VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

11月23日

みなさんこんばんは。

 

今日は何の日かご存じですか?

3年前の今日は,鈴鹿が地域CLで勝利してJFL昇格を決めた日です。

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勝利の後,サポーターで集まって祝勝会をしました。

カニシは市原のスポーツバーで酔っ払っいました。

知っている人は知っていますが,ナカニシが試合後にお酒を飲むのは極めて珍しいことです。

 

あまりに嬉しかったので,この夜は横断幕を布団にして,ゼットエーオリプリスタジアムで野宿するつもりでした。

でも,寒かったので野宿はやめてちゃんとホテルに泊まりました。

 

その日のブログ。

https://miracle-fcsuzuka.hatenablog.com/entry/34537118

 

その翌日のブログ。

https://miracle-fcsuzuka.hatenablog.com/entry/34537611

 

昇格の時に思ったのは,昇格の年を戦った選手はもちろん,この瞬間までチームに所属し支えてくれた全ての選手達への感謝です。

昇格というのは,その一年だけでなく,ずーっと続く階段のようなものだと思います。

今年昇った一段があってこそ,来年その次の段に足をかけることができます。

だから全ての選手に感謝の気持ちを持ち続けています。

カニシはそんな風に思っています。

 

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本日,チームと施設管理者に許可を得て,横断幕の虫干しをしました。

と,いう体ですが,本当はサポーターの仲間から提案をもらい,選手たちに元気を届けたいと思ってやったことです。

J加入ができなくなったからと言って,サポーターの応援が止むことはありません。

より一層,「俺たちは元気に応援するぞ」という意気を伝えたくて横断幕を掲出しました。

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ビックフラッグの掲出は密を避けるため,試合では禁止されています。

そのため,掲出に際しては,十分に注意しています。

 

鈴鹿の3連巨大断幕は,たぶん2年ぶりに日に当たりました。

1枚の大きさは,横11m縦7mです。なので3枚合わせると横33mになります。

2年間掲出ができなかったので,これを始めて見た選手もたくさんいたと思います。

地域決勝の際のゼットエースタジアムに寸法を合わせてナカニシが手作りしたので,通常のAGFや三交では大きすぎて使用ができません。

鈴鹿の新スタジアムで掲出したいなーと思っています。どんなスタジアムになるか楽しみです。

 

この巨大横断幕に書いてある言葉は3つあります。

「限界突破」は,当時のチーム名であるアンリミテッドの意味。

「我らの誇りこの街の夢」は,鈴鹿のチャントの言葉

では,「鈴鹿本気躍動」は何かわかりますか?

(これが分かる人はかなりのマニアです)

これは当時の小澤宏一監督の指揮してた時代のポスターの言葉なのです。

こちら(字体も合わせています)。

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ちなみに,当時の小澤宏一監督は,鈴鹿にくる少し前にギラヴァンツ北九州にいました。

鈴鹿監督の三浦泰年監督と共にコーチをしていたそうです。

なんか,サッカーがつなぐご縁ですね。

 

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今週末はホーム最終戦で,いわきFCと対戦です。

そして,次の週は本当の最終戦,高知ユナイテッドと対戦です。

 

この2試合で今シーズンが終わります。

今の選手達がチームで戦うのは・・・あと2試合だけです。

 

選手達の契約の交渉も始まることだと思います。

どんな結果であれ,チームには選手をリスペクトして欲しいと願っています。

汗と涙を流し,体を痛めながら戦った選手たちは,サポーターにとって文字通り「我らの誇りこの街の夢」なんです。

 

また,寂しい時期が来ます。

また,ナカニシが苦悩してイライラする時期が来ます。

 

だけど,

今は目の前の一戦に集中するだけです。

勝ちましょう。

そして選手の笑顔を見ましょう。

いわきに勝つ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第33節 11月27日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

JFL第34節 12月5日(日)13:00 対 高知ユナイテッド@春野総合運動公園

JFL第32節 対 FCティアモ枚方

みなさんこんばんは。

 

今節,ヴェルスパ大分さんが勝利したため,今シーズンの鈴鹿ポイントゲッターズはJリーグ加入要件を満たすことができませんでした。

 

残念か残念じゃないかでいうと,残念です。

でも,ナカニシは全く下を向いていません

また,残念ではあるものの,ガッカリしている訳でもありません。

 

カニシにとって,最高なのは選手と共に戦うことができる事です。

今日は勝ちました。

選手が笑ってバスに乗り込みました

だから,今はとても気分が良いです。

 

昨年も,一昨年も,Jリーグに行ける可能性はありませんでした。

だけど,一生懸命応援することに変わりはありませんでした。

今日の1勝も,いつの日かJリーグに行くための大事な1歩です。

どんな1歩も決して無駄にはなりません。

 

以前,鈴鹿サポーターの歌ってた「歩み」というチャントが頭の中を回っています。

 

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試合の朝。

前日のバッチリ準備で,遠征時に忘れ物をしたことの無いナカニシが忘れ物。

忘れたのは手作りのフラッグ。

 

今日は,VictoryCrossの旗部がお休みなので,久しぶりに手作りフラッグを出してきた。

このフラッグは2012年にあにぃさんのお母さんが作ってくれた物。

ありがとうございます。今も大事に使っています。

 

今日の対戦相手は,FCティアモ枚方(以下,枚方と書きます)

前節はミラ監督解任後の最初の試合だった。

この試合は,今シーズンナカニシが肉眼で見ていない唯一の試合。

小澤司暫定監督が苦戦しながらも勝利を収めた試合だった。

 

しかし,この試合で枚方の強さは身に染みるほど感じた。

枚方は,昇格1年目ではあるが,JFLの強豪に決して劣るチームではない。

強い。本当に強い。

 

高速道路を走りながら,選手たちの事を考える。

みんな強い気持ちで戦えるか?

 

現地に到着。

始めての枚方市陸上競技場。

こじんまりしているが見事な芝生。

横断幕を掲出する。

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サポーターの仲間が結集する。

コロナが少し落ち着き,徐々にサポーターも戻ってきた。

さあ,誇りを持って戦え鈴鹿

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 4橋本晃司・8海口彦太・6西村仁志・42ニウド・40松木駿之介

DF 19田村翔太・35上田駿斗・26今井那生・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

鈴鹿は前節と同じフォーメーション。4-1-4-1。

枚方はたぶん,4-4-2。ひょっとして4-3-3かも。

 

試合は落ち着いた滑り出し。

両チームもとに,リスクを回避しつつ,ロングボールを蹴り出して始まる。

 

4-4-2?4-3-3?枚方のフォーメーションが分かりにくいのは,前線から縦横に選手が良く動いているため。

フレキシブルに動いているのに,中盤にスペースが無い。

全体が生き物のように良く動くチーム。

そして枚方は,早くて高くて上手いワントップ気味の選手が怖い。

 

鈴鹿のワントップ,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

鈴鹿の攻撃のパターンのひとつは,リンタロウにボールを当てて,そのセカンドボールを拾うというもの。

リンタロウが競り合い,その後ろで海口(8),西村(6)のインサイドハーフが狙っている。

しかし,枚方センターバックは強くて高いので,リンタロウの頭で良いボールが落とせない。

また,足元にボールを収めようとしても,プレッシャーが厳しく,キープが上手くできない。

ワントップであるため,枚方はリンタロウにきっちりマークを付けている。

自由にボールを持てないリンタロウが,檻の中の猛獣のように暴れている。

リンタロウ。ガマンだ。

必ずチャンスは来るぞ。

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鈴鹿はリンタロウへのロングボールが多い。

サイドに展開しても,厳しいアタリで前に伸びることができない。

どうも,鈴鹿の攻撃が詰まっているような感じを受ける。

 

枚方は,ボランチから中→外→中→外と丁寧に繋いでくる。

鈴鹿はボールを追うものの,なかなか引っかからない展開。

 

インサイドハーフの,「疾走する若武者」,海口彦太(8)

奪取力の高いインサイドハーフの海口(8)と西村(6)が,枚方のダブルボランチにアタックをかけてボールを奪えれば,大きなチャンスなのだが,枚方の中盤は足元が上手く,そう簡単に取らせてくれない。

海口の得意とする,一瞬の寄せと粘り強いタックルが見られるが,枚方ボランチやディフェンス陣にブレは無く,落ち着いて対応されている。

それでも疾走する海口。

それそれ。ダメでも何度でも繰り返そう。同じシチュエーションは絶対にない。

前半の序盤には,橋本(4)からのパスに対して,枚方ディフェンスを縦に突破してゴールに迫った。惜しい!

カニシは,海口の疾走しながらボールを押さえつけて前に進むプレイが大好き。

トップ下なら,相手にとって怖い選手でいて欲しい。

海口!ガブリと噛みつけ!

海口のボール奪取からのショートカウンターが見たい。

ガンバレ!

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鈴鹿はリンタロウ(7)にボールが収まらない。

リンタロウがガチガチにマークされているので,それより前に進めない。

前半の序盤を過ぎると,徐々に押し込まれはじめる。

枚方の攻撃の起点は,鈴鹿のアンカーのニウド(42)の横のスペース。

バイタルエリア直前のニウドの周囲でボールを回されてしまう。

中のスペースを消すため,鈴鹿サイドバックは中に絞って来る。

そして,サイドの大きなスペースを使われてしまう。

 

サイドバックの,「スピードスター」,田村翔太(19)

攻撃的な田村としては,前に前に進みたいところだが,枚方の攻撃は田村の左サイド中心。

中に寄せておいて,サイドに展開し,クロスを上げるか,ドリブルでカットインするか自在にやられている。

サイドハーフの橋本(4)も下がって来ているのだが,攻守の切り替えが遅れると一気に枚方に侵略される。

枚方は,足元のテクニックだけではなく,動きながらのスピードも相当早い。

足の速さでは人類史上トップに近いタムショーであっても,後ろから後ろからトップスピードで追い抜いてくる選手を捕まえるのは困難。

タムショーのサイドが厳しい。

中にも枚方は大きな選手がいて,センターバックがサイドに釣り出されるわけにはいかない。

タムショー。耐えてくれ。

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前半22分。

やはり枚方は,ニウド(42)の横のスペースにクサビのパスを入れてくる。

そこからさらに左に展開。

サイドバックの田村翔太(19)がコースを切るが,枚方サイドハーフはカットインから思い切りよくシュート。

そのシュートを枚方センターフォワードにコースを変えられて失点。

0-1

 

アンカーのニウドの両脇のスペースを,枚方センターバックからのクサビのパスで抜かれて失点。

枚方としては狙い通りの展開だろう。

鈴鹿は,ニウドの両脇のスペースを埋めるため,インサイドハーフからコースを切りたいのだが,枚方の選手は良く動きながらポールを受けるため,どうしても中盤を使われてしまう。

ここまでのボール支配率は4対6で枚方の優位。

そして,さらに鈴鹿は防戦一方となる。

 

センターバックの,「我武者羅120%」,今井那生(26)

ディフェンスのリーダーとして,しっかりとディフェンスラインを整えているが,中盤を枚方に支配されているため,ディフェンスが直接枚方の攻撃陣にさらされている。

前に後ろに,そして高さでも那生が獅子奮迅の活躍。

枚方フォワードは高くて強いが,体を上手く寄せて相手のジャンプのタイミングをずらし,高さで勝てないまでも,自由にプレイさせない那生。

上手い。那生は対人のぶつかり合いだけでなく,駆け引きも上手くなっている。

そして,ディフェンスの裏に走られるボールに対しても,刃物のような切れ味鋭いスライディング一撃で止める。これも上手い。唸るナカニシ。

那生の声,気迫,根性,粘りはもちろんのことだが,この試合では,強い相手に対して駆け引きや,仲間の動きを上手く使ってディフェンスしている。

那生。今は苦しいけど反撃の時が来る。

ガンバレ。粘れ!

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鈴鹿は前にボールを運べない。

リンタロウがマークを外すため左右に動くが,単独で連動していないので,枚方ディフェンスは十分に対応している。

枚方がディフェンスとボランチでボールを回す。

2列目にいる橋本(4),海口(8),西村(6),松木(40),が前に押し出してプレッシャーをかける。

枚方は,鈴鹿の2列目が喰いついたところで,アンカーのニウド(42)の左右のスペースにボールが入る。

枚方は,鈴鹿の4-1-4-1を研究している。

そして,鈴鹿は術中にハマっているように見える。

 

サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

こういう厳しい展開の中で,今,前に運べるのは松木しかいない。

右のかなり高い位置をキープし,ボールを受ける松木だが,裏のスペースを使えず,ゴールに背を向けて受けるしかない。

枚方は全体的に当たりが大変激しく,松木もファウルでガンガン止められている。

サイドの攻防では,アタリとフィジカルの強い枚方ディフェンスと直撃で対面するため,中に絞って入ってくる松木

前半の終盤には,リンタロウ→橋本→松木のトラップから,こぼれ球を海口がシュート!

と,良いつながりが出ている。

やはり松木か絡むと,攻撃に動きが出る。

試合展開はあまり良くない。

でも,こんな時こそ松木の動きが突破口となるはず。

松木。前に前に行こうぜ。

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前半の終盤。

試合は完全に枚方ペース。

鈴鹿は前線にボールを運ぶこともできない。

リンタロウ(7)が前線で孤軍奮闘しているが,そこから先が無い。

 

ゴールキーパーの,「ファイヤー」,岩脇力哉(23)

厳しい前半の展開。

枚方バイタルエリアを使いまくっているので,ドフリーでミドルシュートを打たれる。

しかし,見事なセーブでゴールを守る力哉。

ナイスキーパー!ナイスセーブ!

センターバックの2人は若くて活きが良いのだが,後ろから力哉がしっかりと支えている。

今日も力哉はファイヤーだ!

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しかし前半33分

コーナーキックの2次攻撃で,再び中に放り込まれる。

枚方の強くて高いフォワードがボールをキープするが,ハンド?なんじゃないか?

レフリーはハンドを取らず,中への折り返しを決められ失点。

力哉がハンドをアピールするが認められず。

0-2。

 

厳しい!

枚方強い!

鈴鹿は,明らかに後手後手に回っている。

しかし,鈴鹿も何もできていない訳ではない。

何かが噛み合っていない。

何かがカチッとはまれば・・・と思うような試合。

 

2点のビハインド。

鈴鹿は攻めるしかないため,かなり押し上げている。

サイドバックの,田村(19),菊島(15)も,ポジションを上げている。

しかし,枚方はカウンターも鋭く,攻撃に出ても危ない感じは続いている。

 

ここで前半終了。

 

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この試合でも,三浦監督はハーフタイムにアップする選手を早い段階で引き揚げた。

控室で戦術の確認をしていると思う。

 

実際に,三浦監督就任以来,前半で良くなくてもハーフタイムで修正して,後半立て直した試合は多い。

監督が良く言うのは,相手より1点多くとったら勝利。

つまり,失点を気にするなと言うこと。

 

2失点したなら3得点すればいい。

その為の後半にしよう。

まずは1点。

しっかりと1点を。

 

この時点でも,ナカニシはなんか起きるんじゃないかと思っていた(本当)

なんか,今日の鈴鹿はひとつハマれば凄いことになるんじゃないかという気がしていた。

 

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後半開始。

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)21山内健史

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)20中村俊貴

 

ここで鈴鹿は,ダブルボランチの4-4-2に変更。

そして,フィジカルで押してくる枚方攻撃陣に対して,「鬼俊貴」中村俊貴がセンターバックに入る。

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後半開始から鈴鹿の攻勢が始まる。

攻勢のスイッチは明らか。

山内(21)が走り始めたため。

 

リンタロウ(7)と2トップを組む山内が,両サイドハーフの前のスペースに斜めに走る。

すると,山内,サイドハーフサイドバックと,3人が縦に並ぶことになり,一気に攻撃のバリエーションが増える。

それでいて,リンタロウは中でターゲットとして残っているため,枚方に強烈な2択を迫ることができている。

 

そして。

後半6分。

攻勢の鈴鹿は左サイドバックに入った上田(35)が,前線に飛び出してコーナーキックを獲得。

ちなみに鈴鹿は前半のコーナーキックが「0」だった。

キッカーはもちろん橋本(4)

1歩,2歩,3歩。

橋本が助走を取る。

右で蹴る橋本のキックの曲がりを予想して,鈴鹿の選手は枚方ゴール前に密集する。

橋本の蹴ったボールはファーサイドのポストめがけて伸びる。

それを頭で叩き込んだのは・・・上田駿斗(35)!

ゴーーーーーーール!!!1-2

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(逆サイドだったのでサポーターの席からは良く見えなかった。そのため帰宅後に動画で確認。)

上田のナイスヘッド!

そして,上田にフリーでヘッドさせるために,上田のすぐ前で俊貴(20)が体を張って競り合っていた。

俊貴もナイス!

橋本もナイス!

 

前半センターバック,後半左サイドバックの,「双頭の龍」,上田駿斗(35)。

両利きのハイジャンパー上田が反撃の狼煙を上げた。

後半の左サイドバック上田は,常にポジションを高くとり,攻撃の基点としてサイドハーフの橋本(4)を支えつづけた。

初めて鈴鹿に来たときは,細くて,弱弱しくて,大人しくて,大丈夫かな?と思うほどだった。

試合前に,その姿を見ると体が3周りくらい大きくなっている。

やっぱりめちゃくちゃ成長してるやん。上田。

上田の良い所は,何となく飄々としていて,精神的なプレッシャーに強い所だと思う。

どれだけ相手に寄せられても,本当に落ち着いてプレイしている。

後半左サイドバックに入ってから,上田のプレイがとても楽しそうに見える。

素晴らしい。

上田。ナイスプレイだ。

この試合ひっくり返そうぜ。

 

後半は,ずっと鈴鹿ペース。

鈴鹿が押し続けている理由は,前述の山内(21)の動き。

そしてもうひとつは,ニウド(42)が解放されたこと

 

ボランチの,「アトミックセンター」,ニウド(42)

後半からは西村(6)とダブルボランチとなっている。

前半はアンカーのニウド(42)の両脇にスペースができていた。

そこに枚方のクサビのパスが入るため,それを迎撃するためにも,ニウドはアンカーの位置から動けなかった。

後半は,世界で一番気の利くプレイヤー西村仁志(6)が,ダブルボランチを組むため,ニウド(42)が縦横無尽に動けるようになった。

後半の序盤から,ドリブルでするすると持ち込み,スーパーコントロールミドルシュートをぶちかますニウド。惜しくもバー直撃でゴールならず。

サイドにもフォローに入り,自らも2列目から飛び出す。

誰かが言った。「ニウド無双」。

後半のニウドは本当に無双だった。

素晴らしい。

ニウド。もう1点行こうぜ!

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後半12分。

山内(21)の鋭い動きに枚方もたまらずファウル。

そしてイエローカード2枚で退場。

 

フォワードの,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

山内の動きは,ナカニシも未だに目で追えない。

それほどキレとスピードがあるので,相手にしたらボールに行ったつもりでもファウルとなってしまう。

また,山内はボールの受け方と,ターンの仕方が抜群。

振り向かせないように後ろからプレッシャーをかけても,その力を利用してターンされてしまう。

最近言いまくっているのだけど,山内のプレイに一番近いのはメッシだと勝手に思っているナカニシ。でもたぶんそう。

後半,鈴鹿のペースを引っ張ったのは,山内の前線の動き。

その山内の動きのため,リンタロウのマークがずれて,リンタロウも良い形でボールを受けられるようになっている。

前線にボールが入れば,2列目の上がってくるタイミングが生まれる。

山内の出場で,後手後手の鈴鹿の動きが,先手先手を取れるようになってきた。

さすが山内!

さすが鈴鹿の山内!

GOかSTOPなら,もちろんGOGOだ!

山内!行け!

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鈴鹿の攻勢が続く。

そして枚方陣内での攻防。

ニウド(42)がとにかく無双中で,セカンドボールを拾いまくっている。

枚方は,1人少ないため,ワントップにボールを入れて突破口を探るが,センターバックの今井那生(26)と中村俊貴(20)で万全のディフェンス。

このニウド(42)と,ディフェンスラインを繋いでいるのが,縁の下の力持ちの彼!

ボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

大攻勢をかけている鈴鹿が浮足立たないように,中盤のスペースを埋めている西村。

誰かがパスコースを探していると,必ず西村がフォローに入っている。

世界で一番気の利くプレイをする西村。さすが!

特に,後半はニウドのサンバのリズムが鳴りやまないため,西村がその後ろを支えている。

西村。コツコツと地味なプレイだが,サポーターはみんな知ってる。

西村のプレイは全部ビッグプレイだ。

ナイス西村。

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後半の支配率は,8対2で鈴鹿優位。

前半1本も無かったコーナーキックも12本もあったらしい。

ちなみに,後半のシュート数は,鈴鹿15本。枚方1本だったらしい。

 

コーナーキックを蹴るのは,ポジション不定「名人」,橋本晃司(4)

橋本の高精度コーナーキック枚方ゴールを襲う。

ショートコーナーや,ニアへの鋭いボールなど,揺さぶりをかけつつ,鈴鹿の選手の頭にピンポイントで合わせる。

後半半ばのリンタロウのヘディングは惜しかった。

後半に入り,ニウドからのパスが橋本にホットラインでつながるようになったため,ボールに多く振れている。

橋本がボールを持つと,周りがワッと動き出すため,得点の匂いがし始める。

縦の山内(21)だけでなく,逆サイドの松木へのロングパスも狙っている。

橋本が攻撃のタクトを握る。

橋本の指揮でみんなが踊る。

鈴鹿の選手全員が躍動している。

サンバのリズムだ!

橋本!頼むぞ!

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押せ押せの鈴鹿

枚方は1人少ないので,攻撃に厚みが出ない。

これは・・・守って守って時間切れを狙ってくるかもしれない。

 

枚方の退場でリンタロウ(7)のマークが前半程ではなくなってきた。

クサビのボールがリンタロウに入る。

これも鈴鹿の良い形ができている。

リンタロウ!決めろ!

 

鈴鹿のボールはほとんどニウド(42)を経由している。

サンバのリズムでノリノリのニウドは,引き続き無双している。

なんとか点が欲しい。

良い形はできているが,枚方も最期の最後で止めてくる。

なんとか決めて欲しい。

 

サイドバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

鈴鹿の攻勢が続くため,コーナーキックと共に菊島ロケットも何発も放たれている。

良い形になるものの,さすがの枚方ディフェンスは固く高く,ゴールを割ることができない。

菊島自身もポジションを高くとり,サイドから何本も良い形を作っているが,ゴールにつながらない。

でも,菊島が何かやってくれそうな感じはプンプンしている。

菊島!

そして,後半31分。

(何本目か分からない)橋本のコーナーキック枚方ゴールキーパーがパンチングで弾く。

そのボールをダイレクトで叩き込んだのは・・・キクシマ!菊島卓(15)!

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ゴーーーーーーール!!!2-2

 

同点。ついに同点。

ナイスゴール菊島!

 

残り時間は少ない。

だけど,鈴鹿の大攻勢は続いている。

あと1点。

逆転するぞ!

 

枚方はどんどん選手を交代している。

さらに長身のフォワードも入れてきた。

鈴鹿はペースを変えずに,このままこの調子で押し切る。

 

鈴鹿の攻勢の中で,枚方ディフェンスのアタリも激しい。

山内(21)が後ろからのタックルで,腰を痛めている。

山内!大丈夫か?

 

コーナーキック松木(40)が頭で合わせる。

惜しい。いいジャンプで合わせたけど惜しい!

松木!良いぞ!

 

那生(26)もコーナーキックを頭で合わせている。

那生!どんどん行こうぜ。

 

ニウド(42)の超ブレ球ミドルシュート

 

山内(21)の単騎単独ドリブル突破はファウルで止められる(取らなかったけど)

 

リンタロウ(7)の超ポストプレイから,山内(21)のシュートは枚方ゴールキーパーのファインセーブで防がれる(これは相手ながらあっぱれ)。

 

鈴鹿の攻勢はあと1歩まで来ている。

もう少し。もう少し。

時間がじりじりと過ぎる。

 

アディショナルタイムは5分。

残り5分。

 

AT1分。

右の菊島(15)から流れて動く山内(21)へ。

この山内の動きは捕まえられない。

山内からリンタロウ(7)へ。

前半の苦しさを跳ね返すような,見事なポストプレイ。

溜めるだけ溜めて,チョンと後ろに流す。

そこにいるのは,俺たちの橋本晃司(4)!

橋本のパスのようなシュートがゴール左隅に決まる!

おっしゃーーーーー!

ゴーーーーーーール!!!3-2

大逆転!

ナイスゴール橋本!

みんなナイス!

 

AT2分

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)25出岡大輝

 

さすがに鈴鹿もこれで締めに入るか・・・

と思いきや,三浦監督は攻撃の手を緩めない。

 

すでに時間経過。

ほぼラストプレイ。

出岡(25)が右サイドで粘り,走り出すの松木(40)へパス。

松木はさらにグイグイと中に切れ込む。

松木らしいドリブルだ!

松木が中に折り返す。

そこにいたのは・・・なんと左サイドバックの上田駿斗(35)が真ん中で待っている。

上田のダイレクトボレーシュート

ゴーーーーーーール!!!4-2

 

ナイスゴール上田!

ナイスドリブル松木

 

ゴールの瞬間,ゴールキーパーの岩脇がサポーターにガッツポーズをする。

よっしゃ!

ここで試合終了。

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの方が試合会場にお越しいただきました。

鈴鹿サポーターも徐々に増えてきました。

みなさん応援ありがとうございます。

 

それにしても,サッカーの怖さをつくづく感じる試合でした。

前半と後半が全く違う,両極端の試合でした。

そんな難しい試合を,きっちり逆転で勝利した鈴鹿

なんか強くなった気がします。

 

さて,この試合のナカニシ的MVPですが・・・

2ゴールを挙げた上田駿斗選手(35)に送りたいと思います。

上田選手,素晴らしいプレイでした。

次戦もよろしくお願いします。

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鈴鹿は勝利したものの,ハードでファウルも多く荒れた試合でした。

今,ナカニシは選手達が怪我をしていないか心配しています。

腰は大丈夫か?

無理せずに,ちゃんと治療してください。

 

次戦は,今シーズンの最後のホームゲームです。

寂しいですが,今の選手たちを鈴鹿で見られるのはこれが最後です。

サポーターとして,選手たちに十分な応援が出来なかったことが本当に悔やまれます。

カニシは寂しい。

 

最後の最後まで,ナカニシは全力の応援を続けます。

 

みんなお疲れ様でした。

ゆっくり体を休めてください。

 

ナイスゲーム!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第33節 11月27日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

JFL第34節 12月5日(日)13:00 対 高知ユナイテッド@春野総合運動公園

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第31節 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

 

橋本晃司選手(4)のフリーキックの時のモノマネが上手いと評判のナカニシです。

 

全然どうでもいい話をさせてください。

カニシのことを知っている人なら,「えっ」って思うかもしれませんが,今日の試合は下にアンターシャツみたいなのを着ていました。

そうです。普段のナカニシは,半袖+半ズボンが標準装備なのです(寒くても)。

今回アンダーシャツを着ていた理由は簡単です。橋本のマネです。

 

ここまでブログを読んで,何となくわかるかもしれませんが,ナカニシは大変ご機嫌でブログを書いています。

 

今,土曜の深夜11時です。

さあ,書き上げるのが何時になるか分からないけど,ナカニシのブログ始まるよ~。

(このブログは土曜の3時ごろに書き上げましたが,写真が日曜に到着したのでアップは日曜になりました。試合終了後の深夜のテンションで書いていますので,相変わらず「変」ですが,よろしくお願いします。)

 

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試合の朝が来る。

実は,ナカニシは夜の試合が苦手。

試合開始まで,時間を持て余してしまう。

 

やっぱり待ちきれなくて,12時には会場入り。

スタッフもまだ来ていない。

誰もいないと思いきや・・・

ヴィアティンサポーターさんが1人到着している。

やはりヴィアティンサポーターさんは熱い。

今日の試合よろしくお願いしますと,きちんとご挨拶。

 

今日の対戦相手は,ヴィアティン三重(以下,ヴィアティンと書きます。)

前期の対戦では,0対3で敗れている。

その試合は三浦監督の就任直前で,監督は東員のスタンドで見ていたと思う(たぶん)。

 

三浦監督は,選手を入れ替え,コンバートし,フォーメーションを変更し・・・,就任以来,チームにたくさんの変化をもたらせてきた。

勝利のための変化を恐れない監督が,この試合をどのように戦うのか?

戦前のナカニシの予想は,ゴリッゴリの超攻撃的サッカーだった。

 

この試合は,船谷ホールディングスさんがマッチスポンサーで,JAFさんの飲酒運転の撲滅とか,DV防止の運動など,いろいろなタイアップが行われている。

みなさんありがとうございます。

感謝。感謝。ナカニシ感謝。

 

横断幕やノボリの準備が整った。

やはり三交開催はスムーズに準備ができる。

 

空が暗くなってきた。

お客さんが入る。

太鼓の音がこだまする。

 

寒い!アンダーシャツを着ていても寒い。

しかーし。

ハートは火を噴くほどに燃えているぜ。

 

鈴鹿を愛する者がここに集う!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 4橋本晃司・8海口彦太・6西村仁志・42ニウド・40松木駿之介

DF 19田村翔太・35上田駿斗・26今井那生・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

鈴鹿はニウドがアンカーの4-1-4-1。

やはり三浦監督は前節と戦い方を変えてきた。

ヴィアティンは4-4-2。

 

両チームの気合が凄まじく,試合はバタバタとした状態で始まる。

ヴィアティンのロングボールに対して,前線で起点を作られバタバタっと守る展開。

カニシのイメージでは,ヴィアティンは前に動きながらのスピードのある攻撃が怖い。

 

鈴鹿のワントップと言えば,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

前線のターゲットとしてリンタロウが体を張っている。

前半の序盤には,鈴鹿のディフェンスから出たボールを,リンタロウが体を張ってキープし,右を走る松木(40)に,絶妙のパスを出した。

高く強いリンタロウが前線にいると,そこから攻撃が連鎖する。

特に,ボールを受けて「間」をつくり,背中で相手をブロックしつつ,周りが走り出すタイミングを取っている。

リンタロウが前にいると何となく安心するのは,鈴鹿サポーターあるあるなんじゃないだろうか。

そして,リンタロウは周りを活かすだけじゃなく,自分自身も,もちろんストライカー!

細かいパス交換からヴィアティンゴール前でシュートを放つが,最後の最後が打ちきれない。惜しい!

リンタロウ。ドンドン打っていこうぜ!

 

試合は中盤のサイドでの潰し合いに。

さらにディフェンスが集中しているので,互いに攻撃陣にボールが入ってからシュートが打てていない。

そのため,両チーム共にサイドから攻めたいが,高い位置から激しくプレッシャーを掛け合ってるので,どちらも前に持ち込めない。

やりたいことは似ている。

それが決まらない理由も似ている。

ある意味?不思議なバランスの取れた試合になった。

 

右サイトハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

縦へ縦への猛烈な推進力を持つ松木のドリブル。

この試合では,ヴィアティンのサイドバックはそれほど上がらず,松木は裏に走るのではなく,後ろを向いて受けている。

そのため,松木のボールの受け際で激しく当たって,振り向かせないようにしてくる。

松木は,反転しながら体を入れ替えて前に進もうとするが,ヴィアティンディフェンスのフォローが早く,サイドに押し出されてしまい,中に切れ込んでいくことができない。

徐々にサイドから中に入ってきてパスを受け,中央の攻撃を厚くする松木

試合を通して,相手に対して能動的に駆け引きができるのも松木の強み。

前半の序盤,松木が中央で受けて攻撃に出る。

リンタロウ(7),西村(6),海口(8)が動いて松木の動きをフォローする。

なんか良いぞ。

今日の鈴鹿は,選手全員がリンクしている感じがする。

その先頭で切り込むのが松木だ!

松木!行くぞ!

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ボール支配率は若干鈴鹿優位。

ただ,ヴィアティンの中盤からの展開は流れるようで,動きながらプレイされると一瞬で脅威になる。

 

インサイドハーフの左,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

ボランチで出場することの多い西村だが,この試合ではインサイドハーフで出ている。

前半,鈴鹿が優位に展開できたのは,西村の積極的な動きが大きい。

ヴィアティンの中盤を自由にしないだけでなく,縦へのクサビのパスを上手く切っている。

そのため,ヴィアティンは中央のパスを通せていない。

そして,西村は守備だけでなく,自らドリブルで持ち込みチャンスを作り出す。

なんか今日の西村は今まで見た西村と違う。

この試合に燃えているのが良く分かる西村のプレイ。

燃えていても,絶対に勝ちたくても,西村のプレイは雑にならない。ミスもない。

青い炎のように静かに燃えている西村。静かに見えてもそのハートは超高熱だ!

西村。やったろうぜ!

西村の力を見せてやろうぜ!

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両チーム共に,失点に対するリスクをしっかり管理しているので,潰し→潰され,が連続する試合。

プレッシャーが激しいので,互いにボールを奪うことも多いが,戻りが早くショートカウンターにはならない。そのため攻撃のチャンスが少ない。

ディフェンスラインも共に高いが,裏に良いボールが出せず,オフサイドは少ない。

互いの良いところを潰し合う展開。

何かが起きそうな緊張感だけが,徐々に蓄積していく。

 

アンカーの,「アトミックセンター」,ニウド(42)

鈴鹿のディフェンスの最初のアクションはニウドから。

体も強く,高さもあり,そして足が長くて,ボールが少し遠くても届いてしまう。

ニウドは視野も広いので,押し込まれて蹴りたくなるような場面でも,きちんと繋いで攻撃のチャンスを作ることができる。

特に,西村(6),海口(8)のインサイドハーフの動きが良く,ニウドからその2人への展開がとても良い。

この試合,ニウドとセンターバックの連携に隙は無かった。

アンカーのニウド(42),センターバックの今井那生(26),上田駿斗(35),常にスタメンで長く連携を整えてきたコンビではない。

それでも,とてもしっくりハマっている。

ニウド。良いぞ!頼むぞ!

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ボール支配率は徐々にヴィアティン優位に。

鈴鹿は前線からディフェンスに行っているが,その分,守備から攻撃への展開が遅れている。

ヴィアティンにパスを回されているが,縦へのクサビは切っている。

左右に展開しつつも,鈴鹿は崩されていない。

少し膠着状態に。

 

前半の30分を過ぎる。

ヴィアティンのコーナーキック

なんとこの試合,このコーナーキックが両チーム通して初のコーナーキック

それほど,体をぶつけあい,球際で競り合いまくっているため,互いに相手陣内深くに切り込むことができていない。

 

右サイトバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

菊島は,元々は快足フォワードのため,スピードで抜かれることはまずない。

さらに,細かいサイドの攻防でも,本職じゃないのか?と思うほどサイドバックに適応している。

鈴鹿はサイドを攻略しきれておらず,菊島ロケット(超ロングスロー)を放つ場面がなかなか巡ってこない。

試合は膠着していて,潰し合いの消耗戦になっている。

その時,菊島が動いた!

 

前半36分。

鈴鹿は左サイドで展開。

パスカットされるが田村翔太(19)が粘ってボールを奪い返す。

中への折り返しをヴィアティンの守備陣が足に当てて,ボールがこぼれる。

ニウド(42)がボールに寄せるが,スッと引く。

そこに全力で走り込んでいたのは,菊島卓(15)!

ほぼグラウンド中央。ペナルティエリアから10mの位置。ここに右サイドバックが押し出しているか!

菊島はトラップしてから切れるようなミドルシュートを放つ。

なんという美しい弾道だ!

菊島のシュートは,地上10㎝を這うように突き進み,ゴール右隅に吸い込まれる。

もう一度書いておこう。

なんという美しいシュートだ!

ゴーーーーーーール!1-0

菊島のビューティフルゴール!

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よっしゃー!

ナイスシュート!

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橋本も良い笑顔!

 

鈴鹿は先制したものの,決して鈴鹿ペースというわけではない。

ヴィアティンも前半で同点に追いつくため,強烈に押し返してくる。

 

両チーム共にスピードを出して攻めたいところだが,寄せも早く,アタリも激しいため,スピードに乗った状態でのパスが出ていない。

足を止めてのパス回しから,チェンジオブペースでメリハリをつけたい。

 

サイドハーフ,「名人」,橋本晃司(4)

前半は特にコーナーキックが極点に少ないが,激しい激突により中盤のサイド付近でファウルが多く,キッカー橋本のピンポイントフリーキックが炸裂している。

リンタロウ(7),ニウド(42),今井那生(26),上田駿斗(35)など。鈴鹿には一発で決められるハイジャンパーが揃っている。

ゆっくり間を取り,1歩2歩3歩と下がる。

橋本の高精度フリーキックがヴィアティンゴール前に放り込まれるが,ヴィアティンのゴールキーパーを中心とした守備も固く,ヘディングでミートさせられない。

中盤の潰し合いとなったこの試合。

橋本が前線へダイレクトパスでの一刺しを狙っているように見える。

カニシは攻撃時のダイレクトパスの精度はチームで橋本が一番だと思う。

後方からのパスに対してワンタッチで角度を変えるだけで,決定的場面に出来る橋本。

橋本。この試合勝つぞ!

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インサイドハーフの右,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

やはり海口はトップ下が良い。

海口の得意とする素早いチェックと,球際の粘りが出ている。

素早く喰いついて相手のスピードを奪うと,すぐに同じインサイドハーフの西村(6)も寄せてきてフォローに入る。

インサイドハーフの2人でヴィアティンの攻撃のスピードを殺すことができている。これが後ろのディフェンスの支援となる。

さあ海口。前線でカットしてショートカウンターを見たいぞ。

しかし,ヴィアティンのディフェンスラインでのパス回しも精度が高く,なかなかチャンスが無い。

それでも,海口は自分自身でチャンスを作る。

海口がボールを持ってて駆け上がり,右サイドの松木(40)へパス。

さらに,松木を追い越して走って上がった海口に松木からパス。

海口がパスを受けて,さらに追い越して行く松木(40)にパス。

2人とも足を止めないので,ヴィアティンのサイドも捕まえきれていない。

海口,松木の見事な連携で,ヴィアティン陣内深くに攻め込んだ。

やはり海口はダッシュしながらの高速プレイが良く似合う。

海口。少々無茶しても良い。周りがなんとかする(たぶん)からドンドン行こうぜ。

トップ下なら思い切った勝負に行こう!

今日はボランチじゃない。トップ下だ。

リスクを冒さないことが最大のリスクだ!

GO!海口彦太!

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いつものリーグ戦以上にバチバチの球際の攻防が続く。

ノーファウルのタックルが一発決まれば,一気にチャンスになり,ピンチにもなる。

互いにコースを上手く切っていてるので,狭いところが通らない。

ここぞという場面の勝負パスは全く通っていない。

 

ここで前半終了

 

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寒い。

アンダーシャツを着ていても寒い(ヒートテックではない)。

 

ハーフタイムには,ザラボさんがプレゼント企画をしていただく。

いつも,ホントにありがとうございます。

カニシはまだ当たったことが無いので,何とか一度だけでも当たってみたいと思います。

 

ハーフタイムの練習を見る。

やはり,時間半ばで全員控室に入る。

 

監督から指示が出ていると思う。

それを全員で共有する。

 

試合は全くどうなるか分からない。

ただ,前半は菊島のゴール以外に,どちらも決定的な場面は無かった。

まさに意地と意地との潰しあい。

そんな試合になった。

 

勝ちたい。

勝って選手の笑顔が見たい。

 

寒くなってきたが上着を脱ぐ。

何となくナカニシが寒い思いをしたほうが,良いボールが鈴鹿に転がりそうな気がする。

なんなら水をかぶっても良い(それはしなかった)。

なんとか良い風が鈴鹿に吹きますように。

 

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後半開始。

 

鈴鹿は交代なし。

ヴィアティンは1人変えてきた。

 

後半開始早々,縦に抜けようとした松木(40)に対し,激しい当たり。

顔に肘が入り,松木が倒れてファウル。

前半も激しかったが,後半はさらに激しい試合が始まる。

 

後半5分のヴィアティンボールのコーナーキック

膠着試合のセットプレイは怖い。

ヴィアティンの選手の頭に合わせられるが,ボールは枠の外へ。

ゴールキーパーの岩脇はしっかり飛んでいたので,枠内だったら止めていたと思う。

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鈴鹿ゴールキーパー,「ファイヤー」,岩脇力哉(23)

鈴鹿のディフェンスラインの裏を狙うヴィアティンに対し,裏のケアをしっかりとする岩脇。

シュートの本数自体は少ないので,華麗なセービングというより,ディフェンスの後ろのフィールドプレイヤーとして,存在感を出している。

結果的にオフサイドになった場面でも,岩脇は集中を切らしておらず,しっかりと前に出ていた。

岩脇のプレイは,一言で言うと「勇敢なプレイ」

ファイヤーの名にふさわしい。

岩脇。ゴール頼むぞ。

 

後半は,ヴィアティンの支配率が勝っている。

鈴鹿陣内でのプレイが多い。

鈴鹿は前線でキープし,前で起点を作りたいが,ハードなアタリで潰されている。

決定的な場面は作らせていないが,鈴鹿も決定的な場面を作れない。

 

後半11分

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)21山内健史

 

サイドバックの,「スピードスター」,田村翔太(19)

鈴鹿は両サイドがフォワードの選手なのだけど,田村のディフェンスもしっかり安定している。

試合は主にサイドの攻防が続く中で,ヴィアティンは複数人で裏に走り鈴鹿ディフェンスを攻略する。

田村は1歩目から早いのと,プレイがセーフティなので,変なミスもない。

サイドに逃げてスローインは多数出しているが,コーナーキックにすることはほとんどない。

膠着した試合で怖いのはミスとセットプレイ。

ディフェンスをしながらも,そのことも考えてクリアする余裕すらある。

また,こちらも公式戦では初のコンビと思うが,センターバックの左の上田(35)とのマークの受け渡しにも問題は無い。

さすがサッカーセンスの塊。田村翔太。

その目は縦に爆走する時を待っている。

タムショー!この試合勝つぞ!

 

後半。ヴィアティンの攻撃ターンが続く。

鈴鹿はニウド(42),西村(6),海口(8)の中盤が硬く,そこは通されていない。

そして,両サイドバックの菊島(15),田村(19)の集中も高く,サイドの攻防でもやられていない。

そして,センターバックの今井那生(26)が再三の声を出し,押されているにもかかわらず,鈴鹿のディフェンスラインは高く保たれている。

 

センターバックの,「我武者羅120%」,今井那生(26)

前節までペアを組んでいた中村俊貴(20)ではなく,今日は上田駿斗(35)とセンターバックを組んでいる。

上田とのセンターバックは,公式戦初?だと思うが,那生のプレイにブレは無い。

前半の序盤から,1試合を通してずっと良い声を出している那生。

那生の声は,応援の太鼓の「ドンドン」という音に負けず,グラウンド全体に響き渡る。

その声は,もう声というレベルではない。その声は那生のプレイの一部だ。

だから,那生の声に対してナカニシは言おう。那生。ナイスプレイ!

フィールドプレイヤーの最終ラインから,みんなの背中を押す那生。

空中戦。裏への対応。ショートパスへの寄せ。ラインコントロール

この試合,那生のディフェンスに全く不安は無かった。

素晴らしい!

シーズン初めが100%なら,今の那生は,本当は500%だ。

だけど,那生はちょっと調子に乗りそうだから,厳しめに言って120%!

那生。後半押されてるが,鈴鹿のゴールを頼むぞ!

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リンタロウと代わって入った,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

鈴鹿は前線で山内がボールを受けて,前に押し出したい。

山内は身長は高くないが,体の使い方が上手く,ボールの受け方も前向きに受ける。

裏に抜けるスピードもあり,ヴィアティンディフェンスを下げさせることも大事。

最高のディフェンスは,鈴鹿がボールを保持することだ。

選手達は分かっている。

ディフェンスラインの奥にボールを放り込めば,山内が勝負に行ってくれる。

サポーターも山内への期待は大きい。

山内。ちょっと厳しい試合だけど,前に運んでくれ。

山内が前線に入り,攻撃が活性化してきた。

この膠着した試合ならあと1点取れば一息つける。

山内。ゴールを頼む。

勝つぞ!

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試合はヴィアティンのペースが続く。

ただ,前線からしっかりディフェンスしている鈴鹿は,ヴィアティンの攻撃のスピード落としている。

走りながらのダイレクトパスが怖いが,そのスピードを奪っているので,ヴィアティンのフィニッシュの形を作らせせていない。

 

後半の時間が徐々に過ぎる。

鈴鹿の攻撃は右サイドの菊島のオーバーラップから。

菊島はシュートも放つが,そのクリアボールがタッチラインに出れば,菊島ロケットの発射もある。

菊島のスローインはセットプレイと同等。

ここでなんとか1点取れないか・・・

 

後半の給水タイムを迎える。

残り1/4。

外気的なディフェンスで防ぐ鈴鹿

なんとかペースを変えようとするヴィアティン。

集中したプレイが続くからこそ,給水などの中断あけが怖い。

 

中が硬い鈴鹿に対して,ヴィアティンはアーリー気味にロングクロスボールを放り込んでくる。

ゴール前のフワッとしたボールに対して,ドンドン突っ込んでくるヴィアティン。

 

センターバックの,「双頭の龍」,上田駿斗(35)

双頭の龍というのは,上田が両利きのため。

両利きの選手というのは珍しいと思うのだけど,なるほど,上田のプレイはとても良い。

特にロングボールは効き足で蹴りたいという一瞬の迷いが無い。

なので,フトコロが広く,トラップが少しずれても他の選手より余裕がある。

そして,上田の良さは両利きという足のテクニックだけではない。

高さ。高さと強さ。高さと強さとジャンプ。

そう。上田のヘディングの威力は素晴らしい。

後半の終盤,ヴィアティンは同点に追いつくためドンドン前線にボールを放り込んできた。

しかし,上田は全てを迎撃する。

ナイスヘッド!ナイスプレイ!

もう,両利きだけじゃなくて,頭も効き足だ!

全身が得意。

上田!がんばれ!

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後半30分

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)25出岡大輝

 

出岡がトップ下に入り,西村(6)とニウド(42)のダブルボランチへ。

鈴鹿は4-2-3-1の形に。

西村をボランチに入れて,試合の主導権を奪い返したい。

 

試合はさらに激しくなってきた。

危ないファウルも増えている。

選手と選手の意地がぶつかり合う。

 

鈴鹿は守備の時間が続くが,ディフェンスはとても良い。

スペースを埋めていて,ヴィアティン攻撃陣を自由にさせていない。

こんなに守備的に整える三浦監督の試合はこれまで見ていないかった。

ただ,三浦監督の事なので,まだまだ守備の指示は出ていないと思う。

狙える限り追加点を狙う。

カウンターで走るのは山内健史(21)だ!

 

最終盤の時間帯に入ったトップ下の,「カミソリの左」,出岡大輝(25)

出岡がトップ下で最初にパスコースを切りに行っている。

出岡がコースを切って右か左かに限定することで,後の選手達のマークが楽になる。

走る走る出岡。

スキを見せれば一気にやられる。

出岡,我慢の時間だ。

堪えてくれ!

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両チームのサポーターの太鼓の音が大きくなる。

筋肉と筋肉のぶつかり合いが繰り広げられる。

那生の声が絶叫のように響く。

三浦監督は後半最初からずっとベンチ前で叫んでいる。

 

このまま時間を使うか?

リスクを避けるか?

選手間の意思統一がずれれば,それは相手のチャンスとなる。

 

整えろ。

話せ。

集中を続けろ。

 

カニシの手拍子が,無意識のうちに止まってしまう。

呆然と試合を見続けてしまう。

なんとか,なんとか勝ちたい。

 

ヴィアティンのカウンターに対して,松木駿之介(40)が戻ってスライディング。

松木のナイスプレイでピンチを防ぐ。

ナイス!松木

 

橋本が体を張ってゴールを守る。

ファウルを受けて痛めるが立ち上がる橋本。

橋本。がんばれ!

 

ATは4分。

もう時間を使っていい。

もう少し頑張れ。

 

橋本(4)がコーナーキックの際に松木(40)を呼ぶ。

松木パスして,コーナーキックエリアで体を張る松木

松木強い!

2人がかりで押されるが,それを持ちこたえる松木

最後はファウルになるが,それでも十分時間を使った。

 

最後の最後まで前線で出岡が走る。

なんとしても勝つ!

 

もう時間は無い。

あとワンプレイ。

 

よっしゃ!

ここで試合終了。

 

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バンサーイ。バンザーイ。バンザーイ(サイレントで)

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

マッチスポンサーの船谷ホールディングスさん,選手や監督のウェルカムパネルや,キラキラ光る棒(何て言うのか忘れました),もとてもありがたかったです。

声の出せない中で,子どもたちも一生懸命に青と緑の棒を振っていました。

ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 

そして,いつもお世話になっているザラボさんからは,出場した選手全員に山田バークがいただけたそうです。

なんと素晴らしい!

みんな嬉しかったやろな~。良かったな~。笑ってたやろな~。

 

AGF賞をいただいているAGFさんにも感謝です。

菊島はたくさんブレンディ飲むことでしょう。

 

たくさんの方が,この試合に協力していただきました。

たくさんの方が,この試合を支えてくれました。

そして,たくさんの方が,両チームを応援してくれました。

みなさん,ありがとうございました。

 

公式記録では,両チームのシュートはたった3本です。

得点はわずかに鈴鹿の1点。

数字で見ると,地味な試合だったのかもしれません。

だけど,試合はとても激しく,選手たちの戦う気持ちが存分に出ていて,最高にエキサイティングでした。

カニシは良い試合だったと思います。勝ったし。

 

さて,この試合のナカニシ的MVPですが・・・。

得点だけでなく,ディフェンスでも活躍しました。

スペースも埋めました。たくさん走りました。遠くまで投げました。

今日のMVPは,「菊島ロケット」,菊島卓選手(15)に送りたいと思います。

ベンチに帰ってきた菊島です。この写真見てナカニシは泣けてきました(泣いてへんけど)。

良い笑顔です。こんな顔が見たかったんです。良かったね。

菊島!ナイス!

次戦も頼みます!

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試合後のインタビューの前に,サンキュー阪ちゃんこと,阪田章裕選手が(39)勝利の雄たけびを上げてくれました。

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阪田選手はベンチメンバーでしたが,出番がなく,試合に出られなくて悔しい思いもしたことでしょう。

それでも,試合後の選手インタビューまでの準備の時間を持たせるために,会場を盛り上げ,みんなの前で次の試合への意気込みを話をしてくれました。

カニシは,そんな阪田選手が大好きです。

阪ちゃん。ナイス!

 

残り試合はあと3試合です。

次に考えるのは,ティアモに勝つことだけです。

そのことに集中しましょう。

 

選手のみなさんは,まずはゆっくり休んでください。

激戦でしたね。

怪我しませんでしたか?

 

寒かったのでコンディションを整えて。

 

ナイスゲーム!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第32節 11月21日(日)13:00 対 FCティアモ枚方枚方市陸上競技

JFL第33節 11月27日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

JFL第34節 12月5日(日)13:00 対 高知ユナイテッド@春野総合運動公園

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

18時だよ。全員集合!

みなさんこんばんは。

 

相変わらず何にもしてなさそうで,いろんなことをしているナカニシです。

 

さて,今シーズンも残すところ,あと4試合です。

そのうちホームゲームは2試合。

あと2試合か・・・寂しい。

 

ゴールド会員や,ボランティアスタッフ,スポンサー様など,招待券をお持ちの方が見えましたら,残しておいても仕方がありません。

ぜひ,ご家族や,知人,職場の方など,周りの方に配布してください。

 

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今日は遠征の話です。

 

鈴鹿の残りのアウェイは2試合。枚方戦と高知戦です。

枚方は日帰りで行けるので,高知の遠征が最後の大遠征になります。

 

カニシはシーズン当初,メインスポンサー様のスパイラルネット様で,10人乗りくらいのレンタカーを借りて(大勢乗せて)高知に乗り込むつもりでした。

しかし,まだコロナがくすぶっているので,残念ながら大人数の同乗は止めることにしました。

レンタカーでパーーーッと行く気満々だったのですが,ごめんなさい。

 

そう言うことで,現地に参戦する方は各自集合です。

同乗する際にはお金のトラブルなどが無いよう,きちんと話をしてください。

事故の無いよう,みなさん道中お気をつけて。

 

そんな高知遠征ですが,いろいろお得な情報を教えていただきました。

高知へ行く方は,ちょっとお得になりますので,何かの参考にしてください。

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高知観光リカバリーキャンペーン

https://kochi-experience.jp/recovery/index.html

 

西日本観光周遊ドライブパス

https://www.michitabi.com/roundtour/nishinihon2021/

 

たぶん併用可能です(まだちゃんと見てない)。

条件や申し込み方法などは,それぞれのホームページをご覧ください。

 

さて,高知ですが,ナカニシは月曜日がお仕事なので,土曜・日曜の前泊です。

高知市内で宿を取りましたので,また,合流できそうでしたらよろしくお願いします。

 

カニシは高知初上陸です。

楽しみです。

試合も遠征もカツオも。

 

それではみなさん。

 

土曜18時は,三交スポーツの杜鈴鹿に!

全員集合!

 

そして・・・

勝ーーーーーーーつ!!!

ファイヤーーー!

 

ではまた。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

JFL第31節 11月13日(土)18:00 対 ヴィアティン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第32節 11月21日(日)13:00 対 FCティアモ枚方枚方市陸上競技

JFL第33節 11月27日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

JFL第30節 対 東京武蔵野ユナイテッド

みなさんこんばんは。

 

カニシは,かれこれ13年ほど鈴鹿のサポーターをしてます。

東海リーグ,全社,地決,JFLと,全国のあちこちに遠征しました。

 

カニシの私事ですが,今回の東京遠征は初の妻ノリコ同行の遠征でした。

子どもが大きくなって,妻と2人で何十年ぶりに旅行?遠征?したのですが,たくさん話をしました。

 

帰りの道中,妻はぐっすり寝てたので,暗い高速道路を走りながら,ナカニシはずっと試合のことを考えていました。

ひとりひとりの選手の事を考えていました。

こんな時こそ,サポーターが元気に応援している姿を見せたいと思いました。

 

カニシは,まだ立ち上がれます。

カニシは,まだ戦えます。

選手達はどうだ?

戦えるのか?戦えないのか?

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合の朝が来る。

 

サポーター生活初の,妻との同行遠征。

ただし,遠征と言っても,Mrsミステリアス妻ノリコは,上野の国立博物館に行って,日本橋?でショッピングするらしい。

試合後に,なぜか下北沢で合流することになっている。

夫婦完全別行動。それも,また良き哉。

 

試合会場に到着。

今日の対戦相手は,東京武蔵野ユナイテッドFC(以下,武蔵野と書きます)

試合会場の,武蔵野陸上競技場にはJFL初年度に一度来た。

その時は4失点して敗れている。

 

カニシのイメージでは,

武蔵野は鋭くて切れの良いカウンターのチーム。

前期は2-0で勝利しているが全く侮れない。

鈴鹿はJ参入のため。武蔵野はJFL残留のため。

どちらも絶対に負けられない戦い。

 

横断幕を掲出し,選手の入場を待つ。

この会場は,立った状態での応援が禁止,鳴り物も禁止なので,鈴鹿サポーターは全員着席した状態で手拍子を叩く(なんか変な感じがする)。

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中3日の連戦の最終戦

選手たちの疲労も蓄積しているだろう。

だけどガンバレ!

 

いつもキャプテンマークを巻く橋本晃司(4)が累積で出場停止のため,この試合では松木駿之介(40)がキャプテンマークを巻く。

松木はアップ時から選手に大きな声をかけている。

よしよし。選手たちも気合も良い感じに漲っている。

 

悔しい想いをしないためには,どんな状況でも勝つしかない。

サポーターも共に戦おう!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 38栗原イブラヒムジュニア・21山内健史・14北野純也

MF 19田村翔太・42ニウド・40松木駿之介

DF 35上田駿斗・26今井那生・20中村俊貴・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

鈴鹿は北野(14)が少し引いているので,中盤がダイヤモンド型の4-4-2。

武蔵野は,たぶん4-4-2。

 

鈴鹿のスタメンは超超攻撃的な布陣。

どこからでもフォワードが飛び出す形。

三浦監督は,勝利だけでなく得失点差のことも考えて大量得点を狙ったと思う。

ただ,前節の青森戦で3得点に絡んだ橋本晃司(4)の不在が不安材料。

 

試合は最初から武蔵野ペース。

鈴鹿の中盤はほぼニウド(42)1人なので,武蔵野にくるくる回されてサイドに展開されている。

 

ボランチの,「アトミックセンター」,ニウド(42)

ニウドは上手い。間違いなく上手い。鈴鹿にとって救世主となりうる良い選手。

しかしこの試合,鈴鹿は最初っから点を取るための攻勢に出ようとしているので,「中盤の守備をしっかりして組み立てる」のではなく,「とにかくボールを奪ったら前へ」のサッカーをしている。

そのため,鈴鹿の攻撃を防がれた際に,攻撃から守備への切り替えが遅れてしまい,ニウド1枚で武蔵野の攻撃を遅らせて,なんとかしのいでいる状態になっている。

それでも,右から攻めれば左が,左が攻めれば右が中に絞ってくるので,何とか中盤の人数は確保している。ただ,なんか中盤が危なっかしい。

ニウドの能力はさすがに高いが,その個人能力頼みの中盤に見える。

ギリギリをしのぐニウドにとって,武蔵野の圧力は高く,ゲームメイクができる状況ではない。

試合開始直後から武蔵野ペースなのに,鈴鹿は攻撃に意識が行っている。

バランスの崩れた中盤に,「ニウドだけ」がいるように見える。

ニウド。ちょっと浮足立った状態で試合に入った。

少し耐えてくれ。どこかで落ち着くと思うから。

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試合を見ていてすぐに思う。

これは・・・選手たちが焦っている。

J参入のためには勝利だけでなく,得失点差も大きな要素となる。

点を取る!大量得点を!

選手からそんな感じを受ける。

カニシは,前半の序盤にも関わらず,負けている試合の終盤のようだと思った。

それほど選手たちが点を取るために焦っているように見えた。

序盤で分かる。良くない。落ち着け。

 

前半12分

サイドバックの上田駿斗(35)がドリブルで押し上げる。

パスの出しどころは,鈴鹿の攻撃のキーマン!山内健史(21)。

山内の鋭いドリブルに,武蔵野ディフェンスもたまらずファウルし,フリーキック獲得。

ペナルティエリア左45度の位置からフリーキック

キッカーは,田村翔太(19)。

カニシのイメージでは,田村のフリーキックは鋭く曲がる。

田村の蹴ったボールは,武蔵野の壁を越え,弧を描いて落ちる。

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それを足で合わせたのは,ニ・ウ・ド!ニウド(42)!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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ボランチで頑張っているニウドの先制ゴール。

なんか変な雰囲気だったが,先制で落ち着くだろう。

 

そして・・・

カニシは,この先制点の後,大量得点を奪うことを考えていた。

試合後に,何度も自分に対して腹が立っていた。

サッカーは,どんなスポーツよりも1点が重いスポーツだと思う。

そんな中で,ナカニシ自身が浮ついた感じだった。

大反省。戦っている選手たちに申し訳ない。すまない。

 

先制点の後,少し鈴鹿は落ち着くが攻撃の糸口が見つからない時間が続く。

攻撃重視の鈴鹿は,将棋で言うと「飛車」や「角」が何枚もいる状態。

ただ,「金」や「銀」がいないので,詰ませることができず,ゲームを組み立てられない。

前半の半ばから,試合の主導権を武蔵野に持っていかれている。

 

トップ下の位置にいる,「餓狼」,北野純也(14)

カニシは,シュートをゴールに入れるセンスは,今も昔も北野が一番だと思う。

ただ,この試合で北野はトップ下。少しゴールから離れている。

最後に得点を決めるプレイを見たいのだが,北野が前半に目立ったのは,武蔵野に攻め込まれた中盤のフォローで体を張って守る場面ばかりだった。

ニウドが支えきれない中盤のスペースをダッシュで戻って埋める北野。

北野が全力で守っているのはよく分かる。良く走っているし戦っている。

だけど,北野はもう少し前で見たい。相手ゴールの近くで活きる選手なのに。

鈴鹿は,慢性的に中盤の人数が不足していて,北野がボールを持っても武蔵野の素早いチェックに引っかかっている。。

ガマン,ガマンの北野純也。

自分のストロングポイントで戦えていない。

北野。ちょっとこの試合変だ。

どこかで修正が入る。今は我慢してくれ。

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鈴鹿はサイドを縦に縦に攻める。

サイドチェンジは大きくではなく,ディフェンスラインを経由してグルっと回す。

中盤が不足していて,中盤の底で左右に裁けない感じ。

 

鈴鹿の攻撃はいつも通り右からが中心。

サイドバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

スローインを越えたロングスロー,名付けて「菊島ロケット」を放つ菊島。

その飛距離に会場からどよめきが起きる。

しかし,鈴鹿は前半から押し込まれていて,菊島が何本もロングスローを放てるほどサイドを攻略できていなかった。

菊島は,前方の松木(40)と共に,ドリブルやコンビネーションで武蔵野ディフェンスを突破しようとするが,前半の間は武蔵野のディフェンスに苦しんだ。

カニシのイメージでは,武蔵野はカウンターのチーム。ということはディフェンスも固い。

ちょっと工夫しないとサイドを突破出来なさそう。

菊島。まだ始まったばかりだ。

ちょっと落ち着いて様子を見よう。

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試合は武蔵野ペース。鈴鹿陣内でボールが回る時間が長い。

そのため,逆に怖い怖い武蔵野のカウンターを喰らっていない。

鈴鹿はガッチリ引いて守っている。

松木(40),田村(19)も引いているので,4ディフェンス3ボランチのような形。

 

武蔵野から長短のパスが鈴鹿ディフェンスに降って来る。

中盤で回されて,パスが精度の高い状態で入ってくるので脅威。

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

試合前にサポーターと話をした。みんな那生の成長と安定したプレイを喜んでいる。

今シーズン約30倍成長した(ナカニシ調べ)今井那生が,空中戦も地上戦も安定したディフェンスを見せている。

鈴鹿の分の悪い時間帯,那生の大きなヘディングクリアで,武蔵野の攻撃を寸断することができている。

また,中盤にスペースを作らないため,ディフェンスラインも高く,さらに前に飛び出してプレイもしている。

那生がドリブルでボールを持って前線に攻め込むシーンも。

ナイス!那生!

慌てなくていい。何にも怖いことはない。

今,ちゃんとスタメンを取っている。

堂々とサッカーを楽しもう。

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武蔵野は着実につないで,いろんなところからクロスボールを入れてくる。

しかし,鈴鹿はディフェンスの今井那生(26),中村俊貴(20),そしてボランチのニウド(42)全員が高さがあり,何とかクリアしている。

着実につなぐ武蔵野と対照的に,鈴鹿はワンタッチパスでコースを変えて一気に裏を取ろうとしているように見える。

しかし,このワンタッチパスの精度が悪いし,ワンダッチで出さなくても良い所でもワンタッチで出しているように見える。

 

センターフォワードの,栗原イブラヒムジュニア(38)

レンタル移籍後の初スタメンだと思う。

身長190オーバー(曵地選手や丸山選手と同じくらい)の期待の選手。

試合開始から,鈴鹿はジュニアに長いボールを当てて,山内(21),北野(14)が受けていきたいが,武蔵野との空中戦で上を行けない場面が続く。

カニシの見た感じだと,ジュニアは空中戦が苦手というわけではないが,競り合いで押されてて,十分なジャンプができず,最高点に到達していない。

武蔵野も負けられない戦い。全体的に鈴鹿に対するタックルもかなり激しい。

ジュニアが足元でボールをキープする際にも周りから猛烈なプレッシャーがかかっていて,ジュニア経由での攻撃がつながらない。

これは苦しい。

なんか小さくなってる。

ジュニア。そんなもんじゃないだろ。

大丈夫。周りがなんとかするから。

フォワードなんだから,もっと自分勝手にやって良い。

良い子じゃなくていい。

エゴを出せ。

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サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

鈴鹿に移籍以来,フルタイム+フル出場の松木

得点アシスト共に大活躍で,後半戦の躍進の原動力と言える。

特に,サイドバックの菊島(15)との右サイドは攻撃力満タンで,松木の前への推進力と,スローインに逃げてもそれがロングスローという,強烈な攻撃力を持っている。

前半から松木が前に前に前に進む。

しかし,松木は中にカットインしたいが,武蔵野はサイドハーフが深く引いて守っているため,なかなか中に切れ込ませてくれない。

そのため,松木(40)や菊島(15)からロングクロスを中に入れているのだが,ジュニアを中心に中で待つ鈴鹿の攻撃陣は,高さの競り合いで合わせられない。

武蔵野は4-4-2だが,特にサイドハーフはワイドで低い位置を取っており,サイトバックはそれほど押し上げてこない。

フィジカル,スピードどもに松木の持ち味が活かしきれていない。

やはり,鈴鹿の右サイドは警戒されているか?

松木

サッカー選手として相手に警戒されて上等!

ならばその上を行こうぜ。

大丈夫。大丈夫。

必ず松木の時が来る。

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試合は一進一退の展開。

鈴鹿は点が取りたくて取りたくて仕方がないという試合をしている。

武蔵野も勝利がどうしても欲しい試合で,イエローカードが何枚も出ている。

両チームともに必死の試合。

両チームのベンチからも怖いほどの緊張感。

 

こんな時サポーターが歌うなら何を歌う?

カニシならば,前へ前への歌ではなく,「俺たちはここにいるから大丈夫」の歌を歌うだろう。

鈴鹿が行くのは,何にも染まらない」

「青い空に照らされた,この緑の道」

大丈夫。

慌てなくていい。

焦らなくていい。

自分たちのペースで。

ちょっと「間」を作ろう。

もう1点入れば落ち着く?

ただ,鈴鹿は攻撃が形にならない。

 

左サイトバックの,「双頭の龍」,上田駿斗(35)

怪我を克服して,スタメンで戻ってきた。

両利きの上田は,左サイドだけでなく,中にも絞ってきて試合に深く影響力を出すことができる。

さらに(何となくだけど),ナカニシの感じでは,上田はプレッシャーに強いんじゃないか?という気がする。

厳しい場面でも,自分のプレイを見失わず飄々とできる。

ミスも少なく,慌ててもいない。大舞台に強い感じ。

J参入のため負けられない試合だって?

カニシは負けても良い試合なんて見たことが無い

シーズンが押し迫ったので結果的にそう感じるだけで,全ての試合が負けられない試合。

開幕戦でも,ダービーでも,この試合でも同じ。

久しぶりのスタメンで,上田は活き活きとプレイしている。

真剣。必死。絶対。

そんな中でもプレイできる喜びと,サッカーを楽しもう。

上田。ナイスプレイだ。

カニシは知ってるぞ。

みんな大丈夫。上田も大丈夫。

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前半42分。

鈴鹿の左サイドから武蔵野ボールのコーナーキック

ショートコーナー

鈴鹿の選手は対応できていない。

田村翔太(19)が寄せに行くが,楽にパスを回されて,ドフリーの状態でクロスを上げられる。

武蔵野に頭で叩き込まれて失点。

1-1。

ショートコーナーの時点から鈴鹿の息が一瞬抜けていた。

 

セットプレイでの失点は,ある意味仕方がない。

取り返すぞ!

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイムにずっと考え事をする。

前半を自分の頭の中で回していると,いかに試合の形が作れていないかを感じる。

形が作れないというのは,鈴鹿の狙っているところへパスが出ていないということ。

フォワードの欲しいところ。

最後のフィニッシュ。

ディフェンスの裏。

前半,良い感じのパスは少なかった。

 

攻撃的な選手たちがスタメンでたくさん入っている。

ほぼ,全員が前へ前へのプレイを得意とする。

みんな前に行くが,そこにパスを出すのは誰だ?

守備から攻撃に切り替える際に,前に行く選手たちの「溜め」を作るのは誰だ?

ボランチやディフェンスが危ない時に,パスコースを空けてカバーする選手は誰だ?

 

なんか歯車が噛み合っていない感じがぬぐえない。

歯車は噛み合っていないのに,前に行くために高速で回転している感じがする。

このハーフタイムで歯車を止めて,噛み合わせてから,後半に挑みたい。

 

サポーターとして何もできなくて腹立たしい。

カニシは何してるんだ。

ノドから血を噴くまで応援の歌を歌うこともできるのに。

チャント(応援歌)を歌いたい。

良いプレイをした選手には,「ナイスプレイ!」と大歓声でほめてあげたい。

失敗した選手には,「そのチャレンジを続けていこう」と背中を押してあげたい。

 

大丈夫。

大丈夫。

みんなガンバレ!

 

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後半開始。

(OUT)38栗原イブラヒムジュニア ⇔ (IN)25出岡大輝

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)13蓮沼翔太

 

前半,調子が出なかったジュニアが交代。

高さで勝負しないためか?ロングスローの菊島も交代。

MFでパスがつなげる出岡(25)と蓮沼(13)が入る。

右サイトバックに田村翔太(19)が下がる。

鈴鹿は変わらずひし形の4-4-2。

 

前半の鈴鹿は今シーズンでも悪いほうの鈴鹿だった。

そして,後半の鈴鹿は,0対3で敗れたアウェイ奈良戦と同様の悪い時の鈴鹿だった。

あの奈良戦と,この試合で共通しているのは,「絶対に勝たなくてはならない試合」に選手たちが力を出し切れなかったことだと思う。

 

後半開始から攻勢に出る鈴鹿

武蔵野は,サイドハーフが深く引くため,6バック2ボランチ2トップのような形になる。

サイドから起点を作りたい鈴鹿は,武蔵野のサイドに悩まされる。

 

フォワードの,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

前半から非常に厳しいマークにあい,削られていた山内。

斜めの鋭い走りで,いつもはマークを外せる山内だが,武蔵野は山内を徹底的にマークして自由にはしない。

山内はサイドに流れて,松木(40),蓮沼(13)と連携を取りたいが,後半は特にサイドに人が多く,渋滞してしまいパスコースが無い。

山内がなんとかしようと,前線で走りまくっているのが見える。

トップ下の北野(14)も,山内のパスコースを探しているのが分かる。

それでも通らない。山内へのパスが通れば・・・

後半,何度も祈った,山内が鈴鹿の攻撃の切り札だ。

なんとか山内に渡ってくれ。

そうすれば何かが起きる。

山内。

キツイ試合だけど。頼む!

 

蓮沼(13),出岡(25)が入ったためか,試合が少し落ち着く。

鈴鹿がパスを回す時間が多くなってきた。

 

後半から入った,「カミソリの左」,出岡大輝(25)

後半早々に,武蔵野陣内に攻め込み,左足で鋭いシュートを放つ。

出岡はパンチ力のあるシュートを放つことができるが,これまで得点を取れていない。

打ちさえすれば,何かが起きるほどの力のあるシュートを打てるので,後半はドンドン打って欲しい。

フォワードの位置でボールを受ける出岡。

後半の武蔵野のディフェンスは厚く,すぐ密集されてしまいスペースが無い。

ペナルティエリア外でもいい。出岡に一瞬の間ができれば・・・

出岡,前に前に出よう。

そして,その左足でシュートを放て!

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鈴鹿は全員がワンタッチパスを意識しているように見えるが,その精度が悪い。

そのため,最後のフィニッシュで合わなくて,「あーあー」と言う場面が増えている。

 

サイドハーフの,「ハスのダンディズム」,蓮沼翔太(13)

蓮沼が入って,「間」が取れるようになり,少し鈴鹿のボールキープが増えた。

蓮沼が,ディフェンス裏に出し,やっと山内が走ることができるようになった。

しかし,蓮沼は左サイドにいるため,広角な試合展開ができない。

逆サイドも,武蔵野は選手を配置しているので,蓮沼からの逆サイド展開も難しい。

武蔵野はサイドの縦1本だけを止めれば良いので,人を割いて落ち着いてディフェンスしている。

試合が進むにつれ,蓮沼から前に展開できなくなってきた。

後ろの上田(35)に戻すパスが増える。

鈴鹿が攻撃の形を作れない

蓮沼。

結構しんどい場面だけど, 何とか頼む。

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鈴鹿は蓮沼,上田の左サイドがボールを良く触っている。

しかし,そこから展開できず,後に戻す展開。

どうも前線にボールが入らない。

いや,出ているが合わない。

 

後半16分。

鈴鹿はニウドを経由するしかない。

そのため,武蔵野の前線の選手はニウドをマークしている。

ニウドとディフェンス間のパスが狙われる。

武蔵野の狙い通りのショートカウンター

奪われて,持ち込まれてシュートを決められる。

失点。

1-2。

 

鈴鹿は大量得点どころかリードを奪われる展開に。

リードされると,武蔵野はカウンターを狙って堅い守備で守りに入る。

この戦術。

武蔵野の得意とする,硬いディフェンスから切れ味鋭いカウンター。

完全に武蔵野の術中にはまった。

 

そして,鈴鹿の選手たちの焦りとバタバタはピークに。

ここからさらにプレイに精度を欠き,さらにミスが増える。

 

後半19分

(OUT)3川里光太郎 ⇔ (IN)14北野純也

 

川里がセンターバックに入り,右サイドバックに中村俊貴(20)。

田村翔太(19)がフォワードに入る。

 

怪我が長かった川里。

そのキャプテンシーで試合を整えてくれ。

頼む。川里。

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フォワードの,「スピードスター」,田村翔太(19)

鈴鹿は逆転されてから怒涛の攻勢が強まる。

山内(21),田村(19)の2トップなら,そのスビートで抜け出せば1点狙える。

出岡(25),松木(40),蓮沼(13)が裏へ出すが,田村翔太の走りに合わない。

武蔵野ディフェンスは,6バックで密集している。

その裏をスルーパスで抜くのは至難の業。

田村は左右に流れてマークを外しつつ,パスが通るのを待つ。

タムショー。1本通れば行けるぞ。

無駄走りかもしれないけど,それを続けていこう。

チャンスはそう多くはない。

頼む。決めてくれ!

 

鈴鹿は何とかして点が欲しい。

武蔵野はガッチリ守ってカウンター。

密集するディフェンスに攻めあぐねる鈴鹿

前に進めず,バックパスとゴールキーパーへ戻す場面が多い。

どうしようもないのか?

 

後半の給水タイム。

川里が叫ぶ「このままだと終わっちゃうぞ!」

キャプテンマークを巻く松木も叫んでいる。

サポーターは叫べない。

まずは同点に。

 

時間が刻々と過ぎる。

 

ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(23)

岩脇からも声が良く出ている。

後半のコーナーキックの際には,上がろうとしていた。

岩脇もノドから手が出るほど勝ちたいだろう。

だけど,岩脇が点を取りに行くとこはできない。

ただ,ただ,仲間を信じてゴールを守る。

後半の半ばを過ぎてから,ディフェンス,中盤にミスが増えた。

鈴鹿は武蔵野のショートカウンターを受ける。これが武蔵野の一番怖いところ。

岩脇と1対1でシュートを打たれる。危ない!

岩脇が前に出て体に当てる。

そのこぼれ球もフリーで打たれるが,それも岩脇が止める。

危ないどころじゃない。完全にやられている。

力哉ナイス!

凄いファインプレイだ!

 

鈴鹿は前線に4人が張り付くほど前に人を置いている。

しかし,武蔵野のディフェンスラインは厚く固い。

ルーパスで通せないため,ニウド(42)が意表を突く浮き球で武蔵野ディフェンスの裏に落とす。

走り込んだのは,「キャノンボール松木駿之介(40)

松木のシュートは,相手ゴールキーパーにキャッチされる。惜しい!

 

最初センターバックで,後半半ばから右サイトバックの「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

地域リーグのころ,ナカニシが初めて俊貴を見た時は,俊貴は右サイトバックだった。

スピードがあるというより,対人に強いため奪われない重戦車のようなドリブルが得意だった。

2失点に対して俊貴自身も何とかしたいと思っているだろう。

それでも,武蔵野のディフェンスが硬く,中盤から前にボールを運べない。

後に戻したり,ニウドにつないだり。

俊貴は何とかしようと思ってプレイしているのだが,鈴鹿は形を作れない。

カニシにもどうしていいか分からない。

俊貴も,プレイに迷いが見得るような気がする。

難しい局面。

だけど俊貴。まず一息つこう。焦らなくていい。

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鈴鹿は久しぶりの出場の川里が武蔵野攻撃陣にボールを奪われ,大ピンチに。

そして再び岩脇の神セーブで失点を免れる。

川里だけじゃなく,全体が浮足立っている。

 

サポーターは,手拍子を続ける。

声が出せない。雰囲気を作れない。流れを変えられない。

俺たちはこんな時,どうすればいいんだ!

 

後半30分

(OUT)20中村俊貴 ⇔ (IN)22中村侑人

 

俊貴(20)が下がり,侑人(22)が入る。

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侑人は右サイドハーフに入り,右サイドバックは田村翔太(19)

フォワードにニウド(42)が入りパワープレイのような形に。

しかし,ずっとそこにいた中盤にニウドがいなくなったため,バランスは一気に崩れる。

もう,個人技頼みのパワープレイ。

 

鈴鹿は再三攻め込み何度もコーナーキックを獲得するが,ゴールは奪えない。

 

時間が刻々と過ぎる。

2点目を奪われてから,武蔵野は時間を使う。

鈴鹿は状況を打開できない。

 

後半42分

(OUT)40松木駿之介 ⇔ (IN)8海口彦太

 

試合終了間際,武蔵野のロングボールに対して田村翔太(19)が触るが,そのボールを拾われてまたもやゴールキーパーと1対1の場面に。

それでも岩脇の集中は切れていない。

岩脇がまたもや防ぐ。

 

時間が過ぎる。

チャンスは来なかった・・・。

無念。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさん差し入れをいただきました。ありがとうございます。

 

以前鈴鹿に所属した,小西洋平選手と,岡田明久選手が試合を見に来てくれていました。

負けた試合の後だったので,ナカニシが全然面白いこと言えなくてごめんなさい。

サポーターのみんなも2人に会えて喜んでいました。

応援ありがとうございました。また見に来てください。

 

試合後に,たくさんのサポーターが肩を落としていました。

でも,最後に選手たちにしっかりと拍手しました。

試合に負けましたが,彼らが必死で全力で戦ったのは間違いないです。

サポーターが選手を讃える拍手にウソはありません。

みなさんお疲れさまでした。

 

攻撃の形。フィニッシュの精度。全てのプレイの精度。戦術作戦。

申し訳ないですが,全て悪かったです。

今シーズン,ナカニシが見た試合の中で,アウェイ奈良戦の次に悪い試合でした。

 

この敗戦で,Jリーグ参入はさらに厳しくなったようです。

でも,可能性0%以外は全部同じです。

鈴鹿は勝つしかありません。

 

カニシにとって,Jリーグ参入というのは結果です。

だから,選手達には結果を出させてあげたいと思います。

ただ,Jリーグはナカニシにとっての目的ではありません。

カニシの目的は,今も昔も,選手と共に戦って笑顔も涙も共にしたいということだけです。

 

鈴鹿の選手は,戦うのかい?戦わないのかい?

選手が戦うならば,私はサポーターとして共に戦いたいと思います。

そして,一緒に笑いましょう。

 

3連戦キツかったですね。

遠征お疲れさまでした。

ゆっくり休んでください。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第31節 11月13日(土)18:00 対 ヴィアティン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第32節 11月21日(日)13:00 対 FCティアモ枚方枚方市陸上競技

JFL第33節 11月27日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第29節 対 ラインメール青森

みなさんこんばんは。

 

カニシは,2016年の全社・地域決勝のあたりから,ジンクス?願掛け?をやってました。

もう,なんにでもすがりたい気持ちで,勝利を祈ってました。

不思議と,神仏に祈ったことはないのですが(神の子がいたから),なんかおかしなジンクスはたくさんできました。

 

勝利の時と同じパンツをはく。

頭の毛を全部そる。

黒蜜わらび餅を食べる。

パニーニ(ハムとチーズ)を食べる。

ヒゲをそらない。

前日にトンカツを食べる。

魚肉ソーセージを食べる。

人知れず良いことをする。

とんこつラーメンを食べる。

徹夜で試合に挑む。

ピンチの時は全身にパワーを込めれば,ちょっとだけ念力か出る。

 

などなど・・・いろいろ試してみました。

が!

前節の大阪戦で,やっと分かりました

ジンクスや願掛けは(ほとんど)効かない!

念力も(ちょっとしか)出ない!

 

ということで,ラインメール青森との一戦。

カニシは,「願掛けしないという願掛け」をしていました。

 

さあ,今日の試合はどうだったでしょう。

 

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試合の日は目覚ましよりも早く起きる。

寝てただけなのに,なぜか体が痛い。

眠りが浅い感じがする。

 

中3日の連戦。

試合が終わったらすぐ次の試合。

毎試合,全てを絞り出すように戦っている選手達のコンディションは大丈夫か?

 

今日の対戦相手は,ラインメール青森(以下,青森と書きます)。

前期の対戦では,大雨のアウェイで2対0の勝利を得ている。

しかしその後,みるみる調子を上げていて,上位に進出してきた。

 

カニシのイメージでは,JFL屈指のパスの精度を持つチーム。

サッカーの基礎がべらぼうに上手いという印象だった。

 

試合会場に入り,黙々と準備をする。

集中がピーンと体に漲る。

 

ボランティアスタッフの仲間たちと会場を設営。

 

この試合のマッチスポンサーは,第一不動産販売さん。

なんと!この試合のために特別なタオルマフラーを作ってくれた。

感謝の極み。ありがとうございます。

 

刻一刻と試合時間が近づく。

スタンドに座ってその時を待つ。

すると,

スタンド下から「*****!」声にならない裂帛の気合が湧き上がる。

ビリビリした気迫がスタンドに届く。

 

よっしゃーーー!

腹をくくれ!

やるだけだ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・21山内健史

MF 4橋本晃司・42ニウド・8海口彦太・40松木駿之介

DF 19田村翔太・26今井那生・20中村俊貴・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

 

鈴鹿は中盤がひし形の4-4-2。

青森は,4-4-2。だと思う。

 

鈴鹿は,フォワードの2人を絡めながら,サイドから攻撃を組み立てている。

青森は,ショートパスで中盤を丁寧に組み立てて,走り出しに合わせてスルーパスを狙う。

かなりタイプの違う両チーム。

がっぷり4つには噛み合わない感じがする。

 

フォワードの,「ER7」エフライン・リンタロウ(7)

リンタロウが前線にいるだけで,さすがの存在感。

縦のクサビのパスや,サイドからのクロスに対して,高さと強さがある。

リンタロウの周囲をシャドーのように動く山内(21)も,青森から見たら嫌だろう。

そして,抜群のキープ力で周りを活かすリンタロウ。

サポーターの誰かが言った。「リンタロウが帰ってきた」。

リンタロウ。ストライカーなら点を取ってこそだぞ!

狙え!点取れ!

それこそがリンタロウだ!

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前半6分

サイドバックの菊島(15)から対角線上にロングパス。

そのパスをピタリと受けるのは,山内健史(21)。

もう,鈴鹿の前線に山内は欠かせない!

山内に青森ディフェンスが寄せて来る。

やはり,山内のマークは厳しい。

マークを引き付けて山内が橋本晃司(4)にパス。

山内にマークがついていたため,橋本はフリーにーなっていた。

名人橋本に,これだけの「間」があれば十分!

橋本のピンポイントクロスが中へ。

ジャンプして頭で合わせたのはリンタロウ(7)!

そのリンタロウが流したボールを,さらに頭でゴールまで導いたのは・・・

松木鈴鹿松木駿之介!背番号は40番!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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なんと前半6分で得点。

驚いた!こんな早く点とるの初めてかもしれない。

空中戦に勝っているリンタロウ(7)も,ゴールした松木(40)もナイスナイス!

そして,橋本のクロスの精度もエグかった。

 

幸先よく先制した鈴鹿

しかし,試合は始まったばかり。

 

青森は細かくパスをつないでくる。

これが上手い。なかなか鈴鹿は奪うことができない。

そして,青森はパスだけでなく,人も動く。

 

ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(23)

前半の序盤,青森の中盤からフワッとしたボールが鈴鹿ディフェンスとキーパーの間に落とされる。

岩脇と,青森の選手が1対1!ヤバイ!

しかし,1対1になった瞬間,既に岩脇は飛び出していて,シュートコースを全て体で塞いでいる。何とか体で止めてクリア。

鈴鹿はいつも通りディフェンスラインが高い。その分センターバックボランチの位置まで出て中盤の支配力を増すが,その分,ディフェンスラインの後ろのスペースが大きくなる。

青森は,細かいパスからのスルーパスで,何度も鈴鹿のゴール前にボールを送り込んだが,岩脇が果敢に前に出てクリアしている。

岩脇はセービングだけじゃない。

前に出る速さ。思い切りの良さ。その強い心。

全てがファイヤーだ!

力哉!ゴールを守れ!頼むぞ!

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青森の支配率が高い。

鈴鹿との対比では4対6で青森が支配。

なるほど。アウェイ青森戦では大雨だったので,ここまでパスが回せていなかった。

これが本来の青森の強さか。

 

先制点を挙げた右サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

鈴鹿に途中加入以来,たぶん全試合フル出場していると思う。

それほど松木の頑張りは,鈴鹿の勝利につながっている。

この試合は,なかなか難しい試合になった。

支配率は青森が優位なので,松木も中盤の中に絞ってスペースを埋めている。

そのため,どうしても攻撃に出るのが遅くなってしまう。

青森は,大きなサイドチェンジをするわけではないが,ショートバスで左右のサイドを攻略してくる。

そのため,右サイドのディフェンスラインまで下がり,パスコースを切る松木

前半の松木は,特にディフェンス中心だった。

前に走り出したくても,なかなか走れないが,前半の序盤にゴールキーパーからのスローを受けて,約50メートルを独走してシュートを放つ!

前に前に。松木は前に!

松木,今は我慢だ。粘り強く。その時を待て。

 

青森は本当にパスが上手い。そしてボールだけでなく人も良く動く。

なかなか奪うことができず,サイドに展開され,クロスボールを入れられる。

しかーし!

鈴鹿のゴール前にいるのはレベル爆上げの今井那生(26)だ!

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

今年,一番伸びた選手は?と聞かれたら,ナカニシは迷わず那生と言うだろう。

試合ごとに,さらに上のレベルの良いディフェンスを見せてくれる。

この試合,サイドからのクロスボールが嵐のように降り注いだ。

空中戦で那生に勝てる人間はそうはいない。

抜群の高さで迎撃する,我らがヒーロー那生。

さらに,速いスピードで裏を狙うボールに対しても反応良くカットする。

空中戦,地上戦共に,那生のキレは増すばかり。

万全!

どっからでも来い!

那生が止める!

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青森は主導権を握り,パスで鈴鹿を崩してくる。

鈴鹿はどちらかというとカウンター一発。

鈴鹿はサイドからほとんど攻撃ができておらず,青森のペースで試合が進む。

 

サイドハーフの,「名人」,橋本晃司(4)

青森に押されている展開。

そんな中で,橋本が狙っているのは,中盤のパスカットからのカウンター一閃。

橋本は,ゴリゴリと削り合うようなディフェンスをするのではないが,相手のトラップ際にススッと寄せてボール奪取を狙う。

橋本のスルーパスも居合切りのように鋭く美しい。

さらにこの試合では,コーナーキック時に,リンタロウ(7),ニウド(42),那生(26),など,青森との競り合いの際に高さで優位に立てる選手がいるので,橋本のコーナーキックがいきなり得点チャンスとなっている。

山内(21),松木(40)ともに,ゴールライン際ではボールを見送ってコーナーキック獲得を選択している。

ディフェンス時も良く走っている。

選手を引っ張って戦っている。

ナイス!橋本!

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鈴鹿は自陣で青森をディフェンスする展開。

青森は細かいパス回しをしてると思いきや,ゴールキーパーが思いっきりロングで蹴ってサイドの裏に落としてくる。

この長短が結構きつい。

 

右サイトバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

足の速さでは負けない菊島だが,青森ゴールキーパーのロングキックを下がりながらクリアするのに苦労している。

少しずつラインを下げられてしまい,青森にサイドを押し込まれている。

菊島の前にいるサイドハーフ松木(40)も戻り,センターバックの中村俊貴(20)もカバーに入って,なんとかかんとか押さえている状況。

ただ,そんな状況でも菊島に焦りはない。慌てることもない。淡々と。コツコツと。

菊島!ハート強いやん!

前半は,ほぼディフェンスの時間だった菊島。

菊島の必殺技ロングスロー,「ロング菊島スロー」は,改名して「菊島ロケット」になった。

仲間のサポーター曰く,「あれはスローインのレベルではない」とのこと。

菊島!今は我慢だ。

菊島ロケットの準備はしておこう。

時が来たらぶっ飛ばそうぜ。

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鈴鹿はカウンターで,山内(21)とリンタロウ(7)が良い動きをしている。

確かに青森に攻められているが,足を止めてのクロスボールならば俊貴(20)も那生(26)も十分に迎撃できる。

 

しかし,ナカニシが気になるのは,鈴鹿の変なセルフジャッジ。

青森にタックルを受けて,「ファウル」と思ってアピールしても,ファウルを取られないという場面が何度かある。

最期までやり切れずに,中途半端な感じになってしまう。

そんな時,那生(26)の声が響く。

「ダメだ!このままじゃやられるぞ!」

良い声だ。

天からの声だ。

那生!叫べ!吠えろ!

 

青森はやっぱりパスが上手い。

ペースは青森。

ただ,それほど身長は高くないので,ゴール前での高さは対応できている。

問題は,青森の中盤からの丁寧な展開。

青森のボランチに対して厳しくプレッシャーがかかっていない。

 

トップ下の,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

久しぶりのスタメンにナカニシも嬉しい。

そして,海口はトップ下が良く似合う。

海口!やったれ!

しかし・・・

前半は青森のパスが海口に引っかからず,相手のパスを見てしまう展開。

ボランチのニウド(42)と海口の「ハメどころ」がずれている感じ。

そのズレに気が付いた海口が,ニウドに合わせて少し引いてプレイしているように見える。

カニシの主観ではあるが,前半は海口の良いところが出ていなかった。

海口はもっと荒々しく動くプレイが良い。

前線で鋭く寄せてボールを奪い,そこからショートカウンターを狙って欲しい。

海口。トップ下は攻撃の選手だ。

海口がパスを出すのはサイドバックへじゃない。

海口。フォワードのリンタロウ(7)や山内(21)は,海口からのパスを待ってるぞ!

GOだ,海口!

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青森の攻撃に対して,鈴鹿はしっかり対応。

シュートを打たれてはいるものの,崩されてはおらずブロックできている。

 

鈴鹿は決していいリズムではない。

このままリードで前半を終えたい。

 

前半アディショナルタイム

センターバックの中村俊貴(20)が,ヘディングでゴールキーパーにバックパス。

しかし,その飛距離が足らず,青森のフォワードに奪われる。

危ない!ゴールキーパーと1対1。

しかし,もうすでにそこには岩脇(23)が飛び出してシュートコースを防いでいる。

岩脇の手がボールを弾き返す!凄い!

その跳ね返りを再びシュートされるが,それも岩脇の手が止める。

なんという集中力。

なんという勇敢なプレイ。

神プレイ2連発!

 

そして,そこからカウンターでリンタロウ(7)がゴールを狙う。

飛び込んできた松木(40)につなぐが,青森ゴールキーパーのファインセーブ。

鈴鹿も青森もゴールキーパーの反応が良い。

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイムイベントに,よさこいダンスチームが何チームも出てくれている。

コロナ禍で「鈴鹿フェスティバル」も開催できていない。

そんな時に,スタジアムを使ってくれたら本当に嬉しい。

 

カニシは,割とハーフタイムにボーっとしているのだが,今回はできる限り拍手させていただいた。

よさこいのダンスありがとうございました。

 

鈴鹿のハーフタイムのアップは,最近特有の少しやって引き上げるタイプ。

ハーフタイムの指示をベンチメンバーも確認している様子。

よしよし。

大丈夫。

 

1対0。

青森の攻撃がハマれば,一瞬でひっくり返される点差だと思う。

支配率を持っていかれているので,鈴鹿は自分の主導で試合ができていない。

どうやってこっちに流れを持ってくるか?

青森も鈴鹿も連戦。

必ず疲れが出てくる。

その時にどう動くかが勝負。

 

1対0のまま終わる試合とは思えない。

さあ,勝負だ!

 

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後半開始。

 

後半開始から,より一層青森が主導権を握る。

やっぱり,何しろパスが上手い。

鈴鹿はボールを奪うことができず,自陣深くまで攻め込まれる。

 

鈴鹿の誇るトライアングル。

中村俊貴(20),今井那生(26),岩脇力哉(23)は,バッチリディフェンス。

 

そして,中盤が少し動き始めた。

 

ボランチの,「アトミックセンター」,ニウド(42)。

足が長く(手も長い),懐が深く,足元のプレイがしっかりしているニウド。

簡単に言うと,めちゃくちゃ良い。めちゃくちゃ存在感ある。

たぶん,鈴鹿の試合を始めた見た人が一番印象に残るのがニウドだろう。

そのニウドが,少しだけ前へ前へのプレイを始めた。

特に,ニウドが狙っているのは,山内(21)へのスルーパス

中盤でボールを奪うと,山内を走らせるパス。

走り出した山内を止めるのは至難の業。

鈴鹿のストロングポイントを良く知っていて,そこを使おうとしている。

後半のニウドは,特に攻撃へのつなぎが良かった。

徐々に鈴鹿が押し戻す。

ニウドが前に動き出す。

ニウド!鈴鹿に家買っちゃいなよ。

第一不動産販売さんの紹介で。

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後半10分。

ニウド(42)からのスルーパスに素早く反応した山内(21)。

山内が走り出したら止められない。

そのため,青森ディフェンスは手で引っ張ってイエローカード

そこからのフリーキック

キッカーはもちろん,橋本晃司(4)。

 

一歩。二歩。

橋本が助走を取る(ナカニシは橋本のフリーキックのマネができます)。

軽く振り抜いたボールは,一直線にリンタロウ(7)の頭へ。

ドンピシャ!

ゴーーーーーール!!!2-0

 

リンタロウが復活の雄たけび!

よっしゃ!それでこそリンタロウ。

橋本が両手を上げる。

ナイス!

厳しい時間帯に良く決めた。

 

すぐに青森が攻め込んでくる。

裏へ,裏へ出されて,抜けだされる。

岩脇が出るが,シュートが早い!

ヤバイ!

しかし,今井那生(26)がゴールの中で必死のクリア。

ナイス!那生!

 

青森は選手交代を行う。

それほど背の高い選手ではなさそうなので,早い選手の可能性が高い。

鈴鹿は高さには十分対応できているが,早い裏への対応が少し遅くなっている。

やはり,疲れが出てきたか?

 

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)。

今日,試合前にグラウンドに入る俊貴を見た。

顔が厳しい。眉間にしわ。オーラが怖い。人間の形をした鬼のような雰囲気。

分かりやすく言うと,北斗の拳ラオウみたいな顔をしていた。

カニシは,見てないふりをして,何にも声をかけなかった。

俊貴の集中を崩したくない。

この試合は,今シーズンでも一番なほど,守備の時間の長い試合だった。

終始青森にボールを持たれていて,ほぼ鈴鹿陣内で時間が過ぎた。

ディフェンスリーダーである俊貴の負担も大きかったに違いない。

ボランチはニウド(42)の1枚のみ。そのため中盤へ飛び出してのクリアも求められる。

カニシは,ディフェンスの選手(DFとGK)には「俺が絶対に守る!」というオーラみたいなものが大事なんじゃないかと思う。

世界の有名なディフェンダーは,ゴールを守り切るというオーラがあった気がする。

そして,うちの中村俊貴。オーラがバリバリ。

俊貴。今日も頼むぜ!

鈴鹿のゴール守ってくれ!

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三浦監督が,「粘れ粘れ」と声をかけている。

青森は早く点が欲しいため,少し雑になってきているか?

支配率は青森だが,鈴鹿の攻撃も出てきた。

 

もうスタメンで出る事に何の不思議もない。

そして,みんなが期待することに何の不思議もない。

鈴鹿フォワード,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)。

鈴鹿が攻撃をするということは,山内が走るということ。

前半から,山内はワンタッチでコースを変えて,リンタロウを走らせようとしていた。

ただ,山内は自分がパスを出すより,自分が受けるプレイのほうが良い。

後半は,ニウドからのクサビのパスが山内にズバズバ入っている。

山内はターンが早く,ボールの受け方が柔らかいので,相手ゴールに向かってプレイできている。

良い。山内今日も良い。全盛期のオーウェン(イギリスの凄いサッカー選手)くらい早い。

後半の半ばに,ニウドからのボールを受けた山内は直線一気。

止まらない止まらない。

さらに相手陣内のゴールライン沿いに切れ込んで中にパス。

飛び込んできたリンタロウ(7)!

なんとスルー!

後ろから入ってきたのは橋本晃司(4)!

橋本のシュートは,ゴールキーパーに止められるが,山内が走れば何かが起きる。

山内。今日もがんばれ!

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後半23分。

リンタロウ(7)が前線でボールをポストプレイ。

後ろから海口がフォローして,見事なスルーパスがディフェンスの裏へ。

走り込むのは,海口と同級生の松木駿之介(40)。

松木が中へ折り返す。

走り込むのは,「名人」橋本晃司(4)

橋本にはマークがついている。シュートコースを潰されている。

橋本は右足でボールを受けつつクルッと回転,ルーレットでシュートコースを空けてからの左足でシュート(ナカニシはマネできます)。

なんそれ!神業やん!

ゴーーーーーーール!!!3-0

橋本のカッコいいゴール。ナイス!

アシストの松木(40)。アシストのアシストの海口(8)。ナイスプレイ。

 

後半になって,前半あまり目立たなかった海口が前線に出てくるようになった。

ニウドとの連携,橋本(4),松木(40)との距離感も良い感じになった。

海口。もっとエゴイスティックでも良いぞ!

自分をアピールして良いぞ!

カニシはそれが見たい!

 

試合は3対0。

給水タイムも終わり残り1/4。

だけど,1点取られたらバタつくだろう。

それほど,青森は上手い。

青森はかなり前かがりになっている。

鈴鹿同様。Jに行くためには決して負けられない青森。

 

サイドバックの,「スピードスター」,田村翔太(19)

田村のスーッと氷を滑るように寄せるプレイがナカニシは大好き。

もちろんフォワードの選手だが,右の菊島同様,三浦監督は鈴鹿の両サイドバックフォワードの選手を置いている。

ただ,田村にディフェンス面の不安は全くない。

落ち着き。フィジカル。スピード。サッカーセンスすべてが素晴らしい。

後半の半ばには,リンタロウのポストプレイから,長躯した田村がミドルシュート

おしい!タムショー!惜しい!

シュートは枠をとらえられなかったが,前に出てきた青森に対して,より一層カウンターが効くようになってきた。

タムショー。狙っていくぞ!

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後半28分

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)35上田駿斗

 

橋本が交代して上田駿斗(35)が左サイドバック

田村翔太(19)が左サイドハーフに上がる。

 

MFの交代でDFが入ったからと言って,鈴鹿が守りに入ったわけではない。

逆に,カウンターで田村のスピードを使うのは,より攻撃的と言える。

山内(21),松木(40),田村(19),タイプは違うが全員が早い。

三浦監督は最後の最後まで,点を取りに行く監督だ。

 

後半31分

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)14北野純也

 

さらにここでリンタロウと北野純也が交代。

なんと!

北野純也が2016年以来の鈴鹿のキャプテンマークを巻いている。

なんも言えないナカニシ。

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その北野純也。

交代して入った直後に,山内(21)からのクロスが北野へ!

うわっ!

シュートは打ちきれずに,ゴールを奪えなかったが,北野はやっぱりゴール前が良く似合う。

北野は,めちゃくちゃ走って前線からボールを追いかけた。

その勢いで,青森ディフェンスにグイグイプレッシャーをかける北野。

カニシと北野との間にたくさんの言葉はいらない。

ガンバレ!

 

青森の守備の人数が少ない。

松木(40)もドリブルで持ち込みシュートを放つ。

山内(21)がドリブルでペナルティエリア内に侵入する。

海口(8)も上がってきてミドルシュートを放つ。

 

後半39分

(OUT)42ニウド ⇔ (IN)13蓮沼翔太

(OUT)21山内健史 ⇔ (IN)25出岡大輝

 

海口(8)と蓮沼(13)がダブルボランチとなり,出岡(25)がトップ下の様子。

北野(14)ワントップで4-2-3-1。

 

残り時間は5分程度。

青森ボールのコーナーキックゴールキーパーまで上がってくる。

そして青森ゴールキーパーがシュートしたボールを,岩脇がパンチング。

青森も執念を見せている。

 

残り時間わずか。

鈴鹿は守りに入らない。

 

カウンターで北野(14)が走る。

ボールを持ちさえすれば,北野はボールを奪われない。

田村翔太(19)が全力で走る。

そこへ北野のパス!

青森ディフェンスが,何とか止める・・・が!

そのこぼれ球に反応していたのが出岡大輝(25)。

出岡のシュートは,青森ゴールキーパーがファインセーブで防ぐ。

惜しい!!!出岡惜しい!!!

 

鈴鹿の集中は切れない。

大丈夫だ。

 

よし!

 

ここで試合終了。

 

試合終了と同時に,松木駿之介(40)が倒れ込む。

疲れ果てた。

全部出した。

そんな感じだった。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

この試合のマッチスポンサーをしていただいた,第一不動産販売さん,ありがとうございました。タオルもいただいちゃいました。とても感謝です。

チーム名を全部覚えられませんでしたが,よさこいのダンスチームのみなさん,ありがとうございました。

みなさんのおかげで勝利できました。

 

サポーターもたくさん来てくれました。

みんな手拍子をしてくれました。

みなさん,ありがとうございました。

 

試合終了後に,選手のご家族の方に「ブログ読んでます」と言っていただきました。

こんなクレイジーなブログを読んでくれてありがとうございます。

 

いやー!良かった!勝った!

みんな笑顔だった。

 

さあ,今日のMVPは・・・

片づけの際にサポーターと話をしていても,みんなバラバラでした。

ニウド(42),松木(40),山内(21),リンタロウ(7),那生(26)・・・

みんなよく頑張りました。

そんな中で,ナカニシが選ぶMVPは・・・

ファイヤーーー!!!

岩脇力哉選手(23)です。

前半の神セーブ。そして,劣勢の中で良くゴールを守ってくれました。

力哉!ナイス!

 

そこで,ひとつ私事のお知らせなのですが,

今シーズンのナカニシの選ぶMVPの選手には,ナカニシの持っているポイ活のポイントを寄付していました。

ところが,そのポイントは前回の試合までで全部使っちゃったので,ポイ活ポイントは現在,すっからかんです。

ということで,岩脇選手にはポイ活ポイントの寄付ができないので,また改めて何かプレゼントします。ごめん。岩脇選手。

またコツコツとポイ活ポイントを貯めて,選手に寄付しますね。

そういう意味では,ナカニシはポイ活を結構楽しくやっています。

 

 

今日は何も「願掛け」をせずに勝ちました。

「願掛けをしないという願掛け」は,効果がありそうです。

 

なにはともあれ,勝利しました。

他チームの結果も気になりますが,鈴鹿は勝つしかありません。

ただただ,勝利を目指し,その結果がどうなるのかは「運命」です。

 

選手のみなさん,ゆっくり休んでください。

気合の入ったナイスプレイでした。

 

カニシはこれから良い夢を見ます。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第30節 11月7日(日)13:00 対 東京武蔵野ユナイテッド@武蔵野陸上

JFL第31節 11月13日(土)18:00 対 ヴィアティン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第32節 11月21日(日)13:00 対 FCティアモ枚方枚方市陸上競技

 

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第28節 対 FC大阪

※このブログは試合当日の夜に書き上げましたが,日曜日の早朝よりナカニシとNカメラマンはお仕事でしたので,アップが遅くなりました。

そのため,ブログ内の「今日」「明日」などは,試合当日の事ですので,そんな感じで読んでください。

 

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みなさんこんばんは。

 

大阪から帰宅して,横断幕を片付けました。

これから,だいたい4時間くらいかけてブログを書きます。

 

今,ナカニシがどんな心理状態か分かりますか?

・・・・・・・

はい!違います。

 

カニシは全然凹んでいません。

今日も,全身全霊全力で戦った選手たちに感謝しています。

そして,次の試合での巻き返しを信じています。

 

鈴鹿はこんなピンチを何度も乗り越えてきました。

鈴鹿サポーターが大事にしている言葉は

「疾風ニ勁草ヲ知ル」

と,いいます。

最近来た選手たちの中には,この言葉を知らない人もいると思います。

その場合は,月成選手や,原広樹選手に聞いてみてください。

 

下を向くな!

サッカー選手なら,次の試合に勝つことを考えろ!

大丈夫!

落ち着いて!

 

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試合の日が来る。

やはり,土曜開催というのは,何となくペースが狂う。

金曜の夜,仕事が終わってから,あっという間に朝が来る。

 

今日の対戦相手は,FC大阪(以下,大阪と書きます)

前期の対戦では,鈴鹿はシュート2本に抑え込まれ,コーナーキックを頭で決められ,0対1で負けた。

カニシの大阪の印象は,高さとフィジカル。そしてそれを活かしたセットプレイの強さ。

 

大阪に向けて車を走らせる。

道中,ちょっと道に迷って,思っていたよりも遅く到着。

それでも一番乗りくらい。

 

横断幕を掲出する。

カニシが思うに,服部緑地JFLで一番横断幕が張りやすい会場。

 

試合開始まで約2時間。

じっとしていられない。

緊張で吐き戻しそうになる。

 

誰かと話をしても上の空なので,近所にある喫茶店に行って一人で休憩する。

ふー。

 

大阪が強いのはよく分かっている。

前期は0対1とは言え,点差以上に差があった。

この試合はどうだ?

半年がたち,鈴鹿は強くなっているのか?

大阪に通用するのか?

 

試合会場に戻る。

仲間たちがスタンバイしている。

 

集中!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 14北野純也・21山内健史

MF 4橋本晃司・42ニウド・19田村翔太・40松木駿之介

DF 18佐藤和馬・26今井那生・20中村俊貴・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

 

鈴鹿は仙台戦同様の中盤がひし形の4-4-2。

大阪は,4-2-3-1。

大阪のワントップは長身でフィジカルの強い外国人選手。

 

試合は両チームのがっぷり四つで始まる。

 

鈴鹿は右サイドを縦に侵略。

大阪はワントップにボールを入れて,そのセカンドボールを狙う。

 

サイドバックの,「馬王」,菊島卓(15)

すっかり右サイドバックに定着した菊島。

攻撃面はもちろんナイス。ナカニシの目で見てもディフェンス面で不安は全くない。

足も速いし体も強いので菊島の裏は取り難く,簡単には抜かれない。

この試合の菊島は,とにかく「ロング菊島スロー」をぶっ放しまくった。

ロングスローは数字で記録が残らないけど,ナカニシの感覚では20本以上。

ディフェンス陣も上がって,菊島のロングスローからヘディングで勝負する。

菊島のスローインは,信じられないくらい飛ぶうえに,弾道がライナー性のため,コースを変えるだけでゴールを狙える。

鈴鹿にとっては,凄い飛び道具だ!

菊島!

どんどん攻めようぜ!

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鈴鹿はまだまだ,ゆっくり攻めている。

大阪のプレイを「見る」感じ。

思ったよりも鈴鹿がじっくりプレイしている。

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

大阪のワントップは,大きいうえにフィジカルが強く,前半の序盤はヘディングで押されていた。

大阪ボールのヘディングの落としに対して,良い形で2列目が絡むので,まずはヘディングの落としを何とかせねばならない。

センターバックの那生が,高さでゴリゴリ競り合う。

那生は気が付いてないかもしれないけど,試合開始時と試合終盤では,那生のヘディングの高さは明らかに試合終盤のほうが高かった。

この試合の間も成長する那生。ナイス!那生!

「ギアをもう一段上げろ!」那生が叫ぶ。

カニシも同じこと思っていた。

那生,良い声だ!

 

前半の序盤は,鈴鹿が遅い感じがした。

判断。パススピード。走る速さ。少し鈴鹿のスピードが遅い。

大阪は,フォワードの高さと,フィジカルを活かした1対1の競り合いで,鈴鹿を押し込んでいく。

 

サイドバックの,「雑草魂」,佐藤和馬(18)

この試合でも左からチームを支える和馬。

本職ではないポジションだが,さすがの和馬は仙台戦よりもポジジョンに対応している。

そして,押し込まれる展開の中でも,良い感じに相手を「いなし」て,マイボールに落とし込んでいる。

体をぶつけあうというより,力のベクトルを上手く変えて相手に自由にプレイさせない感じ。

なるほど。これは(良い意味で)やらしいプレイだ。

そして,前方の田村翔太(19)の走れるギリギリのところにパスを展開。

左サイドも押し上げている。

よしよし。

左サイドも不安は無い。

良いぞ!和馬!

万全だ!

 

最前線のフォワード,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

あっという間に,鈴鹿の攻撃の中心となった山内。

この試合でも,前線を自由自在に駆け回っている。

山内のディフェンスラインに対して斜めに走るプレイは,分かっていても止められない・・・が!

大阪はディフェンスラインが比較的低く,山内に対して必ず1人はマークに走っている。

山内の動きが研究されている。

でも,鈴鹿サポーターは山内の力を知っている。

山内の動きは,前半だけじゃない。

後半のフィールド全員が疲れて足が動かなくなってきた時,それでも山内はまだ走ることができる。

餓えが違う。心の強さが違う。

山内。

フォワードとして,研究されるのは誉だ。

上等だ。

研究されたその上を行ってやれ!

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試合は変わらず両チーム互角。

鈴鹿はロングスローやコーナーキックでチャンスを作っているが,決定的な場面は作れていない。

大阪の強烈なフィジカルに押されて,鈴鹿の選手が倒れる場面が多い。

どうも,鈴鹿の選手の倒れ方が気になる。

ファウルをもらった(つもりで),ファウルじゃない場面が何度かある。

ノーファウルでタックルされての転倒だと,そのまま行かれてしまう。

 

サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

前期に大阪に抑え込まれたのは,大阪のディフェンスの固さもあるが,大阪の中盤の混戦での強さだった(松木はまだ鈴鹿に来ていなかった)。

この試合,大阪の中盤での混戦を,松木が果敢にアタックしている。

足を伸ばし,体をぶつけあい,倒されてもボールを離さない。

ニウドのワンボランチであるため,松木はディフェンス時に中盤の守備のフォローに入っている。

また,右サイドから,左サイドまで大きく流れてマークを外し,大阪ディフェンスの裏を狙う。

攻守ともに大忙しの松木

松木

良いぞ。

松木はいつも良いけど,今日も良いぞ!

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トップ下の,「名人」,橋本晃司(4)

走る山内(21),戦う北野(14)に対して,橋本から前線へボールを供給したい鈴鹿

しかし,大阪のボランチは橋本の位置を常に気にしていて,橋本に一瞬の「間」を与えていない。

橋本は,厳しいマークの中でも,サイドに展開し,縦へのスルーパスを狙う。

また,橋本自身がポジションを細かく変えて,マークのズレを作っている。

いつの間にか田村(19)がトップ下だったり,松木(40)が左にいたり。

そして,橋本はコーナーキックも何本も蹴るが,なかなか鈴鹿は合わせられない。

どうも橋本の力が出し切れていない。

しかし,橋本のダイレクトスルーパスは,刃の切れ味。

一瞬でもギラリと光れば,大阪のディフェンスラインを切り裂くことができる。

橋本。ハードな試合だけど,ガンバレ!

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前半の終盤。

山内(21)のシュートや,和馬(18)のカズマゾーンからのシュートがあったが,ゴールを割ることはできない。

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前期の試合と異なり,鈴鹿は十分に攻めている。

シュートも打てている。

きちんと守れている。

 

しかし・・・なんか不安な感じがする。

芝のせいなのか?少し遅い感じがする。

 

タックル1発でやられてしまうような・・・。

刃物の上で踊っているような・・・。

大阪には不気味な感じがある。

前半の良い時間帯に,何とか1点欲しかった。

 

取るチャンスはあった。

だけど,最後は大阪が体張って防いでいた。

取られる危険もあった。

だけど,鈴鹿のディフェンスは崩されていなかった。

 

三浦監督は,前半にリズムが良くないと,後半はしっかりと立て直してきた。

この試合も後半勝負だ。

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイムイベントが行われている。

うわの空のナカニシは,ピッチ上の選手をずっと見ている。

すると仙台戦同様,鈴鹿の選手たちは少し体を動かしたら,控え室に戻っていく。

全員で監督の指示を聞いている様子(たぶん)。

 

ハイペースで攻守が入れ替わる試合になったため,後半は必ず交代があり,流れが変わる。

そのチャンスを,なんとしてもモノにしたい。

 

手と手を握りしめるナカニシ。

 

さあ,勝負だ。

 

パワーを込めろ!

 

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後半開始。

 

サイドを広く使う鈴鹿

強いワントップを使う大阪。

前半と同様のがっぷり四つの試合が続く。

 

しかし・・・

 

後半8分。

バックパスをしようとしたセンターバックの中村俊貴(20)の足が,芝?に引っかかり,ボールを奪われて失点。

0-1

俊貴。全く気にするな!

足に引っかかった芝が悪い。

今は取り返すことを考えろ!

 

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

ハイプレッシャーの中で,良くディフェンスをまとめて鈴鹿を後ろから支えてきた。

シーズン途中に,三浦監督新体制となり,その中で一番成長した選手で間違いない。

失点後にも堂々としたプレイはそのまま。精神的にも俊貴は成長した。

失点後に鈴鹿は攻勢をかけるが,セットプレイやロングスローの際には,俊貴が猛烈に競り合い,ゴールを狙っているのが分かる。

右にこぼれたボールを突っ込んだプレイはとても惜しかった。

俊貴。大丈夫。

俊貴のプレイにブレは無い!

 

後半の序盤に失点した後,それまで五分五分だった試合が,一気に鈴鹿の支配力が増した。

 

大阪は裏へ走る山内(21)を警戒して,割とディフェンスラインが低めだったが,さらに中盤も下がって,固い守備陣を作る。

フォワードが1人か2人残り,カウンターで鈴鹿のゴールに迫ることはあるが,鈴鹿の攻勢は変わらない。

 

鈴鹿の左からのコーナーキックは,松木(40)が頭で合わせるが,惜しくもバー直撃。

惜しい!

 

サイドハーフの,「スピードスター」,田村翔太(19)

前半はバランスを取り,それほど縦に抜けられなかったが,後半上げてきた田村。

滑るように走り,大阪ディフェンスに喰いつく。

サッカーセンスの塊,タムショーが動くと,なんか全体的にスピードが上がってきたように思う。

田村(19),松木(40),橋本(4)の2列目が,どんどん動き出す。

良い形が出はじめた。

タムショー!ゴール頼む。

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後半18分

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)35上田駿斗

(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)25出岡大輝

 

大阪も選手交代をしている。

鈴鹿のベンチに入った選手は,それぞれ曲者ぞろい。

選手交代で流れをつかむのはどっちだ。

 

給水タイムが終わると,大阪がより一層引き始めた。

時間を使うプレイも見せる。

更にゴールを狙う鈴鹿

ディフェンスは,センターバック2人のみ。

 

ボランチの,「アトミックセンター」,ニウド(42)

ワンボランチだが,この試合の鈴鹿バイタルエリアは一度も崩されなかった。

抜かれない。潰れない。競り負けない。

そのうえで運動量もある。

ニウドが試合ごとに鈴鹿にハマってきた感じがする。いやハマっている。

前半はディフェンス重視だったニウドが,少しずつ前に出始める。

ペナルティエリア外から,見事な弾道のミドルシュートを放つ。

なかなかの弾道だった。これは期待できる。

ニウドがセカンドボールに寄せて行くが,やはりワンボランチなので,少し手薄になる感じもする。

そうすると,センターバックの那生(26)や俊貴(20)がしっかり出てきてフォロー。

ボランチとディフェンスの間隔も良い。

ニウド。何とかこの試合勝たせてくれ。

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バンバン菊島スローを放り込む鈴鹿

だが決まらない。

おそらく後半のシュート数は鈴鹿が多い。

鈴鹿はタッチ数が多く,密集する大阪ディフェンスの前では最後の最後で合わない。

ちょっと難しくても早目に打ってほしい。

北野(14)なら押し込める。

 

フォワードの,「餓狼」,北野純也(14)

前後半共に,体を十分に張ったプレイを見せる。

ボールの受け方が上手く懐が広い北野は,周囲のスピード系の選手(田村,松木,山内)と相性が良く,仲間も自分も活かすことができる。

また,その鍛え上げた猛烈な体幹とフィジカルは,ペナルティエリア内でよりパワーを発揮する。ナカニシはペナルティエリア内の北野の事を,北野無双と呼ぶことにしている(奈良戦の後から)。

コーナーキックの際に,「ここは俺の位置」と陣取る北野の姿は,あの時と何も変わっていない。

出岡(25)が入ってから,少しポジションを下げた。

ボールに喰らいついて,這いつくばってでも大阪からボールを奪う。

北野がアタックすると,ニウドがカバーに入り,ボールをマイボールにする場面が何度かあった。

餓えた狼,北野純也。

北野,ゴールはそこにあるぞ。

喰い破れ!

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後半の時間が過ぎる。

 

押し上げからの大阪の攻撃。

鈴鹿の左サイドを突破され,ゴールエリア内の至近距離でシュートを打たれる・・・が。力哉(23)が止めた!

鈴鹿ゴールキーパー,「男岩」,岩脇力哉(23)

ディフェンスの不運から1失点したが,最後の最後まで集中を切らさずゴールを守り切った。

カニシの主観なので申し訳ないけど,この試合,前半から何かおかしかった。

なんか・・・ちょっとだけ遅かった。

その中で,力哉はいつもと同じ「岩」のような重くて存在感のあるプレイを見せてくれた。

力哉。ゴールを頼むぞ!

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後半42分

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)6西村仁志

 

西村(6)がボランチに入り,ニウド(42)が前に出てパワープレイをする。

鈴鹿は決して攻めれてない訳ではない。

ただ,大阪に上手く抑えられて,フィニッシュの高さが足りなくなっている。

 

鈴鹿は,右から菊島スロー,左からは上田駿斗(35)がロングスローでぶん投げてくる。

当然,手で投げているのでコントロールは良いのだが,それでも大阪のゴールキーパーが飛び出してキャッチする。

固い。大阪のディフェンス固い。

 

大阪が時間を使う。

鈴鹿の選手たちも力を振り絞って走る。

 

最後の最後まで頑張る選手たちに・・・サポーターは声を出すこともできない。

 

両手を握りしめ,祈るしかない。

 

なんとか1点を。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合運営をしていただいたFC大阪のみなさん,イベントを盛り上げてくれたみなさん,ありがとうございました。

サポーターもたくさん来てくれました。

FC鈴鹿ランポーレ時代のフロントの方も来てくれました。

みなさん,ありがとうございました。

選手たちに力を与えられなくて,結果勝てなくて,サポーターとして申し訳ないです。すみません。

 

前期の試合と異なり,ナカニシは十分に戦えていた試合だったと思います。

鈴鹿が勝ってもおかしくなかった試合でした。

勝利のために,何かが足りないとすれば,サポーターの応援です。

あの場面で声を出せたら・・・

もっともっと流れを持って来れたら・・・

と思ってしまいます。

コロナの禍で,声が出せないサポーターにとって,自分たちが全力で応援できずに負けた試合は,悔いが残ることばかりです。

 

試合の入りから,少し遅く感じると書きました。

判断も。パススピードも。足の速さも。

カニシの個人の意見ですので,異論不可です。

たぶん,しっかりと組み立てようとしたのだと思います。

それで,ミスをしないように,ほんの少し「見て」しまい,遅くなったように思います。

ずっと,負けられない戦いが続いています。

ずっと,全てを出し切る戦いが続いています。

選手たちの疲労も蓄積していることでしょう。

 

そして3日後には,また試合です。

こんな時こそ,チームの総合力の見せ所です。

 

鈴鹿が一丸となり,戦いましょう。

サポーターは何もできなくて無力ですが,それでも共に戦わせてください。

 

運命よ,そこをどけ,俺たちが通る!

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進む道は後ろではありません。前に向かって進みましょう。

 

今日の試合は残念でした。

まずはゆっくり休んで,次の試合に備えてください。

 

最後に一言。

気にすんな!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第29節 11月3日(水・祝)13:00 対 ラインメール青森@AGF陸上競技

JFL第30節 11月7日(日)13:00 対 東京武蔵野ユナイテッド@武蔵野陸上

JFL第31節 11月13日(土)18:00 対 ヴィアティン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

 

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