからシュートを打たれる。

失点。

0-1

 

試合は始まったばかり。

まだまだ!

これからこれから!

 

鈴鹿の勢いは良い。

このタイミングで点が欲しい。

 

サイドハーフの,「スピードスター」,田村翔太(19)

縦にも横にも,縦横無尽のタムショー。

そして,特にこの試合ではクサビのパスの受け方が良かった。

一発でターンして,相手を置きざりにするプレイ。

良い!タムショーキレている。体も良く動いている。

そして,ディフェンス時には小さく足を伸ばして,チョンと触る。

パスワークを乱せば,後ろから餓えたボランチの海口(8)が突っ込んでくる。

攻守ともに周りとよく合っているタムショー。

カニシの思うに,なかなか勝てない期間もタムショーのプレイはずっと良かった。

ハイレベルで安定しているタムショー。

良いぜ!頼むぜ!

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試合は五分と五分。

両チーム共にフォワードが良く走るので,攻撃が深くまで食い込んでいる。

そのため,攻撃のターンと,守備のターンがはっきりした試合になっている。

 

鈴鹿は落ち着いて試合に入ったと思っていたけど,試合が進んでいくと,どうもなんか元気がないように思える。

声が出ているか?ベンチも大人しくないか?

 

鈴鹿の前への推進力。フォワードの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)

橋本(4)と初めてトップを組む純輝。

後ろからのボールを橋本(4)がきちんと収めるので,そのタイミングで走り出せている。

前線が流れるようでとてもファンタジック。

クサビのパス⇒橋本のターン⇒純輝(11),田村(19),菊島(15)の3トップの攻撃が強い。

その中でも真ん中の純輝は,斜めに走りマークをずらしながら,ペナルティエリア内に仕掛けている。

一瞬で決められそうな,ピンピンの緊張感のある仕掛け。

枚方に一瞬の隙があれば決められる。

仕掛け続ける純輝。

しかし,枚方ディフェンスも固い。

純輝,続けようぜ。

行けるぞ!!! 

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時間が過ぎる。

早く追いついておきたい。

気温は下がってきたが,湿度が高く消耗も激しい。

鈴鹿は前半の序盤飛ばしているので,このまま後半だとキツイ。

 

鈴鹿のパス回しは,今までになくスムーズになっている。

そして,クサビのパスがズバリと入っている。

しかし,攻撃にスピードが出ず,枚方にじっくり守られている。

その為,足を止めて攻撃している感じがする。

 

サイドハーフの,「馬王」,菊島卓(15)

今日の3トップの純輝(11),田村(19),菊島(15)には,橋本を経由して良いボールが入っている。

なかなか枚方のディフェンスは崩せないが,チャンスは作れている。

菊島(15)もボールを受けて中に折り返すが,クロスがなかなか合わせられない。

今日のフォワードはスピードとテクニックはあるが,それほど高くはない。

枚方の高くて強いディフェンスに跳ね返される。

菊島には思い切ってシュートを打ってほしい。

クロスを上げるより,シュートを打つほうが菊島らしい。

キク!迷わず打て!入るから!

 

前半36分

蓮沼が(13)が左サイドを運んで,中に流れる橋本(4)へ。

橋本からのパスを,倒れながら田村(19)がギリギリでつなぐ

田村から鋭いグラウンダーのパスが逆サイドへ。

早いボールに,枚方ディフェンスが触れない。

右サイドから中に詰めて来ていた菊島のもとへ!

菊島!打て!

菊島がタイレクトで右足を振り抜く。

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ドッカーーーン

ゴーーーーーーール!!!1-1

 

ゴール前には純輝も詰めていたし,セカンドボールを奪うため海口(8)も西村(6)も準備していた。

何人か連動した良いゴールだ。最高のゴールだ。

菊島ナイスゴール!

 

試合は振出しに戻った。

いや,1対1と0対0は全く違う。

追いついた鈴鹿

この1点は大きい。欲しかった欲しかった1点。

選手達が更に生き生きと動き出す。

 

トップ下の,橋本晃司(4)「ニックネーム未定」

前半の鈴鹿の攻撃を支えていたのは橋本だと思う。

ディフェンスや中盤からのパスコースを上手く見つけて,ボールを求める。

クサビのパスからのターンがめちゃくちゃうまく,足元にピタッと収まる。

橋本にボールが渡れば,鈴鹿の強力な3トップが一斉に動き出す。

攻撃のスイッチを持っている橋本。

橋本が持って前を向く,ワクワクする。

この感じは,皇帝小澤に近い。

やはり止める蹴るが上手い。抜群に上手い。

「自分に出せ」とアピールする橋本。削られながらも前に進む橋本。

なんか鈴鹿に来た時のイメージと全く違う。

橋本。頼むぞ。

もう1点。何とかして奪ってくれ。 

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前半の終盤。

ドリブルから単騎で持ち込む田村翔太(19)が,カットインからのシュートを放つ。

中盤も海口(8)と西村(6)がセカンドボールに良く寄せれている。

ディフェンスも阪田(39),上田(35)を中心に崩されていない。

よしよし。

良いぞ良いぞ。

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合は1対1の同点だが,枚方の攻撃はいつでも点が取れそうなくらい迫力がある。

特に,フォワードの2人はヘディングも足元もどっちも上手い。

 

上田(35),阪田(39)のセンターバックは,これまで見たことが無い。

ピンチになった時に,連携の乱れが出ないか気になる。

 

鈴鹿の控えメンバーも,全員気持ちが入っている。

良い気合の乗りが感じられる。

ただ,何だろう?

奈良クラブ戦と異なり,なんか?ホンの少し?選手たちに余裕があるように感じる。

(ナカニシの気のせいかもしれない)

 

試合はディフェンスの阪田(39)。攻撃の橋本(4)が,良くゲームをまとめていると思う。

チームに乱れは感じられず,良くまとまっている。

良い感じがする。

 

期待と希望が満タンになる。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始。

 

落ち着いたペースでの立ち上がり。

一気にペースを変える前兆のように見える。

 

サイドバックの,「ハスのダンディズム」,蓮沼翔太(13)

前半から積極的に押し上げて,前方の田村翔太(19)のフォローをしていた。

後半は,全体的に少し中に絞って始まった。

蓮沼が走りたいスペースを空けて待っている。

右サイドの攻防を制する海口(8)。

海口からパス。受けたのはポジションを下げて来た橋本晃司(4)

橋本が左足でロングパス!

左の蓮沼の前の大きなスペースへ。ナイスパス!

左でボールを受ける蓮沼。

枚方ゴールキーパーと,ディフェンスの間の一番クリアしにくい所へ,キリのように鋭いクロスを入れる。

ゴールキーパーは出られない。

ディフェンスは先に触らなければ鈴鹿フォワードが詰めてしまうので,触らざるを得ない。

一番いやなところへ。一番いやなボール。

枚方が思わず触ったボールがゴールの中へ。

オウンゴール

ゴーーーーーーール!!!2-1

蓮沼の見事なクロスボールが呼びこんだオウンコール。

もう,ほぼ蓮沼のゴールと言って良い。

ナイスボール!蓮沼見事!

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蓮沼のフレイは,「熱い」というより,少し余裕があって「クール」。

自分で仕掛けるというより,相手の嫌なところを突く感じがする。

その蓮沼が絶好調。

相手がボールに寄せてきたところを,「足の周りをボールでクルッてやるやつ」で交わす。

そうそう。蓮沼。サッカーを楽しむ感じで良い。

それが蓮沼らしい。

 

そして!

 

後半7分。

中盤で枚方がパスを回すのを狙っている海口彦太(8)。

海口のプレッシャーから,ボールを奪った西村仁志(6)。

鈴鹿の動き出しが早い。

西村から左の遠藤純輝(11)へ。

遠藤は(たぶんフェイントを入れている),チョコンと後ろに戻す。

その場所は,菊島がいちばんシュートを打ちやすい場所!

迷うことはない。

ゴールしか見えない。

打てーーーーー!

ゴーーーーーーール!!!3-1

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1点目同様,大人数が連動して動き続けて生まれた見事なゴール。

そして,菊島!良く押さえて良いシュートを打った!

 

2点先行したものの,残り時間は約40分。

長い長い40分が始まった。

それでも鈴鹿は防戦一方とならない。

中盤が良く支えている。

 

ボランチの,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

早いチェックで,枚方の中盤を自由にしない。

海口のトラのような動きが良く目立っている。

穏やかな動きから・・・バクッと食らいつくようなスピードアップが効いている。

前に橋本(4),後ろに西村(6)がいて,パスコースも十分にある。

枚方は選手交代をして,サイドから長いクロスを放り込んできている。

それでセカンドボールが取れなければ,とてもヤバイこととなる。

海口の砦が落ちれば,一気にひっくり返されてもおかしくない。

海口,我慢のしどころだ。

ガンバレ!!!

 

同じくボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

枚方が前がかりになる中で,中盤の底をしっかり支えている。

海口(8)との距離感が良く,中盤にクサビのパスは通していない。

また,セカンドボーネにも相当激しく寄せていて,枚方の攻撃の芽を摘んでいる。

そして,前線の橋本に上手く預ければ,大きなチャンスになる。

この試合,攻守の役割分担と,狙いがはっきりしていた。

そのためか,選手に迷いがなく,シンプルに攻撃に移ることができている。

西村がボールを裁く。

リズムはとても良い。

西村。頼むぜ!

 

枚方は,サイドからアーリークロス気味に,中に放り込んでくる。

中で競り合い,鈴鹿に大きなクリアをさせず,セカンドボールを狙う。

背が高く,フィジカルの強いチームのストロングポイントを存分に使う。

 

後半20分

(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)24川森有真

 

センターバックの,「両利きハイジャンパー」,上田駿斗(35)

クロスを入れてくる枚方に対して,上田のジャンプも相当高い。

細身ながらも芯がしっかりしていて,競り合いにも負けず十分に迎撃している。

そして,上田の良い所は,ボールを持った時の足元の安定具合。

パス回しも超安定していて不安は無い。

そして,ボールを持てば,少しドリブルして相手を引っ張り,スペースを作るなんてニクイことまでやる。

ホントに大卒ルーキーか?ってくらい落ち着いている上田。

さあ,上田。

飛んでくるものは全部叩き落せ!

勝つぞ!ハヤト!

 

途中交代の川森(24)も上手さを見せる。

ボールを奪い,前線の橋本(4)へ!ナイスカウンター!

蓮沼が地響きを上げて爆走してくる。

橋本は中へ折り返すが,足が滑ってしまいゴールならず。

しかし,鈴鹿の攻撃はまだまだ生きている。

 

後半25分

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)33平墳迅

 

攻撃の起点となっていた橋本を下げ,速さと爆発力のある平墳を入れる。

川森(24)も平墳(33)も攻撃力が高く足が速い。

鈴鹿は少し引いてカウンターを狙うのか?

 

給水タイムを終えて,残りは1/4。

ここから鈴鹿は少し引く。

前半から飛ばした分,スタミナが切れつつあり,選手の動きも重くなってきている。

守り切れるか?

 

鈴鹿は両サイドバックを中に絞っている。

一番怖いセンターバックサイドバックの間は塞いでいる。

しかし,枚方がサイドチェンジをするたびに,逆サイドの大きなスペースを使われる。

様々な形で入れられるクロスボール。

阪田(39),上田(35)が中心となり弾き返す。

 

ゴールキーパーの,「月輝く守護神」,月成大輝(1)

防戦一方の鈴鹿

ゴールパー直撃が2度あったが,1度目は月成が触って防いでいる。だから月成のファインセーブ。

この状況で,月成に焦りはない。

月光のように落ち着いて,間違いのないプレイを続けている。

日は沈み,スタジアムの周りは暗闇となった。

8戦勝ち無しのチーム状況も暗闇のようだ。

たけど,暗闇の中だからこそ輝くのが月。

夜空には月成が良く似合う。

止めるさ。

月成なら何とかしてくれるさ。

今まで何度もピンチを救ってくれた。

頼む。月成。頼む。

 

後半38分

(OUT)13蓮沼翔太 ⇔ (IN)26今井那生

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)36日根野達海

 

イエローカードを貰っている蓮沼を変えて,空中戦にも強い那生が入る。

前節に自分のミスから失点した。

那生。取り返すぞ!

そして,2ゴールの菊島を下げて,赤丸急上昇の日根野が入る。

 

那生はそのまま左サイドバックに。

日根野ボランチに入り,3ボランチとなる。 

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小澤暫定監督の指示は,このまま守り切れ,で間違いない。

しかし,それがなかなか難しい。

鈴鹿はバランスを崩し,ラインが下がりすぎている。

バイタルエリアまで侵入される状況。

 

それでも選手たちは喰らいついてボールを止める。

 

頼む。勝たせてくれ。

なんとかこの試合の勝利を。

 

枚方の攻撃が続く。

鈴鹿はゾーンで守るというより,スペースを潰して,リアクションでクリアしている感じ。

攻撃にはつながらないため,ずっと枚方の波状攻撃が続く。

 

後半43分。

ペナルティエリアにドリブルで進入され,中への折り返しを詰められて失点。

3-2

 

鈴鹿にはもう攻撃に出る力はない。

ここで止めるしかない。

しかーし!

 

平墳迅(33)が単騎で爆走し,コーナーキックを獲得。

平墳も熱いプレイで仲間を鼓舞する。

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何本もシュートを打たれる。

ピンチが多すぎて何本目かもわからない。

 

月成(1)がボールを大事に懐に抱え込む。

大丈夫。

こんなピンチこそ,月成が救ってくれる。

 

時間が過ぎる。

 

1分が長い。

 

まだか。

 

枚方にシュートを打たれる。

 

枠の外に。

 

ここで試合終了の笛。

 

倒れ込むのは鈴鹿の選手達ばかり。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ボランティアスタッフとしてお手伝いをしてくれたみなさん,ありがとうございました。

今日は蒸し暑かったですが,おかげで設営はとてもスムーズでした。

 

マッチスポンサーをしていただいたのは,JADA三重さんです。

JADA三重さんというのは,日本自動車販売協会さんの事のようです。

シートベルト体験車や,選手ノボリありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

 

そして,佐藤和馬選手のJFL200試合出場のセレモニーが行われました。

佐藤和馬選手,おめでとうございます。

まだまだできますよ。もっと出場試合数伸ばしていきましょう。

 

さて,今日のナカニシ的なMVPですが・・・。

菊島シュート打てーーー!!!と(心の中で)叫んでいました。

そして,打ったら見事な2ゴール。ナイスゴール!

2得点の菊島卓選手(15)に送りたいと思います。

菊島選手,どんどん点とっちゃってください。

次戦もよろしくお願いします。

 

カニシはこの試合を帰宅してから,ネットで最初っからちゃんと見ました。

試合を全部見てからブログを書いていたので,大変遅くなってしまいました。

 

もう深夜2時ですが,とても良い気分です。

やっぱり勝つって最高です。

選手たちも良い気分だと思います。

 

今日はみんなで最高の気分で寝ましょう。

そして,明日からは次の試合に備えましょう。

 

ああいい気分だ。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第17節 7月18日(日)15:00 対 ヴィアティン三重@朝日ガスエナジー東員

JFL第18節 7月25日(日)18:00 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第19節 8月21日(土)15:00 対 ホンダロック宮崎市生目の杜運動公園

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。

Gracias mila.ありがとうテツさん。そしてサポーターとして。

みなさんこんばんは。

 

本日,ミラグロス・マルティネス・ドミンゲス監督(ミラ監督)と,小澤哲也通訳兼コーチ(テツさん)の退任が発表されました。

 

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ミラ監督が鈴鹿に来たのは,2019年の年明けでした。

JFL昇格初年度,そして辛島監督退任の後,なかなか監督が決まらなくて,やきもきしていました。

そして,待ちに待った発表が,スペイン人の女性監督でした。

あまりの予想外に,嬉しいとか,驚くとかではなく,ただただ,心配だったことを覚えています。

 

ミラ監督を招聘したものの,鈴鹿にはスペイン人監督を迎える準備が十分ではなく,通訳もコーチも決まっていませんでした。

いや,通訳だけでなくJFL初年度の大騒ぎで,とにかく何もかも遅れていました。

 

カニシはやっぱり心配でした。

大丈夫かこれは?

ちゃんとJFLの運営ができるのか?

監督も十分なフォローができていなかったと思います。

はるばるスペインから来てくれたのに,申し訳ない気持ちでした。

 

そんな中で,ミラ監督を支えてくれたのが,小澤哲也通訳兼コーチです。

そして,初年度は岡山一成コーチ(現VONS市原監督)もスタッフに参加してくれました。

 

テツさんを始めて見た時は,「小室哲哉に似た人だな」と思いました。

男前で,良くサッカーを知っていて,なんか良い感じの雰囲気の人でした。

練習では,誰よりも大きな声でミラ監督の言葉を通訳し,練習の準備など細々としたこともしてくれました。

そして,選手たちの相談に乗ったり,ミラ監督の伝えきれないことを話したり,とにかくテツさんとミラ監督は二人三脚でした。

 

テツさんは,いつもサポーターに感謝の言葉を言ってくれていました。

テツさんは,負けた試合の後「すみません」といつも謝っていました。

 

 

初年度は,何をしても勝てない日々が続き,降格が怖くて怖くて仕方ありませんでした。

でも,そんな時でも,ミラ監督の笑顔は,選手達だけでなく,サポーターにも十分に届いていました。

そんなミラ監督の横には,いつもテツさんがいてくれました。

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2019年が終わり,2020年からはずっとコロナウイルスが猛威を振るいました。

ミラ監督のスペインへの帰国も,自由にできなくなりました。

練習もできず,試合も開催されず,みんな辛い思いをしていたと思います。 


ミラ監督とテツさんの在籍していた2年半の半分以上は,コロナウイルスの期間です。

サポーターの歌やチャントも,1年しか聞かせられませんでした。

鈴鹿を愛する者がここに集う」

「さあ行こうぜ明日めざし」

「どんな時も我らはここに」

ミラ監督やテツさんに聞かせたい歌がいっぱいあります。

だけど,今,サポーターは歌えません。ごめんなさい。

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ミラ監督,ありがとうございました。

テツさん,ありがとうございました。

 

カニシ,心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

ミラ監督とテツさんの前途に幸多きことを祈ります。

 

そして,サッカーが人と人とをつないでくれるはずです。

また会いましょう。

元気で!コロナに気を付けて!

 

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そして,8戦勝利無し。2か月間勝利無しの鈴鹿ポイントゲッターズの指揮を執るのは,

小澤司暫定監督です。

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なんか発表を見た時に,2017年の,小澤宏一監督退任後の藏川監督代行のことを思い出しました。

あの時,

「こんなタイミングで監督を引き受けてくれた藏さんを男にしなきゃ!」

と,サポーター一同で,さらに応援を頑張ったことを覚えています。

小澤司監督を男にするために,全力を尽くして応援します。

 

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そして,ナカニシの話です。

 

先日の,奈良クラブ戦の終了後,悔しさのあまりスタンドを去る際に,

「なんじゃこりゃ,こんなもんじゃないだろ」

とグラウンドに向かって言っています。

試合中に声をずっと飲み込んでいたのと,久しぶりに大きな声を出そうとしたので,呂律が回ってなくて,何言ってるのか分からなかったと思います。

スタンドで声を発したことは,ルール違反です。

申し訳ありませんでした。以後は気を付けます。

 

その後の横断幕撤収時にも,悔しくて悔しくて,悔しくて悔しくて,この時は本当に声が出なくて,サポーターの仲間に何も話せませんでした。

とにかく,早く帰って,荒れる自分を落ち着けたくて,仕方がありませんでした。

 

 

 

そして,今,ミラ監督と小澤哲也コーチが退任しました。

選手たちも不安なことと思います。

選手たちはサポーターの何倍も敗戦で悔しいでしょうし,何十倍も勝利に餓えているはずです。

 

そんな時に,サポーターがバラバラではダメです。

サポーターは応援するために,スタンドに集うはずです。

奈良クラブ戦でのナカニシへの批判や苦情は,ひとまず置いておいてください。

 

今こそ,サポーターがひとつになって,選手たちを応援し,小澤暫定監督を支え,そしてチームを盛り上げていかねばならないんじゃないでしょうか。

 

このブログをご覧のみなさん。

次戦,三交スポーツの杜鈴鹿のスタンドに集い,選手たちを応援してください。

選手たちの背中を押してあげてください。

応援する気持ちを,全て選手に向けてください。

なにとぞ,なにとぞ,よろしくお願いします。

 

今のこの辛い時だからこそ,選手達への熱い応援よろしくお願いします。

 

 

そして,最後に一言いわせてください。

鈴鹿の選手たちは,こんなもんじゃない」

   

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第16節 7月11日(日)18:00 対 ディアモ枚方@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第17節 7月18日(日)15:00 対 ヴィアティン三重@朝日ガスエナジー東員

JFL第18節 7月25日(日)18:00 対 FC刈谷@三交スポーツの杜鈴鹿

月曜日のナカニシ

みなさんこんばんは。

 

カニシがサポーターを始めて,今年で13年目です。

 

話せば長くなりますが,いろんなことがありました。

(過去の事を話すと長くなるので省略)

 

そして,勝たなくてはならない試合に何度も負けました。

何度も何度も,地面に顔がつくぐらい・・・うなだれて帰りました。

その場から立ち上がれないほど・・・凹みました。

市原,栃木,乃木浜,中津,そして石垣池。

 

今,鈴鹿は2か月間,勝利していません。

前節も全然ダメでした。

どんどん弱くなっているように見えます。

リーグ13位で,昇格や優勝どころか,降格のほうが近い状態です。

 

・・・でも,こんなピンチ何度も乗り越えてきました。

 

 

 

カニシが13年間,変わらずサポーターとして選手と共に戦ってきたのは,

そこに全力で頑張る選手がいたからです。

応援したくなるような選手がいたからです。

 

鈴鹿の選手たち。頑張れるのか?戦えるのか?

 

選手たちが頑張って戦うならば,ナカニシはこの身が灰になるまで共に戦いましょう。

 

諦める? バカな!

選手が諦めていないのに,ナカニシが諦める訳がありません。

 

鈴鹿の選手たちも勝利できなくて不安だと思います。

プレッシャーも感じているでしょう。

イライラしているでしょう。

次,負けたらどうしよう?と思っているかもしれません。

 

リラーーーックス(笑)。

 

じゃあ,みんなでご飯でも食べに行こう。

たまには面白いことして,みんなで笑おう。

必死で,死にもの狂いもいいけど,心のどこかでサッカーを楽しもう。

 

自分たちの力に自信がなくなったとしても,・・・

大丈夫。

スタンドを見れば,いつものサポーター達が最高のプレイを思い出させてくれるはずです。

君たちの力を一番良く知っているナカニシが保証しよう。

OKOK。大丈夫。

 

また,ちゃんと立ち上がって頑張ろうぜ。

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今日のブログはここまです。

 

変なブログですが,負けた試合の月曜のナカニシの心理ってこんなもんです。

 

このブログの最後に書く言葉は,最初から決まっています。

 

ファイヤーーー!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第15節 7月3日(土)16:00 対 奈良クラブ橿原公苑陸上競技場

JFL第16節 7月11日(日)18:00 対 ディアモ枚方@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第17節 7月18日(日)15:00 対 ヴィアティン三重@朝日ガスエナジー東員

JFL第14節 対 ソニー仙台

みなさんこんばんは。

 

今日もまた負けました。

約2か月間,鈴鹿ポイントゲッターズはリーグ戦で勝てていません。

 

今日負けたのは,審判のせいではありません。

鈴鹿ポイントゲッターズが弱かったからです。

 

スタンドから見ていて思いました。

鈴鹿ポイントゲッターズはめちゃくちゃ弱いチームになってしまってました。

そして,明らかに仙台よりサッカーが下手でした。

 

選手たちはみんな頑張っています。それは間違いありません。

だけど,試合途中,ナカニシは練習試合を見ているような感じになりました。

昨年末の最終戦以降,あれほど楽しみにしていた仙台との試合なのに。

 

なんという言葉で表現するのが良いのか分かりませんが,

悔しいというより,残念な試合でした。

  

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試合の朝が来る。

今シーズンのJFLは,チーム数が奇数のため,試合が休みの週がある。

鈴鹿天皇杯ヴィッセル神戸戦の後,1週間の空きがあった。

 

各チームが戦っている中で,休みの週というのは不思議な感覚がする。

だけど,明らかにリズムを崩している鈴鹿にとって,この1週の空きは何よりも大切な時間になると思う。

 

対戦相手は,ソニー仙台(以下,仙台と書きます)。

Honda FCと並ぶ企業チームの雄。

昨年の最終戦は0対1で敗戦。

ほかの試合では,派手な点の取り合いが印象に残っている。

 

試合開始は15時

ボランティアスタッフの集合時間は11時。

カニシは6時に起きて,準備万端だが,試合会場に向かわない。

 

この試合前,たくさんの選手たちが「絶対に勝利を!」とコメントしていた。

もちろん,絶対に勝利なのだが,気合を詰め込み過ぎているような気がしてならない。

緊張とリラックス。

スポーツに大事な要素だと思う。

 

そのため,ナカニシは試合で頭がいっぱいなのに,6時から部屋の掃除なんかして時間を過ごす。

サポーターもリラックス。

心を整えて。

スイッチを入れるのは,まだ先だ。

 

ゆっくり目に試合会場に入る。

ボランティアスタッフの設営。

今回も高校生の応援があり,とても助かる。

 

試合前後は,なるべく選手と接しないように。

集中を切らしたくない。

 

ジリジリと試合時間が近づく。

 

待ってたぜ。

この時を待ってたぜ。

試合に負けた悔しさは,勝つことでしか取り返せない。

 

勝つぞ!!!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・24川森有真

MF 19田村翔太・4橋本晃司・6西村仁志・29坂本広大

DF 13蓮沼翔太・39阪田章裕・3川里光太郎・26今井那生

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

鈴鹿のフォーメーションは4-4-2

仙台はたぶん,4-2-3-1だけど,4-3-3かもしれない。

 

試合は探り合いのようなロングボールの蹴り合いから始まる。

 

フォワードの,川森有真(24)

前線からかなりの勢いでボールを追っている。

リンタロウ(7)とのやり取りからも,得点の匂いがする。

しかし,仙台のフィジカルの壁を越えることができず,突破まではいかない。

鈴鹿は,ちょっと前からディフェンスの裏にスルーパスを出す場面が少ない。

足もとに受けて,さあどうする?というプレイ。

川森も良く動いているが,人は動くもののボールが動かない。

スピード感が出せず,徐々に目立たなくなる川森。

 

ゴールキーパーの,月成大輝(1)

月成の良さをサポーターは良く知っている。

だけど,月成の良さが出ていないので,みんなフラストレーションがたまっている。

キックの精度が高い月成が,わざわざディフェンスにボールを預ける必要はないんじゃないか?結局ディフェンスからロングパスになるのだし。

月成から田村(19)へのロングパス一閃は,スタンドが沸いた。

それそれ!これこれ!

ただ,月成のプレイも研究されている。

月成から両サイドハーフへのカウンターは,仙台のサイドバックがカバーしている。

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前半10分

左サイドからの仙台のコーナーキック。キッカーは左。

大きく巻き込むようなボールは,ゴールバーに当たりゴール前に落ちる。

月成はジャンプから起き上がれていない。

鈴鹿の選手がクリアしようとするが,ゴール前でもたつく間に押し込まれて失点。

0-1

 

この試合,仙台は左右のキッカーが,徹底的にゴールキーパーに巻き込む形のコーナーキックを蹴ってきた。

そして,月成の飛び出しを抑えるため,2人の選手がゴールキーパーの前に立ちふさがった。

この失点でも,月成の動きを抑えるポジショニングをしていた。

 

いきなりの失点。

だけど,試合は始まったばかり。

 

サイドバックの,今井那生(26)

那生の元気な声が良く聞こえている。

年下でも気おくれなく,どんどん声を出すのはとても良い。

この試合全体を見ていて,鈴鹿のディフェンス間のボール回しが危なっかしかった。

ディフェンスでボールを回して,相手を引き剥がして,中盤にスペースを作りたいのだと思うが,回せば回すだけ寄せられて,パスコースが減っていく。

そして,相手を引き剥がしても,前線にスペースはできない。

那生もディフェンスのパス回しで苦慮している。

相手に押し込まれてミスも出ている。

ハイボールにはめっぽう強く,ディフェンス面での不安は無い。

しかし,相手を引き剥がす戦術は,那生のプレイを小さくしている様な気がする。

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前半を見ていて,鈴鹿はとにかくミスが多い。

パスミス。トラップミス。そして連携が合わない。

仙台は1.2.3まで選手が連動して動く。

そして,どんどんサイドから食い込んでくるので,コーナーキックをめちゃくちゃ与えてしまっている。

 

サイドハーフの,田村翔太(19)

前線へのスピードと,切れ味はさすがのタムショー。

シーズン当初のタムショーの良いところが,最近見られなくなった。

鈴鹿はほとんどオフサイドになっていない。

仙台ディフェンスは引き気味で,裏に走られるのを警戒している。

特に,サイドバックの裏は田村の走りを警戒して,手薄になることはない。

前半,ダイビングボレーを放つが,ゴールならず。

田村の動きも点につながらない。

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前半の半ばまで見て,ここ数試合と同じ雰囲気がする。

鈴鹿のやりたいこと,ミラ監督が狙っていることは,相手チームにもう十分に研究されている。

鈴鹿のサイドは強いし早い。ここが攻撃の起点となる。

そのため,相手のサイドバックの裏をスピードで狙いたいが,それは相手も承知している。

仙台のサイドバックは十分に待ち構えて,鈴鹿のサイドを受け止めている。

また,センターバックも裏のケアを気にしている。

 

ここ数試合の同じ雰囲気というのは,鈴鹿の攻撃が怖くない感じ。

相手は余裕で,想定通りディフェンスしている。

 

研究されているならば,意外なパス,ギャンブル的なプレイ,スーパー個人技など,意表を突く攻撃が見たいが,チャレンジせずにディフェンスに戻す場面がとにかく多い。

カウンターのリスクを管理しながらの,積極的な仕掛け?チャレンジは必要。

鈴鹿のチャレンジの少なさ。

それも最近の試合で良く感じてしまう。

 

ボランチの,橋本晃司(4)

ボールを扱う上手さならば,チームで一番上手いかもしれない。

そして,百戦錬磨の経験も持っている橋本。

勝ちに餓えている橋本は,前後左右に良く動いている。

しかし,周りの選手と連携してディフェンスしている訳ではないので,仙台のパスを引っかけられない。

そして,良く動いている分,中盤にスペースができて,そこを使われてしまっている。

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前半の鈴鹿は全くボールを奪えなかった。

仙台は,本当に練習試合かというほど,パスを回しまくって,鈴鹿を切り崩していた。

阪田(39),川里(3)のセンターバックの頑張りのおかけで,何とか失点にはならなかったが,そのギリギリのディフェンスがコーナーキックの多さにつながった。

 

前線からコースを切り,中盤でカットを狙い,ディフェンスがフォローする。

鈴鹿は,中盤でカットできないため,ディフェンスまで攻め込まれて,やっと仙台を止めている。

 

同じくボランチの,西村仁志(6)

前半,西村のプレイが良く見えた。

縁の下の力持ち,カバーリングが上手い西村が目立つというのは,西村が直接攻撃にさらされているということ。

実際に,ギリギリで西村が仙台にチェックに行っている。

ボランチなのだが,セカンドボールとか,攻撃の組み立てとか言っていられない状態。

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サイドハーフの,坂本広大(29)

この試合で広大の良さが出ているかと言われれば,全く出ていない。

全体のリズムの悪さから,広大自身のプレイにもミスが多く,慌ててプレイしている感じがする。

しかし,戻りながらのディフェンスや手薄な中盤へのフォローなど,献身的なプレイでチームを救っていた。 

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そんなこんなでも,試合は6対4で鈴鹿がボールを保持する時間が長い。

しかし,ボールを保持している間も,パスミスをカットされるんじゃないかとヒヤヒヤする。

 

攻撃は単調。

サイドは突破できない。

頼みはリンタロウ(7)

 

フォワードの,エフライン・リンタロウ(7)

膠着状態で,リンタロウの個人技が鈴鹿の攻撃を得点の匂いのするものとしている。

ゴール前でシュートを放ち,体を使ってポストプレイをする。

後方からのロングフィードに,頭で落とすが,この試合,リンタロウのヘディングでの落としに周りの選手が合わせた場面は1度も無かった。

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2016年.柿本のヘディングでの落としは,ことごとく北野が足元で押さえたが,リンタロウが空中戦を頑張るものの,そのボールは仙台に奪われてしまっていた。

 

仙台は縦横無尽にパスを回す。

特に前半は,鈴鹿はそのパスをカットしてショートカウンターの場面が無かった。

そして,鈴鹿の選手のプレイはミスが多いというより,とにかく精度を全く欠いていた。

 

絶好の場面で,大ホームランを蹴り上げたり,フリーでのパスが長すぎて前線に渡らなかったり。

スタンドからため息が漏れる。

 

昨年のシーズン最終戦鈴鹿は0対1で仙台に負けた。そうだよな?

カニシは昨年の最終戦を忘れない。

そして,その時に手にすることができなかった勝利を,どうしても欲しい。

あの時の悔しさを,どうしても晴らしたい。

その時より,はるかに悪い内容。

昨年の最終戦に出ていて,今は怪我出られない選手は,この試合をどう見ていたのだろうか?

 

前半45分。

鈴鹿の右サイドバックの裏を,仙台攻撃陣が仕掛ける。

阪田(39)がスライディングで止めるが,その際にボールが手に当たった様子。

ペナルティエリア内。

選手たちが猛抗議している。

カニシにはその場面の真実は分からない。

そばで見ていた選手が言うのだからハンドではないのかもしれない。

だけど,右サイドを突破され,ペナルティエリア内に進入されている時点で,鈴鹿のディフェンスはやられている。

 

月成に祈るしかない。

仙台にPKを決められ失点。

0-2

 

ここで前半終了。

 

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鈴鹿のゲームプランは通用していない。

突破口はリンタロウのみ。

早い段階で選手交代があると思う。

また,中盤が支え切れていないので,失点の恐れもある。

 

とにかく,最後の最後で崩されずに持ちこたえたのは,センターバックが良く頑張っていたためだと思う。

阪田と川里のベテランが,何とか試合を作っている感じがする。

 

それにしても,鈴鹿の選手のミスの多さはなんだろう?

トラップで止めきれず,仙台の早い寄せに捕まっている。

 

さらに,ボールを受けてから,パスを出すまでの判断に時間がかかり,リズムが生まれていない。ダイレクトプレイも上手くハマった場面は記憶にない。

ボールを受けてから,顔を上げてパスコースを探しているように見える。

そして,パスコースが無くて,後ろに下げる悪循環。

 

あれ?鈴鹿はこんなチームだったっけ?

 

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後半開始。

 

センターバックの川里光太郎(3)

仙台は攻撃時に斜めに走り,人数をかけてくる。

川里が声を出して,鈴鹿の選手を動かそうしている。

中盤でせめてコースを切ってくれないと,良いようにやられる。

なんとか修正しようとして,奮闘する川里。

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鈴鹿の選手は,前半最後のPKのジャッジ以降,審判の判定にナーバスになっている。

確かに変な判定もあるが,それで試合を壊しては元も子もない。

ふてくされるような態度の選手までいる。

どうした? 鈴鹿はこんなチームだったか?

 

後半9分

(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)11遠藤純輝

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)8海口彦太

 

後半早い段階での交代。

早く立て直したい。

 

センターバックの,阪田章裕(39)

ヴィッセル神戸戦も良かった阪田が安定して守っている。

ポジショニングも高さもあり,足元も安定している。

オフサイドにかける技術も高く,両サイトバックが上がった後のカウンターも良く止めている。

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サイドバックの,蓮沼翔太(13)

いつもの右とは違う左に入るが,とにかくやり難そうにしている。

リンタロウからの絶妙の攻撃を,オーバーラップした蓮沼がシュートを放つが,大きく外してしまう。

その後の攻撃時のクロスボールも全く中に合わない。

プレイの精度がいつもと全く違う。

 

試合は膠着する。

鈴鹿は攻めるが,攻撃の糸口はつかめない。

仙台は余裕で守って,攻撃時は人数をかけて押し寄せてくる。

 

後半16分。

鈴鹿の右を突破され,クロスボールが左に流れる。

それを詰めていた仙台に豪快に決められ失点。

0-3

 

残り30分以上あるのに,なんかナカニシは試合に集中できなくなってきた。

なんだ?

前述のとおり,練習試合を見ている感じになってきた。

 

後半21分

(OUT)29坂本広大 ⇔ (IN)9藤沢ネット

(OUT)26今井那生 ⇔ (IN)35上田駿斗

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)14北野純也

 

残り25分以上残して,5人の交代枠を使い切る。

本当にゲームプランも何もあったもんじゃない。

 

鈴鹿は攻めるしかない。

リンタロウを中心に仙台ゴールに迫るが,仙台はちゃんとボランチの位置で一度当たってきて,鈴鹿のスピードを潰するので,ディフェンスが十分に対応する。

 

鈴鹿はゴールが遠い。

そして,相変わらずミスが多く,精度が悪い。

こんなんじゃなかったのに,どうした?

天皇杯イニエスタに会って,今シーズンの目標を達成して満足しちゃったのか?

 

試合は淡々と進む。

 

カニシの手拍子は気が付かないうちに止まっている。

 

その時。

 

藤沢ネット(9)が,スタンドに向けて「もっとくれ」とアピールする。

サポーター!

もっとくれ!

もっとパワーをグラウンドに送ってくれ!

ピンチの時こそ応援してくれ!

吠えるネット!

 

ネット。

上等だ。ネット。

選手が戦うならば,サポーターがやることはひとつだ。

声は出せないけど,気持ちを込めるぞ。応援するぞ。

1点取ろう。

その1点は,泥にまみれた1点は,戦って勝ち取った1点は,

必ず次の試合につながる1点となるはずだ。

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左から上田駿斗(35)が鋭くクロスを入れる。

今年のルーキーの目は,まだ勝利を見ている。

 

北野純也(14)がシュートを狙う。

北野が試合を諦めることはないって事は,乃木浜で知っている。

 

リンタロウ(7)もゴールに向けて感情をあらわにする。

 

前半あれほど奪えなかった仙台ボールを海口彦太(8)が奪う。

 

試合が試合になってきた。

 

太鼓の音に力が入る。

みんなの手拍子が響く。

 

後半44分。

左サイドの裏を突破され失点。

0-4

 

それでも大事な1点を取るために戦う選手たち。

 

西村仁志(6)の弾丸ミドルシュートが火を噴くが,ゴールキーパー正面。

 

後半AT。

遠藤純輝(11)のピンポイントクロスを,リンタロウ(7)が頭で合わせる。

ゴーーーーーーール!!!1-4

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

お手伝いをしてくれたみなさん,ありがとうございました。

今日は蒸し暑かったですが,おかげで設営はとてもスムーズでした。

 

試合後にサポーターの仲間がポツリと言いました。

「ネットがあと3人いてくれたら」

藤沢ネットの熱い気持ちが,折れかけていたサポーターの心を救ってくれました。

 

 

試合を振り返ると,とても不思議な試合内容でした。

仙台にめちゃくちゃやられた印象よりも,鈴鹿のミスと精度の悪さが印象に残りました。

そして,特に前半は中盤がスカスカでした。セカンドボールの奪取も,コースを切るプレスも効いていませんでした。

 

違うチームを見ているようでした。

なんでこんなバラバラになったのかは分かりません。

シーズン開始前のチームのようでした。

 

 

試合後にスタンドで,野口遼太選手にメッセージを送りました。

今はコールもできませんし,個人チャントも歌えません。

だから,背番号と同じ34枚の画用紙に「ノ」「グ」「チ」と書いて掲げました。

ノグさんが照れ屋なのは良く知っています。なので返事は不要です。

ノグさんの返事は,元気にグラウンドに戻ってきてくれることです。

そして,プレイで魅せてくれることです。

悪魔の左足。野口遼太!ノグさん,待ってますよ。

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今夜のブログを書き終えましたが,変な気持ちが取れません。

 

最後になんて書いたらいいのか分かりません。

 

ただ,ひとつ言えるのは,もう来週には次の試合があるということです。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第15節 7月3日(土)16:00 対 奈良クラブ橿原公苑陸上競技場

JFL第16節 7月11日(日)18:00 対 ディアモ枚方@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第17節 7月18日(日)15:00 対 ヴィアティン三重@朝日ガスエナジー東員

 

このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください(選手を除く)。